JPH0511407A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0511407A
JPH0511407A JP16150291A JP16150291A JPH0511407A JP H0511407 A JPH0511407 A JP H0511407A JP 16150291 A JP16150291 A JP 16150291A JP 16150291 A JP16150291 A JP 16150291A JP H0511407 A JPH0511407 A JP H0511407A
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JP
Japan
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silver halide
layer
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halide photographic
gelatin
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JP16150291A
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English (en)
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Akira Hatakeyama
晶 畠山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像処理後の乾燥性及びカール性にすぐれたハ
ロゲン化銀感材を提供する。 【構成】ハロゲン化銀乳剤層とは支持体に対して反対側
にあるバック層が処理液非膨潤バインダーを連続相と
し、その中に親水性コロイドの不連続相として島状に存
在している層であることを特徴とするハロゲン化銀感
材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料、特に現像処理後の乾燥性が改良された片面ハロゲン
化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ハロゲン化銀写真感光材料に於いて
は現像処理時間の短縮が要求されて来ている。現像処理
時間の短縮の為には、ハロゲン化銀写真感光材料の乾燥
性を改良して乾燥時間を短縮する手段が有効である。乾
燥性改良の為の手段として、ハロゲン化銀写真感光材料
のバインダー量を減らす方法があるが、この方法は、ハ
ロゲン化銀写真感光材料の力学強度の低下、擦り傷黒
化、ローラーマークの発生といった問題を生ずる。擦り
傷黒化は、現像処理前のハロゲン化銀写真感光材料を取
り扱う際、フィルム表面がこすられた時、現像処理後こ
の部分がすり傷状に黒化する現象である。又ローラーマ
ークとは、ハロゲン化銀写真感光材料を自動現像処理す
る際ローラーの微細な凹凸により、ハロゲン化銀写真感
光材料に圧力が加わり、黒斑点状の濃度ムラを生じる現
象である。擦り傷黒化、ローラーマークは共にハロゲン
化銀写真感光材料の商品価値を著しく低下させてしま
う。
【0003】乾燥性改良の他の手段として、ハロゲン化
銀写真感光材料に添加する硬膜剤量を増加することも有
効である。この方法では現像処理時のハロゲン化銀写真
感光材料の膨潤が小さくなるため乾燥性は良化する。し
かしながらこの方法では、現像遅れによる低感化、カバ
リングパワーの低下、定着遅れによる残留銀、残色等の
問題が生じ、充分な乾燥性の改良はできない。
【0004】ハロゲン化銀乳剤層が支持体の一方の側に
あるハロゲン化銀写真感光材料の場合にはバック面の写
真層を取り除くか又はこのバインダーを処理液で膨潤し
ないバインダーとする事で、乾燥性は良化する。しかし
この方法ではハロゲン化銀写真感光材料のカールが著し
く悪化し、実用には供せられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は現像処理後の
乾燥性が良好な片面ハロゲン化銀写真感光材料を提供す
る事である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は支持体の一方
の面に少なくとも一層の親水コロイドをバインダーとす
るハロゲン化銀乳剤層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層が
塗設されている面と反対側の面(以降バック面と表わ
す)に少なくとも一層の処理液非膨潤のバインダーを連
続相として、その中に親水性コロイドの不連続相として
島状に存在している層(以降バック層と表わす)を有す
るハロゲン化銀写真感光材料に於いて、該バック層が実
質的に処理液に非膨潤である事を特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料により達成された。
【0007】(発明の具体的構成)はじめに本発明のバ
ック層について述べる。バック層の連続相としては、処
理液に溶解又は膨潤をしないポリマーであれば特に制限
はない。バック層の連続相の具体例として、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸
ビニル、ウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、テトラフルオロエチレン、
ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂、ブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、天然ゴム等のゴム類、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリ
ル酸又はメタクリル酸のエステル、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロン
66等のポリアミド樹脂、セルローストリアセテート等
のセルロース樹脂、シリコーン樹脂などの水不溶性ポリ
マー又はこれらの誘導体を挙げることができる。更にポ
リマー層のバインダーとして、1種類のモノマーから成
るホモポリマーでも、2種類以上のモノマーから成るコ
ポリマーでも良い。これらは1種類を単独で用いてもよ
いし、2種以上を併用して用いてもよい。
【0008】バック層の不連続相は親水性コロイドであ
る。親水性コロイドとしてはゼラチンが最も好ましく用
いられる。ゼラチンとしてはいわゆる石灰処理ゼラチ
ン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼラチン誘導
体及び変性ゼラチン等、当業界で一般に用いられている
ものはいずれも用いることができる。これらのゼラチン
のうち、最も好ましく用いられるのは石灰処理ゼラチ
ン、酸処理ゼラチンである。
【0009】ゼラチン以外の親水性コロイドとしてコロ
イド状アルブミン、カゼイン等の蛋白質、寒天、アルギ
ン酸ナトリウム、デンプン誘導体等の糖誘導体、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等
のセルロース化合物、ポリビニルアルコール、ポリ−N
−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等の合成親水
化合物等を挙げることができる。これらの親水性コロイ
ドは、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用い
てもよい。
【0010】本発明のバック層の不連続相の親水性コロ
イド中には必要に応じて架橋剤、増粘剤、防腐剤、界面
活性剤、染料、UV吸収剤、ポリマーラテックス等を添
加しても良い。
【0011】本発明のバック層の連続相と不連続相の比
率に特に制限はないが、通常不連続相/連続相=10/
90〜90/10(体積比)の範囲が好ましい。連続相
の割合が多くなり過ぎると連続相を通しての親水性コロ
イドの吸脱湿が不充分となりカールが不良となる。逆に
連続相の割合が少なくなり過ぎるとバック層が処理時膨
潤し本発明の効果が失われる。
【0012】本発明のバック層の厚みに制限はないが
0.5〜10μ、より好ましくは1μ〜5μの範囲が適
当である。
【0013】本発明のバック層は、実質的に処理液に非
膨潤である。「実質的に処理液に非膨潤とは、現像処理
時水洗工程終了後のバック層の厚みが、現像処理後のバ
ック層の厚みの1.05倍以下である事をいう。
【0014】次に本発明のバック面保護層について述べ
る。本発明のバック層の表面には、バック面保護層を設
けることが好ましい。本発明のバック面保護層は親水性
コロイドをバインダーとした層である。親水性コロイド
としては、バック層の項で述べた種々の素材を用いるこ
とができるが、これらのうち最も好ましいものはゼラチ
ンであり、この中でも、石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラ
チンが最も好ましく用いられる。バック面保護層の厚み
はカールと乾燥速度の観点から3μ以下、好ましくは
1.0μ以下が望ましい。バック面保護層は1層であっ
ても2層以上であってもよい。バック面保護層には、必
要に応じて、マット剤、すべり剤、界面活性剤、染料、
架橋剤、増粘剤、UV吸収剤、等を添加してもよい。こ
れらの添加剤についても、例えばリサーチ・ディスクロ
ージャー誌176巻17643項(1978年12月)
の記載を参考にすることができる。
【0015】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には特
開昭56−143431号、同58−62648号、同
58−62649号、同58−62650号明細書に記
載されている導電性粒子を含有せしめてもよい。この導
電性粒子はハロゲン化銀写真感光材料の任意の層に添加
することができる。特に本発明のバック層又はバック面
保護層にこの導電性粒子を添加してもよい。導電性粒子
の添加量は1〜2000mg/m2、好ましくは10〜10
00mg/m2の範囲が適当である。
【0016】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の支持
体としては特に制限は無く、通常当業界で用いられてい
るものを用いることができる。支持体の好ましい具体例
としては、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチル
セルロースを挙げることができる。
【0017】本発明に用いられる写真感光材料のハロゲ
ン化銀乳剤は通常、水溶性銀塩(例えば硝酸銀)溶液と
水溶性ハロゲン塩(例えば臭化カリウム)溶液とをゼラ
チンの如き水溶性高分子溶液の存在下で混合してつくら
れる。ハロゲン化銀としては塩化銀、臭化銀、塩臭化
銀、沃臭化銀及び塩沃臭化銀いづれも用いることが出
来、その粒子形態、サイズ分布に特に限定はない。
【0018】本発明は印刷用感材、マイクロフィルム用
感材、医療用Xレイ感材、工業用Xレイ感材、一般ネガ
感材、一般リバーサル感材、等のハロゲン化銀写真感光
材料に適用することができる。本発明の感光材料に用い
られるその他の各種添加剤等に関しては特に制限はな
く、例えば特開平2−68539号公報の以下の該当個
所に記載のものを用いることができる。 項 目 該当個所 1.ハロゲン化銀乳剤 特開平2−68539号公報第8頁右下欄下から6 とその製法 行目から同第10頁右上欄12行目。 2.化学増感方法 同第10頁右上欄13行目から同左下欄16行目。 3.カブリ防止剤・安 同第10頁左下欄17行目から同第11頁左上欄7 定剤 行目及び同第3頁左下欄2行目から同第4頁左下 欄。 4.分光増感色素 同第4頁右下欄4行目から同第8頁右下欄 5.界面活性剤・帯電 同第11頁左上欄14行目から同第12頁左上欄9 防止剤 行目。 6.マット剤・滑り剤 同第12頁左上欄10行目から同右上欄10行目。 ・可塑剤 同第14頁左下欄10行目から同右下欄1行目。 7.親水性コロイド 同第12頁右上欄11行目から同左下欄16行目。 8.硬 膜 剤 同第12頁左下欄17行目から同第13頁右上欄6 行目。 9.染料・媒染剤 同第13頁左下欄1行目から同第14頁左下欄9行 目。 10. 現像処理方法 特開平2−103037号公報第16頁右上欄7行 目から同第19頁左下欄15行目。及び特開平2 −115837号公報第3頁右下欄5行目から同 第6頁右上欄10行目。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 両面に下引き層を塗設した厚さ180μのポリエチレン
テレフタレート支持体の一方の面に下記バック層を塗設
し試料101、102を作成した。試料102には、更
にバック層の上にバック面保護層を塗設した。 (1)バック層処方(試料101、102) 下記ポリメチルメタクリレート酢酸エチル溶液150g
中に下記ゼラチン溶液150gを添加し、ホモジナイザ
ー(日本精機工業製)で15,000rpm 10分間乳化
した。ゼラチン相の平均粒径は約3μであった。 (ポリメチルメタクリレート溶液処方) ポリメチルメタクリレート 10.5g 酢酸エチル 137.5g スパン20(I.C.I.製) 2.0g
【0020】 (ゼラチン溶液処方) ゼラチン 10.5g 蒸溜水 139.5g
【0021】この液を支持体上にゼラチン塗布量3g/
m2となる様塗布して乾燥した。更に比較用の試料として
試料103、104を作成した。試料103については
バック面には層を設けない。試料104については、バ
ック面に下記のゼラチン層を塗設した。 (試料104バック層処方) ゼラチン 3g/m2 N,N′エチレンビス−(ビニルスルホンアセトアミド) 30mg/m2 (2)バック面保護層処方(試料102) ゼラチン 0.3g/m2 染料〔1〕 70mg/m2 N,N′−エチレンビス−(ビニルスルホンアセトアミド) 16mg/m2 t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸ナトリ 40mg/m2 ウム C16H33O-(CH2CH2O)10H 40mg/m2 C8F17SO3K 0.6mg/m2 C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4SO3Na 0.6mg/m2
【0022】染料〔1〕
【0023】
【化1】
【0024】ついで支持体の反対の面に支持体から近い
順に乳剤層、表面保護層を塗設した。
【0025】(3)乳剤層処方
【0026】(ハロゲン化銀乳剤の調製)
【0027】H2 O 1リットルにゼラチン40gを溶
解し、53℃に加温された容器に塩化ナトリウム6g、
臭化カリウム0.4g、および化合物〔II〕
【0028】
【化2】
【0029】を60mg入れた後、100gの硝酸銀を含
む水溶液600mlと、臭化カリウム56g及び塩化ナト
リウム7gを含む水溶液600mlとをダブルジェット法
により添加して、塩化銀20モル%のコア部をつくり、
その後100gの硝酸銀を含む水溶液500mlと、臭化
カリウム40g、塩化ナトリウム14g、およびヘキサ
クロロイリジウム(III) 酸カリウム(10-7モル/モル
銀)を含む水溶液500mlとをダブルジェット法により
添加して、塩化銀40モル%のシェル部を形成させ、平
均粒子サイズ0.35μmのいわゆるコア/シェル型の
立方体単分散塩臭化銀粒子を調製した。この乳剤を脱塩
処理後、ゼラチン40gを加え、pH6.0、pAg
8.5に合わせてトリエチルチオ尿素2mgと塩化銀酸4
mgおよび4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラザインデン0.2gを加えて60℃で化学増
感を施した(乳剤A)。
【0030】(乳剤塗布液の調製)
【0031】乳剤Aを850g秤取した容器を40℃に
加温し、以下に示す方法で添加剤を加え乳剤塗布液とし
た。
【0032】(乳剤塗布液処方A)
【0033】 イ.乳剤A 850g ロ.分光増感色素〔III 〕 1.2×10-4モル ハ.強色増感剤〔IV〕 0.8×10-3モル ニ.保存性改良剤〔V〕 1×10-3モル ホ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 7.5g ヘ.トリメチロールプロパン 1.6g ト.ポリスチレンスルホン酸Na 2.4g チ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)の ラテックス 16g リ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォン アセトアミド) 1.2g
【0034】分光増感色素 III
【0035】
【化3】
【0036】強色増感剤 IV
【0037】
【化4】
【0038】保存性改良剤V
【0039】
【化5】
【0040】(4)表面保護層処方 (乳剤層の表面保護層塗布液の調製)容器を40℃に加
温し、下記に示す処方で添加剤を加えて塗布液とした。 (乳剤層の表面保護層塗布液処方)
【0041】 イ.ゼラチン 100g ロ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセト 1.5g アミド) ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子 2.2g (平均粒子サイズ2.0μm) ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸 1.2g ナトリウム ト.C16H33O-(CH2CH2O)10-H 2.7g チ.ポリアクリル酸ソーダ 4g リ.C8F17SO3K 70mg ヌ.C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4-SO3Na 70mg ル.NaOH(1N) 4ml ヲ.メタノール 60ml
【0042】この様にして得られた試料を25℃60%
RHの雰囲気で10日間保存した後、以下の評価を実施
した。
【0043】(バック層の膨潤度の測定法)試料102
については次亜塩素酸ナトリウム水溶液(試薬;和光純
薬工業(株)製)でバック面保護層を除去した後以下の
測定を行なった。 バック層の乾燥厚doの測定;下記現像処理後の試料の
切片の走査型電子顕微鏡観察により求めた。 バック層の湿潤膜厚dの測定;以下の現像処理を施した
後、湿潤状態にある試料を液体窒素により凍結乾燥した
後切片の走査型電子顕微鏡観察により求めた。 現像処理 RD−10(富士写真フイルム(株)製) 35℃ 22秒 RF−10(富士写真フイルム(株)製) 35℃ 20秒 水 洗 20℃ 20秒 この様にして求めたdo、dを用いて下記式で試料の膨
潤率を求める。 膨潤率=(d−do)/do この方法で求めた本発明の試料の膨潤率はいずれもほぼ
0で、いずれも本発明の「実質的に非膨潤」という条件
を満たしていた。
【0044】(自現機乾燥速度)4ッ切りサイズの試料
を25℃60%RHの雰囲気下でNRN自動現像機(富
士写真フイルム(株)製)で現像処理をする。この時自
動現像機のラインスピードを変化させて、処理時間を2
0秒から5秒間隔で増大させる。処理直後の試料の乾燥
程度を感触で以下の3ランクに分類する。この3ランク
のうち実用上許容されるレベルは○レベルである。表−
1には○レベルとなる最低時間を示す。 ○ 完全に乾いている。フィルムは暖かい。 △ 若干しめっている。フィルム温度は室温程度。 × 未乾。フィルムどうしが接着。 なお、現像処理条件は以下の通りである。 現像 RD−10(富士フイルム(株)製) 35℃ 定着 RF−10(富士フイルム(株)製) 35℃ ドライヤー 55℃
【0045】(カール測定法)長さ5cm、巾1cmに裁断
した試料を25℃60%RHの条件で3日間保存し、つ
いで25℃10%RHの雰囲気下に移し2時間後の試料
のカールを測定した。カールの値は以下の定義で求め
た。 カール値=1/(試料の曲率半径(cm)) 実用上問題のないカールは上記の値が0.02以下であ
る。ただしカールの値は乳剤面が内側にカールしている
場合に正、外側にカールしている場合に負とする。得ら
れた結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 イ.乳剤A 850g ロ.分光増感色素〔III〕 1.2×10−4モ ル ハ.強色増感剤〔IV〕 0.8×10−3モ ル ニ.保存性改良剤〔V〕 1×10−3モル ホ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 7.5g ヘ.トリメチロールプロパン 1.6g ト.ポリスチレンスルホン酸Na 2.4g チ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)の ラテックス 16g リ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォン アセトアミド) 1.2g この塗布液を塗布銀量が2.5g/mとなる様塗設し
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 イ.ゼラチン 100g ロ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセト 1.5g アミド) ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子 2.2g (平均粒子サイズ2.0μm) ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸 1.2g ナトリウム ト.C1633O−(CHCHO)10−H 2.7g チ.ポリアクリル酸ソーダ 4g リ.C17SOK 70mg ヌ.C17SON(C)(CHCHO)(CH−S ONa 70mg ル.NaOH(1N) 4ml ヲ.メタノール 60ml この塗布液をゼラチン塗布量1g/mとなる様塗設し
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持体の一方の面に少なくとも一層の親
    水コロイドをバインダーとするハロゲン化銀乳剤層を有
    し、該ハロゲン化銀乳剤層が塗設されている面と反対側
    の面に少なくとも一層の処理液非膨潤のバインダーを連
    続相として、その中に親水コロイドの不連続相として島
    状に存在している層を有するハロゲン化銀写真感光材料
    に於いて、該バック層が実質的に処理液に非膨潤である
    事を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
JP16150291A 1991-07-02 1991-07-02 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH0511407A (ja)

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