JPH05115268A - 果物の皮をむく方法及び装置 - Google Patents

果物の皮をむく方法及び装置

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JPH05115268A
JPH05115268A JP4094193A JP9419392A JPH05115268A JP H05115268 A JPH05115268 A JP H05115268A JP 4094193 A JP4094193 A JP 4094193A JP 9419392 A JP9419392 A JP 9419392A JP H05115268 A JPH05115268 A JP H05115268A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、柑橘類果物等から外皮を除
去する方法及び装置であって、従来の装置のもつ複雑
さ、不可変性及び不確実性を解消できる外皮除去方法及
び装置を提供することにある。 【構成】 本発明の装置は、果肉と外皮の外面との間で
果物の少なくとも一部にアクセスするアクセス手段と、
外皮と果肉との間の結合体を弱化すべく、果物内に流体
を導入する導入手段と、果肉への外皮の結合体が弱化さ
れた後に、果肉から外皮を除去する除去手段とを有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新鮮な果物の皮むき方法
及び装置の分野に関し、より詳しくは、皮むき工程の一
部としてアルベドが酵素的に分解される場合の柑橘類果
物の皮むき方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は柑橘類以外の果物にも適用する
ことができる。しかしながら、主として柑橘類果物に適
用されるものであるので、柑橘類果物に適用する場合に
ついて主として説明する。柑橘類果物は外皮を有してお
り、外皮はアルベド層(albedolayer) を介して内部の
果肉に付着している。果肉は多数の袋(セグメント)か
らなり、各袋は膜により囲まれている。袋は軸線方向の
果心の回りに配置されている。本願明細書では、果物の
赤道を、果物の外皮の外面上にある、果物の軸線回りの
最大外周部として定義する。
【0003】果物(より詳しくは柑橘類果物)は、その
外皮が付いたままの形で大部分が販売され且つ消費され
ているけれども、柑橘類果物の消費者すなわち使用者
が、果物が丸ごと且つ新鮮ではあるが皮がむかれた状態
で提供されることを好む(或いは必要とする場合さえあ
る)というマーケットの要望がある。柑橘類果物の皮を
手でむくには非常に時間がかかり、特に果物からアルベ
ドを除去する場合は長時間を要する。大量の柑橘類果物
の皮を手でむくコストのため、皮を向いた柑橘類果物の
供給が高価になり、このため、高価でなければ利用でき
るであろう多くのマーケットでの適用が縮小又は禁じら
れている。
【0004】従って、これまでにも、果物(より詳しく
は柑橘類果物)の皮をむく種々の装置及び方法が考案さ
れている。従来の或る皮むき方法は、果物から外皮を、
機械的にむき(peeling)、切断し又は剥ぐ(skinning)方
法である。多年にわたり、種々の形式の機械的皮むき装
置が考案されている。これらの装置は、比較的一定直径
の果物を必要とし、果物のサイズとは無関係に果物を所
定の直径に切断するものであるか、外皮及びこの下にあ
るアルベドが所定の厚さをもつ果物の表面上に載る切断
機構を用いるものである。
【0005】このような機械式の果物切断装置であっ
て、カッタブレードとアース(接地)との間の果物を介
しての検出インピーダンスを用いる最近の果物切断装置
の一例が、Webb等の米国特許第3,982,482 号(「果物皮
むき装置(Fruit Peeling Apparatus)」、1976年) 及び
同じくWebb等の米国特許第4,065,582 号(「果物皮むき
方法(Fruit Peeling Method) 」、1977年) に開示され
ている。柑橘類果物を機械的に冷却皮むきする別の装置
が、Sageの米国特許第4,318,339号(「柑橘類果物の冷
却皮むき装置(Apparatus For Cold Peeling Citrus Fr
uit)」、1982年)に開示されている。果肉と外皮との間
に挿入される円形ナイフを用いた別の試みが、Schierの
米国特許第3,853,050 号(「レモン等の果物の皮をむき
且つ外皮をスライスする装置(Apparatus for Peeling
Fruit, Such As a Lemon and Slicing the Rind)」、19
74年) に開示されている。柑橘類果物から外皮のストリ
ップを反復切断するストリッピングローラを用いる技術
が、Morikawa等の米国特許第3,515,188 号(「用意した
柑橘類果物の加工装置(Prepared Citrus Fruit Proces
sing Apparatus) 」、1970年) に開示されている。
【0006】果物から外皮を擦り取る装置が、Warrenの
米国特許第2,776,690 号(「皮分離機(Skin Separato
r) 」、1957年) に開示されている。果物の外皮を除去
する擦り取り装置を用いた別の例が、Hartの米国特許第
3,618,651 号(「果物及び野菜の皮むき装置(System F
or Peeling Fruits and Vegetables) 」、1971年) に開
示されている。各果物を個々に測定し、次いで果物を一
連のカッタに通して個々に配向する技術が、Hatch の米
国特許第4,729,299号(「柑橘類果物の皮むき装置(Cit
rus Fruit Peeling Machine) 」、1988年) に開示され
ている。
【0007】また、従来技術による考案として、果物又
は果物製品に加熱及び冷却サイクルを適用してその外皮
を除去する種々の方法がある。それらの例が、Harris等
の米国特許第4,569,850 号(「食品から外皮を熱風ブラ
ストする方法(Method For Thermally Blasting Outer
Coverings From Food Products) 」、1986年) 、Weaver
等の米国特許第3,982,037 号(「多数回の加熱及び冷却
により果物及び野菜の皮をむく方法(Peeling Fruits a
nd Vegetables by Multiple Heatings and Cooling
s)」、1976年) 、及びSavageの米国特許第2,283,290 号
(「柑橘類果物の処理方法(Process For Treating Cit
rus Fruits) 」、1942年) に開示されている。
【0008】従来技術により考案された更に別の方法と
して、果物製品にレーザエネルギを加えて外皮を蒸発さ
せる方法が、MacMurray 等の米国特許第4,839,131 号
(「レーザエネルギを用いて、食用物品から外皮保護層
を除去する方法(Method of Removing Outer Protectiv
e Layer From Edible Materials Using Laser Energ
y)」、1989年) に開示されている。
【0009】外皮を緩くしたり除去するのに化学的処理
を利用でき、通常、種々のアルカリ溶液が使用されてい
る。このような方法が、Mohri 等の米国特許第4,220,67
0 号(「果物及び野菜の化学的な皮むき方法(Method F
or Chemically Peeling Fruits and Vegetables)」、19
80年) 、Ohtuka等の米国特許第4,161,459 号(「果物及
び野菜の化学的皮むきを行う組成物(Composition For
Chemically Peeling Fruits and Vegetables) 」、1979
年) 、同じくOhtuka等の米国特許第4,130,668号(「果
物及び野菜の化学的な皮むき方法(MethodFor Chemical
ly Peeling Fruits and Vegetables)」、1978年) 、及
びAskienazy 等の米国特許第3,970,762号(「アルカノ
ールアミンを用いた果物及び野菜の化学的な皮むき方法
(Methodof Chemically Peeling Fruits and Vegetable
s With an Alkanolamine) 」、1976年)に開示されてい
る。
【0010】従来技術による別の方法として、酵素(エ
ンザイム)を用いて柑橘類果物のアルベド及び袋の膜を
分解し、個々の袋を作る方法があり、例えばBruemmerの
米国特許第4,284,651 号(「新鮮な果物の香り及び外観
をもつ柑橘類果物セクションを作る方法(Method of Pr
eparing Citrus Fruit Sections With Fresh Fruit Fla
vor and Appearance) 」、1981年) に開示されている。
更に別の方法が、Adams 等による現在係属中の米国特許
出願第394,567 号(「新鮮な柑橘類果物の酵素皮むき方
法(Process For Enzyme Peeling of Fresh Citrus Fru
it) 」、1989年) に記載されている。この米国特許出願
は本発明の譲受人に譲渡されており、本願が参考とした
ものである。
【0011】これらの方法、より詳しくは直前に述べた
方法は、柑橘類果物中に天然に存在するペクチナーゼに
より引き起こされる柑橘類果物の外皮のアルベド(ペク
チン)層の破壊が単に加速されたバージョンに過ぎない
本質的には自然の方法である。この自然現象は、古くな
るにつれて外皮が徐々に柔らかくなった未処理の熟し過
ぎた柑橘類果物において容易に観察することができる。
【0012】しかしながら、従来のいずれの特許にも、
緩められ又は分解された外皮を化学的な何らかの方法で
物理的に除去する特殊な手段又は装置は開示されていな
い。一般的に、柑橘類の外皮の化学的分解では果物から
外皮を除去することはできず、単に外皮の結合体(atta
chment) が弱化されるに過ぎない。その後、実際には、
従来の手を用いる方法又は手で使用する皮むき具を用い
て果物から外皮を除去しなければならない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】柑橘類果物又は他の果
物及び野菜から外皮を除去する方法及び装置として必要
とされるものは、自動化されており、従来の機械的な切
断(カッティング)、ストリッピング及び皮むき(ピー
リング)装置のもつ複雑さ、不可変性及び不確実性がな
いものであり、且つ化学的処理及び酵素的処理により得
られるような優れた外皮分解に使用できるものであるけ
れども、果物の取扱いに関連する危険又は非効率性のな
いものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、果肉と
該果肉に付着し且つ該果肉を覆っている外皮とを有する
果物の皮をむくのに適用でき、果肉と外皮の外面との間
の果物の少なくとも一部にアクセスする第1機構を有し
ている。この第1機構は、外皮の外面に孔を穿ける機構
と、外皮と果肉との間の結合体を弱化すべく、外皮の外
面の下に流体を導入する機構とを有している。果肉への
外皮の結合体が弱化された後、別の機構により果肉から
外皮を除去する。この結果、大量の果物を安価に皮むき
することができる。
【0015】外皮を除去する機構は、外皮の外面にスリ
ットを入れる機構を有している。このスリット入れ機構
は、外皮の外面に周方向のスリットを入れて、外皮を2
つのほぼ等しい部分に分割する。外皮の外面の下に流体
を導入する機構は、外皮の外面と果肉との間に流体を浸
出させる手段を有している。
【0016】また、本発明は、果肉と外皮とを有する果
物の皮むきに適用できる方法に関する。本発明の皮むき
方法は、外皮の外面と果肉との間で果物の少なくとも一
部にアクセスする工程を有しており、該アクセス工程は
一般に、果物の表面を殺菌する前工程の後に行う。果肉
への外皮の結合体を弱化すべく、外皮の外面と果肉との
間の果物の部分に流体が導入される。次に、果肉から外
皮を除去する。前記アクセス工程は、外皮の外面の全体
にわたってほぼ均一に孔を穿ける工程を有している。
【0017】果物内に流体を導入する工程は、果物内に
流体を浸出させる(一般には、真空下又は加圧下で浸出
させる)工程を有している。果物内に浸出される流体と
して、一般に20℃以下の温度に維持された市販のペク
チナーゼ溶液を用いることができる。本発明の方法は更
に、果物を所定の角度方向に配向する工程、及び外皮の
外面を通る実質的な赤道位置の切込みを行う工程を有し
ている。
【0018】また、本発明の方法は、果物から外皮を除
去する工程と、果肉を凝固点近くの温度に冷却する工程
と、果肉を低温に維持しつつ包装する工程とを有してい
る。本発明及びその種々の実施例は、添付図面を参照し
て述べる以下の詳細な説明により一層良く理解されよ
う。添付図面において、同類の構成エレメントには同じ
番号が使用されている。
【0019】
【実施例】装置の概要 本発明の好ましい実施例によれば、果物(より詳しくは
柑橘類果物)は、先ず殺菌浴中で殺菌される。殺菌され
た果物は孔穿け機に供給され、該孔穿け機は、果物の外
皮の全面に、外皮を貫く複数の孔を穿ける。孔が穿けら
れた果物は、次にコンベアに運ばれる。コンベアは、果
物を載せ、果物がその果心軸線上でスピンして、スピン
する果物の赤道が複数のスリッティングナイフに露呈さ
れるように果物を配向する。スリッティングナイフは、
外皮の外面を通る赤道切込み(equatorial cut) のスリ
ットを入れる。スリットが入れられ且つ孔が穿けられた
果物は、次に、キャニスタ(缶)からなる回転コンベア
(carousel) に運ばれる。各キャニスタには、果物と、
市販のペクチナーゼの水溶液又は複数のペクチナーゼ溶
液の混合物等のアルベド分解溶液とが充填される。アル
ベド分解溶液は果物内に真空浸出(vacuum infused) さ
れ、これにより、所定時間の間に、外皮を果物に付着さ
せているアルベドがほぼ分解される。ペクチナーゼ溶液
はキャニスタから排出され、処理されて外皮が緩くなっ
た果物は、装置の外皮除去セクションに運ばれる。外皮
は、果肉をそっくり残して除去され、2つの半球状にな
る。そっくり残された果肉は、次にブラッシングされ、
残留する全てのアルベド又は筋が除去される。ブラッシ
ングされた果肉は、次に、果肉の温度を凍結温度近くま
で下げるハイドロクーラに運ばれる。冷却された果肉
は、次にトレー内に包装され、ラベルが付され、シール
されて、輸送用カートンに包装される。
【0020】以上簡単に要約したように、本発明は、自
動化された果物の皮むき装置である。本発明の皮むき装
置は、果物が孔穿け機構に運ばれる前に果物を殺菌する
第1機構を有している。この殺菌機構は、殺菌流体を入
れておく浴を備えている。浴中に入れられた果物は、パ
ドル輪組立体により流体の表面より下に押し下げられ、
浴中で所定の方向に運ばれる。殺菌された果物は、フィ
ンガ輪により浴から持ち上げられ且つ孔穿け機構に運ぶ
ことができるように、全体として果物の列に編成され
る。
【0021】孔穿け機構は、殺菌された果物を受け入れ
るための受入れコンベアを有している。果物は、回転ド
ラム組立体の内側面に運ばれる。ドラム組立体の内側面
には複数の歯が設けられており、未だ皮がむかれていな
い果物に孔を穿けることができるようになっている。ド
ラム組立体は、ドラムと、該ドラムを傾ける機構とを有
している。ドラムは長手方向軸線を有しており、ドラム
を傾けると、果物をドラムの長手方向軸線に対して平行
に移動させることができる。
【0022】ドラム組立体の内側面上に設けられた複数
の歯は、該内側面上で螺旋状の帯(spiral swaths)に形
成されている。この螺旋状帯は、歯が設けられていない
内側面の部分により分離されている。回転ドラム組立体
は複数のキャスタ上に載った円筒状ドラムからなり、キ
ャスタは傾斜可能なフレーム上に取り付けられている。
モータが、プーリベルトの一位置において該プーリベル
トに取り付けられており、プーリベルトの反対側のセク
ションにおいてドラムに取り付けられている。モータ
は、プーリベルトを介してドラムを回転する。ドラムは
プーリベルトから取り外すことができ且つ他の目的物か
ら取り外す必要なくしてキャスタから持ち上げることが
できるため、ドラムは回転ドラム組立体内で容易に取り
替えることができる。
【0023】孔穿け機構に通された後、果物の列(row)
はスリッタ機構に運ばれ、果物の縦列(file) として順
番にスリッタ機構に導入される。果物にスリットを入れ
る機構(スリッタ機構)は、スリッティング(スリット
入れ)の前に果物を予配置するコンベアと、果物の外皮
の外面から外皮の下のアルベドに至るまで周方向に突き
刺して果物にスリットを入れるスリッタ組立体とを有し
ている。コンベアは、該コンベア上に果物を位置決めす
る装填(ローディング)部分を有しており、該装填部分
内で、コンベア上の複数の所定位置のうちの1つに、1
単位の果物を配置する。コンベアは更に配向部分を有し
ており、該配向部分において、コンベア内の所定位置に
配置された各単位の果物は、所定の空間方向に配向され
る。果物は、果心軸線と、該果心軸線の回りに形成され
る赤道とを有している。コンベアの配向部分は、果心軸
線が所定方向に沿って配向され且つ果心軸線の回りに形
成される赤道が露出されるように、果物を配向する。果
物は、ほぼ果心軸線の回りで回転される。スリッタ組立
体は、果物の外皮の外面を通る周方向のカットを、ほぼ
果物の赤道に沿うように切り込む。
【0024】スリッタ組立体は、対称的に配置された1
対のベルトからなる被駆動ベルトを有しており、この被
駆動ベルトは、果物に接触して果物のスピン速度を増大
させるように選択的に配置されている。本発明の装置は
更に、上記1対のベルト間で弾性的に配置された1つ以
上のナイフを有しており、これにより、スピンする果物
がナイフ(1つ又は複数)と接触し、該ナイフが果物の
外皮の外面を通って切り込むことができるようになって
いる。各ナイフは、果物に対して弾性的に押しつけら
れ、実質的に果肉を切り込むことがないように、外皮の
外面を切り込む。被駆動ベルトは、スピンするときの果
物の表面の線速度より大きな線速度で駆動される。
【0025】各ナイフは、ナイフホルダ本体と、該ナイ
フホルダ本体内に保持されたブレードと、果物と接触で
きるようにブレードの両側に対称的に配置された1対の
ホイールとを有している。ブレードは、果物の外皮の外
面内に切り込むことができるように、ホイールを超えて
延びている。ナイフホルダ本体とブレードとの間には、
ブレードをナイフホルダ本体から離れて果物に向かって
押圧する圧縮ばねが配置されている。流体を浸出させる
機構は、流体を果物中に真空浸出させる機構を有してい
る。この真空浸出機構は、市販されているペクチナーゼ
溶液又は数種のペクチナーゼ溶液の混合物(又はアルベ
ド分解流体)を、好ましくは20℃以下の温度で浸出さ
せる。しかしながら、これらの溶液は、20℃より高温
でも使用することができる。
【0026】果物の外皮の外面と果肉との間に流体を導
く機構は、流体中で果物を保持する複数のキャニスタを
有している。回転コンベア(該回転コンベアに複数のキ
ャニスタが取り付けられている)は、キャニスタを、所
定の時間間隔内で装填位置から分配位置まで回転させ
る。流体を、果物の外皮の外面と果肉との間に浸出させ
る機構が設けられている。
【0027】本発明の装置は更に、分配位置において複
数のキャニスタのうちの1つに選択的に設けられる注入
蓋を有している。この注入蓋はキャニスタ内に流体を保
持して、キャニスタが傾けられるときに流体をキャニス
タから注ぐことができる。注入蓋は、キャニスタから流
体が注がれるときに、キャニスタからの流体の流れを指
向させる機構を有している。
【0028】果物の果肉から外皮を除去する機構は更
に、外皮を果肉に取り付けている残物(remnants) を除
去する機構を有している。本発明の装置は更に、中身の
詰まった果肉を包装する機構を有している。また、本発
明の装置は、包装機構により果肉が包装される前に果肉
を水の凝固点近くの温度に冷却する機構を有している。
【0029】本発明の装置に含まれる上記機構及び他の
機構について、好ましい実施例に関連して以下により詳
細に説明する。先ず、図面に示す本発明の好ましい実施
例を参照されたい。図1及び図2は、本発明の装置10
のレイアウトを示す簡単な概略図である。図1は本発明
の装置10の平面図であり、図2は側面図である。装置
10は装填領域12を有しており、該装填領域12にお
いて、原料の柑橘類果物が、ポータブルなビン又は容器
(図示せず)に組み立てられる。次に、果物は傾斜シュ
ート14上に装填され、該シュート14は果物を殺菌装
置16に分配する。殺菌装置16は、図3及び図4に関
連してより詳細に説明する。
【0030】果物(果物が柑橘類果物の場合には浮く)
は、殺菌装置16により浴中で殺菌され、殺菌装置16
の端部から移送装置に運ばれる。移送装置は、図4に関
連して説明するが、殺菌された果物を列に編成して、縦
列として孔穿け機18に分配する。孔穿け機18は、果
物を回転させ且つ外皮の外面を貫通してアルベドまで到
達する突刺し孔が良好に分布するように、外皮に孔を穿
ける。果肉自体には実質的に孔が穿けられない。
【0031】孔が穿けられた果物は、次に、孔穿け機1
8からスリッタ20に運ばれる。スリッタ20は、果物
の長手方向の果心軸線が全体として水平になり且つスリ
ッタ20を通る前方への進行方向に対して横方向を向く
ように果物を配向する。このようにして配向され且つ孔
が穿けられた果物は、次に、スリッタ20内のナイフ機
構に入る。ナイフ機構は、果物の周囲にきれいな赤道ス
リットを入れ、該スリットは外皮の外面を完全に貫通し
てアルベド内に部分的に延入する。この場合にも、果物
の果肉自体は実質的に切り込まれない状態すなわち変化
を受けない状態に保たれる。
【0032】孔が穿けられ且つスリットが入れられた果
物は、次に、スリッタ20によりそのエレベータ22に
運ばれ、該エレベータ22は果物を保持ビン24に運
ぶ。孔が穿けられ且つスリットが入れられた果物は、保
持ビン24内に溜められ、次に、回転コンベア28に取
り付けられたキャニスタ26aの1つに選択的に分配さ
れる。
【0033】次に、果物は、通常、酵素によるアルベド
の真空浸出と呼ばれる処理を受ける。本発明の好ましい
実施例においては、現に係属中の米国特許出願第394,56
7 号に記載されているように、果物の果心温度を約20
℃以下に保持する。果物は、回転コンベア28のキャニ
スタ26内で、酵素タンク33からの酵素溶液(通常、
市販のペクチナーゼの水溶液又はペクチナーゼ溶液(複
数)の混合物からなる)が真空浸出される。酵素溶液は
果物の厚いアルベド層の気泡すなわちセルと置換され、
真空を除去した後は果物のアルベド内に保有される。次
に、果物は、20℃以下の温度に維持して、10〜60
分程度の所定時間温置される。柑橘類果物のアルベドを
分解するのにペクチナーゼを使用することは、広い意味
で従来技術において知られており、アルベドを分解する
他の酵素による方法が米国特許第3,347,678 号、第3,03
1,307 号及び第4,284,651 号において説明されている。
【0034】果物の温度を20℃又はこれ以下の温度に
維持することにより果物のアルベドが分解され、これに
より果物の袋の膜を実質的に分解させることなく果物の
外皮を緩くすることができる。袋の膜が分解されると
(高温の酵素溶液及び/又は温置を用いると袋の膜の分
解が生じることがある)、Bruemmerの米国特許第4,284,
651 号に教示されているように果肉が袋に分離されてし
まうであろう。このようになると外皮除去工程(外皮除
去工程は、果肉がそのまま残される場合には非常に簡単
である)が複雑になり、本発明の好ましい実施例の目的
の上で好ましくない。
【0035】温置の後、酵素処理された果物は、最終位
置のキャニスタ26bからホッパ/流体分離器30に空
けられる。分離器30は、酵素溶液を洗い流して収集タ
ンク(酵素タンク)33に戻し、酵素溶液を再使用でき
るようにする。一方、処理された果物は、重力により分
離器30から皮むきコンベア32に分配される。このデ
カント工程には、キャニスタ蓋(図20及び図21に詳
細に示す)が使用される。
【0036】この時点では、外皮は緩められ且つしわに
なっているため、スリットが入れられた外皮の2つの半
球部を単に捩じり、持ち上げ又はこじ開けることによ
り、果肉から除去することができる。残留しているアル
ベド(未だ分解されていないアルベド)の実質的に全て
が外皮に保持されており且つ外皮と一緒に除去される。
このため、事実上完全に皮がむかれた果肉がそっくりそ
のまま残される。この分離及び除去工程は、果物のサイ
ズ、外皮又はアルベドの厚さの如何に係わらず行われ
る。
【0037】ここに図示した実施例においては、果物か
らの半球状の外皮部分の捩じり及び持上げは、容易且つ
迅速に手で行われ、未熟な作業者でも、1分間当たり数
個の果物の皮むきを行うことができる。しかしながら、
皮むきコンベア32を完全自動化して、自動化された機
械的手段により果物を配向し、半球状の外皮を捩じり、
外皮を果物から除去できるようにすることも完全に本発
明の範囲内にある。例えば、果物をコンベアのポケット
内に配向して、対向する吸引フィンガを外皮の外側の正
反対位置と接触させ、これらの吸引フィンガにより半球
状の外皮を振動させ、回転させ及び/又は引き離して取
り除くように構成することもできる。
【0038】皮をむかれた果物は、次に果肉コンベア3
4に運ばれ、これと同時に、除去された外皮は図2に良
く示すように皮むきコンベア36に落下する。外皮は、
次に外皮廃棄コンベア38に運ばれて装置10から除去
され、所望に応じて副生物に加工される。皮をむかれた
果物は、果肉コンベア34上でその端部40まで運ば
れ、この端部40からブラシベッド42に運ばれる。皮
をむかれた果物は、このブラシベッド42において、毛
足の長い回転ブラシに露出される。ブラシベッド42に
ついては、図22及び図24に関連して更に詳細に説明
する。これらのブラシは、皮をむかれた果肉の外側をブ
ラッシングし、柑橘類果物(より詳しくは、或る種のグ
レープフルーツ)の袋上及び/又は袋間に存在しがちな
あらゆる緩んだ筋を除去する。これらの筋には栄養又は
味の点での欠陥はないけれども、消費者によってはこれ
らの筋が存在すると美的でないと思う人もある。
【0039】ブラッシングされた果物は、次に、最終検
査コンベア44に運ばれ、ここでは、品質管理検査員が
商業的要素及び加工された果物の性質に基づいて時々確
立される多数の基準に従って、加工された果物を検査す
る。何らかの欠陥がある果物又は不完全に皮がむかれた
果物は、処分されるか、再加工のために装置10内の適
当な箇所に戻される。
【0040】承認され且つ最終検査された果物は、次
に、最終検査コンベア44から、少なくとも一部が浴4
5として構成されているハイドロクーラに運ばれる。果
肉は依然として浮くことができ且つ浴45を通って傾斜
プラスチックベルト上に運ばれる。ハイドロクーラ浴4
5は、果肉を凝固温度近くの温度(すなわち、約1〜3
℃)に冷却する。
【0041】検査され且つ冷却された果肉は、次に、包
装ステーション48に運ばれ、該包装ステーション48
において、果肉はパッケージングトレー(一般的には、
エッグカートン形トレー)内に置かれ、各果肉はトレー
の別々の凹み内に入れられる。次に、包装されたトレー
は、次に、U形のラベリング/ラッピングコンベア50
上に置かれ、該コンベア50は、包装されたトレーをラ
ベル貼着機52に移送する。ラベル貼着機52は、例え
ば、総重量、推奨使用期間及び推奨貯蔵温度等を印刷表
示した製品ラベルをトレーに貼着する。
【0042】ラベルが貼着されたトレーは、次に、慣用
的な収縮ラップ装置54に運ばれる。該収縮ラップ装置
54は、ラベルが貼着されたトレーを、透明なプラスチ
ックラップからなる封入体内に封入する。次に、プラス
チックラップがトレー上で収縮され、気密衛生シールを
形成する。収縮ラップされたトレーは、次に、ローラコ
ンベア56に載せられてカートン包装ステーション58
に運ばれ、該ステーション58上でトレーが出荷用保護
カートン内に積み重ねられる。包装されたカートンは、
次に、パレット包装ステーション60においてパレット
上に載せられて冷蔵倉庫に運ばれ、ここでカートンは出
荷を待つ間、凝固温度近くの温度に維持される。
【0043】以上、本発明の装置10について概略的に
説明したが、次に、装置10の各構成部分について詳細
に説明する。殺菌装置 殺菌装置16は、図3の簡単化した側面図に示してあ
る。前述のように、原料の果物は、重力スライドを構成
するホッパ(シュート)14に運ばれ、ここから殺菌浴
62中に転がり落ちる。殺菌浴62は、果物の表面を殺
菌する塩酸とクロリンとの弱い水溶液である。果物の通
過は第1パドル輪64により阻止されるため、殺菌浴6
2中に堆積される実質的に全ての果物は、パドル輪64
の作用なくして領域66から出ることはできない。パド
ル輪64は4パドル形回転輪であり、内側ドラム68と
4枚の半径方向パドル70との組合せにより、浮遊する
果物72を集めてこれらを殺菌浴62の表面内及び表面
下に押し込む。内側ドラム68及びパドル70は、果物
72を殺菌浴62中に押し込んで、図3で見て右方に押
しやる。
【0044】果物72は、第1パドル輪64により右方
に移動され、次に、同一の第2パドル輪74と同様に係
合して殺菌浴62中に浸漬される。第2パドル輪74に
より浸漬された後、2度浸漬された果物は、次に、同一
の第3パドル輪76と再び係合する。3度浸漬された果
物は、次に、第3パドル輪76によりフィンガ輪78に
運ばれる。フィンガ輪78は、第3パドル輪76の右側
において、フィンガ輪78の中心線が殺菌浴62の表面
の直ぐ上に位置するようにして、第3パドル輪76より
僅かに下方に配置されている。図3及び図4に示すよう
に、フィンガ輪78は、ワイヤラック80と回転するフ
ィンガ組立体82とからなり、該フィンガ組立体82
は、内側ドラム86から半径方向に向いた、複数組の4
本湾曲フィンガ84で構成されている。果物72は殺菌
浴62の表面上に浮遊しているため、湾曲フィンガ84
(該湾曲フィンガ84は図3に示すように時計回り方向
に回転する)が果物72の下から、内側ドラム86に向
けて果物72を掬い上げる。これにより、フィンガ84
の各対応列により拾い上げられた果物72は直線状に配
置される(すなわち、果物72の1つの列が形成され
る)。フィンガ84は、図4に最も良く示すように、ラ
ック80内の対応するワイヤ間に挟まれている。ラック
80のワイヤ内のフィンガ84の列は、全体として1列
の果物を形成できるように組み合わされており、果物7
2はラック80上に持ち上げられてその後側88を転が
り落ちる。
【0045】パドル輪64、74、76は、図示しない
手段により運動学的に相互連結されていて、単一のモー
タ手段(図示せず)によりこれらのパドル輪を一緒に駆
動できるようになっている。パドル輪76の外周部は、
フィンガ輪78の外周部と係合しており、パドル輪76
はフィンガ輪78を反対方向に回転することができる。
【0046】果物の列は、次に、孔穿け機18に運ばれ
る。果物の列(この列は、図3で見て殺菌装置16内で
左から右に延びている)は、果物が孔穿け機18に運ば
れるときに、図1の左側領域の下から上に移動する方向
に運ばれる。果物がひとたび孔穿け機18に運ばれる
と、果物の列は縦列になり、図1で見て左から右に移動
する。孔穿け機 図5は孔穿け機18の簡単化した側面図であり、果物7
2が右から左に流れている状態が示されている。果物7
2の列は殺菌装置16からコンベア90に運ばれ、該コ
ンベア90は果物72を縦列として孔穿けドラム92の
口内に運び込む。ドラム92は可動フレーム94上に取
り付けられており、該可動フレーム94は、ドラム92
の傾斜を作業者が変えて、果物の異なるサイズ及び種類
に適応できるようにする。フレーム94の左端又はその
近くにはレバー操作形のストラップ又は調節手段100
が設けられていて、ドラム92の左端をその右端に対し
て上昇又は下降できるようになっている。フレーム94
は、図5に示すように、フレーム98の右端に設けられ
た慣用手段(図示せず)により枢動される。図示の実施
例に示すように、調節手段100には、ドラム92の対
向する左端に設けられた慣用的なカム及びレバーが用い
られている。
【0047】ドラム92は2つの端チャンネル95を有
しており、各端チャンネル95には、図7の端面図に最
も良く示すように、1対のキャスタ96が配置されてい
て、回転することができる。ドラム92は、右端のチャ
ンネル95内に掛けられており且つモータ104により
駆動されるベルト102により回転される。図7に最も
良く示すように、ベルト102は、モータ104により
駆動される駆動輪106から、チャンネル95の周囲、
フレーム94の反対側に設けられたアイドラ輪108、
及びドラム92の下を通って駆動輪106に戻ってい
る。ドラム92は、4つのキャスタ96によりその両端
部が簡単に支持されており且つベルト102により駆動
される構成のため、ドラム92を全体として孔穿け機組
立体から容易に取り外して、持ち上げ且つ取り替え可能
であることに気付くであろう。従って、掃除、メインテ
ナンス及び交換を確実に行うことができる。
【0048】図8の平面的構成図及び図11の側面図に
最も良く示すように、ドラム92の内部には、複数のス
パイク又は鋭い突出部が設けられている。スパイク11
0は、図11の拡大側面図、図12の平面図及び図13
の正面図に良く示されている。図示の実施例における歯
(スパイク)110は、ドラム92の本体を形成するス
テンレス鋼板を規則的パターンで打ち抜いた三角形のス
パイク110である。図示の実施例においては、歯11
0の高さはほぼ5/16インチ(約7.9 mm) であり、こ
れは、柑橘類果物の外皮の外面及びアルベドを突き刺す
のに充分な長さであるが、果肉に大きく突き刺さること
がないし、歯110に果物が固定されてしまうこともな
い長さである。歯110は、隣接する最も近い歯との間
隔が約1インチ(約25.4mm) となるように打ち抜かれて
いる。
【0049】図8はドラム92の内部を平面的に展開し
て上から見たものであり、ここには、ドラム92のステ
ンレス鋼板に形成された歯110のパターンが示されて
いる。歯110は、ドラム92の内面に滑らかな領域
(すなわち歯110のない領域)が形成されるようにし
て、ドラム92内で内方に突出して配置されている。図
8の平面が円筒状に形成されたときには、領域112
が、ドラム92の内部の歯配列内の螺旋状帯として表れ
ることが理解されよう。
【0050】図6の平面図に最も良く示すように、果物
72は、ドラム92の中心線114からオフセットして
配置されたコンベア90上に運ばれる。ドラム92は、
図6に矢印116で示すように、図7で見て反時計回り
方向に回転される。従って、果物72は、図7で見てド
ラム92の左下四分円の部分に入り、次に、果物の縦列
がドラム92の歯付き内面上に空にされる。果物が歯1
10上に載ると、歯110は外皮の外面を突き刺し、ド
ラム92が回転するときに、果物を図7で見て右方に運
ぶ。しかしながら、果物は、ドラム92の右側壁上に引
き上げられるときに、回転すなわち重力の作用により引
っ張られて、果物を突き刺している歯110から外れて
隣接する歯110上に転がり、この歯110が外皮の外
面を再度突き刺す。
【0051】この結果、果物はドラム92の底部に向か
って転がり落ち、これにより外皮の別の部分に孔が穿け
られる。しかしながら、果物が滑らかで歯110のない
部分に到達すると、果物は、ドラム92の次の歯付き部
分に到達するまで、ドラム92の滑らかな内面上を転が
り落ちるであろう。これにより果物が回転され、果物の
別のストリップすなわち帯が歯110により次に孔穿け
される。図示の実施例では5つのこのような滑らかな螺
旋状部分があり、これらの螺旋状部分が、果物を回転さ
せ且つ果物の異なる部分に多数のターンで孔穿けする。
ドラム92には僅かな傾斜がもたせてあるため、果物は
ドラム92の一端に向かって転がり、これにより、果物
の全面に均一に孔が穿けられる。これらの孔は、後の工
程で酵素溶液がアルベドに浸透することを可能にし且つ
アルベド内の捕捉空気を逃散できるようにする。孔穿け機及び殺菌装置の駆動機構 殺菌装置16の駆動力と孔穿け機18の駆動力とを同期
させる必要はない。これらの両機構を通る果物の進行を
かなり均一にすべきであることは正しいけれども、孔穿
け機18を通る果物の進行速度は、ドラム92の回転速
度によって調節されるだけでなく、水平に対するドラム
92の軸線の傾斜角度によっても調節される。
【0052】図示の実施例においては、孔穿け機18の
駆動に使用される駆動機構がモータ104を有しており
(図5〜図7)、該モータ104はギア減速機118に
連結されている。ギア減速機118の出力駆動軸120
は、ドラム92を回転する駆動ベルト102の駆動に使
用される駆動輪106に連結されている。駆動軸120
は直角ギア駆動装置122にも連結されており、該ギア
駆動装置122の出力軸124は、慣用手段を介してコ
ンベア90を駆動するのに使用される。スリッタ 図14はスリッタの平面図であるが、明瞭化のためにス
リッタの一部が省略されている。この図14に示すよう
に、孔穿けされた果物はドラム92の端部からホッパ1
26に運ばれる。該ホッパ126は、孔穿けされた果物
を、全体を参照番号128で示す配向コンベアの端部に
供給する。ホッパ126には多数の詰まり防止ガード1
30を設けることができる。これらの詰まり防止ガード
130は、果物が詰まり易くコンベア128により運ば
れ難いホッパ126内の困難なコーナに設けられる。
【0053】配向コンベア128は、果物の果心軸線
が、全体として図15(図15は、図14に示したスリ
ッタの側面図である)の平面に位置しないように果物を
配向する。配向コンベア128は左右の連続チェーン1
32を有しており、これらのチェーン132には複数の
クロスバー134が取り付けられており、各クロスバー
134には複数の配向スプール136が設けられてい
る。図示の実施例においては、図15に最も良く示され
ているように、4つの配向スプール136が設けられて
いる。各スプール136は、セグメント化された円筒体
のうちの最大直径の円筒体がスプール136の両端部に
配置され、徐々に最小直径の最内方部分に向かって小径
となる複数の個別的な段が続くように構成された、セグ
メント化された円筒体の対称的連続体の形状に形成され
ている。このような2つのスプール136と接触すると
き、果物が回転されて、互いに隣接するスプール136
間の空間内に本質的に落下することが知られている。果
物に何らかの偏平的資質がある場合(このような場合は
よくあることである)には、果物は、最大直径及び殆ど
円形に近い形状をもつ部分の軸線の回りで回転するよう
に配向される。この効果は、フットボールを前方にパス
したときにフットボールのスピンにより達成される効果
と同じものである。殆どの柑橘類果物の場合には、果物
は果心軸線の回りで僅かに偏平であり、この結果、果心
軸線はロッド(クロスバー)134に対してほぼ平行に
配向される。
【0054】果物は、これらが配向コンベア128の部
分138(図15)上に引き上げられるとき、図15に
示すように時計回り方向に回転されるスプール136に
より拾い上げられる。スプール136は、この下に横た
わる滑らないトラクションパッド140と接触している
ことにより回転される。果物は、このようにして拾い上
げられて、隣接する2つのスプール136上又はこれら
の間に載るように且つ全ての2つのスプール136の間
に1個の果物のみが存在するように、全体的に配向され
る。隣接する2つのスプール136の間に2個の果物が
重なり合うようなことがあっても、コンベア128の部
分138が上方に傾斜しているために、スプール136
間の重なり位置から1個の果物を放出すなわちはじき出
すように作用する。
【0055】コンベア128の部分138のスプール1
36を回転させるのは、コンベア128上への孔穿けさ
れた果物の装填を容易にすることのみにある。果物がコ
ンベア128の部分142に到達すると、スプール13
6はトラクションパッド140とは接触しなくなるけれ
ども、スプール136の下に横たわる被駆動プーリベル
ト144と接触するようになる。プーリベルト144
は、被駆動プーリ146からアイドラプーリ148へと
(部分142においては、図15に示すように右方に)
延びている。スプール136は、図15に示すように、
増大された速度で反時計回り方向に回転される。図示の
実施例においては、スプール136は約370RPM で回
転される。果物を装填セクション138から配向セクシ
ョン142へと手渡すときにスプール136の回転速度
が突然に変化すると、果物はその重なった位置において
僅かに飛び跳ねる。隣接する2つのスプール136の間
で果物がジャッグルされ続けると、果物は迅速にその方
向を変え、果心軸線がロッド134に対して平行でほぼ
水平になる(すなわち、図15の平面内にはなくな
る)。また、果物はスピンされ、その赤道が最上方とし
て、参照番号150で全体を示すスリッタ機構に露出さ
れる。
【0056】複数のスプール136を駆動する複数の対
応するプーリベルト144の係合が、図17の拡大端面
図に最も良く示されている。コンベアロッド134のス
プール136の各ラインすなわち縦列には、別々の対応
する駆動プーリベルト144が設けられている。図16
に示すように、図示の実施例には4本のベルト144が
使用されている。上走行経路のプーリベルト144は、
ガイドストリップ154の、ベルト144と一致する凹
部152内に入れられている。従って、対応する縦列の
プーリベルト144と、各スプール136の対応する中
心面156との間の当接に、確実な圧力及び牽引力(ト
ラクション)が付与される。
【0057】図15に(及び図14により良く)示すよ
うに、各ロッド134間にはローラ158が示されてい
る。ローラ158は、果物が回転するときに自由に回転
するけれども、隣接する2つのスプール136により形
成されるネストの底部として機能する。ローラ158
は、小さな果物がコンベア128を通って落下したり、
コンベア128に詰まったりすることを防止する。図1
5及び図16に示すように、ローラ158は、支持体1
59により支持されており且つチェーン132に連結さ
れている。図面には、明瞭化のため4つのみの支持体1
59が示されているけれども、各ローラ158は、その
両端部が支持体159により支持されていることを理解
されたい。
【0058】図15に示すように、配向され且つ孔穿け
された果物は、今や、コンベア128の配向セクション
142からスリッティングセクション160に移動す
る。コンベア128の4つの縦列により与えられる果物
の4つの縦列は、次に、4つの可動ナイフ組立体(各ナ
イフ組立体の全体を参照番号162で示してある)の下
に通される。4つのナイフ組立体162は回転可能なフ
レーム161上に一緒に連結されている。フレーム16
1は、枢着点166においてスリッタ組立体150の剛
性フレーム168に、及び枢着点172において可動フ
レームアーム170に枢着されている。従って、アーム
170はアーム164を介してフレーム168に枢着さ
れており、4バーリンク機構を形成している。スリッタ
組立体150の全重量は、フレーム168の上方位置と
下方のアーム164に連結された下方位置との間に連結
された引っ張りばね174により釣合いがとられてい
る。従って、スリッタ組立体150が下降するとき(す
なわち、図15で見て反時計回り方向に回転するとき)
には、ばね174が伸長される。スリッタ組立体150
をコンベア128から持ち上げようとする力はターンバ
ックル176を介して調節される。すなわち、果物が存
在しないときにはスリッタ組立体162がスプール13
6の頂部にかすかに載るけれども、スプール136内に
果物が存在するときには、コンベア128に沿う果物の
前進運動を大きく損なうことなくスリッタ組立体162
を上方に持ち上げるように、非常に僅かな下向きの力が
維持されるように調節される。従って、スリッタ組立体
150を持ち上げるのに要する力の度合いは、ばね17
4の張力を調節するターンバックル176を調節するこ
とにより調節される。換言すれば、果物を押さえつけて
おく力は、ばね付勢形の4バーリンク機構を介して調節
される。
【0059】ばね174の下端部は、ブロックストップ
175に連結されている。ブロックストップ175はボ
ルト177により下方のアーム164にボルト止めされ
ている。また、ブロックストップ175の下端部には調
節スロット179が設けられており、該調節スロット1
79にはボルト181が通されている。スロット179
内でのボルト181の位置を調節することにより、アー
ム164に対しブロックストップ175を傾斜させ、ブ
ロックストップ175の上端部183をフレーム170
に近づけ又は遠ざけることができる。ブロックストップ
175の上端部183とフレーム170とを接触させる
ことにより、スリッタ組立体150がスプール136に
向かって所望位置より更に下方に回転することを防止す
るストッパとして働らく。
【0060】各カッタ組立体(ナイフ組立体)162に
は1対の被駆動ベルト178が設けられており、これら
の1つが図15に、両方が図17の端面図に示されてい
る。図17に最も良く示すように、ベルト178はスプ
ール136の縁部に(又は縁部の近くに)配置されてお
り、従って、隣接する2つのスプール136間の隙間空
間内でベルト178の下に配置された果物の表面の上下
の緯度と接触する。図15に示すように、ベルト178
には、プーリ182と184との間の傾斜セクション1
80と、プーリ184と186との間のスリッティング
セクション185とが設けられている。また、ベルト1
78に張力を付与するための4つのプーリ188が設け
られている。これらと同じプーリの組182〜188
が、各スリッタ組立体(ナイフ組立体)162の各側に
設けられており、各プーリの組は対応するベルト178
を有している。
【0061】図18に示すように、プーリ184と18
6との間には、切断ナイフ組立体190が配置されてい
る。図17及び図18に最も良く示すように、切断ナイ
フ組立体190には複数の露出したかみそり切刃191
が設けられており、これらのかみそり切刃191は、切
断ナイフ組立体190の下を移動する2つの隣接スプー
ル136間の隙間空間内に位置する果物の赤道の上方に
配置される。
【0062】図示の実施例においては、ベルト178
は、2つのスプール136間の間隙空間内の果物の回転
速度より約5%速い速度で、果物と同じ方向に駆動され
る。この速度差により、果物がスリッタ組立体162と
接触するときにコンベア128からはじき出されること
を防止でき、且つスリッタ組立体162のスリッティン
グセクション185において多数のかみそり切刃191
が果物中に切り込むときにこれらの切刃191が果物に
付与する摩擦力に打ち勝つ付加的な駆動力を与えること
ができる。
【0063】次に、果物は、ナイフ組立体190により
その赤道に沿ってきれいにスリットが入れられ、図15
で見てコンベア128の右側からエレベータ22(図1
及び図2)に運ばれる。各カッタ組立体162のプーリ
184とベルト178との2つの群の間にクランプされ
たナイフ組立体190の詳細が、図18の拡大側面図及
び図19の平面図に良く示されている。図示の実施例に
おいては、ナイフ組立体190は2部分からなるガイド
ハウジング192を有しており、該ガイドハウジング1
92には4つのボルト孔194が貫通形成されている。
ガイドハウジング192は、図19に最も良く示すよう
に、蓋196及び基部198を有している。基部198
の内部には長手方向の4つのチャンネル200が設けら
れており、該チャンネル200内に4つのナイフ本体2
02が別々に配置されている。各ナイフ本体202の上
端部には、ナイフ本体202をハウジング192内に保
持しておくためのコッタピン204が設けられている。
ナイフ本体202の下端部はハウジング192の底部か
ら延びていて、圧縮ばね206によりハウジング192
の底部から強制的に押し出されている。圧縮ばね206
の一端はハウジング192の面208に当接しており、
他端はばね保持ピン210に当接している。各ナイフ本
体202の端部には1対のアイドラスプール212が設
けられており、該アイドラスプール212を越えてナイ
フすなわちかみそりブレード214の切刃191が延び
ている。ブレード214はナイフ本体202の端部に形
成されたスリット内で延びており且つアイドラスプール
212を越えて延びている。アイドラスプール212
は、ナイフブレード214を、果物の表面下約1/8イ
ンチ(約3.2 mm) の深さに位置決めする働きをする。ば
ね保持ピン210は、ナイフ本体202内へのブレード
214の挿入度合いを制限するストッパとして機能し、
第2ピン216は、ブレード214の切刃191を配向
するガイドとして機能し、切刃191を、ナイフ本体2
02内の受入れスリット内に適当に位置決めする。その
ような2つのアイドラスプール212がブレード214
の両側に1つずつ設けられており、果物との対称的な接
触及び感触をナイフに与える。
【0064】図15に示すように、スリッタ20の全て
の機構は、単一のモータ218により駆動される。モー
タ218はギア減速機220を駆動し、該ギア減速機2
20は2つのスプロケットを駆動する。小さいスプロケ
ット(第1スプロケット)222がチェーン224を駆
動し、該チェーン224が大きいスプロケット226を
駆動する。図17に示すように、スプロケット226は
軸228に連結されており、該軸228はスプロケット
230及びチェーン132を駆動してコンベア128を
移動させる。
【0065】ギア減速機220に連結された大きいスプ
ロケット248は、チェーン252を介してスプロケッ
ト250を駆動する。図14及び図17に最も良く示す
ように、スプロケット250は軸254に連結されてお
り、該軸254は、スプール136がコンベア128の
配向セクション142及びスリッティングセクション1
60にあるときに、ベルト144を駆動し且つスプール
136をスピンさせるのに用いられる。図17に示すよ
うに、軸254は右方に連続しており、プーリ232に
連結されている。プーリ232は、ベルト234を介し
てプーリ236に連結されており、該プーリ236は軸
238を駆動する。軸238は、クロス掛けされたベル
ト244を介して、プーリ242を駆動する4つのプー
リ240に連結されている。プーリ242の各々は、ス
リッタ組立体162のプーリ184に連結された対応す
る軸246に連結されており、対応するベルト178を
駆動するのに使用される。
【0066】再度指摘するけれども、経済性及び効率は
単一モータを駆動すること、及びモータ速度の通常の変
動にも係わらずスリッタ20の各構成機構を同期化を常
に維持することにより達成される。キャニスタの注入蓋 前述のように、図1の装填位置26aにある回転コンベ
ア28のキャニスタ26には、保持ビン24からの果物
が充填される。次に、キャニスタ26頂部に円形蓋が置
かれて、ネオプレンのフラットシールが施され、3分間
キャニスタが真空引きされる。その後真空引きが停止さ
れ、蓋が除去される。その後、キャニスタ26が回転コ
ンベア28上で排出位置26bまで回転されると、図2
0及び図21に示すように、注入蓋254がキャニスタ
26の頂部に置かれる。キャニスタ26は、図2に概略
的に示す1対のバランスした枢軸27上に支持されてい
て、容易に傾けられてその内容物を注ぎ出すことができ
る。
【0067】図21の側面図には、キャニスタの注入蓋
254が最も良く示されている。各キャニスタ26はト
ップバンド256を有しており、該トップバンド256
には直径方向に対向して配置された1対のスロット状キ
ャッチ258が設けられている。注入蓋254は、1対
の枢動点260及びロック組立体262を介してキャニ
スタ26に連結されている。ロック組立体262は、図
20の平面図に最も良く示す1対のロックハンドル26
4を有している。ロックハンドル264は、注入蓋25
4の直径を横切って延びている回転可能なロッド266
に連結されている。ロッド266の両端部には固定板2
68が設けられており、該固定板268は、図21に示
すように、トップバンド256の側面上で下方に延びて
いる。固定板268の底部には固定ピン270が支持さ
れており、該固定ピン270は、バンド256に取り付
けられた板(キャッチ)258に形成された弧状スロッ
ト272内に配置されている。従って、ハンドル264
を回転すると、ピン270がスロット272内で移動
し、注入蓋254を、図21に示すようにキャニスタ2
6の頂部に押さえつけてロックする。ハンドル264を
図21で見て時計回り方向に回転すれば、ピン270が
スロット272から外れて注入蓋254がキャニスタ2
6から解放すなわちアンロックされる。アンロックされ
たならば、注入蓋254を、主ハンドル274により枢
動点260の回りで回転することが可能になる。
【0068】注入蓋254の表面にはエキスパンデッド
メタル(拡張金網)からなるカバー276が設けられて
いる。このカバー276は、キャニスタ26が傾斜した
ときでもキャニスタ26内の果物を保持する働きをす
る。キャニスタ26が、図1において番号26bで示す
排出位置にあり、図2において破線で示すように前方に
傾けられると、キャニスタ26内の流体はキャニスタ2
6から排出されるけれども、果物はキャニスタ26に保
持される。流体は、カバー276を通り、次に、注入蓋
254の前方下半分に設けられた開口278(図21の
左側に示してある)を通って流出する。注入蓋254に
は、空間(開口)278を形成する複数の剛性フィンガ
282を介してスプラッシュカバー280が固定されて
いる。このスプラッシュカバー280は、キャニスタ2
6が図2に示すように実際に傾けられるときに、流体が
コンベア32上に注がれることを防止して、分離器30
内に注がれるようにする。
【0069】全ての流体がキャニスタ26から排出され
た後、ハンドル264のいずれか一方を図21で見て時
計回り方向に回転し且つ枢動ピン260を外すことによ
り、注入蓋254をキャニスタ26からアンロックす
る。これにより、注入蓋254は、回転コンベア28に
より排出位置26bに回転された次のキャニスタ26上
に配置できる用意が整ったことになる。
【0070】回転コンベア28の実際の設計及び回転コ
ンベア28を駆動する方法は、完全に慣用的なものであ
る。駆動力は普通の電気モータにより供給され、動力
は、空気を入れたゴムタイヤに当接する車輪を介して回
転コンベア28に伝達される。モータの作動は、回転コ
ンベア28を連続ステップで回転させ、且つ果物の所定
の温置期間と一致させてキャニスタ26を装填位置26
aから排出位置26bに移動させるように慣用的にプロ
グラミングされている。別の方法として、モータのスイ
ッチを手動でオン・オフさせることもできる。
【0071】回転コンベア28及びその駆動力及びプロ
グラミングを実施する方法は、本願の教示に基づき、当
業者が想到し得るものと考えられる。同様に、キャニス
タ26をシールする方法、果物のアルベド中に酵素溶液
を進出させるべくキャニスタ26内を真空にする方法、
及びその後に真空を解除する方法も当業者が容易に想到
できる範囲のものと考えられる。ブラシベッド 図1及び図2のブラシベッド42は、図22及び図24
により良く示されている。図22はブラシベッド42の
一部を破断した概略側面図であり、コンベアはこの図2
2で見て左から右へと移動する。図24は、図22の2
4−24線を通るブラシベッド42の概略断面図であ
る。図24に最も良く示すように、各ブラシ286は、
その両端部が、右側チェーン300又は左側チェーン3
02において取り付けられているか、回転可能に連結さ
れている。右側チェーン300はスプロケットスプール
304間に連結され且つ配置されている。チェーン30
0、302は左右の保護遮蔽体306内に収容されてお
り、これらの保護遮蔽体306は、両チェーン300、
302従ってブラシ286の支持体すなわち支持プラッ
トホームをも形成している。
【0072】例えば、右側の支持遮蔽体306における
上方のフランジ308は、チェーンの磨耗ブロック31
0を支持している。同様に、下方のフランジ312は下
方のチェーン磨耗ブロック314を形成している。両チ
ェーン300、302は、それらの全長に沿ってそれぞ
れの対応する磨耗ブロックにより支持されている。図2
5に最も良く示すように、左側のブラシベッド42に
も、上方のチェーン磨耗ブロック318を支持する上方
のフランジ316と、上方のチェーン押さえ322を位
置決めする上方のフランジ320とが設けられている。
同様に、下方のフランジ324は、チェーン302の下
方のチェーン磨耗ブロック326を形成している。
【0073】図24に示すように、各ブラシ286の左
端部にはスプロケット328が設けられており、該スプ
ロケット328は、並置リンクからなる2つのコースを
有している二重チェーン330と係合している。図22
に最も良く示すように、二重チェーン330は、これよ
り内側の小さなスプロケット輪336により駆動され、
該スプロケット輪336は、図24で見てアクスル33
2の前方に示されたアクスル333により駆動される。
スプロケット輪336は二重チェーン330の外側リン
ク列と係合して、チェーン300又は302より非常に
速い速度で二重チェーン300を駆動する。従って、ブ
ラシ286は、これらが図22に示すようにコンベアの
頂部を横切って左から右へと集合的に移動するとき、そ
れぞれのブラシ286の軸338上でスピンする。スプ
ロケット輪336と係合している、二重チェーン330
の外側リンク列は、チェーン押さえ340によっても押
し下げられている。ブラシ286は、果肉がブラシベッ
ド42に沿ってハイドロクーラ46へと移動するとき
に、果肉の外側を完全にブラッシングする。
【0074】図24を参照すると、チェーン300を駆
動するスプロケット輪304に連結された軸(アクス
ル)332は、二重チェーン330の内側及び外側の両
コースと接触している自由に回転可能なカラー334を
有している。図23の概略拡大図には、スプロケット輪
304及びカラー334がより良く示されている。カラ
ー334は、ブラシがスプロケットスプール304を周
回するチェーン300、302により引っ張られるとき
に、ブラシ286のスプロケットスプール328と係合
した状態に保持される。従って、不整合(ミスアライメ
ント)の問題又は再係合の問題(これらの問題は、スプ
ロケットスプール320と二重チェーン330との係合
が解除可能な場合に生じる)が回避される。
【0075】従って、ブラシベッド42のブラシ286
の擦り作用により、果物からあらゆる残留網状組織及び
アルベド残留物が除去される。また、ブラシ286が、
図22で見て左から右へと移動する間に、ブラシ286
の擦り作用により果物が最終検査コンベア44(該コン
ベア44は果物をハイドロクーラ46に運ぶ)に運ばれ
る。
【0076】検査コンベア44は単なる普通のコンベア
ベルトに過ぎず、きれいにされた果肉を1人以上の検査
員に運び、視覚検査又は欠陥製品の除去を行うためのも
のである。ハイドロクーラ46は、2つの構成エレメン
ト(図示せず)からなる。第1のエレメントは凝固点近
くに維持された水の浴である。きれいにされた果肉は、
最終検査コンベア44によりこの浴中に運ばれ、ここで
冷たい水により冷却される。他の構成エレメントはコン
ベアであり、このコンベアは、きれいにされ且つ冷却さ
れた果肉を首尾よく回収し、これらの果肉を凝固点近く
の水のシャワーの下に導き、これにより果肉を凝固点近
くの温度(すなわち、凝固点より僅かに高い温度)に冷
却し続けて腐敗しないようにすると同時に、果肉を包装
ステーションに導くためのものである。
【0077】当業者ならば、本発明の精神及び範囲を逸
脱することなくして多くの変更をなし得るであろう。例
えば、図示の実施例は柑橘類果物又は少なくとも厚くて
切断可能な外皮を有する果物について説明したけれど
も、果物の果肉又は外皮は、或る種の果物の取出し可能
部分、被覆又は廃棄可能部分をも含む非常に広義に解釈
すべきである。同様に、市販のペクチナーゼの使用につ
いて説明したけれども、本発明は、果物、木の実、塊茎
又は野菜の外皮又は被覆を緩めることができるあらゆる
種類の処理剤(現在知られているもの又は後で発見され
るものをも含む)を包含する。従って、図示の実施例は
単に例示のためのものに過ぎず、本発明を制限するもの
ではない。また、本発明は文字で特許請求したものだけ
でなく、本発明と実質的に同じ方法で実質的に同じ機能
をして実質的に同じ結果が得られる均等物及び均等手段
をも包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による柑橘類果物の皮むき装置の簡単化
した平面構成図である。
【図2】図1の皮むき装填の簡単化した側面図である。
【図3】図1及び図2の皮むき装置の殺菌装置を示す概
略側断面図である。
【図4】図1及び図2の皮むき装置の殺菌装置に使用さ
れるフィンガ輪を示す端面図である。
【図5】図1及び図2の皮むき装置の孔穿け機を示す側
面図である。
【図6】図1及び図2の皮むき装置の孔穿け機を示す平
面図である。
【図7】図1及び図2の皮むき装置の孔穿け機を示す端
面図である。
【図8】孔穿けドラムの内部を示す展開図である。
【図9】図8の孔穿けドラムの内部を示す側面図であ
る。
【図10】図8の孔穿けドラムの内部を示す端面図であ
る。
【図11】図8の11−11線方向から見た2本の歯の
拡大側面図である。
【図12】図10の12−12線方向から見た3本の歯
の拡大平面図である。
【図13】図8の13−13線方向から見た2本の歯の
拡大側面図である。
【図14】図1及び図2の皮むき装置のスリッタを示す
平面図であり、図面の簡単化のため多数の構成エレメン
トを省略して示すものである。
【図15】図1及び図2の皮むき装置のスリッタを示す
側面図であり、図面の簡単化のため多数の構成エレメン
トを省略して示すものである。
【図16】図15のスリッタのコンベアベルトの、図1
5の16−16線に沿う拡大断面図であり、図面の簡単
化のため幾つかの構成エレメントを省略して示すもので
ある。
【図17】図1及び図2の皮むき装置のスリッタを示す
端面図であり、図面の簡単化のため多数の構成エレメン
トを省略して示すものである。
【図18】図14〜図17のスリッタに使用されるスリ
ッタガイドのハウジング組立体を示す拡大側面図であ
る。
【図19】図14〜図17のスリッタに使用され且つ図
18に示されたスリッタガイドのハウジング組立体を示
す拡大平面図である。
【図20】図1及び図2の皮むき装置の回転コンベアの
キャニスタに使用される注入蓋を示す平面図である。
【図21】図20の注入蓋がキャニスタに取り付けられ
た状態を示す側面図である。
【図22】ブラシベッドの一部を破断した概略図であ
る。
【図23】図22のブラシベッドのコンベアのスプロケ
ット及び自由回転するカラーを示す拡大平面図である。
【図24】図22の24−24線に沿うブラシベッドの
拡大断面図である。
【図25】図22の24−24線に沿う図24のブラシ
ベッドの端部の拡大断面図である。
【符号の説明】 12 装填領域 14 傾斜シュート 16 殺菌装置 18 孔穿け機 20 スリッタ 22 エレベータ 24 保持ビン 26 キャニスタ 27 枢軸 28 回転コンベア 30 分離器 32 皮むきコンベア 33 酵素タンク 34 果肉コンベア 38 外皮廃棄コンベア 42 ブラシベッド 44 最終検査コンベア 46 浴 48 包装ステーション 50 ラベリング/ラッピングコンベア 52 ラベル貼着機 54 収縮ラップ装置 56 ローラコンベア 58 カートン包装ステーション 60 パレット包装ステーション 62 殺菌浴 64 パドル輪 78 フィンガ輪 80 ワイヤラック 92 孔穿けドラム 110 スパイク(歯) 128 配向コンベア 136 配向スプール 150 スリッタ組立体 162 ナイフ組立体(カッタ組立体、スリッタ組立
体) 190 切断ナイフ組立体 191 かみそりブレードの切刃 214 かみそりブレード 254 注入蓋 256 トップバンド 262 ロック組立体 286 ブラシ 330 スプロケットスプール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (73)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果肉と、該果肉に付着し且つ該果肉を覆
    っている外皮とを有しており、該外皮が外面をもつ果物
    の皮をむく装置において、 果肉と外皮の外面との間で果物の少なくとも一部にアク
    セスするアクセス手段と、 外皮と果肉との間の結合体を弱化すべく、果物内に流体
    を導入する導入手段と、 果肉への外皮の結合体が弱化された後に、果肉から外皮
    を除去する除去手段とを有していることを特徴とする皮
    むき装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセス手段が、外皮に孔を穿ける
    孔穿け手段を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載の皮むき装置。
  3. 【請求項3】 前記外面を実質的に別々に限定された複
    数の部分に分離すべく、外面にスリットを入れるスリッ
    ティング手段を更に有していることを特徴とする請求項
    2に記載の皮むき装置。
  4. 【請求項4】 前記果物が果心軸線と、該果心軸線の回
    りの最大外周部として前記外面に形成される赤道とを有
    しており、前記スリッティング手段がほぼ前記赤道上で
    外皮にスリットを入れることを特徴とする請求項3に記
    載の皮むき装置。
  5. 【請求項5】 前記スリッティング手段が果物を配向さ
    せる配向手段を備えており、該配向手段が、果心軸線を
    所定方向にほぼ一致するように選択的に配向して、所定
    の相対位置において前記赤道をスリッティング手段に露
    出させることを特徴とする請求項4に記載の皮むき装
    置。
  6. 【請求項6】 前記果物をほぼ果心軸線の回りでスピン
    させるスピニング手段を更に有していることを特徴とす
    る請求項5に記載の皮むき装置。
  7. 【請求項7】 前記導入手段が、前記外面と果肉との間
    に前記流体を浸出させる浸出手段を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の皮むき装置。
  8. 【請求項8】 前記導入手段が、前記外面と果肉との間
    に前記流体を浸出させる浸出手段を備えていることを特
    徴とする請求項2に記載の皮むき装置。
  9. 【請求項9】 前記浸出手段が、果物内に前記流体を真
    空浸出させる真空浸出手段を備えていることを特徴とす
    る請求項8に記載の皮むき装置。
  10. 【請求項10】 前記浸出手段が、市販のペクチナーゼ
    溶液を約20℃以下の温度で浸出させることを特徴とす
    る請求項9に記載の皮むき装置。
  11. 【請求項11】 前記果物が前記アクセス手段により実
    行される前に、前記果物を殺菌する殺菌手段を更に有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の皮むき装置。
  12. 【請求項12】 前記除去手段が、前記果肉への外皮の
    結合体の残物を除去する残物除去手段を更に備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の皮むき装置。
  13. 【請求項13】 前記果物が前記除去手段により実行さ
    れた後に、果肉を包装する包装手段を更に有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の皮むき装置。
  14. 【請求項14】 前記果物が前記除去手段により実行さ
    れた後に、果肉を0℃近くの温度に冷却する冷却手段を
    更に有していることを特徴とする請求項13に記載の皮
    むき装置。
  15. 【請求項15】 前記導入手段が、 前記果物を前記流体中に保持する複数の容器と、 該容器の各々を、選択された時間内に装填位置から排出
    位置に移動させる容器移動手段と、 前記外皮と果肉との間に前記流体を浸出させる浸出手段
    とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の皮む
    き装置。
  16. 【請求項16】 前記容器移動手段が回転可能なコンベ
    アを備えており、前記容器が前記回転コンベアの外周近
    くに取り付けられていることを特徴とする請求項15に
    記載の皮むき装置。
  17. 【請求項17】 前記容器がキャニスタを備えているこ
    とを特徴とする請求項15に記載の皮むき装置。
  18. 【請求項18】 前記選択された時間が、前記装填位置
    から前記排出位置へと移動する前記容器内の果物を前記
    流体中に温置すべき時間であることを特徴とする請求項
    15に記載の皮むき装置。
  19. 【請求項19】 前記排出位置において前記複数のキャ
    ニスタのうちの1つに選択的に設けられる注入蓋を更に
    有しており、該注入蓋は、前記キャニスタが傾けられて
    前記流体をキャニスタから注ぐときに果物をキャニスタ
    内に保持し、前記注入蓋は、流体がキャニスタから注が
    れるときにキャニスタからの前記流体の流れを指向させ
    る手段を備えていることを特徴とする請求項17に記載
    の皮むき装置。
  20. 【請求項20】 前記アクセス手段が、 長手方向軸線をもつ実質的に中空のドラムと、 該ドラムの内面に排出位置された複数の歯と、 前記ドラムを選択的に回転させる回転伝達手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の皮むき装置。
  21. 【請求項21】 前記長手方向軸線を選択的に傾ける傾
    斜手段を更に有していることを特徴とする請求項20に
    記載の皮むき装置。
  22. 【請求項22】 前記内面には、複数の歯が螺旋状帯の
    形態に形成されており、前記螺旋状帯は、前記歯が設け
    られていない前記内面の部分により分離されていること
    を特徴とする請求項20に記載の皮むき装置。
  23. 【請求項23】 前記ドラムが載る複数のキャスタと、 該キャスタが取り付けられた傾斜可能なフレームとを更
    に有しており、 前記回転伝達手段が、 モータと、 前記長手方向軸線の回りの回転運動を前記ドラムに選択
    的に伝達すべく、前記ドラムを前記モータに駆動連結す
    るカップリング手段とを備えており、 前記ドラム及び該ドラムに関連する機構が協働して、前
    記カップリング手段からの前記ドラムの取外しを容易に
    することを特徴とする請求項20に記載の皮むき装置。
  24. 【請求項24】 前記複数の歯が、前記ドラムを形成す
    る材料と一体であることを特徴とする請求項20に記載
    の皮むき装置。
  25. 【請求項25】 前記殺菌手段が、 殺菌流体を収容しておく浴手段と、 該浴手段内に配置された果物を殺菌流体中に浸漬し且つ
    前記浴手段内で果物に所定方向の運動を伝達するパドル
    輪手段と、 前記浴手段から果物を回収する回収手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項11に記載の皮むき装置。
  26. 【請求項26】 前記回収手段がフィンガ輪手段を備え
    ており、該フィンガ輪手段が前記浴手段から果物を持ち
    上げ、これらの持ち上げた果物を果物の列に編成して前
    記アクセス手段に運び、前記回収した果物がそれらの縦
    列として連続的に前記アクセス手段に導入されるように
    したことを特徴とする請求項25に記載の皮むき装置。
  27. 【請求項27】 前記パドル輪手段が複数のパドル輪を
    備えており、これらのパドル輪が、果物にほぼ一定方向
    の運動を伝達するように相互連結されていることを特徴
    とする請求項25に記載の皮むき装置。
  28. 【請求項28】 前記スリッティング手段が、 スリットを入れる前に果物を移動させるコンベア手段
    と、 前記外面にスリットを入れるスリッタ組立体とを備えて
    いることを特徴とする請求項3に記載の皮むき装置。
  29. 【請求項29】 前記コンベア手段が前記コンベア手段
    上に果物を位置決めする装填部分を備えており、各果物
    を、前記装填部分内で前記コンベア手段上の複数の位置
    のうちの1つの位置に配置することを特徴とする請求項
    28に記載の皮むき装置。
  30. 【請求項30】 前記果物が果心軸線と、該果心軸線の
    回りの最大外周部として前記外面に形成される赤道とを
    有しており、前記コンベア手段が、各果物の前記果心軸
    線をほぼ所定方向に配向する配向部分を備えていること
    を特徴とする請求項28に記載の皮むき装置。
  31. 【請求項31】 前記所定方向が、前記コンベアによる
    果物の直線運動に対してほぼ垂直であることを特徴とす
    る請求項30に記載の皮むき装置。
  32. 【請求項32】 前記スリッタ組立体が、前記外面を通
    る周方向の切込みを形成することを特徴とする請求項3
    1に記載の皮むき装置。
  33. 【請求項33】 前記切込みが、果物の前記赤道にほぼ
    沿って形成されることを特徴とする請求項32に記載の
    皮むき装置。
  34. 【請求項34】 前記配向部分が、各果物をほぼその果
    心軸線の回りでスピンさせるスピニング手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項31に記載の皮むき装置。
  35. 【請求項35】 前記スリッタ組立体が、 果物をスピンさせる前記コンベア手段を助けるべく、果
    物と選択的に接触するように配置された被駆動ベルト手
    段と、 果物の方向に弾性的に押圧されて配置されたナイフ手段
    とを備えており、該ナイフ手段が、スピンする果物と接
    触し、前記外面に突き刺さるように構成したことを特徴
    とする請求項34に記載の皮むき装置。
  36. 【請求項36】 前記ナイフ手段が、実質的に前記果肉
    に突き刺さることなく前記外面を貫通して切断するよう
    になっていることを特徴とする請求項35に記載の皮む
    き装置。
  37. 【請求項37】 前記被駆動ベルトが対称的に配置され
    た1対のベルトを備えており、前記ナイフ手段が前記1
    対のベルト間に配置されていることを特徴とする請求項
    35に記載の皮むき装置。
  38. 【請求項38】 前記被駆動ベルト手段が、スピンして
    いるときの果物の前記外面の線速度よりも大きな線速度
    で駆動されることを特徴とする請求項35に記載の皮む
    き装置。
  39. 【請求項39】 前記ナイフ手段が、 ナイフホルダ本体と、 該ナイフホルダ本体内に保持されたブレードと、 果物と接触できるように前記ナイフホルダ本体に配置さ
    れた接触手段とを備えており、前記ブレードが前記接触
    手段を越えて延びていて、果物の前記外面に突き刺さる
    ことができ、 前記ナイフホルダ本体とブレードとの間に配置されてい
    て、ブレードをナイフホルダ本体から離れて果物に向か
    う方向に押圧している圧縮ばねと、 前記ブレードが前記接触手段及び果物の前記外面を越え
    た所定距離以上に伸長することを防止する位置決め手段
    とを更に備えていることを特徴とする請求項35に記載
    の皮むき装置。
  40. 【請求項40】 前記接触手段が1対の車輪を備えてお
    り、該車輪が前記ブレードの回りで対称的に配置されて
    おり且つスピンする果物と接触するときに回転できるよ
    うに配向されていることを特徴とする請求項39に記載
    の皮むき装置。
  41. 【請求項41】 前記ナイフ手段が複数個設けられてい
    ることを特徴とする請求項35に記載の皮むき装置。
  42. 【請求項42】 前記ナイフ手段が複数個設けられてい
    ることを特徴とする請求項39に記載の皮むき装置。
  43. 【請求項43】 前記ナイフ手段が複数個設けられてい
    ることを特徴とする請求項40に記載の皮むき装置。
  44. 【請求項44】 果肉と、該果肉を覆っている外皮とを
    有する果物の外皮の外面にスリットを形成する装置にお
    いて、 果物の回転軸線の回りで果物をスピンさせ、前記回転軸
    線の回りの最大外周部として前記外面に果物の赤道を形
    成する主スピン伝達手段と、 ほぼ前記赤道の位置で、スピンする果物の前記外面に突
    き刺さる切断手段と、 該切断手段が前記外面を貫通して実質的に前記果肉に突
    き刺さることを防止する深さ制御手段とを有しているこ
    とを特徴とするスリット形成装置。
  45. 【請求項45】 前記スリット形成装置が果物の赤道の
    ほぼ全周にわたってスリットを形成できるように、前記
    主スピン伝達手段及び前記切断手段が協働することを特
    徴とする請求項44に記載のスリット形成装置。
  46. 【請求項46】 前記果物が果心軸線を有しており、果
    物の前記回転軸線が果物の果心軸線であることを特徴と
    する請求項45に記載のスリット形成装置。
  47. 【請求項47】 前記主スピン伝達手段がコンベア手段
    内に配置された複数のスプールを備えており、前記コン
    ベア手段が果物を前記切断手段に向けて移動させるよう
    になっていることを特徴とする請求項44に記載のスリ
    ット形成装置。
  48. 【請求項48】 前記スプールが第1被駆動ベルト手段
    により回転されることを特徴とする請求項47に記載の
    スリット形成装置。
  49. 【請求項49】 前記回転軸線が、前記コンベア手段に
    より付与される果物の移動方向に対して垂直であること
    を特徴とする請求項48に記載のスリット形成装置。
  50. 【請求項50】 第2スピン伝達手段を更に有してお
    り、該第2スピン伝達手段が、果物と選択的に接触して
    前記回転軸線の回りの回転運動を果物に付与することが
    できるように配置されていることを特徴とする請求項4
    5に記載のスリット形成装置。
  51. 【請求項51】 前記第2スピン伝達手段が、前記主ス
    ピン伝達手段により伝達される回転速度より大きな回転
    速度を果物に伝達するようになっていることを特徴とす
    る請求項50に記載のスリット形成装置。
  52. 【請求項52】 前記第2スピン伝達手段が第2被駆動
    ベルト手段を備えていることを特徴とする請求項50に
    記載のスリット形成装置。
  53. 【請求項53】 前記第2被駆動ベルト手段が、前記切
    断手段の回りに対称的に配置された1対の被駆動ベルト
    を備えていることを特徴とする請求項52に記載のスリ
    ット形成装置。
  54. 【請求項54】 前記切断手段が、果物の方向に弾性的
    に押圧されて配置されたナイフ手段を備えており、スピ
    ンする果物が前記ナイフ手段と接触してナイフ手段が前
    記外面に突き刺さるように構成したことを特徴とする請
    求項44に記載のスリット形成装置。
  55. 【請求項55】 前記ナイフ手段が、 ナイフホルダ本体と、 該ナイフホルダ本体内に保持されたブレードと、 果物と接触できるように前記ナイフホルダ本体に配置さ
    れた接触手段とを備えており、前記ブレードが前記接触
    手段を越えて延びていて、果物の前記外面に突き刺さる
    ことができ、 前記ナイフホルダ本体とブレードとの間に配置されてい
    て、ブレードをナイフホルダ本体から離れて果物に向か
    う方向に押圧している圧縮ばねとを備えており、 前記位置決め手段が、ブレードが前記接触手段及び果物
    の前記外面を越えた所定距離以上に伸長することを防止
    することを特徴とする請求項54に記載のスリット形成
    装置。
  56. 【請求項56】 前記接触手段が1対の車輪を備えてお
    り、該車輪が前記ブレードの回りで対称的に配置されて
    おり且つスピンする果物と接触するときに回転できるよ
    うに配向されていることを特徴とする請求項55に記載
    のスリット形成装置。
  57. 【請求項57】 前記ナイフ手段が複数個設けられてい
    ることを特徴とする請求項54に記載のスリット形成装
    置。
  58. 【請求項58】 果肉と、該果肉を覆っている外皮とを
    有する果物の外皮の外面に孔を穿ける装置において、 長手方向軸線をもつ実質的に中空のドラムと、 該ドラムの内面に排出位置された複数の歯と、 前記ドラムを選択的に回転させる回転伝達手段とを有す
    ることを特徴とする孔穿け装置。
  59. 【請求項59】 前記長手方向軸線を選択的に傾ける傾
    斜手段を更に有していることを特徴とする請求項58に
    記載の孔穿け装置。
  60. 【請求項60】 前記内面には、複数の歯が螺旋状帯の
    形態に形成されており、前記螺旋状帯は、前記歯が設け
    られていない前記内面の部分により分離されていること
    を特徴とする請求項58に記載の孔穿け装置。
  61. 【請求項61】 前記ドラムが載る複数のキャスタと、 該キャスタが取り付けられた傾斜可能なフレームとを更
    に有しており、 前記回転伝達手段が、 モータと、 前記長手方向軸線の回りの回転運動を前記ドラムに選択
    的に伝達すべく、前記ドラムを前記モータに駆動連結す
    るカップリング手段とを備えており、 前記ドラム及び該ドラムに関連する機構が協働して、前
    記カップリング手段からの前記ドラムの取外しを容易に
    していることを特徴とする請求項58に記載の孔穿け装
    置。
  62. 【請求項62】 前記複数の歯が、前記ドラムを形成す
    る材料と一体であることを特徴とする請求項58に記載
    の孔穿け装置。
  63. 【請求項63】 果肉と、該果肉に付着しており且つ該
    果肉を覆っている外皮とを有する果物の皮をむく方法に
    おいて、 外皮の外面と果肉との間で果物の少なくとも一部にアク
    セスする工程と、 外皮の少なくとも一部の外周で外皮の外面にスリットを
    入れる工程と、 果肉への外皮の結合体を弱化すべく、外皮と果肉との間
    の果物の前記部分に流体を導入する工程と、 果肉から外皮を除去する工程とを有することを特徴とす
    る皮むき方法。
  64. 【請求項64】 前記アクセス工程が、外皮の外面に孔
    を穿ける工程を有していることを特徴とする請求項63
    に記載の孔穿け方法。
  65. 【請求項65】 前記外皮に孔を穿ける工程が、外皮の
    ほぼ全面にわたって行われることを特徴とする請求項6
    4に記載の孔穿け方法。
  66. 【請求項66】 前記スリットを入れる工程が、果物の
    ほぼ全周にわたる周方向の切込みで外皮にスリットを入
    れる工程を有していることを特徴とする請求項63に記
    載の孔穿け方法。
  67. 【請求項67】 前記果物が限定された軸線を有してお
    り、該軸線を所定方向に配向する工程を更に有してお
    り、 前記スリットを入れる工程が、外皮の赤道の周囲で外皮
    の外面を通る切込みを形成する工程を有しており、前記
    赤道が前記軸線の回りに形成される、果物の最大外周面
    であることを特徴とする請求項66に記載の孔穿け方
    法。
  68. 【請求項68】 前記アクセス工程が、外皮の外面に孔
    を穿ける工程を有していることを特徴とする請求項66
    に記載の孔穿け方法。
  69. 【請求項69】 前記外皮に孔を穿ける工程が、外皮の
    ほぼ全面にわたって行われることを特徴とする請求項6
    8に記載の孔穿け方法。
  70. 【請求項70】 前記果物内に流体を導入する工程が、
    果物内に前記流体を真空浸出させる工程を有しているこ
    とを特徴とする請求項63に記載の孔穿け方法。
  71. 【請求項71】 前記果物内に浸出される前記流体が、
    約20℃以下の温度に維持された市販のペクチナーゼ水
    溶液であることを特徴とする請求項70に記載の孔穿け
    方法。
  72. 【請求項72】 前記外皮の外面と果肉との間の果物の
    部分にアクセスする前に、果物を殺菌する工程を更に有
    していることを特徴とする請求項63に記載の孔穿け方
    法。
  73. 【請求項73】 前記外皮除去工程の後に、果物をほぼ
    0℃の温度に冷却する工程と、皮がむかれた果肉を0℃
    近くの温度に維持して果物を包装する工程とを更に有し
    ていることを特徴とする請求項63に記載の孔穿け方
    法。
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