JPH05116728A - 垂直搬送チエーンコンベヤのパレツト装置、揺れ止め装置、パレツト振出し装置と、それらを使用する垂直搬送チエーンコンベヤ - Google Patents
垂直搬送チエーンコンベヤのパレツト装置、揺れ止め装置、パレツト振出し装置と、それらを使用する垂直搬送チエーンコンベヤInfo
- Publication number
- JPH05116728A JPH05116728A JP27432291A JP27432291A JPH05116728A JP H05116728 A JPH05116728 A JP H05116728A JP 27432291 A JP27432291 A JP 27432291A JP 27432291 A JP27432291 A JP 27432291A JP H05116728 A JPH05116728 A JP H05116728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- guide
- guide roller
- sprocket
- crossbar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パレット装置20の揺れを防止し、また、荷
物Wの搬出入のために、パレット22を外側に偏移させ
る。 【構成】 パレット装置20は、補助リンク23、平行
リンク24、24を介し、搬送チェーン11から吊下す
る。上スプロケット12、下スプロケット13の下方に
ガイドディスク31、41を配設し、搬送チェーン11
の途中に、パレット振出し装置50、60を設ける。ガ
イドディスク31、41は、上スプロケット12、下ス
プロケット13に沿って進行するパレット装置20の揺
れを防止し、パレット振出し装置50、60は、平行リ
ンク24、24の垂下角度θを変更し、パレット22を
外側に偏移させる。
物Wの搬出入のために、パレット22を外側に偏移させ
る。 【構成】 パレット装置20は、補助リンク23、平行
リンク24、24を介し、搬送チェーン11から吊下す
る。上スプロケット12、下スプロケット13の下方に
ガイドディスク31、41を配設し、搬送チェーン11
の途中に、パレット振出し装置50、60を設ける。ガ
イドディスク31、41は、上スプロケット12、下ス
プロケット13に沿って進行するパレット装置20の揺
れを防止し、パレット振出し装置50、60は、平行リ
ンク24、24の垂下角度θを変更し、パレット22を
外側に偏移させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速に動作し、ま
た、荷物の搬出入に便利な高性能の垂直搬送チェーンコ
ンベヤシステムを実現するための、垂直搬送チェーンコ
ンベヤのパレット装置、揺れ止め装置、パレット振出し
装置と、それらを使用する垂直搬送チェーンコンベヤに
関する。
た、荷物の搬出入に便利な高性能の垂直搬送チェーンコ
ンベヤシステムを実現するための、垂直搬送チェーンコ
ンベヤのパレット装置、揺れ止め装置、パレット振出し
装置と、それらを使用する垂直搬送チェーンコンベヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】荷物を上下に搬送し、または、多数の物
品を上下にコンパクトに収納保管するために、垂直搬送
チェーンコンベヤが使用されることがある。
品を上下にコンパクトに収納保管するために、垂直搬送
チェーンコンベヤが使用されることがある。
【0003】このものは、同期して上下に平行に循環走
行する一対の搬送チェーンと、搬送チェーンを連結する
クロスバーを介し、搬送チェーンに揺動自在に吊下する
複数のパレット装置(ゴンドラと呼ぶこともある、以
下、パレット装置という)とからなり、荷物や物品は、
パレット装置に積載して上下に搬送することができる。
なお、搬送チェーンは、それぞれ同軸の各一対の上スプ
ロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、上スプ
ロケットを回転駆動することにより、全体を循環走行さ
せるようになっている。
行する一対の搬送チェーンと、搬送チェーンを連結する
クロスバーを介し、搬送チェーンに揺動自在に吊下する
複数のパレット装置(ゴンドラと呼ぶこともある、以
下、パレット装置という)とからなり、荷物や物品は、
パレット装置に積載して上下に搬送することができる。
なお、搬送チェーンは、それぞれ同軸の各一対の上スプ
ロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、上スプ
ロケットを回転駆動することにより、全体を循環走行さ
せるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、上スプロケットの上半部、下スプロケットの下
半部に沿ってパレット装置が進行するとき、パレット装
置に有害な揺れが発生するために、搬送チェーンの走行
速度が低く制限されてしまうという問題が避けられなか
った。すなわち、パレット装置は、クロスバーを介し、
搬送チェーンに対して揺動自在に吊下されているから、
クロスバーが、上スプロケットの上半部または下スプロ
ケットの下半部を進行するとき、水平方向の加速度を受
けることが避けられない。そこで、この加速度に基づ
き、水平方向の分力や慣性力が発生し、これらの力は、
パレット装置と、パレット装置に積載されている荷物を
水平方向に揺らせる原因となるからである。
ときは、上スプロケットの上半部、下スプロケットの下
半部に沿ってパレット装置が進行するとき、パレット装
置に有害な揺れが発生するために、搬送チェーンの走行
速度が低く制限されてしまうという問題が避けられなか
った。すなわち、パレット装置は、クロスバーを介し、
搬送チェーンに対して揺動自在に吊下されているから、
クロスバーが、上スプロケットの上半部または下スプロ
ケットの下半部を進行するとき、水平方向の加速度を受
けることが避けられない。そこで、この加速度に基づ
き、水平方向の分力や慣性力が発生し、これらの力は、
パレット装置と、パレット装置に積載されている荷物を
水平方向に揺らせる原因となるからである。
【0005】また、このものは、搬送チェーンが上下に
循環走行するから、パレット装置に対する荷物の搬出入
は、一般に、下スプロケットの下方でのみしか行なえな
いという制約があった。その他の位置では、パレット装
置が搬送チェーンの走行方向に一致して垂下するため
に、荷物の搬出入は、搬送チェーンと交錯して行なわざ
るを得ず、したがって、搬出入装置の設計上の自由度が
なく、また、その構造も、著るしく複雑にならざるを得
なかったからである。
循環走行するから、パレット装置に対する荷物の搬出入
は、一般に、下スプロケットの下方でのみしか行なえな
いという制約があった。その他の位置では、パレット装
置が搬送チェーンの走行方向に一致して垂下するため
に、荷物の搬出入は、搬送チェーンと交錯して行なわざ
るを得ず、したがって、搬出入装置の設計上の自由度が
なく、また、その構造も、著るしく複雑にならざるを得
なかったからである。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、上スプロケット、下スプロケットの位
置においても、パレット装置に有害な揺れを生じること
がなく、また、搬送チェーンの直線走行経路の任意の途
中位置においても荷物の搬出入ができるような、高性能
の垂直搬送チェーンコンベヤシステムを実現するため
の、垂直搬送チェーンコンベヤのパレット装置、揺れ止
め装置、パレット振出し装置と、それらを使用する垂直
搬送チェーンコンベヤを提供することにある。
術の問題に鑑み、上スプロケット、下スプロケットの位
置においても、パレット装置に有害な揺れを生じること
がなく、また、搬送チェーンの直線走行経路の任意の途
中位置においても荷物の搬出入ができるような、高性能
の垂直搬送チェーンコンベヤシステムを実現するため
の、垂直搬送チェーンコンベヤのパレット装置、揺れ止
め装置、パレット振出し装置と、それらを使用する垂直
搬送チェーンコンベヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、クロスバーと、
パレットと、水平辺を有する補助リンクを介してクロス
バーからパレットを水平に吊下する一対の平行リンク
と、補助リンクに搭載し、平行リンクの垂下角度を固定
するロック機構と、補助リンクに付設する第1のガイド
ローラと、パレットの側部に付設する第2のガイドロー
ラとを備え、平行リンクとパレットと補助リンクの水平
辺とは、クロスバーを回転対偶とする4節リンク機構を
形成することをその要旨とする。
めのこの出願に係る第1発明の構成は、クロスバーと、
パレットと、水平辺を有する補助リンクを介してクロス
バーからパレットを水平に吊下する一対の平行リンク
と、補助リンクに搭載し、平行リンクの垂下角度を固定
するロック機構と、補助リンクに付設する第1のガイド
ローラと、パレットの側部に付設する第2のガイドロー
ラとを備え、平行リンクとパレットと補助リンクの水平
辺とは、クロスバーを回転対偶とする4節リンク機構を
形成することをその要旨とする。
【0008】第2発明の構成は、上スプロケットと同期
回転し、外周部に複数の凹部を有するガイドディスク
と、ガイドディスクの下方に配設する一対のガイドとか
らなり、ガイドディスクの凹部には、パレット装置のク
ロスバーが上スプロケットの上半部を進行するとき、パ
レット装置の側部に配設する第1のガイドローラが係合
し、一対のガイドは、それぞれ、パレット装置のクロス
バーが上スプロケットの片側の上四半部を進行すると
き、パレット装置の側部に配設する第2のガイドローラ
の進行方向を規制することをその要旨とし、第3発明の
構成は、下スプロケットと同期回転し、外周部に複数の
凹部を有するガイドディスクと、ガイドディスクの下半
部を囲むガイドとを備え、パレット装置のクロスバーが
下スプロケットの下半部を進行するとき、ガイドディス
クの凹部には、パレット装置の側部に配設する第1のガ
イドローラが係合し、ガイドは、第1のガイドローラの
進行方向を規制することをその要旨とする。
回転し、外周部に複数の凹部を有するガイドディスク
と、ガイドディスクの下方に配設する一対のガイドとか
らなり、ガイドディスクの凹部には、パレット装置のク
ロスバーが上スプロケットの上半部を進行するとき、パ
レット装置の側部に配設する第1のガイドローラが係合
し、一対のガイドは、それぞれ、パレット装置のクロス
バーが上スプロケットの片側の上四半部を進行すると
き、パレット装置の側部に配設する第2のガイドローラ
の進行方向を規制することをその要旨とし、第3発明の
構成は、下スプロケットと同期回転し、外周部に複数の
凹部を有するガイドディスクと、ガイドディスクの下半
部を囲むガイドとを備え、パレット装置のクロスバーが
下スプロケットの下半部を進行するとき、ガイドディス
クの凹部には、パレット装置の側部に配設する第1のガ
イドローラが係合し、ガイドは、第1のガイドローラの
進行方向を規制することをその要旨とする。
【0009】また、第4発明の構成は、第1発明に係る
パレット装置と組み合わせ、搬送チェーンに沿って第1
のガイドローラを直進させる直線ガイドと、搬送チェー
ンに平行な直進路と搬送チェーンの外側に湾曲する分岐
路とを有し、第2のガイドローラを直進路と分岐路とに
切り換えて進行させる分岐ガイドと、分岐ガイドの入口
部分においてロック機構を解放するアンロックレールと
を備えることをその要旨とする。
パレット装置と組み合わせ、搬送チェーンに沿って第1
のガイドローラを直進させる直線ガイドと、搬送チェー
ンに平行な直進路と搬送チェーンの外側に湾曲する分岐
路とを有し、第2のガイドローラを直進路と分岐路とに
切り換えて進行させる分岐ガイドと、分岐ガイドの入口
部分においてロック機構を解放するアンロックレールと
を備えることをその要旨とする。
【0010】さらに、第5発明の構成は、上下に循環走
行する一対の搬送チェーンと、搬送チェーンに吊下する
第1発明に係るパレット装置とを備え、第2発明に係る
上部揺れ止め装置、第3発明に係る下部揺れ止め装置、
第4発明に係るパレット振出し装置の少なくともいずれ
かを付設することをその要旨とする。
行する一対の搬送チェーンと、搬送チェーンに吊下する
第1発明に係るパレット装置とを備え、第2発明に係る
上部揺れ止め装置、第3発明に係る下部揺れ止め装置、
第4発明に係るパレット振出し装置の少なくともいずれ
かを付設することをその要旨とする。
【0011】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、平行リン
クは、パレットと、補助リンクの水平辺とともに、クロ
スバーを回転対偶とする4節リンク機構を形成するか
ら、パレットは、補助リンクの水平辺が水平に保たれる
限り、平行リンクの垂下角度が変化しても、常に水平姿
勢を保つことができる。そこで、第1のガイドローラ
は、補助リンクの水平辺が水平を保つように、補助リン
クの傾きを規制し、第2のガイドローラは、平行リンク
の垂下角度を適宜変更するように、それぞれ適当なガイ
ド部材と組み合わせれば、パレットは、水平姿勢を維持
したまま、搬送チェーンの直線走行経路の任意の途中位
置においても、平行リンクの垂下角度を変更して搬送チ
ェーンの走行経路から偏移させ、荷物の搬出入のため
に、搬送チェーンの外側に振り出すことができる。ただ
し、ロック機構は、このようにしてパレットを振り出す
とき以外は、安全のために、平行リンクの垂下角度を一
定に固定しておくことができる。
クは、パレットと、補助リンクの水平辺とともに、クロ
スバーを回転対偶とする4節リンク機構を形成するか
ら、パレットは、補助リンクの水平辺が水平に保たれる
限り、平行リンクの垂下角度が変化しても、常に水平姿
勢を保つことができる。そこで、第1のガイドローラ
は、補助リンクの水平辺が水平を保つように、補助リン
クの傾きを規制し、第2のガイドローラは、平行リンク
の垂下角度を適宜変更するように、それぞれ適当なガイ
ド部材と組み合わせれば、パレットは、水平姿勢を維持
したまま、搬送チェーンの直線走行経路の任意の途中位
置においても、平行リンクの垂下角度を変更して搬送チ
ェーンの走行経路から偏移させ、荷物の搬出入のため
に、搬送チェーンの外側に振り出すことができる。ただ
し、ロック機構は、このようにしてパレットを振り出す
とき以外は、安全のために、平行リンクの垂下角度を一
定に固定しておくことができる。
【0012】第2発明の構成によるときは、ガイドディ
スクは、パレット装置のクロスバーが上スプロケットの
上半部を進行するとき、パレット装置の第1のガイドロ
ーラが凹部に係合することにより、第1のガイドローラ
の不要な移動を拘束し、パレット装置の揺れを防止する
ことができる。また、一対のガイドは、それぞれ、クロ
スバーが上スプロケットの片側の上四半部を進行すると
き、パレット装置の第2のガイドローラの進行方向を規
制するから、クロスバーが上スプロケットの頂部付近を
除く両側にあるときに、ガイドディスクによるパレット
装置の揺れ防止の効果が低下する場合でも、これを有効
に補完することができる。すなわち、ガイドディスクと
一対のガイドとは、クロスバーが上スプロケットの上半
部を進行するとき、その全体に亘り、パレット装置の揺
れを防止することができる。
スクは、パレット装置のクロスバーが上スプロケットの
上半部を進行するとき、パレット装置の第1のガイドロ
ーラが凹部に係合することにより、第1のガイドローラ
の不要な移動を拘束し、パレット装置の揺れを防止する
ことができる。また、一対のガイドは、それぞれ、クロ
スバーが上スプロケットの片側の上四半部を進行すると
き、パレット装置の第2のガイドローラの進行方向を規
制するから、クロスバーが上スプロケットの頂部付近を
除く両側にあるときに、ガイドディスクによるパレット
装置の揺れ防止の効果が低下する場合でも、これを有効
に補完することができる。すなわち、ガイドディスクと
一対のガイドとは、クロスバーが上スプロケットの上半
部を進行するとき、その全体に亘り、パレット装置の揺
れを防止することができる。
【0013】第3発明によるときは、ガイドディスクと
ガイドとは、パレット装置のクロスバーが下スプロケッ
トの下半部を進行するとき、その全体に亘り、パレット
装置の第1のガイドローラの進行方向を規制し、パレッ
ト装置の揺れを防止する。
ガイドとは、パレット装置のクロスバーが下スプロケッ
トの下半部を進行するとき、その全体に亘り、パレット
装置の第1のガイドローラの進行方向を規制し、パレッ
ト装置の揺れを防止する。
【0014】第4発明によれば、アンロックレールは、
パレット装置のロック機構を解放し、分岐ガイドは、第
2のガイドローラを分岐路に分岐させることにより、平
行リンクの垂下角度を変更して、パレットを搬送チェー
ンの走行経路から偏移させ、パレットを搬送チェーンの
外側に振り出すことができる。
パレット装置のロック機構を解放し、分岐ガイドは、第
2のガイドローラを分岐路に分岐させることにより、平
行リンクの垂下角度を変更して、パレットを搬送チェー
ンの走行経路から偏移させ、パレットを搬送チェーンの
外側に振り出すことができる。
【0015】第5発明によれば、搬送チェーンと、パレ
ット装置との他に、第2発明ないし第4発明に係る各装
置を組み合わせることができるから、上下両端部におけ
るパレット装置の揺れを防止し、また、搬送チェーンの
任意の走行途中位置においても荷物の搬出入が可能な高
性能なシステムを容易に実現することができる。
ット装置との他に、第2発明ないし第4発明に係る各装
置を組み合わせることができるから、上下両端部におけ
るパレット装置の揺れを防止し、また、搬送チェーンの
任意の走行途中位置においても荷物の搬出入が可能な高
性能なシステムを容易に実現することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0017】垂直搬送チェーンコンベヤは、上下に循環
走行する搬送チェーン11と、搬送チェーン11に吊下
する複数のパレット装置20、20…とを主要部材とし
てなる(図1)。ただし、同図において、搬送チェーン
11は、互いに平行して走行する同長の一対があるもの
とし、搬送チェーン11、11は、それぞれ同軸の各一
対の上スプロケット12、12、下スプロケット13、
13に掛け渡されているものとする。
走行する搬送チェーン11と、搬送チェーン11に吊下
する複数のパレット装置20、20…とを主要部材とし
てなる(図1)。ただし、同図において、搬送チェーン
11は、互いに平行して走行する同長の一対があるもの
とし、搬送チェーン11、11は、それぞれ同軸の各一
対の上スプロケット12、12、下スプロケット13、
13に掛け渡されているものとする。
【0018】上スプロケット12、12は、伝導チェー
ン12a、補助軸12b、駆動チェーン12cを介し、
モータ12dに連結されている。ただし、モータ12
d、駆動チェーン12c、補助軸12bは、一対の上ス
プロケット12、12に共通に設けられ、伝導チェーン
12aは、各上スプロケット12に対応して設けられて
いるものとする。また、搬送チェーン11は、図1の矢
印K、K方向に、上下に循環走行するものとする。
ン12a、補助軸12b、駆動チェーン12cを介し、
モータ12dに連結されている。ただし、モータ12
d、駆動チェーン12c、補助軸12bは、一対の上ス
プロケット12、12に共通に設けられ、伝導チェーン
12aは、各上スプロケット12に対応して設けられて
いるものとする。また、搬送チェーン11は、図1の矢
印K、K方向に、上下に循環走行するものとする。
【0019】各パレット装置20は、搬送チェーン1
1、11を連結するクロスバー21を介し、搬送チェー
ン11、11に揺動自在に吊下されている(図1、図
2)。
1、11を連結するクロスバー21を介し、搬送チェー
ン11、11に揺動自在に吊下されている(図1、図
2)。
【0020】パレット装置20は、クロスバー21と、
荷物Wを積載するパレット22と、水平辺23a、垂直
辺23bを有する補助リンク23と、一対の平行リンク
24、24とを備えてなり、補助リンク23には、ロッ
ク機構25が搭載されている。ただし、図2は、パレッ
ト装置20の片側のみを図示するものとし、パレット装
置20は、一対の搬送チェーン11、11に対応する左
右両側が対称に形成されているものとする。そこで、以
下の説明においては、特に必要でない限り、パレット装
置20の片側にのみ着目して記述する。また、パレット
装置20、20…は、搬送チェーン11、11の全長に
亘り、等ピッチで配設されているものとする。
荷物Wを積載するパレット22と、水平辺23a、垂直
辺23bを有する補助リンク23と、一対の平行リンク
24、24とを備えてなり、補助リンク23には、ロッ
ク機構25が搭載されている。ただし、図2は、パレッ
ト装置20の片側のみを図示するものとし、パレット装
置20は、一対の搬送チェーン11、11に対応する左
右両側が対称に形成されているものとする。そこで、以
下の説明においては、特に必要でない限り、パレット装
置20の片側にのみ着目して記述する。また、パレット
装置20、20…は、搬送チェーン11、11の全長に
亘り、等ピッチで配設されているものとする。
【0021】クロスバー21は、その先端を搬送チェー
ン11の連結ピン11aに対して外側から嵌合すること
により、搬送チェーン11、11の間に配設されてい
る。また、補助リンク23は、その曲り部をクロスバー
21が貫通することにより、クロスバー21に対して揺
動自在に装着されている。一方の平行リンク24の上端
は、クロスバー21に対して揺動自在に連結され、他方
の平行リンク24の上端は、ピン24bを介し、補助リ
ンク23の水平辺23aの先端に回転自在に連結されて
いる。平行リンク24、24の各下端は、パレット22
の側部に回転自在に連結されている。なお、平行リンク
24、24は、互いに同長であり、したがって、補助リ
ンク23の水平辺23a、平行リンク24、24、パレ
ット24は、全体として平行四辺形となり、クロスバー
21を回転対偶とする4節リンク機構を形成しているも
のとする。
ン11の連結ピン11aに対して外側から嵌合すること
により、搬送チェーン11、11の間に配設されてい
る。また、補助リンク23は、その曲り部をクロスバー
21が貫通することにより、クロスバー21に対して揺
動自在に装着されている。一方の平行リンク24の上端
は、クロスバー21に対して揺動自在に連結され、他方
の平行リンク24の上端は、ピン24bを介し、補助リ
ンク23の水平辺23aの先端に回転自在に連結されて
いる。平行リンク24、24の各下端は、パレット22
の側部に回転自在に連結されている。なお、平行リンク
24、24は、互いに同長であり、したがって、補助リ
ンク23の水平辺23a、平行リンク24、24、パレ
ット24は、全体として平行四辺形となり、クロスバー
21を回転対偶とする4節リンク機構を形成しているも
のとする。
【0022】ロック機構25は、揺動片25aと、揺動
片25aの一端に連結するロックピン25bと、揺動片
25aの他端に連結するロッド25cとを備えてなり
(図2、図3)、揺動片25aは、その中央部におい
て、補助リンク23の垂直辺23bに突設するブラケッ
ト25dにピン結合されている。ロッド25cには、圧
縮ばね25eが装着され、また、ロッド25cの先端部
は、垂直辺23bに設けた孔23b1 に摺動自在に挿入
されている。なお、一方の平行リンク24の中央部に
は、舌片24aが突設され、ロックピン25bは、垂直
辺23bに設けた孔23b2 を貫通した上、舌片24a
に形成する孔24a1 に摺動自在に挿入されている。
片25aの一端に連結するロックピン25bと、揺動片
25aの他端に連結するロッド25cとを備えてなり
(図2、図3)、揺動片25aは、その中央部におい
て、補助リンク23の垂直辺23bに突設するブラケッ
ト25dにピン結合されている。ロッド25cには、圧
縮ばね25eが装着され、また、ロッド25cの先端部
は、垂直辺23bに設けた孔23b1 に摺動自在に挿入
されている。なお、一方の平行リンク24の中央部に
は、舌片24aが突設され、ロックピン25bは、垂直
辺23bに設けた孔23b2 を貫通した上、舌片24a
に形成する孔24a1 に摺動自在に挿入されている。
【0023】ロッド25cの上端部には、第1のガイド
ローラ26が軸着されており、また、ロッド25cに
は、短軸25f1 を介し、ガイドローラ25fが横向き
に軸着されている。また、一方の平行リンク24の下端
には、パレット22の側部に突設するようにして、第2
のガイドローラ27が軸着されている。ここで、第1の
ガイドローラ26は、第2のガイドローラ27よりも、
十分高く位置しているものとする。
ローラ26が軸着されており、また、ロッド25cに
は、短軸25f1 を介し、ガイドローラ25fが横向き
に軸着されている。また、一方の平行リンク24の下端
には、パレット22の側部に突設するようにして、第2
のガイドローラ27が軸着されている。ここで、第1の
ガイドローラ26は、第2のガイドローラ27よりも、
十分高く位置しているものとする。
【0024】ロック機構25のロックピン25bは、平
行リンク24の孔24a1 に先端を挿入することによ
り、補助リンク23と平行リンク24、24の相対角度
を固定してロックすることができる。そこで、パレット
装置20は、補助リンク23の水平辺23a、パレット
22が水平となるように、平行リンク24、24の垂下
角度θを定め(図1)、ロック装置25は、この位置で
垂下角度θを固定することができる。また、ロックピン
25bは、ガイドローラ25fを介し、圧縮ばね25e
に抗してロッド25cを押し込むことにより、孔24a
1 から抜去してロック機構25を解放することができ
る。
行リンク24の孔24a1 に先端を挿入することによ
り、補助リンク23と平行リンク24、24の相対角度
を固定してロックすることができる。そこで、パレット
装置20は、補助リンク23の水平辺23a、パレット
22が水平となるように、平行リンク24、24の垂下
角度θを定め(図1)、ロック装置25は、この位置で
垂下角度θを固定することができる。また、ロックピン
25bは、ガイドローラ25fを介し、圧縮ばね25e
に抗してロッド25cを押し込むことにより、孔24a
1 から抜去してロック機構25を解放することができ
る。
【0025】上スプロケット12の下方には、ガイドデ
ィスク31と、一対の湾曲したガイド32、33とから
なる上部揺れ止め装置30が配設されている(図1、図
4)。
ィスク31と、一対の湾曲したガイド32、33とから
なる上部揺れ止め装置30が配設されている(図1、図
4)。
【0026】ガイドディスク31は、外周部に複数の凹
部31a、31a…を有する円板である。ガイドディス
ク31には、補助スプロケット31bが一体に形成され
(図4、図5)、ガイドディスク31と補助スプロケッ
ト31bとは、短い軸31cを介し、上スプロケット1
2の直下に軸着されている。補助スプロケット31b
は、搬送チェーン11に対し、その上行側と下行側との
双方に係合しており、したがって、ガイドディスク31
は、上スプロケット12と同期回転することができる。
部31a、31a…を有する円板である。ガイドディス
ク31には、補助スプロケット31bが一体に形成され
(図4、図5)、ガイドディスク31と補助スプロケッ
ト31bとは、短い軸31cを介し、上スプロケット1
2の直下に軸着されている。補助スプロケット31b
は、搬送チェーン11に対し、その上行側と下行側との
双方に係合しており、したがって、ガイドディスク31
は、上スプロケット12と同期回転することができる。
【0027】特定のパレット装置20のクロスバー21
が上スプロケット12の位置に到達すると(図4)、そ
のパレット装置20の第1のガイドローラ26は、ガイ
ドディスク31の凹部31aに係合し、その後、クロス
バー21が上スプロケット12の上半部(図4の領域
(A1 +A2 )をいう、以下同じ)を進行するに伴い、
第1のガイドローラ26が、凹部31aに係合したまま
軸31cのまわりを(1/2)周するように、上スプロ
ケット12とガイドディスク31との相対関係を定めて
あるものとする。なお、このとき、パレット装置20
は、ロック機構25により、補助リンク23の水平辺2
3a、パレット22が水平となるように、平行リンク2
4、24の垂下角度θがロックされている。
が上スプロケット12の位置に到達すると(図4)、そ
のパレット装置20の第1のガイドローラ26は、ガイ
ドディスク31の凹部31aに係合し、その後、クロス
バー21が上スプロケット12の上半部(図4の領域
(A1 +A2 )をいう、以下同じ)を進行するに伴い、
第1のガイドローラ26が、凹部31aに係合したまま
軸31cのまわりを(1/2)周するように、上スプロ
ケット12とガイドディスク31との相対関係を定めて
あるものとする。なお、このとき、パレット装置20
は、ロック機構25により、補助リンク23の水平辺2
3a、パレット22が水平となるように、平行リンク2
4、24の垂下角度θがロックされている。
【0028】搬送チェーン11の上行側、下行側の各両
側には、ガイドディスク31、補助スプロケット31b
の両側を除いて、それぞれガイド14a、14b、14
bが配設されている。そこで、第1のガイドローラ26
は、搬送チェーン11の直線走行経路においては、それ
ぞれガイド14a、14b、14bによって、左右の偏
移が拘束されているものとする。
側には、ガイドディスク31、補助スプロケット31b
の両側を除いて、それぞれガイド14a、14b、14
bが配設されている。そこで、第1のガイドローラ26
は、搬送チェーン11の直線走行経路においては、それ
ぞれガイド14a、14b、14bによって、左右の偏
移が拘束されているものとする。
【0029】ガイド32、33は、それぞれ、ガイド片
32a、32b、ガイド片33a、33bからなり、ガ
イド32、33の各両端部は、やや外側に開くように形
成されている。ガイド32、33は、それぞれ、クロス
バー21が、上スプロケット12に到達する直前の直線
部分と片側の上四半部(図4の領域A1をいう、以下同
じ)とを進行するとき、または、上スプロケット12の
別の片側の上四半部(同図の領域A2 をいう、以下同
じ)と上スプロケット12から離れた直後の直線部分と
を進行するとき、パレット装置20の第2のガイドロー
ラ27の進行軌跡に合わせ、湾曲させて配設されてい
る。なお、ガイド32、33は、ガイド14a、14
b、14bとともに、フレームFに取り付けられている
が(図5)、その高さは、第2のガイドローラ27の位
置に適合するように、第1のガイドローラ26に対応す
るガイド14a、14b、14bとは異なる高さとなっ
ている。
32a、32b、ガイド片33a、33bからなり、ガ
イド32、33の各両端部は、やや外側に開くように形
成されている。ガイド32、33は、それぞれ、クロス
バー21が、上スプロケット12に到達する直前の直線
部分と片側の上四半部(図4の領域A1をいう、以下同
じ)とを進行するとき、または、上スプロケット12の
別の片側の上四半部(同図の領域A2 をいう、以下同
じ)と上スプロケット12から離れた直後の直線部分と
を進行するとき、パレット装置20の第2のガイドロー
ラ27の進行軌跡に合わせ、湾曲させて配設されてい
る。なお、ガイド32、33は、ガイド14a、14
b、14bとともに、フレームFに取り付けられている
が(図5)、その高さは、第2のガイドローラ27の位
置に適合するように、第1のガイドローラ26に対応す
るガイド14a、14b、14bとは異なる高さとなっ
ている。
【0030】下スプロケット13の下方には、ガイドデ
ィスク41と、ガイド14cとを主要部材とする下部揺
れ止め装置40が配設されている(図1、図6)。
ィスク41と、ガイド14cとを主要部材とする下部揺
れ止め装置40が配設されている(図1、図6)。
【0031】ガイドディスク41は、外周部に複数の凹
部41a、41a…を有する円板であり、軸41bを介
し、下スプロケット13の直下に取り付けられている
(図6、図7)。軸41bは、軸受41cを介してフレ
ームFを貫通しており、その後端部には、補助スプロケ
ット41dが装着されている。一方、下スプロケット1
3は、軸13aに取り付けられ、軸13aは、軸受13
bを介してフレームFを貫通し、その後端部には、補助
スプロケット13cが取り付けられている。また、補助
スプロケット13c、41d間には、伝導チェーン41
eが掛け渡されている。そこで、ガイドディスク41
は、下スプロケット13と同期回転することができる。
部41a、41a…を有する円板であり、軸41bを介
し、下スプロケット13の直下に取り付けられている
(図6、図7)。軸41bは、軸受41cを介してフレ
ームFを貫通しており、その後端部には、補助スプロケ
ット41dが装着されている。一方、下スプロケット1
3は、軸13aに取り付けられ、軸13aは、軸受13
bを介してフレームFを貫通し、その後端部には、補助
スプロケット13cが取り付けられている。また、補助
スプロケット13c、41d間には、伝導チェーン41
eが掛け渡されている。そこで、ガイドディスク41
は、下スプロケット13と同期回転することができる。
【0032】パレット装置20のクロスバー21が下ス
プロケット13の位置に到達するとき(図6の実線)、
そのパレット装置20の第1のガイドローラ26は、ガ
イドディスク41の凹部41aに係合する。また、その
後、クロスバー21が下スプロケット13の下半部(同
図の領域Bをいう、以下同じ)を進行するとき、第1の
ガイドローラ26は、凹部41aに係合したまま、軸4
1bのまわりを(1/2)周するように、下スプロケッ
ト13とガイドディスク41との相対関係を定めてある
ものとする。
プロケット13の位置に到達するとき(図6の実線)、
そのパレット装置20の第1のガイドローラ26は、ガ
イドディスク41の凹部41aに係合する。また、その
後、クロスバー21が下スプロケット13の下半部(同
図の領域Bをいう、以下同じ)を進行するとき、第1の
ガイドローラ26は、凹部41aに係合したまま、軸4
1bのまわりを(1/2)周するように、下スプロケッ
ト13とガイドディスク41との相対関係を定めてある
ものとする。
【0033】ガイド14cは、ガイドディスク41の下
半部を囲うようにして配設されている。ガイド14c
は、ガイド14a、14aを下方に延長し、ガイドディ
スク41の外周に沿って湾曲させ、両者を連結すること
によって形成されている。また、下スプロケット13と
ガイドディスク41との間にも、第1のガイドローラ2
6をガイドするために、短いガイド14b、14bが付
設されている。
半部を囲うようにして配設されている。ガイド14c
は、ガイド14a、14aを下方に延長し、ガイドディ
スク41の外周に沿って湾曲させ、両者を連結すること
によって形成されている。また、下スプロケット13と
ガイドディスク41との間にも、第1のガイドローラ2
6をガイドするために、短いガイド14b、14bが付
設されている。
【0034】ガイドディスク41の近傍には、搬送チェ
ーン11の上行側と平行するようにして、短い補助ガイ
ド42が配設されている。補助ガイド42は、パレット
装置20のクロスバー21が、下スプロケット13の下
半部を通過し、第1のガイドローラ26がガイドディス
ク41の凹部41aから抜け出る直前から、クロスバー
11が下スプロケット13の上方に移動し、第1のガイ
ドローラ26が下スプロケット13の位置を通過するま
での間において、第2のガイドローラ27が、慣性力に
より、図6において左方に偏移することを抑制するため
のものである。ただし、補助ガイド42は、第1のガイ
ドローラ26が、ガイド14c、14aと、ガイドディ
スク41の凹部41aとにより、その進行方向を適正に
規制されている限り、必らずしも必要なものではない。
ーン11の上行側と平行するようにして、短い補助ガイ
ド42が配設されている。補助ガイド42は、パレット
装置20のクロスバー21が、下スプロケット13の下
半部を通過し、第1のガイドローラ26がガイドディス
ク41の凹部41aから抜け出る直前から、クロスバー
11が下スプロケット13の上方に移動し、第1のガイ
ドローラ26が下スプロケット13の位置を通過するま
での間において、第2のガイドローラ27が、慣性力に
より、図6において左方に偏移することを抑制するため
のものである。ただし、補助ガイド42は、第1のガイ
ドローラ26が、ガイド14c、14aと、ガイドディ
スク41の凹部41aとにより、その進行方向を適正に
規制されている限り、必らずしも必要なものではない。
【0035】搬送チェーン11の上行側、下行側には、
それぞれ、パレット振出し装置50、60が配設されて
いる(図1)。ただし、パレット振出し装置50、60
を配設する高さ位置は、任意に定めてよいものとする。
それぞれ、パレット振出し装置50、60が配設されて
いる(図1)。ただし、パレット振出し装置50、60
を配設する高さ位置は、任意に定めてよいものとする。
【0036】上行側のパレット振出し装置50は、直線
ガイド51と、直進路52a、分岐路52bを有する分
岐ガイド52と、アンロックレール53とを主要部材と
してなる(図8)。
ガイド51と、直進路52a、分岐路52bを有する分
岐ガイド52と、アンロックレール53とを主要部材と
してなる(図8)。
【0037】直線ガイド51は、ガイド14a、14b
を兼用するものとし、搬送チェーン11に沿って、パレ
ット装置20の第1のガイドローラ26を直進させるこ
とができる。一方、分岐ガイド52は、搬送チェーン1
1、直線ガイド51に平行する直進路52aと、直進路
52aに対して山形に搬送チェーン11の外側に湾曲す
る分岐路52bとの他に、下側の入口路52c、上側の
出口路52dを有し、パレット装置20の第2のガイド
ローラ27を案内することができる。また、入口路52
cと直進路52aとの接続部には、シリンダ52e1 に
よって、固定ピン52e2 のまわりに回転する開閉蓋5
2eが配設されており、分岐路52bの入口側、出口側
には、それぞれ、シリンダ52f1 、52g1 によって
固定ピン52f2 、52g2 のまわりに回転し、直線ガ
イド51を斜めに横断する切換路52f、52gが配設
されている。
を兼用するものとし、搬送チェーン11に沿って、パレ
ット装置20の第1のガイドローラ26を直進させるこ
とができる。一方、分岐ガイド52は、搬送チェーン1
1、直線ガイド51に平行する直進路52aと、直進路
52aに対して山形に搬送チェーン11の外側に湾曲す
る分岐路52bとの他に、下側の入口路52c、上側の
出口路52dを有し、パレット装置20の第2のガイド
ローラ27を案内することができる。また、入口路52
cと直進路52aとの接続部には、シリンダ52e1 に
よって、固定ピン52e2 のまわりに回転する開閉蓋5
2eが配設されており、分岐路52bの入口側、出口側
には、それぞれ、シリンダ52f1 、52g1 によって
固定ピン52f2 、52g2 のまわりに回転し、直線ガ
イド51を斜めに横断する切換路52f、52gが配設
されている。
【0038】なお、分岐路52bの頂部付近には、荷物
Wを図8の矢印K1 方向に搬入し、パレット装置20の
パレット22上に荷物Wを移載する搬入装置CW1 が配
設されている。
Wを図8の矢印K1 方向に搬入し、パレット装置20の
パレット22上に荷物Wを移載する搬入装置CW1 が配
設されている。
【0039】アンロックレール53は、直線ガイド51
に沿って配設されている。アンロックレール53は、パ
レット装置20のロック機構25に含まれるガイドロー
ラ25fに対応しており(図8、図9)、その前面の両
端部には、斜面53a、53aが形成されている。アン
ロックレール53の上端部は、固定ピン53bによって
回転自在に位置決めされており、また、下端部は、短い
シリンダ53cにより、前後に駆動することができる。
に沿って配設されている。アンロックレール53は、パ
レット装置20のロック機構25に含まれるガイドロー
ラ25fに対応しており(図8、図9)、その前面の両
端部には、斜面53a、53aが形成されている。アン
ロックレール53の上端部は、固定ピン53bによって
回転自在に位置決めされており、また、下端部は、短い
シリンダ53cにより、前後に駆動することができる。
【0040】パレット振出し装置50は、シリンダ52
e1 、52f1、52g1 のすべてを短縮し、開閉蓋5
2e、切換路52f、52gを図8の二点鎖線の状態に
して待機する。また、このとき、シリンダ53cも短縮
し、アンロックレール53も、後退させておく(図9の
二点鎖線)。
e1 、52f1、52g1 のすべてを短縮し、開閉蓋5
2e、切換路52f、52gを図8の二点鎖線の状態に
して待機する。また、このとき、シリンダ53cも短縮
し、アンロックレール53も、後退させておく(図9の
二点鎖線)。
【0041】パレット装置20は、搬送チェーン11に
より、パレット振出し装置50の下方から上昇して来る
が、そのとき、パレット装置20は、ロック機構25に
より、平行リンク24、24の垂下角度θがロックされ
ているから、第1のガイドローラ26は、ガイド14
a、14b、直線ガイド51により、搬送チェーン11
に沿って直線的に進行することができる。一方、第2の
ガイドローラ27は、入口路52cに入り込み、直進路
52aを経て、出口路52dから上方に抜け出ることが
でき、したがって、このとき、パレット装置20は、パ
レット振出し装置50をそのまま下から上に通過するこ
とができる。
より、パレット振出し装置50の下方から上昇して来る
が、そのとき、パレット装置20は、ロック機構25に
より、平行リンク24、24の垂下角度θがロックされ
ているから、第1のガイドローラ26は、ガイド14
a、14b、直線ガイド51により、搬送チェーン11
に沿って直線的に進行することができる。一方、第2の
ガイドローラ27は、入口路52cに入り込み、直進路
52aを経て、出口路52dから上方に抜け出ることが
でき、したがって、このとき、パレット装置20は、パ
レット振出し装置50をそのまま下から上に通過するこ
とができる。
【0042】一方、第1のガイドローラ26が切換路5
2fの位置を通過した後、第2のガイドローラ27が開
閉蓋52eの位置に到達するまでに、シリンダ52e1
、52f1 を伸長して、開閉蓋52eを閉じるととも
に、切換路52fを入口路52cに接続し(図8の実
線)、さらに、シリンダ53cを伸長してアンロックレ
ール53を前進させると(図9の実線)、アンロックレ
ール53は、ガイドローラ25fが斜面53aを介して
乗り上げることにより、圧縮ばね25eに抗してロッド
25cを押し、ロックピン25bを孔24a1 から抜去
させることができるから、ロック機構25を解放するこ
とができる。また、第2のガイドローラ27は、入口路
52cに進入すると、開閉蓋52eによって進行方向を
曲げられ、切換路52fを経由して分岐路52bに沿っ
て進行することができる。すなわち、パレット装置20
は、平行リンク24、24の垂下角度θが変更され、パ
レット22を大きく外側に振り出すことができるから
(図8)、搬送装置CW1 は、そのようにして振り出さ
れたパレット22に対し、荷物Wを移載することができ
る。
2fの位置を通過した後、第2のガイドローラ27が開
閉蓋52eの位置に到達するまでに、シリンダ52e1
、52f1 を伸長して、開閉蓋52eを閉じるととも
に、切換路52fを入口路52cに接続し(図8の実
線)、さらに、シリンダ53cを伸長してアンロックレ
ール53を前進させると(図9の実線)、アンロックレ
ール53は、ガイドローラ25fが斜面53aを介して
乗り上げることにより、圧縮ばね25eに抗してロッド
25cを押し、ロックピン25bを孔24a1 から抜去
させることができるから、ロック機構25を解放するこ
とができる。また、第2のガイドローラ27は、入口路
52cに進入すると、開閉蓋52eによって進行方向を
曲げられ、切換路52fを経由して分岐路52bに沿っ
て進行することができる。すなわち、パレット装置20
は、平行リンク24、24の垂下角度θが変更され、パ
レット22を大きく外側に振り出すことができるから
(図8)、搬送装置CW1 は、そのようにして振り出さ
れたパレット22に対し、荷物Wを移載することができ
る。
【0043】その後、第1のガイドローラ26が切換路
52gの位置を通過したら、シリンダ52g1 を伸長
し、切換路52gを介して分岐路52bを出口路52d
に接続する。これにより、第2のガイドローラ27は、
分岐路52b、切換路52g、出口路52dを介して上
方に抜け出ることができ、これに従って、平行リンク2
4、24の垂下角度θも、元の正規の状態に復帰する。
なお、ロック機構25は、ガイドローラ25fがアンロ
ックレール53から外れ、しかも、平行リンク24、2
4が正規の垂下角度θに復帰してロックピン25bと孔
24a1 とが一致したときに、圧縮ばね25eによって
自動的にロック状態に復帰することができる。また、シ
リンダ52e1 、52f1 は、第2のガイドローラ27
が切換路52fを通過した後に短縮させればよく、シリ
ンダ52g1 は、第2のガイドローラ27が切換路52
gを通過した後に短縮させればよい。また、シリンダ5
3cは、シリンダ52g1 と同時に短縮させれば十分で
ある。
52gの位置を通過したら、シリンダ52g1 を伸長
し、切換路52gを介して分岐路52bを出口路52d
に接続する。これにより、第2のガイドローラ27は、
分岐路52b、切換路52g、出口路52dを介して上
方に抜け出ることができ、これに従って、平行リンク2
4、24の垂下角度θも、元の正規の状態に復帰する。
なお、ロック機構25は、ガイドローラ25fがアンロ
ックレール53から外れ、しかも、平行リンク24、2
4が正規の垂下角度θに復帰してロックピン25bと孔
24a1 とが一致したときに、圧縮ばね25eによって
自動的にロック状態に復帰することができる。また、シ
リンダ52e1 、52f1 は、第2のガイドローラ27
が切換路52fを通過した後に短縮させればよく、シリ
ンダ52g1 は、第2のガイドローラ27が切換路52
gを通過した後に短縮させればよい。また、シリンダ5
3cは、シリンダ52g1 と同時に短縮させれば十分で
ある。
【0044】下行側のパレット振出し装置60は、直線
ガイド61と、分岐ガイド62と、アンロックレール6
3とを主要部材としてなる(図1、図10)。
ガイド61と、分岐ガイド62と、アンロックレール6
3とを主要部材としてなる(図1、図10)。
【0045】直線ガイド61は、ガイド14a、14b
を兼用するものとし、分岐ガイド62は、直進路62
a、分岐路62bの他に、上側の入口路62c、下側の
出口路62dを有し、入口路62cと直進路62aとの
接続部には、シリンダ62e1により固定ピン62e2
のまわりに回転する開閉蓋62eが配設されている。ア
ンロックレール63は、直線ガイド61に沿って配設さ
れており、アンロックレール53とほぼ同形であるが、
下端部を固定ピン63bによって回転自在に位置決め
し、上端部は、短いシリンダ63cにより、前後に駆動
することができる。なお、直線ガイド61、分岐ガイド
62、アンロックレール63は、それぞれ、パレット装
置20の第1のガイドローラ26、第2のガイドローラ
27、ガイドローラ25fに対応するものとする。ま
た、分岐路62bの頂部付近には、パレット装置20の
パレット22上の荷物Wを荷卸しし、図10の矢印K2
方向に外部に搬出する搬出装置CW2 が配設されてい
る。
を兼用するものとし、分岐ガイド62は、直進路62
a、分岐路62bの他に、上側の入口路62c、下側の
出口路62dを有し、入口路62cと直進路62aとの
接続部には、シリンダ62e1により固定ピン62e2
のまわりに回転する開閉蓋62eが配設されている。ア
ンロックレール63は、直線ガイド61に沿って配設さ
れており、アンロックレール53とほぼ同形であるが、
下端部を固定ピン63bによって回転自在に位置決め
し、上端部は、短いシリンダ63cにより、前後に駆動
することができる。なお、直線ガイド61、分岐ガイド
62、アンロックレール63は、それぞれ、パレット装
置20の第1のガイドローラ26、第2のガイドローラ
27、ガイドローラ25fに対応するものとする。ま
た、分岐路62bの頂部付近には、パレット装置20の
パレット22上の荷物Wを荷卸しし、図10の矢印K2
方向に外部に搬出する搬出装置CW2 が配設されてい
る。
【0046】パレット振出し装置60は、シリンダ62
e1 を伸長するときは(図10の二点鎖線)、パレット
装置20をそのまま上から下に通過させることができる
一方、シリンダ62e1 を短縮して開閉蓋62eを同図
の実線位置に駆動し、シリンダ63cを伸長して、アン
ロックレール63を前進させることにより、パレット装
置20のパレット22を搬送チェーン11の外側に大き
く振り出すことができる(同図)。アンロックレール6
3は、アンロックレール53と同様に作動して、分岐ガ
イド62の入口部分においてロック機構25を解放し、
分岐ガイド62は、分岐ガイド52と同様に、第2のガ
イドローラ27の進行経路を偏移させ、平行リンク2
4、24の垂下角度θを変更することができるからであ
る。そこで、搬出装置CW2 により、パレット22上の
荷物Wを外部に搬出することができる。
e1 を伸長するときは(図10の二点鎖線)、パレット
装置20をそのまま上から下に通過させることができる
一方、シリンダ62e1 を短縮して開閉蓋62eを同図
の実線位置に駆動し、シリンダ63cを伸長して、アン
ロックレール63を前進させることにより、パレット装
置20のパレット22を搬送チェーン11の外側に大き
く振り出すことができる(同図)。アンロックレール6
3は、アンロックレール53と同様に作動して、分岐ガ
イド62の入口部分においてロック機構25を解放し、
分岐ガイド62は、分岐ガイド52と同様に、第2のガ
イドローラ27の進行経路を偏移させ、平行リンク2
4、24の垂下角度θを変更することができるからであ
る。そこで、搬出装置CW2 により、パレット22上の
荷物Wを外部に搬出することができる。
【0047】すなわち、パレット振出し装置50、60
の分岐ガイド52、62は、それぞれ、パレット装置2
0の第2のガイドローラ27を、直進路52a、62a
と分岐路52b、62bとに切り換えて進行させ、必要
に応じ、パレット22を搬送チェーン11の直線走行経
路の外側に大きく偏移させ、直線走行経路の任意の途中
位置において、荷物Wの搬出入をさせることができる。
の分岐ガイド52、62は、それぞれ、パレット装置2
0の第2のガイドローラ27を、直進路52a、62a
と分岐路52b、62bとに切り換えて進行させ、必要
に応じ、パレット22を搬送チェーン11の直線走行経
路の外側に大きく偏移させ、直線走行経路の任意の途中
位置において、荷物Wの搬出入をさせることができる。
【0048】いま、特定のパレット装置20が搬送チェ
ーン11の上行側を移動し、そのクロスバー21が上ス
プロケット12に到達すると(図4)、そのとき、第1
のガイドローラ26は、ガイドディスク31の凹部31
aに係合し、第2のガイドローラ27は、ガイド32に
進入している。
ーン11の上行側を移動し、そのクロスバー21が上ス
プロケット12に到達すると(図4)、そのとき、第1
のガイドローラ26は、ガイドディスク31の凹部31
aに係合し、第2のガイドローラ27は、ガイド32に
進入している。
【0049】その後、クロスバー21が上スプロケット
12の上半部を進行すると、第1のガイドローラ26
は、凹部31aに係合したまま、ガイドディスク31と
ともに軸31cのまわりを(1/2)周し、また、第2
のガイドローラ27は、ガイド32を通り抜け、ガイド
33に進入する。このとき、第1のガイドローラ26
は、ガイドディスク31の頂部付近においては、凹部3
1aにより、左右方向の不要な動きを拘束される一方、
第2のガイドローラ27は、ガイド32、33の内部を
進行することにより、正規の進行軌跡以外の方向への不
要な動きを拘束されているから、パレット装置20は、
クロスバー21が上スプロケット12の上半部を進行す
る全行程について、その揺れを有効に阻止することがで
き、安定に進行することができる。
12の上半部を進行すると、第1のガイドローラ26
は、凹部31aに係合したまま、ガイドディスク31と
ともに軸31cのまわりを(1/2)周し、また、第2
のガイドローラ27は、ガイド32を通り抜け、ガイド
33に進入する。このとき、第1のガイドローラ26
は、ガイドディスク31の頂部付近においては、凹部3
1aにより、左右方向の不要な動きを拘束される一方、
第2のガイドローラ27は、ガイド32、33の内部を
進行することにより、正規の進行軌跡以外の方向への不
要な動きを拘束されているから、パレット装置20は、
クロスバー21が上スプロケット12の上半部を進行す
る全行程について、その揺れを有効に阻止することがで
き、安定に進行することができる。
【0050】同様に、特定のパレット装置20のクロス
バー21が下スプロケット13に到達すると(図6の実
線)、第1のガイドローラ26は、ガイドディスク41
の凹部41aに係合する。第1のガイドローラ26は、
以後、クロスバー21が下スプロケット13の下半部を
進行する間は、その全行程について、凹部41aとガイ
ド14cとにより、不要な動きを阻止された状態にあ
り、したがって、パレット装置20は、この間を安定に
進行することが可能である。
バー21が下スプロケット13に到達すると(図6の実
線)、第1のガイドローラ26は、ガイドディスク41
の凹部41aに係合する。第1のガイドローラ26は、
以後、クロスバー21が下スプロケット13の下半部を
進行する間は、その全行程について、凹部41aとガイ
ド14cとにより、不要な動きを阻止された状態にあ
り、したがって、パレット装置20は、この間を安定に
進行することが可能である。
【0051】一方、上行側のパレット振出し装置50
は、パレット装置20が下から上に移動するとき、パレ
ット22を、搬送チェーン11に沿って垂下した状態の
ままに保つか、搬送チェーン11の外側に大きく偏移さ
せるかを切り換えることができる。すなわち、パレット
振出し装置50は、たとえば、パレット22に荷物Wを
積載したパレット装置20については前者をとり、荷物
Wを積載しないパレット装置20については後者をとる
ように、その搬送形態を切り換えることができ、必要に
応じ、外部に設ける搬入装置CW1 によって、荷物Wを
自動搬入させることが可能である。
は、パレット装置20が下から上に移動するとき、パレ
ット22を、搬送チェーン11に沿って垂下した状態の
ままに保つか、搬送チェーン11の外側に大きく偏移さ
せるかを切り換えることができる。すなわち、パレット
振出し装置50は、たとえば、パレット22に荷物Wを
積載したパレット装置20については前者をとり、荷物
Wを積載しないパレット装置20については後者をとる
ように、その搬送形態を切り換えることができ、必要に
応じ、外部に設ける搬入装置CW1 によって、荷物Wを
自動搬入させることが可能である。
【0052】下行側のパレット振出し装置60は、同様
に、上から下に移動するパレット装置20に対し、その
パレット22をそのまま通過させるか、搬送チェーン1
1の外側に大きく偏移させるかを切り換えることがで
き、後者の場合には、搬出装置CW2 により、荷物Wの
自動搬出を実行させることができる。
に、上から下に移動するパレット装置20に対し、その
パレット22をそのまま通過させるか、搬送チェーン1
1の外側に大きく偏移させるかを切り換えることがで
き、後者の場合には、搬出装置CW2 により、荷物Wの
自動搬出を実行させることができる。
【0053】以上の説明において、上部揺れ止め装置3
0、下部揺れ止め装置40、パレット振出し装置50、
60は、必らずしも、これらのすべてを装備する必要は
なく、そのうちの任意の1または2以上を装備するよう
にしてもよい。特に、パレット振出し装置50、60を
使用しないときは、パレット装置20は、各側部に、第
1のガイドローラ26、第2のガイドローラ27を配設
する単純なものでよく(図11)、補助リンク23、平
行リンク24、24、ロック機構25等を省略すること
が可能である。
0、下部揺れ止め装置40、パレット振出し装置50、
60は、必らずしも、これらのすべてを装備する必要は
なく、そのうちの任意の1または2以上を装備するよう
にしてもよい。特に、パレット振出し装置50、60を
使用しないときは、パレット装置20は、各側部に、第
1のガイドローラ26、第2のガイドローラ27を配設
する単純なものでよく(図11)、補助リンク23、平
行リンク24、24、ロック機構25等を省略すること
が可能である。
【0054】また、一般に、第2のガイドローラ27
は、ガイド32、33や、分岐ガイド52、62との対
応関係を満たす限り、図2、図11に拘らず、その配設
位置は任意に定めてよい。たとえば、適当な補助部材を
介することにより、パレット22や平行リンク24から
離れた位置に配設することも可能である。
は、ガイド32、33や、分岐ガイド52、62との対
応関係を満たす限り、図2、図11に拘らず、その配設
位置は任意に定めてよい。たとえば、適当な補助部材を
介することにより、パレット22や平行リンク24から
離れた位置に配設することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、補助リンクと一対の平行リンクとを介
してパレットをクロスバーから水平に吊下し、ロック機
構、第1のガイドローラ、第2のガイドローラを設ける
ことによって、ロック機構を解放し、第1のガイドロー
ラを拘束しながら第2のガイドローラを偏移させれば、
パレットは、それを水平に保ったまま、搬送チェーンの
外側に大きく振り出すことが可能であるから、搬送チェ
ーンの直線走行経路の任意の途中位置においても、容易
に荷物の搬出入を実現することができるという優れた効
果がある。
1発明によれば、補助リンクと一対の平行リンクとを介
してパレットをクロスバーから水平に吊下し、ロック機
構、第1のガイドローラ、第2のガイドローラを設ける
ことによって、ロック機構を解放し、第1のガイドロー
ラを拘束しながら第2のガイドローラを偏移させれば、
パレットは、それを水平に保ったまま、搬送チェーンの
外側に大きく振り出すことが可能であるから、搬送チェ
ーンの直線走行経路の任意の途中位置においても、容易
に荷物の搬出入を実現することができるという優れた効
果がある。
【0056】第2発明、第3発明によれば、パレット装
置が上スプロケットの上半部、下スプロケットの下半部
に沿って進行するときに、その揺れを有効に防止するこ
とができ、第4発明によれば、第1発明に係るパレット
装置のパレットを、搬送チェーンの外側に大きく振り出
し、搬送チェーンの直線走行経路の途中において、荷物
の搬入装置、搬出装置と容易に組み合わせることができ
るという効果がある。
置が上スプロケットの上半部、下スプロケットの下半部
に沿って進行するときに、その揺れを有効に防止するこ
とができ、第4発明によれば、第1発明に係るパレット
装置のパレットを、搬送チェーンの外側に大きく振り出
し、搬送チェーンの直線走行経路の途中において、荷物
の搬入装置、搬出装置と容易に組み合わせることができ
るという効果がある。
【0057】第5発明によれば、上スプロケット、下ス
プロケットの位置において、パレット装置に有害な揺れ
が発生せず、しかも、任意の位置において荷物の搬出入
ができる高性能のシステムを簡単に構築することが可能
である。
プロケットの位置において、パレット装置に有害な揺れ
が発生せず、しかも、任意の位置において荷物の搬出入
ができる高性能のシステムを簡単に構築することが可能
である。
【図1】 全体構成模式図
【図2】 要部分解斜視図
【図3】 要部正面図
【図4】 要部側面説明図(1)
【図5】 図4のX−X線矢視断面図
【図6】 要部側面説明図(2)
【図7】 図6のY−Y線矢視断面図
【図8】 図1の要部拡大図(1)
【図9】 図8のZ矢視相当図
【図10】 図1の要部拡大図(2)
【図11】 他の実施例を示す要部斜視図
θ…垂下角度 11…搬送チェーン 12…上スプロケット 13…下スプロケット 14c…ガイド 20…パレット装置 21…クロスバー 22…パレット 23…補助リンク 23a…水平辺 24…平行リンク 25…ロック機構 26…第1のガイドローラ 27…第2のガイドローラ 30…上部揺れ止め装置 31…ガイドディスク 31a…凹部 32、33…ガイド 40…下部揺れ止め装置 41…ガイドディスク 41a…凹部 50、60…パレット振出し装置 51、61…直線ガイド 52、62…分岐ガイド 52a、62a…直進路 52b、62b…分岐路 53、63…アンロックレール
Claims (5)
- 【請求項1】 クロスバーと、パレットと、水平辺を有
する補助リンクを介して前記クロスバーから前記パレッ
トを水平に吊下する一対の平行リンクと、前記補助リン
クに搭載し、前記平行リンクの垂下角度を固定するロッ
ク機構と、前記補助リンクに付設する第1のガイドロー
ラと、前記パレットの側部に付設する第2のガイドロー
ラとを備えてなり、前記平行リンクとパレットと補助リ
ンクの水平辺とは、前記クロスバーを回転対偶とする4
節リンク機構を形成することを特徴とする垂直搬送チェ
ーンコンベヤのパレット装置。 - 【請求項2】 上スプロケットと同期回転し、外周部に
複数の凹部を有するガイドディスクと、該ガイドディス
クの下方に配設する一対のガイドとからなり、前記ガイ
ドディスクの凹部には、パレット装置のクロスバーが上
スプロケットの上半部を進行するとき、パレット装置の
側部に配設する第1のガイドローラが係合し、前記一対
のガイドは、それぞれ、パレット装置のクロスバーが上
スプロケットの片側の上四半部を進行するとき、パレッ
ト装置の側部に配設する第2のガイドローラの進行方向
を規制することを特徴とする垂直搬送チェーンコンベヤ
の上部揺れ止め装置。 - 【請求項3】 下スプロケットと同期回転し、外周部に
複数の凹部を有するガイドディスクと、該ガイドディス
クの下半部を囲むガイドとを備えてなり、パレット装置
のクロスバーが下スプロケットの下半部を進行すると
き、前記ガイドディスクの凹部には、パレット装置の側
部に配設する第1のガイドローラが係合し、前記ガイド
は、第1のガイドローラの進行方向を規制することを特
徴とする垂直搬送チェーンコンベヤの下部揺れ止め装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載のパレット装置と組み合わ
せ、搬送チェーンに沿って前記第1のガイドローラを直
進させる直線ガイドと、搬送チェーンに平行な直進路と
搬送チェーンの外側に湾曲する分岐路とを有し、前記第
2のガイドローラを前記直進路と分岐路とに切り換えて
進行させる分岐ガイドと、該分岐ガイドの入口部分にお
いて前記ロック機構を解放するアンロックレールとを備
えてなる垂直搬送チェーンコンベヤのパレット振出し装
置。 - 【請求項5】 上下に循環走行する一対の搬送チェーン
と、該搬送チェーンに吊下する請求項1記載のパレット
装置とを備えてなり、請求項2記載の上部揺れ止め装
置、請求項3記載の下部揺れ止め装置、請求項4記載の
パレット振出し装置の少なくともいずれかを付設するこ
とを特徴とする垂直搬送チェーンコンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27432291A JPH05116728A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 垂直搬送チエーンコンベヤのパレツト装置、揺れ止め装置、パレツト振出し装置と、それらを使用する垂直搬送チエーンコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27432291A JPH05116728A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 垂直搬送チエーンコンベヤのパレツト装置、揺れ止め装置、パレツト振出し装置と、それらを使用する垂直搬送チエーンコンベヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116728A true JPH05116728A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17540038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27432291A Pending JPH05116728A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 垂直搬送チエーンコンベヤのパレツト装置、揺れ止め装置、パレツト振出し装置と、それらを使用する垂直搬送チエーンコンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05116728A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101325468B1 (ko) * | 2012-09-13 | 2013-11-04 | (주)덕평물류 | 수직 반송기 및 이를 포함하는 수직 반송 시스템 |
JP6216020B1 (ja) * | 2016-10-28 | 2017-10-18 | 株式会社スカイ・テクノ | 物品移動装置 |
EP3704042A4 (en) * | 2017-11-03 | 2021-08-11 | Justoy Pty Limited | STORAGE DEVICE |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27432291A patent/JPH05116728A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101325468B1 (ko) * | 2012-09-13 | 2013-11-04 | (주)덕평물류 | 수직 반송기 및 이를 포함하는 수직 반송 시스템 |
WO2014042361A1 (ko) * | 2012-09-13 | 2014-03-20 | (주)덕평물류 | 수직 반송기 및 이를 포함하는 수직 반송 시스템 |
JP6216020B1 (ja) * | 2016-10-28 | 2017-10-18 | 株式会社スカイ・テクノ | 物品移動装置 |
EP3704042A4 (en) * | 2017-11-03 | 2021-08-11 | Justoy Pty Limited | STORAGE DEVICE |
AU2018360880B2 (en) * | 2017-11-03 | 2023-10-19 | Justoy Pty Limited | Storage apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6231293B1 (en) | Tipping device for emptying containers for piece goods | |
JPH05116728A (ja) | 垂直搬送チエーンコンベヤのパレツト装置、揺れ止め装置、パレツト振出し装置と、それらを使用する垂直搬送チエーンコンベヤ | |
JPH07304512A (ja) | 品物を排出するための選別装置 | |
JP2002505244A (ja) | 生産物の寸法分類輸送機構 | |
WO2000051919A1 (fr) | Dispositif et procede de transport de recipients | |
JP2000500412A (ja) | レールで拘束された搬送設備及び該搬送設備を運転する方法 | |
US3152682A (en) | Conveyor for selective dispatching of articles | |
GB2349860A (en) | Suspension conveyor system | |
US2796165A (en) | Automatic garment conveyor | |
JP2020015605A (ja) | 容器移載装置における内容物飛び出し防止機構 | |
JPS5943308Y2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2002193096A (ja) | 搬送装置 | |
JP3348986B2 (ja) | 倒立搬送を可能にしたコンベヤ装置 | |
NL8402283A (nl) | Transportinrichting. | |
JP4271983B2 (ja) | 物品搬送装置 | |
US799993A (en) | Conveyer. | |
JPH03238207A (ja) | ハンガー利用の搬送装置 | |
JP3180892B2 (ja) | 物品収納装置 | |
JPH0431890Y2 (ja) | ||
JPS5815365Y2 (ja) | 収穫物移送装置 | |
JPH05338530A (ja) | 被処理物の搬送方法ならびに搬送設備 | |
JPS63277109A (ja) | 昇降式貯留装置 | |
JPH0672518A (ja) | 荷積用コンベア | |
JP2001138900A (ja) | 固定循環式特殊索道装置 | |
JP2008230404A (ja) | パレットドーリのストッパープレート装置 |