JPH05116960A - 溶融ガラスの供給装置 - Google Patents
溶融ガラスの供給装置Info
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- JPH05116960A JPH05116960A JP3282410A JP28241091A JPH05116960A JP H05116960 A JPH05116960 A JP H05116960A JP 3282410 A JP3282410 A JP 3282410A JP 28241091 A JP28241091 A JP 28241091A JP H05116960 A JPH05116960 A JP H05116960A
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- heating
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/02—Other methods of shaping glass by casting molten glass, e.g. injection moulding
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/08—Feeder spouts, e.g. gob feeders
- C03B7/094—Means for heating, cooling or insulation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B7/094—Means for heating, cooling or insulation
- C03B7/096—Means for heating, cooling or insulation for heating
- C03B7/098—Means for heating, cooling or insulation for heating electric
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/10—Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ガラスの粘度を自由に設定することができ、し
かも、射出後にノズルからのガラスの垂れ落ちを発生さ
せないようにする。 【構成】溶融状態のガラス12がノズル15に送られる
ようになっていて、該ノズル15の先端に開口15aが
形成され、該開口15aから成形型17内にガラス12
が供給される。上記開口15aの近傍のみを加熱する加
熱装置16bと、上記開口15aの近傍のみを冷却する
冷却装置21が設けられる。溶融状態のガラス12は、
上記ノズル15の開口15a近傍に至ると加熱装置16
bによって加熱される。そして、ガラス12は成形型1
7のキャビティの全体に行き渡ることができるように、
あらかじめ設定された粘度になるまで加熱される。キャ
ビティへの充填が終了すると、加熱装置16bが加熱を
停止するとともに、冷却装置21が作動してガラス12
の冷却を開始する。これによってガラス12の粘度は高
くなり、切断を容易に行うことができる。
かも、射出後にノズルからのガラスの垂れ落ちを発生さ
せないようにする。 【構成】溶融状態のガラス12がノズル15に送られる
ようになっていて、該ノズル15の先端に開口15aが
形成され、該開口15aから成形型17内にガラス12
が供給される。上記開口15aの近傍のみを加熱する加
熱装置16bと、上記開口15aの近傍のみを冷却する
冷却装置21が設けられる。溶融状態のガラス12は、
上記ノズル15の開口15a近傍に至ると加熱装置16
bによって加熱される。そして、ガラス12は成形型1
7のキャビティの全体に行き渡ることができるように、
あらかじめ設定された粘度になるまで加熱される。キャ
ビティへの充填が終了すると、加熱装置16bが加熱を
停止するとともに、冷却装置21が作動してガラス12
の冷却を開始する。これによってガラス12の粘度は高
くなり、切断を容易に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ガラスの供給装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学用ガラスレンズを成形する場
合、ガラス塊から予備成形体(ガラスプランク)を作
り、これを研削し、研磨して所望の最終形状とする成形
方法が提供されている。ところが、上記成形方法によっ
て成形すると、成形体の外表面がしばしば低品質になる
ため、あらかじめ削り代を考慮して大きめに作る必要が
ある。また、研削や研磨の工程が複雑であり、手間がか
かるためコストが高くなってしまう。特に、最近需要の
高い非球面レンズを成形する場合には、工程が一層複雑
になって作業が困難になり、最終的には熟練者による手
仕上げの工程が必要となる。
合、ガラス塊から予備成形体(ガラスプランク)を作
り、これを研削し、研磨して所望の最終形状とする成形
方法が提供されている。ところが、上記成形方法によっ
て成形すると、成形体の外表面がしばしば低品質になる
ため、あらかじめ削り代を考慮して大きめに作る必要が
ある。また、研削や研磨の工程が複雑であり、手間がか
かるためコストが高くなってしまう。特に、最近需要の
高い非球面レンズを成形する場合には、工程が一層複雑
になって作業が困難になり、最終的には熟練者による手
仕上げの工程が必要となる。
【0003】これに対して、最終的な研削や研磨の工程
を省略することができる成形方法が提供されている。例
えば、リピートプレス法においては、あらかじめ溶融し
固化したガラスを必要量だけ切断し、研削などを施して
所定の形状のガラス予備成形品(プリフォーム)を成形
し、該ガラス予備成形品を高精度の成形面形状を有する
成形型内に入れて高温で加熱しながら加圧するようにな
っている。この成形方法の場合、所望の形状のガラスレ
ンズを直接成形することができる。
を省略することができる成形方法が提供されている。例
えば、リピートプレス法においては、あらかじめ溶融し
固化したガラスを必要量だけ切断し、研削などを施して
所定の形状のガラス予備成形品(プリフォーム)を成形
し、該ガラス予備成形品を高精度の成形面形状を有する
成形型内に入れて高温で加熱しながら加圧するようにな
っている。この成形方法の場合、所望の形状のガラスレ
ンズを直接成形することができる。
【0004】ところが、最終製品として要求されるガラ
スレンズの面精度及び寸法精度を達成するためには、ガ
ラス予備成形品の重量を十分に調整するとともに、研削
などの工程において面粗度を十分に仕上げる必要があ
り、上記ガラス予備成形品を成形する作業が煩わしく、
コストが高くなってしまう。そこで、ガラス予備成形品
を成形することなく、溶融状態のガラスを直接プレスす
るダイレクトプレス法が提供されている。
スレンズの面精度及び寸法精度を達成するためには、ガ
ラス予備成形品の重量を十分に調整するとともに、研削
などの工程において面粗度を十分に仕上げる必要があ
り、上記ガラス予備成形品を成形する作業が煩わしく、
コストが高くなってしまう。そこで、ガラス予備成形品
を成形することなく、溶融状態のガラスを直接プレスす
るダイレクトプレス法が提供されている。
【0005】この場合、流出オリフィスから流出され、
又は押し出された溶融状態のガラスはガラス流を形成し
ており、該ガラス流が必要量だけ切断刃によって切断さ
れ、成形型内に直接落下されるか、シュートを介して投
入されるようになっている。上記成形型は、左右又は上
下に一対設けられ、溶融状態のガラスは両側から直接挟
み込まれ加圧されるようになっている。上記ダイレクト
プレス法においては、上記ガラス流を切断する場合に通
常一対の切断刃が用いられる。
又は押し出された溶融状態のガラスはガラス流を形成し
ており、該ガラス流が必要量だけ切断刃によって切断さ
れ、成形型内に直接落下されるか、シュートを介して投
入されるようになっている。上記成形型は、左右又は上
下に一対設けられ、溶融状態のガラスは両側から直接挟
み込まれ加圧されるようになっている。上記ダイレクト
プレス法においては、上記ガラス流を切断する場合に通
常一対の切断刃が用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶融ガラスの供給装置においては、鋏で切断するた
めにガラス流の粘度を自由に設定することができない。
すなわち、ガラスを成形型に供給する場合、ガラス流を
鋏によって切断するようにしているが、例えば粘度が高
い場合には、切断されたガラス流の先端や後端に不均一
な切断跡(シャーマーク)が発生し、最終製品に欠陥と
して残留してしまう。また、成形型内にガラスが十分に
行き渡らず、完全な成形品を得ることができない。
来の溶融ガラスの供給装置においては、鋏で切断するた
めにガラス流の粘度を自由に設定することができない。
すなわち、ガラスを成形型に供給する場合、ガラス流を
鋏によって切断するようにしているが、例えば粘度が高
い場合には、切断されたガラス流の先端や後端に不均一
な切断跡(シャーマーク)が発生し、最終製品に欠陥と
して残留してしまう。また、成形型内にガラスが十分に
行き渡らず、完全な成形品を得ることができない。
【0007】逆に粘度が低い場合には、成形型内にはガ
ラスを十分行き渡らせることができるが、鋏によってガ
ラス流を切断することが困難になる。例えば、最近の光
学レンズには容易に失透現象(不透明化)が発生してし
まう組成のガラスが使用されているため、該失透現象の
発生を抑制するためにできる限り粘度の低い状態でガラ
スを供給する必要がある。また、成形型の空洞(キャビ
ティ)内にガラスを十分行き渡らせるために、粘度の低
い状態(約10〜103 ポアズ)で供給するのが好まし
い。ところが、粘度を低くした場合、鋏によってガラス
流を切断することが非常に困難になってしまう。
ラスを十分行き渡らせることができるが、鋏によってガ
ラス流を切断することが困難になる。例えば、最近の光
学レンズには容易に失透現象(不透明化)が発生してし
まう組成のガラスが使用されているため、該失透現象の
発生を抑制するためにできる限り粘度の低い状態でガラ
スを供給する必要がある。また、成形型の空洞(キャビ
ティ)内にガラスを十分行き渡らせるために、粘度の低
い状態(約10〜103 ポアズ)で供給するのが好まし
い。ところが、粘度を低くした場合、鋏によってガラス
流を切断することが非常に困難になってしまう。
【0008】また、ノズルと成形型を密着させ、溶融状
態のガラスを加圧供給する場合においては、成形型のゲ
ート部を通してガラスをキャビティ内に充填するように
なっているが、ゲート部の径が細いためにその部分での
ガラスの冷却が先に進行し、固化してしまう。そこで、
十分高い温度でガラスを供給する必要があるが、温度が
高くなるのに伴って粘度が低くなり、成形型をノズルか
ら外した時にガラスの垂れ落ちが発生してしまう。
態のガラスを加圧供給する場合においては、成形型のゲ
ート部を通してガラスをキャビティ内に充填するように
なっているが、ゲート部の径が細いためにその部分での
ガラスの冷却が先に進行し、固化してしまう。そこで、
十分高い温度でガラスを供給する必要があるが、温度が
高くなるのに伴って粘度が低くなり、成形型をノズルか
ら外した時にガラスの垂れ落ちが発生してしまう。
【0009】本発明は、上記従来の溶融ガラスの供給装
置の問題点を解決して、ガラスの粘度を自由に設定する
ことができ、しかも、射出後にノズルからのガラスの垂
れ落ちが発生することのない溶融ガラスの供給装置を提
供することを目的とする。
置の問題点を解決して、ガラスの粘度を自由に設定する
ことができ、しかも、射出後にノズルからのガラスの垂
れ落ちが発生することのない溶融ガラスの供給装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の溶
融ガラスの供給装置においては、溶融状態のガラスがノ
ズルに送られるようになっていて、該ノズルの先端に開
口が形成され、該開口から成形型内にガラスが供給され
る。上記開口の近傍のみを加熱する加熱装置と、上記開
口の近傍のみを冷却する冷却装置が設けられ、成形型に
ガラスを供給する際に上記加熱装置によってガラスを加
熱して設定された粘度とし、ガラス流を切断する際に上
記加熱装置による加熱を停止するとともに冷却装置によ
ってガラスを冷却するようになっている。
融ガラスの供給装置においては、溶融状態のガラスがノ
ズルに送られるようになっていて、該ノズルの先端に開
口が形成され、該開口から成形型内にガラスが供給され
る。上記開口の近傍のみを加熱する加熱装置と、上記開
口の近傍のみを冷却する冷却装置が設けられ、成形型に
ガラスを供給する際に上記加熱装置によってガラスを加
熱して設定された粘度とし、ガラス流を切断する際に上
記加熱装置による加熱を停止するとともに冷却装置によ
ってガラスを冷却するようになっている。
【0011】
【作用】本発明によれば、上記のように溶融状態のガラ
スがノズルに送られるようになっていて、該ノズルの先
端に開口が形成され、該開口から成形型内にガラスが供
給される。上記開口の近傍のみを加熱する加熱装置と、
上記開口の近傍のみを冷却する冷却装置が設けられる。
スがノズルに送られるようになっていて、該ノズルの先
端に開口が形成され、該開口から成形型内にガラスが供
給される。上記開口の近傍のみを加熱する加熱装置と、
上記開口の近傍のみを冷却する冷却装置が設けられる。
【0012】溶融状態のガラスは、上記ノズルの開口の
近傍に至ると加熱装置によって加熱される。そして、ガ
ラスは成形型のキャビティの全体に行き渡ることができ
るように、あらかじめ設定された粘度になるまで加熱さ
れる。キャビティへの充填が終了すると、加熱装置が加
熱を停止するとともに、冷却装置が作動してガラスの冷
却を開始する。これによってガラスの粘度は高くなり、
切断を容易に行うことができるようになる。
近傍に至ると加熱装置によって加熱される。そして、ガ
ラスは成形型のキャビティの全体に行き渡ることができ
るように、あらかじめ設定された粘度になるまで加熱さ
れる。キャビティへの充填が終了すると、加熱装置が加
熱を停止するとともに、冷却装置が作動してガラスの冷
却を開始する。これによってガラスの粘度は高くなり、
切断を容易に行うことができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の溶融ガラスの供
給装置におけるノズルの拡大図である。図において、1
5はノズル、15aは開口、15bはノズル本体、16
aは溶融ガラス槽に連通する供給管に埋設された加熱装
置、16bは上記ノズル本体15bの周囲に配設された
第2の加熱装置である。17は成形型であり、開口15
aと所定の間隔を置いて配設され、開口15aから射出
されたガラス12は鋏22によって切断される。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の溶融ガラスの供
給装置におけるノズルの拡大図である。図において、1
5はノズル、15aは開口、15bはノズル本体、16
aは溶融ガラス槽に連通する供給管に埋設された加熱装
置、16bは上記ノズル本体15bの周囲に配設された
第2の加熱装置である。17は成形型であり、開口15
aと所定の間隔を置いて配設され、開口15aから射出
されたガラス12は鋏22によって切断される。
【0014】21は冷却装置であり、上記開口15aを
包囲して上記ノズル本体15b内に形成される。上記構
成のノズル15において、ガラス12を成形型17のキ
ャビティ内に供給する場合、加熱装置16bによってガ
ラス12を加熱し、粘度を十分低くする。そして、成形
型17のキャビティ内にガラス12が充填されると、ノ
ズル15は冷却装置21によって冷却され、ガラス流が
高粘度にされ上記鋏22によって切断される。
包囲して上記ノズル本体15b内に形成される。上記構
成のノズル15において、ガラス12を成形型17のキ
ャビティ内に供給する場合、加熱装置16bによってガ
ラス12を加熱し、粘度を十分低くする。そして、成形
型17のキャビティ内にガラス12が充填されると、ノ
ズル15は冷却装置21によって冷却され、ガラス流が
高粘度にされ上記鋏22によって切断される。
【0015】すなわち、成形型17のキャビティ内に充
填するまでは加熱装置16bによって粘度を十分高くし
て、キャビティ内のすみずみに十分な量のガラス12を
行き渡らせ、充填が終了した後は、冷却装置21によっ
てノズル15を冷却してガラス12の粘度を高くし、切
断を容易にすることができる。成形時、ガラス流の切断
時のいずれにおいても、ガラス12の粘度を自由に選択
することができ、供給・停止の時間制御を任意に設定す
ることができる。しかも、ノズル15からの垂れ落ちや
ガラス流の切断箇所に欠陥が発生するのを防止すること
ができる。
填するまでは加熱装置16bによって粘度を十分高くし
て、キャビティ内のすみずみに十分な量のガラス12を
行き渡らせ、充填が終了した後は、冷却装置21によっ
てノズル15を冷却してガラス12の粘度を高くし、切
断を容易にすることができる。成形時、ガラス流の切断
時のいずれにおいても、ガラス12の粘度を自由に選択
することができ、供給・停止の時間制御を任意に設定す
ることができる。しかも、ノズル15からの垂れ落ちや
ガラス流の切断箇所に欠陥が発生するのを防止すること
ができる。
【0016】上記加熱装置16bは、高周波誘導加熱法
によって急速加熱を可能としている。そのため、上記ノ
ズル15の材質を金属などの導電体とし、加熱装置16
bをコイルで構成し、ノズル本体15bの周囲に配設す
る。ノズル15がセラミックスのような非導電体で形成
される場合には、マイクロ波加熱法が適用される。ま
た、通常の熱線ヒータを利用してもよい。
によって急速加熱を可能としている。そのため、上記ノ
ズル15の材質を金属などの導電体とし、加熱装置16
bをコイルで構成し、ノズル本体15bの周囲に配設す
る。ノズル15がセラミックスのような非導電体で形成
される場合には、マイクロ波加熱法が適用される。ま
た、通常の熱線ヒータを利用してもよい。
【0017】上記冷却装置21も急速冷却が可能なもの
が好ましく、そのため、ノズル本体15bの先端に上記
開口15aを包囲する冷却溝が形成され、該冷却溝に冷
却媒体(例えば、アルゴンなどの不活性ガス)が供給さ
れるようになっている。なお、ノズル15の加熱を停止
し、自然放熱による冷却だけで十分粘度を高くすること
ができるガラス12の場合には、特に冷却装置21を設
ける必要はない。
が好ましく、そのため、ノズル本体15bの先端に上記
開口15aを包囲する冷却溝が形成され、該冷却溝に冷
却媒体(例えば、アルゴンなどの不活性ガス)が供給さ
れるようになっている。なお、ノズル15の加熱を停止
し、自然放熱による冷却だけで十分粘度を高くすること
ができるガラス12の場合には、特に冷却装置21を設
ける必要はない。
【0018】上記構成のノズル15の動作について説明
する。まず、溶融ガラス槽から十分に加熱された溶融状
態のガラス12を供給管を介してノズル15に供給す
る。次に、成形型17をノズル15の下の適切な位置に
配設した後、加熱装置16bを作動させてノズル15を
急速に加熱し、所望の粘度になるまでガラス12を加熱
する。
する。まず、溶融ガラス槽から十分に加熱された溶融状
態のガラス12を供給管を介してノズル15に供給す
る。次に、成形型17をノズル15の下の適切な位置に
配設した後、加熱装置16bを作動させてノズル15を
急速に加熱し、所望の粘度になるまでガラス12を加熱
する。
【0019】この時、自然落下又は図示しないガス圧調
整装置の作動によって加圧することによりガラス12を
成形型17のキャビティ内に供給する。ガラス12の供
給量と成形型17のキャビティ内の充填量の関係によっ
て求められた最適な供給時間が経過した後、直ちにノズ
ル15の加熱を停止し、冷却を開始する。そして、ノズ
ル15の開口15aの近傍のガラス12が切断するのに
適切な粘度になった後、鋏22を移動させてガラス流を
切断する。その後、成形型17を移動させ、次の成形型
17を配設する。ガラス12が充填された成形型17は
必要に応じて徐冷を行い、その後に成形品を取り出す。
また、成形型17をあらかじめ必要温度にまで加熱して
もよい。
整装置の作動によって加圧することによりガラス12を
成形型17のキャビティ内に供給する。ガラス12の供
給量と成形型17のキャビティ内の充填量の関係によっ
て求められた最適な供給時間が経過した後、直ちにノズ
ル15の加熱を停止し、冷却を開始する。そして、ノズ
ル15の開口15aの近傍のガラス12が切断するのに
適切な粘度になった後、鋏22を移動させてガラス流を
切断する。その後、成形型17を移動させ、次の成形型
17を配設する。ガラス12が充填された成形型17は
必要に応じて徐冷を行い、その後に成形品を取り出す。
また、成形型17をあらかじめ必要温度にまで加熱して
もよい。
【0020】図2は本発明の第2の実施例を示す溶融ガ
ラスの供給装置におけるノズルの拡大図である。図に示
すように、ガラス12を充填する際に、ノズル本体15
bと成形型17は密着させられる。この場合、冷却装置
21による冷却が終了すると、成形型17が横方向に移
動させられ、ガラス流は剪断力によって直接切断され
る。あるいは、成形型17を下方に移動させた後に、図
1に示すように鋏22を移動させて切断することができ
る。
ラスの供給装置におけるノズルの拡大図である。図に示
すように、ガラス12を充填する際に、ノズル本体15
bと成形型17は密着させられる。この場合、冷却装置
21による冷却が終了すると、成形型17が横方向に移
動させられ、ガラス流は剪断力によって直接切断され
る。あるいは、成形型17を下方に移動させた後に、図
1に示すように鋏22を移動させて切断することができ
る。
【0021】充填時にノズル本体15bと成形型17が
密着させられるため、充填後に必要な時間だけ上記ガス
圧調整装置による加圧又は他の機構による加圧を継続
し、保圧を行うことができる。また、ノズル本体15b
と成形型17は密着させられるため、ガラス12を下向
きに供給することができるだけでなく、横向き又は上向
きに供給することができる。
密着させられるため、充填後に必要な時間だけ上記ガス
圧調整装置による加圧又は他の機構による加圧を継続
し、保圧を行うことができる。また、ノズル本体15b
と成形型17は密着させられるため、ガラス12を下向
きに供給することができるだけでなく、横向き又は上向
きに供給することができる。
【0022】図3は本発明の第3の実施例を示す溶融ガ
ラスの供給装置におけるノズルの拡大図である。図にお
いて、16bは加熱装置であり、上下に移動自在に配設
される。23はリング状の冷却装置であり、ノズル本体
15bに対して接離自在に配設される。この場合、ガラ
ス12を加熱する際には上記加熱装置16bを開口15
aの近傍に移動させ、冷却する際には加熱装置16bを
上に退避させて上記冷却装置23をノズル本体15bに
接触させる。
ラスの供給装置におけるノズルの拡大図である。図にお
いて、16bは加熱装置であり、上下に移動自在に配設
される。23はリング状の冷却装置であり、ノズル本体
15bに対して接離自在に配設される。この場合、ガラ
ス12を加熱する際には上記加熱装置16bを開口15
aの近傍に移動させ、冷却する際には加熱装置16bを
上に退避させて上記冷却装置23をノズル本体15bに
接触させる。
【0023】図4は本発明の第4の実施例を示す溶融ガ
ラスの供給装置におけるノズルの拡大図である。図にお
いて、24はガスノズルから成る冷却装置であり、冷却
時には該ガスノズル24から冷却ガスが噴射されるよう
になっている。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形するこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
ラスの供給装置におけるノズルの拡大図である。図にお
いて、24はガスノズルから成る冷却装置であり、冷却
時には該ガスノズル24から冷却ガスが噴射されるよう
になっている。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形するこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ノズルの開口の近傍のみを加熱する加熱装置と、
上記開口の近傍のみを冷却する冷却装置が設けられる。
そして、加熱装置によって加熱され、あらかじめ設定さ
れた粘度となったガラスを成形型内に供給し、その後加
熱装置を停止させ、冷却装置によってガラスを冷却して
切断を行うようになっている。
れば、ノズルの開口の近傍のみを加熱する加熱装置と、
上記開口の近傍のみを冷却する冷却装置が設けられる。
そして、加熱装置によって加熱され、あらかじめ設定さ
れた粘度となったガラスを成形型内に供給し、その後加
熱装置を停止させ、冷却装置によってガラスを冷却して
切断を行うようになっている。
【0025】したがって、ガラスの粘度を自由に設定す
ることができ、ガラスを供給する際には、粘度が低くな
るので、成形型のキャビティ内の全体にガラスを行き渡
らせることができる。また、ガラス流を切断する際に
は、粘度が高くなるので切断が容易になる。
ることができ、ガラスを供給する際には、粘度が低くな
るので、成形型のキャビティ内の全体にガラスを行き渡
らせることができる。また、ガラス流を切断する際に
は、粘度が高くなるので切断が容易になる。
【図1】本発明の溶融ガラスの供給装置におけるノズル
の拡大図である。
の拡大図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す溶融ガラスの供給
装置におけるノズルの拡大図である。
装置におけるノズルの拡大図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す溶融ガラスの供給
装置におけるノズルの拡大図である。
装置におけるノズルの拡大図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す溶融ガラスの供給
装置におけるノズルの拡大図である。
装置におけるノズルの拡大図である。
12 ガラス 15 ノズル 15a 開口 16a,16b 加熱装置 17 成形型 21 冷却装置
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融状態のガラスを成形型に供給する溶
融ガラスの供給装置において、(a)先端に開口を有す
るノズルと、(b)上記開口の近傍のみを加熱する加熱
装置と、(c)上記開口の近傍のみを冷却する冷却装置
と、(d)成形型にガラスを供給する際に上記加熱装置
によってガラスを加熱して設定された粘度とし、ガラス
流を切断する際に上記加熱装置による加熱を停止すると
ともに冷却装置によってガラスを冷却する手段を有する
ことを特徴とする溶融ガラスの供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3282410A JPH05116960A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 溶融ガラスの供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3282410A JPH05116960A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 溶融ガラスの供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116960A true JPH05116960A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17652052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3282410A Withdrawn JPH05116960A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 溶融ガラスの供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05116960A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101135562B1 (ko) * | 2009-12-03 | 2012-04-17 | 세크론 주식회사 | 템플릿의 캐버티들에 용융된 솔더를 주입하기 위한 노즐 조립체 및 이를 포함하는 솔더 주입 장치 |
JP2015171980A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス物品の製造方法及び溶融ガラス供給装置 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3282410A patent/JPH05116960A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101135562B1 (ko) * | 2009-12-03 | 2012-04-17 | 세크론 주식회사 | 템플릿의 캐버티들에 용융된 솔더를 주입하기 위한 노즐 조립체 및 이를 포함하는 솔더 주입 장치 |
JP2015171980A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス物品の製造方法及び溶融ガラス供給装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |