JP4383275B2 - 静電荷像現像用トナー評価方法、及びトナーの製造方法 - Google Patents
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Description
また、トナーの作製法が粉砕方式から重合法等の他の方式に変化したとき、製造条件に対しての流動特性の変化が大きく、粉砕方式の場合に比較して、細かい作製時のコントロールおよび評価が必要となっている。
また、本発明は、前記トナーの製造方法、該トナーを用いる画像形成方法、該トナーを装填した画像形成装置、該トナーを収納したトナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び静電荷像現像用トナーの評価方法を提供することを目的とする。
(2)「前記切断面のトータル面積が分析エリアの面積の50%となるときの島状エリアの高さを評価することを特徴とする前記第(1)項に記載の静電荷像現像用トナー評価方法」、
(3)「切断面のトータル面積が分析エリアの面積の5%となるときの島状エリアの高さを、さらに評価することを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の静電荷像現像用トナー評価方法」、
(4)「前記トータル面積が分析エリアの面積の50%となるときの島状エリアの個数が、500nm×500nm四方内に5個以上100個以下であるか否かにより評価する前記第(1)項乃至第(3)項の何れか1に記載の静電荷像現像用トナー評価方法」、
(5)「前記第(1)項乃至第(4)項の何れか1に記載の方法でトナーを評価する工程を含むことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法」により達成される。
また、本発明により、該トナーを用いる画像形成方法、該トナーを装填した画像形成装置、該トナーを収納したトナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び静電荷像現像用トナーの評価方法を提供することができる。
本発明における無機微粉体としてはSi、Ti、Al、Mg、Ca、Sr、Ba、In、Ga、Ni、Mn、W、Fe、Co、Zn、Cr、Mo、Cu、Ag、V、Zr等の酸化物や複合酸化物が挙げられる。これらのうち二酸化珪素(シリカ)、二酸化チタン(チタニア)、アルミナの微粒子が好適に用いられる。さらに、疎水化処理剤等により表面改質処理することが有効である。疎水化処理剤の代表例としては以下のものが挙げられる。
ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。
無機微粉体の添加量は、トナーに対して0.1〜5重量%使用されるのが好ましい。0.1重量%未満では、トナー流動性を改善する効果が乏しくなり、5重量%を超える場合は、細線間のトナー飛び散り、機内の汚染、感光体の傷や摩耗等の問題が生じやすい傾向がある。
樹脂としては、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレンメタクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコン樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、ポリオール樹脂等が挙げられる。
黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられる。
黄色顔料としては、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキが挙げられる。
また、橙色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGKが挙げられる。
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bが挙げられる。
紫色顔料としては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキが挙げられる。
青色顔料としては、コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBCが挙げられる。
緑色顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等がある。
これらは1種または2種以上を使用することができる。
トナーを正電荷性に制御するものとして、ニグロシンおよび四級アンモニウム塩、トリフェニルメタン系染料、イミダゾール金属錯体や塩類を、単独あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。また、トナーを負電荷性に制御するものとしてサリチル酸金属錯体や塩類、有機ホウ素塩類、カリックスアレン系化合物等が用いられる。
粉砕法の一例としては、まず、前述した樹脂、着色剤としての顔料または染料、電荷制御剤、離型剤、その他の添加剤等をヘンシェルミキサーの如き混合機により充分に混合した後、バッチ式の2本ロール、バンバリーミキサーや連続式の2軸押出し機、連続式の1軸混練機等の熱混練機を用いて構成材料をよく混練し、圧延冷却後、切断を行なう。切断後のトナー混練物は破砕を行ない、ハンマーミル等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を用いた微粉砕機や機械式粉砕機により微粉砕し、旋回気流を用いた分級機やコアンダ効果を用いた分級機により所定の粒度に分級する。その後、上記最適な混合条件により混合機により無機微粉体などからなる添加剤を粒体(母体)表面に付着もしくは固着させる。この混合工程後、所定の粒子構造になっているかどうか評価するために、トナー粒子の表面形状をSPM法を用いて評価する。
評価の結果、その数値が予め定めた設定範囲に入っていた場合、風篩工程へ回し、250メッシュ以上の篩を通過させ、粗大粒子、凝集粒子を除去した後、試料を充填工程へ回し、本発明のトナーを得る。
例えば本発明のトナー母体粒子は、有機溶媒中に少なくとも、イソシアネート基を含有するポリエステル系プレポリマーが溶解し、顔料系着色剤が分散し、離型剤が溶解ないし分散している油性分散液を水系媒体中に無機微粒子及び/又はポリマー微粒子の存在下で分散させるとともに、この分散液中で該プレポリマーをポリアミン及び/又は活性水素含有基を有するモノアミンと反応させてウレア基を有するウレア変性ポリエステル系樹脂を形成させ、このウレア変性ポリエステル系樹脂を含む分散液からそれに含まれる液状媒体を除去することにより得られる。
ウレア変性ポリエステル系樹脂において、そのTgは40〜65℃が好ましく、より好ましくは45〜60℃である。その数平均分子量Mnは2500〜50000が好ましく、より好ましくは2500〜30000である。その重量平均分子量Mwは1万〜50万が好ましく、より好ましくは3万〜10万である。
得られた乾燥後のトナー母体粒子の粉体を風力分級し、上記最適な混合条件により混合機により無機微粉体などからなる添加剤を該粒子表面に付着もしくは固着させる。また、電荷制御剤を乾燥後のトナー母体粒子表面に打込んで、固着注入させても良い。さらにその後、無機微粉体などからなる添加剤を該粒子表面に付着もしくは固着させても良い。電荷制御剤を表面に打込むことにより、トナーの帯電量の制御がしやすくなる。
評価の結果、その数値が予め定めた設定範囲に入っていた場合、風篩工程へ回し、250メッシュ以上の篩を通過させ、粗大粒子、凝集粒子を除去した後、試料を充填工程へ回し、本発明のトナーを得る。
また、本評価法は混練り工程や粉砕工程を用いないで作製する重合法やスプレードライ法などで作製したトナー、カプセルトナーにも使用できる。
また、本発明のトナーは一成分または二成分現像時に、ACバイアス電圧成分を用いて現像する場合に、流動性に優れているため、電界に従って忠実に振動し、細かい潜像に対しての忠実な現像が出来、ドット再現性の良い現像が可能となる。
カートリッジ容器としては、トナーを充填するトナーカートリッジと、少なくとも感光体と現像手段を具備し、現像手段のトナー収容部にトナーを充填するプロセスカートリッジとを挙げることができ、通常これらのトナーカートリッジ又はプロセスカートリッジを画像形成装置に装着して、画像形成が行なわれる。
プロセスカートリッジ(90)としては、少なくとも感光体(60)と現像装置(50)を具備し、現像装置のトナー収容部にトナーを充填するか或いはトナーを充填したトナーカートリッジ(56)を装着して構成され、通常これらのトナーカートリッジ(56)又はプロセスカートリッジ(90)を画像形成装置に装着して、画像形成が行なわれる。
・トナー相の空間率:0.53
・円錐ロータの頂角:60°
・円錐ロータの回転数:1rpm
・円錐ロータの侵入速度:5mm/min
樹脂 ポリエステル樹脂 100部
着色剤 銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)
3.5部
電荷制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部
上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し機によりバレル温度100℃混練機回転数100rpmで溶融混練した。混練物を圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用いて、平均粒径が6μmの粒度分布に分級した。さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1.5部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 1800rpm
混合時間 120sec
混合機 θコンポーザ
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
得られたトナーを潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例1と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1.8部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 1800rpm
混合時間 120sec
混合機 θコンポーザ
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
得られたトナーを潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例1と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 2.1部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 1800rpm
混合時間 120sec
混合機 θコンポーザ
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
得られたトナーを潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例1と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 2.1部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2000rpm
混合時間 120sec
混合機 θコンポーザ
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
得られたトナーを潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例1と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 2.1部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2200rpm
混合時間 120sec
混合機 θコンポーザ
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
得られたトナーを潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例1と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1.0部
混合回転数 700rpm
混合時間 120sec
混合機 スーパーミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
得られたトナーを潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
(トナーバインダーの合成)
冷却管、攪拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物724部、イソフタル酸276部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧,230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時間反応した後、160℃まで冷却して、これに32部の無水フタル酸を加えて2時間反応した。次いで、80℃まで冷却し、酢酸エチル中にてイソフォロンジイソシアネート188部と2時間反応を行い、イソシアネート含有プレポリマー〔I〕を得た。次いでプレポリマー〔I〕267部とイソホロンジアミン14部を50℃で2時間反応させ、重量平均分子量64000のウレア変性ポリエステル〔I〕を得た。上記と同様にビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物724部、テレフタル酸276部を常圧下、230℃で8時間重縮合し、次いで10〜15mmHgの減圧で5時間反応して、ピーク分子量5000の変性されていないポリエステル〔A〕を得た。ウレア変性ポリエステル〔I〕200部と変性されていないポリエステル〔A〕800部を酢酸エチル/MEK(1/1)混合溶剤2000部に溶解、混合し、トナーバインダー〔I〕の酢酸エチル/MEK溶液を得た。一部減圧乾燥し、トナーバインダー〔I〕を単離した。分析の結果Tgは62℃であった。
トナーバインダー〔I〕の酢酸エチル/MEK溶液 240部
ペンタエリスリトールテトラベヘネート(溶融粘度25cps) 20部
銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ピグメントブルー15:3) 4部
上記原材料をビーカー内で、60℃にてTK式ホモミキサーで12000rpmで攪拌し、均一に溶解、分散させてトナー材料溶液を作製した。
イオン交換水 706部
ハイドロキシアパタイト10%懸濁液 294部
(日本化学工業(株)製スーパタイト10)
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.2部
ビーカー内に上記原材料を入れ均一に溶解した。その後60℃に昇温し、TK式ホモミキサーで12000rpmに攪拌しながら、上記トナー材料溶液を投入し10分間攪拌した。ついでこの混合液を攪拌棒および温度計付のフラスコに移し、30℃まで昇温して減圧下で溶剤を除去し、濾別、洗浄、乾燥した後、風力分級し、母体着色粒子を得た。体積平均粒径は6.3μmであった。この母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを得た。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1.8部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2000rpm
混合時間 120sec
混合機 Qミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例6と同様の原材料、作製方法で粉体の作製、分級を行ない、平均粒径が6.3μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 2.1部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2000rpm
混合時間 120sec
混合機 Qミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例6と同様の原材料、作製方法で粉体の作製、分級を行ない、平均粒径が6.3μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 2.1部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2200rpm
混合時間 120sec
混合機 Qミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例6と同様の原材料、作製方法で粉体の作製、分級を行ない、平均粒径が6.3μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1部
混合回転数 700rpm
混合時間 120sec
混合機 スーパーミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
樹脂 ポリエステル樹脂 80部
結晶性ポリエステル樹脂 20部
(Tg=110℃)
顔料 カーボンブラック 10部
帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 5部
離型剤 低分子量ポリエチレン 5部
上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し機によりバレル温度100℃混練機回転数120rpmで溶融混練した。混練物を圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用いて、平均粒径が6.3μmの粒度分布に分級した。さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1.5部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2000rpm
混合時間 120sec
混合機 Qミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例9と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6.3μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 1.8部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2000rpm
混合時間 120sec
混合機 Qミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例9と同様の原材料、作製方法で混練、粉砕、分級を行ない、平均粒径が6.3μmの粒度分布に分級した。
さらに、得られた母体着色粒子100部に対して、以下の混合条件にて添加剤を混合し、トナーを作製した。
添加剤 シリカ微粉末(体積平均粒径:20nm) 2.1部
酸化チタン微粉末(平均長軸長:100nm) 0.3部
混合回転数 2000rpm
混合時間 120sec
混合機 Qミキサー
本トナーを作製した後、本評価法によりトナー表面形状を測定し、結果を表1に示す。
上記作製法で得られたトナーとキャリア(体積平均粒径55μmのフェライト粉、表面をシリコーン樹脂コート)をキャリア97.5部に対し、2.5部の割合で混合し、二成分現像剤を作製した。
得られた現像剤を潜像担持体がOPCドラム感光体でクリーニング方式がブレードクリーニングである複写機にセットし、画像評価実験を行なった。
その結果を表1に示す。
(1)SPMにより測定し、500nm×500nmのエリアの凸部占有面積が50%のときの凸部エリアの個数が5〜100個になるトナー粒子表面にする。
(本実施例の中にはないが、凸部のエリアの個数が100個より多い場合には、凸部の数が増えるために粒子間での摩擦成分が増え、流動性が悪くなった。)
(2)SPMにより測定し、500nm×500nmのエリアの凸部占有面積が50%のときの凸部高さが30〜120nmになるトナー粒子表面にする。
(本実施例の中にはないが、凸部高さが30nmより小さい場合には粒子間の付着力を小さくすることが出来ないために流動性は悪くなった。)
56 トナーカートリッジ
60 感光体
70 帯電手段
80 クリーニング手段
90 プロセスカートリッジ
Claims (5)
- 少なくとも樹脂及び着色剤を含むトナー母体粒子の表面に添加剤を付着または固着させたトナー粒子表面形状をSPMにより測定するトナー評価方法であって、凸部高さ面積分布を、試料表面を横からスライスしたときの切断面のトータル面積で分析するものであり、前記切断面のトータル面積が分析エリアの面積の50%となるときの島状エリアの個数を測定するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー評価方法。
- 前記切断面のトータル面積が分析エリアの面積の50%となるときの島状エリアの高さを評価することを特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用トナー評価方法。
- 切断面のトータル面積が分析エリアの面積の5%となるときの島状エリアの高さを、さらに評価することを特徴とする請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー評価方法。
- 前記トータル面積が分析エリアの面積の50%となるときの島状エリアの個数が、500nm×500nm四方内に5個以上100個以下であるか否かにより評価する請求項1乃至3いずれか1に記載の静電荷像現像用トナー評価方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1に記載の方法でトナーを評価する工程を含むことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
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