JPH05118733A - オープンシヨーケースの除霜装置 - Google Patents
オープンシヨーケースの除霜装置Info
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- JPH05118733A JPH05118733A JP28311991A JP28311991A JPH05118733A JP H05118733 A JPH05118733 A JP H05118733A JP 28311991 A JP28311991 A JP 28311991A JP 28311991 A JP28311991 A JP 28311991A JP H05118733 A JPH05118733 A JP H05118733A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/06—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
- F25D2317/068—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
- F25D2317/0684—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans the fans allowing rotation in reverse direction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却器の除霜後の水切りを円滑に実行するこ
とができるオープンショーケースの除霜装置を提供す
る。 【構成】 前面に開口１０を有するケース本体の外箱１
と内箱２間にダクト５を構成する。ダクト５に冷却器９
と送風機７を設ける。開口１０上縁より冷気を吹き出し
てエアーカーテンＡを形成する。冷却器９の除霜時は電
気ヒータ２５を作動させると共に送風機７を正転する。
除霜後の水切り運転時には電気ヒータ２５の運転を停止
させると共に送風機７を逆転して運転する。
とができるオープンショーケースの除霜装置を提供す
る。 【構成】 前面に開口１０を有するケース本体の外箱１
と内箱２間にダクト５を構成する。ダクト５に冷却器９
と送風機７を設ける。開口１０上縁より冷気を吹き出し
てエアーカーテンＡを形成する。冷却器９の除霜時は電
気ヒータ２５を作動させると共に送風機７を正転する。
除霜後の水切り運転時には電気ヒータ２５の運転を停止
させると共に送風機７を逆転して運転する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、前面開口部にエアーカ
ーテンを形成して成るオープンショーケースの除霜装置
に関する。
ーテンを形成して成るオープンショーケースの除霜装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種オープンショーケースに設け
られた冷却器の除霜を行うには、例えば特公平３−３１
４７号公報（Ｆ２５Ｄ２１／０６）の如く、冷却器に外
気を流通させて行う空気式除霜方法がある。しかし乍
ら、係る空気式除霜方法では除霜能力が外気の熱量に依
存し不安定となるので、一般的には冷却器を電気ヒータ
や高温ガス冷媒等の除霜手段によって加熱して除霜して
いる。
られた冷却器の除霜を行うには、例えば特公平３−３１
４７号公報（Ｆ２５Ｄ２１／０６）の如く、冷却器に外
気を流通させて行う空気式除霜方法がある。しかし乍
ら、係る空気式除霜方法では除霜能力が外気の熱量に依
存し不安定となるので、一般的には冷却器を電気ヒータ
や高温ガス冷媒等の除霜手段によって加熱して除霜して
いる。
【０００３】係る除霜手段による冷却器の除霜は所定時
間、或いは冷却器の温度が所定の除霜終了温度に達する
まで実行されるが、除霜手段の発熱終了後も冷却器から
除霜水や氷塊を落下させるための水切り時間を置き、こ
の水切り時間経過後に冷却運転を再開するようにしてい
る。
間、或いは冷却器の温度が所定の除霜終了温度に達する
まで実行されるが、除霜手段の発熱終了後も冷却器から
除霜水や氷塊を落下させるための水切り時間を置き、こ
の水切り時間経過後に冷却運転を再開するようにしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記除霜手段
による冷却器の除霜中にも開口にはエアーカーテンを形
成する必要があるため、送風機は冷却運転中と同様に運
転される。従来では、この送風機の運転を前記水切り時
間中にも除霜中と同様に行っていた。ここで、エアーカ
ーテンの吹出口は開口上縁にあるため、この送風機によ
る気流は冷却器の中をオープンショーケースの上に向か
って形成される。一方、冷却器の除霜中に生ずる除霜水
や氷塊は、冷却器よりオープンショーケースの下方に向
かって落下するので、前記水切り運転中の気流が除霜水
や氷塊の落下する方向と逆方向になる。
による冷却器の除霜中にも開口にはエアーカーテンを形
成する必要があるため、送風機は冷却運転中と同様に運
転される。従来では、この送風機の運転を前記水切り時
間中にも除霜中と同様に行っていた。ここで、エアーカ
ーテンの吹出口は開口上縁にあるため、この送風機によ
る気流は冷却器の中をオープンショーケースの上に向か
って形成される。一方、冷却器の除霜中に生ずる除霜水
や氷塊は、冷却器よりオープンショーケースの下方に向
かって落下するので、前記水切り運転中の気流が除霜水
や氷塊の落下する方向と逆方向になる。
【０００５】この場合に冷却器に付着している除霜水の
水滴に働く力をＦ１とし、これを水滴の自重ｆ１、表面
張力ｆ２、送風機による風の力ｆ３にて表すと数１の如
くなる。
水滴に働く力をＦ１とし、これを水滴の自重ｆ１、表面
張力ｆ２、送風機による風の力ｆ３にて表すと数１の如
くなる。
【０００６】
【数１】
【０００７】即ち、前記送風機による気流は除霜水や氷
塊の落下を妨げる方向に作用することになるのでこれら
が落下し難くなり、水切りに時間がかかる問題があっ
た。
塊の落下を妨げる方向に作用することになるのでこれら
が落下し難くなり、水切りに時間がかかる問題があっ
た。
【０００８】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、冷却器の除霜後の水切りを
円滑に実行することができるオープンショーケースの除
霜装置を提供することを目的とする。
ために成されたものであり、冷却器の除霜後の水切りを
円滑に実行することができるオープンショーケースの除
霜装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明のオープ
ンショーケースの除霜装置は、前面に開口１０を有する
ケース本体の外箱１と内箱２間にダクト５を構成し、こ
のダクト５に冷却器９と送風機７を設け、開口１０上縁
より冷気を吹き出してエアーカーテンＡを形成するオー
プンショーケースに用いられ、冷却器９の除霜手段（電
気ヒータ２５）と、この除霜手段（電気ヒータ２５）と
送風機７の運転を制御する制御装置２０を具備してお
り、制御装置２０は冷却器９の除霜時に除霜手段（電気
ヒータ２５）を作動させると共に送風機７を正転し、除
霜後の水切り運転時には除霜手段（電気ヒータ２５）の
運転を停止させると共に送風機７を逆転して運転するよ
うに構成したものである。
ンショーケースの除霜装置は、前面に開口１０を有する
ケース本体の外箱１と内箱２間にダクト５を構成し、こ
のダクト５に冷却器９と送風機７を設け、開口１０上縁
より冷気を吹き出してエアーカーテンＡを形成するオー
プンショーケースに用いられ、冷却器９の除霜手段（電
気ヒータ２５）と、この除霜手段（電気ヒータ２５）と
送風機７の運転を制御する制御装置２０を具備してお
り、制御装置２０は冷却器９の除霜時に除霜手段（電気
ヒータ２５）を作動させると共に送風機７を正転し、除
霜後の水切り運転時には除霜手段（電気ヒータ２５）の
運転を停止させると共に送風機７を逆転して運転するよ
うに構成したものである。
【００１０】請求項２の発明のオープンショーケースの
除霜装置は、前面に開口１０を有するケース本体の外箱
１と内箱２間に内外層両ダクト５、６を構成し、内層ダ
クト５に冷却器９と内層送風機７を設け、外層ダクト６
には外層送風機８を設けて開口１０上縁より冷気を吹き
出して内外複層のエアーカーテンＡ、Ｂを形成するオー
プンショーケースに用いられ、冷却器９の除霜手段（電
気ヒータ２５）と、この除霜手段（電気ヒータ２５）と
両送風機７、８の運転を制御する制御装置２０を具備し
ており、制御装置２０は冷却器９の除霜時に除霜手段
（電気ヒータ２５）を作動させ、内層送風機７を正転す
ると共に外層送風機８を停止し、除霜後の水切り運転時
には除霜手段（電気ヒータ２５）の運転を停止させると
共に両送風機７、８を逆転して運転するように構成した
ものである。
除霜装置は、前面に開口１０を有するケース本体の外箱
１と内箱２間に内外層両ダクト５、６を構成し、内層ダ
クト５に冷却器９と内層送風機７を設け、外層ダクト６
には外層送風機８を設けて開口１０上縁より冷気を吹き
出して内外複層のエアーカーテンＡ、Ｂを形成するオー
プンショーケースに用いられ、冷却器９の除霜手段（電
気ヒータ２５）と、この除霜手段（電気ヒータ２５）と
両送風機７、８の運転を制御する制御装置２０を具備し
ており、制御装置２０は冷却器９の除霜時に除霜手段
（電気ヒータ２５）を作動させ、内層送風機７を正転す
ると共に外層送風機８を停止し、除霜後の水切り運転時
には除霜手段（電気ヒータ２５）の運転を停止させると
共に両送風機７、８を逆転して運転するように構成した
ものである。
【００１１】
【作用】請求項１の発明のオープンショーケースの除霜
装置によれば、除霜手段（電気ヒータ２５）が発熱して
いる冷却器９の除霜中は冷却中と同様に送風機７を正転
してエアーカーテンＡを形成し、除霜後の水切り運転に
おいては送風機７を逆転するので、冷却器９からの除霜
水や氷塊の落下方向と気流方向が一致し、これら水切り
が円滑に進むようになる。また、ダクト吹出部分に詰ま
った塵埃等を除去できる。
装置によれば、除霜手段（電気ヒータ２５）が発熱して
いる冷却器９の除霜中は冷却中と同様に送風機７を正転
してエアーカーテンＡを形成し、除霜後の水切り運転に
おいては送風機７を逆転するので、冷却器９からの除霜
水や氷塊の落下方向と気流方向が一致し、これら水切り
が円滑に進むようになる。また、ダクト吹出部分に詰ま
った塵埃等を除去できる。
【００１２】請求項２の発明のオープンショーケースの
除霜装置によれば、前記作用に加えて除霜中の内層送風
機７の外気導入を促進することができる。
除霜装置によれば、前記作用に加えて除霜中の内層送風
機７の外気導入を促進することができる。
【００１３】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図１はオープンショーケース本体の縦断面図、図２
は制御装置２０の電気回路のブロック図、図３は制御装
置２０の動作を示すタイミングチャートである。図１に
おいて、前記ケース本体は外箱１、内箱２から構成さ
れ、内箱２内の貯蔵室１６には商品陳列棚３が架設され
ている。ケース本体には外箱１と内箱２との間に隔壁４
で仕切った内外２層の内層ダクト５及び外層ダクト６が
形成されており、各ダクト５、６内にはそれぞれコンデ
ンサーラン型モータから成る内層送風機７及び外層送風
機８が、更に内層ダクト５内には冷凍装置に含まれる冷
却器９が設置されている。
る。図１はオープンショーケース本体の縦断面図、図２
は制御装置２０の電気回路のブロック図、図３は制御装
置２０の動作を示すタイミングチャートである。図１に
おいて、前記ケース本体は外箱１、内箱２から構成さ
れ、内箱２内の貯蔵室１６には商品陳列棚３が架設され
ている。ケース本体には外箱１と内箱２との間に隔壁４
で仕切った内外２層の内層ダクト５及び外層ダクト６が
形成されており、各ダクト５、６内にはそれぞれコンデ
ンサーラン型モータから成る内層送風機７及び外層送風
機８が、更に内層ダクト５内には冷凍装置に含まれる冷
却器９が設置されている。
【００１４】各ダクト５、６はそれぞれケース本体の前
面開口１０へ向けて上下において開口し、エアーカーテ
ンの吹出口１１、１２及び吸込口１３、１４を形成して
いる。各吹出口１１、１２には整流用のハニカム１７、
１８が取り付けられ、吹出口１１は内側に、吹出口１２
は外側に並んで開口している。
面開口１０へ向けて上下において開口し、エアーカーテ
ンの吹出口１１、１２及び吸込口１３、１４を形成して
いる。各吹出口１１、１２には整流用のハニカム１７、
１８が取り付けられ、吹出口１１は内側に、吹出口１２
は外側に並んで開口している。
【００１５】図２において、制御装置２０は汎用マイク
ロコンピュータ２１によって構成され、マイクロコンピ
ュータ２１には前記貯蔵室１６内の温度を検出する庫内
センサ２２と前記冷却器９の除霜終了温度を検出するた
めの除霜終了温度センサ２３の出力が入力され、マイク
ロコンピュータ２１の出力には冷凍装置の圧縮機２４、
前記内層送風機７及び外層送風機８と、前記冷却器９の
除霜手段としての電気ヒータ２５が接続される。
ロコンピュータ２１によって構成され、マイクロコンピ
ュータ２１には前記貯蔵室１６内の温度を検出する庫内
センサ２２と前記冷却器９の除霜終了温度を検出するた
めの除霜終了温度センサ２３の出力が入力され、マイク
ロコンピュータ２１の出力には冷凍装置の圧縮機２４、
前記内層送風機７及び外層送風機８と、前記冷却器９の
除霜手段としての電気ヒータ２５が接続される。
【００１６】次に、図３のタイミングチャート及び図
４、図５の動作説明用のケース本体の縦断面図を参照し
て制御装置２０の制御動作を説明する。制御装置２０の
マイクロコンピュータ２１は冷却運転時には庫内センサ
２２の出力に基づき、設定値を中心として圧縮機２４を
オン・オフ運転すると共に、内外両層送風機７、８を正
転運転することにより各ダクト５、６内に空気を図１中
矢印の如く送風し、ケース本体の前面開口１０に内外２
層に分かれてそれぞれ層流を成すエアーカーテンＡとＢ
を上部の吹出口１１、１２から下部の吸込口１３、１４
に向けて吹き出し形成する。この内、内側のエアーカー
テンＡは冷却器９と熱交換して冷却された冷気エアーカ
ーテンであり、その一部がコアンダー効果によって貯蔵
室１６内に巻き込まれて貯蔵室１６を冷却する。外側の
エアーカーテンＢは内側のエアーカーテンＡを保護し、
これら両エアーカーテンＡ、Ｂで外気を遮断し、貯蔵室
１６への熱侵入を防いでいる。
４、図５の動作説明用のケース本体の縦断面図を参照し
て制御装置２０の制御動作を説明する。制御装置２０の
マイクロコンピュータ２１は冷却運転時には庫内センサ
２２の出力に基づき、設定値を中心として圧縮機２４を
オン・オフ運転すると共に、内外両層送風機７、８を正
転運転することにより各ダクト５、６内に空気を図１中
矢印の如く送風し、ケース本体の前面開口１０に内外２
層に分かれてそれぞれ層流を成すエアーカーテンＡとＢ
を上部の吹出口１１、１２から下部の吸込口１３、１４
に向けて吹き出し形成する。この内、内側のエアーカー
テンＡは冷却器９と熱交換して冷却された冷気エアーカ
ーテンであり、その一部がコアンダー効果によって貯蔵
室１６内に巻き込まれて貯蔵室１６を冷却する。外側の
エアーカーテンＢは内側のエアーカーテンＡを保護し、
これら両エアーカーテンＡ、Ｂで外気を遮断し、貯蔵室
１６への熱侵入を防いでいる。
【００１７】このような冷却運転によって冷却器９には
着霜が成長するので、圧縮機２４の運転積算時間が所定
期間に達した場合、或いは冷却運転の開始から所定期間
経過した場合、若しくは所定の時刻になった場合にマイ
クロコンピュータ２１は冷却器９の除霜運転に入る。除
霜運転中マイクロコンピュータ２１は圧縮機２４及び外
層送風機８の運転を停止し、電気ヒータ２５に通電して
発熱させる。内層送風機７は冷却運転に引き続いて正転
運転し、図４中破線矢印の如く内層ダクト５に送風し、
前面開口１０に内側のみのエアーカーテンＡを形成す
る。このエアーカーテンＡの存在によって外気の貯蔵室
１６への侵入は抑制され、貯蔵室１６は依然低温の冷却
器９と熱交換した冷気が供給されて冷却されるが、外側
のエアーカーテンＢが消失することにより、内側のエア
ーカーテンＡの外気巻き込み量は増える。従って、除霜
中冷却器９は電気ヒータ２５による加熱の他に、吸込口
１３から巻き込んだ熱量を有する外気も流通されるので
除霜が促進される。
着霜が成長するので、圧縮機２４の運転積算時間が所定
期間に達した場合、或いは冷却運転の開始から所定期間
経過した場合、若しくは所定の時刻になった場合にマイ
クロコンピュータ２１は冷却器９の除霜運転に入る。除
霜運転中マイクロコンピュータ２１は圧縮機２４及び外
層送風機８の運転を停止し、電気ヒータ２５に通電して
発熱させる。内層送風機７は冷却運転に引き続いて正転
運転し、図４中破線矢印の如く内層ダクト５に送風し、
前面開口１０に内側のみのエアーカーテンＡを形成す
る。このエアーカーテンＡの存在によって外気の貯蔵室
１６への侵入は抑制され、貯蔵室１６は依然低温の冷却
器９と熱交換した冷気が供給されて冷却されるが、外側
のエアーカーテンＢが消失することにより、内側のエア
ーカーテンＡの外気巻き込み量は増える。従って、除霜
中冷却器９は電気ヒータ２５による加熱の他に、吸込口
１３から巻き込んだ熱量を有する外気も流通されるので
除霜が促進される。
【００１８】係る除霜運転によって冷却器９の着霜は融
解され、水或いは氷塊となって下方に落下して行く。こ
れらの除霜水或いは氷塊は、その後、図示しないドレン
パンより外部に排出される。係る除霜が進行して冷却器
９の温度が例えば＋１３℃等の除霜終了温度に上昇する
と、マイクロコンピュータ２１は除霜終了温度センサ２
３の出力に基づいて除霜運転を終了して水切り運転に入
る。水切り運転は冷却器９から除霜水や氷塊を落下させ
て前記ドレンパンから排出するために確保される時間で
あり、ここでは電気ヒータ２５への通電は停止し、未だ
圧縮機２４も停止したままである。一方、内外両層送風
機７、８は逆転運転する。係る逆転運転によって図５の
如く吹出口１１、１２からは外気が内外のダクト５、６
を上から下へ流れる気流が形成される。
解され、水或いは氷塊となって下方に落下して行く。こ
れらの除霜水或いは氷塊は、その後、図示しないドレン
パンより外部に排出される。係る除霜が進行して冷却器
９の温度が例えば＋１３℃等の除霜終了温度に上昇する
と、マイクロコンピュータ２１は除霜終了温度センサ２
３の出力に基づいて除霜運転を終了して水切り運転に入
る。水切り運転は冷却器９から除霜水や氷塊を落下させ
て前記ドレンパンから排出するために確保される時間で
あり、ここでは電気ヒータ２５への通電は停止し、未だ
圧縮機２４も停止したままである。一方、内外両層送風
機７、８は逆転運転する。係る逆転運転によって図５の
如く吹出口１１、１２からは外気が内外のダクト５、６
を上から下へ流れる気流が形成される。
【００１９】
【数２】
【００２０】この状態を内層ダクト５に着目して考える
と、内層送風機７による気流は冷却器９から落下する除
霜水や氷塊の落下方向と一致する。前述同様にこの場合
の冷却器９に付着している除霜水の水滴に働く力をＦ２
とし、これを水滴の自重ｆ１、表面張力ｆ２、送風機に
よる風の力ｆ３にて表すと前記数２の如くなる。
と、内層送風機７による気流は冷却器９から落下する除
霜水や氷塊の落下方向と一致する。前述同様にこの場合
の冷却器９に付着している除霜水の水滴に働く力をＦ２
とし、これを水滴の自重ｆ１、表面張力ｆ２、送風機に
よる風の力ｆ３にて表すと前記数２の如くなる。
【００２１】内層送風機７を逆転させた場合、実際には
正転時よりも力ｆ３は小さくなるが、いずれにしても数
１のＦ１＜数２のＦ２であることは明らかであり、冷却
器９からの除霜水或いは氷塊の落下は促進され、水切り
が円滑に行われて水切り時間が短縮される。従って、除
霜運転期間を含めた圧縮機２４の全体の停止期間を短く
することができ、貯蔵室１６内の温度上昇を抑制し、食
品の高鮮度管理を実現することができる。
正転時よりも力ｆ３は小さくなるが、いずれにしても数
１のＦ１＜数２のＦ２であることは明らかであり、冷却
器９からの除霜水或いは氷塊の落下は促進され、水切り
が円滑に行われて水切り時間が短縮される。従って、除
霜運転期間を含めた圧縮機２４の全体の停止期間を短く
することができ、貯蔵室１６内の温度上昇を抑制し、食
品の高鮮度管理を実現することができる。
【００２２】また、水切り運転毎に内外両層の送風機
７、８が逆転することによって、吹出口１１、１２のハ
ニカム１７、１８の空気流入側に付着していた塵埃はダ
クト５、６側に吐き出されるので、ハニカム１７、１８
が目詰まりし難くなる。
７、８が逆転することによって、吹出口１１、１２のハ
ニカム１７、１８の空気流入側に付着していた塵埃はダ
クト５、６側に吐き出されるので、ハニカム１７、１８
が目詰まりし難くなる。
【００２３】更に、水切り運転に入った直後は電気ヒー
タ２５の温度も高く、従来の如く内層送風機７を正転運
転するとこの高い温度の空気が貯蔵室１６内に送られる
ことになるが、本発明の如く内層送風機７を逆転して運
転すれば高温空気は図５の如く吸込口１３から外部に吐
き出されるので、係る不都合も生じない。
タ２５の温度も高く、従来の如く内層送風機７を正転運
転するとこの高い温度の空気が貯蔵室１６内に送られる
ことになるが、本発明の如く内層送風機７を逆転して運
転すれば高温空気は図５の如く吸込口１３から外部に吐
き出されるので、係る不都合も生じない。
【００２４】尚、係る水切り運転の後マイクロコンピュ
ータ２１は再び圧縮機２４を運転し、内外両層送風機
７、８を正転運転して冷却運転を再開する。
ータ２１は再び圧縮機２４を運転し、内外両層送風機
７、８を正転運転して冷却運転を再開する。
【００２５】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、除霜後の水切
り運転時に送風機を逆転して運転するので、冷却器から
の除霜水や氷塊の落下方向と気流方向が一致し、水切り
の促進による水切り運転時間の短縮を図ることができ、
冷凍装置の停止期間を短縮して貯蔵物品の高鮮度管理を
実現することができるようになる。また、送風機の逆転
によってダクト吹出部分に詰まった塵埃等も除去するこ
とができ、掃除の手間を省くことができる。
り運転時に送風機を逆転して運転するので、冷却器から
の除霜水や氷塊の落下方向と気流方向が一致し、水切り
の促進による水切り運転時間の短縮を図ることができ、
冷凍装置の停止期間を短縮して貯蔵物品の高鮮度管理を
実現することができるようになる。また、送風機の逆転
によってダクト吹出部分に詰まった塵埃等も除去するこ
とができ、掃除の手間を省くことができる。
【００２６】更に、請求項２の発明の如く除霜中に外層
送風機を停止させれば、除霜中の内層送風機による外気
導入を促し、それによって冷却器の除霜を促進させるこ
とができる。
送風機を停止させれば、除霜中の内層送風機による外気
導入を促し、それによって冷却器の除霜を促進させるこ
とができる。
【図１】オープンショーケース本体の縦断面図である。
【図２】制御装置の電気回路のブロック図である。
【図３】制御装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。
る。
【図４】除霜運転中の気流の流れを説明するためのオー
プンショーケース本体の縦断面図である。
プンショーケース本体の縦断面図である。
【図５】水切り運転中の気流の流れを説明するためのオ
ープンショーケース本体の縦断面図である。
ープンショーケース本体の縦断面図である。
１ 外箱 ２ 内箱 ５ 内層ダクト ６ 外層ダクト ７ 内層送風機 ８ 外層送風機 ９ 冷却器 １０ 開口 ２０ 制御装置 ２４ 圧縮機 ２５ 電気ヒータ Ａ エアーカーテン Ｂ エアーカーテン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 友昭 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 前面に開口を有するケース本体の外箱と
内箱間にダクトを構成し、該ダクトに冷却器と送風機を
設けると共に、前記開口上縁より冷気を吹き出してエア
ーカーテンを形成するオープンショーケースにおいて、
前記冷却器の除霜手段と、該除霜手段と前記送風機の運
転を制御する制御装置を具備し、該制御装置は前記冷却
器の除霜時に前記除霜手段を作動させると共に前記送風
機を正転し、除霜後の水切り運転時には前記除霜手段の
運転を停止させると共に前記送風機を逆転して運転する
ことを特徴とするオープンショーケースの除霜装置。 - 【請求項２】 前面に開口を有するケース本体の外箱と
内箱間に内外層両ダクトを構成し、該内層ダクトに冷却
器と内層送風機を設けると共に、前記外層ダクトには外
層送風機を設け、前記開口上縁より冷気を吹き出して内
外複層のエアーカーテンを形成するオープンショーケー
スにおいて、前記冷却器の除霜手段と、該除霜手段と前
記両送風機の運転を制御する制御装置を具備し、該制御
装置は前記冷却器の除霜時に前記除霜手段を作動させ、
前記内層送風機を正転すると共に外層送風機を停止し、
除霜後の水切り運転時には前記除霜手段の運転を停止さ
せると共に前記両送風機を逆転して運転することを特徴
とするオープンショーケースの除霜装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28311991A JPH05118733A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | オープンシヨーケースの除霜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28311991A JPH05118733A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | オープンシヨーケースの除霜装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05118733A true JPH05118733A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17661474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28311991A Pending JPH05118733A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | オープンシヨーケースの除霜装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05118733A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019148415A (ja) * | 2019-05-14 | 2019-09-05 | さくら製作所株式会社 | ワインセラー |
| JP2020098053A (ja) * | 2018-12-17 | 2020-06-25 | 富士電機株式会社 | ショーケース及びショーケースの除霜制御方法 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP28311991A patent/JPH05118733A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020098053A (ja) * | 2018-12-17 | 2020-06-25 | 富士電機株式会社 | ショーケース及びショーケースの除霜制御方法 |
| JP2019148415A (ja) * | 2019-05-14 | 2019-09-05 | さくら製作所株式会社 | ワインセラー |
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