JPH05116551A - 車両のトランスフア装置 - Google Patents

車両のトランスフア装置

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JPH05116551A
JPH05116551A JP27758991A JP27758991A JPH05116551A JP H05116551 A JPH05116551 A JP H05116551A JP 27758991 A JP27758991 A JP 27758991A JP 27758991 A JP27758991 A JP 27758991A JP H05116551 A JPH05116551 A JP H05116551A
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JP
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shaft
transfer
differential
output shaft
center differential
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JP27758991A
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Inventor
Yoshihiro Watanabe
嘉寛 渡辺
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の駆動方式の選択が容易で、かつセンタ
デフ等の交換も迅速かつ容易になしうる車両のトランス
ファ装置を提供する。 【構成】 トランスミッション4の出力軸に連結される
入力軸14と、前輪駆動軸29に連結される前輪側出力
軸24と、後輪駆動軸48に連結される後輪側出力軸4
0と、両出力軸14,40間に介装されたセンタデフ1
1 と、このセンタデフ131 の差動機能を制限する差
動制限装置12とを備えた構成において、エンジン1の
駆動力がトランスミッション4を介して入力軸14に入
力される入力部と、差動制限装置12と、センタデフ1
1 とが上記順序で同一軸線上に配置し、かつセンタデ
フ131 の入力軸25と後輪側出力軸26とを、これら
軸25,26に連結される軸43,41に対してそれぞ
れ軸線方向に摺動可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のトランスファ装
置に関し、特に種々の駆動方式に切替え可能で、かつセ
ンタデフアレンシャル装置等の構成要素の交換が容易な
トランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に4輪駆動車(4WD車)には、常
時4輪を駆動するフルタイム式と、通常は2輪のみを駆
動し、必要に応じて4輪を駆動するパートタイム式とが
ある。そしてパートタイム式の4輪駆動車においては、
駆動状態を2輪駆動状態または4輪駆動状態に切替える
2/4切替機構を備えたトランスファ装置を備えてお
り、フルタイム式の4輪駆動車においては、センタディ
ファレンシャル装置(以下「センタデフ」と略称する)
と、このセンタデフをロック状態またはフリー状態に切
替えるセンタデフ切替機構、さらにはセンタデフの差動
機能を制限する差動制限装置(LSD)等を含むトラン
スファ装置を備えている。
【0003】ところが、上記トランスファ装置の仕様、
すなわちパートタイム仕様とフルタイム仕様とを変更す
る場合、これらのパワートレインのレイアウトが互いに
異なるために、トランスミッションのケーシングを含め
て種々の部品が変更となり、これに伴い部品点数の増
加、管理工数の増加、部品コストの増加、車両への搭載
のための車体側部品の変更等、種々のマイナス要因があ
った。
【0004】そこで、実開平2−81956号公報に開
示されたトランスファ装置では、パートタイム仕様に対
しては、副減速機の出力軸に2/4切替センタデフロッ
ク機構部を配置し、フルタイム仕様に対しては前記2/
4切替センタデフロック機構部を配置して、パートタイ
ムとフルタイムとの仕様変更を行なうことにより、駆動
方式が異なるトランスファ仕様に対してトランスファケ
ーシングおよび他の部品の共用化を図るようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の開発
に際しては、種々の駆動方式(FF,FR,直結4W
D,センタデフ付き4WD等)についての検討がなさ
れ、また4輪駆動車にあっては、前輪側と後輪側とに対
するトルク配分比の異なるトランスファ装置を搭載し
て、走行特性をテストすることが行なわれている。
【0006】しかしながら、従来のトランスファ装置で
は、切替えうる駆動方式の種類にも制限があり、また、
例えば前輪側と後輪側とに対するトルク配分比を変えた
複数のセンタデフを用意しても、それを1台の試作車の
トランスファ装置に用いる場合は、それらの交換に長い
時間を要するのみでなく、交換が不可能な場合も生じ
る。
【0007】特に、トランスファ装置に、センタデフの
差動機能を制限する差動制限装置がセンタデフと並列に
組込まれている場合、センタデフの交換は容易でなかっ
た。そのため、従来は、互いに仕様を変えたトランスフ
ァ装置を搭載した複数台の試作車を用意しなければなら
ず、車両の開発に莫大な費用と長い期間とを要してい
た。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、種々の駆動方
式の選択が容易であり、かつセンタデフ等の交換も迅速
かつ容易になしうる車両のトランスファ装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による車両のトラ
ンスファ装置は、センタデフと、このセンタデフの差動
機能を制限する差動制限装置とを備えた構成において、
エンジンの駆動力がトランスミッションを介してトラン
スファ装置の入力軸に対して入力される入力部と、差動
制限装置と、センタディファレンシャル装置とが上記順
序で同一軸線上に配置されている。上記差動制限装置
は、内軸とこの内軸の外側に同軸的にかつ該内軸に対し
て相対回転可能に配置された円筒状外軸との間の差動を
制限する機能を有する。また、センタデフの入力軸は、
差動制限装置の円筒状外軸のさらに外側に同軸的に配置
された円筒状軸を介してトランスファ装置の入力軸に連
結される。センタデフの一方の出力軸はこのトランスフ
ァ装置の第1の出力軸(例えば前輪側出力軸)と兼用さ
れて差動制限装置側とは反対側に導出されている。さら
に、トランスファ装置の第2の出力軸(例えば後輪側出
力軸)は、このトランスファ装置の入力軸内を貫通し
て、センタデフ側とは反対側に導出され、センタデフの
他方の出力軸は差動制限装置の内軸を介してトランスフ
ァ装置の第2の出力軸に連結されていることを特徴とす
るものである。
【0010】また、本発明は、もう一つの態様におい
て、上記入力部と、差動制限装置と、センタデフとが上
記順序で同一軸線上に配置されているとともに、センタ
デフが交換可能に取付けられていることを特徴とするも
のである。
【0011】このため、センタデフの入力軸と、センタ
デフの差動制限装置側へ導出された出力軸とが、これら
軸に連結される軸部材に対して、差動制限装置側とは反
対側へ摺動可能に連結されるようになっている。
【0012】
【作用および効果】本発明によるトランスファ装置は、
エンジンの駆動力がトランスミッションを介してトラン
スファ入力軸に対して入力される入力部と、差動制限装
置と、センタデフとが上記順序で同一軸線上に配置され
ているとともに、上記センタデフの入力軸が差動制限装
置の円筒状外軸の外側に同軸的に配された円筒状軸を介
してトランスファ入力軸に連結され、センタデフの第1
の出力軸が第1のトランスファ出力軸(例えば前輪側出
力軸)として差動制限装置側とは反対側に導出され、か
つセンタデフの第2の出力軸が差動制限装置の内軸を介
して第2のトランスファ出力軸(例えば後輪側出力軸)
に連結されているため、センタデフを交換容易な構成と
することができる。
【0013】さらに、トランスファ入力軸とセンタデフ
の入力軸との間の動力伝達経路に、軸方向へ摺動可能な
スリーブを設けることにより、差動制限装置が入力部と
センタデフとの間に配置されているにもかかわらず、差
動制限装置の切替えが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による車両のトランスファ装置
の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の実施例の全体構成を示すス
ケルトン図で、図2〜図4は図1のトランスファ装置を
その軸線に沿って3つに分割した各領域II〜IVの具体的
構造をそれぞれ示す断面図である。なお、図2〜図4は
軸線Lから上方部分のみを示してある。
【0016】図1において、車体前部に搭載されたエン
ジン1は、4つの気筒1aを直列に配した直列4気筒エ
ンジンよりなり、そのクランク軸2は車体後方に向けて
導出され、クラッチ3およびトランスミッション4を介
してトランスファ装置10に伝達されるようになってい
る。トランスミッション4は、互いに平行な入力軸5と
出力軸6とを備えた歯車変速機構7によって構成され、
この歯車変速機構7の入力軸5はクラッチ3に連結さ
れ、出力軸5には、トランスファ装置10の大径の入力
ギヤ8に噛み合う小径の出力ギヤ9が固着されている。
【0017】トランスファ装置10は、エンジン1の側
方に並設され、その入力部である増速装置11と、差動
制限装置(LSD)12と、センタデフ131 とを主要
構成要素としており、かつこれら増速装置11と差動制
限装置12とセンタデフ131 とが上記順序でエンジン
1のクランク軸2の軸線と平行な同一軸線L上に配置さ
れている。
【0018】トランスファ装置10の入力軸14は、後
述する後輪側出力軸40を内部に同軸的に貫通させた中
空軸よりなり、この入力軸14と上記入力ギヤ8との間
に上記増速装置11が介装されている。増速装置11
は、図4にその具体的構成が詳細に示されているよう
に、内側のサンギヤ15と、複数のプラネタリピニオン
ギヤ16を軸17aによって回転自在に軸支するピニオ
ンキャリヤ(以下単に「キャリヤ」と略称する)17
と、外側のリングギヤ18とを備えた遊星歯車機構によ
って構成され、この遊星歯車機構のサンギヤ15が入力
軸14の外周面に一体に形成され、キャリヤ17には大
径の入力ギヤ8が固定され、リングギヤ18はトランス
ファケース19の内周面に一体に形成されている。
【0019】なお、本実施例では、前輪側デフが連結さ
れる通常のFF車用トランスミッションをトランスミッ
ション4として用いていることから、トランスミッショ
ン4の出力ギヤ9とトランスファ装置10の入力ギヤ8
とによって最終減速装置が構成されている。したがっ
て、トランスファ入力軸14に入力ギヤ8を直接取付け
た場合は、入力軸14のトルクが大き過ぎ、かつ回転数
が低過ぎることになるため、トランスファ装置10の入
力部に増速装置11が設けられている。
【0020】センタデフ131 は、図2にその具体的構
成が詳細に示されているように、内側のサンギヤ20
と、複数のプラネタリピニオンギヤ21を軸22aによ
って回転自在に軸支するキャリヤ22と、外側のリング
ギヤ23とを備えた遊星歯車機構によって構成されてい
る。そしてこのセンタデフ131 は、図5,図7および
図9にそれぞれ示されている第2〜第4のセンタデフ1
2 〜134 と交換可能な構成とされていることに注目
されたい。なお、図6,図8および図10に各センタデ
フ132 〜134 のスケルトン図を示す。
【0021】これら第1〜第4のセンタデフ131 〜1
4 は、遊星歯車機構における各構成要素の入出力関係
を互いに異にしているため、センタデフ131 〜134
を選択的に交換することによって、4輪駆動車における
前輪側と後輪側とに対するトルク配分比を変更すること
が可能となる。
【0022】各センタデフ131 〜134 は、差動制限
装置12側とは反対側、すなわち前方に導出されてトラ
ンスファ装置10の前輪側出力軸を兼ねる第1の出力軸
(前輪側出力軸)24と、差動制限装置12側に導出さ
れた円筒状の入力軸25と、この入力軸25の内側に同
軸的に配置された第2の出力軸(後輪側出力軸)26と
を備えており、かつ交換を可能にするために、入力軸2
5および第2の出力軸26の外周面に、それぞれスプラ
イン25a,26aを備えている。
【0023】図2に示された第1のセンタデフ131
おいては、第1の出力軸24の後部外周面にサンギヤ2
0が一体に形成されている。また、前方に開口する第1
のカップ状体27がセンタデフ131 の第2の出力軸2
6の前方側にこれと一体に同軸的に形成され、このカッ
プ状体27の前端部内周面にリングギヤ23が一体に形
成されている。さらに上記第1のカップ状体27の外側
に、前方に開口する第2のカップ状体28がセンタデフ
131 の入力軸25の前方側にこれと一体に形成され、
このカップ状体28の前端部内周面に、キャリヤ22が
スプライン結合されていることにより、キャリヤ22が
入力軸25に連結されている。ちなみに、この第1のセ
ンタデフ131の構成では、前輪/後輪のトルク配分比
が30%/70%となっている。
【0024】トランスファ装置10の前輪側出力軸を兼
ねるセンタデフ131 の第1の出力軸24の前端には、
これと隣接して前輪駆動軸29が回転自在に配設され、
この前輪駆動軸29と出力軸24との間に、両軸を選択
的に連結するための第1の切替機構(2/4切替機構)
30が設けられている。
【0025】すなわち、出力軸24の前端には、この出
力軸24と一体回転するようにスプライン結合され、か
つ外周面にスプライン31aを備えたハブ31が配置さ
れている。一方、前輪駆動軸29の後端には、上記ハブ
31と同径の大径部32が一体に形成され、この大径部
の外周面に、上記スプライン31aと同径のスプライン
32aが形成されている。そして、これらスプライン3
1a,32aに噛合可能な内周スプライン33aを備え
たスリーブ33が軸線L方向に沿う2つの位置A,B間
で摺動自在に設けられている。
【0026】この第1の切替機構30では、前輪のみを
駆動する時(FF)および4輪駆動時(4WD)には、
図1および図2に示されているように、スリーブ33が
位置Aにあって、前輪駆動軸29を出力軸24に連結
し、後輪のみを駆動する時(FR)には、スリーブ33
が位置Bへ摺動されて、出力軸24と前輪駆動軸29と
の間の連結を遮断するようになっている。
【0027】センタデフ131 のキャリヤ22には、セ
ンタデフ131 の前方側へ突出する円筒状部22bが一
体に形成され、この円筒状部22bに対向するトランス
ファケース19の内周面には、環状の、かつ上下に2分
割可能のベアリング支持体34が取外し可能に取付けら
れていて、上記キャリヤ22の円筒状部22bとベアリ
ング支持体34との間にベアリング35が介装されてい
る。さらに、センタデフ131 の円筒状の入力軸25に
対向するトランスファケース19の内周面にも前記と同
様のベアリング支持体36が取外し可能に設けられ、上
記入力軸25とベアリング支持体36との間にもベアリ
ング37が介装され、これら2個のベアリング35,3
7によって、センタデフ131 がトランスファケース1
9内において回転自在に支持されるようになっている。
【0028】上述のように、図1および図2に示されて
いる第1のセンタデフ131 では、キャリヤ22に入力
され、サンギヤ20から前輪側出力が、リングギヤ23
から後輪側出力がそれぞれ得られるようになっている。
一方、図5および図6に示されている第2のセンタデフ
132 では、センタデフ131 と同様にキャリヤ22に
入力されるが、リングギヤ20から前輪側出力が、サン
ギヤ20から後輪側出力がそれぞれ得られるようになっ
ている。具体的には、このセンタデフ132 では、キャ
リヤ22が入力軸25と一体に形成され、サンギヤ20
は第2の出力軸26の前部外周面に一体に形成されてい
る。また、後方に開口するカップ状体38が第1の出力
軸24と一体に形成され、上記カップ状体38の後端部
内周面にリングギヤ23が一体に形成されている。そし
て前方側のベアリング35は上記カップ状体38の段部
に装着されている。この第2のセンタデフ132 におけ
る前輪/後輪のトルク配分比は70%/30%となる。
【0029】また、図7および図8に示されている第3
のセンタデフ133では、リングギヤ23に入力され、
サンギヤ20から前輪側出力が、キャリヤ22から後輪
側出力がそれぞれ得られるようになっている。すなわ
ち、このセンタデフ133 では、入力軸25と一体に形
成されて前方に開口するカップ状体39の前端部内周面
にリングギヤ23が形成され、サンギヤ20は、センタ
デフ131 と同様に、トランスファ装置10の前輪側出
力軸を兼ねる第1の出力軸24の外周面に一体に形成さ
れている。さらに、キャリヤ22は第2の出力軸26と
一体に形成されている。そして前方側のベアリング35
も、キャリヤ131 と同様に、前方側に突出する円筒状
部22bの外周面に装着されている。この第3のセンタ
デフ133 における前輪/後輪のトルク配分比は60%
/40%となる。
【0030】さらに、図9および図10に示されている
センタデフ134 では、センタデフ133 と同様に、リ
ングギヤ23に入力されるが、キャリヤ22から前輪側
入力が、サンギヤ20から後輪出力がそれぞれ得られる
ようになっている。すなわち、このセンタデフ134
は、第1の出力軸24がキャリヤ22と一体に形成さ
れ、サンギヤ20は、センタデフ132 と同様に、第2
の出力軸26の前部外周面に一体に形成されている。ま
た、センタデフ133 と同様に、前方へ開口するカップ
状体39が入力軸25と一体に設けられ、このカップ状
体39の前端部内周面にリングギヤ23が一体に形成さ
れている。この第4のセンタデフ134 における前輪/
後輪のトルク配分比は40%/60%となる。
【0031】以上のような相互に交換可能な第1〜第4
のセンタデフ131〜134 の入出力関係およびトルク
配分比は表1にまとめて示してある。
【0032】
【表1】
【0033】一方、図2〜図4から明らかなように、ト
ランスファ装置10の入力軸14は中空軸とされてお
り、この入力軸14の内部をこのトランスファ装置10
の後輪側出力軸40が貫通して後方へ導出されている。
そしてこの後輪側出力軸40の前端部外周面にはスプラ
イン40aが形成されている。
【0034】次に、差動制限装置12は、それ自体は公
知のビスカス・カップリングによって構成されている。
このビスカス・カップリングは、内軸41と、この内軸
41の外側に同軸的にかつ相対回転自在に設けられてケ
ース体を構成する円筒状外軸42とを備え、内軸41に
固定された多数のプレートと、外軸42に固定されたプ
レートとが1枚づつ交互に配置され、ケース体内に粘性
流体(シリコンオイル)が満たされたものよりなり、内
軸41と外軸42との間に回転差が生じると、粘性流体
の剪断抵抗を利用してトルクを伝える、一種の粘性クラ
ッチである。そしてその伝達するトルクの大きさは、回
転速度差に滑らかに変化することから、4輪駆動車にお
けるセンタデフの差動制限装置としてきわめて有用であ
る。
【0035】上記のようなビスカス・カップリングより
なる差動制限装置の内軸41の前端部は、センタデフ1
1 〜134 の第2の出力軸26を取外し可能に結合す
るため、この出力軸26の外周面に形成されたスプライ
ン26aと噛み合う内周スプライン41aを備えた円筒
体とされている。また内軸41の後端部は、トランスフ
ァ装置10の後輪側出力軸40と取外し可能に結合され
るため、後輪側出力軸40の前端部外周面に形成された
スプライン40aに噛み合う内周スプライン41bを備
えた円筒体とされている。したがって、センタデフ13
1 〜134 の第2の出力軸26は、差動制限装置12の
内軸41を介してトランスファ装置10の後輪側出力軸
40に連結される。
【0036】差動制限装置12の円筒状外軸42の後端
部には、この外軸42を、後述する第3の切替機構60
を介して入力軸14に選択的に連結させるための内周ス
プライン42aが形成されている。
【0037】さらに、差動制限装置12の円筒状外軸4
2の外側には、円筒状軸43が上記外軸42との間にベ
アリング44,45を介して回転可能にかつ同軸的に配
置されている。この最外側の円筒状軸43は、センタデ
フ131 〜134 の入力軸25をトランスファ装置10
の入力軸14に常時連結するために設けられているもの
で、この連結用円筒状軸43の前端部には、センタデフ
131 〜134 の入力軸25の外周面に形成されている
スプライン25aと噛み合う内周スプライン46aを備
えた円筒部46が設けられている。また、連結用円筒状
軸43の後端部には、差動制限装置12の円筒状外軸4
2の後端部に設けられた内周スプライン42aと同径の
内周スプライン47aを備えた円筒部47が一体に形成
されている。そしてこの円筒部47とトランスファケー
ス19との間に、ベアリング55が前記ベアリング3
5,37と同様の態様で介装されている。以上の構成
は、図11にスケルトン図で示されている。
【0038】次に、再び図4を参照すると、トランスフ
ァ装置10の後輪側出力軸40の後端には、これと隣接
して後輪駆動軸48が回転自在に配設され、かつ、トラ
ンスファ装置10の入力軸14と後輪側出力軸40と後
輪駆動軸48との間に、これら3つの軸を選択的に連結
するための第2の切替機構(2/4切替およびセンタデ
フロック機構)50が設けられている。
【0039】すなわち中空軸である入力軸14の後端に
は、この入力軸24と一体回転するようにスプライン結
合され、かつ外周面にスプライン51aを備えたハブ5
1が配置され、入力軸14の後端から突出する後輪側出
力軸40の後端にも、この出力軸40と一体回転するよ
うにスプライン結合されたハブ52がハブ51に隣接し
て配置されている。そしてハブ52の外周面には、ハブ
51のスプライン51aと同径のスプライン52aが形
成されている。さらに後輪駆動軸48の前端には、ハブ
51,52と同径の大径部53が一体に形成され、この
大径部53の外周面に、上記スプライン51a,52a
と同径のスプライン53aが形成されている。そして、
これらスプライン51a〜53aに噛合可能な内周スプ
ライン54aを備えたスリーブ54が軸線L方向に沿う
3つの位置A,B,C間で摺動自在に設けられている。
【0040】この第2の切替機構50では、前輪のみを
駆動する時(FF)には、図1および図4に示されてい
るように、スリーブ54が位置Aにあって、トランスフ
ァ装置10の入力軸14および後輪側出力軸40に対す
る後輪駆動軸48の連結が遮断されるとともに、上記入
力軸14と後輪側出力軸40とが直結されてセンタデフ
131 〜134 がデフロック状態となる。
【0041】また、後輪のみを駆動する時(FR)およ
び直結4輪駆動時(直結4WD)には、スリーブ54が
位置Bへ摺動されて、入力軸14、後輪側出力軸40お
よび後輪駆動軸48が互いに連結される。したがって、
センタデフ131 〜134 はロックされるとともに、こ
のとき、第1の切替機構30のスリーブ33が位置Bに
あれば後輪のみを駆動する状態(FR)となり、スリー
ブ33が位置Aにあれば直結4輪駆動状態(直結4W
D)となる。
【0042】さらに、スリーブ54が位置Cへ摺動され
ると、後輪側出力軸40と入力軸14との連結が遮断さ
れ、かつ後輪側出力軸40に後輪駆動軸48が連結され
るから、センタデフ131 〜134 を介装させた4輪駆
動状態(センタデフ付き4WD)となる。
【0043】次に、差動制限装置12をトランスファ装
置10の入力軸14と後輪側出力軸40との間に選択的
に介装させるための第3の切替機構60について説明す
る。すなわち、図3に示されているように、トランスフ
ァ装置10の入力軸14の前端部外周面にスプライン1
4bが形成され、このスプライン14bに噛み合う内周
スプライン61aと、前述のように差動制限装置12の
外軸42およびその外側の連結用円筒状軸43の後端部
にそれぞれ設けられたスプライン42aおよび47aに
噛み合う外周スプライン61bとの双方を備えたスリー
ブ61が、軸線L方向に沿う2つの位置A,B間で摺動
自在に設けられている。
【0044】この第3の切替機構60では、そのスリー
ブ61がA,B何れの位置にあっても、入力軸14と連
結用円筒状軸43とがスリーブ61を介して常時連結さ
れている状態にあるが、スリーブ61が位置Aにあると
きには、差動制限装置12の外軸43がスリーブ61を
介してトランスファ装置10の入力軸14に連結される
から、このとき、第1の切替機構30のスリーブ33が
位置Aにあり、かつ第2の切替機構50のスリーブ54
が位置Cにある場合は、センタデフ131 〜134 のう
ちの1つと、ビスカス・カップリングよりなる差動制限
装置12とを備えた4輪駆動車が構成される。これに対
して、第1の切替機構30のスリーブ33が位置Aにあ
り、かつ第2の切替機構50のスリーブ54が位置Cに
あるときに、スリーブ61が図1および図3に示されて
いるように、位置Bにある場合は、入力軸14と差動制
限装置12の外軸14との連結が遮断されるから、差動
制限装置12が動力伝達経路から除外されたセンタデフ
付き4輪駆動車が構成される。
【0045】以上のような各駆動方式における第1〜第
3切替機構30,50,60の各スリーブ33,54,
61の位置を表2にまとめて示してある。
【0046】
【表2】
【0047】次にセンタデフ131 の交換手順について
説明する。まず、トランスファケース19の上半部を取
外し、上下に2分割可能なベアリング支持体34,36
の上半部を取外す。次に前輪駆動軸29を軸方向前方
(図2の左方)へずらして、センタデフ131 の移動ス
ペースをあけるとともに、第1の切替機構30を取外
す。次に、センタデフ131 を軸方向前方へ移動させ
て、センタデフ131 の入力軸25と、この入力軸25
をトランスファ装置10の入力軸14に連結している円
筒状軸43の前端に設けられている円筒部46とのスプ
ライン結合を外すとともに、センタデフ131 の出力軸
26と、差動制限装置12の内軸41とのスプライン結
合を外す。これによって、センタデフ131 はベアリン
グ35,37を装着したまま、トランスファケース19
内から上方へ取出すことが可能になる。次に、用意して
ある他のセンタデフ132 〜134 のうちの所望のもの
を上記とは逆の手順でトランスファケース19内に取付
ければ、センタデフの交換が終了する。
【0048】また、本実施例では、センタデフ131
上述のようにトランスファケース19内から取外した状
態で、差動制限装置12を交換することが可能になって
いる。すなわち、センタデフ131 と同様に、差動制限
装置12を軸方向前方へ移動させて、その内軸41と、
トランスファ装置10の後輪側出力軸40とのスプライ
ン結合を外すとともに、連結用円筒状軸43の後端の円
筒部47と、第3の切替機構60のスリーブ61とのス
プライン結合を外す。これによって、差動制限装置12
を、図11のスケルトン図に示すように、連結用円筒状
軸43およびベアリング55を結合したまま、トランス
ファケース19内から上方へ取出すことができる。した
がって、差動制限特性の互いに異なる複数の差動制限装
置12を図11に示す構成をもって用意しておき、これ
を交換することによって、センタデフ131 〜134
対する差動制限特性を変更することができる。
【0049】以上の説明により、本発明によるトランス
ファ装置の実施例の構成およびその動作が明らかとなっ
たが、センタデフ131 〜134の第1の出力軸24を
後端側出力軸、第2の出力軸26を前輪側出力軸とする
ように、トランスファ装置10とエンジン1およびトラ
ンスミッション4との相対位置を変更することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトランスファ装置の全体構成を示
すスケルトン図
【図2】図1の装置における領域IIの具体的構造を示す
断面図
【図3】図1の装置における領域III の具体的構造を示
す断面図
【図4】図1の装置における領域IVの具体的構造を示す
断面図
【図5】図2の第1のセンタデフと交換可能の第2のセ
ンタデフの構造を示す断面図
【図6】図5のセンタデフのスケルトン図
【図7】図2の第1のセンタデフと交換可能の第3のセ
ンタデフの構造を示す断面図
【図8】図7のセンタデフのスケルトン図
【図9】図2の第1のセンタデフと交換可能の第4のセ
ンタデフの構造を示す断面図
【図10】図9のセンタデフのスケルトン図
【図11】差動制限装置を含む交換ユニットのスケルト
ン図
【符号の説明】 1 エンジン 4 トランスミッション 10 トランスファ装置 11 増速装置 12 差動制限装置 131 〜134 センタデフ 14 トランスファ装置の入力軸 19 トランスファケース 20 サンギヤ 21 プラネタリピニオンギヤ 22 キャリヤ 23 リングギヤ 24 センタデフの第1の出力軸 25 センタデフの入力軸 26 センタデフの第2の出力軸 29 前輪駆動軸 30 第1の切替機構 33 スリーブ 35,37 ベアリング 40 トランスファ装置の後輪側出力軸 41 差動制限装置の内軸 42 差動制限装置の円筒状外軸 43 連結用円筒状軸 50 第2の切替機構 54 スリーブ 60 第3の切替装置 61 スリーブ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションの出力軸に連結され
    るトランスファ入力軸と、前輪駆動軸および後輪駆動軸
    のうちの一方に連結される第1のトランスファ出力軸
    と、前記前・後輪駆動軸のうちの他方に連結される第2
    のトランスファ出力軸と、前記第1および第2のトラン
    スファ出力軸間に介装されたセンタディファレンシャル
    装置と、このセンタディファレンシャル装置の差動機能
    を制限する差動制限装置とを備えた車両のトランスファ
    装置において、 (a)エンジンの駆動力が前記トランスミッションを介
    して前記トランスファ入力軸に対して入力される入力部
    と、前記差動制限装置と、前記センタディファレンシャ
    ル装置とが上記順序で同一軸線上に配置され、 (b)前記トランスファ入力軸は中空軸とされ、 (c)前記差動制限装置は、内軸とこの内軸の外側に同
    軸的にかつ該内軸に対して相対回転可能に配置された円
    筒状外軸との間の差動を制限する機能を有し、 (d)前記センタディファレンシャル装置の入力軸は、
    前記差動制限装置の円筒状外軸のさらに外側に同軸的に
    配置された円筒状軸を介して前記トランスファ入力軸に
    連結され、 (e)前記センタディファレンシャル装置の第1の出力
    軸は、前記第1のトランスファ出力軸として前記差動制
    限装置側とは反対側に導出され、 (f)前記センタディファレンシャル装置の第2の出力
    軸は、前記差動制限装置の内軸を介して前記第2のトラ
    ンスファ出力軸に連結され、 (g)該第2のトランスファ出力軸は、前記トランスフ
    ァ入力軸内を貫通して前記センタディファレンシャル装
    置側とは反対側に導出されてなることを特徴とする車両
    のトランスファ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のトランスファ出力軸は第1の
    切替機構を介して前記前・後輪駆動軸のうちの一方に選
    択的に連結され、前記第2のトランスファ出力軸は第2
    の切替機構を介して前記前・後輪駆動軸のうちの他方に
    選択的に連結されてなる請求項1記載の車両のトランス
    ファ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のトランスファ出力軸が前記前
    輪駆動軸に選択的に連結され、前記第2のトランスファ
    出力軸が前記後輪駆動軸に選択的に連結されてなる請求
    項2記載の車両のトランスファ装置。
  4. 【請求項4】 前記トランスファ入力軸と前記差動制限
    装置の円筒状外軸との間に、両者の連結を断続して前記
    差動制限装置を作動状態または非作動状態に切替える第
    3の切替機構が設けられてなる請求項1記載の車両のト
    ランスファ装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の切替機構は、前記トランスフ
    ァ入力軸と前記センタディファレンシャル装置の入力軸
    との間の動力伝達経路に介装された軸方向へ摺動可能な
    スリーブよりなる請求項4記載の車両のトランスファ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記トランスファ入力軸および第1,第
    2のトランスファ出力軸が前記エンジンのクランク軸と
    平行となる態様で前記エンジンに対して並設されてなる
    請求項1記載の車両のトランスファ装置。
  7. 【請求項7】 前記センタディファレンシャル装置は、
    サンギヤと、ピニオンキャリヤと、リングギヤとを備え
    た遊星歯車機構よりなる請求項1記載の車両のトランス
    ファ装置。
  8. 【請求項8】 トランスミッションの出力軸に連結され
    るトランスファ入力軸と、前輪駆動軸に連結される第1
    のトランスファ出力軸と、後輪駆動軸に連結される第2
    のトランスファ出力軸と、前記第1および第2のトラン
    スファ出力軸間に介装されたセンタディファレンシャル
    装置と、このセンタディファレンシャル装置の差動機能
    を制限する差動制限装置とを備えた車両のトランスファ
    装置において、 (a)エンジンの駆動力が前記トランスミッションを介
    して前記トランスファ入力軸に対して入力される入力部
    と、前記差動制限装置と、前記センタディファレンシャ
    ル装置とが上記順序で同一軸線上に配置され、 (b)前記トランスファ入力軸は中空軸とされ、 (c)前記差動制限装置は、内軸とこの内軸の外側に同
    軸的にかつ該内軸に対して相対回転可能に配置された円
    筒状外軸との間の差動を制限する機能を有し、 (d)前記センタディファレンシャル装置の入力軸は、
    前記差動制限装置の円筒状外軸のさらに外側に同軸的に
    配置された円筒状軸を介して前記トランスファ入力軸に
    連結され、 (e)前記センタディファレンシャル装置の第1の出力
    軸は、前記第1のトランスファ出力軸として前記差動制
    限装置側とは反対側に導出され、かつ第1の切替機構を
    介して前記前輪駆動軸に選択的に連結され、 (f)前記センタディファレンシャル装置の第2の出力
    軸は、前記差動制限装置の内軸を介して前記第2のトラ
    ンスファ出力軸に連結され、 (g)該第2のトランスファ出力軸は、前記トランスフ
    ァ入力軸内を貫通して前記センタディファレンシャル装
    置側とは反対側に導出され、かつ第2の切替機構を介し
    て前記後輪駆動軸に選択的に連結され、 (h)前記トランスファ入力軸と前記差動制限装置の円
    筒状外軸との間に、前記両軸を選択的に連結して、前記
    差動制限装置を作動状態または非作動状態に切替える第
    3の切替機構が設けられてなることを特徴とする車両の
    トランスファ装置。
  9. 【請求項9】 トランスミッションの出力軸に連結され
    るトランスファ入力軸と、前輪駆動軸に連結される第1
    のトランスファ出力軸と、後輪駆動軸に連結される第2
    のトランスファ出力軸と、前記第1および第2のトラン
    スファ出力軸間に介装されたセンタディファレンシャル
    装置と、このセンタディファレンシャル装置の差動機能
    を制限する差動制限装置とを備えた車両のトランスファ
    装置において、 エンジンの駆動力が前記トランスミッションを介して前
    記トランスファ入力軸に対して入力される入力部と、前
    記差動制限装置と、前記センタディファレンシャル装置
    とが上記順序で同一軸線上に配置され、 前記センタディファレンシャル装置が交換可能に取付け
    られてなる車両のトランスファ装置。
  10. 【請求項10】 前記センタディファレンシャル装置の
    入力軸と、前記差動制限装置側に導出された出力軸と
    が、これら軸に連結される軸部材に対して前記差動制限
    装置側とは反対側へ摺動可能に連結されてなる請求項9
    記載の車両のトランスファ装置。
  11. 【請求項11】 前記センタディファレンシャル装置
    は、サンギヤと、ピニオンキャリヤと、リングギヤとを
    備えた遊星歯車機構よりなる請求項9記載の車両のトラ
    ンスファ装置。
  12. 【請求項12】 前記遊星歯車機構は、前記ピニオンキ
    ャリヤを入力軸とするものよりなる請求項11記載の車
    両のトランスファ装置。
  13. 【請求項13】 前記遊星歯車機構は、前記リングギヤ
    を入力軸とするものよりなる請求項11記載の車両のト
    ランスファ装置。
  14. 【請求項14】 前記差動制限装置が交換可能に取付け
    られてなる請求項9記載の車両のトランスファ装置。
  15. 【請求項15】 前記差動制限装置はこれに連結される
    軸部材に対して前記センタディファレンシャル装置側と
    は反対側へ摺動可能に連結されてなる請求項14記載の
    車両のトランスファ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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