JPH05119430A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH05119430A
JPH05119430A JP27746591A JP27746591A JPH05119430A JP H05119430 A JPH05119430 A JP H05119430A JP 27746591 A JP27746591 A JP 27746591A JP 27746591 A JP27746591 A JP 27746591A JP H05119430 A JPH05119430 A JP H05119430A
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hydrophilic colloid
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binder
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JP27746591A
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Akira Hatakeyama
晶 畠山
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像処理後の乾燥性、カール性及び面状の改良
されたハロゲン化銀感材を提供する。 【構成】バック側の面に、支持体から近い順に、親水性
コロイド層−疎水性ポリマー層−親水性コロイド層を有
してなるハロゲン化銀感材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料、特に現像処理後の乾燥性の改良されたハロゲン化銀
写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ハロゲン化銀写真感光材料に於いて
は現像処理時間の短縮が要求されて来ている。現像処理
時間の短縮の為には、ハロゲン化銀写真感光材料の乾燥
性を改良して乾燥時間を短縮する手段が有効である。乾
燥性改良の為の手段としてハロゲン化銀写真感光材料の
バインダー量を減らす方法があるが、この方法は、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の力学強度の低下、擦り傷黒化、
ローラーマークの発生といった問題を生ずる。擦り傷黒
化は、現像処理前のハロゲン化銀写真感光材料を取り扱
う際、フィルム表面がこすられた時、現像処理後この部
分がすり傷状に黒化する現象である。又ローラーマーク
とは、ハロゲン化銀写真感光材料を自動現像処理する際
ローラーの微細な凹凸により、ハロゲン化銀写真感光材
料に圧力が加わり、黒斑点状の濃度ムラを生じる現象で
ある。擦り傷黒化、ローラーマークは共にハロゲン化銀
写真感光材料の商品価値を著しく低下させてしまう。
【0003】乾燥性改良の他の手段として、ハロゲン化
銀写真感光材料に添加する硬膜剤量を増加することも有
効である。この方法では現像処理時のハロゲン化銀写真
感光材料の膨潤が小さくなるため乾燥性は良化する。し
かしながらこの方法では、現像遅れによる低感化、カバ
リングパワーの低下、定着遅れによる残留銀、残色等の
問題が生じ、充分な乾燥性の改良はできない。
【0004】ハロゲン化銀乳剤層が支持体の一方の側に
あるハロゲン化銀写真感光材料(以降「片面感材」と表
わす)の場合にはバック面の非感光性親水性コロイド層
を除去するか、又はバック面の非感光層のバインダーを
疎水性バインダーとする事で乾燥性が良化する。しかし
この方法ではハロゲン化銀写真感光材料のカールが著し
く悪化し、実用には供せられない。
【0005】片面感材の乾燥性を改良する手段として、
特願平3−145168号明細書にハロゲン化銀乳剤層
が塗設されている面の反対面(以降バック面と表わす)
に非感光性親水性コロイド層とこの層より支持体より遠
い位置にある疎水性ポリマー層の2層を有するハロゲン
化銀写真感光材料が開示されている。確かにこの方法に
より乾燥性とカールの両立が可能である。しかしながら
この方法ではハロゲン化銀写真感光材料のバック面の表
面が疎水性ポリマーから成るため、現像処理時水洗工程
後バック面の濡れが不均一になり乾燥後ハロゲン化銀写
真感光材料のバック面の外見が若干悪くなるという欠点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目標は
現像処理後の乾燥性が良好なハロゲン化銀写真感光材料
を提供する事である。本発明の第2の目標はカールの改
良されたハロゲン化銀写真感光材料を提供する事であ
る。本発明の第3の目的は現像処理後、バック面の外見
が良好なハロゲン化銀写真感光材料を提供する事であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】支持体の一方の面に少な
くとも1層の親水性コロイドをバインダーとするハロゲ
ン化銀乳剤層とその反対面(バック面)に少なくとも2
層の非感光性親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写
真感光材料に於いて、該非感光性親水性コロイド層の少
なくとも1層よりも、支持体から遠い位置に少なくとも
1層の疎水性ポリマーを主バインダーとする層を有し、
且つ該非感光性親水性コロイド層が塗設されている面の
最外層が親水性コロイドを主バインダーとする層である
事を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成さ
れた。
【0008】はじめにバック面の支持体から最も遠い位
置に塗設された疎水性ポリマー層よりも支持体に近い位
置に塗設された非感光性親水性コロイド層(以降バック
層と表わす)について述べる。バック層のバインダーの
親水性コロイドとしてはゼラチンが最も好ましく用いら
れる。ゼラチンとしては、いわゆる石灰処理ゼラチン、
酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼラチン誘導体及
び変性ゼラチン等当業界で一般に用いられているものは
いずれも用いることができる。これらのゼラチンのう
ち、最も好ましく用いられるのは石灰処理ゼラチン、酸
処理ゼラチンである。
【0009】ゼラチン以外の親水性コロイドとしてコロ
イド状アルブミン、カゼイン等の蛋白質、寒天、アルギ
ン酸ナトリウム、デンプン誘導体等の糖誘導体、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等
のセルロース化合物、ポリビニルアルコール、ポリ−N
−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等の合成親水
化合物等を挙げることができる。合成親水化合物の場
合、他の成分を共重合してもよいが、疎水性共重合成分
が多過ぎる場合、バック層の吸湿量、吸湿速度が小さく
なり、カールの観点から不適当である。これらの親水性
コロイドは、単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。
【0010】本発明のバック層には、バインダー以外、
マット剤、界面活性剤、染料、架橋剤、増粘剤、防腐
剤、UV吸収剤、コロイダルシリカ等の無機微粒子等の
写真用添加剤を添加しても良い。これらの添加剤につい
ては、例えばリサーチ・ディスクロージャー誌176巻
17643項(1978年12月)の記載を参考にでき
る。本発明のバック層には更にポリマーラテックスを添
加しても良い。本発明に用いられるポリマーラテックス
は平均粒径が20mμ〜200mμの水不溶性ポリマー
の水分散物で、好ましい使用量はバインダー1.0に対
して乾燥重量比で0.01〜1.0で特に好ましくは
0.1〜0.8である。本発明に用いられるポリマーラ
テックスの好ましい例としてはアクリル酸のアルキルエ
ステル、ヒドロキシアルキルエステルまたはグリシジル
エステル、あるいはメタアクリル酸のアルキルエステ
ル、ヒドロキシアルキルエステル、またはグリシジルエ
ステルをモノマー単位として持ち、平均分子量が10万
以上、特に好ましくは30万〜50万のポリマーであ
り、具体例は次式で示される。
【0011】
【化1】
【0012】本発明のバック層を塗設する方法について
は特に制限はない。従来ハロゲン化銀写真感光材料の親
水性コロイド層を塗設する公知の方法を用いることがで
きる。例えばディップコート法、エアーナイフコート
法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバ
ーコート法、グラビアコート法、或いは、米国特許第2
681294号記載のホッパーを使用するエクストルー
ジョンコート法、又は米国特許2761418号、同3
508947号、同2761791号記載の多層同時塗
布方法を用いることができる。
【0013】次に本発明の疎水性ポリマー層(以降ポリ
マー層と表わす)について述べる。ポリマー層は疎水性
ポリマーを主バインダーとする層である。疎水性とは、
この層が実質的に現像処理液を透過せず、該層より支持
体に近い位置に塗設された非感光性親水コロイド層(バ
ック層)の現像処理工程時、水洗工程終了後の含水量
が、バインダー1gあたり0.2g以下である事をい
う。ポリマー層のバインダーとしては上記条件が満たさ
れる限り特に制限は無い。ポリマー層のバインダーの具
体例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアク
リロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ウレタン樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、テ
トラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等のフッ
素系樹脂、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴ
ム等のゴム類、ポリメチルメタクリレート、ポリエチル
アクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸のエステ
ル、ポリエチレンフタレート等のポリエステル樹脂、ナ
イロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂、セルロー
ストリアセテート等のセルロース樹脂、シリコーン樹脂
などの水不溶性ポリマー又は、これらの誘導体を挙げる
ことができる。更にポリマー層のバインダーとして、1
種類のモノマーから成るホモポリマーでも、2種類以上
のモノマーから成るコポリマーでも良い。これらは1種
類を単独で用いてもよいし2種以上を併用して用いても
よい。特に好ましいバインダーとしては、アルキルアク
リレート又はアルキルメタクリレートとアクリル酸又は
メタクリル酸のコポリマー(アクリル酸又はメタクリル
酸は5モル%以下が好ましい)、スチレン−ブタジエン
コポリマー、スチレン−ブタジエン−アクリル酸コポリ
マー(アクリル酸は5モル%以下が好ましい)、スチレ
ン−ブタジエン−ジビニルベンゼン−メタクリル酸コポ
リマー(メタクリル酸は5モル%以下が好ましい)、酢
酸ビニル−エチレン−アクリル酸コポリマー(アクリル
酸は5モル%以下)、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル−メチルメタクリレート−エチルアクリレート−アク
リル酸コポリマー(アクリル酸5モル%以下)、エチル
アクリレート−グリシジルメタクリレート−アクリル酸
コポリマー等である。
【0014】本発明のポリマー層には、必要に応じてマ
ット剤、界面活性剤、染料、すべり剤、架橋剤、増粘
剤、UV吸収剤、コロイダルシリカ等の無機微粒子など
の写真用添加剤を添加してもよい。これらの添加剤につ
いてもリサーチ・ディスクロージャー誌176巻176
43項(1978年12月)の記載などを参考にするこ
とができる。
【0015】本発明のポリマー層は1層であっても2層
以上あってもよいが、少なくとも1層は少なくとも1層
のバック層より支持体から遠い位置に塗設する。
【0016】ポリマー層の好ましい厚みは、ポリマー層
のバインダー種にもよるが、0.05〜10μm、より
好ましくは0.1〜5μmの範囲である。
【0017】本発明のポリマー層を塗設する方法に特に
制限はない。バック層を塗布乾燥した後に、バック層上
にポリマー層を塗布しその後乾燥しても良いし、バック
層とポリマー層を同時に塗布し、その後乾燥してもよ
い。ポリマー層はポリマー層のバインダーの溶媒に溶解
して溶剤系で塗布しても良いし、又バインダーとなるポ
リマーの水分散物を用いて水系で塗布してもよい。
【0018】次に本発明のバック面の最外層にある非感
光性親水性コロイド層(以降バック保護層と表わす)に
ついて述べる。バック保護層のバインダーの親水性コロ
イドとしてはバック層の項で述べた種々の素材を用いる
事ができるが、これらのうち最も好ましいものはゼラチ
ンである。バック保護層の厚みは1.5μ以下、好まし
くは1.0μ以下、更に好ましくは0.5μ以下が望ま
しい。バック面保護層の厚みが大き過ぎると乾燥性が不
良となる。
【0019】本発明のバック保護層には、現像処理工程
でのバック保護層の膨潤を低減する為、架橋剤を添加す
る事が好ましい。又本発明のバック保護層には、すべり
剤、界面活性剤、マット剤、染料を添加する事が好まし
い。又本発明のバック層には、必要に応じて増粘剤、防
腐剤、UV吸収剤、コロイダルシリカ等の無機微粒子等
の写真用添加剤を添加してもよい。これらの添加剤につ
いても、例えばリサーチ・ディスクロージャー誌176
巻17643項(1978年12月)の記載を参考にす
る事ができる。本発明のバック保護層の塗設方法につい
ても特に制限はなく、例えば、バック層の項で述べた種
々の方法を用いる事ができる。
【0020】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の支持
体としては特に制限は無く通常当業界で用いられている
ものを用いることができる。支持体の好ましい具体例と
しては、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセ
ルロースを挙げることができる。
【0021】次に本発明のハロゲン化銀感材のハロゲン
化銀乳剤層側の構成について記載する。本発明のハロゲ
ン化銀感材には、ハロゲン化銀乳剤層は1層でもよく、
2層以上でもよい。本発明に用いられる写真感光材料の
ハロゲン化銀乳剤は通常、水溶性銀塩(例えば硝酸銀)
溶液と水溶性ハロゲン塩(例えば臭化カリウム)溶液と
をゼラチンの如き水溶性高分子溶液の存在下で混合して
つくられる。ハロゲン化銀としては塩化銀、臭化銀、塩
臭化銀、沃臭化銀及び塩沃臭化銀いづれも用いることが
出来、その粒子形態、サイズ分布に特に限定はない。ハ
ロゲン化銀粒子としてはアスペクト比3以上の平板状粒
子でもよく、じゃが芋状でもよく、立方体、八面体等で
もよい。ハロゲン化銀乳剤層の他には、表面保護層、中
間層、ハレーション防止層等を有していてもよく、表面
保護層は2層以上でもよい。
【0022】本発明の感光材料に用いられる各種添加
剤、現像処理方法に関しては特に制限はなく、例えば下
記に示す該当個所に記載されたものを好ましく用いるこ
とが出来る。 項 目 該当個所 1)ハロゲン化銀乳剤とその 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12 製法 行目から同第21頁左下欄14行目及び特開平2 −12236号公報第7頁右上欄19行目から同 第8頁左下欄12行目。 2)分光増感色素 特開平2−55349号公報第7頁左上欄8行目 から同第8頁右下欄8行目。 3)界面活性剤・帯電防止剤 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目 から同右下欄7行目及び特開平2−18542号 公報第2頁左下欄13行目から同第4頁右下欄1 8行目。 4)カブリ防止剤・安定剤 特開平2−103526号公報第17頁右下欄1 9行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄 1行目から5行目。 5)ポリマーラテックス 同第18頁左下欄12行目から同20行目。 6)酸基を有する化合物 同第18頁右下欄6行目から同第19頁左上欄1 行目及び特開平2−55349号公報第8頁右下 欄13行目から同第11頁左上欄8行目。 7)ポリヒドロキシベンゼン類 同第11頁左上欄9行目から同右下欄17行目。 8)マット剤・滑り剤・可塑剤 特開平2−103526号公報第19頁左上欄1 5行目から同第19頁右上欄15行目。 9)硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5 行目から同17行目。 10) 染料 同第17頁右下欄1行目から同18行目。 11) バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目 から20行目。 12) 現像液及び現像方法 特開平2−55349号公報第13頁右下欄1行 目から同第16頁左上欄10行目。
【0023】本発明は印刷用感材、マイクロフィルム用
感材、医療用Xレイ感材、工業用Xレイ感材、一般ネガ
感材、一般リバーサル感材、等のハロゲン化銀写真感光
材料に適用することができる。
【0024】以下実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】
【実施例】
実施例1 両面に下引き層を塗施した厚さ180μmのポリエチレ
ンテレフタレート支持体の一方の面に下記処方のバック
層とポリマー層、バック面保護層を同時塗布により塗設
した。
【0026】 (1) バック層処方(3〜13) ゼラチン 2.7g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 20mg/m2 N,N′−エチレンビス−(ビニルスルホニルアセト アミド) ゼラチンの1重量%
【0027】(2) ポリマー層処方(3〜13) バインダー(種類は表1の通り) 塗布量は表1の通り(塗布液の溶媒は蒸溜水を使用) B−1 メチルメタクリレート:アクリル酸=97:3
のラテックス B−2 ブチルメタクリレート:メタクリル酸=97:
3のラテックス B−3 エチルアクリレート:アクリル酸=97:3の
ラテックス B−4 スチレン:ブタジエン:アクリル酸=30:6
8:2のラテックス B−5 スチレン:ブタジエン:ジビニルベンゼン:メ
タクリル酸=20:72:6:2のラテックス B−6 酢酸ビニル:エチレン:アクリル酸=78:2
0:2のラテックス B−7 塩化ビニリデン:アクリロニトリル:メチルメ
タクリレート:エチルメタクリレート:アクリル酸=9
0:1:4:4:1のラテックス B−8 エチルアクリレート:グリシジルメタクリレー
ト:アクリル酸=95:4:1のラテックス (3) バック保護層処方(試料2〜12) ゼラチン 0.3g/m2 染料〔1〕 70mg/m2 N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセト アミド) ゼラチンの5重量% t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸 ナトリウム 40mg/m2 C16H33O-(CH2CH2O)10H 40mg/m2 C8F17SO3K 0.6mg/m2 C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4SO3Na 0.6mg/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3μ) 50mg/m2 染料〔1〕
【0028】
【化2】
【0029】ついで支持体の反対の面に、支持体から近
い順に乳剤層、表面保護層を塗設した。 (4) 乳剤層処方
【0030】(ハロゲン化銀乳剤の調製)H2 O 1リ
ットルにゼラチン40gを溶解し、53℃に加温された
容器に塩化ナトリウム6g、臭化カリウム0.4g、お
よび化合物[I]
【0031】
【化3】
【0032】を60mg入れた後、100gの硝酸銀を含
む水溶液600mlと、臭化カリウム56g及び塩化ナト
リウム7gを含む水溶液600mlとをダブルジェット法
により添加して、塩化銀20モル%のコア部をつくり、
その後100gの硝酸銀を含む水溶液500mlと、臭化
カリウム40g、塩化ナトリウム14g、およびヘキサ
クロロイリジウム(III) 酸カリウム(10-7モル/モル
銀)を含む水溶液500mlとをダブルジェット法により
添加して、塩化銀40モル%のシェル部を形成させ、平
均粒子サイズ0.35μmのいわゆるコア/シェル型の
立方体単分散塩臭化銀粒子を調製した。この乳剤を脱塩
処理後、ゼラチン40gを加え、pH6.0、pAg
8.5に合わせてトリエチルチオ尿素2mgと塩化金酸4
mgおよび4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラザインデン0.2gを加えて60℃で化学増
感を施した(乳剤A)。
【0033】(乳剤塗布液の調製)乳剤Aを850g秤
取した容器を40℃に加温し、以下に示す方法で添加剤
を加え乳剤塗布液とした。
【0034】 (乳剤塗布液処方A) イ.乳剤A 850g ロ.分光増感色素[II] 1.2×10-4モル ハ.強色増感剤 III] 0.8×10-3モル ニ.保存性改良剤[IV] 1×10-3モル ホ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 7.5g ヘ.トリメチロールプロパン 1.6g ト.ポリスチレンスルホン酸Na 2.4g チ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)のラテックス 16g リ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 1.2g
【0035】
【化4】
【0036】(5) 表面保護層処方 (乳剤層の表面保護層塗布液の調製)容器を40℃に加
温し、下記に示す処方で添加剤を加えて塗布液とした。
【0037】 (乳剤層の表面保護層塗布液処方) イ.ゼラチン 100g ロ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 1.5g ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ 2.0μm) 2.2g ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸ナトリ ウム 1.2g ト.C16H33O-(CH2CH2O)10-H 2.7g チ.ポリアクリル酸ソーダ 4g リ.C8F17SO3K 70mg ヌ. C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4-SO3Na 70mg ル.NaOH(1N) 4ml ヲ.メタノール 60ml
【0038】この様にして得られた試料を25℃60%
RHの雰囲気で10日間保存した後以下の評価を実施し
た。
【0039】(自動現像機乾燥時間)4つ切りサイズの
試料を25℃60%RHの雰囲気下でNRN自動現像機
(富士写真フイルム(株)製)で現像処理をする。この
時自動現像機のラインスピードを変化させて処理時間を
20秒から5秒間隔で増大させる。現像処理直後の試料
の乾燥程度を以下の3つのレベルに分類する。このうち
実用上許容されるレベルは○レベルである。表−1には
○レベルになる最短の処理時間を示す。 ○;完全に乾いている。フィルムは暖かい △;若干しめっている。フィルム温度は室温程度 ×;未乾。フィルムどうしが接着する。 なお現像処理条件は以下の通りである。 現 像 RD−10(富士写真フイルム(株)
製) 定 着 RF−10( 〃
) ドライヤー 55℃
【0040】(カール)長さ5cm、巾1cmに裁断した試
料を25℃60%RHの条件下で3日間保存し、ついで
25℃10%RHの雰囲気下に移しその後2時間後のカール
を測定した。カール値は以下の定義式で求めた。 カール値=1/(試料の曲率半径(cm)) ただし乳剤面が内側のときカール値を正、外側のときカ
ール値を負とする。実用上許容されるカール値は−0.
02〜+0.02の範囲である。結果を表−1に示す。
【0041】(バック面の面状)現像処理後の試料の面
状を目視で評価した。最も面状の良好なものをA、最も
面状の悪いものをDとしA、B、C、Dの4ランクで評
価した。なお現像処理は、NRN自現機(富士写真フイ
ルム(株)製)を用い、以下の条件で行なった。 現 像 RD−10(富士写真フイルム(株)
製) 定 着 RF−10( 〃
) ドライヤー 55℃ 処理時間 45秒 得られた結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表−1から判る通り本発明の試料5〜12
は乾燥性とカールの両者が良好であり、これに対してバ
ック面に親水コロイド層のない試料1、2はカールが、
親水コロイド層のみがありポリマー層のない試料3は乾
燥性が不良である。又本発明の試料は現像処理後バック
面の面状が極めて良好であった。
【0044】実施例2 バック層のゼラチン量、ポリマー層のバインダー種と
量、バック保護層のゼラチン量を表−2の通り変更した
以外実施例1と同様にして実施例2を実施した。結果を
表−2に示す。表−2から判る通り本発明の試料は乾燥
性、カール、バック面の面状がともに良好である。
【0045】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面に少なくとも1層の親
    水性コロイドをバインダーとするハロゲン化銀乳剤層と
    その反対面に少なくとも2層の非感光性親水性コロイド
    層を有するハロゲン化銀写真感光材料に於いて、該非感
    光性親水性コロイド層の少なくとも1層よりも、支持体
    から遠い位置に少なくとも1層の疎水性ポリマーを主バ
    インダーとする層を有し、且つ該非感光性親水性コロイ
    ド層が塗設されている面の最外層が親水性コロイドを主
    バインダーとする層である事を特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料。
  2. 【請求項2】 該非感光性親水性コロイド層が塗設され
    ている面の親水コロイド総量と該ハロゲン化銀乳剤層の
    塗設されている面の親水コロイド総量の重量比が0.3
    以上である請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。
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