JP3412509B2 - サーマルラインプリンタの駆動装置 - Google Patents

サーマルラインプリンタの駆動装置

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JP3412509B2
JP3412509B2 JP13637798A JP13637798A JP3412509B2 JP 3412509 B2 JP3412509 B2 JP 3412509B2 JP 13637798 A JP13637798 A JP 13637798A JP 13637798 A JP13637798 A JP 13637798A JP 3412509 B2 JP3412509 B2 JP 3412509B2
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thermal line
rotation cycle
thermal
line head
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敬太 坂井
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS(Poin
t of sales)、ハンディターミナル、計測器
等に使用する小型記録端末用途等のサーマルラインプリ
ンタの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルラインプリンタの駆動装
置は、電源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷
するドット数によって印刷するブロックを動的に変動さ
せて動的分割駆動を行っている。また、小型記録端末用
途のサーマルラインプリンタではステッピングモータの
小型化・低トルク化・低価格化が必要とされる。動的分
割駆動を行うサーマルラインプリンタの駆動装置の1ド
ットラインの印刷手順は一般的に図31で示したものが
知られている。
【0003】図31では、最初に予め設定された同時通
電可能最大ドット数を超えないように今回印刷するドッ
ト数をカウントしサーマルラインヘッドで一度に印刷す
るブロックを決定する。次に1ドットラインを印刷する
場合に必要なサーマルラインヘッドの分割数を決定し前
記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルライ
ンヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルライ
ンヘッドへの印加パルス幅(Th)を決定する。次に予
め記憶しているモータの基本周期とサーマルラインヘッ
ドの分割数分のThとを比較し大きい方を今回駆動する
ステッピングモータの周期とする。最後に前記の周期で
ステッピングモータを駆動しサーマルラインヘッドの駆
動を行う。前記動作のタイミングチャート例を図32に
示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の印刷手順では、図32に示すようにサーマルラインヘ
ッドへの印加パルス幅Thが大きければ大きいほど第2
ドットラインのモータ周期(TM2=Th2×6分割)
と第3ドットラインのモータ周期(TM3=モータ基本
周期)に大きな差が発生する。ステッピングモータは一
般的に前記モータ周期の差が大きければ大きいほど振動
が大きく振動音が大きくなる。特にサーマルラインヘッ
ドの多分割による長いモータ周期から少分割による短い
モータ周期への急激な変化ではステッピングモータが脱
調しやすい。
【0005】またThが大きくなる要因は、サーマルラ
インヘッドの温度が低い場合また印加電圧が低い場合お
よびサーマルラインヘッドの分割数が多い場合であり、
低温度ではサーマルラインプリンタのメカニズムの負荷
が大きくステッピングモータが脱調しやすく、また低電
圧ではステッピングモータのトルクが低下し脱調が発生
しやすくなる。これはサーマルラインプリンタとして致
命的な不具合である。
【0006】また前記TM3とTM2の差を小さくする
ためにモータ基本周期を大きく設定すると図32に示す
TOFF時間が常に大きくなり印刷速度の低下を招くと
いう課題を有していた。一例として実際に数値を代入し
たタイミングチャートを図33,図34に示す。図33
は第2ドットラインのモータ回転周期(7.2ms)と
第3ドットラインのモータ回転周期(3.0ms)の差
が大きくモータの振動が大きくなり脱調を起こす例であ
る。図34はモータ基本周期を大きくした場合TOFF
時間が大きくなり印字速度の低下を招く例である。
【0007】なお、従来例の説明ではタイミングチャー
トを記憶する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1
から6分割までとしているが実際には1から数百分割ま
である。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決
し、サーマルラインヘッドが多分割から少分割に急激に
変動する場合であっても印刷速度を低下させることなく
脱調せずにスムーズな駆動が行え駆動音が小さいサーマ
ルラインプリンタの駆動装置を提供する事を目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるサーマルラインプリンタの駆動装置は、
予め設定された同時通電可能最大ドット数を超えないよ
うにサーマルラインヘッドの分割数を1ドットラインご
とに変化させる動的分割手段と、前記動的分割でのサー
マルラインヘッドの分割数に応じてサーマルラインヘッ
ドへの印加パルス幅を補正する印加パルス補正手段と、
記録紙を搬送するための今回ドットラインでのステッピ
ングモータの回転周期を、前回ドットラインで決定され
たモータ回転周期を補正した値と、今回ドットラインで
のサーマルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラ
インでのサーマルラインヘッドの分割数とから算出され
るモータ回転周期と、予め記憶しているモータの基本周
期とを比較して決定するモータ回転周期決定手段とで構
成したものである。
【0010】この発明の構成によれば、サーマルライン
ヘッドが多分割から少分割に急激に変動する場合であっ
ても印刷速度を低下させることなくステッピングモータ
の振動を小さく押さえ振動音を小さくし脱調せずにスム
ーズな駆動が行えるサーマルラインプリンタの駆動装置
が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、予め設定された同時通電可能最大ドット数を超えな
いようにサーマルラインヘッドの分割数を1ドットライ
ンごとに変化させる動的分割手段と、前記動的分割での
サーマルラインヘッドの分割数に応じてサーマルライン
ヘッドへの印加パルス幅を補正する印加パルス補正手段
と、記録紙を搬送するための今回ドットラインでのステ
ッピングモータの回転周期を、前回ドットラインで決定
されたモータ回転周期を補正した値と、今回ドットライ
ンでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドッ
トラインでのサーマルラインヘッドの分割数とから算出
されるモータ回転周期と、予め記憶しているモータの基
本周期とを比較して決定するモータ回転周期決定手段と
で構成したものであり、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動に対してもステッピング
モータの回転周期の変動を小さくして、ステッピングモ
ータの振動を抑制し高速印刷ができるという作用を有す
る。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ドットラインごとに
変動させるように構成したものであり、印刷内容による
サーマルラインヘッドの急激な多分割から少分割への変
動に対してもステッピングモータの回転周期の変動を小
さくして、ステッピングモータの振動を抑制するととも
に、ステッピングモータでの紙送りピッチ精度が向上
し、減速比を大きくすることにより安価でサイズの小さ
なステッピングモータで高速印刷が行えるという作用を
有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ステップごとに変動
させるように構成したものであり、印刷内容によるサー
マルラインヘッドの急激な多分割から少分割への変動に
対してもステッピングモータの回転周期の変動を小さく
して、ステッピングモータの振動を抑制するとともに、
安価でサイズの小さなステッピングモータで動的分割駆
動が行え、1ステップ毎にモータ回転周期を補正するた
めの高速印刷ができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ドットラインごとに
変動させるように構成したものであり、印刷内容による
サーマルラインヘッドの急激な多分割から少分割への変
動に対してもステッピングモータの回転周期の変動を小
さくして、ステッピングモータの振動を抑制するととも
に、印刷結果において横方向に段差が発生しないより高
品位な印刷ができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ステップごとに変動
させるように構成したものであり、印刷内容によるサー
マルラインヘッドの急激な多分割から少分割への変動に
対してもステッピングモータの回転周期の変動を小さく
して、ステッピングモータの振動を抑制するとともに、
印刷結果において横方向に段差が発生しないより高品位
な印刷ができ、1ステップ毎にモータ回転周期を補正す
るため高速印刷ができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、予め設
定された同時通電可能最大ドット数を超えないようにサ
ーマルラインヘッドの分割数を1ドットラインごとに変
化させる動的分割手段と、前記動的分割でのサーマルラ
インヘッドの分割数に応じてサーマルラインヘッドへの
印加パルス幅を補正する印加パルス補正手段と、記録紙
を搬送するための今回ドットラインでのステッピングモ
ータの回転周期を、前回ドットラインで決定されたモー
タ回転周期を補正した値と、今回ドットラインでのサー
マルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインで
のサーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモー
タ回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期と、
次回ドットラインでのサーマルラインヘッドの印加パル
ス幅と次回ドットラインでのサーマルラインヘッドの分
割数とから算出されるモータ回転周期を補正した値とを
比較し決定するモータ回転周期決定手段とで構成したも
のであり、サーマルラインヘッドの多分割から少分割へ
の急激な変動とともに、少分割から多分割への変動に対
してもステッピングモータの回転周期の変動を小さくし
て、ステッピングモータの振動をより抑制し振動音がよ
り小さく高速印刷ができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ドットラインごとに
変動させるように構成したものであり、サーマルライン
ヘッドの多分割から少分割への急激な変動および少分割
から多分割への変動に対してもステッピングモータの回
転周期の変動を小さくして、ステッピングモータの振動
を抑制するとともに、ステッピングモータでの紙送りピ
ッチ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価
でサイズの小さなステッピングモータで動的分割駆動が
行えるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
6記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ステップごとに変動
させるように構成したものであり、サーマルラインヘッ
ドの多分割から少分割への急激な変動および少分割から
多分割への変動に対してもステッピングモータの回転周
期の変動を小さくして、ステッピングモータの振動を抑
制するとともに、安価でサイズの小さなステッピングモ
ータで動的分割駆動が行え、1ステップ毎にモータ回転
周期を補正するためより高速印刷ができるという作用を
有する。
【0019】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
6記載の発明において1ドットラインを印刷するための
記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複
数ステップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサ
ーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するための
ステッピングモータの回転周期を1ドットラインごとに
変動させるように構成したものであり、サーマルライン
ヘッドの多分割から少分割への急激な変動および少分割
から多分割への変動に対してもステッピングモータの回
転周期の変動を小さくして、ステッピングモータの振動
を抑制するとともに、印刷結果において横方向に段差が
発生しないためより高品位な印刷ができるという作用を
有する。
【0020】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項6記載の発明において1ドットラインを印刷するため
の記録紙を搬送するステッピングモータのステップ数を
複数ステップとし、複数ステップ中の1ステップのみで
サーマルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するため
のステッピングモータの回転周期を1ステップごとに変
動させるように構成したものであり、サーマルラインヘ
ッドの多分割から少分割への急激な変動および少分割か
ら多分割への変動に対してもステッピングモータの回転
周期の変動を小さくして、ステッピングモータの振動を
抑制するとともに、印刷結果において横方向に段差が発
生しないより高品位な印刷ができ、1ステップ毎にモー
タ回転周期を補正するためより高速印刷ができるという
作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図34を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
けるサーマルラインプリンタの駆動装置による1ドット
ライン印刷の動作フローチャートであり、図2,図3は
同実施の形態における動作タイミングチャートの一例で
ある。
【0022】以下に、図1,図2,図3を用いて同実施
の形態における動作を説明する。サーマルラインプリン
タの駆動装置は、電源の小型化と印刷速度を向上させる
ために印刷するドット数によって印刷するブロックを動
的に変動させて動的分割駆動を行っている。図1に示す
ように最初に予め設定された同時通電可能最大ドット数
を超えないように今回印刷するドット数をカウントしサ
ーマルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決定す
る。
【0023】次に1ドットラインを印刷する場合に必要
なサーマルラインヘッドの分割数(N)を決定し前記分
割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルラインヘ
ッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルラインヘ
ッドへの印加パルス幅(Th)を決定する。
【0024】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)とを比較して最も
大きい値に決定する。補正係数αは0以上1以下の値と
する。
【0025】最後に前記処理で決定したモータ回転周期
でステッピングモータを駆動しサーマルラインヘッドの
駆動を行う。図2では前記処理を行った場合の5ドット
ライン分の動作タイミングチャートを示す。
【0026】次に、図3に示すように一例として実際に
数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説明
する。第1ドットラインのモータ回転周期は、前回ドッ
トラインのモータ回転周期(ここでは仮に4.0msと
する)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(4.0
×0.6=2.4ms)と、モータ基本周期(3.0m
s)と、サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(Th
−1.0ms)と分割数(N=3)を乗算した値(1.
0×3=3.0ms)との中で最も大きな値(3.0m
s)とする。
【0027】第2ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(3.0ms)と補正
係数(α=0.6)を乗算した値(1.8ms)とモー
タ基本周期(3.0ms)と、サーマルラインヘッドへ
の印加パルス幅(Th=1.2ms)と分割数(N=
6)を乗算した値(7.2ms)との中で最も大きな値
(7.2ms)とする。第3ドットラインのモータ回転
周期は、前回ドットラインのモータ回転周期(7.2m
s)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(4.32
ms)と、モータ基本周期(3.0ms)と、サーマル
ラインヘッドへの印加パルス幅(Th=1.0ms)と
分割数(N=1)を乗算した値(1.0ms)との中で
最も大きな値(4.32ms)とする。以降前記同様に
モータの回転周期を比較決定していく。
【0028】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動に対してもステッピング
モータの回転周期の変動を小さくして、ステッピングモ
ータの振動を抑制し脱調せずに高速印刷ができるという
有利な効果を有する。
【0029】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第1の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0030】(実施の形態2)図4は本発明の第2の実
施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置に
よる1ドットライン印刷の動作フローチャートであり、
図5,図6は同実施の形態における動作タイミングチャ
ートの一例である。
【0031】以下、図4,図5,図6を用いて同実施の
形態における動作を説明する。サーマルラインプリンタ
の駆動装置は、電源の小型化と印刷速度を向上させるた
めに印刷するドット数によって印刷するブロックを動的
に変動させて動的分割駆動を行っている。図4に示すよ
うに最初に予め設定された同時通電可能最大ドット数を
超えないように今回印刷するドット数をカウントしサー
マルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決定す
る。
【0032】次に1ドットラインを印刷する場合に必要
なサーマルラインヘッドの分割数(N)を決定し前記分
割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルラインヘ
ッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルラインヘ
ッドへの印加パルス幅(Th)を決定する。
【0033】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)とを比較して最も
大きい値に決定する。補正係数αは0以上1以下の値と
する。
【0034】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行いステッ
ピングモータの駆動が終了したら1ドットライン内の第
2ステップとして再度前回処理で決定したモータ回転周
期でステッピングモータを駆動する。図5では前記処理
を行った場合の5ドットライン分の動作タイミングチャ
ートを示す。
【0035】次に、図6に示すように一例として実際に
数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説明
する。第1ドットラインのモータ回転周期は、前回ドッ
トラインのモータ回転周期(ここでは仮に2.0msと
する)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(2.0
×0.6=1.2ms)と、モータ基本周期(1.5m
s)と、サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(Th
=1.0ms)と分割数(N=3)を乗算し2で除算し
た値(1.0×3/2=1.5ms)との中で最も大き
な値(1.5ms)とする。
【0036】第2ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(1.5ms)と補正
係数(α=0.6)を乗算した値(0.9ms)と、モ
ータ基本周期(1.5ms)と、サーマルラインヘッド
への印加パルス幅(Th=1.2ms)と分割数(N=
6)を乗算し2で除算した値(3.6ms)との中で最
も大きな値(3.6ms)とする。第3ドットラインの
モータ回転周期は、前回ドットラインのモータ回転周期
(3.6ms)と補正係数(α=0.6)を乗算した値
(2.16ms)と、モータ基本周期(1.5ms)
と、サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(Th=
1.0ms)と分割数(N=1)を乗算し2で除算した
値(0.5ms)との中で最も大きな値(2.16m
s)とする。以降前記同様にモータの回転周期を比較決
定していく。
【0037】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動に対してもステッピング
モータの回転周期の変動を小さくして、ステッピングモ
ータの振動を抑制し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピングモータでの紙送りピッ
チ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価で
サイズの小さなステッピングモータが使用できるという
有利な効果を有する。
【0038】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第2の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0039】(実施の形態3)図7は本発明の第3の実
施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置に
よる1ドットライン印刷の動作フローチャートであり、
図8,図9は同実施の形態における動作タイミングチャ
ートの一例である。
【0040】以下に、図7,図8,図9を用いて同実施
の形態における動作を説明する。サーマルラインプリン
タの駆動装置は、電源の小型化と印刷速度を向上させる
ために印刷するドット数によって印刷するブロックを動
的に変動させて動的分割駆動を行っている。図7に示す
ように最初に予め設定された同時通電可能最大ドット数
を超えないように今回印刷するドット数をカウントしサ
ーマルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決定す
る。
【0041】次に1ドットラインを印刷する場合に必要
なサーマルラインヘッドの分割数(N)を決定し前記分
割数・サーマルラインヘッドの温度、サーマルラインヘ
ッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルラインヘ
ッドへの印加パルス幅(Th)を決定する。
【0042】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)とを比較して最も
大きい値に決定する。補正係数αは0以上1以下の値と
する。
【0043】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行いステッ
ピングモータの駆動が終了したら1ドットライン内の第
2ステップとして再度モータの回転周期を比較決定し、
決定したモータ回転周期でモータを駆動する。決定方法
は、前回処理で決定したモータ回転周期を補正した値
(補正係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットライ
ンでのサーマルラインヘッドの分割数とから算出される
モータ回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期
(モータを連続回転させたときの限界周期)とを比較し
て最も大きい値にするものである。図8では前記処理を
行った場合の5ドットライン分の動作タイミングチャー
トを示す。
【0044】次に、図9に示すように一例として実際に
数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説明
する。第1ドットラインの第1ステップ目のモータ回転
周期は、前回ドットラインのモータ回転周期(ここでは
仮に2.0msとする)と補正係数(α=0.6)を乗
算した値(2.0×0.6=1.2ms)と、モータ基
本周期(1.5ms)と、サーマルラインヘッドへの印
加パルス幅(Th=1.0ms)と分割数(N=3)を
乗算し2で除算した値(1.0×3/2=1.5ms)
との中で最も大きな値(1.5ms)とする。
【0045】第1ドットラインの第2ステップ目のモー
タ回転周期は、前回設定したモータ回転周期(1.5m
s)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(0.9m
s)と、モータ基本周期(1.5ms)と、サーマルラ
インヘッドへの印加パルス幅(Th=1.0ms)と分
割数(N=3)を乗算し2で除算した値(1.5ms)
との中で最も大きな値(1.5ms)とする。第2ドッ
トラインの第1ステップ目のモータ回転周期は、前回設
定したモータ回転周期(1.5ms)と補正係数(α=
0.6)を乗算した値(0.9ms)と、モータ基本周
期(1.5ms)と、サーマルラインヘッドへの印加パ
ルス幅(Th=1.2ms)と分割数(N=6)を乗算
し2で除算した値(3.6ms)との中で最も大きな値
(3.6ms)とする。以降前記同様にモータの回転周
期を比較決定していく。
【0046】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動に対してもステッピング
モータの回転周期の変動を小さくして、ステッピングモ
ータの振動を抑制し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピングモータでの紙送りピッ
チ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価で
サイズの小さなステッピングモータが使用でき、1ステ
ップ毎にモータ回転周期を補正するため高速印刷ができ
るという有利な効果を有する。
【0047】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第3の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0048】(実施の形態4)図10は本発明の第4の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
による1ドットライン印刷の動作フローチャートであ
り、図11,図12は同実施の形態における動作タイミ
ングチャートの一例である。
【0049】以下に、図10,図11,図12を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0050】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図10に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0051】次に1ドットラインを印刷する場合に必要
なサーマルラインヘッドの分割数(N)を決定し前記分
割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルラインヘ
ッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルラインヘ
ッドへの印加パルス幅(Th)を決定する。
【0052】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)とを比較して最も
大きい値に決定する。補正係数αは0以上1以下の値と
する。
【0053】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行い、サー
マルラインヘッドの駆動とステッピングモータの駆動が
終了したら1ドットライン内の第2ステップとして再度
前回処理で決定したモータ回転周期でステッピングモー
タを駆動する。図11では前記処理を行った場合の5ド
ットライン分の動作タイミングチャートを示す。
【0054】次に、図12に示すように一例として実際
に数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説
明する。第1ドットラインのモータ回転周期は、前回ド
ットラインのモータ回転周期(ここでは仮に2.0ms
とする)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(2.
0×0.6=1.2ms)と、モータ基本周期(1.5
ms)と、サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(T
h=1.0ms)と分割数(N=3)を乗算した値
(1.0×3=3.0ms)との中で最も大きな値
(3.0ms)とする。
【0055】第2ドットラインのモータ回転周期は、前
回決定したモータ回転周期(3.0ms)と補正係数
(α=0.6)を乗算した値(1.8ms)と、モータ
基本周期(1.5ms)と、サーマルラインヘッドへの
印加パルス幅(Th=1.2ms)と分割数(N=6)
を乗算した値(7.2ms)との中で最も大きな値
(7.2ms)とする。第3ドットラインのモータ回転
周期は、前回設定したモータ回転周期(7.2ms)と
補正係数(α=0.6)を乗算した値(4.32ms)
と、モータ基本周期(1.5ms)と、サーマルライン
ヘッドへの印加パルス幅(Th=1.0ms)と分割数
(N=1)を乗算した値(1.0ms)との中で最も大
きな値(4.32ms)とする。以降前記同様にモータ
の回転周期を比較決定していく。
【0056】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動に対してもステッピング
モータの回転周期の変動を小さくして、ステッピングモ
ータの振動を抑制し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピングモータでの紙送りピッ
チ精度が向上し、減速比を大きくすることによって安価
でサイズの小さなステッピングモータが使用でき、1ド
ットラインの印刷においてステッピングモータの複数ス
テップ内での1ステップで印刷を完了するため印刷結果
において横方向に段差が発生しないより高品位な印刷が
できるという有利な効果を有する。
【0057】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第4の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0058】(実施の形態5)図13は本発明の第5の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
による1ドットライン印刷の動作フローチャートであ
り、図14,図15は同実施の形態における動作タイミ
ングチャートの一例である。
【0059】以下に、図13,図14,図15を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0060】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図13に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0061】次に1ドットラインを印刷する場合に必要
なサーマルラインヘッドの分割数(N)を決定し前記分
割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルラインヘ
ッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルラインヘ
ッドへの印加パルス幅(Th)を決定する。
【0062】次に記録紙を搬送するための今回のドット
ラインでのステッピングモータの回転周期を、前回ドッ
トラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補
正係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサー
マルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインで
のサーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモー
タ回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モ
ータを連続回転させたときの限界周期)とを比較して最
も大きい値に決定する。補正係数αは0以上1以下の値
とする。
【0063】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行い、サー
マルラインヘッドの駆動とステッピングモータの駆動が
終了したら1ドットライン内の第2ステップとして再度
モータの回転周期を比較決定し、決定したモータ回転周
期でモータを駆動する。決定方法は、前回処理で決定し
たモータ回転周期を補正した値(補正係数αを乗算した
値)と、予め記憶しているモータの基本周期(モータを
連続回転させたときの限界周期)とを比較して最も大き
い値にするものである。図14では前記処理を行った場
合の5ドットライン分の動作タイミングチャートを示
す。
【0064】次に、図15に示すように一例として実際
に数値に代入した動作タイミングチャートを使用して説
明する。第1ドットラインの第1ステップ目のモータ回
転周期は、前回ドットラインのモータ回転周期(ここで
は仮に2.0msとする)と補正係数(α=0.6)を
乗算した値(2.0×0.6=1.2ms)と、モータ
基本周期(1.5ms)と、サーマルラインヘッドへの
印加パルス幅(Th=1.0ms)と分割数(N=3)
を乗算した値(1.0×3=3.0ms)との中で最も
大きな値(3.0ms)とする。
【0065】第1ドットラインの第2ステップ目のモー
タ回転周期は、前回決定したモータ回転周期(3.0m
s)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(1.8m
s)と、モータ基本周期(1.5ms)との中で最も大
きな値(1.8ms)とする。第2ドットラインの第2
ステップ目のモータ回転周期は、前回決定したモータ回
転周期(1.8ms)と補正係数(α=0.6)を乗算
した値(4.32ms)と、モータ基本周期(1.5m
s)と、サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(Th
=1.2ms)と分割数(N=6)を乗算した値(7.
2ms)との中で最も大きな値(7.2ms)とする。
以降前記同様にモータの回転周期を比較決定していく。
【0066】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動に対してもステッピング
モータの回転周期の変動を小さくして、ステッピングモ
ータの振動を抑制し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピングモータでの紙送りピッ
チ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価で
サイズの小さなステッピングモータが使用でき、1ドッ
トラインの印刷においてステッピングモータの複数ステ
ップ内での1ステップで印刷を完了するため印刷結果に
おいて横方向に段差が発生しないより高品位な印刷がで
き、1ステップ毎にモータ回転周期を補正するため高速
印刷ができるという有利な効果を有する。
【0067】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第5の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0068】(実施の形態6)図16は本発明の第6の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
による1ドットライン印刷の動作フローチャートであ
り、図17,図18は同実施の形態における動作タイミ
ングチャートの一例である。
【0069】以下に、図16,図17,図18を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0070】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図16に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0071】次に今回の1ドットラインを印刷する場合
に必要なサーマルラインヘッドの分割数(NA)を決定
し前記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマル
ラインヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマル
ラインヘッドへの印加パルス場(ThA)を決定する。
【0072】次に予め設定された同時通電可能最大ドッ
ト数を超えないように次回印刷するドット数をカウント
しサーマルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決
定する。次に次回の1ドットラインを印刷する場合に必
要なサーマルラインヘッドの分割数(NB)を決定し前
記文化数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルライ
ンヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルライ
ンヘッドへの印加パルス幅(ThB)を決定する。
【0073】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)と、次回ドットラ
インでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅と次回ド
ットラインでのサーマルラインヘッドの分割数とから算
出された値を補正した値(補正係数βを乗算した値)と
を比較して最も大きい値に決定する。補正係数αとβは
0以上1以下の値とする。
【0074】最後に前記処理で決定したモータ回転周期
でステッピングモータを駆動しサーマルラインヘッドの
駆動を行う。図17では前記処理を行った場合の5ドッ
トライン分の動作タイミングチャートを示す。次に、図
18に示すように一例として実際に数値を代入した動作
タイミングチャートを使用して説明する。
【0075】第1ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(ここでは仮に4.0
msとする)と補正係数(α=0.6)を乗算した値
(4.0×0.6=2.4ms)と、モータ基本周期
(3.0ms)と、今回ドットラインのサーマルライン
ヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.0ms)と分割
数(NA=3)を乗算した値(1.0×3=3.0m
s)と、次回ドットラインのサーマルラインヘッドへの
印加パルス幅(ThB=1.2ms)と分割数(NB=
6)と補正係数(β=0.5)を乗算した値(1.2×
6×0.5=3.6ms)との中で最も大きな値(3.
6ms)とする。
【0076】第2ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(3.6ms)と補正
係数(α=0.6)を乗算した値(2.16ms)と、
モータ基本周期(3.0ms)と、今回ドットラインの
サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.
2ms)と分割数(NA=6)を乗算した値(7.2m
s)と、次回ドットラインのサーマルラインヘッドへの
印加パルス幅(ThB=1.0ms)と分割数(NB=
1)と補正係数(β=0.5)を乗算した値(0.5)
との中で最も大きな値(7.2ms)とする。
【0077】第3ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(7.2ms)と補正
係数(α=0.6)を乗算した値(4.32ms)と、
モータ基本周期(3.0ms)と、サーマルラインヘッ
ドへの印加パスル幅(ThA=1.0ms)と分割数
(NA=1)を乗算した値(1.0ms)と次回ドット
ラインのサーマルラインヘッドへの印加パルス幅(Th
B=1.0ms)と分割数(NB=1)と補正係数(β
=0.5)を乗算した値(0.5)との中で最も大きな
値(4.32ms)とする。以降前記同様にモータの回
転周期を比較決定していく。
【0078】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動とともに少分割から多分
割への変動に対してもステッピングモータの回転周期の
変動を小さくして、ステッピングモータの振動をより抑
制できるため駆動音が小さく、より低トルクのステッピ
ングモータを使用して高速印刷ができるという有利な効
果を有する。
【0079】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第6の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0080】(実施の形態7)図19は本発明の第7の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
による1ドットライン印刷の動作フローチャートであ
り、図20,図21は同実施の形態における動作タイミ
ンクチャートの一例である。
【0081】以下に、図19,図20,図21を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0082】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図19に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0083】次に今回の1ドットラインを印刷する場合
に必要なサーマルラインヘッドの分割数(NA)を決定
し前記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマル
ラインヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマル
ラインヘッドへの印加パルス幅(ThA)を決定する。
次に予め設定された同時通電可能最大ドット数を超えな
いように次回印刷するドット数をカウントしサーマルラ
インヘッドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0084】次に次回の1ドットラインを印刷する場合
に必要なサーマルラインヘッドの分割数(NB)を決定
し前記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマル
ラインヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマル
ラインヘッドへの印加パルス幅(ThB)を決定する。
【0085】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)と、次回ドットラ
インでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅と次回ド
ットラインでのサーマルラインヘッドの分割数とから算
出された値を補正した値(補正係数βを乗算した値)と
を比較して最も大きい値に決定する。補正係数αとβは
0以上1以下の値とする。
【0086】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行いステッ
ピングモータの駆動が終了したら1ドットライン内の第
2ステッブとして再度前回処理で決定したモータ回転周
期でステッピングモータを駆動する。図20では前記処
理を行った場合の5ドットライン分の動作タイミングチ
ャートを示す。
【0087】次に、図21に示すように一例として実際
に数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説
明する。第1ドットラインのモータ回転周期は、前回ド
ットラインのモータ回転周期(ここでは仮に2.0ms
とする)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(2.
0×0.6=1.2ms)と、モータ基本周期(1.5
ms)と、今回ドットラインのサーマルラインヘッドへ
の印加パルス幅(ThA=1.0ms)と分割数(NA
=3)を乗算し2で除算した値(1.0×3/2=1.
5ms)と、次回ドットラインのサーマルラインヘッド
への印加パルス幅(ThB=1.2ms)と分割数(N
B=6)と補正係数(β=0.5)を乗算し2で除算し
た値(1.2×6×0.5/2=1.8ms)の中で最
も大きな値(1.8ms)とする。
【0088】第2ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(1.8ms)と補正
係数(α=0.6)を乗算した値(1.08ms)と、
モータ基本周期(1.5ms)と、今回ドットラインの
サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.
2ms)と分割数(NA=6)を乗算し2で除算した値
(3.6ms)と、次回ドットラインのサーマルライン
ヘッドへの印加パルス幅(ThB=1.0ms)と分割
数(NB=1)と補正係数(β=0.5)を乗算し2で
除算した値(0.25ms)との中で最も大きな値
(3.6ms)とする。
【0089】第3ドットラインのモータ回転周期は、前
回ドットラインのモータ回転周期(3.6ms)と補正
係数(α=0.6)を乗算した値(2.16ms)と、
モータ基本周期(1.5ms)と、今回ドットラインの
サーマルラインヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.
0ms)と分割数(NA=1)を乗算し2で除算した値
(0.5ms)と、次回ドットラインのサーマルライン
ヘッドへの印加パルス幅(ThB=1.0ms)と分割
数(NB=1)と補正係数(β=0.5)を乗算し2で
除算した値(0.25ms)との中で最も大きな値
(2.16ms)とする。以降前記同様にモータの回転
周期を比較決定していく。
【0090】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動とともに少分割から多分
割への変動に対してもステッピングモータの回転周期の
変動を小さくして、ステッピングモータの振動をより抑
制できるため駆動音が小さく、より低トルクのステッピ
ングモータを使用し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピングモータでの紙送りピッ
チ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価で
サイズの小さなステッピングモータが使用できるという
有利な効果を有する。
【0091】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第7の実施の形態によりば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0092】(実施の形態8)図22は本発明の第7の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
による1ドットライン印刷の動作フローチャートであ
り、図23,図24は同実施の形態における動作タイミ
ングチャートの一例である。
【0093】以下に、図22,図23,図24を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0094】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図22に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0095】次に今回の1ドットラインを印刷する場合
に必要なサーマルラインヘッドの分割数(NA)を決定
し前記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマル
ラインヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマル
ラインヘッドへの印加パルス幅(ThA)を決定する。
【0096】次に予め設定された同時通電可能最大ドッ
ト数を超えないように次回印刷するドット数をカウント
しサーマルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決
定する。次に次回の1ドットラインを印刷する場合に必
要なサーマルラインヘッドの分割数(NB)を決定し前
記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルライ
ンヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルライ
ンヘッドへの印加パルス幅(ThB)を決定する。次に
記録紙を搬送するための今回ドットラインでのステッピ
ングモータの回転周期を、前回ドットラインで決定され
たモータ回転周期を補正した値(補正係数αを乗算した
値)と、今回ドットラインでのサーマルラインヘッドの
印加パルス幅と今回ドットラインでのサーマルラインヘ
ッドの分割数とから算出されるモータ回転周期と、予め
記憶しているモータの基本周期(モータを連続回転させ
たときの限界周期)とを比較して最も大きい値に決定す
る。補正係数αは0以上1以下の値とする。
【0097】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行いステッ
ピングモータの駆動が終了したら1ドットライン内の第
2ステップとして再度モータの回転周期を比較決定し、
決定したモータ回転周期でモータを駆動する。決定方法
は、前回処理で決定したモータ回転周期を補正した値
(補正係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットライ
ンでのサーマルラインヘッドの分割数とから算出される
モータ回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期
(モータを連続回転させたときの限界周期)と、次回ド
ットラインでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅と
次回ドットラインでのサーマルラインヘッドの分割数と
から算出される値を補正した値(補正係数βを乗算した
値)とを比較して最も大きい値にするものである。補正
係数βは0以上1以下の値とする。図23では前記処理
を行った場合の5ドットライン分の動作タイミングチャ
ートを示す。
【0098】次に、図24に示すように一例として実際
に数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説
明する。第1ドットラインの第1ステップ目のモータ回
転周期は、前回ドットラインのモータ回転周期(ここで
は仮に2.0msとする)と補正係数(α=0.6)を
乗算した値(2.0×0.6=1.2ms)と、モータ
基本周期(1.5ms)と、今回ドットラインのサーマ
ルラインヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.0m
s)と分割数(NA=3)を乗算し2で除算した値
(1.0×3/2=1.5ms)との中で最も大きな値
(1.5ms)とする。第1ドットラインの第2ステッ
プ目のモータ回転周期は、前回決定したモータ回転周期
(1.5ms)と補正係数(α=0.6)を乗算した値
(0.9ms)と、モータ基本周期(1.5ms)と、
今回ドットラインのサーマルラインヘッドへの印加パル
ス幅(ThA=1.0ms)と分割数(NA=3)を乗
算し2で乗算した値(1.5ms)と、次回ドットライ
ンのサーマルラインヘッドへの印加パルス幅(ThB=
1.2ms)と分割数(NB=6)と補正係数(β=
0.5)を乗算し2で除算した値(1.8ms)との中
で最も大きな値(1.8ms)とする。
【0099】第2ドットラインの第1ステップ目のモー
タ回転周期は、前回決定したモータ回転周期(1.8m
s)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(1.08
ms)と、モータ基本周期(1.5ms)と、今回ドッ
トラインのサーマルラインヘッドへの印加パルス幅(T
hA=1.2ms)と分割数(NA=6)を乗算し2で
除算した値(3.6ms)との中で最も大きな値(3.
6ms)とする。以降前記同様にモータの回転周期を比
較決定していく。
【0100】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動とともに少分割から多分
割への変動に対してもステッピングモータの回転周期の
変動を小さくして、ステッピングモータの振動をより抑
制できるため駆動音が小さく、より低トクルのステッピ
ングモータを使用し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピングモータでの紙送りピッ
チ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価で
サイズの小さなステッピングモータが使用でき、1ステ
ップ毎にモータ回転周期を補正するため高速印刷ができ
るという有利な効果を有する。
【0101】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第8の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0102】(実施の形態9)図25は本発明の第9の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
による1ドットライン印刷の動作フローチャートであ
り、図26,図27は同実施の形態における動作タイミ
ングチャートの一例である。
【0103】以下に、図25,図26,図27を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0104】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図25に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0105】次に今回の1ドットラインを印刷する場合
に必要なサーマルラインヘッドの分割数(NA)を決定
し前記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマル
ラインヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマル
ラインヘッドへの印加パルス幅(ThA)を決定する。
【0106】次に予め設定された同時通電可能最大ドッ
ト数を超えないように次回印刷するドット数をカウント
しサーマルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決
定する。次に次回の1ドットラインを印刷する場合に必
要なサーマルラインヘッドの分割数(NB)を決定し前
記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルライ
ンヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルライ
ンヘッドへの印加パルス幅(ThB)を決定する。
【0107】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と、今回ドットラインでのサーマ
ルラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでの
サーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ
回転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モー
タを連続回転させたときの限界周期)と、次回ドットラ
インでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅と次回ド
ットラインでのサーマルラインヘッドの分割数とから算
出される値を補正した値(補正係数βを乗算した値)と
を比較して最も大きい値に決定する。補正係数αとβは
0以上1以下の値とする。
【0108】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1ステップとしてステッピングモ
ータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行い、サー
マルラインヘッドの駆動とステッピングモータの駆動が
終了したら1ドットライン内の第2ステップとして再度
前回処理で決定したモータ回転周期でステッピングモー
タを駆動する。図26では前記処理を行った場合の5ド
ットライン分の動作タイミングチャートを示す。
【0109】次に、図27に示すように一例として実際
に数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説
明する。第1ドットラインのモータ回転周期は、前回ド
ットラインのモータ回転周期(ここでは仮に2.0ms
とする)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(2.
0×0.6=1.2ms)と、モータ基本周期(1.5
ms)と、今回ドットラインのサーマルラインヘッドへ
の印加パルス幅(ThA=1.0ms)と分割数(NA
=3)を乗算した値(1.0×3=3.0ms)と、次
回ドットラインのサーマルラインヘッドへの印加パルス
幅(ThB=1.2ms)と分割数(NB=6)と補正
係数(β=0.5)を乗算した値(1.2×6×0.5
=3.6ms)の中で最も大きな値(3.6ms)とす
る。
【0110】第2ドットラインのモータ回転周期は、前
回決定したモータ回転周期(3.6ms)と補正係数
(α=0.6)を乗算した値(2.16ms)と、モー
タ基本周期(1.5ms)と、今回ドットラインのサー
マルラインヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.2m
s)と分割数(NA=6)を乗算した値(7.2ms)
と、次回ドットラインのサーマルラインヘッドへの印加
パルス幅(ThB=1.0ms)と分割数(NB=1)
と補正係数(β=0.5)を乗算した値(0.5ms)
との中で最も大きな値(7.2ms)とする。第3ドッ
トラインのモータの回転周期は、前回決定したモータ回
転周期(7.2ms)と補正係数(α=0.6)を乗算
した値(4.32ms)と、モータ基本周期(1.5m
s)と、今回ドットラインのサーマルラインヘッドへの
印加パルス幅(ThA=1.0ms)と分割数(NA=
1)を乗算した値(1.0ms)と、次回ドットライン
のサーマルラインヘッドへの印加パルス幅(ThB=
1.0ms)と分割数(NB=1)と補正係数(β=
0.5)を乗算した値(0.5ms)との中で最も大き
な値(4.32ms)とする。以降前記同様にモータの
回転周期を比較決定していく。
【0111】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせすぜに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの
急激な多分割から少分割への変動とともに少分割から多
分割への変動に対してもステッピングモータの回転周期
の変動を小さくして、ステッピングモータの振動をより
抑制できるため駆動音が小さく、より低トルクのステッ
ピングモータを使用し脱調せずに印刷ができるととも
に、1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数
ステップで構成するためステッピングモータでの紙送り
ピッチ精度が向上し、減速比を大きくすることにより安
価でサイズの小さなステッピングモータが使用でき、1
ドットラインの印刷においてステッピングモータの複数
ステップ内での1ステップで印刷を完了するため印刷結
果において横方向に段差が発生しないより高品位な印刷
ができるという有利な効果を有する。
【0112】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第9の実施の形態によれば分割
数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0113】(実施の形態10)図28は本発明の第1
0の実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動
装置による1ドットライン印刷の動作フローチャートで
あり、図29,図30は同実施の形態における動作タイ
ミングチャートの一例である。
【0114】以下に、図28,図29,図30を用いて
同実施の形態における動作を説明する。
【0115】サーマルラインプリンタの駆動装置は、電
源の小型化と印刷速度を向上させるために印刷するドッ
ト数によって印刷するブロックを動的に変動させて動的
分割駆動を行っている。図28に示すように最初に予め
設定された同時通電可能最大ドット数を超えないように
今回印刷するドット数をカウントしサーマルラインヘッ
ドで一度に印刷するブロックを決定する。
【0116】次に今回の1ドットラインを印刷する場合
に必要なサーマルラインヘッドの分割数(NA)を決定
し前記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマル
ラインヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマル
ラインヘッドへの印加パルス幅(ThA)を決定する。
【0117】次に予め設定された同時通電可能最大ドッ
ト数を超えないように次回印刷するドット数をカウント
しサーマルラインヘッドで一度に印刷するブロックを決
定する。次に次回の1ドットラインを印刷する場合に必
要なサーマルラインヘッドの分割数(NB)を決定し前
記分割数・サーマルラインヘッドの温度・サーマルライ
ンヘッドの印加電圧等のパラメータによりサーマルライ
ンヘッドへの印加パルス幅(ThB)を決定する。
【0118】次に記録紙を搬送するための今回ドットラ
インでのステッピングモータの回転周期を、前回ドット
ラインで決定されたモータ回転周期を補正した値(補正
係数αを乗算した値)と今回ドットラインでのサーマル
ラインヘッドの印加パルス幅と今回ドットラインでのサ
ーマルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ回
転周期と、予め記憶しているモータの基本周期(モータ
を連続回転させたときの限界周期)とを比較して最も大
きい値に決定する。補正係数αは0以上1以下の値とす
る。
【0119】次に前回処理で決定したモータ回転周期で
1ドットライン内の第1のステップとしてステッピング
モータを駆動しサーマルラインヘッドの駆動を行い、サ
ーマルラインヘッドの駆動とステッピングモータの駆動
が終了したら1ドットライン内の第2ステップとし再度
モータの回転周期を比較決定し、決定したモータ回転周
期でモータを駆動する。決定方法は、前回処理で決定し
たモータ回転周期を補正した値(補正係数αを乗算した
値)と、予め記憶しているモータの基本周期(モータを
連続回転させたときの限界周期)と、次回ドットライン
でのサーマルラインヘッドの印加パルス幅と次回ドット
ラインでのサーマルラインヘッドの分割数とから算出さ
れる値を補正した値(補正係数βを乗算した値)とを比
較して最も大きい値にするものである。補正係数βは0
以上1以下の値とする。図29では前記処理を行った場
合の5ドットライン分の動作タイミングチャートを示
す。
【0120】次に、図30に示すように一例として実際
に数値を代入した動作タイミングチャートを使用して説
明する。第1ドットラインの第1ステップ目のモータ回
転周期は、前回ドットラインのモータ回転周期(ここで
は仮に2.0msとする)と補正係数(α=0.6)を
乗算した値(2.0×0.6=1.2ms)と、モータ
基本周期(1.5ms)と、今回ドットラインのサーマ
ルラインヘッドへの印加パルス幅(ThA=1.0m
s)と分割数(NA=3)を乗算した値(1.0×3=
3.0ms)との中で最も大きな値(3.0ms)とす
る。
【0121】第1ドットラインの第2ステップ目のモー
タ回転周期は、前回決定したモータ回転周期(3.0m
s)と補正係数(α=0.6)を乗算した値(1.8m
s)と、モータ基本周期(1.5ms)と、次回ドット
ラインのサーマルラインヘッドへの印加パルス幅(Th
B=1.2ms)と分割数(NB=6)と補正係数(β
=0.5)を乗算した値(3.6ms)との中で最も大
きな値(3.6ms)とする。第2ドットラインの第1
ステップ目のモータ回転周期は、前回決定したモータ回
転周期(3.6ms)と補正係数(α=0.6)を乗算
した値(2.16ms)と、モータ基本周期(1.5m
s)と、今回ドットラインのサーマルラインヘッドへの
印加パルス幅(ThA=1.2ms)と分割数(NA=
6)を乗算した値(7.2ms)との中で最も大きな値
(7.2ms)とする。以降前記同様にモータの回転周
期を比較決定していく。
【0122】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、必要以上にモータ基本周期を大
きくせずに、印刷内容によるサーマルラインヘッドの急
激な多分割から少分割への変動とともに少分割から多分
割への変動に対してもステッピングモータの回転周期の
変動を小さくして、ステッピングモータの振動をより抑
制できるため駆動音が小さく、より低トルクのステッピ
ングモータを使用し脱調せずに印刷ができるとともに、
1ドットラインの印刷をステッピングモータの複数ステ
ップで構成するためステッピンモータでの紙送りピッチ
精度が向上し、減速比を大きくすることにより安価でサ
イズの小さなステッピングモータが使用でき、1ドット
ラインの印刷においてステッピングモータの複数ステッ
プ内での1ステップで印刷を完了するため印刷結果にお
いて横方向に段差が発生しないより高品位な印刷がで
き、1ステップ毎にモータ回転周期を補正するため高速
印刷ができるという有利な効果を有する。
【0123】なお、前記の説明ではタイミングチャート
を記載する関係上サーマルラインヘッドの分割数を1か
ら6分割までとしているが、実際には1から数十、数百
分割まであり、本発明の第10の実施の形態によれば分
割数が多ければ多いほど更に大きな効果を有する。
【0124】
【発明の効果】以上のように本発明によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置は、小型、低トルク、低価格のス
テッピングモータを使用しても、前回ドットラインと次
回ドットラインのモータ回転周期の情報から今回ドット
ラインのモータ回転周期を決定するため、動的分割駆動
時に発生するサーマルラインヘッドの多分割から少分割
への急激な変動や少分割から多分割への急激な変動によ
るモータ回転周期の変動があっても、ステッピングモー
タの振動を小さく押さえ駆動音を小さくし脱調せすに高
速印刷が行えるという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるサーマルラインプ
リンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロ
ーチャート
【図2】同実施の形態1における動作の一例を示すタイ
ミングチャート
【図3】同実施の形態1における動作の一例を示すタイ
ミングチャート
【図4】同実施の形態2におけるサーマルラインプリン
タの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フローチ
ャート
【図5】同実施の形態2における動作の一例を示すタイ
ミングチャート
【図6】同実施の形態2における動作の一例を示すタイ
ミングチャート
【図7】同実施の形態3におけるサーマルラインプリン
タの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フローチ
ャート
【図8】同実施の形態3における動作の一例を示すタイ
ミングチャート
【図9】同実施の形態3における動作の一例を示すタイ
ミングチャート
【図10】同実施の形態4におけるサーマルラインプリ
ンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロー
チャート
【図11】同実施の形態4における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図12】同実施の形態4における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図13】同実施の形態5におけるサーマルラインプリ
ンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロー
チャート
【図14】同実施の形態5における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図15】同実施の形態5における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図16】同実施の形態6におけるサーマルラインプリ
ンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロー
チャート
【図17】同実施の形態6における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図18】同実施の形態6における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図19】同実施の形態7におけるサーマルラインプリ
ンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロー
チャート
【図20】同実施の形態7における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図21】同実施の形態7における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図22】同実施の形態8におけるサーマルラインプリ
ンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロー
チャート
【図23】同実施の形態8における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図24】同実施の形態8における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図25】同実施の形態9におけるサーマルラインプリ
ンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロー
チャート
【図26】同実施の形態9における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図27】同実施の形態9における動作の一例を示すタ
イミングチャート
【図28】同実施の形態10におけるサーマルラインプ
リンタの駆動装置による1ドットライン印刷の動作フロ
ーチャート
【図29】同実施の形態10における動作の一例を示す
タイミングチャート
【図30】同実施の形態10における動作の一例を示す
タイミングチャート
【図31】従来のサーマルラインプリンタの駆動装置に
よる1ドットライン印刷の動作フローチャート
【図32】従来のサーマルラインプリンタの駆動装置に
おける動作の一例を示すタイミングチャート
【図33】従来のサーマルラインプリンタの駆動装置に
おける動作の一例を示すタイミングチャート
【図34】従来のサーマルラインプリンタの駆動装置に
おける動作の一例を示すタイミングチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−85978(JP,A) 特開 昭62−212171(JP,A) 特開 平8−1983(JP,A) 特開 平6−328758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 - 2/375 B41J 11/42

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された同時通電可能最大ドット
    数を越えないようにサーマルラインヘッドの分割数を1
    ドットラインごとに変化させる動的分割手段と、前記動
    的分割でのサーマルラインヘッドの分割数に応じてサー
    マルラインヘッドへの印加パルス幅を補正する印加パル
    ス補正手段と、記録紙を搬送するための今回ドットライ
    ンでのステッピングモータの回転周期を、前回ドットラ
    インで決定されたモータ回転周期を補正した値と、今回
    ドットラインでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅
    と今回ドットラインでのサーマルラインヘッドの分割数
    とから算出されるモータ回転周期と、予め記憶している
    モータの基本周期とを比較して決定するモータ回転周期
    決定手段とで構成したサーマルラインプリンタの駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ドットラインごとに変動さ
    せるように構成した請求項1記載のサーマルラインプリ
    ンタの駆動装置。
  3. 【請求項3】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ステップごとに変動させる
    ように構成した請求項1記載のサーマルラインプリンタ
    の駆動装置。
  4. 【請求項4】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ドットラインごとに変動さ
    せるように構成した請求項1記載のサーマルラインプリ
    ンタの駆動装置。
  5. 【請求項5】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ステップごとに変動させる
    ように構成した請求項1記載のサーマルラインプリンタ
    の駆動装置。
  6. 【請求項6】 予め設定された同時通電可能最大ドット
    数を越えないようにサーマルラインヘッドの分割数を1
    ドットラインごとに変化させる動的分割手段と、前記動
    的分割でのサーマルラインヘッドの分割数に応じてサー
    マルラインヘッドへの印加パルス幅を補正する印加パル
    ス補正手段と、記録紙を搬送するための今回ドットライ
    ンでのステッピングモータの回転周期を、前回ドットラ
    インで決定されたモータ回転周期を補正した値と、今回
    ドットラインでのサーマルラインヘッドの印加パルス幅
    と今回ドットラインでのサーマルラインヘッドの分割数
    とから算出されるモータ回転周期と、予め記憶している
    モータの基本周期と、次回ドットラインでのサーマルラ
    インヘッドの印加パルス幅と次回ドットラインでのサー
    マルラインヘッドの分割数とから算出されるモータ回転
    周期を補正した値とを比較し決定するモータ回転周期決
    定手段とで構成したサーマルラインプリンタの駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ドットラインごとに変動さ
    せるように構成した請求項6記載のサーマルラインプリ
    ンタの駆動装置。
  8. 【請求項8】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ全てにまたがるようにサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ステップごとに変動させる
    ように構成した請求項6記載のサーマルラインプリンタ
    の駆動装置。
  9. 【請求項9】 1ドットラインを印刷するための記録紙
    を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ステ
    ップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサーマル
    ラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステッ
    ピングモータの回転周期を1ドットラインごとに変動さ
    せるように構成した請求項6記載のサーマルラインプリ
    ンタの駆動装置。
  10. 【請求項10】 1ドットラインを印刷するための記録
    紙を搬送するステッピングモータのステップ数を複数ス
    テップとし、複数ステップ中の1ステップのみでサーマ
    ルラインヘッドを駆動し、記録紙を搬送するためのステ
    ッピングモータの回転周期を1ステップごとに変動させ
    るように構成した請求項6記載のサーマルラインプリン
    タの駆動装置。
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