JPH05116297A - 噴射記録方法 - Google Patents

噴射記録方法

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JPH05116297A
JPH05116297A JP3279869A JP27986991A JPH05116297A JP H05116297 A JPH05116297 A JP H05116297A JP 3279869 A JP3279869 A JP 3279869A JP 27986991 A JP27986991 A JP 27986991A JP H05116297 A JPH05116297 A JP H05116297A
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JP
Japan
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recording
recording medium
ink
bubbles
nozzle
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Application number
JP3279869A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Takizawa
▲吉▼久 滝沢
Katsuhiro Shirota
勝浩 城田
Hisao Yaegashi
尚雄 八重樫
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 常温固体の記録媒体3を加熱溶融し、更に記
録信号に応じた熱エネルギーを付与することにより前記
記録媒体3内に泡6を発生させ、前記泡6を吐出口5よ
り外気と連通させて前記記録媒体3を吐出する少なくと
も1本のノズル手段15を有し、非記録時には前記ノズ
ルの吐出口5を閉空間内に保持する。 【効果】 装置待機状態から記録に移行した際の不吐出
や不完全吐出を防止する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常温で固体の記録媒体
を、被記録材に対して飛翔させて記録を行なう噴射記録
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】噴射記録方法は、記録媒体(インク)の
小滴を飛翔させ、紙などの被記録材に付着させて記録を
行なうものである。噴射記録方法の中でも特に、本出願
人が特公昭61−59911号公報、特公昭61−59
912号公報、特公昭61−59914号公報において
開示した、常温で液体のインクを用い、熱エネルギーを
このインクに作用させてインク内に泡を発生させ、イン
ク内に発生した泡により液滴を吐出口(オリフィス)か
ら吐出させる方法によれば、記録ヘッドの高密度マルチ
オリフィス化が容易に実現でき、高解像度、高品質の画
像を高速で記録できる。
【0003】常温で液体のインクを用いた噴射記録方法
によれば、上記のもの以外に例えば以下のものがある。
【0004】特公昭54−161935号公報では、図
13に示すように発熱体30によって液室内のインク3
1をガス化させ、該ガス32をインク滴33と共に吐出
口より吐出させる方法が開示されている。該方法によれ
ば、ガス32をノズルより噴出させることによってオリ
フィスの目詰まりを防止できるとしている。尚、35は
電極である。
【0005】また特開昭61−185455号公報で
は、図21に示すように小開口40を有する板状部材4
1と発熱体ヘッド42との微小間隔部43に満たされた
液状インク44を該発熱体ヘッドによって加熱し(図1
4(a),(b))、発生した気泡45によって小開口
40からインク滴46を飛翔させると共に、該気泡を形
成していたガスをも該小開口40より噴出させて(図1
4(c))記録紙上に面像を形成する記録方法に関する
記載がある。特開昭61−249768号公報では、図
15に示すように液状インク50に熱エネルギーを作用
させて気泡を形成し、気泡の膨張力に基づいてインク小
滴58を形成飛翔させると同時に該気泡を形成していた
ガスをも大開口52より大気中に噴出させる記録方法に
ついて記載されている。尚、51は発熱体である。
【0006】特開昭61−197246号公報には、図
16に示すようにフィルム60に設けられた複数の孔6
1に充填されたインク62を、発熱素子63を有する記
録ヘッド64で加熱してインク62中に泡67を発生さ
せ、インク滴65を被記録材66に飛翔させる記録方法
について記載されている。
【0007】一方、噴射記録方法に用いられるインクに
は、被記録材上で速やかに乾燥定着するのに対し、ノズ
ル内では乾燥しにくくノズル詰まりを起こしにくい、と
いう矛盾した特性が要求される。
【0008】この要求に対し、従来の常温固体のインク
には一般に水を主成分とし、これに乾燥防止、目詰まり
防止などの目的でグリコールなどの水溶性高沸点溶剤を
含有したものが一般的で、このようなインクを用いて普
通紙に記録を行なった場合、インクが速やかに乾燥定着
せず、印字直後の文字を手で触れるとインクが手につい
たり、文字が擦れて印字品位が低下するなどの問題があ
った。
【0009】また、記録紙の種類によって、インクの浸
透性が大きく異なるため、従来の水を主成分としたイン
クを使用する場合、特定の記録紙しか使用できないとい
う問題点があった。特に近年は、オフィスで多く使用さ
れているコピー用紙、レポート用紙、ノート、便箋等の
いわゆる普通紙に対しても良好な記録を行なえることが
要求されている。
【0010】この要求に対して、米国特許5,006,
170号、特開昭58−108271号公報、特開昭6
1−83268号公報、特開昭61−159470号公
報、特開昭62−48774号公報、あるいは特開昭5
5−54368号公報には、常温で固体状のホットメル
ト型インク加熱溶融して飛翔される噴射記録方法が開示
されている。
【0011】しかしながら、常温で固体のインクは、加
熱溶融したとしても、常温で液体の水系インクに比べ粘
度が高く、泡の発生及び膨張に対して大きな抵抗とな
る。このため、常温で固体のインクを用いた従来の噴射
記録方法では、インク中に泡が発生しても、十分な吐出
エネルギーが得られずインクの吐出速度が遅かったり、
あるいは泡の形状が不均一になったりした。その結果、
インクの小滴の体積が不均一になったりした。最悪の場
合には、インクが吐出口から吐出しない場合もあった。
【0012】また、被記録材上でインクが盛り上がるの
を防止するために、特開平1−242672号公報、特
開平2−51570号公報には過冷却剤の添加された常
温固体のインクが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、過
冷却剤の添加された常温固体の従来のインクは、インク
の盛り上がりは防止できるが完全定着するために時間が
かかり、記録像を形成した後十分に時間をおかないと、
記録像で手が汚れたり記録像が乱れたりする問題があっ
た。
【0014】また、噴射記録方法に使用する常温固体の
従来のインクとしては、上記のほか、特開平1−236
287号公報、特開平1−263170号公報及び特開
平1−263171号公報にそれぞれキシレノール、ジ
アセトアミド、2,2−ジメチル−1−プロパノールを
主要成分とするインクが開示されているが、これら従来
の固体インクでは、記録を行なわないまま加熱溶融状態
に放置したとき、インクの物性が変化したり、ノズル詰
まりが起こり易く、また、記録紙によっては記録像がに
じむことがあった。
【0015】そこで本出願人は特願平3−249217
号公報により、前記従来知られている記録技術を改良す
る提案をすでに行なっている。
【0016】特願平3−249217号公報の方法によ
れば、ノズル内の泡だまりによる吐出不良や吐出したイ
ンク小滴の体積の不均一、またインク小滴の被記録材上
の着弾位置精度の悪さなど、従来知られている記録技術
による問題点を解決することができた。
【0017】本願は前記特願平3−249217号公報
を発展させたものであり、常温固体の記録媒体を加熱溶
融し、更に記録信号に応じた熱エネルギーを付与するこ
とにより前記記録媒体内に泡を発生させ、前記泡を吐出
口より外気と連通させて前記記録媒体を吐出する少なく
とも1本のノズル手段を有し、非記録時には前記ノズル
の吐出口を閉空間内に保持することにより、非記録時に
ノズル内のインクが乾燥することを防ぎ、記録に移行し
た際に、不吐出や不完全吐出の起こらない記録方法を提
供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の噴射記録方法
は、常温固体の記録媒体を加熱溶融し、更に記録信号に
応じた熱エネルギーを付与することにより前記記録媒体
内に泡を発生させ、前記泡を吐出口より外気と連通させ
て前記記録媒体を吐出する少なくとも1本のノズル手段
を有し、非記録時にノズルを閉空間内に保持するもので
ある。
【0019】本発明の噴射記録方法は、後に記述するよ
うに、常温(5℃〜35℃)で固体の記録媒体(イン
ク)を加熱溶融し、溶融した記録媒体に記録信号に応じ
た熱エネルギーを付与することで泡が発生し、この泡の
発生により記録媒体を吐出口から吐出させる吐出エネル
ギーが生ずる。
【0020】図1に示す装置は、本発明の記録方法を実
施するための装置で(後に更に詳しく説明する)、タン
ク21に収容された記録媒体は供給路22を通って記録
ヘッド23に供給される。記録ヘッド23は、図に示す
記録ヘッドが使用できる。タンク21、供給路22及び
記録ヘッド23には、加熱手段20及び24の熱により
装置内の記録媒体が液状に保たれる。加熱手段20及び
24は、記録媒体の融点よりも10℃〜50℃高い温度
に設定すると良い。記録ヘッド23には駆動回路25よ
り記録信号が送られ、記録信号に応じて記録ヘッド23
の吐出エネルギー発生手段(例えばヒーター)が駆動す
る。
【0021】ヘッド23は、図2に示すように、基板1
上に平行に並べられた壁8と、液室10を形成する壁1
4とが設けられている。更に、壁8、14の上には天板
4が配置される。図2の(a)では、記録ヘッドの内部
を見やすくするため、天板4を壁8、14から離して示
してある。天板4にはインク供給口11が形成され、イ
ンク供給口11より液室10に溶融した記録媒体が流入
する。壁8と壁8の間は、溶融した記録媒体が通るノズ
ル15となっており、各ノズル15の途中の基板1上に
は記録媒体に記録信号に応じた熱エネルギーを付与する
ためのヒーター2が設けられている。ヒーター2からの
熱エネルギーにより記録媒体に泡が発生し、記録媒体が
ノズル15の吐出口5から吐出する。
【0022】本発明の記録方法では、熱エネルギーの付
与により記録媒体に発生した泡が膨張して所定の大きさ
になったところで吐出口5を突き抜け外気と連通する。
以下、この点について説明する。
【0023】図3は記録ヘッド23に設けられた1本の
ノズル15の断面で、図3は(a)は発泡前の状態を示
す。まず加熱手段24に電流を流し、常温で固体の記録
媒体3を溶解する。記録媒体3を液化した後、ヒーター
2に瞬間的に電流を流しパルス的にヒーター2近傍の記
録媒体3を加熱すると、記録媒体3は急激な沸騰を起こ
し勢い良く泡6が発生し、膨張をはじめる(図3
(b))。泡6は膨張を続け、特にイナータンス(慣
性)の小さい吐出口5側へ成長し、更に吐出口5から突
き抜け外気と連通する(図3(c))。泡6より吐出口
5側の記録媒体3は、この瞬間までに泡6から与えられ
た運動量のために前方へ飛び出し、やがて独立な小滴7
となって紙などの被記録材へ飛翔する(図3(d))。
記録媒体3が飛び出した後、ノズル15先端部に生じた
空隙には、後方の記録媒体3の表面張力とノズル壁との
濡れによって新たな記録媒体3が満たされ、吐出前の状
態に戻る。
【0024】記録ヘッド23は従来の記録ヘッドに比
べ、ヒーター2の位置を吐出口5の方向に近づけた位置
に設けてある。これは泡を外気と連通させるために最も
簡便にとれる構成である。ヒーター2の発生する熱エネ
ルギー量、インク物性、記録ヘッド23の各部の大きさ
(吐出口5とヒーター2間の距離、吐出口5や、ノズル
15の幅及び高さ)などを所望に応じて選択することに
より泡を外気と連通させることができる。
【0025】ヒーター2を吐出口5にどれくらい近づけ
たら泡が外気と連通するかについては一概には言えない
が、ヒーター2の吐出口側の端から吐出口5までの距離
(図9に示す記録ヘッドの場合は、ヒーター2の表面か
ら吐出口5までの距離)が5μm以上80μm以下、更
には10μm以上60μm以下であることが好ましい。
【0026】泡を外気と確実に連通させるために、吐出
口の高さH(図2(a)参照)をヒーターのところで測
定したノズルの幅Wと等しいか、より小さくすることが
好ましい。
【0027】また、泡を外気と連通させるためには、ヒ
ーター2の幅を、ノズルの幅の50%〜95%、更には
70%〜90%とするのが好ましい。更には加熱手段2
4によって溶融状態にあるインク粘度が100cps以
下であることが好ましい。また、泡が外気と連通しない
場合に達するであろう泡の最大体積もしくは泡の最大体
積の70%以上、より好ましくは80%以上の体積のと
きに泡が外気と連通するようにすることは好ましいもの
である。
【0028】本発明では、記録媒体中に生じた泡が外気
と連通するため、泡と吐出口5との間にある記録媒体が
実質的に全て吐出する。従って、吐出する小滴の体積は
常に一定となる。従来の噴射記録方法では、通常、記録
媒体中に生じた泡は外気と連通せず、最大に成長した後
は収縮して消滅する。従来のように、記録媒体中に生じ
た泡が外気と連通しない場合、泡と吐出口5との間にあ
る記録媒体は全てが吐出せず部分的に吐出するにすぎな
い。
【0029】また、泡が外気と連通せずに最大に達した
後、収縮する噴射記録方法では、泡が収縮しても完全に
は消滅せずにヒーター上に残る場合があった。このよう
にヒーター上に小泡が残ると、次の小滴吐出の際に、ヒ
ーター上に残った小泡のために泡の発生及び成長が正し
く行なわれないという問題がある。この点、泡を外気と
連通させる本発明の噴射記録方法では、泡と吐出口の間
にある記録媒体が全て吐出するためヒーター上に小泡が
残ることがない。
【0030】本発明の記録方法では、記録ヘッド23の
ヒーター2から吐出口5までのイナータンスが小さいた
め、生起した泡の運動量が効率良く小滴7に享受され
る。このため、従来の記録方法では吐出しにくかったも
の、即ち常温で固体の記録媒体を融点以上に加熱して液
化したもののように、粘度の高いものでも安定的に吐出
することが可能である。また、本発明の記録方法では、
記録媒体内に発生した泡が記録媒体の吐出時に外気と連
通するため、記録媒体の吐出スピードが非常に速くな
る。このため、記録媒体の小滴は被記録材上の目的のポ
イントに正確に付着すると共に、固体の記録媒体でも被
記録材上でも盛り上がることがなく薄く付着する。固体
の記録媒体が、被記録材上で薄く付着するという利点
は、多色のカラー画像を形成するために記録媒体を被記
録材上で重ねて付着させる場合に特に有効である。
【0031】また本発明では、ヒーター2より生起され
た泡が吐出口5より外気と連通するときに、泡の内圧が
外気圧以下の条件で連通させるのが好ましい。
【0032】図4は、泡の内圧(グラフa)と泡の体積
(グラフb)の関係を示したグラフである。但し、図4
は泡が外気と連通しない場合のグラフである。図4にお
いて、時刻T=t0で、ヒーター2にパルス電流を流す
と記録媒体中に泡が発生して泡の内圧が急激に上昇す
る。泡は発生と同時に膨張を開始する。
【0033】泡の膨張は、ヒーター2への電流印加が終
了してもすぐには終らず、しばらくの間続く。その結果
泡の内圧は急激に低下して時刻T=t1で外気圧以下に
なる。泡はある程度膨張を続けた後、収縮し消滅する。
【0034】従って、図5に示すように、時刻T=t1
以降の時間、例えば時刻taで泡を外気と連通させれ
ば、連通する直前の泡の内圧は外気圧以下となる。
【0035】泡の内圧が外気圧以下の条件で泡を外気と
連通させて小滴を吐出させると、記録に不要なミスト状
の記録媒体が飛散するのを防ぐことができ、被記録材や
装置内を汚すことがない。
【0036】従来から、噴射記録方法では記録を行なう
小滴以外に、スプラッシュしたミスト状の記録媒体(以
下、スプラッシュあるいはミストという)がしばしば吐
出し問題となっていた。本発明によれば、泡外気と連通
する際に泡の内圧を外気圧よりも低くすることでスプラ
ッシュやミストを防ぐことができる。
【0037】泡の内圧と外気圧との大小関係は、泡の内
圧を直接測定するのは難しいため、以下のようにして判
定するとよい。
【0038】即ち、記録媒体が発泡を開始してから泡が
外気と連通するまでの時間における泡の体積Vbを測定
し、Vbの二次微分d2Vb/dt2を求めることによっ
て泡の内圧と外気圧との大小関係を知ることができる。
2Vb/dt2>0であれば泡の内圧は外気圧よりも高
く、d2Vb/dt2≦0であれば泡の内圧は外気圧以下
である。図6で説明すると、発泡開始T=t0よりT=
t1までは泡の内圧は外気圧よりも高くd2Vb/dt2
>0となり、T=t1より泡が外気と連通するまでの時
間T=taまでは泡の内圧は外気圧以下であり、d2
b/dt2≦0となる。以上のようにVbの二次微分d2
Vb/dt2を求めることで泡の内圧と外気圧との大小
関係を知ることができる。
【0039】また、上記のVbを測定するかわりに、泡
が発生してから記録媒体の小滴が飛翔するまでの間(図
3の(a)から(c)の間)において、吐出口5から突
出した記録媒体3a(図3(b)参照。以下、記録媒体
吐出部3a)のVdを測定して、Vdの二次微分d2
d/dt2を求めることによっても泡の内圧と外気圧の
大小関係を知ることができる。即ち、d2Vd/dt2
0であれば泡の内圧は外気圧よりも高く、d2Vd/d
2≦0であれば泡の内圧は外気圧以下である。
【0040】各時刻における記録媒体突出部3aの体積
は、図7のようにストロボやLED、レーザーなどの光
源200を用いて、パルス光で記録媒体突出部3aを照
明しながら顕微鏡201で観察することによって測定す
ることができる。即ち、一定周波数で連続して小滴を吐
出している記録ヘッドに対して、その駆動パルスに同期
してかつ所定のディレイ時間をおいてパルス光を発行さ
せることにより、所定時刻における記録媒体突出部3a
の投影形状を測定できる。このときパルス光のパルス幅
は測定に十分な光量が確保できる範囲でできるだけ小さ
いほうがより正確に測定を行なうことができる。記録媒
体突出部3aの体積は、一方向からの測定からでも換算
することができるが、さらに正確に求めるために、図7
に示すように、小滴の吐出方向をxとしx軸と直交し、
しかも互いに直交する2方向y、z方向から同時に記録
媒体突出部3aの投影形状を測定することが望ましい。
このとき顕微鏡201での測定方向yまたはzの何れか
一方は、吐出口5の並び方向に平行な方向が望ましい。
【0041】このように測定した2方向からの画像につ
いて、図8(a)及び図8(b)に示すようにx座標値
に対する記録媒体突出部3aの幅a(x)、b(x)を
測定する。これらの値から次式に従って計算することに
よって所定時刻の記録媒体突出部3aの体積Vdを求め
ることができるのである。なお、下記の式は記録媒体突
出部3aのy−z断面を楕円で近似したもので、記録媒
体突出部3aや泡6の体積計算には十分な精度で求める
ことができる。
【0042】 Vd=(π/4)∫a(x)・b(x)dx
【0043】こうして、光源200からのパルス光の点
灯ディレス時間を0から順に変えていくことによって、
泡が発生してから記録媒体の小滴が飛翔するまでの間に
おけるVdの変化を求めることができる。
【0044】ノズル15内の泡体積Vbの測定も図7に
示した方法を応用して行なうことができる。但し、泡の
体積Vbを測定するためには、記録ヘッドの外側から泡
が観察できるように、記録ヘッドの一部を透明な部材で
構成する必要がある。
【0045】記録媒体突出部3aや泡6の挙動を観察す
るためには、約0.1μsec程度の時間分解能が必要
なため、パルス光源200としては赤外LEDが好まし
く、また光源パルス幅は50nsecが好ましい。顕微
鏡201には赤外線カメラを接続し画像を撮影するのが
好ましい。
【0046】また、泡の吐出口5方向先端の移動速度の
一次微分値が負の条件で泡を該吐出口5より外気と連通
させることにより、更にインクミストやスプラッシュを
防止できる。
【0047】更に、図3(b)を参照して吐出エネルギ
ー発生手段であるヒーター2の吐出口5側端部から気泡
の吐出口とは反対側の端部までの距離1aをヒーターの
吐出口5とは反対側の端部から気泡の吐出口とは反対側
の端部までの距離1bに対して泡が外気と連通する直前
において1a/1b≧1、好ましくは1a/1b≧2、
より好ましくは1a/1b≧4とすることにより、記録
媒体吐出後に吐出口近傍に生じた空隙部に新たな記録媒
体が満たされるまでの時間を短縮することができ、より
一層の高速記録が可能になる。1a/1bは例えばヒー
ター2の位置を吐出口5に近付ければ大きくなる。
【0048】図9は記録ヘッドの他の例をしめすもの
で、吐出口5がノズル15の横方向に設けられている。
図9の記録ヘッドを使用した場合も、図3の記録ヘッド
と同様に泡6は外気と連通する。即ち、図9(a)に示
す発泡前の状態から、加熱手段24により記録媒体3を
溶融した後、ヒーター2に通電するとヒーター2上に泡
6が発生する(図9(b))。その後、泡6は膨張を続
け(図9(c))、泡6と外気とが連通して小滴7が吐
出口5から飛び出す(図9(d))。
【0049】次に常温(5℃〜35℃)で固体の記録媒
体(インク)について説明する。
【0050】本発明では、先に詳述したように、常温固
体の記録媒体を加熱溶融し、溶融した記録媒体に記録信
号に応じた熱エネルギーを付与することにより吐出口5
から吐出させて記録を行なう。従って、本発明の常温固
体の記録媒体は、熱溶融性固体物質と着色剤とを少なく
とも含有し、更に必要に応じて物性を調整するための添
加剤或はアルコール等の常温で液体の有機溶剤等を含有
するものである。
【0051】本発明の記録媒体は、その融点が36℃〜
200℃の範囲にあるものが望ましい。36℃を下回る
場合は、室温の変化によっては記録媒体が溶けて手など
を汚すおそれがあり、200℃を越える場合には、記録
媒体を液化するために大きなエネルギーが必要となる。
より好ましくは、その融点が36℃〜150℃の範囲が
望ましい。
【0052】更に本発明の記録方法は、熱エネルギーの
作用により記録媒体を吐出させ記録を行なうので、熱エ
ネルギーを吐出エネルギーへと効率良く変換させるため
の成分として沸点(760mmHg)が150℃〜37
0℃の物質も含有させることが望ましい。
【0053】本発明の常温固体の記録媒体に含有する熱
エネルギーを吐出エネルギーへ効率良く変換する熱溶融
性固体物質としては、例えばアセトアミド、p−バニリ
ン、o−バニリン、ジベンジル、m−アセトトルイジ
ン、安息香酸フェニル、2,6−ジメチルキノリン、
2,6−ジメトキシフェノール、p−メチルベンジルア
ルコール、p−ブロモアセトン、ホモカテコール、2,
3−ジメトキシベンズアルデヒド、2,4−ジクロルア
ニリン、ジクロロキシリレン、3,4−ジクロロアニリ
ン、4−クロロ−m−クレゾール、p−ブロモフェノー
ル、シュウ酸ジメチル、1−ナフトール、ジブチルヒド
ロキシトルエン、1,3,5−トリクロロベゼン、p−
tert−ペンチルフェノール、デュレン、ヂメチル−
p−フェニレンジアミン、トラン、スチレングリコー
ル、プロピオンアミド、炭酸ジフェニル、2−クロロナ
フタレン、アセナフテン、2−ブロモナフタレン、イン
ドール、2−アセチルピロール、ジベンゾフラン、p−
クロロベンジルアルコール、2−メトキシナフタレン、
チグリン酸、p−ジブロモベンゼン、9−ヘプタデカノ
ン、1−テトラデカナミン、1,8−オクタンジアミ
ン、グルタル酸、2,3−ジメチルナフタレン、イミダ
ゾール、2−メチル−8−ヒドロキシキノリン、2−メ
チルインドール、4−メチルビフェニル、3,6−ジメ
チル−4−オクチンージオール、2,5−ジメチル−3
−ヘキシン−2,5−ジオール、2,5−ジメチルー
2,5−ヘキサンジオール、エチレンカーボネート、
1,8−オクタンジオール、1,1−ジエチル尿素、p
−ヒドロキシ安息香酸ブチル、2−ヒドロキシナフトエ
酸メチル、8−キノリノール、ステアリルアミンアセテ
ート、1,3−ジフェニルー1,3−プロパンジオン、
m−ニトロ安息香酸メチル、しゅう酸ジメチル、フタラ
イド、2,2−ジエチルー1,3−プロパンジオール、
8−キノリノール、N−tert−ブチルエタノールア
ミン、グリコール酸、ジアセチルモノオキシム及びアセ
トンオキシム等の一種または二種以上を混合して用いる
ことができる。
【0054】更に下記のようなワックス類、樹脂類等を
含有してもよい。
【0055】カルナウバワックス、パラフィンワック
ス、サゾールワックス、マイクロクリスタリンワック
ス、エステルワックス等のワックス類、ステアリン酸、
パルミチン酸等の脂肪酸類、セチルアルコール、ステア
リルアルコール等の高級アルコール類、1,8−オクタ
ンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ド
デカンジオール等のジオール類、そのほか脂肪酸エステ
ル類、芳香族エステル、芳香族アルコール等の芳香族化
合物、ポリアミド樹脂類、ポリエステル樹脂類、ポリウ
レタン樹脂類、エポキシ樹脂類、ポリオレフィン樹脂
類、ポリアクリル樹脂類等。
【0056】上記の熱溶融性固体物質は、種類によって
吐出特性に特に優れたものや、保存性に特に優れたも
の、あるいは被記録材上でのにじみが極端に少ないもの
など色々と特徴がある。従って、使用目的に応じて上記
熱溶融性固体物質の中から適宜選択して記録媒体に使用
することができる。
【0057】また本発明の記録媒体には、必要に応じて
常温で液体の有機溶剤、例えば1−ヘキサノール、1−
ヘプタノール、1−オクタノール等のアルコール類、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、トリエチレングリコール等の多価アルコー
ル類、その他ケトン類、ケトアルコール類、アミド類、
エーテル類等のものを含有することもできる。これら有
機溶剤は、記録媒体中に発生する泡を大きく成長させ
る。
【0058】本発明の記録媒体に含有する着色剤として
は、従来公知の直接染料、酸性染料、塩基性染料、分散
染料、建染染料、硫化染料、油溶性染料等の各種染料お
よび顔料が有効である。特に好ましく使用しうる染料と
しては、次に示すカラーインデックス記載の油溶性染料
が挙げられる。
【0059】C.I.Solvent Yellow
1,2,3,4,6,7,8,10,12,13,1
4,16,18,19,21,25,25:1,28,
29,30,32,33,34,36,37,38,4
0,42,43,44,47,48,55,56,5
8,60,62,64,65等 C.I.Solent Orange 1,2,3,
4,4:1,5,6,7,11,16,17,19,2
0,23,25,31,32,37,37:1,38,
40,40:1,45,54,56,59,60,6
2,63,67,68,71,72,73,74,75
等 C.I.Solvent Red 1,2,3,4,
7,8,13,14,17,18,19,23,24,
25,26,27,29,30,33,35,37,4
1,42,43,45,46,47,48,49,4
9:1,52,68,69,72,73,74,80,
81,等 C.I.Solvent Violet 2,3,8,
9,10,11,13,14,21,21:1,24,
31,32,33,34,36,37,38,45,4
6,47 C.I.Solvent Blue 2,
4,5,7,10,11,12,22,25,26,3
5,36,37,38,46,44,45,48,4
9,50,51,63,64,66,67,68,70
等 C.I.Solvent Green 1,3,4,
5,7,8,9,20,26,28,29,30,3
2,33等 C.I.Solvent Brown 1,1:1,
2,3,4,5,6,12,19,20,22,25,
28,29,31,37,38,42,43,44,4
8,49,52,53,58等 C.I.Solvent Black 3,5,6,
7,8,13,22,22:1,23,26,27,2
8,29,33,34,35,39,40,41,4
2,43,45,46,47,48,49,50等
【0060】更に、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸
化亜鉛、リトポン、酸化チタン、クロムエロー、カドミ
ウムエロー、ニッケルチタンエロー、ネープルスエロ
ー、黄色酸化鉄、ベンガラ、カドミウムレッド、硫化水
銀カドミウム、紺青、群青等の無機顔料やカーボンブラ
ック、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、トリフェニ
ルメタル系顔料、バッド系顔料等の有機顔料も好ましく
用いられる。好ましく使用できる顔料のカラーインデッ
クスNo.を以下に示す。 C.I.Pigment Yellow 1,2,3,
5,12,13,14,15,17,83 C.I.Vat Yellow 1, C.I.Pigment Orange 1,5,1
3,16,17,24 C.I.Vat Orange 3 C.I.Pigment Red 1,2,3,4,
5,7,9,12,22,23,37,38,48,4
9,50,51,53,57,58,60,63,8
1,83,88,112 C.I.Pigment Violet 1,3,1
9,23 C.I.Vat Violet 2 C.I.Pigment Blue 1,2,15,1
6,17 C.I.Vat Blue 4 C.I.Pigment Green 2,7,8,1
0 C.I.Pigment Black 1
【0061】
【実施例】次に本発明の記録方法について説明する。
【0062】図10は本発明の記録方法を実施するため
の装置の全体を表す斜視図、図11はヘッドとインクタ
ンクの詳細図である。図において、23は記録ヘッドで
あり図2で示したものと同様である。この記録ヘッド
は、基板1上に各液流路15を隔てるように配置された
壁8と、この壁に接するガラスの透明天板4と、各液流
路に設けられたヒーター2より構成されている。ヒータ
ー2は不図示の電極によって画信号に応じて通電され
る。流路15、ヒーター2、オリフィス5で構成される
ノズルの寸法は高さ27μm、幅40μm、ヒーターサ
イズは幅32μm、長さ40μm、ヒーター2の位置は
そのもっともオリフィス5側の端からオリフィス5まで
の距離が20μmであり、1インチ当り400ノズルの
密度で64ノズル配置してある。
【0063】 C.I.Solvent black3 5.0重量部 エチレンカーボーネート(融点39℃) 42.5重量部 1、12−ドデカンジオール(融点82℃) 42.5重量部
【0064】上記成分を100℃で容器中で撹拌し、均
一に混合溶解させ、加熱したまま孔径0.45μmのテ
フロン製フィルタで濾過した後、冷却し固体状態のイン
クを得た。
【0065】記録ヘッド23のヒーター2への通電条件
は印加電圧16.0V、パルス幅2.5μsec、駆動
周波数1KHzとした。
【0066】記録ヘッド1はアルミベース72に接着さ
れている。記録ヘッド23の上面にはインク供給口11
があり、ここからノズル内にインクが供給される。21
は液化したインクを貯蔵するインクタンクである。イン
クタンク21内にはアルミ製のインク供給管22が直立
し、その上端はインク供給口11に接続している。イン
クはインクタンク21からインク供給管22を経てイン
ク供給口に到りノズル内に供給される。インクタンク2
1にはタンクフタ70が固定される。タンクフタ70に
は固体インク投入口71が存在し、ここから不図示の補
給装置により固体インク73を補給できる。アルミベー
ス2の裏面には加熱手段24がありインクタンク21及
びノズル内のインクを液化した状態に保つ。74はキャ
リッジであり上述した構成部品がキャリッジ上面に固定
される。キャリッジ74はガイド75と76に案内され
て記録紙77の紙面に平行に移動できる。キャリッジ7
4にはワイヤ78が係合している。ワイヤ78はモータ
ープーリー79とテンションプーリー80の間で張られ
る。キャリッジモーター81によりキャリッジは駆動さ
れる。記録紙77はローラー対82に挟持される。ロー
ラー対82は紙送りモーター83により駆動される。8
4はキャップであり、不図示の手段により記録ヘッドの
オリフィス面に対し圧接離隔可能である。またキャップ
は不図示の加熱手段によりインク融点以上に保たれる。
図12に示したように、キャップのノズルに対向する側
には開口部があり、開口部のまわりにはシールゴム86
が貼付されている。非記録時に、吐出エレメントのオリ
フィス面にキャップが圧接すると、シールゴムがたわ
む。それによりノズルは外部環境から遮断され、ノズル
内のインクは乾燥を起こさない。85は空吐出箱で内部
に多孔質体を有し記録目的以外の吐出インクを受け止め
る。
【0067】次に装置の記録方法について説明する。電
源がONすると加熱手段24に通電する。加熱手段24
の近傍に設けられた不図示の温度センサーが融点より1
0℃高い温度を検知すれば通電はストップする。以後は
センサーの検知温度が融点より10℃高い温度を中心に
±5℃の範囲に入るようON・OFF制御を行う。イン
クタンク内の液化インクはインク融点より10℃高い温
度に保温され液化インクに接触しているインク供給管5
も熱容量が小さく熱伝導率が高いため短時間でインクと
ほぼ同温度まで昇温する。したがって供給管の途中でイ
ンクが固化することなくスムーズにノズルまでインク供
給ができる。プリント信号が入力されるとキャップが退
避し記録紙77がセットされる。キャリッジが記録紙面
に沿って移動し記録ヘッド1のノズルから画像信号に応
じて吐出し1ライン分の記録を行う。1ラインの記録が
終れば記録紙が64ノズル分送られ、2ライン目の記録
に移る。以下同様に記録を行い1枚分の記録が終了すれ
ば排紙する。記録を続けるなら給紙され上と同様に1ラ
イン目から記録を行い、記録を終了するならキャリッジ
がキャップに対向する位置まで移動してオリフィス面に
キャップが圧接する。なお、排吐出ノズル内のインクの
乾燥による目詰まりを防ぐ為、2ライン印字ごとにキャ
リッジが空吐出箱の前まで移動し50発の空吐出を行
う。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、常温固体の記録媒
体を加熱溶融し、更に記録信号に応じた熱エネルギーを
付与することにより前記記録媒体内に泡を発生させ、前
記泡を吐出口より外気と連通させて前記記録媒体を吐出
する少なくとも1本のノズル手段を有し、非記録時には
前記ノズルの吐出口を閉空間内に保持することにより、
装置待機状態から記録に移行した際の不吐出や不完全吐
出を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録方法に使用する記録装置の一例を
示す概略図である。
【図2】図1に示す記録装置で使用する記録ヘッドの一
例を示す概略図である。
【図3】本発明の記録方法の原理を示すために、記録媒
体を供給した記録ヘッドの一例を示す断面図である。
【図4】泡が外気と連通しない場合の、泡の内圧変化と
泡の体積変化の例を示したグラフである。
【図5】泡が外気と連通する場合の、泡の内圧変化と泡
の体積変化の例を示したグラフである。
【図6】泡が外気と連通する場合の、泡の内圧変化、泡
の体積変化更に泡の体積変化率の例を示したグラフであ
る。
【図7】吐出口から突出した記録媒体の体積を測定する
方法の一例を示す斜視図である。
【図8】図7に示した測定方法による測定結果の一例を
示す図である。
【図9】本発明の記録方法の原理を示すために、記録媒
体を供給した記録ヘッドの他の例を示す断面図である。
【図10】本発明の記録方法を実施するための装置の全
体をあらわす斜視図である。
【図11】記録ヘッドとタンクの詳細図である。
【図12】キャップの詳細図である。
【図13】従来の記録方法の一例を示す断面図である。
【図14】従来の記録方法の他例を示す断面図である。
【図15】従来の記録方法の他例を示す断面図である。
【図16】従来の記録方法の他例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ヒーター 3 インク 4 天板 5 オリフィス 6 泡 7 小滴 8 壁 10 液室 11 インク供給口 14 壁 15 ノズル 16、201 顕微鏡 17 ストロボ 18 ストロボ駆動回路 19 遅延回路 20、24 加熱手段 21 タンク 22 供給路 23 記録ヘッド 25 駆動回路 26 温度制御手段 27 記録紙 73 固体インク 84 キャップ 85 空吐出箱 200 光源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温固体の記録媒体を加熱溶融し、更に
    記録信号に応じた熱エネルギーを付与することにより前
    記記録媒体内に泡を発生させ、前記泡を吐出口より外気
    と連通させて前記記録媒体を吐出する少なくとも1本の
    ノズル手段を有し、非記録時には前記ノズルの吐出口を
    閉空間内に保持することを特徴とする噴射記録方法。
  2. 【請求項2】 前記泡の内圧が外気圧以下であるとき、
    前記泡が外気と連通する請求項1記載の噴射記録方法。
JP3279869A 1991-10-25 1991-10-25 噴射記録方法 Pending JPH05116297A (ja)

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JP3279869A JPH05116297A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 噴射記録方法
US08/467,897 US5680165A (en) 1991-10-25 1995-06-06 Jet recording method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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