JP2547112Y2 - Xyプロッタのヘッド制御装置 - Google Patents

Xyプロッタのヘッド制御装置

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JP2547112Y2
JP2547112Y2 JP1037392U JP1037392U JP2547112Y2 JP 2547112 Y2 JP2547112 Y2 JP 2547112Y2 JP 1037392 U JP1037392 U JP 1037392U JP 1037392 U JP1037392 U JP 1037392U JP 2547112 Y2 JP2547112 Y2 JP 2547112Y2
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敏也 石田
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はXYプロッタに関する
ものであり、特にXYプロッタのヘッド制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なXYプロッタを図7に従って説
明する。XYプロッタ11は、図板12の上下両縁部に
設けたX軸レール13,14にY軸レール15のキャリ
ッジ16,17を係合している。X軸レール13,14
の両端部に配設したローラ18,18,19,19にタ
イミングベルト20,21を掛け、一方のローラ18,
18をX軸モータ22によって駆動し、タイミングベル
ト20,21に固定したキャリッジ16,17及びY軸
レール15をX軸方向へ走行させる。
【0003】Y軸レール15は両端部位にローラ23,
24を配設し、一方のローラ23をY軸モータ25によ
り駆動してタイミングベルト26に固定したキャリッジ
27及びヘッド28をY軸方向に移動させる。X軸モー
タ22並びにY軸モータ25にはロータリエンコーダ等
の回転量検出手段(図示せず)が連結され、加速度、速
度、位置の各情報をフィードバックして目標値に対する
差がゼロになるように制御する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】タイミングベルトを使
用したXYプロッタは、ヘッドの加減速時にヘッド及び
駆動系の慣性質量に起因するタイミングベルトの伸縮に
よってヘッドが振動し、作図線に乱れを生ずる虞れがあ
る。この振動は、一般に加速度の変化が激しい程大き
く、例えば、起動時、加速から定速移行時、定速から減
速移行時、減速から停止移行時において振動が発生す
る。また、これらの振動は、ヘッド部のXY座標位置に
よってその振動特性が異なるため、作画位置により作画
品質がばらついてしまう。
【0005】これらの振動を抑えるためには、加速度の
急激な変化を抑えて滑らかな加減速を行う必要があり、
目標速度に達するまでの時間がかかり、作画処理速度の
低下を招くという問題がある。そこで、画質の低下を防
止し、且つ作図処理速度を可及的に高速化して作図性能
を向上したXYプロッタを提供するために解決すべき技
術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解
決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために提案するものであり、XYプロッタのヘ
ッドに対する複数の加速パターンを設定する手段と、図
板上のヘッドの可動領域を複数の区域に区分し、前記区
域の夫々に加速パターンの一つを対応させる手段と、作
画すべき線分データに該当する区域を判断する手段と、
前記区域に対応する加速パターンに基づいて線分データ
を演算し、ヘッドのXY方向の速度パターンを生成する
手段と、前記速度パターンに応じてX軸モータ並びにY
軸モータを制御する出力手段とからなるXYプロッタの
ヘッド制御装置によって前記課題を解決した。
【0007】
【作用】入力された線分データから図板上の作図位置が
判断される。図板上の作画領域は複数の区域に区分さ
れ、夫々の区域に対する加速パターンが設定されてい
る。制御装置は、線分の区域に該当する加速パターンに
よって線分データを処理し、作図すべき線分に対するヘ
ッドの駆動速度パターンを生成する。X軸モータ並びに
Y軸モータは生成された速度パターンに基づいて駆動さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1乃至図6に
従って詳述する。図1はXYプロッタの平面図、図2は
XYプロッタのブロック図である。図1に示すXYプロ
ッタ31の外観構成は、従来例において述べたものと同
一であるので説明を省略するが、ここでは、仮想線で示
すように図板32上の作画領域を例えば9個の区域に分
割し、夫々の区域に対して最適の加減速度で作図するよ
うにした。即ち、作図の乱れを生じない範囲で可及的に
高速作画できるように、区域毎に加減速パターンを設定
し、図板32上の全ての位置における画質を均質にし、
且つ作画処理速度の高速化を図ったものである。
【0009】ヘッドの振動が影響するXY座標位置と画
質との対応関係は、X,Y駆動伝達系のそれぞれの振動
特性、及びこれらの合成により決定され、一義的には決
定できないため、実験等により求めることになる。本実
施例に示すXYプロッタ31においては、一定の加減速
度パターンによる画質の検査の結果、画質を4段階に分
類して最良を1、最悪を4とすれば、図1に示すように
2つのモータ33,34に接近した区域が1で、モータ
33,34から離れるに従い2,3,4と低下している
ことが判明した。
【0010】次に、図3の速度パターンのモデルに従っ
てヘッド制御の概要を説明する。同図に示すように作図
すべき線分データの加速領域を加速度増加領域T1と加
速度減少領域T2とに分割すれば、ヘッドの速度変化は
S字パターンを示し、加速度の傾き1/aに応じて急激
な速度変化が抑制され、ヘッドの振動が防止されること
になる。従って、加速度の傾きを決定するパラメータa
を画質の段階に対応させて4段階設定し、作図する線分
をその作図区域の加速度データに従って処理して画質の
均質化を図っている。
【0011】図4は図3に示したものよりも長い線分に
対する制御パターンである。予め設定された加速度の傾
き1/aと線分データの指示加速度αmax とから加速度
増加領域S1 と加速度減少領域S2 のパターンが求めら
れる。線分データの指示速度SPmax からS1 とS2
を結ぶ定加速域S3 が求められ、更に線分を延長する定
速度域S5 が演算される。また減速領域は、演算の負担
を軽減するために加速領域S1 ,S2 ,S3 ,S4 ,S
4' と対称のパターンとする。
【0012】図2に示したROM41には図5に示すテ
ーブルが格納されている。このテーブルには図3に示す
指示加速度αmax (1〜20)とa=1,2,4,8
(加速の円滑度)の全ての組合わせに対して予め計算さ
れた指示速度SP1 ,SP3 の出力ステップデータと、
その出力により形成される速度パターンの面積S1 ,S
2 ,S4 及びS1 +S2 +S4 の合計面積Lのテーブル
が格納されている。
【0013】図6は速度パターン生成のフローチャート
である。先ず、入力された線分データの開始点と終点と
が図板32上のどの区域に属するかが判断され(10
2)、開始点の区域に設定された加速の滑らかさa1
終点区域に設定された加速の滑らかさa2 とを比較して
大を取り(103,104,105)、画質に対する条
件が悪い方に合わせる。
【0014】次に、決定されたa(1,2,4,8)の
テーブル中で線分データの指示加速度αmax から適合す
る面積Lと指示速度SP3 を求め、S1 ,S2 ,S4
決定される(106)。続いて図4に示した目標速度S
max に達するための面積S3 ,S4'を計算する(10
7)。
【0015】減速パターンは、加速パターンと対称形と
して生成し、S5 は、 dl−(S1 +S2 +S4 +S3 +S4')×2=S5 (dl=速度パターンの総面積=線分長) で求められる(108)。完成した速度パターンをRA
M42に格納する(109)。
【0016】CPU43がRAM42から速度パターン
を読出してドライバ回路44に出力する(110)。こ
のように、線分データに該当する区域に応じてヘッドを
駆動する速度パターンを生成し、作図区域毎に適切な加
速の円滑度によって作図してヘッドの振動を一定量以下
に抑制するものである。
【0017】
【考案の効果】この考案は、上記一実施例において詳述
したように、図板上の区域に応じてヘッドの加速の円滑
度を変化させることができる。従って、加速度の変化に
伴うヘッドの振動が増加する区域ではより円滑に加速さ
せ、振動が減少する区域では作図速度を高速化して、全
体としての作画処理速度を低下させることなく、作図精
度の均一化が達成され、XYプロッタの性能向上に寄与
できる考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】XYプロッタの平面図。
【図2】XYプロッタのブロック図。
【図3】速度及び加速度のパターンのモデルを示すグラ
フ。
【図4】生成された速度パターンを示すグラフ。
【図5】加速度パターンの参照テーブルを示す表。
【図6】速度パターン生成のフローチャート。
【図7】XYプロッタの構成を示す平面図。
【符号の説明】
31 XYプロッタ 32 図板 33 X軸モータ 34 Y軸モータ 41 ROM 42 RAM 43 CPU 44 ドライバ回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XYプロッタのヘッドに対する複数の加
    速パターンを設定する手段と、図板上のヘッドの可動領
    域を複数の区域に区分し、前記区域の夫々に加速パター
    ンの一つを対応させる手段と、作画すべき線分データに
    該当する区域を判断する手段と、前記区域に対応する加
    速パターンに基づいて線分データを演算し、ヘッドのX
    Y方向の速度パターンを生成する手段と、前記速度パタ
    ーンに応じてX軸モータ並びにY軸モータを制御する出
    力手段とからなるXYプロッタのヘッド制御装置。
JP1037392U 1992-03-03 1992-03-03 Xyプロッタのヘッド制御装置 Expired - Lifetime JP2547112Y2 (ja)

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JPH0572489U JPH0572489U (ja) 1993-10-05
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JP2006062027A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Mimaki Engineering Co Ltd カッティングプロッタとそれを用いた被カットメディアのカット方法

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JPH0572489U (ja) 1993-10-05

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