JP2003280249A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JP2003280249A
JP2003280249A JP2002079658A JP2002079658A JP2003280249A JP 2003280249 A JP2003280249 A JP 2003280249A JP 2002079658 A JP2002079658 A JP 2002079658A JP 2002079658 A JP2002079658 A JP 2002079658A JP 2003280249 A JP2003280249 A JP 2003280249A
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Japan
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toner
fullerene
carbon nanotubes
particles
parts
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Application number
JP2002079658A
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English (en)
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Motoharu Tanaka
元治 田中
Masanori Suzuki
政則 鈴木
Toyoshi Sawada
豊志 澤田
Keiko Shiraishi
桂子 白石
Masashi Nagayama
将志 長山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人体に安全で、かつ耐摩耗性のあ
るトナーを提供し、耐久特性として問題になる帯電特性
の変化、感光体,現像ローラやドクターローラ等へのフ
ィルミング発生を無くし、高画質で画質劣化を生じない
電子写真感光体トナーを提供することにある。 【解決手段】 少なくとも樹脂、顔料および電荷制御剤
からなるトナー粒子の表面に、少なくとも1種以上のフ
ラーレンおよび/またはカーボンナノチューブを打ち込
んで形成したトナー粒子表面内部にフラーレンおよび/
またはカーボンナノチューブからなる層、および該層を
さらに添加剤により被覆した表面被覆層を有することを
特徴とする電子写真用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラーレンおよび/
またはカーボンナノチューブからなる層を有する電子写
真用トナーに関する。
【0002】
【従来技術】樹脂粒子と1種以上のフラーレンを含む顔
料粒子とを含有することを規定したトナー組成物に関す
る特開平5−150552がある。また、フラーレンや
ナノチューブを外部添加剤として用いた特開平7−18
1715がある。これらの発明の目的は、長期に渡り安
定な摩擦電気特性を有するようにすることにある。しか
し、これらトナー構成ではランニング中に他の部材との
摩擦等によりフラーレンの分離やトナーの細分化が生
じ、また導電性物質が表面に出ていることになるため、
摩擦帯電特性に影響を与えトナーの電荷量に変化が生じ
たり、転写特性が低下したりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、黒色顔料と
して広く使われているカーボンブラックは、発ガン性等
の人体に対する安全の面で問題を指摘されており、それ
に変わる黒色顔料を提案することで人体に安全で、かつ
耐摩耗性のあるトナーを提供し、耐久特性として問題に
なる帯電特性の変化、感光体,現像ローラやドクターロ
ーラ等へのフィルミング発生を無くし、高画質で画質劣
化を生じない電子写真感光体トナーを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はカーボンブラッ
クに代え、人体に影響のない黒色顔料としてフラーレン
および/またはカーボンナノチューブを使用し、また前
記フラーレンやカーボンナノチューブがトナー粒子表面
に出ないように、トナー表面内部にフラーレンまたはカ
ーボンナノチューブを打込んでトナー粒子表面内部にフ
ラーレンまたはカーボンナノチューブからなる層を設
け、さらにそのトナー粒子表面を添加剤により被覆した
構成のトナーを提案することにより、前記課題を解決し
た電子写真感光体トナーを提供することができた。
【0005】すなわち、本発明のトナーはカーボンブラ
ック等を使用しないので、人体に安全なトナーを提供で
きる。また、ランニングにより多数枚の現像時でも、他
の部材との摩擦によりフラーレンおよび/またはカーボ
ンナノチューブが分離することがなく、また導電物質が
トナー粒子表面に出ていないので、いつまでも安定した
電荷量のトナーを現像部に供給することができる。
【0006】以下、本発明を具体的に説明する。黒色顔
料としては、従来からカーボンブラックが盛んに使われ
ているが、発ガン性等の安全性に問題があると指摘され
ており、それに変わる材料の検討が行なわれている。本
発明は、カーボンブラックに代えて、黒色顔料として人
体に安全なフラーレンまたはカーボンナノチューブを用
いて行ない、その少なくとも1種以上のフラーレンまた
はカーボンナノチューブを、少なくとも樹脂、顔料、電
荷制御剤からなるトナー粒子の表面に打ち込んで、トナ
ー粒子表面内部にフラーレンまたはカーボンナノチュー
ブからなる層を設け、さらに該層を設けたトナー粒子表
面を添加剤により被覆したことを特徴とする電子写真用
トナーである。
【0007】前記樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレンアクリル樹脂、
スチレンメタクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニ
ル樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹
脂、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、
ポリオール樹脂等がある。ビニル樹脂としては、ポリス
チレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエ
ンなどのスチレン及びその置換体の単重合体:スチレン
−p−クロロスチレン共重合 体、スチレン−プロピレ
ン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチ
レン −ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリ
ル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重
合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン
−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重
合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレ
ン−α−クロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチル
エーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共
重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重
合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイ
ン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体:ポリ
メチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等がある。
【0008】ポリエステル樹脂としては以下のA群に示
したような2価のアルコールと、B群に示 したような
二塩基酸塩からなるものであり、さらにC群に示したよ
うな3価以上のアルコールあるいはカルボン酸を第三成
分として加えてもよい。A群:エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール、1,4ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1,4ブテンジオー
ル、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポ
リオキシエチレン化ビスフェノール A、ポリオキシプ
ロピレン(2,2)−2,2’−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン
(2,0)−2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン等。
【0009】B群:マレイン酸、フマール酸、メサコニ
ン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタ
ール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、シクロヘキ
サンジカルボン 酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン
酸、マロン酸、リノレイン酸、またはこれらの酸無水物
または低級アルコールのエステル等。
【0010】C群:グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等の3価以上のアルコール、
トリメリト酸、ピロメリト酸等の3価以上のカルボン酸
等。ポリオール樹脂としては、エポキシ樹脂と、2価フ
ェノールのアルキレンオキサイド付加物もしくはそのグ
リシジルエーテルとエポキシ基と反応する活性水素を分
子中に1個有する化合物と、エポキシ樹脂と反応する活
性水素を分子中に2個以上有する化合物を反応してなる
ものなどがある。
【0011】本発明で用いる顔料としては以下のものが
用いられる。黒色顔料としては、人体に安全なフラーレ
ンまたはカーボンナノチューブを用いる。フラーレンは
60,C70,C82,C84さらに高分子量のフラ
ーレンなどを使用できる。フラーレンまたはカーボンナ
ノチューブの合成法としては、希ガス中でグラファイト
棒を直接通電加熱する抵抗加熱法、希ガス中で2本のグ
ラファイト棒の間にアーク放電を起させて合成するアー
ク放電法等がある。
【0012】フラーレン、カーボンナノチューブは、内
部空間にLa,Y,Scなどの金属等を内包したものも
使用できる。金属内包フラーレンの合成には、金属酸化
物(Laなど)を含む炭素棒を用いてアーク放電
を起させて合成したり、金属酸化物を含む炭素チップ
を、るつぼ状陽極に投入してアーク放電を起させて合成
する方法がある。フラーレンの粒径は0.01〜0.2
μmであり、好ましくは0.01〜0.1μmである。
フラーレンの粒径が0.01μm未満の場合には凝集等
が生じやすく適しておらず、0.2μmより大きい場合
には着色力が低下して適していない。カーボンナノチュ
ーブの形状は、直径が0.01〜0.1μmφ、長さが
0.05〜0.5μmであり、好ましくは直径が0.0
1〜0.05μmφ、長さが0.05〜0.1μmであ
る。カーボンナノチューブの直径が0.01μmφ,長
さが0.05μmより小さい場合には凝集が生じやすく
適しておらず、カーボンナノチューブの直径が0.1μ
mφ,長さが0.5μmより大きくなると着色力が低下
して適していない。
【0013】トナーにおいては、良好な顔料の均一分散
が必須となり、顔料を直接大量の樹脂中に投入するので
はなく、一度高濃度に顔料を分散させたマスターバッチ
を作製し、それを希釈する形で投入しても良い。この場
合、一般的には分散性を助けるために溶剤が使用されて
いたが、環境等の問題があり、水を使用して分散させて
も良い。水を使用する場合、マスターバッチ中の残水分
が問題にならないように、温度コントロールが重要にな
る。
【0014】本発明のトナーには電荷制御剤をトナー粒
子内部に配合(内添)している。しかし、トナー粒子と
混合(外添)して用いても良い。電荷制御剤によって、
現像システムに応じた最適の電荷量コントロールが可能
となり、特に本発明では、粒度分布と電荷量とのバラン
スを更に安定したものとすることが可能である。トナー
を正電荷性に制御するものとして、ニグロシンおよび四
級アンモニウム塩、イミダゾール金属錯体や塩類を、単
独あるいは2種類以上組み合わせて用いることができ
る。また、トナーを負電荷性に制御するものとしてサリ
チル酸金属錯体や塩類、有機ホウ素塩類、カリックスア
レン系化合物等が用いられる。
【0015】また、本発明におけるトナーには定着時の
オフセット防止のために離型剤を内添することも可能で
ある。離型剤としては、キャンデリラワックス、カルナ
ウバワックス、ライスワックスなどの天然ワックス、モ
ンタンワックス、パラフィンワックス、サゾールワック
ス、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、
アルキルリン酸エステル等がある。これら離型剤の融点
は65〜90℃であることが好ましい。この範囲より低
い場合には、トナーの保存時のブロッキングが発生しや
すくなり、この範囲より高い場合には定着ローラー温度
が低い領域でオフセットが発生しやすくなる場合があ
る。
【0016】本発明に係るトナーを作製する方法として
は、粉砕法、重合法(懸濁重合、乳化重合、分散重合、
乳化凝集、乳化会合等)等があるが、これらの作製法に
限るものではない。粉砕法にてトナーを作製する方法の
一例としては、まず、前述した樹脂、着色剤としての顔
料または染料、電荷制御剤、離型剤、その他の添加剤等
をヘンシェルミキサーの如き混合機により充分に混合し
た後、バッチ式の2本ロール、バンバリーミキサーや連
続式の2軸押出し機(例えば神戸製鋼所社製KTK型2
軸押出し機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、KC
K社製2軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出し
機、栗本鉄工所社製KEX型2軸押出し機)や、連続式
の1軸混練機、(例えばブッス社製コ・ニーダ等)の熱
混練機を用いて構成材料をよく混練し冷却後、ハンマー
ミル等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を用いた微
粉砕機や機械式粉砕機により微粉砕し、旋回気流を用い
た分級機やコアンダ効果を用いた分級機により所定の粒
度に分級する。
【0017】その後、少なくとも1種以上のフラーレン
またはカーボンナノチューブと該トナーをQミキサーの
如き混合機により混合・複合化処理を行ない、フラーレ
ンまたはカーボンナノチューブ等を該トナー粒子表面の
表面層内部に打込み、フラーレンまたはカーボンナノチ
ューブをトナー粒子表面層内に埋め込むようにする。フ
ラーレンまたはカーボンナノチューブをトナー表面内部
に打込むためには高エネルギーが必要で、Qミキサー等
では、回転数を上げる必要がある。回転数に応じて、フ
ラーレンやカーボンナノチューブのトナー粒子表面への
埋め込み状態が異なり、以下のような変化を示す。 低エネルギー 中エネルギー 高エネルギー 低回転数 中回転数 高回転数 粒子表面への付着 粒子表面への固着 粒子表面への埋没
【0018】本発明では、フラーレンまたはカーボンナ
ノチューブがトナー粒子表面内へ埋没状態になるように
エネルギーを加える必要がある。本発明者らの実験結果
では、Qミキサーで3000rpm以上の回転数が必要
であった。本状態は、流動性で評価する必要があり、そ
の一例として、凝集度等の測定がある。我々の実験結果
では凝集度が30以上の値を示した場合、粒子表面への
埋没現象が始まっていると考えられる。
【0019】フラーレンまたはカーボンナノチューブの
トナー粒子表面内部への埋没状態はトナーの帯電特性、
現像特性及び転写特性へ大きく影響を与え、フラーレン
またはカーボンナノチューブがトナー粒子表面に出てい
ないようにする必要がある。フラーレンまたはカーボン
ナノチューブは抵抗が低く、トナー粒子表面に出ている
と摩擦帯電特性が低下し、現像部での電荷のやり取りの
メカニズムも静電誘導的な現像が中心になってしまい、
画質トーンが変化する。また、フラーレンやカーボンナ
ノチューブがトナー粒子表面に出ていると抵抗が低いた
めに転写効率が低下し、画質低下が生じる。フラーレン
またはカーボンナノチューブの埋没状態を作り出すため
には、前述したように、打込みのエネルギーを大きくす
る操作が必要であるが、本埋没状態を完全に作り出せな
い場合には、そのトナー粒子表面上に後述する外部添加
剤を被覆させたり、新たに樹脂コーティングをしたりす
ることも可能である。
【0020】本発明のトナーにおいてフラーレンまたは
カーボンナノチューブの表面への被覆率は90%以上で
ある。これは、被覆率が90%未満であると、フラーレ
ンまたはカーボンナノチューブの着色力が低下し、ドッ
ト再現性も低下し、画質が低下する。また、耐久性試験
のランニング時にフィルミング現象が生じて、現像不良
が生じた。好ましくは100%の被覆率が必要である。
【0021】本複合化処理後、混合機により流動性向上
剤として無機微粒子などからなる添加剤を粒子表面に付
着もしくは固着させる。本発明の無機微粉体としてはS
i、Ti、Al、Mg、Ca、Sr、Ba、In、G
a、Ni、Mn、W、Fe、Co、Zn、Cr、Mo、
Cu、Ag、V、Zr等の酸化物や複合酸化物が挙げら
れる。これらのうち二酸化珪素(シリカ)、二酸化チタ
ン(チタニア)、アルミナの微粒子が好適に用いられ
る。さらに、疎水化処理剤等により表面改質処理するこ
とが有効である。疎水化処理剤の代表例としては以下の
ものが挙げられる。
【0022】ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロ
ルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジ
クロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジ
ルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロル
シラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロ
ルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロ
ルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、ヘキサフェ
ニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。
【0023】無機微粉体はトナーに対して0.1〜2重
量%使用されるのが好ましい。0.1重量%未満では、
トナー凝集を改善する効果が乏しくなり、2重量%を超
える場合は、細線間のトナー飛び散り、機内の汚染、感
光体の傷や摩耗等の問題が生じやすい傾向がある。
【00024】その後、トナー粒子には凝集物が存在す
るため、250メッシュ以上の篩を通過させ、粗大粒
子、凝集粒子を除去し本発明のトナーを得る。また、重
合法の一例としては、モノマーに着色剤及び電荷制御剤
等を添加したモノマー組成物を水系の媒体中で懸濁し重
合させることでトナー粒子を得る。造粒法は特に限定さ
れない。
【0025】本発明のトナーの重量平均粒径は4〜10
μmであり、さらに好ましくは5〜8μmである。重量
平均粒径4μm未満では長期間の使用でのトナー飛散に
よる機内の汚れ、低湿環境下での画像濃度低下、感光体
クリーニング不良等という問題が生じやすい。また重量
平均粒径が10μmを超える場合では100μm以下の
微小スポットの解像度が充分でなく非画像部への飛び散
りも多く画像品位が劣る傾向となる。
【0026】本発明のトナーは二成分現像剤として使用
することができる。さらに二成分現像剤として使用する
場合は、後述する磁性キャリアと所定の混合比率で混合
することによって二成分現像剤とする。また、本発明の
トナーは、接触または非接触現像方式に使用する1成分
現像剤としても用いることができる。接触または非接触
現像方式は色々な公知のものが使用される。例えば,ア
ルミスリーブを用いた接触現像法、導電性ゴムベルトを
用いた接触現像法、アルミ素管の表面にカーボンブラッ
ク等を含む導電性樹脂層を形成した現像スリーブを用い
る非接触現像法等がある。また、1成分現像方式におい
て、トナー供給部の出口にトナー層を均一にするための
ローラー状のブレードを設けた現像方式に、本トナーを
用いても良い。このような方式の場合には、感光体への
フィルミングだけではなく、ドクターローラへのフィル
ミングが発生する。このため、トナー層が均一に形成で
きないばかりかトナー帯電が不均一になり、トナー電荷
量も小さくなる。このため現像不良が生じる。しかし本
発明のトナーを用いると、ドクターローラへのフィルミ
ングは発生せず、安定した現像が行なわれ、耐久特性に
優れた方式となる。
【0027】また、磁性トナーとする場合には、トナー
粒子の中に磁性体の微粒子を内添すれば良い。磁性体と
しては、フェライト、マグネタイト、鉄、ニッケル、コ
バルト、それらの合金などの強磁性体等が考えられる。
磁性体の平均粒径は0.1〜1μmが好ましい。磁性体
の含有量はトナー100重量部に対して、10から70
重量部であることが好ましい。
【0028】二成分現像剤に使用されるキャリアとして
は公知のものが使用可能であり、例えば鉄粉、フェライ
ト粉、ニッケル粉、マグネタイト粉の如き磁性粒子ある
いはこれら磁性粒子の表面をフッ素系樹脂、ビニル系樹
脂、シリコーン系樹脂等で処理したもの、あるいは磁性
粒子が樹脂中に分散されている磁性粒子分散樹脂粒子等
が挙げられる。これら磁性キャリアの平均粒径は20〜
100μmが良い。好ましくは20〜70μmが良い。
キャリアの平均粒径がこの範囲にあると、本発明のトナ
ーと組み合わせることにより、現像機内部のトナー濃度
が2〜10重量%の範囲内において、トナーの帯電量を
より均一にすることができる。20μm以下ではキャリ
ア粒子の感光体上への付着等が生じやすく、さらにトナ
ーとの撹拌効率が悪くなりトナーの均一な帯電量が得ら
れにくくなる。また100μmを超える場合では、細か
い画像再現性が悪くなる。
【0029】また、本発明の現像剤には、実質的な悪影
響を与えない範囲内で更に他の添加剤、例えばテフロン
(登録商標)粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化
ビニリデン粉末の如き滑剤粉末;あるいは酸化セリウム
粉末、炭化珪素粉末、チタン酸ストロンチウム粉末など
の研磨剤;あるいは例えばカーボンブラック粉末、酸化
亜鉛粉末、酸化スズ粉末等の導電性付与剤を現像性向上
剤として少量用いることもできる。
【0030】
【実施例】以下、実施例を説明するが、本発明は実施例
によってなんら限定するものではない。なお、以下の配
合における部数は全て重量部である。
【0031】実施例1 樹脂 ポリエステル樹脂 100部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 離型剤 低分子量ポリエチレン 5部 上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し
機により混練物温度120℃で溶融混練した。混練物を
圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用
いた微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用いて、
平均粒径が7μmの粒度分布に分級した。さらに、母体
粒子100部に対して、フラーレンC 2部をQミキ
サーにて混合した。フラーレンC60は、希ガス中で2
本のグラファイト棒の間にアーク放電を起させて合成す
るアーク放電法で作製し、平均粒径が0.025μmで
あった。Qミキサーでは、6000rpmという高速回
転で、フラーレンC60を母体粒子表面に打込んだ。そ
の結果、トナーの平均粒径は6.5μmとなり、フラー
レンC60のトナー表面被覆率は98%となった。凝集
度は44であった。その後、シリカ微粒子を母体着色粒
子100部に対して、シリカ1部の割合で混合機にて混
合し、トナー表面を被覆した。
【0032】本トナーを平均粒径65μmのフェライト
粒子にシリコン樹脂を表面にコートしたキャリア97.
5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を
作製した。得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム
感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングであ
る複写機にセットし、画像評価実験、耐久試験を行なっ
た。トナーの評価は、画像特性として画像濃度及びシャ
ープ性、耐久特性として帯電量の耐久試験時の変化、フ
ィルミングの発生時期、画質上でのかぶりの発生時期で
評価した。その結果を表1に示す。
【0033】実施例2 樹脂 ポリエステル樹脂 100部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 離型剤 低分子量ポリエチレン 5部 上記原材料を実施例1と同様の方法で混練、粉砕、分級
を行ない、平均粒径が7μmの粒度分布に分級した。さ
らに、母体着色粒子100部に対して、フラーレンC
60にC70が30%混入しているもの2部をQミキサ
ーにて混合した。フラーレンC60は、希ガス中で2本
のグラファイト棒の間にアーク放電を起させて合成する
アーク放電法で作製し、平均粒径が0.03μmであっ
た。
【0034】Qミキサーでは、6000rpmという高
速回転で、フラーレンC60にC が30%混入して
いるものを母体粒子表面に打込んだ。その結果、トナー
の平均粒径は6.5μmとなり、フラーレンのトナー表
面被覆率は97%となった。凝集度は43であった。そ
の後、シリカ微粒子を母体着色粒子100部に対して、
シリカ1部の割合で混合機にて混合し、トナー表面を被
覆した。本トナーを用いて実施例1と同じようにして二
成分現像剤を作製し、OPCドラムおよびクリーニング
方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、
画像評価実験、耐久試験を行なった。その評価結果は表
1のようになる。
【0035】実施例3 樹脂 ポリエステル樹脂 100部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 離型剤 低分子量ポリエチレン 5部 上記原材料を実施例1と同様の方法で混練、粉砕、分級
を行ない、平均粒径が7μmの粒度分布に分級した。さ
らに、母体着色粒子100部に対して、カーボンナノチ
ューブ2部をQミキサーにて混合した。カーボンナノチ
ューブは、希ガス中で2本のグラファイト棒の間にアー
ク放電を起させて合成するアーク放電法で作製し、カー
ボンナノチューブの形状は、直径が0.01〜0.1μ
mφで、長さが0.05〜0.5μmであった。
【0036】Qミキサーでは、6000rpmという高
速回転で、カーボンナノチューブを母体粒子表面に打込
んだ。その結果、トナーの平均粒径は6.8μmとな
り、カーボンナノチューブのトナー表面被覆率は95%
となった。凝集度は45であった。その後、シリカ微粒
子を母体着色粒子100部に対して、シリカ1部の割合
で混合機にて混合し、トナー表面を被覆した。本トナー
を用いて実施例1と同じようにして二成分現像剤を作製
し、OPCドラムおよびクリーニング方式がブレードク
リーニングである複写機にセットし、画像評価実験、耐
久試験を行なった。トナー評価の結果を表1に示す。
【0037】実施例4 樹脂 ポリエステル樹脂 100部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 離型剤 低分子量ポリエチレン 5部 上記原材料を実施例1と同様の方法で混練、粉砕、分級
を行ない、平均粒径が7μmの粒度分布に分級した。さ
らに、母体着色粒子100部に対して、フラーレンC
60にC70が30%、C82,C84が5%混入して
いるもの1部をQミキサーにて混合した。
【0038】フラーレンは、希ガス中で2本のグラファ
イト棒の間にアーク放電を起させて合成するアーク放電
法で作製し、平均粒径が0.04μmであった。Qミキ
サーでは、6000rpmという高速回転で、フラーレ
ンを母体粒子表面に打込んだ。その結果、トナーの平均
粒径は6.8μmとなり、フラーレンのトナー表面被覆
率は98%となった。また、凝集度は42であった。そ
の後、シリカ微粒子を母体着色粒子100部に対して、
シリカ1部の割合で混合機にて混合し、トナー表面を被
覆した。本トナーを用いて実施例1と同じようにして二
成分現像剤を作製し、OPCドラムおよびクリーニング
方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、
画像評価実験、耐久試験を行なった。トナー評価の結果
を表1に示す。
【0039】実施例5 実施例1と同じ母体粒子100部に対して、フラーレン
600.1部をQミキサーにて混合した。フラーレン
60は、希ガス中で2本のグラファイト棒の間にアー
ク放電を起させて合成するアーク放電法で作製し、平均
粒径が0.025μmであった。Qミキサーでは、60
00rpmという高速回転で、フラーレンC60を母体
粒子表面に打込んだ。その結果、トナーの平均粒径は
6.4μmとなり、フラーレンC60のトナー表面被覆
率は10%となった。凝集度は45であった。その後、
シリカ微粒子を母体着色粒子100部に対して、シリカ
1部の割合で混合機にて混合し、トナー表面を被覆し
た。本トナーを用いて実施例1と同じようにして二成分
現像剤を作製し、OPCドラムおよびクリーニング方式
がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像
評価実験、耐久試験を行なった。その評価結果は表1の
ようになった。
【00040】実施例6 実施例1と同じ母体着色粒子100部に対して、フラー
レンC600.3部をQミキサーにて混合した。フラー
レンC60は、希ガス中で2本のグラファイト棒の間に
アーク放電を起させて合成するアーク放電法で作製し、
平均粒径が0.025μmであった。Qミキサーでは、
6000rpmという高速回転で、フラーレンC60
母体粒子表面に打込んだ。その結果、トナーの平均粒径
は6.4μmとなり、フラーレンC60のトナー表面被
覆率は31%となった。凝集度は44であった。その
後、シリカ微粒子を母体着色粒子100部に対して、シ
リカ1部の割合で混合機にて混合し、トナー表面を被覆
した。本トナーを用いて実施例1と同じようにして二成
分現像剤を作製し、OPCドラムおよびクリーニング方
式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画
像評価実験、耐久試験を行なった。その評価結果は表1
のようになった。
【0041】実施例7 樹脂 ポリオール樹脂 100部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 上記原材料を実施例1と同様の方法で混練、粉砕、分級
を行ない、平均粒径が7μmの粒度分布に分級した。さ
らに、母体粒子100部に対して、フラーレンC60
部をQミキサーにて混合した。フラーレンC60は、希
ガス中で2本のグラファイト棒の間にアーク放電を起さ
せて合成するアーク放電法で作製し、平均粒径が0.0
25μmであった。Qミキサーは、6000rpmとい
う高速回転で、フラーレンC60を母体粒子表面に打込
んだ。その結果、トナーの平均粒径は6.5μmとな
り、フラーレンC60のトナー表面被覆率は98%とな
った。凝集度は44であった。その後、シリカ微粒子を
母体着色粒子100部に対して、シリカ1部の割合で混
合機 にて混合し、トナー表面を被覆した。本トナーは
OPCドラムおよびドクターローラを用いた1成分現像
装置で耐久試験を行った。トナー評価の結果を表1に示
す。
【0042】 実施例8 樹脂 スチレン−メチルアクリレート共重合体 100部 磁性体 四三酸化鉄 80部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 4部 上記原材料を実施例1と同様の方法で混練、粉砕、分級
を行ない、平均粒径が7μmの粒度分布に分級した。さ
らに、母体粒子100部に対して、フラーレンC60
部をQミキサーにて混合した。フラーレンC60は、希
ガス中で2本のグラファイト棒の間にアーク放電を起さ
せて合成するアーク放電法で作製し、平均粒径が0.0
25μmであった。Qミキサーは、6000rpmとい
う高速回転で、フラーレンC60を母体粒子表面に打込
んだ。その結果、トナーの平均粒径は6.5μmとな
り、フラーレンC60のトナー表面被覆率は98%とな
った。凝集度は42であった。その後、シリカ微粒子を
母体着色粒子100部に対して、シリカ1部の割合で混
合機にて混合し、トナー表面を被覆した。
【0043】本トナーはOPCドラムおよびドクターロ
ーラを用いた1成分現像装置で耐久試験を行った。トナ
ー評価の結果を表1に示す。
【0044】比較例1 樹脂 ポリエステル樹脂 100部 顔料 カーボンブラック 10部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 離型剤 低分子量ポリエチレン 5部 上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し
機により混練物温度120℃で溶融混練した。混練物を
圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用
いた微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用いて、
平均粒径が6.5μmの粒度分布に分級した。さらに、
母体着色粒子100部に対して、シリカ1部を混合機に
て混合した。比較例1でフラーレンを入れずに、トナー
を得た。その後実施例1と同様の方法で二成分現像剤を
作成し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を表1
に示す。
【0045】 比較例2 樹脂 ポリオール樹脂 100部 顔料 カーボンブラック 10部 帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部 上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し
機により混練物温度100℃で溶融混練した。混練物を
圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用
い た微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用い
て、平均粒径が6.5μmの粒度分布に分級した。さら
に、母体着色粒子100部に対して、シリカ1部を混合
機にて混合した。比較例2でフラーレンを入れずに、ト
ナーを得た。本トナーはOPCドラムおよびドクターロ
ーラを用いた1成分現像装置で耐久試験を行った。トナ
ー評価の結果を表1に示す。
【0046】実験結果 以上の実施例の実験結果を下表に示す。評価項目は、画
像特性として画像濃度とシャープ性(5段階評価)、耐
久特性として耐久試験時のトナー帯電量変化(初期のト
ナー帯電量、5万枚コピー時のトナー帯電量)、フィル
ミングが発生した時点のコピー枚数、異常画像としてか
ぶりが発生した時点のコピー枚数である。
【0047】
【表1】
【0048】表1から、トナー粒子表面にフラーレン等
を打込んでトナー粒子表面に埋め込むことにより、画像
濃度及びシャープ性ともにカーボンブラックを用いた場
合と同様な画像品質が得られ、なお且つ耐久特性が非常
に改良されることが分かる。また、画像濃度低下を防ぐ
ためにはトナー表面の被覆率は、90%以上必要である
ことが分かる。(図1参照)
【0049】
【効果】本発明により高画質で、人体に対して安全で、
かつ耐摩耗性のあるトナーを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラーレン被覆率と画像濃度の関係を説明した
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 豊志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 白石 桂子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 長山 将志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA06 AA08 AA15 AB10 CA20 CA30 DA01 EA05 EA07 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも樹脂、顔料および電荷制御剤
    からなるトナー粒子の表面に、少なくとも1種以上のフ
    ラーレンおよび/またはカーボンナノチューブを打ち込
    んで形成したトナー粒子表面内部にフラーレンおよび/
    またはカーボンナノチューブからなる層、および該層を
    さらに添加剤により被覆した表面被覆層を有することを
    特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 フラーレンの粒径が0.01〜0.2μ
    mであることを特徴とする請求項1記載の電子写真用ト
    ナー。
  3. 【請求項3】 カーボンナノチューブの形状が0.01
    〜0.1μmφ,0.05〜0.5μm長であることを
    特徴とする請求項1または2記載の電子写真用トナー。
  4. 【請求項4】 フラーレンおよび/またはカーボンナノ
    チューブ打ち込んだ後のトナー平均粒径が4〜10μm
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の電子写真用トナー。
  5. 【請求項5】 フラーレンおよび/またはカーボンナノ
    チューブのトナー表面の被覆率が90〜100%である
    ことを請求項1〜4のいずれかに記載の特徴とする電子
    写真用トナー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の電子写
    真用トナーと粒径20〜100μmのキャリアを含有す
    ることを特徴とすることを特徴とする2成分現像剤。
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