JPH05118138A - コンクリート打込み均し装置 - Google Patents
コンクリート打込み均し装置Info
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- JPH05118138A JPH05118138A JP30660391A JP30660391A JPH05118138A JP H05118138 A JPH05118138 A JP H05118138A JP 30660391 A JP30660391 A JP 30660391A JP 30660391 A JP30660391 A JP 30660391A JP H05118138 A JPH05118138 A JP H05118138A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 打込みから仕上げまでの作業を大幅に簡単化
し得るコンクリート打込み均し装置を提供する。 【構成】ボックス状の打込器9を床面Fに対して所定の
高さ位置で水平方向に移動可能に設け、打込器9の移動
方向のトレーリング側にスクリュー24を設け、供給ホ
ース8で打込器9内に生コンクリートを順次供給しなが
ら打込器9を水平方向へ移動させ、打込器9の下端の開
口部から床面Fに生コンクリートを打込むとともに、打
込んだ生コンクリートの表面部を打込器9の下端の荒均
し部9aとスクリューとで均す。スクリュー24のトレ
ーリング側に生コンクリートの表面部を締固める為の加
振ブレード30を設け、加振ブレード30のトレーリン
グ側に生コンクリートの表面を仕上げる為のスクリード
18を設ける。
し得るコンクリート打込み均し装置を提供する。 【構成】ボックス状の打込器9を床面Fに対して所定の
高さ位置で水平方向に移動可能に設け、打込器9の移動
方向のトレーリング側にスクリュー24を設け、供給ホ
ース8で打込器9内に生コンクリートを順次供給しなが
ら打込器9を水平方向へ移動させ、打込器9の下端の開
口部から床面Fに生コンクリートを打込むとともに、打
込んだ生コンクリートの表面部を打込器9の下端の荒均
し部9aとスクリューとで均す。スクリュー24のトレ
ーリング側に生コンクリートの表面部を締固める為の加
振ブレード30を設け、加振ブレード30のトレーリン
グ側に生コンクリートの表面を仕上げる為のスクリード
18を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打込み均
し装置に関する。
し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートの打設工事は、打
込み、締固め、荒均し、レベル出し、仕上げ、硬化、最
終仕上げの7つの作業を順々に行って施される。従来、
前記打込み作業は、トラックミキサー車とポンプ車とデ
ィストリビュータなどの連携によりある程度自動化され
ているが、締固めから仕上げまでの4つの作業はその殆
どが人手に依存しており、最近ではこれら4つの作業を
自動化する為の技術が各種提案されている。例えば、特
開昭62−55374号公報には、クローラを介して自
走する走行体に鉛直軸心回りに回動可能で且つ高さ調節
可能な前後1対のスイングアームを設け、一方のスイン
グアームにコンクリート均し機構とコンクリートバイブ
レータとを設け、他方のスイングアームにスクリードを
取付けたコンクリート均し装置が記載されている。
込み、締固め、荒均し、レベル出し、仕上げ、硬化、最
終仕上げの7つの作業を順々に行って施される。従来、
前記打込み作業は、トラックミキサー車とポンプ車とデ
ィストリビュータなどの連携によりある程度自動化され
ているが、締固めから仕上げまでの4つの作業はその殆
どが人手に依存しており、最近ではこれら4つの作業を
自動化する為の技術が各種提案されている。例えば、特
開昭62−55374号公報には、クローラを介して自
走する走行体に鉛直軸心回りに回動可能で且つ高さ調節
可能な前後1対のスイングアームを設け、一方のスイン
グアームにコンクリート均し機構とコンクリートバイブ
レータとを設け、他方のスイングアームにスクリードを
取付けたコンクリート均し装置が記載されている。
【0003】また、特開昭62−137362号公報に
は、自走する走行体に前方へ延びる支持アームを設け、
支持アームに左右方向に延びる横行レールを固着し、横
行レールにコンクリート均し機構とコンクリートバイブ
レータとを左右方向に移動可能で且つ高さ調節可能に支
持したコンクリート均し装置が記載されている。一方、
打込みから仕上げまでの5つの作業を自動化するため、
例えば実開昭64−19611号公報には、帯状の作業
床を跨いで前後方向に自走する門型フレームと、この門
型フレームに沿って移動可能なコンクリートディストリ
ビュータと、コンクリートディストリビュータの先端部
に設けられたコンクリート均し装置及びコンクリートバ
イブレータとを備え、生コンクリート圧送管から供給さ
れた生コンクリートをコンクリートディストリビュータ
により作業床へ打込み、打込まれた生コンクリートをコ
ンクリート均し装置及びコンクリートバイブレータで均
すようにしたコンクリート打込み均し装置が記載されて
いる。
は、自走する走行体に前方へ延びる支持アームを設け、
支持アームに左右方向に延びる横行レールを固着し、横
行レールにコンクリート均し機構とコンクリートバイブ
レータとを左右方向に移動可能で且つ高さ調節可能に支
持したコンクリート均し装置が記載されている。一方、
打込みから仕上げまでの5つの作業を自動化するため、
例えば実開昭64−19611号公報には、帯状の作業
床を跨いで前後方向に自走する門型フレームと、この門
型フレームに沿って移動可能なコンクリートディストリ
ビュータと、コンクリートディストリビュータの先端部
に設けられたコンクリート均し装置及びコンクリートバ
イブレータとを備え、生コンクリート圧送管から供給さ
れた生コンクリートをコンクリートディストリビュータ
により作業床へ打込み、打込まれた生コンクリートをコ
ンクリート均し装置及びコンクリートバイブレータで均
すようにしたコンクリート打込み均し装置が記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記コンクリート均し
装置では、生コンクリートを打込むための装置を別途必
要とするとともに、打込み作業と均し作業とを同時に行
うことが出来ないので、コンクリート打設作業の作業能
率が低下するという問題がある。一方、前記コンクリー
ト打込み均し装置では、打込み作業と均し作業とを同時
に行うことが出来るので、コンクリート打設作業の作業
能率を高めることが出来るが、作業床を跨ぐ門型フレー
ムなどを必要とし装置全体が大型化するとともに、門型
フレームに沿って移動可能なコンクリートディストリビ
ュータから生コンクリートを打込む関係上、生コンクリ
ートの打設可能領域が大幅に制限される。
装置では、生コンクリートを打込むための装置を別途必
要とするとともに、打込み作業と均し作業とを同時に行
うことが出来ないので、コンクリート打設作業の作業能
率が低下するという問題がある。一方、前記コンクリー
ト打込み均し装置では、打込み作業と均し作業とを同時
に行うことが出来るので、コンクリート打設作業の作業
能率を高めることが出来るが、作業床を跨ぐ門型フレー
ムなどを必要とし装置全体が大型化するとともに、門型
フレームに沿って移動可能なコンクリートディストリビ
ュータから生コンクリートを打込む関係上、生コンクリ
ートの打設可能領域が大幅に制限される。
【0005】本発明の目的は、打込みから仕上げまでの
作業を大幅に簡単化し得るコンクリート打込み均し装置
を提供することである。
作業を大幅に簡単化し得るコンクリート打込み均し装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るコンクリ
ート打込み均し装置は、供給用ホースから供給される生
コンクリートを一時的に貯溜しながら下端の開口部から
生コンクリートを順次床面上へ供給し且つ打込まれた生
コンクリートの表面を荒均しする為のボックス状の打込
器と、前記打込器を所定の高さ位置に保持した状態で打
込器を水平方向へ移動自在に支持する為の移動用支持手
段と、前記打込器の移動方向のトレーリング側で開口部
の外側近くに配設され、床面上へ打込まれた生コンクリ
ートの表面部を掻き均す為の掻き均し手段とを備えたも
のである。
ート打込み均し装置は、供給用ホースから供給される生
コンクリートを一時的に貯溜しながら下端の開口部から
生コンクリートを順次床面上へ供給し且つ打込まれた生
コンクリートの表面を荒均しする為のボックス状の打込
器と、前記打込器を所定の高さ位置に保持した状態で打
込器を水平方向へ移動自在に支持する為の移動用支持手
段と、前記打込器の移動方向のトレーリング側で開口部
の外側近くに配設され、床面上へ打込まれた生コンクリ
ートの表面部を掻き均す為の掻き均し手段とを備えたも
のである。
【0007】請求項2に係るコンクリート打込み均し装
置は、請求項1に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記掻き均し手段のトレーリング側に配設さ
れ、打込まれた生コンクリートの表面部に振動力を付加
して締固める為の加振手段と、前記加振手段のトレーリ
ング側において生コンクリートの表面を仕上げる為のス
クリードとを設けたものである。
置は、請求項1に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記掻き均し手段のトレーリング側に配設さ
れ、打込まれた生コンクリートの表面部に振動力を付加
して締固める為の加振手段と、前記加振手段のトレーリ
ング側において生コンクリートの表面を仕上げる為のス
クリードとを設けたものである。
【0008】請求項3に係るコンクリート打込み均し装
置は、床面上に生コンクリートを打込んでいく打込み方
向に沿って延びる水平なガイドレールを有する本体フレ
ームと、前記本体フレームをガイドレールと直交する方
向へ水平移動させる為の自走手段と、前記ガイドレール
にその長さ方向へ移動自在に装着され、供給用ホースか
ら供給される生コンクリートを一時的に貯溜しながら下
端の開口部から生コンクリートを順次床面上へ供給し且
つ打込まれた生コンクリートの表面を荒均しする為のボ
ックス状の打込器と、前記本体フレームに設けられ、打
込器をガイドレールに沿って往復移動させる為の移動駆
動手段と、前記打込器のガイドレールに沿う移動方向の
トレーリング側で開口部の外側近くに配設され、床面上
へ打込まれた生コンクリートの表面部を掻き均す為の掻
き均し手段とを備えたものである。
置は、床面上に生コンクリートを打込んでいく打込み方
向に沿って延びる水平なガイドレールを有する本体フレ
ームと、前記本体フレームをガイドレールと直交する方
向へ水平移動させる為の自走手段と、前記ガイドレール
にその長さ方向へ移動自在に装着され、供給用ホースか
ら供給される生コンクリートを一時的に貯溜しながら下
端の開口部から生コンクリートを順次床面上へ供給し且
つ打込まれた生コンクリートの表面を荒均しする為のボ
ックス状の打込器と、前記本体フレームに設けられ、打
込器をガイドレールに沿って往復移動させる為の移動駆
動手段と、前記打込器のガイドレールに沿う移動方向の
トレーリング側で開口部の外側近くに配設され、床面上
へ打込まれた生コンクリートの表面部を掻き均す為の掻
き均し手段とを備えたものである。
【0009】請求項4に係るコンクリート打込み均し装
置は、請求項3に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記掻き均し手段のトレーリング側に配設さ
れ、打込まれた生コンクリートの表面部に振動力を付加
して締固める為の加振手段と、前記加振手段のトレーリ
ング側において生コンクリートの表面を仕上げる為のス
クリードとを設けたものである。
置は、請求項3に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記掻き均し手段のトレーリング側に配設さ
れ、打込まれた生コンクリートの表面部に振動力を付加
して締固める為の加振手段と、前記加振手段のトレーリ
ング側において生コンクリートの表面を仕上げる為のス
クリードとを設けたものである。
【0010】請求項5に係るコンクリート打込み均し装
置は、請求項4に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記自走手段は、本体フレームを3点支持する
ように配設された3組のクローラ装置を備え、各クロー
ラ装置と本体フレーム間には本体フレーム高さ位置を調
節する為の高さ調節手段が介設されているものである。
置は、請求項4に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記自走手段は、本体フレームを3点支持する
ように配設された3組のクローラ装置を備え、各クロー
ラ装置と本体フレーム間には本体フレーム高さ位置を調
節する為の高さ調節手段が介設されているものである。
【0011】請求項6に係るコンクリート打込み均し装
置は、請求項5に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、床面に所定の高さのレーザビームを略水平に照
射可能な投光器を設け、前記3組のクローラ装置の上方
の本体フレームの部分にレーザビームを受光可能な受光
器を夫々設け、前記3組の受光器がレーザビームを受光
するように3組の高さ調節手段を制御する制御手段を設
けたものである。
置は、請求項5に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、床面に所定の高さのレーザビームを略水平に照
射可能な投光器を設け、前記3組のクローラ装置の上方
の本体フレームの部分にレーザビームを受光可能な受光
器を夫々設け、前記3組の受光器がレーザビームを受光
するように3組の高さ調節手段を制御する制御手段を設
けたものである。
【0012】請求項7に係るコンクリート打込み均し装
置は、請求項3に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記床面の前部にホース固定台を設け、前記ホ
ース固定台と本体フレームとを連結するリンク機構を設
け、前記供給用ホースはリンク機構を介して本体フレー
ムに案内されるものである。
置は、請求項3に記載のコンクリート打込み均し装置に
おいて、前記床面の前部にホース固定台を設け、前記ホ
ース固定台と本体フレームとを連結するリンク機構を設
け、前記供給用ホースはリンク機構を介して本体フレー
ムに案内されるものである。
【0013】
【作用】請求項1に係るコンクリート打込み均し装置に
おいては、ボックス状の打込器が移動用支持手段により
所定の高さ位置に保持された状態で水平方向へ移動自在
に支持されるとともに、供給用ホースから供給される生
コンクリートが打込器に一時的に貯溜されながら打込器
の下端の開口部から順次床面上へ供給されるので、打込
器に生コンクリートを供給しながら打込器を水平方向へ
移動させるという簡単な作業で、開口部と床面間の隙間
に略相当する厚さの生コンクリートを床面に対して打込
むことが出来、生コンクリートの打込み作業及び荒均し
作業の作業能率を大幅に向上出来る。しかも、打込器の
移動方向のトレーリング側で開口部の外側近くに掻き均
し手段を設けるという簡単な構成で、荒均しされた生コ
ンクリートの表面部を順次に掻き均すことが出来るの
で、生コンクリートの掻き均し作業の作業能率を大幅に
向上出来る。
おいては、ボックス状の打込器が移動用支持手段により
所定の高さ位置に保持された状態で水平方向へ移動自在
に支持されるとともに、供給用ホースから供給される生
コンクリートが打込器に一時的に貯溜されながら打込器
の下端の開口部から順次床面上へ供給されるので、打込
器に生コンクリートを供給しながら打込器を水平方向へ
移動させるという簡単な作業で、開口部と床面間の隙間
に略相当する厚さの生コンクリートを床面に対して打込
むことが出来、生コンクリートの打込み作業及び荒均し
作業の作業能率を大幅に向上出来る。しかも、打込器の
移動方向のトレーリング側で開口部の外側近くに掻き均
し手段を設けるという簡単な構成で、荒均しされた生コ
ンクリートの表面部を順次に掻き均すことが出来るの
で、生コンクリートの掻き均し作業の作業能率を大幅に
向上出来る。
【0014】請求項2に係るコンクリート打込み均し装
置においては、請求項1に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、掻き均し手段
のトレーリング側に打込まれた生コンクリートの表面部
に振動力を付加して締固める為の加振手段が設けられ、
加振手段のトレーリング側に生コンクリートの表面を仕
上げる為のスクリードが設けられているので、生コンク
リートの締固め作業及び仕上げ作業を順次施すことが出
来、これらの作業能率を大幅に向上出来る。
置においては、請求項1に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、掻き均し手段
のトレーリング側に打込まれた生コンクリートの表面部
に振動力を付加して締固める為の加振手段が設けられ、
加振手段のトレーリング側に生コンクリートの表面を仕
上げる為のスクリードが設けられているので、生コンク
リートの締固め作業及び仕上げ作業を順次施すことが出
来、これらの作業能率を大幅に向上出来る。
【0015】請求項3に係るコンクリート打込み均し装
置においては、ボックス状の打込器が本体フレームに設
けられた水平なガイドレールを介して所定の高さに保持
された状態でガイドフレームに沿って移動駆動手段によ
り往復移動されるとともに、供給用ホースから供給され
る生コンクリートが打込器に一時的に貯溜されながら打
込器の下端の開口部から順次床面上へ供給されるので、
打込器の往動時及び復動時に開口部と床面間の隙間に略
相当する厚さの生コンクリートを床面に対して打込ん
で、生コンクリートの表面を荒均し出来る。しかも、本
体フレームが自走手段によりガイドレールと直交する方
向へ水平移動出来るので、打込器を往動或いは復動させ
た後、打込器を本体フレームとともにガイドレールと直
交する方向へ打込器の開口部の幅に略相当する距離だけ
水平移動させ、その後打込器をガイドレールに沿って復
動或いは往動させるという動作を繰返し行わせることに
より、床面に対して開口部の幅に相当する幅ずつ生コン
クリートを打込んで荒均し出来、生コンクリートの打込
み作業及び荒均し作業の作業能率を格段に向上出来る。
置においては、ボックス状の打込器が本体フレームに設
けられた水平なガイドレールを介して所定の高さに保持
された状態でガイドフレームに沿って移動駆動手段によ
り往復移動されるとともに、供給用ホースから供給され
る生コンクリートが打込器に一時的に貯溜されながら打
込器の下端の開口部から順次床面上へ供給されるので、
打込器の往動時及び復動時に開口部と床面間の隙間に略
相当する厚さの生コンクリートを床面に対して打込ん
で、生コンクリートの表面を荒均し出来る。しかも、本
体フレームが自走手段によりガイドレールと直交する方
向へ水平移動出来るので、打込器を往動或いは復動させ
た後、打込器を本体フレームとともにガイドレールと直
交する方向へ打込器の開口部の幅に略相当する距離だけ
水平移動させ、その後打込器をガイドレールに沿って復
動或いは往動させるという動作を繰返し行わせることに
より、床面に対して開口部の幅に相当する幅ずつ生コン
クリートを打込んで荒均し出来、生コンクリートの打込
み作業及び荒均し作業の作業能率を格段に向上出来る。
【0016】更に、打込器の移動方向のトレーリング側
で開口部の外側近くに掻き均し手段を設けるという簡単
な構成で、荒均しされた生コンクリートの表面部を順次
掻き均すことが出来るので、生コンクリートの掻き均し
作業の作業能率を大幅に向上出来る。
で開口部の外側近くに掻き均し手段を設けるという簡単
な構成で、荒均しされた生コンクリートの表面部を順次
掻き均すことが出来るので、生コンクリートの掻き均し
作業の作業能率を大幅に向上出来る。
【0017】請求項4に係るコンクリート打込み均し装
置においては、請求項3に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、掻き均し手段
のトレーリング側に打込まれた生コンクリートの表面部
に振動力を付加して締固める為の加振手段が設けられ、
加振手段のトレーリング側に生コンクリートの表面を仕
上げる為のスクリードが設けられているので、生コンク
リートの締固め作業及び仕上げ作業の作業能率を大幅に
向上出来る。
置においては、請求項3に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、掻き均し手段
のトレーリング側に打込まれた生コンクリートの表面部
に振動力を付加して締固める為の加振手段が設けられ、
加振手段のトレーリング側に生コンクリートの表面を仕
上げる為のスクリードが設けられているので、生コンク
リートの締固め作業及び仕上げ作業の作業能率を大幅に
向上出来る。
【0018】請求項5に係るコンクリート打込み均し装
置においては、請求項4に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、本体フレーム
が自走手段の3組のクローラ装置でもって3点支持され
るので、走行面に比較的大きな凹凸がある場合でも本体
フレームが激しく揺動することはなく、本体フレームを
安定した姿勢に保持することが出来、しかも各クローラ
装置と本体フレーム間に本体フレーム高さ位置を調節す
る為の高さ調節手段が介設されているので、本体フレー
ムが揺動した場合でも本体フレームの姿勢を容易に立て
直すことが出来る。このため、本体フレームのガイドレ
ールに支持される打込器と掻き均し手段と加振手段とス
クリードの床面に対する位置関係を適性に保持出来、打
込まれて均された生コンクリートの表面を凹凸のない平
坦な一様な面に仕上げることが出来る。
置においては、請求項4に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、本体フレーム
が自走手段の3組のクローラ装置でもって3点支持され
るので、走行面に比較的大きな凹凸がある場合でも本体
フレームが激しく揺動することはなく、本体フレームを
安定した姿勢に保持することが出来、しかも各クローラ
装置と本体フレーム間に本体フレーム高さ位置を調節す
る為の高さ調節手段が介設されているので、本体フレー
ムが揺動した場合でも本体フレームの姿勢を容易に立て
直すことが出来る。このため、本体フレームのガイドレ
ールに支持される打込器と掻き均し手段と加振手段とス
クリードの床面に対する位置関係を適性に保持出来、打
込まれて均された生コンクリートの表面を凹凸のない平
坦な一様な面に仕上げることが出来る。
【0019】請求項6に係るコンクリート打込み均し装
置においては、請求項5に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、床面に所定の
高さのレーザビームを略水平に照射可能な投光器が設け
られ、3組のクローラ装置の上方の本体フレームの部分
にレーザビームを受光可能な受光器が夫々設けられ、制
御手段により3組の受光器がレーザビームを受光するよ
うに3組の高さ調節手段が制御されるので、走行面の凹
凸などにより本体フレームが揺動しても本体フレームの
姿勢が適性な姿勢に保持され、コンクリート打設面の水
平性を確保できる。
置においては、請求項5に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、床面に所定の
高さのレーザビームを略水平に照射可能な投光器が設け
られ、3組のクローラ装置の上方の本体フレームの部分
にレーザビームを受光可能な受光器が夫々設けられ、制
御手段により3組の受光器がレーザビームを受光するよ
うに3組の高さ調節手段が制御されるので、走行面の凹
凸などにより本体フレームが揺動しても本体フレームの
姿勢が適性な姿勢に保持され、コンクリート打設面の水
平性を確保できる。
【0020】請求項7に係るコンクリート打込み均し装
置においては、請求項3に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、床面の後部に
ホース固定台が設けられ、ホース固定台と本体フレーム
とを連結するリンク機構が設けられ、供給用ホースがリ
ンク機構を介して本体フレームに案内されるので、供給
用ホースが絡まったり捻じれたりすることを防止出来
る。
置においては、請求項3に記載のコンクリート打込み均
し装置と同様の作用が得られる。加えて、床面の後部に
ホース固定台が設けられ、ホース固定台と本体フレーム
とを連結するリンク機構が設けられ、供給用ホースがリ
ンク機構を介して本体フレームに案内されるので、供給
用ホースが絡まったり捻じれたりすることを防止出来
る。
【0021】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように、次のよ
うな効果が得られる。請求項1に係るコンクリート打込
み均し装置によれば、打込器に生コンクリートを供給し
ながら打込器を水平方向へ移動させるという簡単な作業
で、開口部と床面間の隙間に略相当する厚さの生コンク
リートを床面に対して打込むことが出来、生コンクリー
トの打込み作業及び荒均し作業の作業能率を大幅に向上
出来る。しかも、打込器の移動方向のトレーリング側で
開口部の外側近くに掻き均し手段を設けるという簡単な
構成で、荒均しされた生コンクリートの表面部を順次掻
き均すことが出来るので、生コンクリートの掻き均し作
業の作業能率を大幅に向上出来る。
うな効果が得られる。請求項1に係るコンクリート打込
み均し装置によれば、打込器に生コンクリートを供給し
ながら打込器を水平方向へ移動させるという簡単な作業
で、開口部と床面間の隙間に略相当する厚さの生コンク
リートを床面に対して打込むことが出来、生コンクリー
トの打込み作業及び荒均し作業の作業能率を大幅に向上
出来る。しかも、打込器の移動方向のトレーリング側で
開口部の外側近くに掻き均し手段を設けるという簡単な
構成で、荒均しされた生コンクリートの表面部を順次掻
き均すことが出来るので、生コンクリートの掻き均し作
業の作業能率を大幅に向上出来る。
【0022】請求項2に係るコンクリート打込み均し装
置によれば、請求項1と同様の効果が得られる。加え
て、掻き均し手段のトレーリング側に加振手段とスクリ
ードを設けてあるので、生コンクリートの締固め作業及
び仕上げ作業の作業能率を大幅に向上出来る。
置によれば、請求項1と同様の効果が得られる。加え
て、掻き均し手段のトレーリング側に加振手段とスクリ
ードを設けてあるので、生コンクリートの締固め作業及
び仕上げ作業の作業能率を大幅に向上出来る。
【0023】請求項3に係るコンクリート打込み均し装
置によれば、開口部と床面間の隙間に略相当する厚さで
且つ開口部の幅に相当する幅ずつ生コンクリートを床面
に対して打込んで荒均しするので、コンクリート打込み
均し装置を比較的小型に構成出来、しかも生コンクリー
トの打込み作業及び荒均し作業を自動化して作業能率を
大幅に向上出来る。しかも、打込器の移動方向のトレー
リング側で開口部の外側近くに掻き均し手段を設けると
いう簡単な構成で、荒均しされた生コンクリートの表面
部を順次掻き均すことが出来るので、生コンクリートの
掻き均し作業の作業能率を大幅に向上出来る。
置によれば、開口部と床面間の隙間に略相当する厚さで
且つ開口部の幅に相当する幅ずつ生コンクリートを床面
に対して打込んで荒均しするので、コンクリート打込み
均し装置を比較的小型に構成出来、しかも生コンクリー
トの打込み作業及び荒均し作業を自動化して作業能率を
大幅に向上出来る。しかも、打込器の移動方向のトレー
リング側で開口部の外側近くに掻き均し手段を設けると
いう簡単な構成で、荒均しされた生コンクリートの表面
部を順次掻き均すことが出来るので、生コンクリートの
掻き均し作業の作業能率を大幅に向上出来る。
【0024】請求項4に係るコンクリート打込み均し装
置によれば、請求項3と同様の効果が得られる。加え
て、掻き均し手段のトレーリング側に加振手段とスクリ
ードを設けてあるので、生コンクリートの締固め作業及
び仕上げ作業の作業能率を大幅に向上出来る。
置によれば、請求項3と同様の効果が得られる。加え
て、掻き均し手段のトレーリング側に加振手段とスクリ
ードを設けてあるので、生コンクリートの締固め作業及
び仕上げ作業の作業能率を大幅に向上出来る。
【0025】請求項5に係るコンクリート打込み均し装
置によれば、請求項4と同様の効果が得られる。加え
て、走行面に比較的大きな凹凸がある場合でも本体フレ
ームが激しく揺動することを防止出来、本体フレームを
安定した姿勢に保持することが出来るとともに、本体フ
レームが揺動した場合でも本体フレームの姿勢を容易に
立て直すことが出来る。このため、本体フレームのガイ
ドレールに支持される打込器と掻き均し手段と加振手段
とスクリードの床面に対する位置関係を適性に保持出
来、打込まれて均された生コンクリートの表面を凹凸の
ない平坦な一様な面に仕上げることが出来る。
置によれば、請求項4と同様の効果が得られる。加え
て、走行面に比較的大きな凹凸がある場合でも本体フレ
ームが激しく揺動することを防止出来、本体フレームを
安定した姿勢に保持することが出来るとともに、本体フ
レームが揺動した場合でも本体フレームの姿勢を容易に
立て直すことが出来る。このため、本体フレームのガイ
ドレールに支持される打込器と掻き均し手段と加振手段
とスクリードの床面に対する位置関係を適性に保持出
来、打込まれて均された生コンクリートの表面を凹凸の
ない平坦な一様な面に仕上げることが出来る。
【0026】請求項6に係るコンクリート打込み均し装
置によれば、請求項5と同様の効果が得られる。加え
て、所定の高さに略水平に照射されるレーザビームが3
組の受光器で受光されるようにう制御手段で3組の高さ
調節手段を制御するという簡単な構成で、走行面の凹凸
などにより本体フレームが揺動しても本体フレームの姿
勢を適性な姿勢に迅速に立て直すことが出来る。
置によれば、請求項5と同様の効果が得られる。加え
て、所定の高さに略水平に照射されるレーザビームが3
組の受光器で受光されるようにう制御手段で3組の高さ
調節手段を制御するという簡単な構成で、走行面の凹凸
などにより本体フレームが揺動しても本体フレームの姿
勢を適性な姿勢に迅速に立て直すことが出来る。
【0027】請求項7に係るコンクリート打込み均し装
置によれば、請求項3と同様の効果が得られる。加え
て、供給用ホースがリンク機構を介して本体フレームに
案内されるので、供給用ホースが絡まったり捻じれたり
することを防止出来る。
置によれば、請求項3と同様の効果が得られる。加え
て、供給用ホースがリンク機構を介して本体フレームに
案内されるので、供給用ホースが絡まったり捻じれたり
することを防止出来る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、コンクリート打設工事のうちの、打
込み、締固め、荒均し、レベル出し、仕上げの5つの作
業を施すコンクリート打込み均し装置に本発明を適用し
た場合のものである。
する。本実施例は、コンクリート打設工事のうちの、打
込み、締固め、荒均し、レベル出し、仕上げの5つの作
業を施すコンクリート打込み均し装置に本発明を適用し
た場合のものである。
【0029】図1・図2に示すように、コンクリート打
込み均し装置1は、パイプ状部材で平面視略三角形枠状
に形成された本体フレーム2と、本体フレーム2を前後
方向に移動駆動する為の3組のクローラ装置12からな
る自走機構と、本体フレーム2の高さを調節する為の3
組の高さ調節機構4と、本体フレーム2の前側に設けら
れた打込み均し装置本体5と、打込み均し装置本体5を
本体フレーム2のガイドレール32に対して左右方向に
移動自在に支持する為のガイド支持機構6と、打込み均
し装置本体5を左右方向に往復移動させる為の移動駆動
機構7と、生コンクリート供給用の供給ホース8を打込
み均し装置本体5の打込器9に案内する為の案内機構
と、本体フレーム5の高さを検出する為の高さ検出器
と、自走機構と高さ調節機構4と移動駆動機構7とを制
御する為のコントロールボックス11を備えている。
込み均し装置1は、パイプ状部材で平面視略三角形枠状
に形成された本体フレーム2と、本体フレーム2を前後
方向に移動駆動する為の3組のクローラ装置12からな
る自走機構と、本体フレーム2の高さを調節する為の3
組の高さ調節機構4と、本体フレーム2の前側に設けら
れた打込み均し装置本体5と、打込み均し装置本体5を
本体フレーム2のガイドレール32に対して左右方向に
移動自在に支持する為のガイド支持機構6と、打込み均
し装置本体5を左右方向に往復移動させる為の移動駆動
機構7と、生コンクリート供給用の供給ホース8を打込
み均し装置本体5の打込器9に案内する為の案内機構
と、本体フレーム5の高さを検出する為の高さ検出器
と、自走機構と高さ調節機構4と移動駆動機構7とを制
御する為のコントロールボックス11を備えている。
【0030】前記自走機構について説明すると、図1・
図2に示すように、本体フレーム2の3隅に対応させて
無端のゴム製のベルト状転動部材12aを有する3組の
クローラ装置12が設けられ、本体フレーム2の3隅に
は上下方向向きのガイドスリーブ13が設けられ、ガイ
ドスリーブ13には下方へ延びる昇降支持ロッド14が
上下移動自在に装着され、各昇降支持ロッド14の下端
部はクローラ装置12の基台に連結され、3組のクロー
ラ装置12の電動モータM1は床面Fの前部に設置され
たコントロールボックス11から給電されコントロール
ボックス11によって同期回転駆動するように制御さ
れ、本体フレーム2は、これら3組のクローラ装置12
により、図1に実線で図示の後退位置と仮想線で図示の
前進位置とに亙って移動駆動される。尚、前記クローラ
装置12は、クローラとそれを減速回転駆動する為の減
速機や電動モータM1を備えた一般的な構成のものであ
る。但し、モータM1の代わりにエンジンや油圧モータ
やエアモータを設けてもよい。
図2に示すように、本体フレーム2の3隅に対応させて
無端のゴム製のベルト状転動部材12aを有する3組の
クローラ装置12が設けられ、本体フレーム2の3隅に
は上下方向向きのガイドスリーブ13が設けられ、ガイ
ドスリーブ13には下方へ延びる昇降支持ロッド14が
上下移動自在に装着され、各昇降支持ロッド14の下端
部はクローラ装置12の基台に連結され、3組のクロー
ラ装置12の電動モータM1は床面Fの前部に設置され
たコントロールボックス11から給電されコントロール
ボックス11によって同期回転駆動するように制御さ
れ、本体フレーム2は、これら3組のクローラ装置12
により、図1に実線で図示の後退位置と仮想線で図示の
前進位置とに亙って移動駆動される。尚、前記クローラ
装置12は、クローラとそれを減速回転駆動する為の減
速機や電動モータM1を備えた一般的な構成のものであ
る。但し、モータM1の代わりにエンジンや油圧モータ
やエアモータを設けてもよい。
【0031】前記高さ調節機構4について説明すると、
図1・図2に示すように、各高さ調節機構4は、各クロ
ーラ装置12と本体フレーム2とを連結し且つクローラ
装置12に対する本体フレーム2の高さを調節する為の
もので、各高さ調節機構4には、ガイドスリーブ13に
対して昇降支持ロッド14を相対的に上下移動させる為
の図示外のスクリューネジ機構が設けられ、本体フレー
ム2の上部にはスクリューネジ機構のスクリューナット
を回転駆動する為の電動モータM2が設けられ、これら
3つの電動モータM2は、本体フレーム2が略水平で且
つ所定の高さになるように、コントロールボックス11
によって夫々独立に制御される。
図1・図2に示すように、各高さ調節機構4は、各クロ
ーラ装置12と本体フレーム2とを連結し且つクローラ
装置12に対する本体フレーム2の高さを調節する為の
もので、各高さ調節機構4には、ガイドスリーブ13に
対して昇降支持ロッド14を相対的に上下移動させる為
の図示外のスクリューネジ機構が設けられ、本体フレー
ム2の上部にはスクリューネジ機構のスクリューナット
を回転駆動する為の電動モータM2が設けられ、これら
3つの電動モータM2は、本体フレーム2が略水平で且
つ所定の高さになるように、コントロールボックス11
によって夫々独立に制御される。
【0032】次に、打込み均し装置本体5について、図
3〜図5を参照しながら説明する。前記打込み均し装置
本体5は、生コンクリートCを床面Fに打込んで荒均し
する為の打込器9と、床面Fに打込まれた生コンクリー
トCの表面部を掻き均す為の左右1対の掻き均し機構1
6と、掻き均された生コンクリートCの表面部に振動力
を付加して締固める為の左右1対の加振機構17と、締
固められた生コンクリートCの表面を仕上げる為の左右
1対のスクリード18と、打込み均し装置本体5の移動
方向のリーデング側のスクリード18を退避位置へ移動
させトレーリング側のスクリード18を使用位置へ移動
させる為の切換え機構19などを備えている。尚、切換
え機構19は後述の移動駆動機構7とともに説明する。
3〜図5を参照しながら説明する。前記打込み均し装置
本体5は、生コンクリートCを床面Fに打込んで荒均し
する為の打込器9と、床面Fに打込まれた生コンクリー
トCの表面部を掻き均す為の左右1対の掻き均し機構1
6と、掻き均された生コンクリートCの表面部に振動力
を付加して締固める為の左右1対の加振機構17と、締
固められた生コンクリートCの表面を仕上げる為の左右
1対のスクリード18と、打込み均し装置本体5の移動
方向のリーデング側のスクリード18を退避位置へ移動
させトレーリング側のスクリード18を使用位置へ移動
させる為の切換え機構19などを備えている。尚、切換
え機構19は後述の移動駆動機構7とともに説明する。
【0033】前記打込器9は下端に略水平な開口部20
を有する直方体形ボックス状の部材で構成され、打込器
9の内部には生コンクリートを一時的に貯溜可能な収容
室21が形成され、打込器9の上壁部の略中央部には収
容室21内に生コンクリートを導入する為の導入管22
が立設され、打込器9の上壁部の左部及び右部には加振
ロッド23aを介して収容室21内に貯溜された生コン
クリートを加振して攪拌する為の棒バイブレータ23が
設けられ、打込器9は後述のガイド支持機構6を介して
本体フレーム2に左右方向に移動自在に支持され且つ高
さ調節機構4を介して開口部20が床面Fに対して所定
の高さ位置となるように保持され、打込器9の壁部の下
端部には床面Fから所定の高さで且つ略水平な荒均し部
9aが4辺の全周に亙って形成されている。
を有する直方体形ボックス状の部材で構成され、打込器
9の内部には生コンクリートを一時的に貯溜可能な収容
室21が形成され、打込器9の上壁部の略中央部には収
容室21内に生コンクリートを導入する為の導入管22
が立設され、打込器9の上壁部の左部及び右部には加振
ロッド23aを介して収容室21内に貯溜された生コン
クリートを加振して攪拌する為の棒バイブレータ23が
設けられ、打込器9は後述のガイド支持機構6を介して
本体フレーム2に左右方向に移動自在に支持され且つ高
さ調節機構4を介して開口部20が床面Fに対して所定
の高さ位置となるように保持され、打込器9の壁部の下
端部には床面Fから所定の高さで且つ略水平な荒均し部
9aが4辺の全周に亙って形成されている。
【0034】前記掻き均し機構16と加振機構17とス
クリード18とは打込器9の左右両側方に夫々設けられ
るが、これらは左右対称に構成されているので左側のも
のについて説明する。前記掻き均し機構16について説
明すると、打込器9の下端近傍部の左側近傍には荒均し
部9aよりもやや長めの前後方向向きの略水平なスクリ
ュー24が配設され、スクリュー24の両端部は打込器
9の左壁に固着された前後1対の支持ブラケット25を
介して回転自在に支持され、スクリュー24の下端部は
荒均し部9aよりもやや低位置に配置され、打込器9の
左壁の中段部には左方へ略水平に延びる支持フレーム2
6が設けられ、支持フレーム26の前端近傍部には電動
モータM3が設けられ、電動モータM3の回転軸はスプ
ロケット27及びチェーン28を介してスクリュー24
に連動連結されている。尚、モータM3はコントロール
ボックス11から給電され制御される。
クリード18とは打込器9の左右両側方に夫々設けられ
るが、これらは左右対称に構成されているので左側のも
のについて説明する。前記掻き均し機構16について説
明すると、打込器9の下端近傍部の左側近傍には荒均し
部9aよりもやや長めの前後方向向きの略水平なスクリ
ュー24が配設され、スクリュー24の両端部は打込器
9の左壁に固着された前後1対の支持ブラケット25を
介して回転自在に支持され、スクリュー24の下端部は
荒均し部9aよりもやや低位置に配置され、打込器9の
左壁の中段部には左方へ略水平に延びる支持フレーム2
6が設けられ、支持フレーム26の前端近傍部には電動
モータM3が設けられ、電動モータM3の回転軸はスプ
ロケット27及びチェーン28を介してスクリュー24
に連動連結されている。尚、モータM3はコントロール
ボックス11から給電され制御される。
【0035】前記加振機構17について説明すると、支
持フレーム26の左端部には上下方向向きの前後1対の
支持ロッド29が高さ調節可能に設けられ、両支持ロッ
ド29の下端部にはスクリュー24と略同じ長さを有す
る加振ブレード30がラバー部材29aなどを介して上
下方向に微小移動可能に支持され、加振ブレード30の
下端面はスクリュー24の下端部よりもやや低位置に略
水平に支持され、加振ブレード30の略中央部には加振
ブレード30に対して振動力を付加する為の電動の加振
器31が固着されている。但し、加振器31はコントロ
ールボックス11から給電され制御される。前記スクリ
ード18について説明すると、スクリード18は所定の
幅を有する可撓性のゴム板部材からなり、加振ブレード
30と略同じ長さに形成され、後述の切換え機構17を
介して使用位置と退避位置とに切換え可能に加振ブレー
ド30の左側近くに配置される。
持フレーム26の左端部には上下方向向きの前後1対の
支持ロッド29が高さ調節可能に設けられ、両支持ロッ
ド29の下端部にはスクリュー24と略同じ長さを有す
る加振ブレード30がラバー部材29aなどを介して上
下方向に微小移動可能に支持され、加振ブレード30の
下端面はスクリュー24の下端部よりもやや低位置に略
水平に支持され、加振ブレード30の略中央部には加振
ブレード30に対して振動力を付加する為の電動の加振
器31が固着されている。但し、加振器31はコントロ
ールボックス11から給電され制御される。前記スクリ
ード18について説明すると、スクリード18は所定の
幅を有する可撓性のゴム板部材からなり、加振ブレード
30と略同じ長さに形成され、後述の切換え機構17を
介して使用位置と退避位置とに切換え可能に加振ブレー
ド30の左側近くに配置される。
【0036】次に、前記打込み均し装置本体5を本体フ
レーム2に左右方向に移動自在に支持する為のガイド支
持機構6について説明する。図1〜図6に示すように、
本体フレーム2の後端部には左右方向向きの略水平なガ
イドレール32が上下に所定間隔あけて1対設けられ、
打込器9とガイドレール32間には枠状の支持フレーム
33が配設され、支持フレーム33は打込器9の左右の
側壁に固着された支持ロッド34と導入管22の中段部
に固着された支持板35を介して打込器9に固定され、
支持フレーム33にはガイドレール32の上側及び下側
へ略水平に延びる上下1対の支持プレート36が固着さ
れ、両支持プレート36の両端近傍部には打込器9をガ
イドレール32に対して相対的に前後方向及び上下方向
に移動不能で且つ左右方向に移動可能に連結する為の複
数のガイド輪37a・37bが夫々設けられ、打込器9
はガイド輪37a・37bを介してガイドレール32に
沿って左右方向に移動可能に支持される。
レーム2に左右方向に移動自在に支持する為のガイド支
持機構6について説明する。図1〜図6に示すように、
本体フレーム2の後端部には左右方向向きの略水平なガ
イドレール32が上下に所定間隔あけて1対設けられ、
打込器9とガイドレール32間には枠状の支持フレーム
33が配設され、支持フレーム33は打込器9の左右の
側壁に固着された支持ロッド34と導入管22の中段部
に固着された支持板35を介して打込器9に固定され、
支持フレーム33にはガイドレール32の上側及び下側
へ略水平に延びる上下1対の支持プレート36が固着さ
れ、両支持プレート36の両端近傍部には打込器9をガ
イドレール32に対して相対的に前後方向及び上下方向
に移動不能で且つ左右方向に移動可能に連結する為の複
数のガイド輪37a・37bが夫々設けられ、打込器9
はガイド輪37a・37bを介してガイドレール32に
沿って左右方向に移動可能に支持される。
【0037】次に、打込み均し装置本体5をガイドレー
ル32に沿って往復移動させる為の移動駆動機構7と左
右のスクリード18を位置切換えするための切換え機構
19について説明する。前記移動駆動機構7について説
明すると、図1・図5に示すように、本体フレーム2の
両端部には前後方向向き軸部材を介して左右1対のスプ
ロケット38が回転自在に枢支され、左右のスプロケッ
ト38にはチェーン39が掛装され、チェーン39の途
中部は連結部材40を介して打込器9に連結され、右側
のスプロケット38は減速機付き電動モータM4の回転
軸に連動連結され、電動モータM4がコントロールボッ
クス11から給電制御されて正回転或いは逆回転駆動さ
れることにより、打込み均し装置本体5が左方或いは右
方へガイドレール32に沿って移動駆動される。
ル32に沿って往復移動させる為の移動駆動機構7と左
右のスクリード18を位置切換えするための切換え機構
19について説明する。前記移動駆動機構7について説
明すると、図1・図5に示すように、本体フレーム2の
両端部には前後方向向き軸部材を介して左右1対のスプ
ロケット38が回転自在に枢支され、左右のスプロケッ
ト38にはチェーン39が掛装され、チェーン39の途
中部は連結部材40を介して打込器9に連結され、右側
のスプロケット38は減速機付き電動モータM4の回転
軸に連動連結され、電動モータM4がコントロールボッ
クス11から給電制御されて正回転或いは逆回転駆動さ
れることにより、打込み均し装置本体5が左方或いは右
方へガイドレール32に沿って移動駆動される。
【0038】前記ガイドレール32の両端近傍部には打
込み均し装置本体5が右端及び左端に移動したことを検
出する1対の検出器41が設けられ、コントロールボッ
クス11は検出器41からの出力を受けて、打込み均し
装置本体5がガイドレール32の端部に移動する毎に電
動モータM4の回転を停止させ、コンクリート打込み均
し装置1が、クローラ装置12により移動した後、電動
モータM4を逆回転させ、打込み均し装置本体5をガイ
ドレール32に沿って逆方向に移動させ、順次これを繰
り返す。
込み均し装置本体5が右端及び左端に移動したことを検
出する1対の検出器41が設けられ、コントロールボッ
クス11は検出器41からの出力を受けて、打込み均し
装置本体5がガイドレール32の端部に移動する毎に電
動モータM4の回転を停止させ、コンクリート打込み均
し装置1が、クローラ装置12により移動した後、電動
モータM4を逆回転させ、打込み均し装置本体5をガイ
ドレール32に沿って逆方向に移動させ、順次これを繰
り返す。
【0039】前記切換え機構19について説明すると、
図5に示すように、打込器9の前壁の略中段部には後方
へ延びる軸部材42が固着され、軸部材42の前端部に
は連結部材40が回動自在に枢支され、軸部材42の途
中部には夫々腕部43a・43bからなる略く字状の1
対のレバー部材43が実線で図示の位置から仮想線で図
示の位置に亙って回動自在に枢支され、両腕部43aの
上端部と左右のスクリード18とは1対のワイヤー44
で夫々接続され、両腕部43bの下端部間には引張りバ
ネ45が張架され、両腕部43bの下端近傍部には連結
部材40の両側のチェーン39を上方より受止めるガイ
ド輪46が夫々回転自在に枢支されている。
図5に示すように、打込器9の前壁の略中段部には後方
へ延びる軸部材42が固着され、軸部材42の前端部に
は連結部材40が回動自在に枢支され、軸部材42の途
中部には夫々腕部43a・43bからなる略く字状の1
対のレバー部材43が実線で図示の位置から仮想線で図
示の位置に亙って回動自在に枢支され、両腕部43aの
上端部と左右のスクリード18とは1対のワイヤー44
で夫々接続され、両腕部43bの下端部間には引張りバ
ネ45が張架され、両腕部43bの下端近傍部には連結
部材40の両側のチェーン39を上方より受止めるガイ
ド輪46が夫々回転自在に枢支されている。
【0040】前記打込み均し装置本体5をガイドレール
32に沿って左方へ移動させるため、電動モータM4に
より下側のチェーン39が矢印の方向へ移動駆動される
と、左側のガイド輪46がチェーン39の張力により上
方へ移動して両レバー部材43が実線で図示の位置に回
動し、左側のスクリード18がワイヤー44を介して加
振ブレード30の下端面よりも上方の退避位置へ移動
し、右側のスクリード18が掻き均された生コンクリー
トCの表面に下半部を摺接させた使用位置に移動する。
一方、チェーン39が矢印とは反対側へ移動駆動された
場合には、右側のスクリード18が退避位置へ移動し、
左側のスクリード18が使用位置に移動する。
32に沿って左方へ移動させるため、電動モータM4に
より下側のチェーン39が矢印の方向へ移動駆動される
と、左側のガイド輪46がチェーン39の張力により上
方へ移動して両レバー部材43が実線で図示の位置に回
動し、左側のスクリード18がワイヤー44を介して加
振ブレード30の下端面よりも上方の退避位置へ移動
し、右側のスクリード18が掻き均された生コンクリー
トCの表面に下半部を摺接させた使用位置に移動する。
一方、チェーン39が矢印とは反対側へ移動駆動された
場合には、右側のスクリード18が退避位置へ移動し、
左側のスクリード18が使用位置に移動する。
【0041】次に、前記本体フレーム2の高さを検出す
る為の高さ検出器について、図1、図2を参照しながら
説明する。コントロールボックス11の側方の床面F上
には略鉛直方向向きの支持柱47が立設され、支持柱4
7の上端部には水平な面内にレーザービームLを照射可
能な投光器48が設けられ、3組のクローラ装置12の
上方の本体フレーム2の部分にはレーザビームLを受光
可能な小さな受光器49が夫々設けられ、これら3つの
受光器49は打込器9の開口部20及びガイドレール3
2と平行な面内に支持ロッド50を介して支持されてい
る。前記3つの受光器49はコントロールボックス11
に夫々接続され、コントロールボックス11ではこれら
3つの受光器49がレーザビームLを受光するように高
さ調節機構4の3つの電動モータM2を駆動制御して本
体フレーム2とともに打込み均し装置本体5の高さを調
節し、打込器9の開口部20が床面Fから所定の高さで
且つ略水平になるように調節する。
る為の高さ検出器について、図1、図2を参照しながら
説明する。コントロールボックス11の側方の床面F上
には略鉛直方向向きの支持柱47が立設され、支持柱4
7の上端部には水平な面内にレーザービームLを照射可
能な投光器48が設けられ、3組のクローラ装置12の
上方の本体フレーム2の部分にはレーザビームLを受光
可能な小さな受光器49が夫々設けられ、これら3つの
受光器49は打込器9の開口部20及びガイドレール3
2と平行な面内に支持ロッド50を介して支持されてい
る。前記3つの受光器49はコントロールボックス11
に夫々接続され、コントロールボックス11ではこれら
3つの受光器49がレーザビームLを受光するように高
さ調節機構4の3つの電動モータM2を駆動制御して本
体フレーム2とともに打込み均し装置本体5の高さを調
節し、打込器9の開口部20が床面Fから所定の高さで
且つ略水平になるように調節する。
【0042】前記案内機構について説明すると、図1・
図2に示すように、コントロールボックス11の側方の
床面F上にはホース固定台51が設置され、ホース固定
台51は左右1対の車輪52を介して移動可能に構成さ
れるとともに図示外の固定機構を介して床面Fに移動不
能に固定され、ホース固定台51の内部には生コンクリ
ートを一時的に蓄えるアキュムレータが内装され、トラ
ックミキサー車(図示略)で混練された生コンクリート
はコンクリートポンプ車で加圧されて供給ホース8を介
してアキュムレータに圧送される。尚、前記アキュムレ
ータは、プランジャーの往復運動などによりコンクリー
トポンプ車から間欠的に圧送される生コンクリートの脈
動を平滑化する為のものである。
図2に示すように、コントロールボックス11の側方の
床面F上にはホース固定台51が設置され、ホース固定
台51は左右1対の車輪52を介して移動可能に構成さ
れるとともに図示外の固定機構を介して床面Fに移動不
能に固定され、ホース固定台51の内部には生コンクリ
ートを一時的に蓄えるアキュムレータが内装され、トラ
ックミキサー車(図示略)で混練された生コンクリート
はコンクリートポンプ車で加圧されて供給ホース8を介
してアキュムレータに圧送される。尚、前記アキュムレ
ータは、プランジャーの往復運動などによりコンクリー
トポンプ車から間欠的に圧送される生コンクリートの脈
動を平滑化する為のものである。
【0043】前記ホース固定台51の中段部と本体フレ
ーム2の上端前部とは前後1対のリンクロッド54を有
するリンク機構55を介して連結され、ホース固定台5
1から打込器9側へ延びる供給ホース8は、リンク機構
55と本体フレーム2及び打込み均し装置本体5に設け
られたホースガイド57・58を介して案内支持され、
打込器9の導入管22に接続されている。また、電動モ
ータM1〜M4や加振器31などを駆動するための給電
ケーブルや検査・制御用のハーネス類も、リンク機構5
5を介してコントロールボックス11から本体フレーム
2側へ案内支持されている。尚、前後のリンクロッド5
4の接続部に下方へ延びるロッド部材を連結し、ロッド
部材の下端部に遊転輪などを取付けて、接続部をサポー
トするようにしてもよい。
ーム2の上端前部とは前後1対のリンクロッド54を有
するリンク機構55を介して連結され、ホース固定台5
1から打込器9側へ延びる供給ホース8は、リンク機構
55と本体フレーム2及び打込み均し装置本体5に設け
られたホースガイド57・58を介して案内支持され、
打込器9の導入管22に接続されている。また、電動モ
ータM1〜M4や加振器31などを駆動するための給電
ケーブルや検査・制御用のハーネス類も、リンク機構5
5を介してコントロールボックス11から本体フレーム
2側へ案内支持されている。尚、前後のリンクロッド5
4の接続部に下方へ延びるロッド部材を連結し、ロッド
部材の下端部に遊転輪などを取付けて、接続部をサポー
トするようにしてもよい。
【0044】次に、前記コンクリート打込み均し装置1
の作動について説明する。図7に示すように、本体フレ
ーム2及び打込み均し装置本体5を床面Fの前部へ移動
させた状態で、打込器9に供給ホース8を介して生コン
クリートを連続的に供給しながら、移動駆動機構7によ
り打込み均し装置本体5をガイドレール32の左端部か
ら右端部へ低速度にて移動させながら、打込み均し装置
本体5の移動軌跡に沿う床面Fに対して生コンクリート
の打込み及び均し作業を施し、その後検出器41からの
制御信号に基づいて3台のモータM1を駆動制御するこ
とによりクローラ装置12により本体フレーム2ととも
に打込み均し装置本体5を略荒均し部9aの長さ分だけ
前進させ、次に走行停止後に3つの受光器49からの信
号に基づいて3組の高さ調整機構4のモータM2を駆動
制御することにより本体フレーム2の高さレベルを床面
Fから所定高さに調節し、次にモータM4の回転方向を
反転させ、移動駆動機構7により打込み均し装置本体5
をガイドレール32の右端部から左端部へ低速度にて移
動させながら、打込み均し装置本体5の移動軌跡に沿う
床面Fに対して生コンクリートの打込み及び均し作業を
施し、前記作業を順々に繰返し行って床面Fに対して自
動的に生コンクリートを打設する。
の作動について説明する。図7に示すように、本体フレ
ーム2及び打込み均し装置本体5を床面Fの前部へ移動
させた状態で、打込器9に供給ホース8を介して生コン
クリートを連続的に供給しながら、移動駆動機構7によ
り打込み均し装置本体5をガイドレール32の左端部か
ら右端部へ低速度にて移動させながら、打込み均し装置
本体5の移動軌跡に沿う床面Fに対して生コンクリート
の打込み及び均し作業を施し、その後検出器41からの
制御信号に基づいて3台のモータM1を駆動制御するこ
とによりクローラ装置12により本体フレーム2ととも
に打込み均し装置本体5を略荒均し部9aの長さ分だけ
前進させ、次に走行停止後に3つの受光器49からの信
号に基づいて3組の高さ調整機構4のモータM2を駆動
制御することにより本体フレーム2の高さレベルを床面
Fから所定高さに調節し、次にモータM4の回転方向を
反転させ、移動駆動機構7により打込み均し装置本体5
をガイドレール32の右端部から左端部へ低速度にて移
動させながら、打込み均し装置本体5の移動軌跡に沿う
床面Fに対して生コンクリートの打込み及び均し作業を
施し、前記作業を順々に繰返し行って床面Fに対して自
動的に生コンクリートを打設する。
【0045】前記打込み均し装置本体5による生コンク
リートの打込み及び均し作業時、打込み均し装置本体5
の移動方向のトレーリング側のスクリュー24及び加振
ブレード30が駆動され、図8に示すように、供給ホー
ス8から打込器9に導入された生コンクリートは、棒バ
イブレータ23で加振され攪拌されつつ、打込器9の下
端の開口部20から床面Fに供給され、次に打込み均し
装置本体5の移動方向のトレーリング側の荒均し部9a
で荒均し部9aと床面F間の距離に相当する厚さに荒均
しされ、次に荒均しされた表面部がトレーリング側のス
クリュー24で前方へ掻き均され、次に掻き均された表
面部がトレーリング側の振動ブレード30で締固めら
れ、次に締固められ表面がトレーリング側のスクリード
18で均されて仕上げられる。
リートの打込み及び均し作業時、打込み均し装置本体5
の移動方向のトレーリング側のスクリュー24及び加振
ブレード30が駆動され、図8に示すように、供給ホー
ス8から打込器9に導入された生コンクリートは、棒バ
イブレータ23で加振され攪拌されつつ、打込器9の下
端の開口部20から床面Fに供給され、次に打込み均し
装置本体5の移動方向のトレーリング側の荒均し部9a
で荒均し部9aと床面F間の距離に相当する厚さに荒均
しされ、次に荒均しされた表面部がトレーリング側のス
クリュー24で前方へ掻き均され、次に掻き均された表
面部がトレーリング側の振動ブレード30で締固めら
れ、次に締固められ表面がトレーリング側のスクリード
18で均されて仕上げられる。
【0046】前記クローラ装置12により本体フレーム
2が床面Fに走行自在に支持されるとともに、本体フレ
ーム2の高さ位置を高さ位置検出器で検出されて精度良
く調節されるので、床面F上に鉄筋などが配設されてい
てクローラ装置12の走行面に比較的大きな凹凸がある
場合でも、打込器9の開口部20を床面Fに対して所定
の高さに略水平に保持することが出来、打設した生コン
クリートの表面を略水平な平坦な面に仕上げることが出
来る。
2が床面Fに走行自在に支持されるとともに、本体フレ
ーム2の高さ位置を高さ位置検出器で検出されて精度良
く調節されるので、床面F上に鉄筋などが配設されてい
てクローラ装置12の走行面に比較的大きな凹凸がある
場合でも、打込器9の開口部20を床面Fに対して所定
の高さに略水平に保持することが出来、打設した生コン
クリートの表面を略水平な平坦な面に仕上げることが出
来る。
【0047】以上のように、前記コンクリート打込み均
し装置1によれば、生コンクリートの打込みから仕上げ
までの作業を自動化出来ること、簡単な構成の打込器9
でもって生コンクリートの打込み及び荒均し作業を施せ
ること、荒均し部9aとスクリュー24と加振ブレード
30とスクリード18とを打込み均し装置本体5の移動
方向のリーデング側から順に設けることにより打込みか
ら仕上げまでの作業を効率的に行えること、鉄骨などで
組まれた凹凸の多い床面Fに対して生コンクリートを打
設する場合でも仕上げ面を略水平な平坦な面に出来るこ
と、などの効果が得られる。
し装置1によれば、生コンクリートの打込みから仕上げ
までの作業を自動化出来ること、簡単な構成の打込器9
でもって生コンクリートの打込み及び荒均し作業を施せ
ること、荒均し部9aとスクリュー24と加振ブレード
30とスクリード18とを打込み均し装置本体5の移動
方向のリーデング側から順に設けることにより打込みか
ら仕上げまでの作業を効率的に行えること、鉄骨などで
組まれた凹凸の多い床面Fに対して生コンクリートを打
設する場合でも仕上げ面を略水平な平坦な面に出来るこ
と、などの効果が得られる。
【0048】尚、前記打込器9の後壁の下端部に荒均し
部9aを設け、打込器9の後側に掻き均し機構16と加
振機構17とスクリード18を設け、本体フレーム2の
前進移動時に開口部20から床面Fへ打込まれる生コン
クリートを均すようにしてもよい。尚、前記打込器9を
鉛直軸心回りに回動自在に支持するガイド支持機構を設
け、左右1対の掻き均し機構16と加振機構17とスク
リード18のうちの一方を省略し、他方を打込み均し装
置本体5の移動方向のトレーリング側へ打込器9ととも
に回動により位置切換えさせてもよい。
部9aを設け、打込器9の後側に掻き均し機構16と加
振機構17とスクリード18を設け、本体フレーム2の
前進移動時に開口部20から床面Fへ打込まれる生コン
クリートを均すようにしてもよい。尚、前記打込器9を
鉛直軸心回りに回動自在に支持するガイド支持機構を設
け、左右1対の掻き均し機構16と加振機構17とスク
リード18のうちの一方を省略し、他方を打込み均し装
置本体5の移動方向のトレーリング側へ打込器9ととも
に回動により位置切換えさせてもよい。
【0049】次に、前記コンクリート打込み均し装置1
の別実施例について説明する。尚、前記実施例と同一の
部材には同一の符号を付してその説明を省略する。この
コンクリート打込み均し装置1Aについて説明すると、
図9に示すように、4つの車輪60を介して床面Fに対
して前後方向に移動自在に支持された側面視略L字状の
本体フレーム2Aが設けられ、本体フレーム2Aの後側
には打込み均し装置本体5Aが高さ調節可能に支持さ
れ、打込器9の開口部20は床面Fに対して所定の高さ
位置で且つ略水平に配置され、打込器9の後壁の下端部
には荒均し部9aが形成され、打込器9の後側方には掻
き均し機構16と加振機構17とスクリード18とが打
込器9側から順に設けられ、本体フレーム2Aの前端部
は小型牽引自動車61に接続されている。
の別実施例について説明する。尚、前記実施例と同一の
部材には同一の符号を付してその説明を省略する。この
コンクリート打込み均し装置1Aについて説明すると、
図9に示すように、4つの車輪60を介して床面Fに対
して前後方向に移動自在に支持された側面視略L字状の
本体フレーム2Aが設けられ、本体フレーム2Aの後側
には打込み均し装置本体5Aが高さ調節可能に支持さ
れ、打込器9の開口部20は床面Fに対して所定の高さ
位置で且つ略水平に配置され、打込器9の後壁の下端部
には荒均し部9aが形成され、打込器9の後側方には掻
き均し機構16と加振機構17とスクリード18とが打
込器9側から順に設けられ、本体フレーム2Aの前端部
は小型牽引自動車61に接続されている。
【0050】前記コンクリート打込み均し装置1Aで
は、生コンクリートを供給ホース8を介して打込器9に
連続的に供給しながら、牽引自動車61で本体フレーム
2とともに打込み均し装置本体5Aを前方へ移動させる
ことにより、開口部20から床面Fに対して生コンクリ
ートを打込みつつ、打込んだ生コンクリートを所定の厚
さに平坦に均すことが出来る。
は、生コンクリートを供給ホース8を介して打込器9に
連続的に供給しながら、牽引自動車61で本体フレーム
2とともに打込み均し装置本体5Aを前方へ移動させる
ことにより、開口部20から床面Fに対して生コンクリ
ートを打込みつつ、打込んだ生コンクリートを所定の厚
さに平坦に均すことが出来る。
【図1】コンクリート打込み均し装置の平面図である。
【図2】コンクリート打込み均し装置の側面図である。
【図3】打込み均し装置本体の要部平面図である。
【図4】打込み均し装置本体の側面図である。
【図5】打込み均し装置本体の正面図である。
【図6】ガイド支持機構の付近の側面図である。
【図7】コンクリート打込み均し装置の作動説明図であ
る。
る。
【図8】打込み均し装置本体の作動説明図である。
【図9】変形例に係るコンクリート打込み均し装置の側
面図である。
面図である。
1 コンクリート打込み均し装置 2 本体フレーム 4 高さ調節機構 6 ガイド支持機構 7 移動駆動機構 8 供給ホース 9 打込器 11 コントロールボックス 16 掻き均し機構 17 加振機構 18 スクリード 20 開口部 48 投光器 49 受光器 51 ホース支持台 55 リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小坂 克英 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 旭建機株 式会社内 (72)発明者 白石 康信 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 伊藤 精計 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 久保 喜良 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 福川 光男 東京都千代田区麹町五丁目3番1号 鹿島 道路株式会社内 (72)発明者 樋口 則正 東京都千代田区麹町五丁目3番1号 鹿島 道路株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 供給用ホースから供給される生コンクリ
ートを一時的に貯溜しながら下端の開口部から生コンク
リートを順次床面上へ供給し且つ打込まれた生コンクリ
ートの表面を荒均しする為のボックス状の打込器と、 前記打込器を所定の高さ位置に保持した状態で打込器を
水平方向へ移動自在に支持する為の移動用支持手段と、 前記打込器の移動方向のトレーリング側で開口部の外側
近くに配設され、床面上へ打込まれた生コンクリートの
表面部を掻き均す為の掻き均し手段とを備えたことを特
徴とするコンクリート打込み均し装置。 - 【請求項2】 前記掻き均し手段のトレーリング側に配
設され、打込まれた生コンクリートの表面部に振動力を
付加して締固める為の加振手段と、 前記加振手段のトレーリング側において生コンクリート
の表面を仕上げる為のスクリードとを設けたことを特徴
とする請求項1に記載のコンクリート打込み均し装置。 - 【請求項3】 床面上に生コンクリートを打込んでいく
打込み方向に沿って延びる水平なガイドレールを有する
本体フレームと、 前記本体フレームをガイドレールと直交する方向へ水平
移動させる為の自走手段と、 前記ガイドレールにその長さ方向へ移動自在に装着さ
れ、供給用ホースから供給される生コンクリートを一時
的に貯溜しながら下端の開口部から生コンクリートを順
次床面上へ供給し且つ打込まれた生コンクリートの表面
を荒均しする為のボックス状の打込器と、 前記本体フレームに設けられ、打込器をガイドレールに
沿って往復移動させる為の移動駆動手段と、 前記打込器のガイドレールに沿う移動方向のトレーリン
グ側で開口部の外側近くに配設され、床面上へ打込まれ
た生コンクリートの表面部を掻き均す為の掻き均し手段
とを備えたことを特徴とするコンクリート打込み均し装
置。 - 【請求項4】 前記掻き均し手段のトレーリング側に配
設され、打込まれた生コンクリートの表面部に振動力を
付加して締固める為の加振手段と、 前記加振手段のトレーリング側において生コンクリート
の表面を仕上げる為のスクリードとを設けたことを特徴
とする請求項3に記載のコンクリート打込み均し装置。 - 【請求項5】 前記自走手段は、本体フレームを3点支
持するように配設された3組のクローラ装置を備え、各
クローラ装置と本体フレーム間には本体フレームの高さ
位置を調節する為の高さ調節手段が介設されていること
を特徴とする請求項4に記載のコンクリート打込み均し
装置。 - 【請求項6】 床面に所定の高さのレーザビームを略水
平に照射可能な投光器を設け、 前記3組のクローラ装置の上方の本体フレームの部分に
レーザビームを受光可能な受光器を夫々設け、 前記3組の受光器がレーザビームを受光するように3組
の高さ調節手段を制御する制御手段を設けたことを特徴
とする請求項5に記載のコンクリート打込み均し装置。 - 【請求項7】 前記床面の前部にホース固定台を設け、 前記ホース固定台と本体フレームとを連結するリンク機
構を設け、 前記供給用ホースはリンク機構を介して本体フレームに
案内されることを特徴とする請求項3に記載のコンクリ
ート打込み均し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30660391A JPH0814199B2 (ja) | 1991-10-26 | 1991-10-26 | コンクリート打込み均し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30660391A JPH0814199B2 (ja) | 1991-10-26 | 1991-10-26 | コンクリート打込み均し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118138A true JPH05118138A (ja) | 1993-05-14 |
JPH0814199B2 JPH0814199B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=17959065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30660391A Expired - Lifetime JPH0814199B2 (ja) | 1991-10-26 | 1991-10-26 | コンクリート打込み均し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814199B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108221600A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-06-29 | 夏江 | 铺砖机行程控制装置 |
CN111101695A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-05-05 | 中煤浙江生态环境发展有限公司 | 可移动的支护平台 |
-
1991
- 1991-10-26 JP JP30660391A patent/JPH0814199B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108221600A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-06-29 | 夏江 | 铺砖机行程控制装置 |
CN108221600B (zh) * | 2018-03-20 | 2023-09-19 | 夏江 | 铺砖机行程控制装置 |
CN111101695A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-05-05 | 中煤浙江生态环境发展有限公司 | 可移动的支护平台 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0814199B2 (ja) | 1996-02-14 |
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