JPH05117994A - 紙および厚紙を被覆する方法および良好な平滑性を有する紙の製造法 - Google Patents

紙および厚紙を被覆する方法および良好な平滑性を有する紙の製造法

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JPH05117994A
JPH05117994A JP4073286A JP7328692A JPH05117994A JP H05117994 A JPH05117994 A JP H05117994A JP 4073286 A JP4073286 A JP 4073286A JP 7328692 A JP7328692 A JP 7328692A JP H05117994 A JPH05117994 A JP H05117994A
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paper
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acrylic acid
coating
water
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JP4073286A
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Claude Trouve
クロード・トルーヴ
Michel Richard
ミシエル・リシヤール
Jean Cabestany
ジヤン・カベスタニイ
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Sanofi Aventis France
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Francaise Hoechst Ste
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    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/56Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H19/58Polymers or oligomers of diolefins, aromatic vinyl monomers or unsaturated acids or derivatives thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】安価に良好な平滑性を有する紙を得る。 【構成】重合した状態で、モル割合で、少なくとも70
%がアンモニウムアクリレートの形となっているアクリ
ル酸の50〜99.995%、アクリル酸とほぼ同じ中
和比を有するビスアクリルアミド酢酸の0.005〜
0.5%、残部(合計100%となるように)アクリル
アミドを含有する水に不溶の架橋重合体を被覆剤として
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は紙及び厚紙の被覆方法、及びそれ
を良好な平滑性を有する紙を得るために用いることに関
する。
【0002】ある用途、特に、書いたり、印刷するた
め、更に詳細には光食刻のため、任意であるが良好な光
沢と組み合って良好な平滑性を有する非粗面紙が要望さ
れている。勿論、これら特別な性質は乾燥又は湿潤状態
での機械的抵抗性など紙の他の品質に損害を与えて得て
はならず、製造速度が高く、インキが流れたり、汚れ、
浸透、不透明化及び白化することなく良好に吸収できな
ければならない。顔料の慎重な選択と相俟ってカレンダ
ー掛けして紙に光沢を与えることはよく知られている。
平滑性に関し、現在、費用と、支持体の表面状態とその
形成、被覆剤の固形物の含量と性質、使用するコーティ
ング装置、析出物の重量及びカレンダー掛け条件の関数
としての、製紙業者の工業的可能性との困難な妥協によ
り得られる。
【0003】その結果、ある支持体から始めて、良好な
平滑性を有する紙を得たいと願う製造業者が問題に直面
すると、多数の、費用がかかる試験を必要とする妥協に
より解決しようとする。
【0004】さて、出願者は、驚くべきことに、紙に斯
かる不都合を克服する良好な平滑性を与える意図で、新
規な紙の被覆方法を発見した。
【0005】本発明による方法は、重合した状態で、モ
ル割合で少なくとも70%がアンモニウムアクリレート
の形となっているアクリル酸の50〜99.995%、
アクリル酸とほぼ同じ中和比を有するビスアクリルアミ
ド酢酸の0.005〜0.5%、残部(合計100%と
なるように)アクリルアミドを含有する、水に不溶の架
橋重合体を被覆剤として用いることを特徴とする。
【0006】更に特別な本発明の主題は、前に記載の重
合体が、重合した状態で、モル割合で、少なくとも90
%がアンモニウムアクリレートの形となっているアクリ
ル酸の65〜95%、少なくとも90%がビスアクリル
アミド酢酸アンモニウムの形となっているビスアクリル
アミド酢酸の0.005〜0.5%、残部(合計100
%となるように)アクリルアミドを含有することを特徴
とする重合体である。
【0007】後者の重合体の中で、更に詳細には、モル
割合で、水酸化アンモニウムによりpH=6.2に中和
されたアクリル酸約70%、水酸化アンモニウムにより
pH=6.2に中和されたビスアクリルアミド酢酸0.
005〜0.5%、残部(合計100%となるように)
アクリルアミドを含有する水に不溶の架橋重合体を挙げ
ることができる。
【0008】pH=6.2に中和したアクリル酸は、中
和比が90%以上に相当し、pH=5.2に中和したア
クリル酸は、中和比約70%に相当する。斯かる中和比
は電位差計分析により決定する。
【0009】又、本発明の主題は、活性成分として前に
記載した重合体の1種を含有する、紙被覆に意図した組
成物である。
【0010】斯かる組成物は、自己−可逆性分散液であ
り、その平均粒子サイズが20μmより小さく、一方で
は、上記の重合体の1種を含有し、油相に分散された水
性相と、他方では、全体のHLB値が10より大きい少
なくとも2種の乳化剤で、これら乳化剤の少なくとも1
種が5より小さいHLB値を有する乳化剤とから構成さ
れることを特徴とする。
【0011】分散液の油状層は、例えば、ヘキサン、シ
クロヘキサン、シエル(SHELL)白色鉱油でイソパ
ール(ISOPAR)又はソルパール(SOLPAR)
なる名称で市販のパラフィン油又はパラフィン/ナフテ
ン油など直鎖状又は分枝状C8 〜C12鉱油の如き1種以
上の疎水性炭化水素により構成される。
【0012】分散された水性相は、エマルジョンの全重
量の約30〜75%を示し、前に記載の重合体を20〜
40重量%溶解して含有する。
【0013】HLB値が5より小さい乳化剤は、ソルビ
タンモノステアレート、モノオレエート又はセスキオレ
エートなど油に可溶の既知の乳化剤から選択し、分散さ
れた水性分散液の全重量に関して2〜8重量%の割合で
分散液に含有させる。
【0014】分散液に存在する乳化剤全体のHLB値は
10より大でなければならず、それ故、少なくとも1種
の乳化剤のHLB値が5より小であることを補償するよ
うに、HLB値が10より大きい1種以上の乳化剤を使
用することが必要である。斯かるHLB値が10より大
きい乳化剤は、エトキシル化アルキルフエノール、ジア
ルキルスルホコハク酸ナトリウム、C10〜C22脂肪酸由
来の石けんなど水に可溶の既知の乳化剤から選択する。
【0015】前に記載の重合体及び該重合体を含有する
前に言及した組成物は、既知のものではないが、既知の
重合体及び該重合体を含有する組成物の製造に記載され
た類似の方法で製造できる。
【0016】前に記載の重合体及び前に言及した組成物
は、特に油中水型エマルジョンでラジカルのような重合
により製造できる。この種の重合は、文献に詳しく説明
されており、油に可溶の1種以上の乳化剤の存在下、粒
子の大きさが20μmより小さい、分散された水性相に
単量体を溶解して含有する油中水型エマルジョンを製造
し、その後、このエマルジョンを注意深く脱酸素化した
後、1種以上のフリーラジカル発生剤を使用し、開始剤
を用いて重合反応を行い、分散液を自己可逆性にするた
め、十分量の水に可溶の界面活性剤を導入した後、得た
分散液を最終的に雰囲気温度に冷却することからなる。
【0017】最初の油中水型エマルジョンは、ソルビタ
ンモノステアレート、モノオレエート、セスキオレエー
トなど本目的に既知の油中水型乳化剤を使用して製造す
る。斯かる乳化剤は、HLB値が5より小でなければな
らず、水性相の全重量に関し2〜8重量%の割合でエマ
ルジョンに含有させる。
【0018】分散液の油状相は、例えばヘキサン、シク
ロヘキサン、シエル(SHELL)白色鉱油のイソパー
ル(ISOPAR)又はソルパール(SOLPAR)の
名称で市販のパラフィン油又はパラフィン/ナフテン油
などの直鎖状又は分枝状C8〜C13鉱油の如き1種以上
の疎水性炭化水素から構成する。
【0019】分散した水性相は、エマルジョン全重量の
約30〜75%を示し、単量体を20〜40重量%溶解
して含有する。
【0020】重合反応は、レドックス対、アゾ−ビス−
4,4′−(シアノ−4−ペンタン)酸などのアゾ化合
物の如き1種以上のフリーラジカル発生剤で開始する。
有利には、レドックス対としてフランス特許第2529
895号に記載の対が使用できる。重合温度は、選択し
た重合開始剤に依存し、例えば5℃から100℃に渡る
限界内で変化できるが、一般に重合は常圧、10〜80
℃の温度で行う。
【0021】重合終了時に、HLB値が10より大きい
1種以上の界面活性剤を、得られた分散液に導入する。
斯かる界面活性剤は、エトキシル化アルキルフエノー
ル、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、C10〜C22
脂肪酸由来の石けんなど本質的に親水性及び水溶性生成
物である。有利には、エチレンオキシドを6〜12モル
付加のエトキシル化ノニルフエノールを使用する。最終
的な分散で、1種以上の界面活性剤を分散液全重量に関
して2〜8重量%混入し、該分散液のHLB値は10よ
り大きく、従って、分散液に存在する界面活性剤の全H
LB値が10より大きい。
【0022】本発明による方法は、紙支持材の平滑性を
改良にするため特に有用である。この用途に本発明によ
る方法は、所望の平滑性を得るため糊付けプレス、糊付
けタブ、カレンダー糊付け機などの標準的なコーティン
グ装置を使用し、通常の顔料とバインダー及び任意の他
の標準的な添加剤、並びに前に記載の必要量の重合体を
含有する被覆着色剤を一体に用いて非常に簡単に実行さ
れる。
【0023】重合体は前に記載の組成物の形で使用す
る。顔料や結合剤など通常の成分を含有する水性被覆着
色剤に、乾燥物として約50〜75重量%含有する用量
で組成物を混入すると直ちに、前に記載の重合体を含有
する組成物は、水で膨潤するが水に不溶の重合体を被覆
着色剤に放出しながら直接組成が逆になる。乾燥紙支持
材の重量に関して乾燥重合体のグラム数で表して使用す
る用量は、0.05から0.5%まで変化する。
【0024】本発明による方法で、化学パルプ(木材を
使用しないパルプ)及び機械パルプ(木材を使用するパ
ルプ)の両方で得られる紙支持材の表面状態が著しく改
良される。表面状態の改良と紙の粗さの減少に加えて、
特に機械パルプから誘導された紙の場合、本発明による
方法で、コーティングを実行する条件が、特に、被覆着
色剤が紙に浸透するのを阻止し、その結果バッキングロ
ールの脱色がなくなること、刃を潤滑して、より静かに
コーティングが実施され、このため作業場の快適性が著
しく改良されること、被覆紙での力学的な水の保持が改
良され、析出した被覆剤が標準的な方法の場合より、は
るかにゆっくり乾燥し、これがマスクや流れのないより
均一な被覆をもたらすこと、及びこれらを、被覆着色剤
の粘度を殆ど変えることなく行うことにより、改良され
る。
【0025】紙支持体の平滑性の改良は、特に、使用し
た重合体の架橋速度の関数であることが注目された。ビ
スアクリルアミド酢酸0.005モル%より低い架橋速
度の場合、実質的に平滑性は改良されない。又、ビスア
クリルアミド酢酸が0.5モル%より大きい架橋速度で
始めると、平滑性はそれ以上に改良されることがない。
【0026】以下の実施例は、本発明を具体的に説明す
るが、限定するものではない。
【0027】実施例 1 比較例 純アクリル酸181.72g(2.522モル)及び純
アクリルアミド76.82g(1.081モル)を水2
00gに溶解する。その後、斯かる溶液のpHを、31
重量%水酸化アンモニウムを添加してpH=6.2にす
る。以下符号sで示すこの溶液に、ジエチレントリアミ
ンペンタ酢酸のナトリウム塩0.36g、アゾ−ビス−
4,4′−(シアノ−4−ペンタン)酸0.03g、及
び合計重量709gにするため必要な量の水を導入す
る。最終的に、この溶液のpHをpH=6.2に調整す
る。電位差計分析により決定したアクリル酸の中和比は
約92%である。
【0028】その後、この水性溶液を撹拌しながら、雰
囲気温度で、シエル白色鉱油2748 222.8g及
びソルビタンセスキオレエート21.6gの溶液に導入
する。得られたエマルジョンをその後タービンを使用し
て均一化し、そこに窒素を泡立て1時間注意深く脱酸素
化する。その後、クメンヒドロペルオキシド0.013
6g及び塩化チオニル0.024gを添加し、撹拌しな
がら10℃で重合反応を開始する。反応媒体の温度は2
0分間で80℃に達する。1時間この温度に保ち、その
後50℃に冷却し、エチレンオキシド8モル付加のエト
キシル化ノニルフエノール10g及びエチレンオキシド
10モル付加のエトキシル化ノニルフエノール10gを
混入する。斯く得られた分散液を雰囲気温度に冷却し、
その後濾過する。この分散液の特性を表Iに示す。
【0029】実施例 2〜6 水性相sに以下の量の、符号ABAAで示すビスアクリ
ルアミド酢酸を混入して、実施例1を繰り返す。 実施例2:0.01g(0.05ミリモル) 実施例3:0.07g(0.35ミリモル) 実施例4:0.285g(1.44ミリモル) 実施例5:0.57g(2.87ミリモル) 実施例6:1.14g(5.75ミリモル)
【0030】これら各種の分散液の物理的特性を表Iに
示す。
【0031】実施例 7 純アクリル酸258.78g(3.59モル) 純アクリルアミド12.76g(0.18モル)、及び ビスアクリルアミド酢酸0.052g(0.26ミリモ
ル)を水200gに溶解する。
【0032】その後この溶液に、 ジエチレントリアミンペンタ酢酸のナトリウム塩0.3
6g アゾ−ビス−4,4′−(シアノ−4−ペンタン)酸
0.03g、及び 合計重量709gにするため必要な量の水を導入する。
最終的にこの溶液のpHを、31重量%水酸化アンモニ
ウムでpH=5.2に調整する。電位差計分析により決
定したアクリル酸の中和比は約70%である。
【0033】その後、この水性溶液を、実施例1に記載
の方法に従って油中水型エマルジョンで重合反応させ
る。その後、重合反応終了時に、得られた分散液を実施
例1と同様に処理する。この方法で分散液を得、その特
性を表Iに示す。
【0034】重合体中に存在するビスアクリルアミド酢
酸のモル濃度(ppm)を、表Iの欄Aに挙げる。水の
1重量%各種分散液の、20℃で、ブルックフィールド
RVT装置を使用し、速度20で測定したブルックフィ
ールド粘度を、欄Bに示す。塩化ナトリウムを0.1重
量%含有する水の1重量%各種分散液の、20℃で、ブ
ルックフィールドRVT装置を使用し、速度20で測定
したブルックフィールド粘度を欄Cに示す。粘度は全て
Pa・sで示す。分散液全ては、活性成分の含量が30
重量%であり、優れた沈降安定性を有し、1ケ月間、2
0℃で貯蔵した後析出物又は塩析がない。
【0035】
【0036】実施例 8〜24及び比較例 C1〜C7 これらの実施例では、化学パルプB1又は機械パルプB
2の何れかで得た紙支持材を、チャールスタウン エン
ジニアリング( Charlestown Engineering )社のヘリ
コーター( Helicoater )型MKIVを用いて、グラムで
示す乾燥物での組成を表IIに示してある被覆着色剤で処
理する。析出物の重量を被覆着色剤のpH及び粘度と共
に、表IIに記載する。その後、被覆した紙を200℃の
熱風で20時間乾燥し、その後、フランス規格NF Q
03−012、1974年2月、に従いBEKK測定
装置を用いて平滑性を定量し、結果を秒で示す。時間が
長ければそれだけ平滑性が良好である。
【0037】表IIで、重量はグラムで示し、ブルックフ
ィールドRVT装置を用い、20℃で、示した値に推奨
される速度とスピンドルで測定した粘度は、mPa.s
で示す。被覆着色剤のレオロジー調節剤は、実施例で述
べた生成物、又はCMCの略号で示され、出願人が参照
符号 TYLOSE (登録商標)VCLLとして市販するカル
ボキシメチルセルロースの何れかである。バインダーL
1及びL2は、紙被覆に一般に使用されるバインダーで
ある。バインダーL1は、ダウ フランス(Dow Franc
e )社が参照符号DL675 SBRで市販するラテッ
クスSBRであり、バインダーL2は、出願人が参照符
号 MOWILIT DM 595で市販するアクリル系ラテック
スである。被覆着色剤のpHを、10%ソーダで、示し
た値に調整する。コーティング装置の刃の角度は、度で
示す。実施例8,9及び比較例C1で、平滑性を、被覆
紙を目視試験により視覚で決定する。これら3実施例の
場合、実施例9の平滑性は優れ、実施例8の平滑性は実
施例9より僅かに劣り、実施例C1の平滑性は劣ってい
る。
【0038】実施例8〜10及び比較例C1,C2は、
本発明による方法の使用を示す。同じ紙支持材に同じ重
量の析出物を形成した場合、本発明による方法は平滑性
を著しく改良(58対46)でき、同じ平滑性に対して
析出物を0.75g/cm2節約できることを示す。
【0039】実施例11〜14及び比較例C3,C4及
びC5は、本発明による方法の使用を確認するものであ
る。同じ乾燥抽出物の場合、本発明による方法を使用す
る浴の粘度はより高いが、支持材に使用する場合の障害
を構成するものではない。得られた析出物は均一で、同
じ等級のものである。更に、ほぼ同じ粘度(680±2
0mPa.s)で、62.2%対52.8%と乾燥抽出
物が異なると、本発明の方法を用いた場合平滑性は優れ
る。
【0040】実施例15〜17及び比較例C6はまた本
発明による方法の使用を確認するものである。
【0041】実施例18〜21及び比較例C7により、
本発明による方法の使用が明らかにされる。カルボキシ
メチルセルロースに関して、本発明による方法で約40
%以上の平滑性が得られる。
【0042】比較する析出物についての実施例22〜2
4の場合、重合体の架橋速度の増加による平滑性の僅か
な低下が観察される。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヤン・カベスタニイ フランス国93240 スタン、ブルヴアール、 マクシム、ゴルク 127

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合した状態で、モル割合で、少なくと
    も70%がアンモニウムアクリレートの形となっている
    アクリル酸の50〜99.995%、アクリル酸とほぼ
    同じ中和比を有するビスアクリルアミド酢酸の0.00
    5〜0.5%、残部(合計100%となるように)アク
    リルアミドを含有する水に不溶の架橋重合体を被覆剤と
    して用いることを特徴とする紙および厚紙の被覆方法。
  2. 【請求項2】 前記重合体が、重合した状態で、モル割
    合で、少なくとも90%がアンモニウムアクリレートの
    形となっているアクリル酸の65〜95%、少なくとも
    90%がビスアクリルアミド酢酸アンモニウムの形とな
    っているビスアクリルアミド酢酸の0.005〜0.5
    %、残部(合計100%となるように)アクリルアミド
    を含有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記重合体が、重合した状態で、モル割
    合で、水酸化アンモニウムによりpH6.2に中和され
    たアクリル酸約70%、水酸化アンモニウムによりpH
    6.2に中和されたビスアクリルアミド酢酸0.005
    〜0.5%、残部(合計100%となるように)アクリ
    ルアミドを含有することを特徴とする請求項1または2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 用いる重合体が、その平均粒子サイズが
    20μmより小さい自己可逆性油中水型分散液中に含有
    されている請求項1乃至3の何れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかを紙および厚紙
    の被覆に使用する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に規定された重合体を、乾燥状
    態の重量として、被覆着色剤中の乾燥固形分の重量に対
    して0.05〜100重量%を用いることを特徴とする
    請求項5に記載の方法。
JP4073286A 1991-02-25 1992-02-24 紙および厚紙を被覆する方法および良好な平滑性を有する紙の製造法 Pending JPH05117994A (ja)

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