JP2513621B2 - 剛毛製品の製法並びにこの製法を実施する装置 - Google Patents

剛毛製品の製法並びにこの製法を実施する装置

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JP2513621B2
JP2513621B2 JP61035396A JP3539686A JP2513621B2 JP 2513621 B2 JP2513621 B2 JP 2513621B2 JP 61035396 A JP61035396 A JP 61035396A JP 3539686 A JP3539686 A JP 3539686A JP 2513621 B2 JP2513621 B2 JP 2513621B2
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    • A46BRUSHWARE
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    • A46B9/00Arrangements of the bristles in the brush body
    • A46B9/02Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46DMANUFACTURE OF BRUSHES
    • A46D1/00Bristles; Selection of materials for bristles
    • A46D1/08Preparing uniform tufts of bristles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46DMANUFACTURE OF BRUSHES
    • A46D3/00Preparing, i.e. Manufacturing brush bodies
    • A46D3/08Parts of brush-making machines
    • A46D3/082Magazines for bristles; Feeding bristles to magazines; Knot picking

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、エンドレスストランドを成すプラスチツク
剛毛を、貯蔵リールから引出しかつ剛毛支持体に接近案
内してこの剛毛支持体に固定し、次いで所定の長さに切
断することによって、ペイントブラシ、ブラシ、ほうき
又は類似のもののような、剛毛支持体とこれに固定され
た剛毛束とから成る剛毛製品を製作する方法並びにこの
製法を実施する装置に関する。
従来の技術 今日プラスチツク剛毛が圧倒的に使用されていること
に伴つて同時にエンドレスストランドの処理形式がます
ます重要になつてきた。何故ならば出発材料が押出し加
工されひいてはエンドレスに形成されるからである。エ
ンドレスストランドは延伸した後でリールに巻き付けら
れるか又は偏平巻体を成すように巻かれる。従来の処理
形式ではエンドレス材料は多数のモノフイラメントから
構成されていてかつ大きな剛毛束もしくは剛毛グループ
を成すように包装される。このような形状で剛毛グルー
プは剛毛製品製作者に供給される。処理を行なうために
は包装体を除きかつ剛毛グループを機械マガジン内に挿
入しかつこの機械マガジンにおいて所望の剛毛束厚さに
相応して再び小さな剛毛束を成すようにほぐす必要があ
る。この作業過程は剛毛製作者にとつてもまた加工業者
にとつても著しい経費を必要とするので、剛毛製作者に
おいて材料をリールに巻き付けかつ完全なリールを加工
業者に引渡すことによつてエンドレスストランドを処理
することが考えられた。この作業形式の利点の認識にお
いて、エンドレスストランドを貯蔵リールから引出して
剛毛支持体に接近案内しかつエンドレスストランドの自
由端を剛毛支持体に固定するようにしてリールからエン
ドレス材料として剛毛を処理できるように、剛毛製品製
作機械を調整するという多くの提案が成された(ドイツ
連邦共和国特許出願公開第2847781号および第2849510号
明細書)。しかしながらエンドレスストランドは製作に
起因してほぼ円形乃至偏平なだ円形横断面を有している
ので、多くの剛毛製品のばあいのようにこのような横断
面を有する横断面形状の剛毛束が所望される剛毛製品の
みを製作できるに過ぎない。しかしながら例えばペイン
トブラシのばあいのように別の横断面形状、例えば角柱
計横断面形状の剛毛束が必要であるか又は少なくとも所
望されている。更に、矢張り異なる横断面および横断面
面積の剛毛束が有利である剛毛製品もあるが、従来では
合理的でない製作法に基づいてこのような剛毛束を使用
できなかつた。更に剛毛支持体内に多角形横断面の剛毛
用の孔を設けかつ該孔内に剛毛束を機械的に固定するこ
とが提案されているが、このばあい前記孔は完全には充
填されていないので、孔内にごみ等が集積するようにな
る(ドイツ連邦共和国実用新案登録第8004640号および
第8403491号明細書)。
発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、剛毛束を任意の横断面で形成できし
かも任意の剛毛区分を有する剛毛製品を成すように剛毛
束を処理できるような、剛毛製品の製法およびこの製法
を実施する装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 前記課題は本発明の方法によれば、剛毛支持体に接近
案内するばあいにエンドレスストランドの全周に亘つて
側方から圧力をかけてエンドレスストランドを未変形の
横断面形状とは異なる横断面形状に変形し、所望の横断
面形状が得られた後でエンドレスストランドを剛毛支持
体に固定することによつて解決された。
更に前記課題は上記方法を実施する装置によれば、少
なくとも1本の剛毛・エンドレスストランドを受容する
少なくとも1つの貯蔵リールと、エンドレスストランド
用の引出し装置と、切断装置と、剛毛支持体用の保持装
置と、剛毛支持体に剛毛を固定する装置とを有する、前
記方法を実施する装置(ドイツ連邦共和国特許出願公開
第2847781号および第2849510号明細書)において、剛毛
束を固定する装置の手前に、エンドレスストランドを案
内する少なくとも1本の案内通路を備えた成形工具が配
置されていて、前記案内通路の横断面が剛毛束の所望の
横断面に相応しかつ前記案内通路の横断面積がエンドレ
スストランドの横断面積にほぼ相応していることによつ
て解決された。
実施例 第1図で概略的に図示された装置はフレーム(図示せ
ず)に支承されている多数のリール1を有していて、そ
れぞれのリールは剛毛材料から成る少なくとも1本のエ
ンドレスストランド2を受容している。このばあい図示
されてない繰出し装置が設けられていて、この繰出し装
置によつてエンドレスストランド2は成形工具3に供給
される。更に本発明の装置は剛毛支持体5を保持する保
持装置4並びに切断装置6を有していて、この切断装置
6によつて成形工具3を通過案内されたエンドレススト
ランド2は剛毛支持体5にその前端を固定された後で所
望寸法で切断される。更に第1図では概略的に剛毛支持
体5に剛毛束もしくはエンドレスストランド2の前端を
固定するための固定装置7が図示されている。この固定
装置は例えば溶着装置であり、この溶着装置によつてエ
ンドレスストランドの前端並びにプラスチツクから成る
剛毛支持体5が溶融されかつ溶着装置を遠ざけた後で剛
毛支持体5が保持装置4によつて溶融された剛毛端部に
接近案内される。溶融個所を十分冷却した後で保持装置
4は剛毛支持体5および溶着されたエンドレスストラン
ドと共に所定の剛毛長さだけ引出され、次いで切断装置
6が作動されかつ新たに剛毛支持体が供給される。
成形工具3内では円形の又は偏平なだ円形のエンドレ
スストランド2が側方で全周に亘つて作用する圧力によ
つて成形される(第2図参照)。成形工具は有利にはテ
ーパ状の円形の挿入区分8を有していて、この挿入区分
は下向きに挟められてかつその横断面形状を移行範囲9
で変えられていてかつ最終的に案内通路10に移行してい
る。この案内通路は横断面平面11において方形、例えば
正方形に形成されている。これに相応してエンドレスス
トランド2は成形工具3を通過したばあい方形、特に正
方形の横断面を成すように変形されるので、前記成形工
具によつて正方形の剛毛束が得られる。当然正方形の横
断面11の代りに別の角柱状の横断面形状を形成すること
もできる。
第4図では多数の案内通路10を有する成形工具3が示
されていて、このばあいテーパ状の挿入区分は省略され
ている。個々の案内通路の間には肉薄の仕切壁13のみが
設けられているので、それぞれの案内通路10を通過案内
されたエンドレスストランドの個々の剛毛は出口側の端
面14で直接並列に流出させられる。更に図面から明らか
なように、出口側の端面14で範囲15において仕切壁13は
先細にのびている。これによつて個々のエンドレススト
ランドの剛毛の前端は出口側で拡開されかつ均一な密集
した状態で流出する。図示の実施例では第5図で図示さ
れているように案内通路10は2列で並列に配置されてい
る。成形工具3から流出するエンドレスストランドの端
部は、すでに第1図に関連して前述したように、溶融に
よつて互いにかつ剛毛支持体と結合される。
第6図および第7図の実施例は第4図および第5図の
実施例とは、仕切壁13が成形工具3の出口側の端面14の
手前で間隔をおいて終つていることが異なつている。こ
れによつてエンドレスストランドにおいて剛毛の前端の
拡開が一層促進される。更に第7図から明らかなよう
に、隣り合う列の案内通路の間の仕切壁は出口側の端面
14に向けて壁厚さを増大させられている。従つて案内通
路は端面14の方向に広げられているので、案内通路の両
列内で形成されたエンドレスストランドは互いに所定の
角度を成して流出する。これによつて、互いに所定の角
度を成して傾けられかつ剛毛支持体の範囲で相互間隔を
有する剛毛束16が得られ、このばあい両剛毛束の間に
は、例えば塗布媒体を貯蔵および留めるのに役立つ室が
形成される。この実施例は特にペイントブラシ、工芸ブ
ラシ等を製作するばあいに有利である。
第8図では概略的にペイントブラシ17の植付け範囲を
示している。このばあいの相互間隔において配置された
2列の方形の剛毛束18が設けられていて、このばあい剛
毛束も互いにわずかな間隔を有している。このようにし
て中央の室19と狭幅な多数の室20とが形成され、これら
の室は矢張り塗布媒体、例えばペイントを留める。場合
によつては剛毛束18は方形形状とはわずかなばかり異つ
ていてもよいので、剛毛束の間に形成される室20は外部
から内部に向けて横断面を増大させることができる。更
に外面で室が閉じこめられるように剛毛を植付けること
もできる。ペイントブラシ17の狭幅側範囲ではそれぞれ
1つの大きな方形の剛毛束又は(図示のように)三角形
横断面の多数の剛毛束21を設けることができる。
第9図では容器内に収容されている媒体を塗布するた
めのブラシもしくはペイントブラシの植付け範囲を示し
ている。このために剛毛支持体23は例えば穴又は通路24
を有していて、該穴又は通路は剛毛区分とは反対側で塗
布しようとする媒体を収容する容器の開口にかぶせ嵌め
られ、前記媒体は穴もしくは通路を介して剛毛束内に侵
入する。この実施例でも矢張りほぼ方形の剛毛束25が設
けられていて、このばあい角隅部に配置された剛毛束26
は、角隅部が丸められていることによつて多少異つた横
断面を有している。
第10図ではブラシ用の異なる植付け範囲を示してい
て、このばあい円形のエンドレスストランドは、剛毛束
の外面がほぼ閉じられるような剛毛束27,28,29を成すよ
うに変形されている。剛毛束は全面で植付けられてい
る。このばあい特に有利には、剛毛束27,28,29は横断面
形状が異なるにもかかわらず、同じ横断面積を有してい
る。
例えばほうき用に用いられる第11図による実施例では
剛毛支持体30に中央範囲で方形横断面の1列の剛毛束31
がかつこの剛毛束に隣り合つてそれぞれ円形横断面の1
列の剛毛束32が配置されていて、円形横断面の剛毛束32
はそれぞれ円形横断面のエンドレスストランドから得ら
れる。このばあい剛毛束32のために変形されてないエン
ドレスストランドを使用することができる。3列の剛毛
束31,32は外部で長円形横断面の剛毛束33によつて取り
込まれていて、該剛毛束33は例えば3本のエンドレスス
トランドを一緒に案内して適当に変形することによつて
これらエンドレスストランドから製作される。本発明は
図示の実施例に限定されるものではなく、種々の態様で
実施可能である。従つてエンドレスストランドを別の横
断面形状を成すように変形することもでき、このばあい
種々の横断面形状は、それぞれの器具に使用するために
特に所望されるように、例えば中央範囲で剛毛束を比較
的剛性的に形成して外側範囲で柔軟に形成するか又は剛
毛束を中央範囲で柔軟に形成して外側範囲で比較的剛性
的に形成するように、選ぶことができる。
発明の方法の作用効果 本発明によつて、周知ではあるが、従来実地において
まだ実施されてないエンドレスストランド処理の利点が
得られしかも、側方の圧力によつてエンドレスストラン
ドを変形することによつてエンドレスストランドを任意
の横断面形状に変形しかつこのエンドレスストランドに
与えられた横断面形状を維持してこのエンドレスストラ
ンドから剛毛を剛毛支持体に固定できるようになる。従
つて、剛毛材料を処理する際にまず裁断された材料を製
作しかつ次いでこの裁断された材料から適当な受容装置
(例えばドイツ連邦共和国特許第2335468号およびドイ
ツ連邦共和国特許出願公告第2646048号明細書)を用い
て裁断された剛毛を大きなマガジンから取出しかつ剛毛
支持体に接近案内させる必要はない。これとは違つて本
発明では、別のエンドレス材料を成形するばあいにも用
いられるように、1回の変形プロセスを介してエンドレ
スストランドから処理加工することができる。エンドレ
スストランドの全周に亘つて側方で作用する圧力は、エ
ンドレスストランド内の個々のモノフイラメントを押し
のけて変移させて所望の横断面を生ぜしめかつこの横断
面を固定個所まで維持するようにかけられねばならな
い。
本発明による方法の有利な実施態様によれば、側方か
らエンドレスストランドにかけられる圧力を、エンドレ
スストランドを剛毛支持体に固定する直前に、この固定
範囲の手前でかけられる圧力よりも減少させる。つまり
エンドレスストランドにはまずエンドレスストランド変
形のために必要な圧力がかけられかつ次いでこの圧力は
所望の横断面形状が得られた後で減少される。従つてエ
ンドレスストランド内の個々の剛毛はある程度自由に動
くことができる。これによつて、剛毛はエンドレススト
ランドの前端でいくらか拡開されるようになり、これに
よつて剛毛支持体に剛毛を固定した後で剛毛支持体範囲
で個々の剛毛間に小さな間隙が生ずるようになる。この
ことは、ペイントブラシ、塗装ブラシ等のような塗布器
具のばあい、塗布媒体を器具範囲内で剛毛間に貯えかつ
順次引渡すことができるようにするために、所望されて
いる。
冒頭に述べた公知の形式において、例えば剛毛支持体
に1作業過程で剛毛を完全に植付けることができるよう
にするために、剛毛支持体に固定しようとする剛毛束の
数に相応してそれぞれリールに設けられた多数のエンド
レスストランドを剛毛支持体に接近案内することは公知
である。エンドレスストランドをこのように複数本供給
するばあいでもエンドレスストランドをそれぞれ所望の
横断面形状にすることができる。このばあい特に例えば
所定の輪郭の剛毛支持体に全面で剛毛を植付けることが
できるようにするために、エンドレスストランドを種々
の横断面を成すように変形することができる。同様に、
同時に異なる横断面のエンドレスストランドを処理する
ことができる。
それぞれ所定の数のモノフイラメントを有する個々の
エンドレスストランドから多数の剛毛を有する剛毛束を
製作できるようにするために、本発明の方法の別の実施
態様によれば、多数のエンドレスストランドを単一のス
トランドとしてまとめて案内して、側方から圧力をかけ
て任意の横断面形状に変形する。
有利には、エンドレスストランドを角柱形の横断面に
変形することができ、このようなエンドレスストランド
は特に全面で剛毛支持体に剛毛を植付けるばあい特に有
利である。
更に本発明の方法の別の実施態様によれば、エンドレ
スストランドの数およびその横断面形状を、剛毛束の互
いに向き合う側の間でほぼ均一な間隔をおいて剛毛支持
体の固定面に剛毛束を全面で植付けることができるよう
に選ぶことができる。換云すれば、角柱形、例えば方形
および場合によつては三角形の横断面を成すように変形
するばあい任意の大きな面に全面で剛毛を植付けること
ができ、このばあい個々の剛毛束の間に狭幅な通路のみ
が生ずる。前記通路は塗布器具のばあい器具内で塗布媒
体を維持するのに用いられる。
本発明による方法の利点は、剛毛の密度を変形時もし
くはこれに次いで側方の圧力をかけることによつて変え
ることができ、これによつて裁断された材料を有するマ
ガジンから任意の横断面の剛毛束もしくは剛毛グループ
を取出して植込む公知のばあいには(ドイツ連邦共和国
特許第2335468号および出願公告第2646048号明細書)不
可能である。公知のばあいこのような植込み過程を実施
するためには、剛毛にくさび止めによつて得られる側方
の圧力を植込み型によつて及ぼし、このばあい圧力を剛
毛支持体に剛毛を固定するまで植込み型内でも維持す
る。更に本発明による方法の著しい利点は、極めて細い
剛毛をも申し分なく処理できるということにある。この
ことは裁断された材料をマガジンから取出して植込むば
あい不可能である。何故ならばこのような剛毛は簡単に
変移しかつ屈曲しかつ永久変形されるからである。この
ことは特にペインブラシ、歯ブラシ等を製作するために
当て嵌る。
発明の装置の作用効果 本発明による装置ではエンドレスストランドはリール
から繰出されかつ成形工具を通過案内される。この成形
工具においてエンドレスストランドは未変形の円形横断
面から所望の横断面形状にもたらされる。このばあい横
断面積はほぼ同じに維持され、従つて剛毛は成形工具に
おいて互いに押しずらされるに過ず、しかも著しく強い
側方の圧力によつて過度に大きな引張り力が生ずること
はない。このばあい成形工具の後方ではエンドレススト
ランドは剛毛支持体に剛毛を固定する装置に接近案内さ
れて、溶着、接着、射出成形によつて固定した後で切断
装置によつて所望の寸法で切断される。
本発明による装置の実施態様では、成形工具が多数の
エンドレスストランドをそれぞれ1本ずつ案内するため
に並列にわずかな間隔をおいて配置された多数の案内通
路を有している。このようにして剛毛支持体の植付け面
全体に又は大部分に亘つて同時に任意の横断面の剛毛束
を植付けることができる。このばあい個々の案内通路間
の間隔は製作しようとする剛毛製品の特性に課せられた
要求に応じて選ばれる。すべての剛毛をできるだけ密に
植付けようとするばあいには、間隔が適当に狭められ
る。これに対して個々の剛毛束間に間隔を設けることが
所望されるばあいには、間隔が適当に拡大される。この
ばあい任意の剛毛束配列および任意の幾何学的な剛毛面
が得られる。
有利には、それぞれの案内通路がエンドレスストラン
ドの挿入側で、横断面積が未変形のエンドレスストラン
ドと少なくとも同じ大きさである円形の横断面を有して
いて、この円形の横断面が徐々に所望の横断面に移行し
ている。このようにして運転開始時にエンドレスストラ
ンドの前端を容易に挿入できかつ同時にできるだけわず
かな変形力で未変形の横断面から所望の横断面に変形で
きる。
更に本発明の装置の別の実施態様では、案内通路の横
断面がエンドレスストランドの出口側でいくらか拡大さ
れている。この実施態様によつて、すでに製法と関連し
て記述したように、剛毛束を膨張させかつ拡開させるこ
とができ、このばあい形成された横断面を維持した状態
で個々の剛毛間の間隔がほぼ同じであることが明らかと
なつた。このことは特に、液状又はペースト状の媒体を
塗布するのに用いられかつこれら媒体を貯えるペイント
ブラシおよびブラシのばあいに所望されている。
成形工具が多数の案内通路を有しているばあいには、
本発明の装置の別の実施態様では、案内通路の間に配置
された仕切壁がエンドレスストランドの出口側で尖つた
縁部を成すように先細にされている。これによつて、多
数のエンドレスストランドを供給するばあいでも剛毛を
エンドレスストランドの前端で拡開しかつ隣接するエン
ドレスストランドの剛毛をまとめて案内することができ
る。このことは、案内通路の間に配置された仕切壁が成
形工具の出口側の端面から間隔をおいて終つていること
によつて、尚一層有利に行なわれる。
更に本発明による装置の別の実施態様によれば、隣接
する案内通路又は隣り合う列の案内通路がわずかな角度
を成して出口側に向けて広げられている。このような実
施態様によつて、エンドレスストランドは形成工具の後
方に配置された剛毛支持体の方向にいくらか離反案内さ
れ、このばあいこのことはそれぞれ個々の剛毛束のため
に又は剛毛束又は剛毛区分の全列のためにそれぞれ同じ
角度又は異なる角度を成して行なうことができる。剛毛
支持体に剛毛を固定した後では剛毛は自由端に向けて互
いに隣接するようにのびていて、このことは矢張り塗布
器具のばあい特に所望されている。これによつて自由端
において、塗布媒体の自由流出を阻止する剛毛末端が得
られるので、塗布媒体は塗布圧力および塗布運動下での
み流出するに過ぎない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第1図は本
発明による装置の概略図、第2図はプラスチツク剛毛材
料から成るエンドレスストランドを有する個々の成形工
具の断面図、第3図は第2図によるエンドレスストラン
ドの多数の横断面半部を示した図、第4図は複合・成形
工具の縦断面図、第5図は第4図の横断面図、第6図は
第4図に相応した成形工具の縦断面図、第7図は第6図
の横断面図、第8図は偏平なペイントブラシ用の剛毛植
付け範囲の概略的な断面図、第9図はブラシ又は類似の
ものの剛毛植付け範囲の概略図、第10図は第9図に類似
した別の実施例図、第11図は横断面および横断面面積の
異なる剛毛束を備えた器具の植付け範囲を概略的に示し
た図である。 1……リール、2……エンドレスストランド、3……成
形工具、4……保持装置、5,23,30……剛毛支持体、6
……切断装置、7……固定装置、8……挿入区分、9…
…移行範囲、10……案内通路、11……横断面平面、12…
…横断面、13……仕切壁、14……端面、15……範囲、1
6,18,21,25,26,27,28,29,31,32,33……剛毛束、17……
ペイントブラシ、19,20……室、24……穴又は通路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンドレスストランド(2)を成すプラス
    チック剛毛を、貯蔵リールから引出しかつ剛毛支持体
    (5,23,30)に接近案内してこの剛毛支持体に固定し、
    次いで所定の長さに切断することによって、剛毛支持体
    とこれに固定された剛毛束とから成る剛毛製品を製作す
    る方法において、剛毛支持体(5,23,30)に接近案内す
    るばあいにエンドレスストランドの全周に亘って外側か
    ら圧力をかけてエンドレスストランドを未変形の横断面
    形状とは異なる横断面形状に変形し、所望の横断面形状
    が得られた後でエンドレスストランドを剛毛支持体に固
    定することを特徴とする、剛毛製品の製法。
  2. 【請求項2】側方からエンドレスストランドにかけられ
    る圧力を、エンドレスストランドを剛毛支持体に固定す
    る直前に、この固定範囲の手前でかけられる圧力よりも
    減少させる。請求項1記載の製法。
  3. 【請求項3】剛毛支持体に固定される剛毛束の数に相応
    して、それぞれリールに設けられた多数のエンドレスス
    トランドを剛毛支持体に接近案内して、エンドレススト
    ランドを種々の横断面形状に変形する、請求項1又は2
    記載の製法。
  4. 【請求項4】多数のエンドレスストランドを、種々の横
    断面形状で横断面積を等しく変形する、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の製法。
  5. 【請求項5】多数のエンドレスストランドを単一のスト
    ランドとしてまとめて案内して、側方から圧力をかけて
    任意の横断面形状に変形する、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の製法。
  6. 【請求項6】エンドレスストランドを角柱形の横断面形
    状に変形する、請求項1から5までのいずれか1項記載
    の製法。
  7. 【請求項7】剛毛支持体の固定面全面に亘って剛毛が植
    付けられるよう、エンドレスストランドの数および横断
    面形状を選択する、請求項1から6までのいずれか1項
    記載の製法。
  8. 【請求項8】少なくとも一本の剛毛・エンドレスストラ
    ンド(2)を受容する少なくとも1つの貯蔵リール
    (1)と、エンドレスストランド用の引出し装置と、切
    断装置(6)と、剛毛支持体(5,23,30)用の保持装置
    (4)と、剛毛支持体に剛毛を固定する装置(7)とを
    有する、剛毛支持体とこれに固定された剛毛束(16,18,
    21,25,26,27,28,29,31,32,33)とから成る剛毛製品を製
    作する装置において、剛毛を固定する装置(7)の手前
    に、エンドレスストランド(2)を案内する少なくとも
    1本の案内通路(10)を備えた成形工具(3)が配置さ
    れていて、前記案内通路の横断面が剛毛束の所望の横断
    面に相応しかつ前記案内通路の横断面積がエンドレスス
    トランドの横断面積にほぼ相応していることを特徴とす
    る、剛毛製品を製作する装置。
  9. 【請求項9】成形工具(3)が多数のエンドレスストラ
    ンドをそれぞれ1本ずつ案内するために並列にわずかな
    間隔をおいて配置された多数の案内通路(10)を有して
    いる、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】それぞれの案内通路(10)がエンドレス
    ストランド(2)の挿入側で、横断面積が未変形のエン
    ドレスストランド(2)と少なくとも同じ大きさである
    円形の横断面(8)を有していて、この円形の横断面が
    徐々に所望の横断面に移行している、請求項8又は9記
    載の装置。
  11. 【請求項11】案内通路(10)の横断面(11)がエンド
    レスストランド(2)の出口側でいくらか拡大されてい
    る、請求項8から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】多数の案内通路(10)の間に配置された
    仕切壁(13)がエンドレスストランド(2)の出口側で
    尖った縁部を成すように先細に形成されている、請求項
    8から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】案内通路(10)の間に配置された仕切壁
    (13)が成形工具(3)の出口側の端面(14)から間隔
    をおいて終わっている、請求項8から12までのいずれか
    1項記載の装置。
  14. 【請求項14】隣接する案内通路(10)又は隣り合う列
    の案内通路(10)が出口側(14)に向けてわずかな角度
    を成して広げられている、請求項8から13までのいずれ
    か1項記載の装置。
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