JPH051152U - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Publication number
JPH051152U
JPH051152U JP5526091U JP5526091U JPH051152U JP H051152 U JPH051152 U JP H051152U JP 5526091 U JP5526091 U JP 5526091U JP 5526091 U JP5526091 U JP 5526091U JP H051152 U JPH051152 U JP H051152U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction piece
deflection coil
correction
piece
deflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP5526091U
Other languages
English (en)
Inventor
勝夫 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5526091U priority Critical patent/JPH051152U/ja
Publication of JPH051152U publication Critical patent/JPH051152U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平偏向コイル2と垂直偏向コイル4との間
に配設される補正片3の絶縁対策を不要とし、補正片3
のうず電流による発熱の問題を解消する。 【構成】 ボビン1の内周面に水平偏向コイルを装着
し、ボビン1の外周面側には垂直偏向コイル4を装着す
る。そして、水平偏向コイルと垂直偏向コイル4との間
に補正片3を介設する。この補正片3は絶縁性を有する
磁性体によって形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの間にミスコンバージェンス補 正用の磁性体の補正片を備えた偏向ヨークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー陰極線管の画面周辺でのミスコンバージェンス(色ずれ)を補正する手 段として、リアクター等の補正回路を備える方法がある。しかしながら、この補 正回路を備える方法は、その回路コストが高くなり、電力ロスも大きくなる等の 問題があり、このような大掛かりな補正回路を用いることなく、水平偏向コイル と垂直偏向コイルとの間に補正片として珪素鋼板等の金属板を配置し、偏向磁界 の分布を調整してミスコンバージェンスを補正する方式も広く採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、補正片を珪素鋼板等の金属板によって形成する従来の方式は、 補正片が導電体でできているため、この補正片と偏向コイルとの間で絶縁を行わ なければならず、その絶縁作業を行う分だけ作業工程が増え、コストも高くなる という問題があった。
【0004】 また、最近においては、例えば水平偏向周波数が32KHzと通常の17.5KHzより も高周波数で駆動する偏向ヨークがモニター用の偏向ヨークとして採用されてい るが、この種の高周波数で駆動する偏向ヨークでは、導電性の補正片に時間的に 変化する偏向磁界が通過するため、補正片にうず電流が生じ、このうず電流によ って偏向ヨークが発熱するという問題があった。したがって、補正片を珪素鋼板 等の金属板によって形成する従来の方式は、高周波数で駆動する偏向ヨークには 適さなかった。
【0005】 本考案は前記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、 偏向コイルとの絶縁対策を不要とし、高周波数での駆動によってもうず電流によ る発熱が生じることのない偏向ヨークを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、 本考案は、水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの間にミスコンバージェンス補正 用の補正片が配設されている偏向ヨークにおいて、前記補正片は絶縁性を有する 磁性体によって形成されていることを特徴として構成されている。
【0007】
【作用】
上記構成の本考案において、補正片は絶縁性を有する磁性体、例えばフェライ ト片によって形成されており、この補正片自体が絶縁体であるので偏向コイルと の絶縁対策は不要となる。また、時間的に変化する偏向磁界が通過してもうず電 流は発生せず、補正片からの発熱は生じない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1および図2には本考案 に係る偏向ヨークの一実施例の要部構成が示されている。
【0009】 この偏向ヨークは朝顔状をしたボビン1の内周面に沿ってトップ側とボトム側 にくら型の水平偏向コイル2を装着し、ボビン1の外周面側にはトロイダル巻き あるいはくら型の垂直偏向コイル4を装着したものである。そして、ボビン1の 頭部側寄りの外周面と垂直偏向コイルとの間には絶縁性を有する磁性体、この実 施例ではフェライト片を補正片3として介設している。この補正片3はボビン1 を介して水平偏向コイル2にも対向している。
【0010】 本実施例では補正片3は陰極線管の画面周辺部のコーナーに対応する4個所の ミスコンバージェンスを補正する最適な位置に設けられている。また、補正片3 の形状は例えば四角等、ミスコンバージェンスや他の特性を調整するのに最適な 形状に設定されることになる。
【0011】 上記本実施例によれば、補正片3は絶縁性を持ったフェライト片により形成さ れるので、補正片3と垂直偏向コイル4との絶縁を図る必要がなく、その分、補 正片3の配設作業が容易となる。
【0012】 また、フェライトの補正片3は非導電体であるので、補正片3に時間的に変化 する偏向磁界が通過しても、補正片3にうず電流が発生することはない。したが って、うず電流による発熱がひどくなる高周波数で偏向ヨークを駆動した場合に おいても、その発熱がなく、高周波数駆動の偏向ヨークとして非常に適したもの となる。
【0013】 なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り 得る。例えば、上記実施例では、補正片3をフェライト片により形成したが、こ の補正片3は絶縁性を有する磁性体であれば他の材料によって形成してもよく、 プラスチックフェライト(プラスチックとフェライトとの合成材料)や、ゴムフ ェライト(ゴムとフェライトとの合成材料)等の材料によって形成してもよい。 また、この補正片3は磁性体を着磁しないでそのまま使用してもよく、着磁して マグネットにした状態で使用してもよい。着磁してマグネットの状態となったと きには、補正片3自体から補正磁界が出るので偏向磁界の補正効果が大きく、補 正片3の形状を小さくしてもミスコンバージェンスの大きな補正効果が得られ、 補正片3を小さくする分だけその材料費を節減することができる。
【0014】 さらに、上記実施例では、補正片3をボビン1の外周面に設けたが、これをボ ビン1の内周面に設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの間に配設する補正片を絶縁性 を有する磁性体によって形成したものであるから、偏向コイルに対して絶縁対策 をする必要がなく、その分、装置製造工程の簡易化を図ることができ、装置コス トを安価にすることができる。
【0016】 また、補正片に時間的に変化する偏向磁界が通過しても、補正片にうず電流が 発生するということがなく、これにより、うず電流に起因する発熱を生じること もなく、特に発熱が問題となる高周波数駆動の偏向ヨークとして好適なものとな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における偏向ヨークの説明図である。
【図2】本実施例の偏向ヨークを頭部側から見た正面図
である。
【符号の説明】
1 ボビン 2 水平偏向コイル 3 補正片 4 垂直偏向コイル

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの間
    にミスコンバージェンス補正用の補正片が配設されてい
    る偏向ヨークにおいて、前記補正片は絶縁性を有する磁
    性体によって形成されていることを特徴とする偏向ヨー
    ク。
JP5526091U 1991-06-20 1991-06-20 偏向ヨーク Pending JPH051152U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5526091U JPH051152U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 偏向ヨーク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5526091U JPH051152U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 偏向ヨーク

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Publication Number Publication Date
JPH051152U true JPH051152U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12993628

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JP5526091U Pending JPH051152U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 偏向ヨーク

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JP (1) JPH051152U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5174133U (ja) * 1974-12-06 1976-06-10
JPH0846559A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Yaesu Musen Co Ltd レピータシステムのサーチ方式

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5174133U (ja) * 1974-12-06 1976-06-10
JPS5545984Y2 (ja) * 1974-12-06 1980-10-28
JPH0846559A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Yaesu Musen Co Ltd レピータシステムのサーチ方式

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