JPH0511726A - マルチプロセツサ,マルチスクリーンデイスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンデイスプレイシステム - Google Patents

マルチプロセツサ,マルチスクリーンデイスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンデイスプレイシステム

Info

Publication number
JPH0511726A
JPH0511726A JP3185858A JP18585891A JPH0511726A JP H0511726 A JPH0511726 A JP H0511726A JP 3185858 A JP3185858 A JP 3185858A JP 18585891 A JP18585891 A JP 18585891A JP H0511726 A JPH0511726 A JP H0511726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
screen
display
screen display
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3185858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3080697B2 (ja
Inventor
Masanori Ogino
正規 荻野
Tadashi Fukushima
忠 福島
Takeo Yamada
健男 山田
Shigeyuki Shioya
繁行 汐谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP03185858A priority Critical patent/JP3080697B2/ja
Priority to US07/907,245 priority patent/US5301021A/en
Publication of JPH0511726A publication Critical patent/JPH0511726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080697B2 publication Critical patent/JP3080697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動柱像の傾斜歪み及び不連続妨害の解消され
たマルチスクリ−ンディスプレイシステムを提供する。 【構成】 第1行目用,第2行目用プログラマブルコン
パレータ21,22は、入力信号に対し、2倍の周波数
の垂直同期信号をVD1,VD2を出力する。第1行目
用,第2行目用プログラマブルカウンタ24,25は、
垂直アドレス信号Y1,Y2を出力する。これにより、
フレームメモリ21への書き込み速度と読み出し速度を
合致させると共に、境界部タイミング偏差を解消させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のプロジェクタユ
ニットをマトリクス状に配列してなるマルチスクリーン
ディスプレイシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチスクリーンディスプレイシステム
の一般的な構成を図2に示す。同図で1は信号源,2は
マルチプロセッサ,3はマルチスクリーンディスプレイ
である。同図は、2行2列の場合を示す。1−1,1−
2,……等は、各々、第1行1列,第1行2列,……の
スクリーンであり、マルチスクリーンプロセッサからの
出力信号D1-1,D1-2,……に対応する。
【0003】単位ディスプレイユニットの詳細構成を図
3に示す。同図で、4は投写用CRT,5は投写用レン
ズ,6はスクリーンである。
【0004】図4に従来技術におけるマルチプロセッサ
2の詳細構成を示す。同図でVDi,HDi及びDiは入力
垂直同期信号,入力水平同期信号及び画像信号である。
7は位相検波器,8は電圧制御発振器(以下、VCOと
略記),9は水平アドレス(X)発生用プログラマブル
カウンタである。7,8,9は周知のPLL(PhaseLoc
k Loop)を形成する。一例としては、入力信号の垂直/
水平走査周波数は約60Hz/32kHz,総走査線数約500本,
VCOの発振周波数は約30MHzである。
【0005】10は垂直アドレス(Y)発生用プログラマ
ブルカウンタであり、出力水平同期パルス(HDO)の
数をカウントし、垂直同期信号VDi によってリセット
される。11はADコンバータ,12はシリアル信号をパラ
レル信号に変換するためのSP変換器である。13はフレ
ームメモリであり、M1-1は1行1列用メモリ,M1-2
1行2列用メモリ,M2-1は2行1列用メモリ,M2-2
2行2列用メモリであって、それぞれ、第1メモリと第
2メモリから成る,14はラインメモリである。
【0006】図5に、従来技術の図4の動作原理を示
す。15はタイミングチャートである。その横軸tは時間
でフレーム単位で記してある。縦軸は、メモリアドレス
である。M1-1,1 は1行1列用第1メモリ,M2-1,1 は2
行1列用第1メモリ,M1-1,2は1行1列用第2メモ
リ,M2-1,2 は2行1列用第2メモリで、図4の13に対
応する。2列目に対応するメモリは図5では略してあ
る。
【0007】同図で、例えば、W3 はフレーム3の画像
信号がメモリに書き込まれることを示す。R3 はフレー
ム3の画像信号がメモリから読み出されることを示す。
読み出された出力信号は、図4のラインメモリ14を経
て、D1-1,D2-1 として出力され、図2のマルチスク
リーンディスプレイ3に供給される。従来技術において
は、マルチスクリーンディスプレイ3の垂直/水平走査
周波数は入力信号と同じく約60HZ/32kHzであった。既
述入力信号の走査線数計約500本は上段用(第1行用)2
50本と下段用(第2行用)250本に分けて、各々フレー
ムメモリM1-*及びM2-*に書き込まれ、図5に示すタイ
ミングで並行して読み出される。ラインメモリ14は、同
一走査線に対応する画像信号を2回繰り返し出力するた
めのものである。
【0008】ところで、従来技術においては、図5の16
に示す通り、動柱像の不連続妨害及び傾斜歪みが生じる
という欠点があった。
【0009】図5の16において、矩形枠16−1はスクリ
ーン全体の枠である。不連続斜め線16−2は、垂直動柱
像である。即ち、本来垂直状の柱が右方へ速度vで動い
ているべきであるにもかかわらず、同図16−2の通り歪
んで見えてしまう。この現象を発明者は、下記の通り、
定量的に解明した。不連続幅を△xとすると、これは約
v△tに等しい。ここに、△tは、図5の15に△tと記
された時間差であり、垂直走査期間約15msに等しい。
従って、約15mm/15ms(1m/s)で動く物体の場合ス
クリーンの上/下の継ぎ目において約15mmの不連続を生
じてしまう(これを不連続妨害という)。また、図5の
15において、画像信号がメモリに書き込まれる際の傾
斜(書き込み速度を表す実線の傾斜)と、メモリから読
み出される際の(読み出し速度を表す点線の傾斜)と、
が異なるため、本来垂直であるべき動体が△x/H(こ
こにHはスクリーンの高さ)だけ傾むいてしまう(これ
を傾斜歪みという)。以上で図4,図5の説明を終る。
【0010】図6に4行4列の場合における従来技術の
タイミングチャート17及び動柱像の見え方18を示す。
【0011】図7に、従来技術における改善例を示す。
同図は、4行4列用の場合を示し、図4のフレームメモ
リ13は各4組づつ使用される。19はタイミングチャート
であり、20は動柱像の見え方である。同図から判る通
り、スクリーンの継目部における不連続妨害は解消され
るが、傾斜歪みは残留するという問題点があった。ま
た、フレームメモリが多数組必要とされるという問題点
があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を克服して、動柱像の不連続妨害及び
傾斜歪みを解消し得るマルチスクリーンディスプレイシ
ステムを提供することにある。本発明の他の目的は、必
要メモリ素子の量を極力低減することにある。本発明の
他の目的は、投写用CRTの蛍光体の発光効率を改善す
る手段を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、投写用CRTの蛍光
体の発光効率の非直線性を補償する手段を提供すること
にある。本発明の他の目的は、抵フレーム周波数で高精
細度のコンピューターを信号源として利用できるマルス
クリーンディスプレイシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、単位ディスプレイユニットに液晶
パネルを利用して、マルチスキャン機能を実現すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明においては、マルチプロセッサが、各単位
ディスプレイユニット用出力信号の垂直走査周波数を高
周波数化するための垂直走査フォーマット変換手段を備
える。また、本発明においては、ビームスポットサイズ
調整手段或いは非直線度調整手段を備える。
【0015】
【作用】前記垂直走査フォーマット変換手段は、出力信
号の垂直走査周波数を入力信号のそれのn(nは1より
大きい数)倍に変換する。各単位ディスプレイユニット
は、信号源の1フレームの期間内にnフィールド同一画
像を映出する。従って、これにより、各ユニットスクリ
ーンの上/下境界部の表示タイミングがほぼ合致する。
従って、動柱像の境界部不連続が解消される。また、ス
クリーン全体の上端から下端までの垂直走査時間は、1
フィールド当り、(1/nフレーム×n行=1)入力信
号の1フレーム時間と同じであるため、動柱像の斜傾歪
みが解消される。
【0016】また、前記ビームスポットサイズ調整手段
は、マルチスクリーンディスプレイのCRTのビームス
ポットサイズを、走査線数の粗密に応じて調整し、少な
く共縦方向の実効スポットサイズを、ほぼ走査線間隔に
合致させる。そうすることによって蛍光体の利用効率の
向上が図られる。また、前記非直線度調整手段は、蛍光
体の発光効率の非直線性が垂直走査周期及びスポットサ
イズに依存して変化するのを補正する作用を有する。
【0017】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す。同図
は、マルチプロセッサ2の構成を示す。同図には示さな
いが図2と同じく、信号源1,マルチスクリーンディス
プレイ3と共に使用される。また、マルチスクリーンデ
ィスプレイ3には、周知のマルチスキャン式ディスプレ
イが使用される。マルチスキャン式ディスプレイとは、
広範囲の水平/垂直走査周波数に追従可能でかつ、その
水平/垂直,位置/サイズを外部から制御可能なもので
ある。
【0018】図1において、7〜12は、既述従来技術の
図4と同じである。21はフレームメモリであり、
1-1,M1-2は第1行目用メモリ、M2-1,M2-2は第2
行目用メモリである。D1-1,D1-2は第1行目用画像信
号出力である。D2-1,D2-2は第2行目用画像信号出力
である。22は第1行目用プログラマブルコンパレータ,
23は第2行目用プログラマブルコンパレータであり、そ
れらの出力VD1,VD2は第1,第2行目用垂直同期信
号出力である。24,25は第1,第2行目用垂直アドレス
信号Y1,Y2発生用プログラマブルカウンタである。11
0はマイクロプロセッサユニット(以下、MPUと略す
る。)であり、111は垂直位置,サイズ設定信号出力,11
2は水平位置,サイズ設定信号出力で、それぞれ、後続
する既述マルチスキャン式ディスプレイへ伝送される。
MPU110は、9,10,21,22,23,24の各プログラマ
ブル部をも制御するが、同図には、表示の簡潔化のため
略してある。以上で図1の構成の説明を終り、次にその
動作を、図8を引用しながら説明する。
【0019】図8の26はタイミングチャートであり、そ
の横軸はフレーム単位の時間である。縦軸は図1のフレ
ームメモリ21のアドレス座標である。M1-1,M1-2は第
1行目用メモリ、M2-1,M2-2は第2行目用メモリであ
る。同図で、例えば、W1 は入力信号のフレーム1がフ
レームメモリ21の各アドレスに順次書き込まれることを
示す。R1 はW1 と同時に、入力信号のフレーム1が出
力端子(図1のDi-j)に出力されることを示す。R1
は、フレームメモリからフレーム1の信号が出力される
ことを意味する。W2 は入力信号のフレーム2がフレー
ムメモリ21に書き込まれることを示す。なお、W1
1′,W2は時間軸上ほぼ等間隔である。
【0020】従って、この場合、各出力画像信号Di-j
の水平走査周期は、従来技術と同じく、入力信号のそれ
に合致するが、一方、垂直走査周期は約半分となる。即
ち、垂直走査周波数は約2倍となる。このため、コンパ
レータ22,23からは、2倍の周波数の垂直同期信号VD
1,VD2を出力する。その詳細は後述する。
【0021】一般にn行からなるマルチスクリーン方式
の場合には、ほぼn倍の周波数の垂直同期信号を出力す
る。図8のタイミングチャート26においては、従来技術
の図5における境界部タイミング偏差△tが解消さてい
る。従って、動柱像の不連続妨害を発生しない。また、
図8の26において、書き込み速度を表す実線の傾斜と読
み出し速度を表す点線の傾斜は合致している。従って、
動柱像が傾斜歪みを発生することがない。従って、図8
の27に示す通り、動柱像は、忠実に再生される。以上で
図8の説明を終る。
【0022】図9は、本発明を4行構成のマルチスクリ
ーンに適用した例を示す。同図で28はタイミングチャー
ト,29は動柱像の見え方である。W1はフレーム1の書
き込み出力,R1は直接出力、R1′,R1′′,
1′′′は読み出し出力である。以上で図9の説明を
終る。
【0023】次に、図1のコンパレータ22,23及び垂直
アドレス(Y1,Y2)発生用カウンタ24,25の詳細につ
いて説明する。その詳細は出力アドレス信号Y1,Y2
入力アドレス信号Yの関数として表現し、かつ、出力垂
直同期信号VD1,VD2の始まりタイミングを入力アド
レス信号Yの関数として規定することに帰する。
【0024】入力垂直アドレス信号Yは、入力垂直同期
信号の始まりを原点として数えた走査線数を表す。即
ち、入力信号の垂直方向座標と見なし得るものである。
一般にnを行数の合計を表す2以上の整数として、k行
目書き込み用垂直アドレス信号YkはYの関数として、
次式によって規定される。
【0025】
【0026】上式において、TDBは後続ディスプレイの
垂直ブランキング期間、TDHは出力画像信号の水平周
期、bは後続ディスプレイの垂直ブランキング期間内の
走査線数または若干大き目の数、SOPは1行当りの有効
走査線本数である。Bは全スクリーンの上端に対応する
入力走査線番号である。フレームメモリ21への書き込み
時において、Ykの値が零となった時に、k行目に対応
する垂直同期信号VDkがトリガされる。即ち、プログ
ラマブルコンパレータ22,23には、MPU110によって
予め式(2)に示すYの値が格納されていて、比較結果に
基づき、VDkを発生する。
【0027】
【0028】以上で書き込み時におけるYとYkとの関
係の説明を終る。次に、フレームメモリ21からの第k回
目の読み出し時におけるYとYk及びVDkとの関係を式
(3),(4)に記す。第k回目の読み出しとは、例えば、図
8,9において、R′は1回目の読み出しであり、図9
において、R′′,R′′′は2回目,3回目の読み出
しである。
【0029】
【0030】式(3),(4)において、SIは入力信号の総
走査線数である。hSIが行数nで割切れない場合は小
数点以下を水平アドレスX(図1の22,23への入力X)
で補えば良い。そうすると、後続CRT投写形ディスプ
レイは、いわゆるインタレース動作をする。式(3)にお
いて、Ykは第k行用垂直アドレスであるからして、整
数である。その値は0〜SI/nの間にある。式(3)にお
いて〔 〕の記号の意味は〔 〕の数に近い整数の意味
である。これは、小数点以下を切り捨てる形式のGauss
記号であっても良いし、四捨五入式でも良いし、小数点
以下切り上げ式であっても良い。また、式(3),(4)にお
いて、入力アドレスYは入力信号の総走査線数SIを周
期とする周期関数であるが故に、Yの値はSIをmodulus
として計算される。式(4)の代りに式(5)を用いても良
い。この場合には、図1において、プログラマブルコン
パレータ22,23ヘの入力水平アドレスXは不要となる。
また、その場合、後続ディスプレイはいわゆるノンイン
タレース動作をする。
【0031】以上の説明から理解される通り、図1にお
いて、プログラマブルコンパレータ22,23は、式(2)及
び式(4)または式(5)に基づき、VDkを発生し、同時に
プログラマブルカウンタ24,25をリセットする。プログ
ラマブルカウンタ24,25は水平パルス(HDO)をカウ
ントし、その結果、出力されるYkは、自動的に式(1),
(3)を満たすものとなっている。
【0032】尚、図1において、プログラマブルコンパ
レータ22,23は、式(1)のYkの値が0〜SI/nの期
間、フレームメモリ21への書き込みをイネーブル(ENAB
LE)する。以上で本発明の基本実施例の要部22〜25につ
いての説明を終る。
【0033】次に、式(3),(5)において、〔 〕の意味
を小数点以下を切り上げた整数と定義した場合に対応す
る実施例を第2の実施例として図10に示す。同図は要部
のみを示し、k=1の場合に対応する。
【0034】同図において、22,24は図1の22,24に対
応する。30,31,32はPLLを形成し、その入力は周波
数fH の水平パルスであり、その出力は周波数nfH
水平パルスである。ここにnはマルチスクリーンディス
プレイの行数である。32はカウント数nのプログラマブ
ルカウンタである。33はプログラマブルコンパレータ
で、式(2)に基づき、パルスを出力し、後続プログラマ
ブルカウンタ34をリセットする。34は入力信号の総走査
線数SIをカウントするプログラマブルカウンタで、カ
ウントSI 毎にENABLEパルスを出力し、後続モノマルチ
バイブレータ35に与える。モノマルチバイブレータ35
は、該ENABLEパルスを得て後、最初の水平パルスによっ
てトリガされて、垂直同期パルスVD1 を発生する。該
VD1 によってプログラマブルカウンタ24はリセットさ
れる。プログラマブルカウンタ24はその後入力水平パル
スをカウントし続け、式(1),(3)に合致する出力Y1
発生する。該Y1 は、既述図1のフレームメモリ21への
アドレスY1 として使用される。また上記VD1は、後
続第1行目ディスプレイへの垂直同期信号として供給さ
れる。
【0035】プログラマブルカウンタ32の出力パルスの
周波数はnfH であるが故に、SIのカウンタ24の出力
のパルスの繰り返し周波数はnfv(ここにfvは入力信
号の垂直周波数)となる。従って、その効果は、図8の
27,図9の29に記した通りである。
【0036】次に、式(1)〜(5)におけるBの値の選定に
関る注意事項について記す。Bの値は既述の通り、マル
チスクリーンディスプレイ上の上端に対応する走査線番
号であり、その原点は、入力垂直同期信号VDiの始点
である。既述の通り1行当りの有効走査線数はSOPであ
るからして、n行合計では、nSOPとなる。従って、下
端に対応する走査線番号は、B+nSOPである。
【0037】一方、後続CRT投写形ディスプレイの垂
直ブランキング期間は有限の値であるからして、それに
対応する走査線本数b(式(1)参照)も有限である。n
行合計のブランキング本数nbが入力信号のブランキン
グ本数SIBより小さい場合は、問題は生じない。しか
し、逆の場合には入力画像信号の一部(nb−SIB)を
捨てることになる。
【0038】従って、Bの値をSIBに等しく設定すれ
ば、画面上端は正常で、画面下端の一部を捨てることに
なる。逆にBの値をnbに等しく設定すれば、画面下端
は正常で画面上端の一部を捨てることになる。Bの値を
IBとnbとの中間に設定すれば、画面上/下端におい
て等量ずつ捨てることになる。
【0039】上記中、最後の方法が一般用途に推しょう
される。その際、予め図1の信号源1において、有効情
報の領域を局限しておくことが推しょうされる。その場
合、有効情報の始点の走査線番号は、0.5(SIB+n
b)であり、終点はSI−0.5(nb−SIB)である。従
って、始点〜終点間の有効部はSI−nbとなる。
【0040】図1に記した本発明のシステムにおいて
は、垂直周波数はn倍化されるが、水平周波数は保存さ
れる。従って、過大水平ブランキング期間の問題は生じ
ない。
【0041】次に、上記垂直上下端情報切り捨ての問題
を克服し得る実施例として、その要部を図11に示す。同
図において、37〜45は、図1の7〜10,22〜25に相当す
る。37,38,39は(39は行数nをカウントするプログラ
マブルカウンタである。)PLLであり、垂直周波数を
n倍化する。その出力に出力垂直同期信号VDOを得
る。該VDOは後続ディスプレイ部の各行において共用
される。
【0042】42はSOP+b(式(1))をカウントするプ
ログラマブルカウンタである。40,41,42はもうひとつ
のPLLを形成し、その出力に、読み出し専用の垂直ア
ドレスYRと水平パルスHDoを発生する。38,41,44は
各々VCOであり、その発振周波数はほぼ3fv
H′,fPである。ここにfPは画像信号のクロック周
波数である。また、fH′は入力信号の水平周波数fH
り若干高い。45は水平周期当りのクロック数をカウント
するプログラマブルカウンタである。37,40,43は位相
検波器である。43,44,45はもうひとつのPLLを形成
し、その出力に、読み出し専用の水平アドレスXRを発
生する。該出力YRとXRとは、図1におけるフレームメ
モリ21の各々へのアドレスとして共通して用いられる。
また、該出力VDOとHDOとは、後続ディスプレイの各
々への入力同期信号として共通して用いられる。
【0043】尚、図1のフレームメモリ21への書き込み
は22〜25の系統によって式(1)に基づき22〜25の系統に
よって既述の通り行なわれる。図11に示す第3の実施例
の動作原理は図12に示す通りである。同図は2行2列の
場合を示す。同図において46はタイミングチャートであ
り、47は動柱像の見え方を示す。
【0044】タイミングチャートにおいて、横軸はフレ
ーム単位の時間である。縦軸はフレームメモリのアドレ
ス座標である。フレームメモリは、書き込みと読み出し
とを交互に行う必要上、図4に示した様に、2組使用さ
れる。W1は入力信号のフレーム1を第1組のフレーム
メモリに書き込むタイミングを示す。R1,R1′は該信
号をフレームメモリから読み出し、後続ディスプレイへ
出力するタイミングを示す。R2,R2′は該信号をフレ
ームメモリから読み出し、後続ディスプレイへ出力する
タイミングを示す。W3は入力信号のフレーム3を第1
組のフレームメモリヘ書き込むタイミングを示す。以下
同様である。同図から判る通り、2行のディスプレイユ
ニットの境界部において、微小な時間差△を生じる。し
かし、△の値は、ディスプレイの垂直帰線期間約0.5ms
のオーダーであるため、既述従来技術の図5における約
16msに比べて約1/30のオーダーである。
【0045】従って、動柱像47の不連続幅εの大きさは
従来技術の約1/30に低減される。従って、主観上殆ど
検知されない。以上で図12の説明を終る。
【0046】図11において、(SOP+b)をカウントす
るプログラマブルカウンタ42は、そのSOPの値を自在に
設定できる。Sopは既述の通り1行当りの有効走査線数
である。SOPを入力信号の有効走査線数SIPの1/nに
選べば、スクリーン全体に上/下端の欠けなしで入力信
号を映出できる。これが第3の実施例に特有の効果であ
る。
【0047】第1の実施例においては、その出力水平周
波数を入力信号の水平周波数と合致させていたために1
行当りの有効走査線数SOPと後続ディスプレイの垂直ブ
ランキング期間の走査線数bとの和(SOP+b)をSI
/nにほぼ合致させる必要があった。従って、スクリー
ン全体の有効走査線数はnSOP即ち(SI−nb)に制
約されていた。これに対し、第3の実施例においては、
図11のPLL40,41,42の作用によって、その出力水平
周波数を高めることができる。即ち、SOPを任意に選定
できる。以上で第3の実施例の説明を終る。
【0048】図1におけるSP変換器は従来技術の図4
におけるそれと同じ周知のものであるが、本発明の実施
の便宣の目的で、その詳細構成を図13に示す。同図で点
線で囲った部分がSP変換器に相当する。
【0049】12−1,12−2,12−3はスイッチであ
る。12−4,12−5,12−6,12−7はラインメモリで
ある。ラインメモリは、各列毎に2組使用し、書き込み
と読み出しを交互に行う。12−8は、第1列用書き込み
アドレス発生器,12−9は第2列用書き込みアドレス発
生器,12−10は読み出しアドレス発生器である。図14に
その動作原理説明用タイミングチャートを示す。横軸は
時間であり、その単位はラインである。縦軸はラインメ
モリのアドレス位置である。
【0050】W1 は入力信号のライン1を第1組のライ
ンメモリL*-1,1(第1列用)とL*-2,1(第2列用)と
に書き込むタイミングを示す。R1は該信号を読み出す
タイミングを示す。以下同様である。読み出された信
号、即ち、第1列用のD*-1と第2列用のD*-2とは、図
1における既述の後続フレームメモリ21へ伝送される。
【0051】次に、図13の12−8〜12−10のアドレス発
生部について定量的に記す。一般に第G列目用書き込み
アドレス番号をLgとすると、Lgは入力水平アドレスの
関数として、式(6)によって与えられる。
【0052】
【0053】式(6)において、入力水平アドレス番号X
の原点は、入力水平同期信号HDiの始点である。出力
gの原点は、ラインメモリのアドレスの始点である。
Aはマルチスクリーン全体の左端(始端)に対応する入
力信号のタイミングをアドレス番号で表したものであ
る。TOPは、1列当りの有効表示画素数である。従っ
て、合計n列の場合、nTOPはマルチスクリーン全体の
水平方向の総画素数に相当する。aは後続ディスプレイ
の水平ブランキング期間中の画素数または、これより若
干大きい数である。(a+TOP)はディスプレイの水平
周期当りの画素数であり、これは、通常は入力信号のそ
れの1/nに等しくなるように設定される。また、通常
はaの値はA/nに等しく設定される。
【0054】以上の説明から理解される通り、図13の書
き込み用アドレス発生部12−8,12−9は、プログラマ
ブルコンパレータとカウンタとによって構成できる。一
方、読み出し用アドレス発生部12−10は、式(7)に基づ
いて、ラインメモリ用読み出しアドレスLRを発生す
る。
【0055】
【0056】同式において、〔 〕は既述の近似整数記
号である。aがA/nに等しい場合には、単純に1/n
カウンタを使用できる。一般にはプログラマブルコンパ
レータとカウンタとによって構成できる。以上で図1の
SP変換部12の説明を終る。
【0057】次に第3の実施例の変形例を第4の実施例
として、図15に示す。同図は要部のみを示す。図1にお
ける11,12,21,110の部分は、本実施例においても共
通に使用される。また、フレームメモリ21は図4に示し
た様に2組使用される。図15において、7,8,9,10の
部分は図1と同じである。42,43,44,45の部分は図11
と同じである。22,23,24,25の部分は図1と同じであ
る。但し、式(1)に対応するフレームメモリへの書き込
みアドレス発生部のみを使用する。従って、その出力に
書き込み専用アドレスY1w,Y2wを得る。前者は第1行
用,後者は第2行用である。
【0058】113は出力水平同期信号HDoを発生するた
めのプログラマブルカウンタであり、本実施例の要部で
ある。該カウンタ113のカウント数M′は式(8)に基づ
き、MPU110から設定される。
【0059】
【0060】式(8)の等号を成立させると、出力垂直周
波数は、入力信号の垂直周波数の丁度n倍となり、第3
の実施例と等価となる。式(8)において、Mはプログラ
マブルカウンタ9のカウント数であり、これは、入力信
号(信号源)の水平周期当りの総画素数に等しい。SI
は既述の通り入力信号の総走査線数である。nは行数で
ある。(SOP+b)は既述の通り、後続各ディスプレイ
の総走査線数である。SI は既述の通り、通常は、n
(SOP+b)より小さい。従って、M′はMより小さ
い。従って、図15においてカウンタ113の出力水平同期
信号HDO は、入力HDiに比べてより高頻度で発生す
る。即ち、その出力周波数fH′は入力のfHより高くな
る。
【0061】図15において、Y1w,Y2w,Ywは、図1
の各フレームメモリ21への書き込み用アドレスとして使
用される。YR,XRは図1の各フレームメモリ21からの
読み出し用アドレスとして使用される。HDO,VDO
後続各ディスプレイへの水平/垂直の同期信号として使
用される。
【0062】図15に対応するタイミングチャートは第3
の実施例に対応する図12の46とほぼ同じである。但し、
この第4の実施例においては、出力垂直同期信号の位相
は式(8)の近似誤差に基づきゆっくりとドリフトする。
該ドリフトに起因する書き込みプロセスと読み出しプロ
セスとの衝突は、いわゆるタイムベースコレクタの分野
において周知の次述の原理に基づいて容易に回避でき
る。
【0063】図12において、既述の通り、第1組のフレ
ームメモリと第2組のフレームメモリが存在する。第1
組の第1行目のフレームメモリへの書き込み動作が終了
して後、第2組の第1行目のフレームメモリへの書き込
みが終了するまでの期間(入力信号の1垂直周期に相当
する。)は、第1組のフレームメモリからの読み出し開
始を許可し、かつ、該期間中は、第2組のフレームメモ
リからの読み出し開始を禁止する。該期間は、図12の時
間軸上に波線で記してある。残余の期間は逆に第2組の
フレームメモリからの読み出し開始を許可し、第1組の
フレームメモリからの読み出し開始を禁止する。図12の
46に示すタイミングチャートは上記原則を満たしてい
る。上記原則に基づいて、同一フレームメモリにおける
書き込みプロセスと読み出しプロセスとの衝突を回避で
きる。従って、式(8)の近似等号を満たす必要はない。
【0064】第4の実施例のひとつの特殊な場合とし
て、M′の値をMと等しく選定する場合には、図15のプ
ログラマブルカウンタ113,45を9で代用できる。これ
を第5の実施例として、その要部を図16に示す。同図に
おいて、7,8,9,10,22,23,24,25は図15と同じ
である。42は図11,図15と同じである。
【0065】第5の実施例の動作原理を図17に示す。同
図の114はタイミングチャートである。その横軸は時間
でその単位はフレームである。波線は、既述の読み出し
開始メモリ選択期間である。縦軸はフレームメモリのア
ドレス座標である。115は動柱像である。
【0066】図12と図17とを比べて理解されるように、
図16,図17においては、水平周波数fHが入出力間で合
致しているために、動柱像は傾斜歪みを発生しない。行
間境界の不連続幅は、図12の場合と同様に極く小さい。
114において、R4′の読み出しプロセスが欠如している
原因は、出力垂直周波数fv′が2fv より若干低いた
めである。該欠如に起因する再生画面上の違和感は極小
であり、十分許容できるオーダーである。何故なら
1,R1′,R2,R2′,R3,R3′,R4,R5
5′……の各読み出しサイクルは定周期:1/fv′で
発生するからである。本実施例においては、図16の水平
アドレス発生用プログラマブルカウンタ9の出力Xを書
き込み用と読み出し用とに共用できるという長所があ
る。尚、本実施例における入力垂直周波数fvと出力垂
直周波数fv′との定量的関係は、式(9)に示す通りであ
る。
【0067】
【0068】上式において、SI は入力信号の総走査線
本数であり、SOPは後続ディスプレイの1行当りの有効
表示走査線数,bはディスプレイの垂直ブランキング期
間の走査線の本数である。SIP は入力信号中の有効信
号期間の走査線本数であり、SIB は入力信号中のブラ
ンキング期間の走査線本数である。
【0069】第5の実施例においても、図1のフレーム
メモリ21への書き込みプロセスにおいては、既述式(1)
に基づき、書き込み用アドレスYk(Ywk)が設定され
る。第5の実施例においては、式(1),式(9)における1
行当りの走査線SOPを任意自在にMPU110により設定
できる。従って、マルチスクリーンディスプレイ上の縦
方向の拡大倍率を自在に設定できる。即ち、SOPをSIP
に等しく設定すれば、縦方向拡大倍率は1であり、SOP
をSIP/nに設定すれば、拡大倍率はnとなる。また、
式(1)におけるスクリーン上端に対応する走査線番号B
をMPU110によって連続的に変化させることによっ
て、再生画像を上下方向に移動できる。また、SP変換
部12において、式(6)のTOP(1列当りの有効表示画素
数)を連続的に減少させると同時に、式(7)のnの値を
IP/TOP(ここにTIPは入力信号の水平方向の有効表
示画素数である。)に等しくなるように、MPU110に
よって制御すれば、連続的に再生画像の水平方向の拡大
倍率を制御できる。また、式(6)において、全スクリー
ンの左端に対応する画素番号AをMPU110によって連
続的に変化させれば、再生画像を水平方向に連続的に移
動できる。
【0070】従って、式(1),(9)のSOP(1行当りの走
査線数)と式(6)のTOP(1列当りの画素数)及び式(7)
のn(拡大倍率)とを連動して制御すれば、スクリーン
上の画像を連続的に拡大縮小できる。
【0071】図18に上述の制御を遂行するプレゼンテー
ション用途に適したマルチスクリーンディスプレイシス
テムを示す。同図は図2の変形例であり、図19と共に本
発明の第6の実施例を構成する。同図で、1,1′,
1″は3種の信号源である。例えば、グラフィックコン
ピュータ,書画カメラ,ビデオディスクプレイヤーであ
る。2は、本発明の第5の実施例の適用されたマルチプ
ロセッサである。3はマルチスクリーンディスプレイで
ある。116は、赤外線等を利用する形式のリモートコン
トロール送信機であり、プレゼンテイタが制御する。11
7は、ディスプレイの上方に配置されたリモートコント
ロール受信機である。118はマルチプロセッサ2の一部
に付加されたリモートコントロールデコーダである。11
9は、スイッチャである。120は、RS−232C等の周知
の制御用バスラインである。
【0072】図19において、該デコーダ118の出力はM
PU110に与えられる。送信機116から発して117,118を
経た制御信号に基づき、MPUは12,22,23へ与える
A,TOP,B,SOPの値を増減する。従って、再生画像
の移動及び拡大縮小が制御される。
【0073】また、MPUは、送信機116から発して11
7,118を経た制御信号に基づき、バスライン120を経由し
て信号源1,1′,1″の選択及び動作を制御する。信
号源1,1′,1″の総走査線数SI及び水平周期当り
の総画素数TIは予め判っているため、これに基づき、
9,10にその値を供給する。また、同時に図1において
既述の端子111,112を経由して後続ディスプレイ3の各
ユニットに、サイズ及び位置を設定するための信号を供
給する。図18において、121はポインタマークである。
該ポインタマーク121は、プレゼンテイタの説明の便宣
のために使用される。該ポインタマーク121は図19のポ
インタ発生部122において発生される。その位置XO,Y
Oは送信機116から117,118,110を経て制御される。
【0074】図20の点線の内側にフリッカ式ポインタ発
生部122の詳細例を示す。同図で7,8,9,10,11,1
2の部分は図1と同じである。123はスイッチである。12
4はフリップフロップであり、入力垂直同期パルス信号
VDiが入力される毎にその出力は反転する。これは、
フリッカ効果を付与するためである。スイッチ122はコ
ントロール信号Cが「H」の期間のみフリップフロップ
側に接続され、コントロール信号Cが「L」の期間中、
ADコンバータ11側に接続される。
【0075】コントロール信号Cは、129で示されるポ
インタマーク発生用ROM(Read O-nly Memory)から
出力される。125,126はプログラマブルコンパレータで
ある。各コンパレータには、MPU110からポインタマ
ークを表示すべき座標XO,YOが与えられる。各コンパ
レータは別途のアドレス入力X,Yを該XO,YOと比較
し、両者が一致したタイミングにおいてパルスを出力す
る。127,128は各々画素クロック及び水平パルスHDO
カウントするカウンタである。該各カウンタ127,128は
コンパレータ125,126の出力パルスによりリセットされ
る。該カウンタ127,128は各々XO,YOに基づき平行移
動されたアドレスをROM129に与える。ROM129はス
イッチ123を制御する。従って、図18の送信機116から発
して117,118,113を経て伝えられる位置座標XO,YO
の増減によって、ポインタマークの画面上の位置を自由
に移動できる。以上で本発明の第6の実施例の説明を終
り、次にディスプレイ部の説明に移る。
【0076】ディスプレイ部にCRT投写形ディスプレ
イを用いた場合の問題点についてまず説明する。一般に
CRTの蛍光面に使用される蛍光体は、その入力電子電
力密度が大きい場合に、飽和特性を示す。該飽和特性は
蛍光体の電気光変換効率を劣化させるため、従来技術に
おいて問題となっていた。
【0077】図21に蛍光体の飽和特性の一例を示す。同
図で横軸は入力電子電力密度I,縦軸は輝度である。点
線LOは飽和なしの理想特性であり、実線L(I)は現実
の飽和特性である。
【0078】図22に、L(I)/LOの比、即ち飽和比を
縦軸にして示す。同図で48は垂直周波数fv′が通常値6
0Hzの場合であり、49,50は120Hz,240Hzの場合を示す。
同図から判るように、ディスプレイの垂直周波数fv
を上昇する程、飽和を低減できる。即ち、発光効率を改
善できる。fv′の上昇と共に効率が改善される理由
は、蛍光体の残光時間を約3ms以下(約1neper減衰
点)と短かく選定せざるを得ないことに基づく。1nepe
r減衰点で定義される残光時間3msは1%減衰点換算約1
4msとなる。これ以上に残光時間が長いと、視覚の性質
上、画面上に動柱像の尾引き現象が現われる。該尾引き
現象を避けるため、1neper減衰の残光時間が約3ms以
下の蛍光体が使用される。従って、fv′を通常値60Hz
から増加させると、効率が顕著に改善される。従って、
既述第1〜第6の実施例は、ディスプレイの発光効率改
善という長所をも併せもつものである。
【0079】しかし、一方、電子ビームスポットサイズ
の小さいCRTにおいて、1行当りの走査線数SOPをあ
まりに少なくすると、走査線密度がCRT上で粗とな
り、その結果、発光に寄与しない蛍光体の占める割合が
増加する。これは発光効率を劣化させる。
【0080】図25の点線は、電子ビームのひとつの走査
線の密度分布を示す。同図は垂直方向(y)の断面図であ
る。同図に併記した矩形状の実線は、y軸との間で囲む
面積が点線の場合と等しくなるように描いたものであ
る。その縦幅qを実効縦幅と呼ぶ。図24に2種類のスポ
ット形状53,54を示す。53は横長スポットであり、54は
縦長スポットである。同図に併記してある水平状点線は
各走査線の中央部の軸跡である。dは走査線間隔であ
る。dは1行当りの走査線数SOPに反比例する。
【0081】図23は、スポット形状と発光効率との関係
を示す特性図である。51は図24の横長スポット53に対応
し、52は図24の縦長スポット54に対応する。同図から判
るように縦長スポットの方が効率上優れている。
【0082】蛍光体の発光効率は既述の通りfv′が高
い程良く、更に、スポットの実効縦幅qが大きい程良
い。しかし、この実効縦幅qを走査線間隔dより大きく
してもあまり効果はない。dより大きくすると、却って
フォーカス劣化妨害がめだってくる。従って、実効縦幅
qを走査線間隔dにほぼ合致させることが望ましい。
【0083】一方、スポットの横幅の大小は発光効率に
は殆んど関与しない。再生画像のフォーカス品位上はス
ポットの横幅は小さい程良い。従って、スポットの横幅
は走査線間隔dと同等またはこれより小さいことが望ま
しい。上記の性質は発明者が種々の実験を行った結果、
帰納した結論であり、演えき的思考上も自然なものと考
えられる。
【0084】上記性質をディスプレイ部に応用した例を
第7の実施例として図26に示す。同図で点線で囲った部
分が本実施例の要部であり、その他は周知のものであ
る。同図は、図2のディスプレイ部3のうち、第1行1
列の部分に対応する。
【0085】図26において、55はビデオ回路,56はCR
T(図3の4),57は偏向回路,58は偏向ヨーク,59は
レジストレーション回路,60はレジストレーション用補
助偏向ヨーク,61は高圧回路,62は電磁フォーカスヨー
ク,63はフォーカス回路である。64は、アスチグフォー
カスヨークでその詳細構造は、図27に示される。図27は
CRT56の管軸に垂直な面における断面図である。64−
1はアスチグヨーク用コアであり、64−2はコア上に巻
かれたコイルである。コイル64−2に電流を流すと同図
に併記した極性で4極磁界が発生する。
【0086】該4極磁界の作用を図28に示す。図28にお
いて、70は電子発射源である。71は電子レンズであり、
図26のフォーカスヨーク62の収束作用と、アスチグヨー
ク64のアスチグ作用の両者の総合効果を表している。72
は蛍光面の位置である。同図に示すように、縦長スポッ
トが蛍光面上に得られる(尚、アスチグフォーカスコイ
ル64−2は、別途の専用コア64−1を省略して、補助偏
向ヨーク60内のコアの上に巻くこともできる。)。
【0087】図26にもどって残余の部分を説明する。65
はアスチグ回路であり、コイル64−2に電流を流すため
のものである。66,67は各々ポテンショメータである。
68は1行当りの走査線数を検出するためのカウンタであ
る。69は走査線数の逆数を求めるための回路である。6
8,69の機能は既述図1のMPU110に持たせて、その出
力をMPU110から本ディスプレイへと別途伝送しても
良い。
【0088】フォーカス回路63付近の詳細を図29に示
す。同図で点線63は周知のフォーカス回路である。74
は、水平,垂直の各パラボラ波形が加算された波形の信
号が入力される端子であり、その目的は、CRTの蛍光
面上に隅々まで一様なフォーカス性を得るためのもので
ある。75はポテンショメータ,76は加算器,77は負帰還
幅器,78は図26のフォーカスヨーク62の中のフォーカス
コイル,79は電流検出用抵抗である。67は図26のポテン
ショメータ67である。76は加算器である。73は極性反転
回路である。
【0089】従って、コイル78には、極性反転回路73の
出力電圧に比例した電流が流れる。該電流が減少する
と、図28の電子レンズ71の収束力は弱くなり、蛍光面72
より遠方に電子ビームを収束する。
【0090】1行当りの走査線数が減少すると、図26に
おいて既述した通り、ポテンショメータ66,67への入力
電圧が増大する。従って、図29において、インバータ73
の出力が減少し、従って、フォーカスコイル78に流れる
電流が減少し、従って、電子ビームは蛍光面より遠方に
収束される。同時に図26において、アスチグ回路65を経
て図27のアスチグ用コイル64−2に流れる電流が増大す
るため、図28に示す通り蛍光面72上に縦長スポットを得
られる。該スポットの実効縦幅qがほぼ走査線間隔dに
等しくなるように予めポテッショメータ(図26の66,6
7)が調整設定される。
【0091】以上で第7の実施例の説明を終る。第7の
実施例において、アスチグ回路65は省略しても良い。し
かし、図29に示した収束力の制御はこの第7の実施例の
欠くべからざる要件である。
【0092】周知の通り、通常のCRT投写形ディスプ
レイにおいては、R(赤)G(緑)B(青)各専用のCRTを
1本ずつ使用し、スクリーン上に各投写光を重ね合わせ
る方式が採用される。現在の技術においては、特にB蛍
光体の飽和が著しく、R蛍光体の飽和は最も軽微であ
る。従って、白色の色度点のバランスを保つには、G用
CRTのビームスポットの実効縦幅を走査線間隔にほぼ
等しく設定し、B用CRTのビームスポットの実効縦幅
を走査線間隔の2倍程度に設定することが実用上推しょ
うされる。
【0093】しかし、そのようにB用CRTのビームス
ポットの実効縦幅を拡げても、明るい白色部におけるB
蛍光体の飽和を避けることは困難である。従って、B信
号増幅用ビデオ回路において、B螢光体の飽和特性(即
ち、非直線性)を制御補償することが推しょうされる。
これを第8の実施例として図30に示す。
【0094】同図において、55は青色用ビデオ回路,56
は青色用CRTである。55−1はカウンタで入力垂直同
期信号に基づき、その出力に垂直周波数に比例した数を
得る。精度は3bitで足りる。55−2はROM(Read On
ly Memory)である。8bitの青色信号入力D1-1と利得調
節用の5bitの入力に基づき、ROM内の8bitのデータ
を出力する。入力は計16bit故64KByteの容量のROMが
使用される。
【0095】図31にはROMの入出力変換特性の例を示
す。同図で横軸Eiは入力(D1-1)であり、縦軸EOは出
力である。グラフ81,82,83は各々垂直周波数60Hz,120H
z,240Hzの場合に対応する。
【0096】図30にもどって、55−3はDAコンバータ
であり、55−4はビデオ出力回路である。既述の通り、
垂直周波数が低い程、青蛍光体の飽和が甚しいので、81
に示す通り非直線伸長特性によって飽和を補償する。以
上で第8の実施例の説明を終る。
【0097】次に、図2のマルチスクリーンディスプレ
イ3に、液晶プロジェクタを用いる場合について記す。
図32は液晶パネルの斜視図である。84はTHT(Thin F
ilmTransistor)液晶パネルである。85は水平座標X′
設定用配線群で左から順番に番号が付されている。86は
垂直座標Y′設定用配線群で上から順番に番号が付され
ている。パネル84の向こう側には一様な透明導電膜電極
が施されており、該膜は接地されている。
【0098】以降、X′は0〜255の計256本(水平有効
アドレス数Xe′と呼ぶ)、Y′は0〜256本(垂直有効
アドレス数Ye′と呼ぶ)の場合について説明する。液
晶パネルは、周知の通り、その各画素がパネル上に固定
されているために走査線の数を変化させることはできな
い。従って、液晶パネルを利用した液晶プロジェクタ
を、マルチスクリーン用のディスプレイユニットとして
用いるには特殊な工夫を要する。
【0099】これを第9の実施例として図33に示す。同
図で87はいわゆるガンマ補正用のROMである。G1は5
bitの利得またはバイアス調整用入力であり、G2は非直
線度を調節するための3bitの入力である。D1-1は第1
行1列目のディスプレイへの8bitの画像信号入力であ
る。その出力に8bitの出力信号を得る。88はDAコンバ
ータである。89はサンプルアンドホールド回路である。
90はシリアルデータを1ライン分計400個蓄積して後、2
56個の並列化出力を出すためのSP変換器である。91は
ラインバッファである。ラインバッファの256本の出力
は図32の85の256本の配線群に接続される。256本中の各
1本には、各画像信号に対応した電圧が印加される。
【0100】92,93,94は入力水平同期信号HDOに基
づき、PLLループを形成する。94は液晶パネルの総水
平アドレス数Xt′をカウントするプログラマブルカウ
ンタである。VCO93から発生するクロックパルスによ
ってサンプルアンドホールド回路89及びSP変換器90を
動作させる。また、カウンタ94の出力水平パルスによっ
てSP変換器90はリセットされる。
【0101】95は入力信号の走査線数SOをカウントす
るカウンタで、入力水平同期信号HDOでトリガされ、
入力垂直同期信号VDOによってリセットされる。その
出力には、既述マルチプロセッサ2からの入力信号の走
査線番号YRを得る。96はROMである。該ROMは入
力信号の走査線番号YRを液晶パネルの垂直座標Y′へ
換算する働きを有する。その詳細は後述する。101,102,
103は、PLLを形成する。その入力は垂直同期信号V
Oである。VCO102は水平周波数の総垂直アドレス数
t′倍の周波数で発振する。103は総垂直アドレス数Y
t′をカウントするプログラマブルカウンタであり、そ
の出力にアドレス信号Y′を得る。97,98はプログラマ
ブルコンパレータである。99はANDゲート,104は90
と同じくSP変換器,105は出力部で図31の86の端子群
に出力電圧を印加する。
【0102】コンパレータ97,98へROM96から入力さ
れる数を各々L(YR),M(YR)とすると、各コンパ
レータ出力は式(10),(11)を満たすときのみ「H」レベ
ルとなる。即ち、式(10),(11)の両方を満たす時のみS
P変換器104に「H」レベルが入力される。従って、出
力回路1052を経て式(10),(11)の両方を満たすY′の
値に対応する液晶パネルの水平状配線群が「H」レベル
となる。即ち、これらの配線群上の画素に前記91経由の
画像信号が記録される。
【0103】既述式(10),(11)のL(YR),M(YR)は
式(12),(13)で与えられる。
【0104】式(12),(13)において、SOPは式(1)で既
述した1行当りの走査線本数である。SOPは液晶パネル
で表示される、水平状配線群の本数である。SOP/SOP
の値が整数でない場合においても式(10)〜(13)を適用で
きる。式(12),(13)の値を発生するためのROM96の必
要アドレス数はYRとSOPのbit数から決まる。図33に記
した通り各8bitの場合にはアドレス数は計16bit即ち、6
4Kである。
【0105】従来常識においては、液晶プロジェクタは
その画素位置が固定されているために、任意の信号源に
対してマルチスキャン的に適応することは困難と考えら
れていた。しかし乍ら、図33に示した第9の実施例にお
いては、ROM96の作用によってマルチスキャン的適応
が可能となる。本例においても動柱像の歪みは既述第1
〜第6の実施例に記したマルチプロセッサと組み合わせ
て用いることにより、解消される。尚、TFT液晶パネ
ルはその残光時間がCRT用蛍光体に比べて極めて長い
にも拘らず、1回の書き込みプロセスによって過去の画
像信号を解消して新画像信号に置換できるという特質を
有する。
【0106】従って、マルチプロセッサ側においては、
例えば、第1の実施例の図9において、R,R′,
R′′,R′′′中のRに対応する信号のみを出力し、
TFTパネル側において、Rに対応する信号のみを書き
込むことが許容される。そうすることによって、消費電
力の低減が可能となる。Rに対応する信号のみを出力す
る場合にはマルチプロセッサは図13に記した部分のみで
構成できる。以上で本発明のマルチスクリーンディスプ
レイシステムにおけるマルチスクリーンディスプレイに
ついての説明を終る。
【0107】次に、図2の信号源部1について記す。一
般に信号源の発生する画素のクロック周波数は、1フレ
ーム周波数との積で与えられる。クロック周波数を上昇
するには高価なハードウェアが必要とされる。従って、
その限界が時代の関数として存在する。
【0108】信号源のフレーム周波数を低減できれば同
一のクロック周波数においてより高精細な画像を提供で
きる。しかし、信号源のフレーム周波数を低減すると、
通常のディスプレイにおいては、いわゆるフリッカ妨害
を発生するため不適切であった。
【0109】本発明のマルチプロセッサと組み合わせて
信号源を使用する場合には、その入力フレーム周波数を
上昇して出力フレーム周波数を得ることができる。従っ
て、本発明によれば、より高精細なコンピュータ等の信
号源を利用して、フリッカ妨害のないマルチスクリーン
式の大画面を提供できる。例えば、2行構成の場合に
は、信号源の垂直走査周波数を40Hzとしておき、マルチ
プロセッサによって80Hzに変換する。
【0110】また、4行構成の場合には、信号源の垂直
走査周波数を20Hzとしておき、マルチプロセッサによっ
て80Hzに変換する。即ち、ディスプレイの垂直走査周波
数より低い垂直走査周波数の信号源を活用して高精細な
画像を映出できる。
【0111】ところで、以上説明したマルチスクリーン
ディスプレイシステムにおいては、マルチプロセッサ
が、マルチスクリーンディスプレイとは別個独立に設け
られていたが、マルチプロセッサを複数用意して、マル
チスクリーンディスプレイを構成する単位ディスプレイ
ユニットの内部に、それぞれ、内蔵させるようにしても
良い。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、動柱像の傾斜歪み及び
不連続妨害の解消されたマルチスクリーンディスプレイ
システムを構築できる。また、最小限の規模のメモリ素
子を使用して、マルチプロセッサを実現できる。また、
投写用のCRTの蛍光体の発光効率を改善できる。ま
た、投写用CRTの蛍光体の非直線性を補償して再生画
像の品位を高めることができる。また、液晶プロジェク
タと組み合わせてマルチスキャン機能を実現できる。ま
た、低フレーム周波数で高精細度の信号源と組み合わせ
て、フリッカ妨害の解消された高精細な大画面を提供で
きる。また、マルチスクリーン上の大画面を、自在に移
動,拡大縮小でき、かつ、ポインタマークによる指示の
可能なプレゼンテーションシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】一般的なマルチスクリーンディスプレイシステ
ムの構成を示す構成図である。
【図3】図3のマルチスクリーンディスプレイシステム
を構成する単位ディスプレイユニットの一般的な構成を
示す構成図である。
【図4】従来技術のマルチプロセッサの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4の動作原理を説明するための説明図であ
る。
【図6】他の従来技術の動作原理を説明するための説明
図である。
【図7】別の従来技術の動作原理を説明するための説明
図である。
【図8】第1の実施例の動作原理を説明するための説明
図である。
【図9】第1の実施例を4行構成のマルチスクリーンに
適用した場合の動作原理を説明するための説明図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施例の要部を示すブロック
図である。
【図11】本発明の第3の実施例の要部を示すブロック
図である。
【図12】第3の実施例の動作原理を説明するための説
明図である。
【図13】図1のSP変換器の構成を示すブロック図で
ある。
【図14】図13のSP変換器の動作原理を説明するた
めの説明図である。
【図15】本発明の第4の実施例の要部を示すブロック
図である。
【図16】本発明の第5の実施例の要部を示すブロック
図である。
【図17】第5の実施例の動作原理を説明するための説
明図である。
【図18】本発明の第6の実施例を示すブロック図であ
る。
【図19】図18のマイクロプロセッサの要部を示すブ
ロック図である。
【図20】図19のフリッカ式ポインタ発生部の構成を
示すブロック図である。
【図21】一般的な蛍光体の飽和特性を示す特性図であ
る。
【図22】一般的な蛍光体の飽和比の変化を垂直周波数
をパラメータとして示した特性図である。
【図23】一般的な蛍光体の飽和比の変化をスポット形
状をパラメータとして示した特性図である。
【図24】スポット形状を示す説明図である。
【図25】スポットの密度分布を示す説明図である。
【図26】本発明の第7の実施例を示すブロック図であ
る。
【図27】図26のアスチグフォーカスヨークの構成を
示す構成図である。
【図28】図27のアスチグフォーカスヨークによる4
極磁界の作用を説明するための説明図である。
【図29】図26のフォーカス回路付近の構成を示す回
路図である。
【図30】本発明の第8の実施例を示すブロック図であ
る。
【図31】図30のROMの入出力変換特性を示す特性
図である。
【図32】本発明で用いる液晶パネルを示す斜視図であ
る。
【図33】本発明の第9の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1……信号源,2……マルチプロセッサ,3……マルチ
スクリーンディスプレイ部,4……CRT,5……レン
ズ,6……スクリーン,7,8,9……PLL,10……
垂直アドレス発生部,11……ADコンバータ,12……S
P変換器,13……フレームメモリ,14……ラインメモ
リ,15……タイミングチャート,16……動柱像,17……
タイミングチャート,18……動柱像,19……タイミング
チャート,20……動柱像,21……フレームメモリ,22,2
3……コンパレータ,24,25……垂直アドレス発生用プロ
グラマブルカウンタ,26……タイミングチャート,27…
…動柱像,28……タイミングチャート,29……動柱像,
30,31,32……PLL,33……コンパレータ,34,39,42,4
5……プログラマブルカウンタ,35……モノマルチバイ
ブレータ,37,38,39……PLL,40,41,42……PLL,
43,44,45……PLL,46……タイミングチャート,47…
…動柱像,48,49,50……グラフ,51,52……グラフ,53
……横長スポット,54……縦長スポット,55……ビデオ
アンプ,56……CRT,57……偏向回路,58……偏向ヨ
ーク,59……レジストレーション回路,60……補助偏向
回路,61……高圧回路,62……フォーカスヨーク,63…
…フォーカス回路,64……アスチグフォーカスヨーク,
65……アスチグ回路,66,67……調節回路,70……電子
ビーム源,71……電子レンズ,72……像面,73……補正
信号,74……パラボラ信号,75……調節回路,76……加
算器,77……負帰還増幅器,78……フォーカスコイル,
79……電流検出用抵抗,81,82,83……グラフ,84……液
晶パネル,85,86……端子群。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/18 8121−5G H04N 5/00 A 9070−5C 5/74 Z 7205−5C (72)発明者 汐谷 繁行 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報映像開発センタ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号源からの信号を入力し、所定の信号
    処理を施して、マルチスクリーンディスプレイを構成す
    る複数の単位ディスプレイユニットにそれぞれ出力する
    マルチスクリーンディスプレイシステム用のマルチプロ
    セッサにおいて、 前記マルチスクリーンディスプレイへの出力信号の垂直
    走査周波数と信号源からの入力信号の垂直走査周波数と
    の比を、前記マルチスクリーンディスプレイのマルチス
    クリーン上に映し出される再生画像の、前記単位ディス
    プレイユニットの単位スクリーン上に映し出される再生
    画像に対する拡大倍率にほぼ比例させる垂直走査フォー
    マット変換手段を備え、前記マルチスクリーン上に再生
    画像として動柱像を映し出した場合に、該動柱像の不連
    続歪みを低減し得るようにしたことを特徴とするマルチ
    プロセッサ。
  2. 【請求項2】 信号源と、請求項1に記載のマルチプロ
    セッサと、マルチスクリーンディスプレイと、で構成さ
    れたことを特徴とするマルチスクリーンディスプレイシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマルチスクリーンディ
    スプレイシステムにおいて、前記垂直走査フォーマット
    変換手段は、前記信号源からの入力信号より得られる水
    平パルス信号に基づいて、前記単位スクリーンにおける
    表示走査線数と非表示走査線数との和をカウントして、
    垂直同期信号を出力するプログラマブルカウンタ手段
    を、少なくとも一つ有することを特徴とするマルチスク
    リーンディスプレイシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のマルチスクリーンディ
    スプレイシステムにおいて、前記信号源を複数有すると
    共に、リモートコントロール手段と、前記複数の信号源
    からの信号をそれぞれ入力し、いずれか一つを選択して
    前記マルチプロセッサに出力する信号源切替手段と、前
    記マルチスクリーン上に映し出すポインタマーカを発生
    させるポインタマーカ発生手段と、を設け、前記リモー
    トコントロール手段からの制御信号に基づいて、前記信
    号源切替手段及びポインタマーカ発生手段が制御される
    と共に、前記単位スクリーンにおける表示走査線数が制
    御されることを特徴とするマルチスクリーンディスプレ
    イシステム。
  5. 【請求項5】 複数のCRTプロジェクタを配列して構
    成されるマルチスクリーンディスプレイにおいて、前記
    複数のCRTプロジェクタは、それぞれ、電子ビームを
    収束させる電子レンズの収束力を制御して、蛍光体面で
    の前記電子ビームのスポットの縦幅を制御する収束力制
    御手段を、少なくとも備えたことを特徴とするマルチス
    クリーンディスプレイ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のマルチスクリーンディ
    スプレイにおいて、前記複数のCRTプロジェクタは、
    それぞれ、青色に係る画像信号を入力し、信号変換を施
    して出力すると共に、その入出力変換特性の非直線性を
    変化させて、青色蛍光体の飽和特性を補償する非直線伸
    張処理手段を備えたことを特徴とするマルチスクリーン
    ディスプレイ。
  7. 【請求項7】 複数の液晶プロジェクタを配列して構成
    されるマルチスクリーンディスプレイにおいて、前記複
    数の液晶プロジェクタは、それぞれ、走査線一本当り何
    行分の画素を割り当てるかを決定する走査線番号変換用
    ROM手段を、少なくとも備えたことを特徴とするマル
    チスクリーンディスプレイ。
  8. 【請求項8】 信号源からの信号を入力し、所定の信号
    処理を施して、請求項7に記載のマルチスクリーンディ
    スプレイを構成する前記複数の液晶プロジェクタにそれ
    ぞれ出力するマルチスクリーンディスプレイシステム用
    のマルチプロセッサにおいて、 フレームメモリは含まずに、ラインメモリのみから成る
    メモリ手段を有することを特徴とするマルチスクリーン
    ディスプレイシステム用のマルチプロセッサ。
  9. 【請求項9】 信号源と、該信号源からの信号を入力
    し、所定の信号処理を施して出力するマルチプロセッサ
    と、複数の単位ディスプレイユニットを配列して成るマ
    ルチスクリーンディスプレイと、で構成されるマルチス
    クリーンディスプレイシステムにおいて、 前記信号源より出力される信号の垂直走査周波数が前記
    単位ディスプレイユニットにおける垂直走査周波数より
    低いことを特徴とするマルチスクリーンデイスプレイシ
    ステム。
JP03185858A 1991-07-01 1991-07-01 マルチプロセッサ,マルチスクリーンディスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンディスプレイシステム Expired - Fee Related JP3080697B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03185858A JP3080697B2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 マルチプロセッサ,マルチスクリーンディスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンディスプレイシステム
US07/907,245 US5301021A (en) 1991-07-01 1992-07-01 Display with vertical scanning format transformation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03185858A JP3080697B2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 マルチプロセッサ,マルチスクリーンディスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンディスプレイシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511726A true JPH0511726A (ja) 1993-01-22
JP3080697B2 JP3080697B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=16178115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03185858A Expired - Fee Related JP3080697B2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 マルチプロセッサ,マルチスクリーンディスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンディスプレイシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5301021A (ja)
JP (1) JP3080697B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105022600A (zh) * 2014-04-30 2015-11-04 北京同步科技有限公司 计算机集群拼接显示系统中的图形同步设备及同步方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2659900B2 (ja) * 1993-10-14 1997-09-30 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 画像表示装置の表示方法
DE4432755A1 (de) * 1994-04-04 1995-10-05 Hitachi Ltd Einstellbare Bildröhren-Anzeigevorrichtung und phasensynchrone Schaltung zur Verwendung in einer Anzeigevorrichtung
JP3123358B2 (ja) * 1994-09-02 2001-01-09 株式会社日立製作所 ディスプレイ装置
KR960024524A (ko) * 1994-12-21 1996-07-20 김광호 기억소자를 이용한 액정 표시장치의 감마 보정장치
EP0806050B1 (en) * 1995-01-24 1999-01-13 International Business Machines Corporation Raster demodulation apparatus and method
JP5040514B2 (ja) * 2006-08-09 2012-10-03 セイコーエプソン株式会社 走査型画像表示装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2549671B1 (fr) * 1983-07-22 1987-05-22 Thomson Csf Dispositif d'affichage d'une image de television de grandes dimensions et recepteur de television comportant un tel dispositif
US4825201A (en) * 1985-10-01 1989-04-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Display device with panels compared to form correction signals
CA1238410A (en) * 1986-01-23 1988-06-21 Francois G. Desjardins Colour temperature correction of colour video projectors
US4746981A (en) * 1986-06-16 1988-05-24 Imtech International, Inc. Multiple screen digital video display
CA1315393C (en) * 1988-04-15 1993-03-30 Hitoshi Senso Television signal receiving apparatus
JPH02113295A (ja) * 1988-10-22 1990-04-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像変換装置
US5166801A (en) * 1989-11-22 1992-11-24 Nec Corporation Large size display apparatus for high definition television

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105022600A (zh) * 2014-04-30 2015-11-04 北京同步科技有限公司 计算机集群拼接显示系统中的图形同步设备及同步方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3080697B2 (ja) 2000-08-28
US5301021A (en) 1994-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3719317B2 (ja) 補間方法、補間回路、画像表示装置
JPH0511726A (ja) マルチプロセツサ,マルチスクリーンデイスプレイ及びそれらを用いたマルチスクリーンデイスプレイシステム
US5161002A (en) Convergence control system for multiple vertical formats
JPH09258701A (ja) マトリックス型表示装置およびその駆動方法
JPH0225594B2 (ja)
JPH0715704A (ja) 受像機
US20030142116A1 (en) Projection-type display device having distortion correction function
JP2000125225A (ja) 輝度補正装置
US6407519B1 (en) Cathode-ray tube system capable of providing beam spots of a small diameter
JPH0368393B2 (ja)
JPH07162700A (ja) ディスプレイの一様性補正信号発生装置
JP2003114415A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JPS631792B2 (ja)
JPH113071A (ja) 画像表示装置
JP2003009171A (ja) 投射型テレビジョン画像表示装置
JPH023355B2 (ja)
JPH11122562A (ja) 画像補正装置
JP3435790B2 (ja) カラー陰極線管表示装置
JPH0666929B2 (ja) 平板crtのアスペクト比可変駆動装置
JPS604987A (ja) 陰極線管表示装置
JPH1013762A (ja) ワイド画面テレビ
KR100212834B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널을 채용한 모니터
JP2000341610A (ja) 画像補正装置および方法並びに画像表示装置
Sagar Optimised Architecture Implementation of Bidirectional Scanning in FPGA for Television
JPH08305312A (ja) 特殊スクリーン効果用の陰極線管球制御器で用いられるマッピング装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees