JPH05116413A - インクジエツト・プリンタ - Google Patents

インクジエツト・プリンタ

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Publication number
JPH05116413A
JPH05116413A JP3278132A JP27813291A JPH05116413A JP H05116413 A JPH05116413 A JP H05116413A JP 3278132 A JP3278132 A JP 3278132A JP 27813291 A JP27813291 A JP 27813291A JP H05116413 A JPH05116413 A JP H05116413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
acceleration
constant velocity
proportional gain
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3278132A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Nakashita
義春 中下
Yujiro Kitade
雄二郎 北出
Hirozo Matsumoto
浩造 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3278132A priority Critical patent/JPH05116413A/ja
Publication of JPH05116413A publication Critical patent/JPH05116413A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加速から等速に、もしくは等速から減速に移
る過渡域で、または走行中に可撓性チューブの変形に
伴う負荷変動により、記録ヘッドが加速度をもつことを
抑え、インク噴射を安定化させて印字品質の維持,向上
を図る。 【構成】直流サーボモータ用制御増幅部の速度調節器の
比例ゲインを、加速,減速の各区間で高位値に、等速
区間で低位値にするとともに、加速,減速の各区間と、
等速区間との間の過渡域で、高位値から低位値まで緩や
かに変化させる、または記録ヘッドの位置と走行方向
とによって定まる走行負荷の変動に応じて変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、定置インク容器から
可撓性チューブを介してインク供給を受けながら走行可
能なインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドとい
う)が、直流サーボモータによって加速,等速,減速の
各区間をへて位置決めされるプリンタであって、とくに
加速区間から等速区間に移る過渡域、もしくは等速区間
から減速区間に移る過渡域で、記録ヘッドの加速度の急
変を抑制し、または可撓性チューブの変形に伴う走行負
荷に応じて記録ヘッドの走行速度が変化することを抑制
し、もってインク噴射を安定化させて印字品質の維持,
向上を図るようにしたインクジェット・プリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例について、後述する実施例と共通
な斜視図である図5 を参照しながら説明する。図5 にお
いて、記録ヘッド10を搭載したキャリッジ11が、両側の
各側板15,16 の間に設けられた案内レール12に沿い、こ
こでは図示してない記録紙に近接対向して直進走行す
る。なお、キャリッジ11を走行駆動させる直流サーボモ
ータと、その回転駆動力をキャリッジ11に伝達するプー
リ・ベルト機構との図示は省略してある。記録ヘッド10
へのインク供給は、定置されたインク容器13から可撓性
チューブ14を介しておこなわれる。ここで、キャリッジ
11、ひいては記録ヘッド10の、ある位置から次の位置ま
での走行は、加速, 等速, 減速の各区間を経ておこなわ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例には、次のよう
な欠点ないし問題点がある。その一つは、加速区間から
等速区間に移る過渡域、または等速区間から減速区間に
移る過渡域で、記録ヘッドの加速度が急激に変化し、そ
の結果、インク供給,インク噴射が不安定になって印字
品質が低下する。また、もう一つは、インク容器と記録
ヘッドとをつなぐインク供給用のチューブが、記録ヘッ
ドの走行に応じて変形するため、その変形に伴う走行負
荷が記録ヘッドにかかり、記録ヘッドの走行速度が変化
し、その結果、前記と同様に印字品質が低下する。
【0004】なお、第2の問題点に係るチューブの走行
時の変形に伴って記録ヘッドが受ける走行負荷は、走行
の位置,方向によって定まる。たとえば、図4は従来例
と、後述する実施例とにおける共通なインク供給チュー
ブの変形に伴う走行負荷の走行位置,方向に対する特性
図である。図4において、縦軸に負荷Lを、横軸に位置
(原点からの距離)Sをとり、走行範囲(記録範囲)の
各始点,終点をP,Qとすると、始点Pから終点Qに向
かう方向に走行するときは、走行方向を示す矢印付きの
実線で示されるように、負荷がL1 からL2 の範囲で図
示のパターンで変化する。逆に、終点Qから始点Pに向
かう方向に走行するときには、走行方向を示す矢印付き
の破線で示されるように、負荷がL3 からL4 の範囲で
図示のパターンで変化する。この負荷の大きさ, パター
ンは、インク容器の設置位置やチューブの可撓性の程
度、チューブのつなぎ方などによって定まる、その場合
に固有のものである。
【0005】この発明の課題は、従来の技術がもつ以上
の問題点を解消し、加速区間から等速区間に移る過渡
域、もしくは等速区間から減速区間に移る過渡域で、記
録ヘッドの加速度の急変を抑制し、または可撓性チュー
ブの変形に伴う走行負荷に応じて記録ヘッドの走行速度
が変化することを抑制し、もってインク噴射を安定化さ
せて印字品質の維持,向上を図るようにしたインクジェ
ット・プリンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るインクジ
ェット・プリンタは、走行可能なインクジェット記録ヘ
ッドが、直流サーボモータにより加速,等速,減速の各
区間をへて位置決めされるプリンタにおいて、前記直流
サーボモータ用制御増幅部の速度調節器の比例ゲイン
を、前記加速,減速の各区間で高位値に、また前記等速
区間で低位値にするとともに、前記加速,減速の各区間
と、等速区間との間の各過渡域で、前記の高位値,低位
値間を緩やかに変化させる比例ゲイン制御手段を備え
る。
【0007】請求項2に係るインクジェット・プリンタ
は、定置インク容器から可撓性チューブを介してインク
供給を受けるとともに、前記チューブの変形に伴う走行
負荷を受けながら走行可能なインクジェット記録ヘッド
が、直流サーボモータによって位置決めされるプリンタ
において、前記直流サーボモータ用制御増幅部の速度調
節器の比例ゲインを、前記インクジェット記録ヘッドの
位置と走行方向とによって定まる前記走行負荷の変動に
応じて変化させる比例ゲイン制御手段を備える。
【0008】
【作用】請求項1に係るインクジェット・プリンタで
は、比例ゲイン制御手段により、直流サーボモータ用の
制御増幅部の速度調節器の比例ゲインが、加速,減速の
各区間で高位値に、また等速区間で低位値にするととも
に、その加速,減速の各区間と、等速区間との間の過渡
域で、高位値,低位値間を緩やかに変化し、その結果、
加速区間から等速区間に移る過渡域、もしくは等速区間
から減速区間に移る過渡域で、記録ヘッドの加速度の急
変が抑制される。
【0009】請求項2に係るインクジェット・プリンタ
では、比例ゲイン制御手段により、直流サーボモータ用
制御増幅部の速度調節器の比例ゲインが、記録ヘッドの
位置と走行方向とによって定まる走行負荷の変動に応じ
て変化し、その結果、可撓性チューブの変形に伴う走行
負荷に応じて記録ヘッドの走行速度が変化することが抑
制される。
【0010】
【実施例】この発明に係るインクジェット・プリンタの
実施例について、以下に図を参照しながら説明する。図
2は第1の実施例が位置決めされるときの、走行速度の
走行位置に対する特性図で、破線が走行に係る速度指令
を、実線が第1実施例における、詳しくは後述する実際
の走行速度を示す。縦軸に直流サーボモータの回転数N
(rpm)で表した走行速度を、横軸に原点からの距離
Sで表した位置をとる。速度指令である回転数指令Ns
は、位置Sに対して台形パターンで変化し、左側の右上
がり傾斜部分は加速に相当し、これに対応する区間が加
速区間X、中間の水平部分は等速に相当し、これに対応
する区間が等速区間Y、右側の右下がり傾斜部分は減速
に相当し、これに対応する区間が減速区間Zである。記
録ヘッドの走行に係る負荷は、加速区間X,減速区間Z
では、主として各種慣性負荷であり大きく、等速区間Y
では、主として各種摩擦負荷で小さい。したがって、直
流サーボモータの回転駆動トルクは、加速区間X,減速
区間Zでは大きく、等速区間Yでは小さくする。
【0011】直流サーボモータの速度制御は、図6に構
成が示されるサーボ増幅部によっておこなわれる。な
お、この構成図は後述する第2の実施例や従来例におけ
るのと共通である。図6において、直流サーボモータ1
に電流供給する主回路3と、制御ブロックとが示され
る。制御ブロックは主として、速度調節器(ASR)
4,電流調節器(ACR)5,電流制御用のパルス幅変
調回路(PWM回路)6からなる。主回路3は主とし
て、図示の左から右の方向に、商用電源から直流を得る
整流器、平滑コンデンサ、およびトランジスタブリッジ
からなる。直流サーボモータ1には、タコジェネレータ
2が直結され、その出力Nと速度指令Ns との偏差が、
ASR4に入力される。ASR4の出力と、直流サーボ
モータ1への供給電流(直流CTによって検出される)
との偏差がACR5に入力される。PWM回路6の出力
が、ベース駆動回路7を介して主回路3のトランジスタ
ブリッジの各トランジスタ・ベースに印加される。
【0012】図7は直流サーボ増幅部の伝達関数図であ
る。ただし、s:ラプラス演算子、Kn,Ki :ASR,
ACRの比例ゲイン、Tn,Ti :ASR,ACRの積分
時定数、Kv :パワートランジスタによるパワー増幅ゲ
イン、Tf,Tc :各検出フィルタの時定数、である。図
7におけるASR比例ゲインKn を、図1の第1実施例
における比例ゲインKn の走行位置に対する特性図に示
すように、加速,減速の各区間X,Zで高位値A1 に、
等速区間Yで低位値A2 にするとともに、その加速,減
速の各区間X,Zと、等速区間Yとの間の過渡域で、高
位値A1,A2 から低位値まで緩やかに変化させる。この
ような変化は、図6におけるASR4に内蔵され、図示
してない比例ゲイン手段によっておこなわれる。比例ゲ
インKnを、このように変化させることで、図2に実線
で示すように、加速,減速の各区間X,Zと、等速区間
Yとの間の過渡域で、記録ヘッドの実際走行速度が徐々
に変化し、過渡域で大きな加速度の変動を伴わない。
【0013】次に、第2の実施例について述べる。図3
は、第2実施例における比例ゲインKn の走行位置,方
向に対する特性図である。図3において、縦軸に比例ゲ
インKn を、横軸に原点からの距離Sで表した位置をと
る。走行範囲(記録範囲)の各始点,終点をP,Qとす
ると、始点Pから終点Qに向かう方向に走行するとき
は、走行方向を示す矢印付きの実線で示されるように、
比例ゲインKn をB1 からB2 の範囲で図示のパターン
で変化させる。逆に、終点Qから始点Pに向かう方向に
走行するときには、走行方向を示す矢印付きの破線で示
されるように、比例ゲインKn をB3 からB4 の範囲で
図示のパターンで変化させる。この各パターンは、従来
例における図4のインク供給チューブの変形に伴う走行
負荷の走行位置,方向に対する特性図に対応して定めら
れ、図6におけるASR4に内蔵され、図示してない比
例ゲイン手段によっておこなわれる。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係るインクジェット・プリン
タでは、比例ゲイン制御手段により、直流サーボモータ
用の制御増幅部の速度調節器の比例ゲインが、加速,減
速の各区間で高位値に、また等速区間で低位値にすると
ともに、その加速,減速の各区間と、等速区間との間の
過渡域で、高位値から低位値まで緩やかに変化し、その
結果、加速区間から等速区間に移る過渡域、もしくは等
速区間から減速区間に移る過渡域で、記録ヘッドの加速
度の急変が抑制される。また、請求項2に係るインクジ
ェット・プリンタでは、比例ゲイン制御手段により、直
流サーボモータ用制御増幅部の速度調節器の比例ゲイン
が、記録ヘッドの位置と走行方向とによって定まる走行
負荷の変動に応じて変化し、その結果、可撓性チューブ
の変形に伴う走行負荷に応じて記録ヘッドの走行速度が
変化することが抑制される。したがって、請求項1また
は請求項2に係るインクジェット・プリンタでは、共通
にインク噴射が安定化されて印字品質の維持,向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例における比例ゲイン
の走行位置に対する特性図
【図2】第1実施例における走行速度の走行位置に対す
る特性図
【図3】同じくその第2の実施例における比例ゲインの
走行位置,方向に対する特性図
【図4】第2実施例と従来例とにおける共通なインク供
給チューブの変形に伴う走行負荷の走行位置,方向に対
する特性図
【図5】第2実施例と従来例との共通な斜視図
【図6】第1,第2の各実施例と従来例とにおける共通
な直流サーボ増幅部の構成図
【図7】同じくその直流サーボ増幅部の伝達関数図
【符号の説明】
1 直流サーボモータ 2 タコジェネレータ 3 主回路 4 速度調節器 5 電流調節器 6 PWM回路 7 ベース駆動回路 10 記録ヘッド 11 キャリッジ 12 案内レール 13 インク容器 14 チューブ(インク供給用)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行可能なインクジェット記録ヘッドが、
    直流サーボモータによって加速,等速,減速の各区間を
    へて位置決めされるプリンタにおいて、前記直流サーボ
    モータ用制御増幅部の速度調節器の比例ゲインを、前記
    加速,減速の各区間で高位値に、また前記等速区間で低
    位値にするとともに、前記加速,減速の各区間と、等速
    区間との間の各過渡域で、前記の高位値,低位値間を緩
    やかに変化させる比例ゲイン制御手段を備えることを特
    徴とするインクジェット・プリンタ。
  2. 【請求項2】定置インク容器から可撓性チューブを介し
    てインク供給を受けるとともに、前記チューブの変形に
    伴う走行負荷を受けながら走行可能なインクジェット記
    録ヘッドが、直流サーボモータによって位置決めされる
    プリンタにおいて、前記直流サーボモータ用制御増幅部
    の速度調節器の比例ゲインを、前記インクジェット記録
    ヘッドの位置と走行方向とによって定まる前記走行負荷
    の変動に応じて変化させる比例ゲイン制御手段を備える
    ことを特徴とするインクジェット・プリンタ。
JP3278132A 1991-10-25 1991-10-25 インクジエツト・プリンタ Pending JPH05116413A (ja)

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JP3278132A JPH05116413A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 インクジエツト・プリンタ

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JP3278132A JPH05116413A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 インクジエツト・プリンタ

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JPH05116413A true JPH05116413A (ja) 1993-05-14

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ID=17593045

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JP3278132A Pending JPH05116413A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 インクジエツト・プリンタ

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JP (1) JPH05116413A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08112898A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08112898A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットプリンタ

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