JPH0511865Y2 - - Google Patents

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JPH0511865Y2
JPH0511865Y2 JP11348088U JP11348088U JPH0511865Y2 JP H0511865 Y2 JPH0511865 Y2 JP H0511865Y2 JP 11348088 U JP11348088 U JP 11348088U JP 11348088 U JP11348088 U JP 11348088U JP H0511865 Y2 JPH0511865 Y2 JP H0511865Y2
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temperature
moxibustion
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pad
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、従来のもぐさ等を使用して行なうい
わゆる千年灸に代わつて、電子的に加熱、冷却し
たパツドを施灸位置に当接して行なう鍼灸温冷治
療器に関するものである。
(従来の技術) 従来の鍼灸は、人体の経穴(つぼ)に、もぐさ
をベースとして味噌、塩、しようが等を敷き、こ
れに点火して人体に熱的刺激を与え、治療するも
のである。この場合、各種灸の温度プロフアイル
は、略第8図に示したような曲線になつている。
また、温冷熱刺激用具として、電気ヒータや氷
を利用した単一機能のものは市販されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、これら従来のものは、周囲温度が直
接最高温度に影響を及ぼすものである。例えば、
第8図において、周囲温度が20℃のとき、塩灸の
最高温度が90℃にもなる。このため、人体の皮膚
上に火傷の痕跡を残すという問題があつた。
塩灸の場合、最高温度と最低温度の差は70℃で
ある。そしてこの温度差こそが、鍼灸の効果を上
げる上で、実は大事なフアクタである。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、例
えば最高温度を70℃以下に制限することにより火
傷の痕跡を残すことなく、しかも所要の効果を上
げることのできる鍼灸温冷治療器を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、人体の施灸すべき
位置に先端部を当接する略円錐形のパツドを有
し、そのパツドを加熱及び冷却する手段を備えた
一又は複数の導子と、予め設定された複数種の温
度プロフアイルの中から任意の1つを選択可能
で、しかもマイナス温度から少なくとも70℃程度
までの温度範囲において、選択された温度プロフ
アイルに従つて一又は複数の導子の温度を制御す
る制御手段と、選択された温度プロフアイルを表
示するとともに、このプロフアイル上を、スター
トからの時間の経過に対応して時々刻々プロツト
表示する表示手段とから構成するものである。
(作用) この構成によれば、施灸のスタート温度を例え
ば0℃に設定すると、最高温度を70℃以下に収め
ることが可能になり、従つて、皮膚に火傷の痕跡
を残すことはなく、また、予め定められた複数種
の灸の温度プロフアイルを任意に選択でき、かつ
同時に複数人に対して施療ができる。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図及び第2図は、本考案の一実施例の外
観を示したもので、1はコントロールボツクス2
からケーブル5により引き出された複数の導子
で、人体の施灸箇所に先端部を当接するパツド1
aを有する。コントロールボツクス2には、灸の
種類を選択したり、開始、停止等の操作を行なう
操作キーを配置した操作パネル3が設けられてい
る。4は種々の情報を表示するデイスプレイであ
る。
第3図は、導子1の詳細を示したもので、略円
錐形のパツド1aの内面に、例えば銅からなる放
熱器11に固着された温冷素子12が密接するよ
うに配置されている。温冷素子12は、周知のペ
ルチエ効果を利用したもので、一方の面が吸熱側
であるときは他方の面が発熱側であり、電流の向
きを逆にすると吸熱側と発熱側が入れ替わる。い
ま、パツド1aに接する面を吸熱側とした場合、
他方の面が発熱側となり、この熱を放熱器11で
すみやかに除去すれば、温冷素子12の効率を高
めることになるから、放熱器11を水冷する。1
5はケーブル5内に通した通水パイプである。温
冷素子や放熱器は保持板16に保持され、ケース
17に取付けられている。第4図は、第3図のA
−A断面を示している。パツド1aの内面には、
温冷素子12の外に、温度センサ13及び、異常
時に素子への通電を遮断する温度ヒユーズ14等
が配置されている。18,19は各素子のリード
線である。
第5図は、本実施例のシステムブロツクを示し
たもので、コントロールボツクス2にはマイクロ
コンピユータが内蔵され、全ての動作を統括す
る。即ち、まず本実施例では、灸の種類として、
味噌灸、塩灸、しようが灸及びカマヤミニ灸の4
種類の温度プロフアイルが予めソフトとして組み
込まれており、操作パネル3に設けられた操作キ
ーにより任意の種類を選択することができる。そ
して、その選択に応じて導子1をパワーコントロ
ールし、パツド1a上で所要の温度プロフアイル
を実現する。導子1は、例えば4個まで使用する
ことができるようになつている。さらに、必要な
情報は時々刻々デイスプレイ4に表示される。
デイスプレイにおける表示の一例を第6図に示
す。施灸に先だつて、(a)灸の種類の選択の表示、
(b)効能、注意事項等のメツセージの表示、また、
第2図のように、つぼ(経穴)を表示して施灸の
位置を知らせる。次に、導子のパツドをつぼに当
て、スタートボタンを押すと、(c)選択した種類の
温度プロフアイルが表示され、時間の経過に対応
してこのプロフアイル上を時々刻々プロツト表示
する。同時に、その時点の注意や効能等のメツセ
ージが表示される。(d)異常が発見されるとピツピ
ーのメツセージ音とともにその内容が表示され
る。さらに、(e)途中で停止のキーが押されたら出
力がオフになり、(a)に戻る。終了したときは、終
了ブザーが鳴り、(f)の表示の後、(a)の表示に戻
り、スタンバイの状態となる。
ここで、特徴的なことは、スタート時点の温度
を任意に選択できることである。施灸の効果は、
最低温度と最高温度の温度差と、経過時間に対す
る温度プロフアイルであることが確認されてい
る。そこで、スタート時点の温度を、例えば第7
図に示したように0℃に設定すれば、塩灸におけ
る最高温度を70℃以内に抑えることができ、この
温度では、皮膚に火傷の痕跡を残すことはない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、 (1) 施灸のスタート時点の温度を任意に選択でき
るので、マイナス温度でスタートすれば、最高
温度を、皮膚に火傷の痕跡を残さない温度まで
下げることができ、安全性が向上する。
(2) デイスプレイに、必要な注意事項、効能等を
表示する外に、温度プロフアイルが表示され、
しかも時間の経過とともに、その時点の温度が
時々刻々プロツト表示されるので、使用者はそ
れを見て、安心して施療できる。
(3) デイスプレイに、つぼ(経穴)が表示される
ので、素人でも施灸すべき位置を間違えること
はない。
(4) 複数種の灸が用意されているので、好みのも
のを選択することができるとともに、同時に複
数人が利用できる。
等の著しい効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の側面図、第2図
は、同斜視図、第3図は、導子の構成図、第4図
は、第3図のA−A断面図、第5図は、システム
ブロツク図、第6図は、デイスプレイの表示例を
示す図、第7図は、スタート時点の温度を0℃に
設定したときの各種灸の温度プロフアイルを示す
図、第8図は、周囲温度が加わつた従来例の各種
灸の温度プロフアイルを示す図である。 1……導子、1a……パツド、2……コントロ
ールボツクス、3……操作パネル、4……デイス
プレイ、11……放熱器、12……温冷素子、1
3……温度センサ、14……温度ヒユーズ、15
……通水パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 人体の施灸すべき位置に先端部を当接する略
    円錐形のパツドを有する一又は複数の導子、 前記導子は、それぞれ前記パツドを加熱、冷却
    する熱電子素子と、該熱電子素子の発熱を放散さ
    せる水冷手段と、前記パツドの温度を検出する温
    度検出手段と、異常時に前記熱電子素子への通電
    を遮断する温度ヒユーズとを備え、 (b) 前記一又は複数の導子を温度制御する制御手
    段、 前記制御手段は、予め設定された複数種の温度
    プロフアイルの中から任意の1つを選択可能で、
    選択された温度プロフアイルに従つて前記一又は
    複数の導子を同時に温度制御し、 (c) 選択された温度プロフアイルを表示するとと
    もに、施灸スタートからの時間の経過に対応し
    てこのプロフアイル上を時々刻々プロツト表示
    する表示手段、 前記表示手段は、前記温度プロフアイルの外
    に、施灸スタートの前、終了後、若しくは途中に
    おいて、前記各種プロフアイルの効能、注意事
    項、人体の経穴等の情報を表示する、 からなることを特徴とする鍼灸温冷治療器。
JP11348088U 1988-08-31 1988-08-31 Expired - Lifetime JPH0511865Y2 (ja)

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JPH0235738U JPH0235738U (ja) 1990-03-08
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