JPH05115350A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JPH05115350A
JPH05115350A JP7355791A JP7355791A JPH05115350A JP H05115350 A JPH05115350 A JP H05115350A JP 7355791 A JP7355791 A JP 7355791A JP 7355791 A JP7355791 A JP 7355791A JP H05115350 A JPH05115350 A JP H05115350A
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pair
curtain
rack
rail
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Teruo Mori
照雄 森
Yoshitaka Hosoya
義隆 細谷
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MARUMAN SANGYO KK
Morito Co Ltd
Original Assignee
MARUMAN SANGYO KK
Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーテンの開閉時に、カーテンによる隙間が
発生せず、かつカーテン生地の溜りが最小限に抑えられ
る構造であって視界を妨げず、簡素な機構で省スペース
化を図る。 【構成】 レールフレーム2の両端2a,2bに位置す
る第1,第2のプーリ10,18,11,19と、これ
ら各プーリの各々より所定距離離れた対向位置に配設さ
れる一対の帰還プーリ20,21とでロープ29をコ字
状のパターンで環状に循環移動させ、このロープ29の
一部にカーテン33の移動端を固定させる。そして、ロ
ープ29に固定される一対のランナー27,28がフレ
キシブルラック23とレールラック24との間を転動す
ることでカーテン33が開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等のリヤ
ウィンドに設けられるカーテンの開閉装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤウィンド等に設けられるカ
ーテンは、上下の窓枠部にレールをそれぞれ取付け、各
レールに複数のランナーを摺動自在に設け、これら上下
のランナー間にカーテンを架け渡して張る構造が一般に
知られている。この従来のカーテンは、人が手で開閉す
る手動のカーテン構造の他に、近年では、モータ等を用
い、このモータの電源のオン/オフの制御にてカーテン
を開閉する機構が備えられており、カーテンの開閉方向
は中央から左右方向に開閉する構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカーテンの開閉機構では、レールが上下に各1
本ずつで構成され、ランナーが一列に摺動自在とされて
いるため、2枚のカーテンは同一レール上を移動するこ
ととなり、カーテンを閉じた際に中央で両カーテンが重
ならず、隙間が生じるという欠点がある。
【0004】また、カーテンを支持するためにランナー
が多数必要となるため、部品数が増えるとともに、カー
テンを左右に開いた際に、左右端でカーテン生地がまと
まらず、カーテン溜りが生じてしまうという欠点があ
り、これにより、運転者の視界の妨げになるという問題
も生じる。
【0005】さらに、近年、自動車の外形状が流線形状
に成型されているため、リヤウィンドの傾斜が緩やかな
角度となり、上窓枠が後部座席の真上に位置する形状と
なり、上述したカーテンの開閉機構では、後部座席に着
席する乗員の頭部にカーテンレールが当ってしまうとい
う問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点を解消する
ために、カーテンの開閉時に、カーテンによる隙間が発
生せず、かつカーテン生地の溜りが最小限に抑えられる
構造であって視界を妨げることがないとともに、簡素な
機構で省スペースな開閉装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図7を参
照して説明する。この発明の開閉装置1は、レールフレ
ーム2の一端2aに配設されるとともに、過負荷時に動
力の伝達を断絶するクラッチが内蔵された駆動部4と、
前記駆動部4に連動連結された駆動歯車9と、前記レー
ルフレーム2の他端2bに配設され、前記駆動歯車9と
は反対の方向に引張付勢される従動歯車13と、織布テ
ープ23aに樹脂製の歯23bが所定ピッチで圧着成型
され、無端なリング状に形成されるとともに、前記駆動
歯車9と従動歯車13間に巻架されるフレキシブルラッ
ク23と、前記巻架されたフレキシブルラック23の間
に位置し、該フレキシブルラック23に沿って配設され
るとともに、両面に前記フレキシブルラック23と同ピ
ッチの歯24dが設けられ、該両面の各歯24dが前記
フレキシブルラック23の歯23bと対向するレールラ
ック24と、前記レールラック24の両面24b,24
cにそれぞれ位置し、該レールラック24の各歯24d
と該各歯24dに対向するフレキシブルラックの各歯2
3bとにそれぞれ噛み合い、各ラック23,24間を転
動する一対のピニオン25,26と、前記各ピニオン2
5,26に回動自在に軸支される一対のランナー27,
28と、前記レールフレーム2の両端に配設される駆動
歯車9及び従動歯車13の各近傍に配設された一対の第
一のプーリ10,18と、該各第1のプーリ10,18
に隣接して設けられた一対の第2のプーリ11,19
と、前記各第1及び第2のプーリ10,18,11,1
9の各々より所定距離離れた対向位置に配設される一対
の帰還プーリ20,21と、前記一対の帰還プーリ2
0,21間に巻装されるとともに、各帰還プーリ20,
21の対向位置の前記第1及び第2のプーリ10,1
8,11,19を介し、略コ字状に架設され、該コ字状
のパターンで環状に循環移動し、かつ、各第1及び第2
のプーリの中間から等距離に位置する前記各ランナー2
7,28に固定されるロープ29と、前記レールフレー
ム2の外側面2cに一方の縁部33cが固定されるとと
もに、前記各帰還プーリ20,21のうちの一方の帰還
プーリ20と該帰還プーリ20に対向する第1及び第2
1のプーリ10,18との間の往復一対のロープの一方
に他方の縁部33dの一端33aが固定され、他方の帰
還プーリ21と該帰還プーリ21に対向する第1及び第
2のプーリ11,19との間の往復一対のロープのうち
前記一端33aが固定される一方のロープと同方向に移
動する一方のロープに前記他方の縁部33dの他端33
bが固定され、かつ、両側縁33a,33bにそれぞれ
に所定間隔に複数穿設された少なくとも一対のガイド孔
34,35に前記両往復一対のロープ29が挿通された
カーテン33と、を具備したことを特徴としている。
【0008】
【作用】駆動部4の駆動によりこの駆動部4に連結され
た駆動歯車9が連動し、従動歯車13との間に巻架され
たフレキシブルラック23がレールフレーム2内で回動
する。フレキシブルラック23の間に配設されたレール
ラック24の両面に配設される一対のピニオン25,2
6は、上記フレキシブルラック23の回動により、レー
ルラック24の両面でフレキシブルラック23との間を
転動し、このピニオン25,26に軸支された一対のラ
ンナー27,28が移動する。そして、一対の帰還プー
リ20,21間に巻装されるとともに、第1,第2のプ
ーリを介して略コ字状のパターンで環状に循環移動する
ロープ29が前記ランナー27,28に固定され、ま
た、このロープ29とレールフレーム2間にカーテン3
3が固定され、これにより、カーテン33が開閉作動す
る。
【0009】
【実施例】まず、この実施例の開閉装置1は、図1に示
すようにレールフレーム2を上方に配設して、カーテン
33を上下方向に移動させることで開閉を行うようにな
っている。
【0010】レールフレーム2は例えば自動車のリアウ
ィンドの上窓枠に水平に固定されるようになっている。
このレールフレーム2の一端には、ハウジングケース3
が設けられ、このハウジングケース3内に駆動部4が配
設されている。この駆動部4は、図2に示すようにモー
タ5と、中間歯車6、クラッチ歯車7とで構成されてい
る。モータ5はハウジングケース3に斜めに固定されて
おり、その斜め上方に延出する出力軸5aにはウォーム
ギア8が設けられている。中間歯車6はこのウォームギ
ア8と噛合し、駆動力が伝達されるようになっている。
また、クラッチ歯車7は中間歯車6の側傍に軸支され、
この中間歯車6と噛合している。
【0011】次に、この駆動部4には駆動歯車9が連動
連結されている。この駆動歯車9は、図3に示すように
前記クラッチ歯車7と同軸に軸支されているとともに、
このクラッチ歯車7とクラッチを介して設けられ、前記
モータ5の動力が伝達されるようになっている。そし
て、この駆動歯車9は、後述するフレキシブルラック2
3と噛合するようになっている。
【0012】また、この駆動部4及び駆動歯車9が設け
られているハウジングケース3には、一組のプーリ1
0,11が設けられている。これらプーリは、前記駆動
歯車9の近傍に位置し、一方の第1のプーリ10はハウ
ジングケース3の上側に回動自在に設けられ、第2のプ
ーリ11は第1のプーリ10の左下側に所定間隔をおい
て設けられている。
【0013】次に、レールフレーム2の他端2bには、
前記駆動部4が設けられているハウジングケース3と同
形状のハウジングケース12が設けられ、従動歯車13
が設けられている。この従動歯車13は前記駆動歯車9
と略同形状に形成され、図4に示すように略口字形状の
移動枠14の一側部14aに回転自在に軸支されてい
る。この移動枠は、ハウジングケース12に固定されて
いる略コ字形状のガイド枠15の内側に摺動自在に配設
されている。また、この移動枠14の他側部14bに
は、引張コイルバネ16の一端が連結されている。この
引張コイルバネ16の他端は、前記ガイド枠15の側部
15aに設けられた調整ネジ17に連結されている。
【0014】また、この従動歯車13が設けられている
ハウジングケース12には図4に示すように1組のプー
リ18,19が設けられている。これらプーリ18,1
9は、前述した駆動部4側のハウジングケース3に設け
られた第1及び第2のプーリ10,11とそれぞれ対と
なっており、一方の第1のプーリ18はハウジングケー
ス12の上側に設けられ、第2のプーリ19は第1のプ
ーリ18の右下側に設けられている。
【0015】また、レールフレーム2の両端2a,2b
の下方で、レールフレーム2の両端2a,2bの各ハウ
ジングケース3,12に設けられている各第1、第2の
プーリ10,18,11,19に対向する所定距離、例
えば自動車のリアウィンドの高さ分離れた位置には、図
1に示すように、一対の帰還プーリ20,21が設けら
れている。これら帰還プーリ20,21は、それぞれ2
個1組のプーリ20a,21aと、これらプーリ20
a,21aを回動自在に支持するブラケット20b,2
1bで大略構成されている。そして、ブラケット20
b,21bを前記自動車のリアウインド等の下窓枠両端
近傍に固定するようになっている。
【0016】次に、前述した従動歯車13と駆動歯車9
とには、フレキシブルラック23が巻架されている。こ
のフレキシブルラック23は、ナイロン繊維等により成
形された織布テープ23aに硬質な樹脂製の歯23bを
所定ピッチで圧着成型させ、無端なリング状に形成した
ものである。すなわち、駆動歯車9の回動が、このフレ
キシブルラック23を介して従動歯車13に伝達されレ
ールフレーム2内を回動するとともに、このフレキシブ
ルラック23のたるみを従動歯車13側に設けられた前
記引張コイルバネ16によって防止するようになってい
る。
【0017】次に、レールフレーム2には、歯23bを
内方に向け長円状に回動するフレキシブルラック23の
間に位置するとともに、このフレキシブルラック23に
沿うレールラック24が設けられている。このレールラ
ック24は、図1及び図5に示すように長尺な平板状の
基板24aの上面24b及び下面24cの両面に前述し
たフレキシブルラック23と同構成のものが貼設されて
いる。すなわち、このレールラック24の両歯面24
b,24cは、フレキシブルラック23の歯23bと対
向するとともに、このフレキシブルラック23の歯23
bのピッチと同一なピッチの歯24dとなっている。
【0018】このレールラック24と、フレキシブルラ
ック23の各々対向する歯面間には、図5に示すよう
に、一対のピニオン25,26が配設されている。各ピ
ニオン25,26は歯のピッチが同一でレールラック2
4の上面24b側と下面24c側とにそれぞれ位置し、
レールラック24及びフレキシブルラック23のそれぞ
れに噛合するようになっており、各ラック23,24間
を転動するようになっている。つまり、前記フレキシブ
ルラック23が駆動部4及び駆動歯車9によってレール
ラック24の回りを回動することで各ピニオン25,2
6はレールラック24の上面24b及び下面24cを同
速度、同距離ずつに相反する方向に移動するようになっ
ている。なお、各ピニオン25,26は、レールラック
24及びレールフレーム2の両端から等距離に位置する
ように配設されている。
【0019】次に、これらピニオン25,26には、そ
れぞれランナー27,28が設けられている。各ランナ
ー27,28は、略円板状の基部の裏面中央に枢軸が突
出して設けられ、表面には取付孔が穿設された突片27
a,28aが設けられている。そして、ランナー27,
28は、その枢軸が前記ピニオン25,26の回転中心
の孔に回動自在に取付けられるようになっている。ま
た、これらランナー27,28の突片27a,28aに
は、ロープ29が固定される。
【0020】このロープ29は、ナイロン等の樹脂より
形成されたもので、図6の概略図に示すように、前記一
対の帰還プーリ20,21を折り返し端とし、各帰還プ
ーリ20,21間に巻装されるとともに、中途がレール
フレーム2の両端に位置する各第1のプーリ10,18
及び各第2のプーリ11,19に架かり、略コ字状に架
設されている。つまり、このロープ29は、コ字状のパ
ターンで環状に循環移動するようになっており、各第1
のプーリ10,18間に架け渡される外周ロープ29a
の一部がレールラック上面24bを移動する一方のラン
ナー27の突片27aに挿通して固定され、また、各第
2のプーリ11,19間に架け渡される内周ロープ29
bの一部がレールラック下面24cを移動する他方のラ
ンナー28の突片28aに挿通して固定されるようにな
っている。
【0021】また、このロープ29は2本のロープで構
成され、各ロープが接続する2ヶ所の端部30,31の
一方30は、一方の帰還プーリ20とこのプーリ20に
対向する第1,第2のプーリ10,11との間に往復一
対となるロープ29の一方側、本実施例では第2のプー
リ11とこの一方の帰還プーリ20との間となる内周側
29bのロープ29に位置し、他方の接続端部31は、
他方の帰還プーリ21とこのプーリ21に対向する第
1,第2のプーリ18,19との間の往復一対となるロ
ープ29の一方で、前記一方の帰還プーリ20側の一方
の接続端部30と同方向に移動するロープ、本実施例で
は第1のプーリ18とこの他方の帰還プーリ21との間
となる外周側のロープ29aに位置している。これら接
続端部30,31の位置は、レールフレーム2からの距
離が同一となるように設定され、前述した第1または第
2のプーリ10,18,11,19と帰還プーリ20,
21との間でのみ同方向に移動可能であり、その移動範
囲は前記ランナー27,28の移動範囲内を最長されて
いる。すなわち、ロープ29の一方の接続端部30が設
けられている内周側29bのロープ29はレールラック
24下面24cを移動する他方のランナー28が固定さ
れているロープ29の延長上であり、他方の接続端部3
1が設けられている外周側29bのロープ29はレール
ラック上面24bを移動する一方のランナー27が固定
されているロープ29の延長上となっている。そして、
一方のランナー27が図6中左方に位置するときは、ロ
ープ29が環状に接続形成されていることから、他方の
ランナー28が図中右方に位置しており、各接続端部3
0,31は下方、別言すると帰還プーリ20,21に最
も接近している位置となり、また、一方のランナー27
が図中右方に位置するときは、他方のランナー28が図
中左方に位置し、各接続端部30,31はレールフレー
ム2に最も接近した位置となる。
【0022】次に、前述したレールフレーム2とロープ
29とにはカーテン33が取付けられている。このカー
テン33は、合成繊維などの織布生地にヒートセットな
どでプリーツ加工が施されているものである。このカー
テン33の両側縁33a,33bには、図7に示すよう
にプリーツ毎に一対のガイド孔34,35がそれぞれ設
けられ、前述したロープ29の前記各帰還プーリ20,
21と各第1,第2のプーリ10,18,11,19間
を往復する各一対ずつのロープ29がそれぞれ挿通され
るようになっている。これらガイド孔34,35は、織
布生地成形時にししゅう加工等を行うことで得られるよ
うになっている。すなわち、生地を織布成形させると同
時にガイド孔34,35となる位置にししゅう加工を施
し、ガイド孔34,35の周縁を成形するようになって
いる。
【0023】このカーテン33の一方の縁部としての上
縁部33cは、前述したレールフレーム2の外側面とし
ての下側面2cに固定されている。また、このカーテン
33の他方の縁部としての下縁部33d、すなわちプリ
ーツの最下段には金属板などの支持板が内装され、カー
テン33が中央で撓まないように真直に支持するように
なっている。そして、このプリーツの最下段の両側縁部
に形成されている各一対のガイド孔34,35の各一方
側34に、前記ロープ29の接続端部30,31がそれ
ぞれ固定されるようになっている。つまり、カーテン3
3は上縁部33cを固定端として、下縁部33dがロー
プ29の移動に従い上下に移動するようになっている。
【0024】次に以上のように構成された開閉装置1の
動作について説明する。まず、各ランナー27,28の
一方のランナー27がレールラック24の右端近傍、駆
動歯車9に近接した位置で、他方のランナー28がレー
ルラック24の左端近傍、従動歯車13に近接した位置
のとき、ロープ29の一対の接続端部30,31はレー
ルフレーム2に近接しており、カーテン33のプリーツ
が全て折り畳まれ、カーテン33は全開状態となってい
る。このとき、電源スイッチ(図示せず)はオフで駆動
部4のモータ5は停止しており、各歯車6,7,9は回
転せず、また、従動歯車13は常に引張コイルバネ16
の付勢力が働いておりフレキシブルラック23にたるみ
を発生させないので、カーテン33はその自重で落ちる
ことがない。
【0025】次に、電源スイッチをオンとして駆動部4
のモータ5が作動し、中間歯車6及びクラッチ歯車7を
介して駆動歯車9が回転するとフレキシブルラック23
がこの駆動歯車9と従動歯車13との間を回動する。す
ると、一対のピニオン25,26がレールラック24の
上面24b及び下面24cを転動し、各ピニオン25,
26にそれぞれ設けられたランナー27,28の一方の
ランナー27はレールラック24の上面24b側を左方
へ、他方のランナー28はレールラック24の下面側2
4cを右方へそれぞれ移動する。同時にこれらランナー
27,28に固定されたロープ29が回動して、一方の
帰還プーリ20側の往復一対のロープ29の内周側29
b及び他方の帰還プーリ21側の往復一対のロープ29
の外周側29aの各々に位置した一対の接続端部30,
31は、同時に下方へ移動し、これら接続端部30,3
1に固定されたカーテン33の下縁部33dが下がり、
カーテン33は閉動作となる。
【0026】カーテン33が最下端、すなわち帰還プー
リ20,21まで下降して、カーテン33が全閉状態と
なると、カーテン33が固定されているロープ29は停
止し、ランナー27,28も移動を停止する。すると、
ランナー27,28のピニオン25,26と噛合してい
るフレキシブルラック23の回動は停止し、駆動歯車9
も回動を停止する。この時、モータ5は、電源スイッチ
がオンのままであり回転し続けているが、駆動歯車9と
クラッチ歯車7との間にクラッチが設けられていること
から、このモータ5の過剰負荷は駆動歯車9側へ伝達さ
れることがない。つまり、電源スイッチのオフ動作が遅
れても各部に負担が掛ることはない。
【0027】また、カーテン33を中途で停止し半開き
状態とするには、任意の位置で電源スイッチをオフにす
れば前述したカーテン33の全開状態と同様にカーテン
33は下降せずに停止する。
【0028】従って、以上のように構成された開閉装置
1では、駆動源となる駆動部4はランナー27,28を
左右に移動させるためのラック23,24が1本のレー
ルフレーム2に収められているため、例えば自動車のリ
アウィンドの一方の窓枠にのみ取付けるだけとなり、省
スペース化が図れ、リアウィンドの窓開口を妨げること
がなくなる。
【0029】また、ランナー27,28を移動させるた
めのフレキシブルラック23が、柔軟性に富む織布テー
プ23aに歯23bを圧着成型して形成されているので
厚みが少なく、このフレキシブルラック23を回動させ
るレールフレーム2が細径に形成することができる。こ
のことからも前述したようにリアウィンドの窓開口を妨
げず、省スペース化が図れる。
【0030】さらに、カーテン33をプリーツ加工した
ので、カーテン33を全開させた際にカーテン33のプ
リーツが全て折り畳まれるのでカーテン溜りが最小限に
抑えられる。
【0031】また、カーテン33の開閉方向を上下方向
としたので、太陽光の傾斜角度に対応させることがで
き、最適な遮光を行える。
【0032】さらにカーテン33にガイド孔34,35
を形成し、ロープ29に挿通させランナー27,28の
移動によってカーテン33を開閉動作させる構成である
ため、カーテン33を支持するランナー27,28を多
数必要とせず、これにより部品数を少なく構成させるこ
とができる。
【0033】本実施例では駆動部4等が設けられるレー
ルフレーム2が上方に配設され、カーテン33を下降さ
せることで閉状態とする構造とした例について述べた
が、レールフレーム2を下方に配設し、カーテン33を
上昇させることで閉状態とする構造でもよい。この場
合、自動車等のリヤウィンドの下窓枠に取付けることが
出来、リヤウィンドの傾斜が緩やかな角度で、上窓枠が
後部座席の真上に位置する形状の自動車に取付ければ、
後部座席に着席する乗員の頭部に当たるとがない。
【0034】また、上述のようにこの開閉装置1を上下
にカーテンを開閉させずに左右にカーテンを開閉するよ
うに配設してもよい。この場合、レールフレーム2の位
置を左側または右側に略垂直に配設する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明による開閉装
置は、カーテンを開閉移動させるためのランナーの移動
を、柔軟性に富む織布テープに硬質な歯を圧着成型した
厚みの少ないフレキシブルラックで行わせるので、この
フレキシブルラックを回動させるための歯車(駆動歯
車)を小径に形成でき、このフレキシブルラックを回動
するレールフレームを細径に形成させることができる。
また、このフレキシブルラックやこれを回動駆動させる
ための駆動部が1本のレールフレームに収められている
ため、例えば自動車のリアウィンドの上窓枠にのみ取付
けるだけとなり、省スペース化が図れ、リアウィンドの
窓開口を妨げることがなくなるという効果がある。さら
に、カーテンを例えば上下方向の開閉とした場合、太陽
光の傾斜角度に応じた遮光が行なえるという効果があ
る。また、カーテンが一端から他端へ移動して開閉する
構造とされているのでカーテンによる隙間が発生しない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉装置の一実施例を示す一部裁
断正面図。
【図2】同実施例による開閉装置の駆動部側の拡大正面
図。
【図3】同平面図。
【図4】同実施例による開閉装置の従動歯車側の拡大正
面図。
【図5】同実施例による開閉装置のフレキシブルラッ
ク、レールラック及びランナーの拡大正面図。
【図6】同実施例によるロープの巻装状態を示す概略
図。
【図7】カーテンの側部を示す概略斜視図。
【符号の説明】
1 開閉装置 2 レールフ
レーム 2a 一端 2b 他端 2c 外側面(下側面) 4 駆動部 9 駆動歯車 10,18
第1のプーリ 11,19 第2のプーリ 13 従動歯
車 20,21 帰還プーリ 23 フレキ
シブルラック 23a 織布テープ 23b 歯 24 レールラック 24b 上面 24c 下面 24d 歯 25,26ピニオン 27,28
ランナー 29 ロープ 33 カーテ
ン 33a 一方の側縁 33b 他方
の側縁 33c 一方の縁部(上縁部) 33d 他方
の縁部(下縁部) 34,35 ガイド孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールフレーム(2)の一端(2a)に
    配設されるとともに、過負荷時に動力の伝達を断絶する
    クラッチが内蔵された駆動部(4)と、 前記駆動部(4)に連動連結された駆動歯車(9)と、 前記レールフレーム(2)の他端(2b)に配設され、
    前記駆動歯車(9)とは反対の方向に引張付勢される従
    動歯車(13)と、 織布テープ(23a)に樹脂製の歯(23b)が所定ピ
    ッチで圧着成型され、無端なリング状に形成されるとと
    もに、前記駆動歯車(9)と従動歯車(13)間に巻架
    されるフレキシブルラック(23)と、 前記巻架されたフレキシブルラック(23)の間に位置
    し、該フレキシブルラック(23)に沿って配設される
    とともに、両面に前記フレキシブルラック(23)と同
    ピッチの歯(24d)が設けられ、該両面の各歯(24
    d)が前記フレキシブルラック(23)の歯(23b)
    と対向するレールラック(24)と、 前記レールラック(24)の両面(24b,24c)に
    それぞれ位置し、該レールラック(24)の各歯(24
    d)と該各歯(24d)に対向するフレキシブルラック
    (23)の各歯(23b)とにそれぞれ噛み合い、各ラ
    ック(23,24)間を転動する一対のピニオン(2
    5,26)と、 前記各ピニオン(25,26)に回動自在に軸支される
    一対のランナー(27,28)と、 前記レールフレーム(2)の両端に配設される駆動歯車
    (9)及び従動歯車(13)の各近傍に配設された一対
    の第一のプーリ(10,18)と、 該各第1のプーリ(10,18)に隣接して設けられた
    一対の第2のプーリ(11,19)と、 前記各第1及び第2のプーリ(10,18,11,1
    9)の各々より所定距離離れた対向位置に配設される一
    対の帰還プーリ(20,21)と、 前記一対の帰還プーリ(20,21)間に巻装されると
    ともに、各帰還プーリ(20,21)の対向位置の前記
    第1及び第2のプーリ(10,18,11,19)を介
    し、略コ字状に架設され、該コ字状のパターンで環状に
    循環移動し、かつ、各第1及び第2のプーリの中間から
    等距離に位置する前記各ランナー(27,28)に固定
    されるロープ(29)と、 前記レールフレーム(2)の外側面(2c)に一方の縁
    部(33c)が固定されるとともに、前記各帰還プーリ
    (20,21)のうちの一方の帰還プーリ(20)と該
    帰還プーリ(20)に対向する第1及び第2のプーリ
    (10,11)との間の往復一対のロープの一方に他方
    の縁部(33d)の一端(33a)が固定され 、他方
    の帰還プーリ(21)と該帰還プーリ(21)に対向す
    る第1及び第2のプーリ(18,19)との間の往復一
    対のロープのうち前記一端(33a)が固定される一方
    のロープと同方向に移動する一方のロープに前記他方の
    縁部(33d)の他端(33b)が固定され、かつ、両
    側縁(33a,33b)にそれぞれ所定間隔に複数穿設
    された一対のガイド孔(34,35)に前記両往復一対
    のロープ(29)が挿通されたカーテン(33)と、を
    具備したことを特徴とする開閉装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151116A (ja) * 1984-08-21 1986-03-13 Sigma:Kk ビハインド絞りレンズ
JPS63277394A (ja) * 1987-04-13 1988-11-15 デイライティング・インコーポレーテッド 窓の日よけ組立体

Patent Citations (2)

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JPS6151116A (ja) * 1984-08-21 1986-03-13 Sigma:Kk ビハインド絞りレンズ
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