JPH05115144A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH05115144A
JPH05115144A JP34253691A JP34253691A JPH05115144A JP H05115144 A JPH05115144 A JP H05115144A JP 34253691 A JP34253691 A JP 34253691A JP 34253691 A JP34253691 A JP 34253691A JP H05115144 A JPH05115144 A JP H05115144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
winding
electric motor
substrate
end bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP34253691A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Ochi
譲次 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP34253691A priority Critical patent/JPH05115144A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コギング振動を防止するため、固定子30を
防振ゴム34を介して固定軸に取着した構造において、
コギングによる固定子30の揺動が、回路基板50への
巻線32の接続部に作用し、これにより該接続部に断線
等の不具合が生じるのを防止する。 【構成】 固定子鉄心31に端子36を立設し、この端
子36に巻線32の終始端部を接続する。また各端子3
6は、撚り線38を介して回路基板50に接続し、コギ
ングによる固定子30の揺動を撚り線38で吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空調室内機のクロスフ
ローファン等を駆動するのに好適な電動機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エンドブラケットに設けた固定軸に固定
子を装着する一方、この固定子の外周部にその磁極を相
対向させて配置した回転子を、上記固定軸に回転自在に
支持して成るアウタロータ形式の電動機は公知である。
このような電動機において、コギングによる振動及び騒
音を防止するため、上記固定子を固定軸に装着する際
に、両者間に弾性体を介設することも、例えば特開平3
−89838号公報にみられるように公知である。この
電動機では、コギング振動を上記弾性体で吸収し、これ
が固定軸を介してエンドブラケット側に伝達され、騒音
を発生するのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した電動
機では、エンドブラケット側には駆動回路基板が配置さ
れ、この基板に上記固定子の巻線が接続されているが、
上記コギングによってこの巻線接続部に、次のような不
具合が生じている。それは上記構造においては、コギン
グの発生によって固定子がトルク方向に振動し、この振
動が巻線、あるいは巻線と基板との接続部に繰返し作用
することから、接続部等が破断し易くなるということで
ある。
【0004】そしてこのような断線の防止策としては、
種々の構造が考えられるものの、当然のことながら組立
コストの大幅上昇を招くものであっては意味がない。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、従来同様にコギ
ングによる振動や騒音の発生を防止しながらも、大幅な
コストアップを招くことなく、コギングによる断線を従
来よりも低減し得る電動機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の電動機
は、鉄心31に巻線32を施して成る固定子30を、エ
ンドブラケット10側に設けた固定部20に弾性体34
を介して装着すると共に、この固定子30に磁極対向さ
せて回転子40を配置し、上記エンドブラケット10の
近傍に駆動回路等を装着した基板50を配置して成る電
動機において、上記鉄心31には、その軸方向に延びる
嵌入孔部35を複数形成すると共に、各嵌入孔部35に
それぞれ端子36を電気絶縁状態で嵌入、立設し、上記
巻線32の終始端部を上記各端子36に接続する一方、
この各端子36を可撓性を有するリード線38にて上記
基板50に接続していることを特徴としている。
【0007】また請求項2の電動機は、上記リード線3
8が撚り線であることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の電動機において、コギングによって
固定子30と基板50との間に生ずる相対振動は、可撓
性を有するリード線38に作用する。つまり従来のよう
に、単線であるが由に破断の生じ易い巻線32や、破断
し易い巻線32と基板50との接続部に振動が直接作用
するのではなくて、可撓性を有するリード線38に振動
が作用するようにしてあるのであり、これによりコギン
グに起因する断線を従来よりも大幅に低減し得ることに
なる。しかも巻線32の終始端部を、固定子30に取着
された端子36に固定する構成であるため、これら固定
作業も含めた巻線32の装着作業の自動化が可能であ
り、この結果、組立コストの大幅上昇を防止し得ること
になる。
【0009】また上記リード線38を請求項2のように
撚り線で構成した場合には、断線防止効果に優れている
のに加え、さらに安価に製造可能である。
【0010】
【実施例】次にこの発明の電動機を、空調室内機のファ
ン駆動用電動機に適用した場合の具体的な実施例につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】図1において、10はエンドブラケットで
あるが、このエンドブラケット10には、固定子30を
固定するための固定部となる軸体20が、ビス11でも
って固定されている。
【0012】軸体20には、固定子30が装着されてい
る。固定子30は、粉体塗装により電気的に絶縁された
鉄心31に巻線32を施すことによって構成されてい
る。この場合、固定子30は軸体20に圧入、固定され
た筒状体33、筒状体33にキー結合された筒状の弾性
体34を介して、径方向に変位可能に上記軸体20に装
着されている。なお固定子30は、上記弾性体34にキ
ー結合によって径方向支持されている。
【0013】上記固定子30の外周部には、回転子40
が配置されている。回転子40は、筒状ケーシング41
の内周部に永久磁石42を装着すると共に、この永久磁
石42を上記鉄心31の磁極部に相対向して配置した構
造のもので、一対の軸受43、44を介して上記軸体2
0に回転自在に支持されている。この回転子40の筒状
ケーシング41は、フレキシブルジョイント45を介し
てクロスフローファン46の一方の側板47に接続され
ている。
【0014】一方、上記エンドブラッケト10の外側に
は、基板50が配置されている。この基板50には、ド
ライバIC51、ホール素子H等を含む駆動制御回路が
装着されている。なおホール素子Hは、ホール素子ホル
ダ53にその倒れを防止した状態で保持されている。
【0015】上記固定子30の鉄心31には、図1及び
図2に示すように、その内周側の位置に周方向等間隔に
6個の嵌入孔部35・・が穿設されている。そして各嵌
入孔部35内には、図3(a)(b)に示すような端子
36が嵌入され、これにより各端子36が立設状態で鉄
心31に保持されている。各端子36は、導通ピン36
aの一部に絶縁樹脂被覆36bを施した構造のものであ
り、絶縁樹脂被覆36bの施された部分が上記嵌入孔部
35内に嵌入されるようなっている。各端子36の先端
側の導通ピン36aには、図1のように、上記巻線32
の終始端部32aが巻付けられ、ハンダ付等によって固
定されている。また上記各端子36の先端側は、上記エ
ンドブラケット10及び基板50を貫通して外方へ導出
されている。そのためエンドブラケット10には、図4
に示すように6個の端子挿通孔12が穿設され、また基
板50にも、図5に示すように同数の端子挿通孔52が
穿設されている。なお図4(エンドブラケット10)に
おける13は、ホール素子挿通孔を示している。
【0016】そして上記端子36の導通ピン36aの先
端部には、図1に示すように、管状端子37が圧着、ハ
ンダ付等によって接続されており、この管状端子37に
接続された撚り線(リード線)38の先端が、上記基板
50の適所に接続されている。なお上記エンドブラケッ
ト10及び基板50の各端子挿通孔12、52は、固定
子30と共に端子36が振動しても、端子36、巻線3
2の終始端部32a、及び管状端子37がそれぞれ接触
しないような形状、寸法に形成されている(図4及び図
5参照)。
【0017】ここで留意する点は、図1に示すように、
基板50に取着したドライバIC51の放熱面をエンド
ブラケット10に接触させ、これにより放熱を促進する
ようにしてあることである。このためドライバIC51
と基板50との間に弾性シート54を介設すると共に、
ホール素子ホルダ53の周囲にも弾性スペーサ55を配
置し、これによりエンドブラケット10と基板50との
平行度を確保し、その上で、クリップ56でもって基板
50全体をエンドブラケット10に押圧接触させる構造
が採用されている。
【0018】上記した電動機において、回転子40の回
転に伴ってコギングが生じると、それに応じて固定子3
0がトルク方向に振動する。このとき、この振動は弾性
体34によって吸収されるので、エンドブラケット10
側へとそのまま振動が伝達され、騒音を発生するのは防
止される。そしてこの際、上記固定子30と基板50と
の間に生ずる相対振動は、撚り線38に作用する。つま
り従来のように、単線であるが由に破断の生じ易い巻線
32や、巻線32と基板50との接続部に振動が直接作
用する訳ではなく、撚り線38に作用することになるの
であり、この結果、コギングが原因となる断線という不
具合を従来よりも大幅に低減し得ることになる。
【0019】しかも巻線32の終始端部32aを、固定
子30に取着された端子36に固定する構造であるた
め、これら固定作業も含めた巻線の装着作業の自動化が
可能であり、組立コストの大幅上昇を防止し得る。
【0020】なお上記実施例では、アウタロータ形式の
電動機について説明したが、他の形式の電動機に対して
も略同様にその適用が可能であり、またその用途も空調
機用に限定される訳ではない。
【0021】
【発明の効果】以上のように請求項1の電動機において
は、コギングに起因する固定子の振動を、可撓性を有す
るリード線にて吸収する構造であるので、従来のような
断線の発生を低減でき、そのため装置信頼性を向上する
ことが可能である。また固定子の巻線の終始端部を、固
定子の鉄心に嵌入、固定した端子に接続する構成である
ことから、巻線の自動化を容易に図ることができ、上記
断線防止構造の採用が原因となって製造コストの大幅上
昇を招くという不具合を低減し得る。
【0022】また請求項2の電動機では、可撓性に優れ
ると共に、その入手が容易な撚り線でリード線を構成し
ていることから、断線防止効果に優れる共に、安価に製
造することが可能になるとの効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電動機を空調ファン駆動用に適用し
た実施例の断面図である。
【図2】上記において用いる固定子の一例の平面図であ
る。
【図3】上記において用いる端子の一例を示す図で、
(a)は平面図、(b)は中央縦断面図である。
【図4】上記において用いるエンドブラケットの一例の
平面図である。
【図5】上記において用いる基板の一例の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 エンドブラケット 20 軸体(固定部) 30 固定子 31 鉄心 32 巻線 34 弾性体 35 嵌入孔部 36 端子 38 撚り線(リード線) 40 回転子 50 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心(31)に巻線(32)を施して成
    る固定子(30)を、エンドブラケット(10)側に設
    けた固定部(20)に弾性体(34)を介して装着する
    と共に、この固定子(30)に磁極対向させて回転子
    (40)を配置し、上記エンドブラケット(10)の近
    傍に駆動回路等を装着した基板(50)を配置して成る
    電動機において、上記鉄心(31)には、その軸方向に
    延びる嵌入孔部(35)を複数形成すると共に、各嵌入
    孔部(35)にそれぞれ端子(36)を電気絶縁状態で
    嵌入、立設し、上記巻線(32)の終始端部を上記各端
    子(36)に接続する一方、この各端子(36)を可撓
    性を有するリード線(38)にて上記基板(50)に接
    続していることを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 上記リード線(38)が撚り線であるこ
    とを特徴とする請求項1の電動機。
JP34253691A 1991-10-23 1991-10-23 電動機 Pending JPH05115144A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6727457B1 (ja) * 2019-03-27 2020-07-22 三菱電機株式会社 ステータおよび電動機

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JP6727457B1 (ja) * 2019-03-27 2020-07-22 三菱電機株式会社 ステータおよび電動機
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CN113615047A (zh) * 2019-03-27 2021-11-05 三菱电机株式会社 定子及电动机
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