JPH05114510A - マグネツト付ロツク部材の製造方法 - Google Patents

マグネツト付ロツク部材の製造方法

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JPH05114510A
JPH05114510A JP30543891A JP30543891A JPH05114510A JP H05114510 A JPH05114510 A JP H05114510A JP 30543891 A JP30543891 A JP 30543891A JP 30543891 A JP30543891 A JP 30543891A JP H05114510 A JPH05114510 A JP H05114510A
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JP30543891A
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Hiroyuki Noda
博之 野田
Mutsumi Tanaka
睦 田中
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟質材料からなる本体の装着穴にマグネット
を組み付けるに際してこれを容易に行えるようにすると
ともに、マグネットに磁性粉等が汚れとして付着しない
ようにする。 【構成】 軟質材料から成る本体12に未着磁のマグネ
ット用部材24aを組み付けた上該組付品を、複数の保
持凹所28を有し且つそれら保持凹所28の形状が、各
組付品のマグネット用部材24aを同一乃至ほぼ同一方
向に向かせるように形成されたトレ−26の各保持凹所
28にセットし、しかる後セットした各組付品を密封状
態にシ−ルした上、該トレ−26を着磁装置38にセッ
トして各マグネット用部材24aを着磁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハ−ド磁気ディスク装
置等小型精密機器におけるマグネット付ロック部材の製
造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ハード磁気ディスク装置は、図5に示し
ているように可動のア−ム100を駆動部102におい
て駆動し、ア−ム100先端の磁気ヘッド104を磁気
ディスク106の面上に沿って移動させ、情報の読出し
或いは書込みを行うようになっている。
【0003】このハード磁気ディスク装置においては、
装置停止時にア−ム100を一定位置にロックしておく
ことが必要であり、その手段としてア−ム100と一体
に移動する可動側に被当接部108を設けてそこに鉄片
110を取り付ける一方、位置固定にロック部材112
を配設し、そしてこの被当接部108をロック部材11
2に当接させて位置決めするとともに、ロック部材11
2に装着したマグネット120によって鉄片110を吸
着し、以てア−ム100を位置固定にロックすることが
考えられている。
【0004】図6はこのロック部材112の具体的構成
を示している。図において114は軟質材料から成る本
体で所定箇所に貫通の取付穴116が設けられており、
この取付穴116においてビス等により磁気ディスク装
置に取り付けられるようになっている。
【0005】このロック部材112の本体114の先端
側には装着穴118が形成されており、そこに円柱形状
のマグネット120が挿入・保持されている。
【0006】このロック部材112の場合、軟質材料か
ら成る本体114の当接面115に対して可動側の被当
接部108を当接させることにより当接時の衝撃を吸収
し、またその後においてはマグネット120による鉄片
110の吸着力によってア−ム100を位置固定にロッ
クするようになっている。
【0007】尚、装置起動時には駆動部102のボイス
コイルモータによる強制駆動にて、被当接部108がマ
グネット120の吸着力に打ち勝ってこれから離脱させ
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのロック部
材112の製造に際しては、通常本体114を成形して
おいてこの本体114の装着穴118内部に予め着磁し
たマグネット120を挿入して組み付けることとなる
が、この場合マグネット120の方向をN,S逆方向に
間違って組み付けてしまうといった問題がある。
【0009】また組付前のマグネット120が互いに団
子状にくっついてしまう場合があり、この場合各マグネ
ット120を引き離して本体114に組み付ける作業が
大変となる。
【0010】またマグネット120同士の接触によって
マグネット120の欠け等を生じる他、その際に発生し
た磁性粉或いは周辺の鉄粉等のマグネチックパ−ティク
ルがマグネット120に付着して汚染物となる問題を生
じる。
【0011】而してこのような汚染物がマグネット12
0に付着すると、ロック部材112をハ−ド磁気ディス
ク装置に取り付けたとき、ロック部材112のストッパ
作用時の衝撃等によってマグネチックパ−ティクルが磁
気ディスク106の側に飛散し、ディスク106に書き
込まれた情報を消してしまうといった問題を発生する。
【0012】更にこのような方法でロック部材112を
製造した場合、着磁に際してのマグネット用部材の方向
揃え、着磁後のマグネット120の分離その他の面倒な
作業が必要であって、これがロック部材112の生産性
を阻害する要因となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、本
体にマグネットが装着され、該マグネットの吸着力によ
り相手側の可動体に設けた磁性部を吸着して該可動体を
ロックするロック部材の製造方法にして、前記本体に未
着磁のマグネット用部材を組み付けた上該組付品を、複
数の保持凹所を有し且つそれら保持凹所の形状が各組付
品のマグネット用部材を同一ないしほぼ同一方向を向か
せるように形成されたパッケ−ジ部材の各保持凹所にセ
ットし、しかる後セットした各組付品を密封状態にシ−
ルした上、該パッケ−ジ部材を着磁装置にセットして各
マグネット用部材を着磁することにある。
【0014】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、マグネ
ット用部材を着磁した後に本体に組み付けるのではな
く、これを着磁する前の状態で本体に組み付け、しかる
後方向揃えをした上で着磁装置により着磁するようにし
たものである。
【0015】またこれらマグネットを方向揃えする手段
として、梱包・発送するために用いられるパッケ−ジ部
材を用い、そのパッケ−ジ部材の保持凹所を各マグネッ
トが同一方向を向くように形成し、かかるパッケ−ジご
と着磁装置にセットしてマグネットの着磁を行うように
したものである。
【0016】本発明の方法によれば、マグネットが逆向
きに本体に組み付けられてしまうといったことがなくな
るとともに、マグネットを本体に組み付けるに際して方
向を定めるための作業を必要としない。
【0017】またマグネットは着磁後は互いに完全に分
離した状態にあって、接触する機会がないので、それら
の接触による欠け等を生じないし、また互いの吸着力に
よってそれらが団子状に固まってしまうといったことも
ない。
【0018】更に各マグネットは密封状態にシ−ルされ
た状態で着磁されるため、マグネットに直接鉄粉等が付
着することがなく、マグネット−本体組付品、即ちロッ
ク部材を例えば磁気ディスク装置に取り付けたとき、付
着した磁性粉がディスクに飛散して情報を消してしまう
といった事故も発生しない。
【0019】以上のように、本発明によれば予め着磁し
たマグネットを本体に組み付けるに際して生じる問題を
解消することができ、これによりロック部材の組付けが
簡単となって生産性が高まる効果が得られる。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10はハ−ド磁気ディスク装置
用のロック部材であって、樹脂,ゴム等軟質材料からな
る本体12を有している。
【0021】本体12には取付穴14,16が設けられ
ており、ここにおいて磁気ディスク装置に所定の固定具
にて取り付けられるようになっている。尚この例では一
方の取付穴14が丸形状に、他方の取付穴16が長穴形
状とされている。
【0022】このロック部材10は頭部18を有してお
り、この頭部18にストッパ作用面としての当接面20
が形成されている。
【0023】また頭部18には底付の装着穴22が形成
されていて、ここに円柱形状のマグネット24が挿入・
保持されている。
【0024】図3において26はパッケ−ジ部材として
のトレ−であって、複数の保持凹所28を有している。
各保持凹所28はロック部材10の形状に対応した形状
とされ、且つ各ロック部材10のマグネット24が、厳
密には着磁前のマグネット用部材24a(図1)の軸心
が同一ないしほぼ同一方向を向くように方向揃えされて
いる。
【0025】図1は本発明の一実施例に係るロック部材
10の製造方法の各工程を示したもので、図示のように
本例の方法では、先ず着磁前のマグネット用部材24a
及び本体12、更にはトレ−26をそれぞれ単独で洗浄
槽30,32,34の液中に浸漬し、それぞれを洗浄す
る。
【0026】洗浄工程が済んだら次にマグネット用部材
24aと本体12とをクリ−ンル−ム内で組み付ける。
即ちマグネット用部材24aを本体12の装着穴22内
部に挿入し、保持させる。
【0027】そしてこのようにして組み付けを行った
ら、その組付品を同じくクリ−ンル−ム内でトレ−26
の各保持凹所28内部にセットし、その後シ−ル部材3
6によって各組付品を密封状態にシ−ルする。
【0028】以上の工程が済んだら、次に図4にも示し
ているように多数の組付品をトレ−26ごと着磁装置3
8にセットし、着磁操作を行う。
【0029】本例の方法では着磁前のマグネット用部材
24aを本体12に組み付けるようにしているので、そ
の際の組付性は良好であり、また着磁後は各マグネット
24は互いに接触する機会がないので、各マグネット2
4の接触による欠損の問題や、生じた磁性粉或いは周辺
の磁性粉等がマグネット24に付着するといった問題を
生じない。
【0030】またトレ−26の形状が、保持した組付品
を一定方向に揃えるような形状となっているので、トレ
−26ごと着磁装置38にセットして着磁操作すること
により、各組付品のマグネット用部材24aを同一方向
に磁化することができる。
【0031】また磁化した時点では各組付品は密封状態
にシ−ルされているため、その表面(シール部材36表
面)に鉄粉等が付着することがあっても洗浄によってこ
れを容易に除去することができる。
【0032】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。本発明は他の形態のロック部材に
対して適用することも可能であるし、パッケ−ジ部材と
して上例以外の形態のものを用いることも可能である。
【0033】更に本発明は上記ロック部材以外のマグネ
ット付部材の製造に際して一般的に適用可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識
に基づき様々な変更を加えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るロック部材製造方法の
工程説明図である。
【図2】同方法の適用対象であるロック部材の斜視図で
ある。
【図3】図1におけるトレ−の斜視図である。
【図4】図1の着磁装置における着磁方法を示す図であ
る。
【図5】ハ−ド磁気ディスク装置にロック部材を取り付
けた状態の図である。
【図6】本発明の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 ロック部材 12 本体 24 マグネット 24a マグネット用部材 26 トレー 28 保持凹所 38 着磁装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体にマグネットが装着され、該マグネ
    ットの吸着力により相手側の可動体に設けた磁性部を吸
    着して該可動体をロックするロック部材の製造方法にし
    て前記本体に未着磁のマグネット用部材を組み付けた上
    該組付品を、複数の保持凹所を有し且つそれら保持凹所
    の形状が各組付品のマグネット用部材を同一ないしほぼ
    同一方向を向かせるように形成されたパッケ−ジ部材の
    各保持凹所にセットし、しかる後セットした各組付品を
    密封状態にシ−ルした上、該パッケ−ジ部材を着磁装置
    にセットして各マグネット用部材を着磁することを特徴
    とするロック部材の製造方法。
JP30543891A 1991-10-23 1991-10-23 マグネット付ロック部材の製造方法 Expired - Lifetime JPH081849B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147214A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Alps Electric Co Ltd 永久磁石の着磁方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010147214A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Alps Electric Co Ltd 永久磁石の着磁方法

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