JPH06197924A - 温熱治療器 - Google Patents
温熱治療器Info
- Publication number
- JPH06197924A JPH06197924A JP34947892A JP34947892A JPH06197924A JP H06197924 A JPH06197924 A JP H06197924A JP 34947892 A JP34947892 A JP 34947892A JP 34947892 A JP34947892 A JP 34947892A JP H06197924 A JPH06197924 A JP H06197924A
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- heating element
- drug
- heat
- recess
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- Electrotherapy Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 適温に温められた薬剤を患部へ投与し、温熱
治療を行うとともに薬剤の皮下組織への吸収・浸透性を
促進させる温熱治療器を得ることを目的とする。 【構成】 表面側に凹部5を形成する治療具1と、前記
治療具1内で放熱し、前記凹部5の底面7を加熱する発
熱体10とを備え、前記凹部5内に薬剤を充填し、治療
具1表面を使用者の患部に当接することにより、前記発
熱体10からの熱で温められた薬剤20が直接患部に接
触する温熱治療器。
治療を行うとともに薬剤の皮下組織への吸収・浸透性を
促進させる温熱治療器を得ることを目的とする。 【構成】 表面側に凹部5を形成する治療具1と、前記
治療具1内で放熱し、前記凹部5の底面7を加熱する発
熱体10とを備え、前記凹部5内に薬剤を充填し、治療
具1表面を使用者の患部に当接することにより、前記発
熱体10からの熱で温められた薬剤20が直接患部に接
触する温熱治療器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温熱を用いて患部を治
療する温熱治療器に関する。
療する温熱治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペースト状の薬剤を疾患部に塗布
する治療としては、ペースト状の薬剤を直接塗った布を
疾患部に当てている。また、ペースト状の薬剤を温めた
状態で疾患部に塗布するには、加熱容器内で加熱した薬
剤を布に塗り、この布を疾患部に当接している。
する治療としては、ペースト状の薬剤を直接塗った布を
疾患部に当てている。また、ペースト状の薬剤を温めた
状態で疾患部に塗布するには、加熱容器内で加熱した薬
剤を布に塗り、この布を疾患部に当接している。
【0003】一方、温熱を用いて疾患部を治療する治療
器として、実開平1ー138415号公報に記載される
ものがある。この治療器は、表面が冷却または加温され
て対象物に接触する金属プレートと、この金属プレート
の内面に一方の面が接する熱電素子と、該熱電素子の他
方の面に接しかつ内部に熱媒体通路を有する放熱器が、
ケースの先端から奥方へ順に配置された電気温冷熱治療
器を有する。また、前記金属プレートの表面温度を制御
する電気的制御部、及び前記放熱器と熱媒体通路を介し
て接続され放熱器で受け取った熱電素子の熱を開放する
熱処理部が設けられたコントロールボックスとを備える
電気温冷熱治療器において、前記電気温冷熱治療器に、
前記熱電素子へ供給する電流の向きを変えて温冷熱の切
り替えを行うためのスイッチが設けられている。
器として、実開平1ー138415号公報に記載される
ものがある。この治療器は、表面が冷却または加温され
て対象物に接触する金属プレートと、この金属プレート
の内面に一方の面が接する熱電素子と、該熱電素子の他
方の面に接しかつ内部に熱媒体通路を有する放熱器が、
ケースの先端から奥方へ順に配置された電気温冷熱治療
器を有する。また、前記金属プレートの表面温度を制御
する電気的制御部、及び前記放熱器と熱媒体通路を介し
て接続され放熱器で受け取った熱電素子の熱を開放する
熱処理部が設けられたコントロールボックスとを備える
電気温冷熱治療器において、前記電気温冷熱治療器に、
前記熱電素子へ供給する電流の向きを変えて温冷熱の切
り替えを行うためのスイッチが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した、単にペース
ト状の薬剤を布に塗り、この布を疾患部に当てる治療で
は、薬剤を皮下組織に吸収浸透させるための経皮吸収の
効果を上げることはできなかった。
ト状の薬剤を布に塗り、この布を疾患部に当てる治療で
は、薬剤を皮下組織に吸収浸透させるための経皮吸収の
効果を上げることはできなかった。
【0005】ペースト状の薬剤を加熱容器内で熱した後
に布に塗り、この布を疾患部に当てる治療では、薬剤の
温度はすぐに外気温度に近くなってしまうため、充分な
治療効果を上げることができない。また、手間がかかり
面倒なものであった。
に布に塗り、この布を疾患部に当てる治療では、薬剤の
温度はすぐに外気温度に近くなってしまうため、充分な
治療効果を上げることができない。また、手間がかかり
面倒なものであった。
【0006】さらに、前記実開平1ー138415号公
報に記載した考案では、温冷熱の切り替えによる治療は
できるものの、薬剤の治療効果を兼ねた療養はできな
い。本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、適温
に温められた薬剤を患部へ投与し、温熱治療を行うとと
もに薬剤の皮下組織への吸収・浸透性を促進させる温熱
治療器を得ることを目的とする。
報に記載した考案では、温冷熱の切り替えによる治療は
できるものの、薬剤の治療効果を兼ねた療養はできな
い。本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、適温
に温められた薬剤を患部へ投与し、温熱治療を行うとと
もに薬剤の皮下組織への吸収・浸透性を促進させる温熱
治療器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面側に凹部
5を形成する治療具1と、前記治療具1内で放熱し、前
記凹部5の底面7を加熱する発熱体10とを備え、前記
凹部5内に薬剤を充填し、治療具1表面を使用者の患部
に当接することにより、前記発熱体10からの熱で温め
られた薬剤20が直接患部に接触する温熱治療器とし
た。
5を形成する治療具1と、前記治療具1内で放熱し、前
記凹部5の底面7を加熱する発熱体10とを備え、前記
凹部5内に薬剤を充填し、治療具1表面を使用者の患部
に当接することにより、前記発熱体10からの熱で温め
られた薬剤20が直接患部に接触する温熱治療器とし
た。
【0008】前記凹部5の底面7は、前記発熱体10の
表面とし、前記発熱体10からの熱が直接前記凹部5内
の薬剤20に伝わるようにしてもよい。あるいは、前記
凹部5の底面7を熱伝導性のプレートで形成し、前記発
熱体10からの熱が前記プレートを介して前記凹5部内
の薬剤20に伝わるようにすることも可能である。
表面とし、前記発熱体10からの熱が直接前記凹部5内
の薬剤20に伝わるようにしてもよい。あるいは、前記
凹部5の底面7を熱伝導性のプレートで形成し、前記発
熱体10からの熱が前記プレートを介して前記凹5部内
の薬剤20に伝わるようにすることも可能である。
【0009】また、前記治療具1の周縁には、治療具1
の表面側に向かう吸盤16を備えることが好ましい。前
記発熱体10の温度を表示する表示部15を備えること
もできる。
の表面側に向かう吸盤16を備えることが好ましい。前
記発熱体10の温度を表示する表示部15を備えること
もできる。
【0010】また、前記発熱体10の温度を調節する制
御部34を備えてもよい。さらに、前記発熱体10の作
動時間を制御するタイマー33を備えてもよい。
御部34を備えてもよい。さらに、前記発熱体10の作
動時間を制御するタイマー33を備えてもよい。
【0011】
【作用】治療具1の凹部5内に薬剤20を充填し、治療
具1の表面を使用者の患部に当接する。
具1の表面を使用者の患部に当接する。
【0012】発熱体10からの熱が凹部5内の薬剤20
に伝導する。温められた薬剤20は直接患部に接触し、
患部への温熱治療を行うとともに、薬剤の経皮吸収を活
性化する。
に伝導する。温められた薬剤20は直接患部に接触し、
患部への温熱治療を行うとともに、薬剤の経皮吸収を活
性化する。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図4に基づき本発明の実施例を
説明する。本実施例の温熱治療器は、使用者の患部に当
接する治療具1と、この治療具1を制御するコントロー
ルボックス30と、治療具1とコントロールボックス3
0を接続するコード19とを備えている。
説明する。本実施例の温熱治療器は、使用者の患部に当
接する治療具1と、この治療具1を制御するコントロー
ルボックス30と、治療具1とコントロールボックス3
0を接続するコード19とを備えている。
【0014】前記治療具1は本体2部分が円盤形状をし
ている。この本体2の表面側には、本体2の周縁に立設
する周壁3が嵌合されている。周壁3の内側は薬剤を充
填可能な凹部5として形成されている。この凹部5の底
面7は、熱を発生する発熱体10の表面となっている。
発熱体10は熱電素子により形成されており、この発熱
体10の中心部には、温度変化を測定する温度センサ1
3が備えてある。
ている。この本体2の表面側には、本体2の周縁に立設
する周壁3が嵌合されている。周壁3の内側は薬剤を充
填可能な凹部5として形成されている。この凹部5の底
面7は、熱を発生する発熱体10の表面となっている。
発熱体10は熱電素子により形成されており、この発熱
体10の中心部には、温度変化を測定する温度センサ1
3が備えてある。
【0015】発熱体10と治療具1の裏面との間には断
熱材12が介装されており、治療具1裏面の加熱を防止
するとともに、治療具1表面側へ効率良く熱伝導が行わ
れるようにしている。
熱材12が介装されており、治療具1裏面の加熱を防止
するとともに、治療具1表面側へ効率良く熱伝導が行わ
れるようにしている。
【0016】治療具1の外周には、図1及び図2に示す
ように吸盤16,16が2箇所設けられている。この吸
盤16は、摘み部17内に吸盤の内面側と連なる空間が
形成されている。
ように吸盤16,16が2箇所設けられている。この吸
盤16は、摘み部17内に吸盤の内面側と連なる空間が
形成されている。
【0017】前記治療具1の裏面には発熱体10の温度
を表示する表示部15が設けてある。この表示部15
は、液晶により温度がデジタル表示される。なお、表示
部15は温度変化に伴い色を変化させ、使用者に温度を
視認させるようにしてもよい。
を表示する表示部15が設けてある。この表示部15
は、液晶により温度がデジタル表示される。なお、表示
部15は温度変化に伴い色を変化させ、使用者に温度を
視認させるようにしてもよい。
【0018】前記コントロールボックス30内には図3
に示すように、発熱体10の温度を制御する制御部であ
るサーモスタット34と、発熱体10の作動時間を制御
するタイマー33と、温熱治療器全体の電源をON,O
FFするメインスイッチ32とが備えてある。なお、コ
ントロールボックス30は、図示しない電源コードによ
り商用電源と接続できるようになっている。
に示すように、発熱体10の温度を制御する制御部であ
るサーモスタット34と、発熱体10の作動時間を制御
するタイマー33と、温熱治療器全体の電源をON,O
FFするメインスイッチ32とが備えてある。なお、コ
ントロールボックス30は、図示しない電源コードによ
り商用電源と接続できるようになっている。
【0019】前記サーモスタット34は、発熱体10内
に位置する温度センサ13から出力される温度情報に基
づき、発熱体10の温度が設定温度の範囲内となるよう
に作動している。ここで、サーモスタット34は、設定
温度プラス・マイナス1℃を設定温度の範囲内と判断す
る。例えば設定温度を45℃にしたとすると、46℃を
超過した場合には発熱体10への電流を停止し、44℃
より低くなった場合は発熱体10への電流を流す機能を
有している。
に位置する温度センサ13から出力される温度情報に基
づき、発熱体10の温度が設定温度の範囲内となるよう
に作動している。ここで、サーモスタット34は、設定
温度プラス・マイナス1℃を設定温度の範囲内と判断す
る。例えば設定温度を45℃にしたとすると、46℃を
超過した場合には発熱体10への電流を停止し、44℃
より低くなった場合は発熱体10への電流を流す機能を
有している。
【0020】前記タイマー33は5分〜100分の範囲
で設定可能となっており、設定した時間が経過すると発
熱体10への電流を遮断する。前記コード19は、コン
トロールボックス30から治療具1へ電流を供給すると
ともに、温度センサ13からの温度情報をサーモスタッ
ト34に伝送している。
で設定可能となっており、設定した時間が経過すると発
熱体10への電流を遮断する。前記コード19は、コン
トロールボックス30から治療具1へ電流を供給すると
ともに、温度センサ13からの温度情報をサーモスタッ
ト34に伝送している。
【0021】前記凹部5の底面7は、発熱体10の表面
ではなく、図4に示すように熱伝導性のプレート27に
より形成してもよい。この場合、発熱体10からの熱は
プレート27を介して、凹部5内の薬剤20に伝導す
る。
ではなく、図4に示すように熱伝導性のプレート27に
より形成してもよい。この場合、発熱体10からの熱は
プレート27を介して、凹部5内の薬剤20に伝導す
る。
【0022】前記発熱体10はペルチェ素子で形成して
もよい。この場合、ペルチェ効果により治療具1の表面
側を加熱あるいは冷却することが可能となる。したがっ
て、凹部5内に充填するペースト状の薬剤20は、加熱
あるいは冷却のいずれかを選択して使用することができ
る。ペルチェ素子を治療具1内に備える場合は、断熱材
12は省略し、ペルチェ素子の裏面からの熱が治療具1
外へ放熱し易いようにするとよい。
もよい。この場合、ペルチェ効果により治療具1の表面
側を加熱あるいは冷却することが可能となる。したがっ
て、凹部5内に充填するペースト状の薬剤20は、加熱
あるいは冷却のいずれかを選択して使用することができ
る。ペルチェ素子を治療具1内に備える場合は、断熱材
12は省略し、ペルチェ素子の裏面からの熱が治療具1
外へ放熱し易いようにするとよい。
【0023】また、前記温度センサ13を凹部5内に突
出させて、発熱体10自体の温度によらず、薬剤20の
温度変化に基づいてサーモスタット34が作動するよう
にしてもよい。
出させて、発熱体10自体の温度によらず、薬剤20の
温度変化に基づいてサーモスタット34が作動するよう
にしてもよい。
【0024】前記制御部は、ポテンシオメータを備え、
このポテンシオメータの抵抗値を変更することにより、
発熱体10の温度を制御するようにしてもよい。前記抵
抗値の変化により、発熱体10への電圧も変化するた
め、発熱体10の温度制御を行うことができる。
このポテンシオメータの抵抗値を変更することにより、
発熱体10の温度を制御するようにしてもよい。前記抵
抗値の変化により、発熱体10への電圧も変化するた
め、発熱体10の温度制御を行うことができる。
【0025】さらに、前記発熱体10の温度制御は、治
療具1内にサーモスタットスイッチを設け、発熱体10
からサーモスタットスイッチへ直接伝わる温度によりス
イッチのON,OFFを行い、発熱体10の作動を制御
するようにしてもよい。
療具1内にサーモスタットスイッチを設け、発熱体10
からサーモスタットスイッチへ直接伝わる温度によりス
イッチのON,OFFを行い、発熱体10の作動を制御
するようにしてもよい。
【0026】なお、表示部15は治療具1でなく、コン
トロールボックス30側に設けることも可能である。あ
るいは、コントロールボックス30内に備えた機能を全
て治療具1内に備え、コントロールボックス30を省略
することも可能である。
トロールボックス30側に設けることも可能である。あ
るいは、コントロールボックス30内に備えた機能を全
て治療具1内に備え、コントロールボックス30を省略
することも可能である。
【0027】本実施例の動作を説明する。治療具1の凹
部5内に半固形状の薬剤を充填し、治療具1の表面側で
ある、薬剤が充填された面を使用者の疾患部に当てる。
摘み部17,17を押しながら吸盤16,16を皮膚に
当接し、治療具1を疾患部分に固定する。この際、吸盤
16,16の内面に乳化剤等を塗布しておくと、使用者
の皮膚に吸盤16,16が密着し易い。
部5内に半固形状の薬剤を充填し、治療具1の表面側で
ある、薬剤が充填された面を使用者の疾患部に当てる。
摘み部17,17を押しながら吸盤16,16を皮膚に
当接し、治療具1を疾患部分に固定する。この際、吸盤
16,16の内面に乳化剤等を塗布しておくと、使用者
の皮膚に吸盤16,16が密着し易い。
【0028】次に、コントロールボックス30のメイン
スイッチ32をON状態にする。タイマー33を任意の
時間(例えば15分)に設定するとともに、サーモスタ
ット34を任意の温度(例えば45℃)に設定する。
スイッチ32をON状態にする。タイマー33を任意の
時間(例えば15分)に設定するとともに、サーモスタ
ット34を任意の温度(例えば45℃)に設定する。
【0029】コード19を介してコントロールボックス
30から電流が発熱体10へ流れ、発熱体10は発熱す
る。そして、発熱体10からの熱が凹部5内の薬剤20
に伝導し、薬剤20が温められる。温められた薬剤20
は患部に直接投与(接触)するため、薬剤20の熱が患
部に伝わり、患部の血行が促進されるとともに皮膚の汗
腺や毛穴を開放する。この状態で温められた薬剤が継続
的に投与されるため、薬剤は良好に経皮吸収される。
30から電流が発熱体10へ流れ、発熱体10は発熱す
る。そして、発熱体10からの熱が凹部5内の薬剤20
に伝導し、薬剤20が温められる。温められた薬剤20
は患部に直接投与(接触)するため、薬剤20の熱が患
部に伝わり、患部の血行が促進されるとともに皮膚の汗
腺や毛穴を開放する。この状態で温められた薬剤が継続
的に投与されるため、薬剤は良好に経皮吸収される。
【0030】前記発熱体10の温度が設定範囲よりも高
くなると(例えば46℃以上)、サーモスタット34は
発熱体10への電流を遮断する。また、発熱体10の温
度が設定範囲よりも低くなると(例えば44℃未満)、
再び発熱体10への電流供給を行う。この間、発熱体1
0の温度変化に応じて表示部15はデジタル表示を行
い、使用者に具体的な温度を視認させる。
くなると(例えば46℃以上)、サーモスタット34は
発熱体10への電流を遮断する。また、発熱体10の温
度が設定範囲よりも低くなると(例えば44℃未満)、
再び発熱体10への電流供給を行う。この間、発熱体1
0の温度変化に応じて表示部15はデジタル表示を行
い、使用者に具体的な温度を視認させる。
【0031】設定時間が経過すると(例えば15分)、
タイマー33は発熱体10への電流を遮断する。このと
き、ブザーを鳴らしたり、発光ダイオードによる表示を
して、使用者に治療の終了を認識させるようにしてもよ
い。
タイマー33は発熱体10への電流を遮断する。このと
き、ブザーを鳴らしたり、発光ダイオードによる表示を
して、使用者に治療の終了を認識させるようにしてもよ
い。
【0032】なお、治療具1を患部に固定するには、吸
盤16によらず、別途ベルトや紐を治療具1に取り付
け、このベルトや紐により治療具1を患部に固定するこ
とも可能である。また、使用者が治療具1を把持し続
け、患部に治療具1を当接してもよい。
盤16によらず、別途ベルトや紐を治療具1に取り付
け、このベルトや紐により治療具1を患部に固定するこ
とも可能である。また、使用者が治療具1を把持し続
け、患部に治療具1を当接してもよい。
【0033】以上のように本実施例によれば、ペースト
状の薬剤を適温に温めた状態で患部に投与することがで
きる。したがって、患部が温められながら薬剤の投与を
受けることとなるので、薬剤の経皮吸収が促進され、皮
下組織への吸収・浸透性が良好となる。また、薬剤を適
温に冷却した状態で患部に投与することもできる。この
場合、患部への冷湿布と薬剤の治療効果を同時に行うこ
とが可能となる。
状の薬剤を適温に温めた状態で患部に投与することがで
きる。したがって、患部が温められながら薬剤の投与を
受けることとなるので、薬剤の経皮吸収が促進され、皮
下組織への吸収・浸透性が良好となる。また、薬剤を適
温に冷却した状態で患部に投与することもできる。この
場合、患部への冷湿布と薬剤の治療効果を同時に行うこ
とが可能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、適温に温められた薬剤
を患部へ投与し、温熱治療を行うとともに薬剤の皮下組
織への吸収・浸透性を促進させる温熱治療器を得ること
ができる。
を患部へ投与し、温熱治療を行うとともに薬剤の皮下組
織への吸収・浸透性を促進させる温熱治療器を得ること
ができる。
【図1】 本発明の一実施例の治療具部の側断面図
【図2】 実施例の治療具部の平面図
【図3】 実施例の各装置の構成図
【図4】 実施例の他の態様を示す側断面図
1・・治療具 2・・本体 3・・周壁 5・・凹部 10・・発熱体 12・・断熱材 13・・温度センサ 15・・表示部 16・・吸盤 17・・摘み部 19・・コード 27・・プレート 30・・コントロールボックス 32・・メインスイッチ 33・・タイマー 34・・サーモスタット(制御部)
Claims (7)
- 【請求項1】 表面側に凹部を形成する治療具と、 前記治療具内で放熱し、前記凹部の底面を加熱する発熱
体とを備え、 前記凹部内に薬剤を充填し、治療具表面を使用者の患部
に当接することにより、前記発熱体からの熱で温められ
た薬剤が直接患部に接触することを特徴とする温熱治療
器。 - 【請求項2】 前記凹部の底面は、前記発熱体の表面と
し、 前記発熱体からの熱が直接前記凹部内の薬剤に伝わるこ
とを特徴とする請求項1記載の温熱治療器。 - 【請求項3】 前記凹部の底面を熱伝導性のプレートで
形成し、 前記発熱体からの熱が前記プレートを介して前記凹部内
の薬剤に伝わることを特徴とする請求項1記載の温熱治
療器。 - 【請求項4】 前記治療具の周縁には、治療具の表面側
に向かう吸盤を備えることを特徴とする請求項1記載の
温熱治療器。 - 【請求項5】 前記発熱体の温度を表示する表示部を備
えることを特徴とする請求項1記載の温熱治療器。 - 【請求項6】 前記発熱体の温度を調節する制御部を備
えることを特徴とする請求項1記載の温熱治療器。 - 【請求項7】 前記発熱体の作動時間を制御するタイマ
ーを備えることを特徴とする請求項1記載の温熱治療
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34947892A JPH06197924A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 温熱治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34947892A JPH06197924A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 温熱治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06197924A true JPH06197924A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18404018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34947892A Pending JPH06197924A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 温熱治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06197924A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003524508A (ja) * | 2000-02-29 | 2003-08-19 | ツァン,ツィエ | 医薬物質の経皮輸送を制御するための調節加熱 |
CN1299656C (zh) * | 2005-03-07 | 2007-02-14 | 李荣海 | 一种热疗冰敷理疗袋 |
JP2018500999A (ja) * | 2014-12-30 | 2018-01-18 | ロレアル | 音波及び熱複合型スキンケアデバイス |
CN114795711A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-29 | 广东创新科技职业学院 | 一种密闭保温中药热敷装置 |
EP4309634A3 (de) * | 2022-07-19 | 2024-04-10 | AUROX GmbH | Temperiervorrichtung zur dermalen applikation und thermoelektrische module |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34947892A patent/JPH06197924A/ja active Pending
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