JPH0511593U - 疑似符号誤り警報回路 - Google Patents

疑似符号誤り警報回路

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JPH0511593U
JPH0511593U JP5604591U JP5604591U JPH0511593U JP H0511593 U JPH0511593 U JP H0511593U JP 5604591 U JP5604591 U JP 5604591U JP 5604591 U JP5604591 U JP 5604591U JP H0511593 U JPH0511593 U JP H0511593U
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康功 大家
充 平間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】疑似符号誤りを無調整で常に安定に検出すると
ともに警報信号を発生し、構成および取扱いの簡略化を
図り、かつ常に適確な切換制御を可能とする。 【構成】識別器15a,15bの各識別出力のうちそれ
ぞれ上位2ビット目から上位4ビット目までの各識別出
力を排他的論理和処理を含む論理処理を行なって疑似符
号誤り検出信号ASを得、この検出信号ASの検出時間
T毎の発生数、つまり疑似符号誤り率が第1のしきい値
以上になった時点で警報信号GSを発生し、かつ上記疑
似符号誤り率が上記第1のしきい値よりも小さい第2の
しきい値以下に低下した時点で上記警報信号GSをオフ
するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばディジタル無線通信装置において使用される疑似符号誤り警 報回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタルマイクロ波通信の変調方式の一つとして22n値直交振幅変調 (多値QAM)方式が採用されている。この変調方式は、搬送波の振幅と位相の 双方を変化させることによりディジタルデ―タを伝送するもので、より高能率な 変調を実現することができる。図7は、この種の変調方式を適用したディジタル 無線通信装置の受信系の構成を示す基本ブロック図である。同図において、アン テナ1により受信されたディジタル伝送信号は、周波数変換器2で局部発振器3 から発生される局部発振信号により中間周波帯の信号に変換されたのち、自動利 得制御機能を有する中間周波増幅器4等を介して復調器5に導かれ、ここで主信 号が復調される。
【0003】 ところで、ディジタル無線方式ではフェ―ジング等の影響により受信電力の低 下および波形歪みが引き起こされ、これにより符号誤り率が劣化することがある 。そこで、従来の通信装置では、例えばスペ―スダイバ―シティを採用し、符号 誤り率が劣化した場合に受信系を現用機から予備機へ切換えることにより品質劣 化を防止したり、また中間周波帯に自動等化回路を設けて波形歪みを補償するよ うにしている。ところが、従来の装置は上記受信系の切換えや自動等化回路の制 御論理の切換えを行なうために必要な疑似符号誤りの検出を、例えば定常時にお けるデ―タと回線品質劣化時におけるデ―タとのジッタの差を検出することによ り行なっている。このため、疑似符号誤りを安定に検出することが一般に困難で あり、また安定な検出を行なうにはデ―タの変化点を検出する際に使用するクロ ックの位相を高精度に調整する必要がある等、種々の精密な調整が必要となる問 題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように従来の回路は、回線品質を安定に検出することが困難でかつ安定 な検出を行なうには複雑で高精度の調整が必要となるという問題点を有するもの で、本考案はこの点に着目し、疑似符号誤りを無調整で常に安定に検出しかつ警 報信号を発生できるようにし、これにより構成および取扱いが簡単で常に適確な 切換制御を行ない得る疑似符号誤り警報回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、22n値直交振幅変調波を受信して同期検 波し、これにより得られた2n 値復調信号を同位相および直交位相毎に識別器で それぞれ識別して、その識別出力を論理処理することにより復調デ―タを得る復 調器を備えたディジタル無線通信装置で使用される疑似符号誤り警報回路におい て、上記識別器の識別出力から疑似符号誤りを検出する疑似符号誤り検出回路と 、警報信号発生回路とを備える。そして、上記疑似符号誤り検出回路により、上 記各識別器の少なくとも一方の識別器の識別出力のうち上位(n+1)ビット目 から少なくとも上位(n+3)ビット目までの各ビットを隣り合うビットどうし でそれぞれ排他的論理和処理し、これらの排他的論理和処理の各出力を所定の論 理積処理または論理和処理してその出力を疑似符号誤りの検出信号として出力し 、上記警報信号発生回路により、上記検出信号の発生数を計数して疑似符号誤り 率を求め、この疑似符号誤り率が第1のしきい値以上に増加したときに警報信号 を発生してこれを保持し、かつ上記疑似符号誤り率が上記第1のしきい値よりも 小さい第2のしきい値以下に低下した時に上記警報信号の発生を停止するように したものである。 また本考案は、警報信号発生回路に、第1および第2のしきい値を可変設定す る設定回路を備えたことも特徴としている。
【0006】
【作用】
この結果本考案によれば、疑似符号誤りの検出は識別器から出力される2値デ ィジタル信号からなる識別信号を論理処理することにより行なわれるので、検出 精度が変化することはなく、またアナログ信号に対する複雑で微妙な調整等が全 く不要となり、これにより疑似符号誤りを簡単かつ安定に検出することが可能と なる。また、その検出結果に基づいて警報信号を発生する際に、警報信号の発生 の判定基準となる第1のしきい値と、警報信号の発生停止の判定基準となる第2 のしきい値とを相互に異ならせて、両者の間にいわゆるヒステリシス特性を持た せているので、疑似符号誤り率の一時的な増減により誤動作することがなく警報 信号を安定に発生することができる。
【0007】 また、第1のしきい値および第2のしきい値を各々可変設定することができる ので、警報信号の発生の判定基準および発生の停止基準にそれぞれ自由度を持た せることができる。このため、回線の状態等に応じて常に最適な警報信号の発生 を行なうことができる。
【0008】
【実施例】
以下、16QAM方式を例にとって本考案の一実施例を説明する。
【0009】 図2は、16QAMディジタル無線通信装置の復調器の構成を示す回路ブロック 図である。この復調器は、同相および直交位相用の2つの同期検波器11a,1 1bを備えており、図示しない中間周波増幅器から出力された16QAM信号を分 配器12で2分岐して上記各同期検波器11a,11bに導入し、ここでそれぞ れ同期検波している。そして、これらの同期検波器11a,11bにより得られ た同相および直交成分の4値ベ―スバンド信号を低域通過フィルタ13a,13 bでそれぞれ高調波成分を除去し、かつ演算増幅器14a,14bでレベル制御 したのち、識別器15a,15bにそれぞれ導入する。
【0010】 これらの識別器15a,15bはそれぞれA/D変換器からなり、クロック再 生回路16により上記4値ベ―スバンド信号から再生されたクロックCLKに同 期して上記同相および直交成分の4値ベ―スバンド信号をそれぞれA/D変換す ることにより識別し、これらの識別出力S1I〜S4I,S1Q〜S4Qのうち 上位2ビットS1I,S2IおよびS1Q,S2Qをそれぞれ受信論理回路17 で所定の論理処理して復調ディジタルデ―タD1〜D4を得ている。
【0011】 また、上記識別器15a,15bの各識別出力S1I〜S4I,S1Q〜S4 Qは搬送波再生制御用の論理回路18にそれぞれ導入される。この論理回路18 では所定の論理処理が行なわれる。この論理回路18から出力された信号は、ル ―プフィルタを内蔵した直流増幅器19で増幅されたのち電圧制御発振器(VC O)20に導入される。このVCO20は、上記直流増幅器19から供給された 直流電圧に対応する周波数の基準搬送波を発振する。この基準搬送波は、90°移 相分配器21により同相の基準搬送波と90°移相した基準搬送波とに分岐された のち、同期検波のために前記同期検波器11a,11bに供給される。
【0012】 さて、このような復調器には識別器15a,15bの識別出力から疑似符号誤 りを検出して警報を発する疑似符号誤り警報回路30が設けてある。図1はその 回路構成を示すもので、疑似符号誤り検出回路40と、警報信号発生回路50と から構成されている。
【0013】 このうち先ず疑似符号誤り検出回路40は、上記識別器15a,15b毎に設 けられた2組の論理演算回路41a,41bと、これらの論理演算回路41a, 41bの出力を論理和処理する論理和ゲ―ト45とから構成される。論理演算回 路41a,41bは、それぞれ上記識別器15a,15bの識別出力のうち上位 2ビット目のS2I,S2Qと上位3ビット目のS3I,S3Qとをそれぞれ導 入してその排他的論理和処理を行なう排他的論理和ゲ―ト42a,42bと、上 位3ビット目のS3I,S3Qと上位4ビット目のS4I,S4Qとをそれぞ導 入してその排他的反転論理和処理を行なう排他的反転論理和ゲ―ト43a,43 bと、これらの排他的論理和ゲ―ト42a,42bの出力と排他的反転論理和ゲ ―ト43a,43bの出力とを論理積処理する論理積ゲ―ト44a,44bとか ら構成される。
【0014】 一方警報信号発生回路50は、上記疑似符号誤り検出回路40から出力される 疑似符号誤りの検出信号ASの発生数を計数するカウンタ51と、警報検出回路 52および復帰検出回路54とを備えている。これらの検出回路52,54は、 上記カウンタ51の計数値を警報検出回路52および復帰検出回路54でそれぞ れ第1および第2のしきい値と比較し、上記計数値がこれらのしきい値以上なっ た時に警報検出信号BSおよび復帰検出信号CSを発生するものである。ここで 、上記第1および第2のしきい値は伝送路の状態等に応じて予め設定され、その 関係は第1のしきい値>第2のしきい値となるように定められる。尚、上記各し きい値は各検出回路52,54において自由に可変可能である。上記警報検出回 路52から発生された警報検出信号BSは、警報ラッチ回路53によりラッチさ れたのち警報信号GSとして出力される。
【0015】 また警報信号発生回路50は、検出時間発生用の回路を有している。この回路 は、カウンタ59と検出時間設定回路60とからなり、デ―タ速度に応じたクロ ックCLKを計数してこの計数値が予め設定した所定のしきい値以上になる毎に “0”から“1”に変化する検出時間信号FSを発生する。この検出時間信号F Sの長さ、つまり検出時間Tは、上記検出時間設定回路60においてしきい値を 可変することにより任意に設定可能である。
【0016】 さらに警報信号発生回路50は、前記警報ラッチ回路53のラッチ状態を解除 するための回路を有している。この回路は、セレクタ55と2個のアンドゲ―ト 56,57とからなる。セレクタ55は、警報ラッチ回路53から警報信号(“ 1”レベル)GSが出力されている期間には復帰検出回路52から出力される復 帰検出信号CSを選択し、一方警報信号GSが出力されていない期間には警報検 出回路52から出力される警報検出信号BSを選択する。アンドゲ―ト56は、 上記セレクタ56から検出信号BS,CSが出力されない状態で、検出時間設定 回路60から出力される検出時間信号FSが“1”レベルになった時点で“1” レベルの信号DSを出力する。またアンドゲ―ト57は、警報検出回路52から 警報検出信号BSが発生されない状態で、上記アンドゲ―ト56から“1”レベ ル信号DSが発生された時点で“1”レベルのラッチ解除信号ESを発生し、こ のラッチ解除信号ESを警報ラッチ回路53に供給してそのラッチ状態を解除す る。
【0017】 尚、58はリセット信号を発生するためのオアゲ―トであり、セレクタ55か ら検出信号BS,CSが出力されるかまたは検出時間設定回路60から出力され る検出時間信号FSが“1”レベルに変化した時点でリセット信号を発生する。 そしてこのリセット信号を各カウンタ51,59に供給してその計数値をリセッ トする。 次に、以上のように構成された疑似符号誤り警報回路30の作用を説明する。
【0018】 先ず、フェ―ジング等の影響がなく同期がとれている状態では、16QAM信号 の信号点のレベル誤差は小さく、このため識別器15a,15bの各識別出力の うち信号点のレベル誤差の量を表わすS3I,S4IおよびS3Q,S4Qはそ れぞれ“0,0”または“1,1”になっている。すなわち、16QAM信号の信 号位置と識別器15a,15bの識別出力S1I〜S4I,S1Q〜S4Qとの 関係は、図6に示す如く信号点(黒丸)が必ず斜線に示す範囲内に存在している 。したがって、この状態では疑似符号誤り検出回路40の各論理演算回路41a ,41bの出力は必ず“0”レベルとなり、このため論理和ゲ―ト45の出力も “0”レベルとなる。したがって、警報信号発生回路50のカウンタ51では計 数動作が行なわれない。このため、警報検出回路52からは図3に示す如く検出 時間T内に警報検出信号BSが発生されることはなく、この結果警報ラッチ回路 53からも警報信号GSは出力されない。
【0019】 これに対し、フェ―ジング等の影響により受信電力が低下し、これにより現用 系の受信電力対雑音比(C/N)が低下したとする。そうすると、16QAM信号 のレベル誤差が増加するためその信号点の位置は図6に示す斜線外に出ることに なる。このため、疑似符号誤り検出回路40の各論理演算回路41a,41bの 出力は“1”になる頻度が高くなり、これにより論理和ゲ―ト45からも頻繁に “1”が出力される。これらの“1”は警報信号発生回路50のカウンタ51で 計数され、この計数値が検出時間T内に第1のしきい値(例えば10個)を越える と、つまり疑似符号誤り率が所定値以上になると、この時点で例えば図4に示す 如く警報検出回路52から警報検出信号BSが発生される。そしてこの警報検出 信号BSは、警報ラッチ回路53でラッチされて警報信号GSとして出力される 。したがって、この警報信号GSに応じて例えば受信系が現用系から予備系に切 換わる。また上記警報信号GSが出力されると、セレクタ55が警報検出回路5 2側から復帰検出回路54側に切換わり、以後復帰検出信号CSの発生タイミン グが監視される。
【0020】 この状態で、フェ―ジングの影響が減少して受信電力のC/Nが回復し、これ により疑似符号誤り検出回路40から出力される検出信号ASの頻度が大幅に減 少したとする。そうすると、例えば図5に示す如く検出時間T内に復帰検出回路 54から復帰検出信号CSが発生されなくなる。そうすると、検出時間信号FS が“1”レベルに変化した時点でアンドゲ―ト56の出力が“1”レベルになり 、これに応じてアンドゲ―ト57から図5に示すようにラッチ解除信号ESが発 生される。このため、警報ラッチ回路53のラッチ状態は解除され、この結果警 報信号GSはオフとなる。したがって、受信系は予備系から現用系に復帰する。
【0021】 このように本実施例は、識別器15a,15bの各識別出力のうちそれぞれ上 位2ビット目から上位4ビット目までの各識別出力を排他的論理和処理を含む論 理処理を行なって疑似符号誤り検出信号ASを得、この検出信号ASの検出時間 T毎の発生数、つまり疑似符号誤り率が第1のしきい値以上になった時点で警報 信号GSを発生し、かつ上記疑似符号誤り率が上記第1のしきい値よりも小さい 第2のしきい値以下に低下した時点で上記警報信号GSをオフするようにしたも のである。
【0022】 したがって、極めて簡単な構成でしかもクロック位相の調整等の高精度の調整 を何ら行なうことなく正確に疑似符号誤りを検出し、かつ警報信号GSを発生す ることができる。また、警報信号GSの発生の判定基準(第1のしきい値)と、 警報信号GSの発生停止の判定基準(第2のしきい値)との間にヒステリシス特 性を持たせているので、瞬時的な疑似符号誤り率の変化等を吸収して安定な警報 信号GSを発生することができる。
【0023】 さらに本実施例であれば、警報信号GSの発生停止の判定基準を規定する第1 のしきい値、警報信号GSの発生停止の判定基準を規定する第2のしきい値およ び検出時間を規定するしきい値をそれぞれ任意に可変設定できるように構成した ので、伝送路の状態等に応じて常に最適な値を設定することができる。つまり、 警報信号の発生動作を自由度を持って設定することができる。
【0024】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では 16QAMを適用した場合について説明したが、それ以外に64QAM, 256QAM …の場合にも同様に実施することができる。ちなみに、64QAMの場合には上位 4ビット目から少なくとも6ビット目までの各ビットを使用して疑似符号誤りを 検出すればよく、また 256QAMの場合には上位5ビット目から少なくとも7ビ ット目までの各ビットを使用して疑似符号誤りを検出すればよい。要するに、本 考案は22nQAM方式のnが如何なる値であっても適用できる。
【0025】 また、上記実施例では識別器15a,15bの両方、つまり同位相および直交 位相の両方の識別出力から疑似符号誤りを検出するようにしたが、いずれか一方 の位相の識別出力を用いて疑似符号誤りを検出するようにしてもよい。
【0026】 その他、疑似符号誤り検出回路および警報信号発生回路の回路構成、警報信号 GSの発生停止の判定基準を規定する第1のしきい値、警報信号GSの発生停止 の判定基準を規定する第2のしきい値および検出時間を規定するしきい値を可変 設定するための構成やその値等についても、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種 々変形して実施できる。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案は、多値復調信号を同位相および直交位相毎にそれ ぞれ識別する識別器の識別出力を用いて疑似符号誤りを検出する疑似符号誤り検 出回路を設け、この疑似符号誤り検出回路により、上記各識別器の少なくとも一 方の識別器の識別出力のうち上位(n+1)ビット目から少なくとも上位(n+ 3)ビット目までの各ビットを隣り合うビットどうしでそれぞれ排他的論理和処 理し、これらの排他的論理和処理の各出力を所定の論理積処理または論理和処理 してその出力を疑似符号誤りの検出信号として出力するようにし、さらに警報信 号発生回路を設けて、この回路により、上記検出信号の発生数を計数して疑似符 号誤り率を求め、この疑似符号誤り率が第1のしきい値以上に増加したときに警 報信号を発生してこれを保持し、かつ上記疑似符号誤り率が上記第1のしきい値 よりも小さい第2のしきい値以下に低下した時に上記警報信号の発生を停止する ようにしたものである。
【0028】 したがって本考案によれば、疑似符号誤りを無調整で常に安定に検出しかつ警 報信号を発生することができ、これにより構成および取扱いが簡単で常に適確な 切換制御を行ない得る疑似符号誤り警報回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における疑似符号誤り警報回
路の回路構成図。
【図2】16QAMディジタル無線通信装置の復調器の構
成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した回路の動作説明に使用するタイミ
ング図。
【図4】図1に示した回路の動作説明に使用するタイミ
ング図。
【図5】図1に示した回路の動作説明に使用するタイミ
ング図。
【図6】16QAM信号の信号位置と識別出力との関係を
示す図。
【図7】ディジタル無線通信装置の受信系の基本構成を
示すブロック図。
【符号の説明】
11a,11b…同期検波器、12…分配器、13a,
13b…低域通過フィルタ、14a,14b…演算増幅
器、15a,15b…識別器、16クロック再生回路、
17…受信論理回路、18…搬送波再生用の論理回路、
19…ル―プフィルタ付き直流増幅器、20…電圧制御
発振器(VCO)、21…90°信号分配器、30…疑似
符号誤り警報回路、40…疑似符号誤り検出回路、41
a,41b…論理演算回路、42a,42b…排他的論
理和ゲ―ト、43a,43b…排他的反転論理和ゲ―
ト、44a,44b…論理積ゲ―ト、45…論理和ゲ―
ト、50…警報信号発生回路、51,59…カウンタ、
52…警報検出回路、53…警報ラッチ回路、54…復
帰検出回路、55…セレクタ、56,57…ラッチ解除
信号発生用のアンドゲ―ト、58…リセット信号発生用
のオアゲ―ト、60…検出時間設定回路、S1I〜S5
I,S1Q〜S5Q…識別出力、AS…疑似符号誤り検
出信号、BS…警報検出信号、CS…復帰検出信号、E
S…ラッチ解除信号、FS…検出時間信号、GS…警報
信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平間 充 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 22n値直交振幅変調波を受信して同期検
    波し、これにより得られた2n 値復調信号を同位相およ
    び直交位相毎に識別器でそれぞれ識別してその識別出力
    を論理処理することにより復調デ―タを得る復調器を備
    えたディジタル無線通信装置で使用される疑似符号誤り
    警報回路において、 前記各識別器の少なくとも一方の識別器の識別出力のう
    ち上位(n+1)ビット目から少なくとも上位(n+
    3)ビット目までの各ビットを隣り合うビットどうしで
    それぞれ排他的論理和処理し、これらの排他的論理和処
    理の各出力を所定の論理積処理または論理和処理してそ
    の出力を疑似符号誤りの検出信号として出力する疑似符
    号誤り検出回路と、 この疑似符号誤り検出回路から出力された検出信号の発
    生数を計数して疑似符号誤り率を求め、この疑似符号誤
    り率が第1のしきい値以上に増加した場合に警報信号を
    発生してこれを保持し、かつ前記疑似符号誤り率が前記
    第1のしきい値よりも小さい第2のしきい値以下に低下
    した場合に前記警報信号の発生を停止する警報信号発生
    回路とを具備したことを特徴とする疑似符号誤り警報回
    路。
  2. 【請求項2】 警報信号発生回路は、第1および第2の
    しきい値を可変設定する設定回路を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の疑似符号誤り警報回
    路。
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JPH0518535U (ja) * 1991-08-26 1993-03-09 株式会社吉野工業所 目薬容器

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