JPH05115325A - ブラシの製造方法並びにその装置 - Google Patents
ブラシの製造方法並びにその装置Info
- Publication number
- JPH05115325A JPH05115325A JP30681791A JP30681791A JPH05115325A JP H05115325 A JPH05115325 A JP H05115325A JP 30681791 A JP30681791 A JP 30681791A JP 30681791 A JP30681791 A JP 30681791A JP H05115325 A JPH05115325 A JP H05115325A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- station
- holder
- bristles
- bundles
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14385—Coating a portion of a bundle of inserts, e.g. making brushes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラシの毛束を簡単な工程でブラシ本体上に
植設することを目的としている。 【構成】 一定長に切断された複数本のフィラメントを
緊密に束ねた毛束を複数の行列に配置し、これら各毛束
の基部をブラシ本体の金型にインサートしながら上記ブ
ラシ本体を射出成形して、上記毛束の基部を上記ブラシ
本体に一体に固定するようにしたブラシの製造方法およ
びその製造装置である。
植設することを目的としている。 【構成】 一定長に切断された複数本のフィラメントを
緊密に束ねた毛束を複数の行列に配置し、これら各毛束
の基部をブラシ本体の金型にインサートしながら上記ブ
ラシ本体を射出成形して、上記毛束の基部を上記ブラシ
本体に一体に固定するようにしたブラシの製造方法およ
びその製造装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラシ本体の射出成形時
にフィラメントの基部を一体に溶融して植設するように
したブラシの製造方法並びにその装置に関し、特に歯ブ
ラシについて優れた利用性を有するものである。
にフィラメントの基部を一体に溶融して植設するように
したブラシの製造方法並びにその装置に関し、特に歯ブ
ラシについて優れた利用性を有するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は歯ブラシについて、毛束を歯ブ
ラシ本体に植設する手段として、従来の金属平線に代え
て低温溶融性の樹脂からなる止材で各毛束を毛孔内に二
つ折りにして仮固定した後、上記止材を加熱溶融させる
ことによって、ブラシの各毛束を歯ブラシ本体に一体に
融着させる植毛法を開発している(特公平3−4956
1号)。
ラシ本体に植設する手段として、従来の金属平線に代え
て低温溶融性の樹脂からなる止材で各毛束を毛孔内に二
つ折りにして仮固定した後、上記止材を加熱溶融させる
ことによって、ブラシの各毛束を歯ブラシ本体に一体に
融着させる植毛法を開発している(特公平3−4956
1号)。
【0003】又、毛束を予め先細状の小管に通し、その
先端より僅かに出た毛束の先端部を予め加熱融着させた
後、これを小管ごと金型内に挿入し、歯ブラシ本体の成
形と同時に上記毛束を一体に溶融して植毛するものもあ
る(実開昭53−120465号)。
先端より僅かに出た毛束の先端部を予め加熱融着させた
後、これを小管ごと金型内に挿入し、歯ブラシ本体の成
形と同時に上記毛束を一体に溶融して植毛するものもあ
る(実開昭53−120465号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の植毛手
段の内、前者は金属平線に代えて低温溶融性樹脂の止材
で毛束をブラシ本体に仮固定するものであるから、基本
的には以前からの金属平線の場合と同様、上記止材の打
ち込み工程が必要である他、新たに止材の加熱工程も必
要となる等、その製造工程が複雑化するという欠点があ
った。
段の内、前者は金属平線に代えて低温溶融性樹脂の止材
で毛束をブラシ本体に仮固定するものであるから、基本
的には以前からの金属平線の場合と同様、上記止材の打
ち込み工程が必要である他、新たに止材の加熱工程も必
要となる等、その製造工程が複雑化するという欠点があ
った。
【0005】一方、後者は毛束をブラシ本体の成形時に
同時に植毛する構成であるが、その成形に先立って予め
各毛束の先端部を融着しておく必要があることから、結
局上記と同様にその製造工程の簡素化が期待できないも
のであった。
同時に植毛する構成であるが、その成形に先立って予め
各毛束の先端部を融着しておく必要があることから、結
局上記と同様にその製造工程の簡素化が期待できないも
のであった。
【0006】本発明は、ブラシの毛束を簡単な工程でブ
ラシ本体上に植設するためのブラシの製造方法ならびに
これを実施するための製造装置の提供を目的としたもの
である。
ラシ本体上に植設するためのブラシの製造方法ならびに
これを実施するための製造装置の提供を目的としたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、一定長に切断された複数本のフィラメン
トを緊密に束ねた毛束を複数の行列に配置し、これら各
毛束の基部をブラシ本体の金型にインサートしながら上
記ブラシ本体を射出成形して、上記毛束の基部を上記ブ
ラシ本体に一体に固定するようにするという製造方法を
用いた。
めに本発明は、一定長に切断された複数本のフィラメン
トを緊密に束ねた毛束を複数の行列に配置し、これら各
毛束の基部をブラシ本体の金型にインサートしながら上
記ブラシ本体を射出成形して、上記毛束の基部を上記ブ
ラシ本体に一体に固定するようにするという製造方法を
用いた。
【0008】又、本発明は一定長に切断された複数本の
フィラメントからなる毛束をブラシホルダのホルダ孔に
挿入する調整ステーションと、上記毛束のフィラメント
同士を上記ホルダ孔内に緊密に固定させる固定ステーシ
ョンと、ブラシ本体の金型内に毛束が固定された上記ブ
ラシホルダをインサートして射出成形を行う成形ステー
ションと、更に成形されたブラシの仕上げを行う仕上ス
テーションとからなるブラシの製造装置を用いるという
手段も用いた。
フィラメントからなる毛束をブラシホルダのホルダ孔に
挿入する調整ステーションと、上記毛束のフィラメント
同士を上記ホルダ孔内に緊密に固定させる固定ステーシ
ョンと、ブラシ本体の金型内に毛束が固定された上記ブ
ラシホルダをインサートして射出成形を行う成形ステー
ションと、更に成形されたブラシの仕上げを行う仕上ス
テーションとからなるブラシの製造装置を用いるという
手段も用いた。
【0009】
【作用】上述の技術的手段による本発明において、毛束
の各フィラメントは緊密に束ねられているため、ブラシ
本体の金型内でのインサート成形時には、溶融樹脂は各
フィラメント間に進入せず、その基部だけがブラシ本体
に固定されるという作用を奏する。
の各フィラメントは緊密に束ねられているため、ブラシ
本体の金型内でのインサート成形時には、溶融樹脂は各
フィラメント間に進入せず、その基部だけがブラシ本体
に固定されるという作用を奏する。
【0010】又、製造装置においては、調整ステーショ
ンで毛束はブラシホルダ内に挿入されることによって、
ブラシの所定の配列に整列される。固定ステーションで
は整列された各毛束の緊密な結束が行われ、更に、成形
ステーションでは金型のキャビティ内に溶融樹脂が流入
すると共に、インサートされたブラシホルダ内の各毛束
の基部がブラシ本体に一体に成形される。この他、仕上
ステーションでは成形後のブラシについて任意の後処理
を行い得る。
ンで毛束はブラシホルダ内に挿入されることによって、
ブラシの所定の配列に整列される。固定ステーションで
は整列された各毛束の緊密な結束が行われ、更に、成形
ステーションでは金型のキャビティ内に溶融樹脂が流入
すると共に、インサートされたブラシホルダ内の各毛束
の基部がブラシ本体に一体に成形される。この他、仕上
ステーションでは成形後のブラシについて任意の後処理
を行い得る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に従
って更に具体的に述べると、先ずその全体的構成として
は、図1に見られるように、大きく4つのステーション
からなり、Aは一定長並びに一定本数の毛束をつくり、
これを後述するブラシホルダ4に収容する毛束の調整ス
テーション、Bはブラシホルダ4内に収容された各毛束
をそのホルダ孔内に緊密に固定するための固定ステーシ
ョン、Cは金型3内にブラシホルダ4を挿入した上、射
出成形によって歯ブラシ本体とブラシホルダ4内の各毛
束を一体に成形するための成形ステーション、更にDは
成形された歯ブラシの仕上げを行う仕上ステーションで
ある。本実施例では後述する回転位置合せテーブル10
に4つのブラシホルダ4が設けられ、これらが順次各ス
テーションまで回転してそれぞれの工程作業が行われる
構成となっている。
って更に具体的に述べると、先ずその全体的構成として
は、図1に見られるように、大きく4つのステーション
からなり、Aは一定長並びに一定本数の毛束をつくり、
これを後述するブラシホルダ4に収容する毛束の調整ス
テーション、Bはブラシホルダ4内に収容された各毛束
をそのホルダ孔内に緊密に固定するための固定ステーシ
ョン、Cは金型3内にブラシホルダ4を挿入した上、射
出成形によって歯ブラシ本体とブラシホルダ4内の各毛
束を一体に成形するための成形ステーション、更にDは
成形された歯ブラシの仕上げを行う仕上ステーションで
ある。本実施例では後述する回転位置合せテーブル10
に4つのブラシホルダ4が設けられ、これらが順次各ス
テーションまで回転してそれぞれの工程作業が行われる
構成となっている。
【0012】次に、本実施例の各部の構造を説明する
と、1は装置のベース、2はベース1の一側に設けられ
た射出成形ユニット、3は内部にキャビティ3a並びに
これと隣接して後述するブラシホルダ4の嵌合部3bを
有する金型であって、ランナ3cを介して上記射出成形
ユニット2から溶融樹脂が圧入されるものである。ブラ
シホルダ4は回転位置合せテーブル10によって、水平
に略90度ずつ回転される。又、5は金型3のプラテン
3dを下降させるクランプシリンダ、6は金型3の下部
に設けられ、ブラシホルダ4のホルダ孔4a内に挿通さ
れたノックアウトピン6aを押上げるためのノックアウ
トシリンダ、7は予めフィラメントfを巻回してなるス
プール、8はフィラメントfが供給されるローダ、9は
上記プラテン3dに取付られた三元位置合せテーブルを
示し、これによってローダ8が予め決められた手順で上
下、左右に移動するものである。
と、1は装置のベース、2はベース1の一側に設けられ
た射出成形ユニット、3は内部にキャビティ3a並びに
これと隣接して後述するブラシホルダ4の嵌合部3bを
有する金型であって、ランナ3cを介して上記射出成形
ユニット2から溶融樹脂が圧入されるものである。ブラ
シホルダ4は回転位置合せテーブル10によって、水平
に略90度ずつ回転される。又、5は金型3のプラテン
3dを下降させるクランプシリンダ、6は金型3の下部
に設けられ、ブラシホルダ4のホルダ孔4a内に挿通さ
れたノックアウトピン6aを押上げるためのノックアウ
トシリンダ、7は予めフィラメントfを巻回してなるス
プール、8はフィラメントfが供給されるローダ、9は
上記プラテン3dに取付られた三元位置合せテーブルを
示し、これによってローダ8が予め決められた手順で上
下、左右に移動するものである。
【0013】次に、上記各ステーションおける工程につ
いて詳述すると、先ず毛束の調整ステーションAでは、
図3に見られるように、三元位置合せテーブル9によっ
て、ホルダ孔4a上にノズル8bが移動し、この時、シ
リンダ8aが作動してノズル8bをホルダ孔4aへ下降
させる。そして、スプール7に巻回されたフィラメント
fが対向する一対の送りローラー11・11によって所
定長だけ繰り出され、シリンダ12aの作動でカッター
12により一定長に切断される。この場合、上記フィラ
メントfは複数のスプール7から所定本数だけ同時に繰
り出されるもので、切断された一定本数のフィラメント
fによって毛束Fが構成される。かかる毛束Fはシリン
ダ8cがシャフト8dを押し下げることによってノズル
8bを通過してホルダ孔4aに挿入される。挿入された
毛束Fはホルダ孔4aから僅かに突出した状態で保持さ
れる。そして、同じ要領でホルダ孔4aには次々と毛束
Fが挿入されるものである。
いて詳述すると、先ず毛束の調整ステーションAでは、
図3に見られるように、三元位置合せテーブル9によっ
て、ホルダ孔4a上にノズル8bが移動し、この時、シ
リンダ8aが作動してノズル8bをホルダ孔4aへ下降
させる。そして、スプール7に巻回されたフィラメント
fが対向する一対の送りローラー11・11によって所
定長だけ繰り出され、シリンダ12aの作動でカッター
12により一定長に切断される。この場合、上記フィラ
メントfは複数のスプール7から所定本数だけ同時に繰
り出されるもので、切断された一定本数のフィラメント
fによって毛束Fが構成される。かかる毛束Fはシリン
ダ8cがシャフト8dを押し下げることによってノズル
8bを通過してホルダ孔4aに挿入される。挿入された
毛束Fはホルダ孔4aから僅かに突出した状態で保持さ
れる。そして、同じ要領でホルダ孔4aには次々と毛束
Fが挿入されるものである。
【0014】毛束Fが挿入されたブラシホルダ4は回転
位置合せテーブル10を介して90度回転して固定ステ
ーションBへ移動する。このステーションでは図4・図
5に示したように、毛束Fの上端が加熱状態のプレート
(図示せず)によって加熱・加圧され、毛束Fの上部に
ヘッドhが形成されると共に、当該毛束がホルダ孔に緊
密に固定されることとなる。
位置合せテーブル10を介して90度回転して固定ステ
ーションBへ移動する。このステーションでは図4・図
5に示したように、毛束Fの上端が加熱状態のプレート
(図示せず)によって加熱・加圧され、毛束Fの上部に
ヘッドhが形成されると共に、当該毛束がホルダ孔に緊
密に固定されることとなる。
【0015】次に、ブラシホルダ4は更に90度回転し
て成形ステーションCへ移動し、金型3におけるブラシ
ホルダの嵌合部3bに装着される。この時点でクランプ
シリンダ5がプラテン3dを下降させ、金型3が密閉さ
れて歯ブラシ本体のキャビティ3bが確保されるのであ
る。しかる後、射出成形ユニット2から溶融樹脂がラン
ナ3cを通って金型3内へ圧入される。金型3内では溶
融樹脂がキャビティ3aに圧入され、ホルダ孔4aから
僅かに突出したヘッドhを包み込んだ形状で一体に成形
される。この際、ホルダ孔4aはヘッドhによって封止
された状態なので溶融樹脂は各フィラメントf間には進
入せず、その基部だけが、歯ブラシ本体と一体に成形さ
れるのである。そして、適当な冷却手段によって金型3
の温度が下げられるが、この射出成形並びに金型の冷却
の間、他のステーションではそれぞれの工程が進行して
いる。しかる後、クランプシリンダ5が元の位置にもど
って金型3が開放され、ブラシホルダ4上には成形され
た歯ブラシが搭載された状態となる。
て成形ステーションCへ移動し、金型3におけるブラシ
ホルダの嵌合部3bに装着される。この時点でクランプ
シリンダ5がプラテン3dを下降させ、金型3が密閉さ
れて歯ブラシ本体のキャビティ3bが確保されるのであ
る。しかる後、射出成形ユニット2から溶融樹脂がラン
ナ3cを通って金型3内へ圧入される。金型3内では溶
融樹脂がキャビティ3aに圧入され、ホルダ孔4aから
僅かに突出したヘッドhを包み込んだ形状で一体に成形
される。この際、ホルダ孔4aはヘッドhによって封止
された状態なので溶融樹脂は各フィラメントf間には進
入せず、その基部だけが、歯ブラシ本体と一体に成形さ
れるのである。そして、適当な冷却手段によって金型3
の温度が下げられるが、この射出成形並びに金型の冷却
の間、他のステーションではそれぞれの工程が進行して
いる。しかる後、クランプシリンダ5が元の位置にもど
って金型3が開放され、ブラシホルダ4上には成形され
た歯ブラシが搭載された状態となる。
【0016】更に、回転位置合せテーブル10が90度
回転して、射出成形された上記歯ブラシがブラシホルダ
4に搭載されたまま仕上ステーションDへ移動し、ここ
でノックアウトシリンダ6が作動してノックアウトピン
6aを押し上げることによって、各毛束Fがホルダ孔4
aから抜脱され、成形された歯ブラシが当該ブラシホル
ダ4から外れる。そして、このDステーションでは歯ブ
ラシの検査を行い、更に必要に応じて毛束の各フィラメ
ントfの先端部を丸形仕上げした後、梱包される。上記
ブラシホルダ4はこのDステーションで再び空の状態と
なり、適当に洗浄された後、90度回転して当初のAス
テーションに復帰して上記と同様の工程を繰り返す。
回転して、射出成形された上記歯ブラシがブラシホルダ
4に搭載されたまま仕上ステーションDへ移動し、ここ
でノックアウトシリンダ6が作動してノックアウトピン
6aを押し上げることによって、各毛束Fがホルダ孔4
aから抜脱され、成形された歯ブラシが当該ブラシホル
ダ4から外れる。そして、このDステーションでは歯ブ
ラシの検査を行い、更に必要に応じて毛束の各フィラメ
ントfの先端部を丸形仕上げした後、梱包される。上記
ブラシホルダ4はこのDステーションで再び空の状態と
なり、適当に洗浄された後、90度回転して当初のAス
テーションに復帰して上記と同様の工程を繰り返す。
【0017】上記実施例ではブラシホルダ4は4本の歯
ブラシを一組として保持する構成となっているが、本発
明はこれに限定されない。
ブラシを一組として保持する構成となっているが、本発
明はこれに限定されない。
【0018】図6・図7はホルダ孔4aのシール機構の
他の実施例を示し、ホルダ孔4a内にシールピン4cを
挿通するものである。この場合毛束Fはホルダ孔4aに
ある程度のゆとり持った状態で挿入され、これに上記シ
ールピン4cが挿通されることによって、該シールピン
とホルダ孔4aとの間に毛束Fが挟持される。その結
果、当該ホルダ孔内に毛束Fが緊密に固定されるのであ
る。又、ホルダ孔4aの開口側にはシール性を向上する
ための縮径部4bが設けられている。該縮径部4bは上
記第1実施例について適用することもある。
他の実施例を示し、ホルダ孔4a内にシールピン4cを
挿通するものである。この場合毛束Fはホルダ孔4aに
ある程度のゆとり持った状態で挿入され、これに上記シ
ールピン4cが挿通されることによって、該シールピン
とホルダ孔4aとの間に毛束Fが挟持される。その結
果、当該ホルダ孔内に毛束Fが緊密に固定されるのであ
る。又、ホルダ孔4aの開口側にはシール性を向上する
ための縮径部4bが設けられている。該縮径部4bは上
記第1実施例について適用することもある。
【0019】次に、上述した実施例の製造装置を用いて
歯ブラシを製造するためには、先ず、調整ステーション
Aで一定長に切断された毛束Fが得られ、これが固定ス
テーションBで緊密に束ねた状態でブラシホルダ4の各
ホルダ孔4aに複数の行列で配置される。成形ステーシ
ョンCでは上記毛束Fの基部が金型3内にインサートさ
れ、ブラシ本体の射出成形時に一体に固定される。
歯ブラシを製造するためには、先ず、調整ステーション
Aで一定長に切断された毛束Fが得られ、これが固定ス
テーションBで緊密に束ねた状態でブラシホルダ4の各
ホルダ孔4aに複数の行列で配置される。成形ステーシ
ョンCでは上記毛束Fの基部が金型3内にインサートさ
れ、ブラシ本体の射出成形時に一体に固定される。
【0020】本発明の製造方法並びに製造装置は、上例
の歯ブラシに限らず、他のブラシ類にも適用し得ること
は勿論である。
の歯ブラシに限らず、他のブラシ類にも適用し得ること
は勿論である。
【0021】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、一定長に切
断された複数本のフィラメントを緊密に束ねた毛束が複
数の行列に配置され、これら各毛束の基部をブラシ本体
と一体に射出成形で植毛するようにしたものであるか
ら、従来のように、予め、毛束の先端を融着したりする
必要がなく、束ねられた毛束を直接、ブラシ本体の成形
時に植設することができるものである。従って、ブラシ
の製造工程が簡略化されると同時に、毛束基部の融着に
よる強固な植毛が可能となるのである。
断された複数本のフィラメントを緊密に束ねた毛束が複
数の行列に配置され、これら各毛束の基部をブラシ本体
と一体に射出成形で植毛するようにしたものであるか
ら、従来のように、予め、毛束の先端を融着したりする
必要がなく、束ねられた毛束を直接、ブラシ本体の成形
時に植設することができるものである。従って、ブラシ
の製造工程が簡略化されると同時に、毛束基部の融着に
よる強固な植毛が可能となるのである。
【0022】又、本発明の製造装置によれば、一定長に
切断したフィラメントがブラシホルダに所定の配列で収
容可能であり、これが調整ステーション、固定ステーシ
ョン、成形ステーション更には仕上ステーションに順次
移動することで、最終的に目的のブラシが自動的に得ら
れるものである。
切断したフィラメントがブラシホルダに所定の配列で収
容可能であり、これが調整ステーション、固定ステーシ
ョン、成形ステーション更には仕上ステーションに順次
移動することで、最終的に目的のブラシが自動的に得ら
れるものである。
【図1】本発明の製造装置の一実施例を示す平面図
【図2】同じく製造装置の正面図
【図3】ブラシのローダ部分の拡大正面図
【図4】ブラシホルダの部分断面図
【図5】図4におけるホルダ孔上部の拡大図
【図6】ブラシホルダのホルダ孔の他のシール構造を示
す部分断面図
す部分断面図
【図7】図6におけるホルダ孔上部の拡大図
A 調整ステーション B 固定ステーション C 成形ステーション D 仕上ステーション F 毛束 f フィラメント 3 金型 4 ブラシホルダ 4a ホルダ孔
Claims (2)
- 【請求項1】一定長に切断された複数本のフィラメント
を緊密に束ねた毛束を複数の行列に配置し、これら各毛
束の基部をブラシ本体の金型にインサートしながら上記
ブラシ本体を射出成形して、上記毛束の基部を上記ブラ
シ本体に一体に固定するようにしたブラシの製造方法。 - 【請求項2】一定長に切断された複数本のフィラメント
からなる毛束をブラシホルダのホルダ孔に挿入する調整
ステーションと、上記毛束のフィラメント同士を上記ホ
ルダ孔内に緊密に固定させる固定ステーションと、ブラ
シ本体の金型内に毛束が固定された上記ブラシホルダを
インサートして射出成形を行う成形ステーションと、更
に成形されたブラシの仕上げを行う仕上ステーションと
からなるブラシの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30681791A JPH05115325A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ブラシの製造方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30681791A JPH05115325A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ブラシの製造方法並びにその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115325A true JPH05115325A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17961623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30681791A Pending JPH05115325A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ブラシの製造方法並びにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05115325A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08187312A (ja) * | 1995-01-10 | 1996-07-23 | Koryo Jushi Kogyo Kk | スキー用滑走面材 |
US6523907B1 (en) * | 2000-02-01 | 2003-02-25 | Moll Industries, Inc. | Apparatus and method for producing brushware by injection molding |
CN105455409A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-04-06 | 上海安添机电科技有限公司 | 基于牙刷的上下料及分离加工装置 |
KR20200078563A (ko) * | 2017-10-24 | 2020-07-01 | 코닌클리케 필립스 엔.브이. | 브러시 헤드 제조 방법 및 장치 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP30681791A patent/JPH05115325A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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