JPH0572489U - Xyプロッタのヘッド制御装置 - Google Patents

Xyプロッタのヘッド制御装置

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JPH0572489U
JPH0572489U JP1037392U JP1037392U JPH0572489U JP H0572489 U JPH0572489 U JP H0572489U JP 1037392 U JP1037392 U JP 1037392U JP 1037392 U JP1037392 U JP 1037392U JP H0572489 U JPH0572489 U JP H0572489U
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敏也 石田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 XYプロッタの図板上の作画位置による作図
精度の変動を抑制し、作図性能の向上を図る。 【構成】 図板32の作画領域を複数の区域に分割す
る。ヘッドの加速の円滑度aを複数段階設定した参照テ
ーブルをROMに格納する。各区域毎に加速の円滑度a
の段階を関連づける。作画する線分の区域に応じた参照
テーブルのデータに従って線分データを処理し、ヘッド
を駆動する速度パターンを生成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はXYプロッタに関するものであり、特にXYプロッタのヘッド制御 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的なXYプロッタを図7に従って説明する。XYプロッタ11は、図板1 2の上下両縁部に設けたX軸レール13,14にY軸レール15のキャリッジ1 6,17を係合している。X軸レール13,14の両端部に配設したローラ18 ,18,19,19にタイミングベルト20,21を掛け、一方のローラ18, 18をX軸モータ22によって駆動し、タイミングベルト20,21に固定した キャリッジ16,17及びY軸レール15をX軸方向へ走行させる。
【0003】 Y軸レール15は両端部位にローラ23,24を配設し、一方のローラ23を Y軸モータ25により駆動してタイミングベルト26に固定したキャリッジ27 及びヘッド28をY軸方向に移動させる。X軸モータ22並びにY軸モータ25 にはロータリエンコーダ等の回転量検出手段(図示せず)が連結され、加速度、 速度、位置の各情報をフィードバックして目標値に対する差がゼロになるように 制御する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
タイミングベルトを使用したXYプロッタは、ヘッドの加減速時にヘッド及び 駆動系の慣性質量に起因するタイミングベルトの伸縮によってヘッドが振動し、 作図線に乱れを生ずる虞れがある。この振動は、一般に加速度の変化が激しい程 大きく、例えば、起動時、加速から定速移行時、定速から減速移行時、減速から 停止移行時において振動が発生する。また、これらの振動は、ヘッド部のXY座 標位置によってその振動特性が異なるため、作画位置により作画品質がばらつい てしまう。
【0005】 これらの振動を抑えるためには、加速度の急激な変化を抑えて滑らかな加減速 を行う必要があり、目標速度に達するまでの時間がかかり、作画処理速度の低下 を招くという問題がある。 そこで、画質の低下を防止し、且つ作図処理速度を可及的に高速化して作図性 能を向上したXYプロッタを提供するために解決すべき技術的課題が生じてくる のであり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案するものであり、XYプロッタの ヘッドに対する複数の加速パターンを設定する手段と、図板上のヘッドの可動領 域を複数の区域に区分し、前記区域の夫々に加速パターンの一つを対応させる手 段と、作画すべき線分データに該当する区域を判断する手段と、前記区域に対応 する加速パターンに基づいて線分データを演算し、ヘッドのXY方向の速度パタ ーンを生成する手段と、前記速度パターンに応じてX軸モータ並びにY軸モータ を制御する出力手段とからなるXYプロッタのヘッド制御装置によって前記課題 を解決した。
【0007】
【作用】
入力された線分データから図板上の作図位置が判断される。図板上の作画領域 は複数の区域に区分され、夫々の区域に対する加速パターンが設定されている。 制御装置は、線分の区域に該当する加速パターンによって線分データを処理し、 作図すべき線分に対するヘッドの駆動速度パターンを生成する。X軸モータ並び にY軸モータは生成された速度パターンに基づいて駆動される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1乃至図6に従って詳述する。図1はXYプロ ッタの平面図、図2はXYプロッタのブロック図である。図1に示すXYプロッ タ31の外観構成は、従来例において述べたものと同一であるので説明を省略す るが、ここでは、仮想線で示すように図板32上の作画領域を例えば9個の区域 に分割し、夫々の区域に対して最適の加減速度で作図するようにした。即ち、作 図の乱れを生じない範囲で可及的に高速作画できるように、区域毎に加減速パタ ーンを設定し、図板32上の全ての位置における画質を均質にし、且つ作画処理 速度の高速化を図ったものである。
【0009】 ヘッドの振動が影響するXY座標位置と画質との対応関係は、X,Y駆動伝達 系のそれぞれの振動特性、及びこれらの合成により決定され、一義的には決定で きないため、実験等により求めることになる。本実施例に示すXYプロッタ31 においては、一定の加減速度パターンによる画質の検査の結果、画質を4段階に 分類して最良を1、最悪を4とすれば、図1に示すように2つのモータ33,3 4に接近した区域が1で、モータ33,34から離れるに従い2,3,4と低下 していることが判明した。
【0010】 次に、図3の速度パターンのモデルに従ってヘッド制御の概要を説明する。同 図に示すように作図すべき線分データの加速領域を加速度増加領域T1と加速度 減少領域T2とに分割すれば、ヘッドの速度変化はS字パターンを示し、加速度 の傾き1/aに応じて急激な速度変化が抑制され、ヘッドの振動が防止されるこ とになる。従って、加速度の傾きを決定するパラメータaを画質の段階に対応さ せて4段階設定し、作図する線分をその作図区域の加速度データに従って処理し て画質の均質化を図っている。
【0011】 図4は図3に示したものよりも長い線分に対する制御パターンである。予め設 定された加速度の傾き1/aと線分データの指示加速度αmax とから加速度増加 領域S1 と加速度減少領域S2 のパターンが求められる。線分データの指示速度 SPmax からS1 とS2 とを結ぶ定加速域S3 が求められ、更に線分を延長する 定速度域S5 が演算される。また減速領域は、演算の負担を軽減するために加速 領域S1 ,S2 ,S3 ,S4 ,S4' と対称のパターンとする。
【0012】 図2に示したROM41には図5に示すテーブルが格納されている。このテー ブルには図3に示す指示加速度αmax (1〜20)とa=1,2,4,8(加速 の円滑度)の全ての組合わせに対して予め計算された指示速度SP1 ,SP3 の 出力ステップデータと、その出力により形成される速度パターンの面積S1 ,S 2 ,S4 及びS1 +S2 +S4 の合計面積Lのテーブルが格納されている。
【0013】 図6は速度パターン生成のフローチャートである。先ず、入力された線分デー タの開始点と終点とが図板32上のどの区域に属するかが判断され(102)、 開始点の区域に設定された加速の滑らかさa1 と終点区域に設定された加速の滑 らかさa2 とを比較して大を取り(103,104,105)、画質に対する条 件が悪い方に合わせる。
【0014】 次に、決定されたa(1,2,4,8)のテーブル中で線分データの指示加速 度αmax から適合する面積Lと指示速度SP3 を求め、S1 ,S2 ,S4 が決定 される(106)。 続いて図4に示した目標速度SPmax に達するための面積S3 ,S4'を計算す る(107)。
【0015】 減速パターンは、加速パターンと対称形として生成し、S5 は、 dl−(S1 +S2 +S4 +S3 +S4')×2=S5 (dl=速度パターンの総面積=線分長) で求められる(108)。 完成した速度パターンをRAM42に格納する(109)。
【0016】 CPU43がRAM42から速度パターンを読出してドライバ回路44に出力 する(110)。 このように、線分データに該当する区域に応じてヘッドを駆動する速度パター ンを生成し、作図区域毎に適切な加速の円滑度によって作図してヘッドの振動を 一定量以下に抑制するものである。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例において詳述したように、図板上の区域に応じてヘ ッドの加速の円滑度を変化させることができる。従って、加速度の変化に伴うヘ ッドの振動が増加する区域ではより円滑に加速させ、振動が減少する区域では作 図速度を高速化して、全体としての作画処理速度を低下させることなく、作図精 度の均一化が達成され、XYプロッタの性能向上に寄与できる考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】XYプロッタの平面図。
【図2】XYプロッタのブロック図。
【図3】速度及び加速度のパターンのモデルを示すグラ
フ。
【図4】生成された速度パターンを示すグラフ。
【図5】加速度パターンの参照テーブルを示す表。
【図6】速度パターン生成のフローチャート。
【図7】XYプロッタの構成を示す平面図。
【符号の説明】
31 XYプロッタ 32 図板 33 X軸モータ 34 Y軸モータ 41 ROM 42 RAM 43 CPU 44 ドライバ回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XYプロッタのヘッドに対する複数の加
    速パターンを設定する手段と、図板上のヘッドの可動領
    域を複数の区域に区分し、前記区域の夫々に加速パター
    ンの一つを対応させる手段と、作画すべき線分データに
    該当する区域を判断する手段と、前記区域に対応する加
    速パターンに基づいて線分データを演算し、ヘッドのX
    Y方向の速度パターンを生成する手段と、前記速度パタ
    ーンに応じてX軸モータ並びにY軸モータを制御する出
    力手段とからなるXYプロッタのヘッド制御装置。
JP1037392U 1992-03-03 1992-03-03 Xyプロッタのヘッド制御装置 Expired - Lifetime JP2547112Y2 (ja)

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JP1037392U JP2547112Y2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 Xyプロッタのヘッド制御装置

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JP1037392U JP2547112Y2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 Xyプロッタのヘッド制御装置

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JPH0572489U true JPH0572489U (ja) 1993-10-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062027A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Mimaki Engineering Co Ltd カッティングプロッタとそれを用いた被カットメディアのカット方法

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JP2547112Y2 (ja) 1997-09-10

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