JPH051142B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷機のインキ装置のためのインキ
つぼであつて、インキ出しローラと、該インキ出
しローラにおいて旋回可能であり複数のインキ調
量部材を備えた容器部分とを有し、しかもインキ
つぼが２つの部分から成つており、さらにインキ
調量部材が互いに無関係にインキ出しローラに対
して調節可能である形式のものに関する。

従来の技術 前述の形式のインキつぼは、フランス共和国特
許第2527987号明細書により公知である。この公
知のインキつぼは、容器部分の簡単な交換を可能
にする。同様に、離れて旋回することによつてイ
ンキべらを良好に掃除することができる。

旋回可能なインキつぼは、さらにアメリカ合衆
国特許第2948217号明細書によつて公知である。

前述の形式のインキ装置においては、インキ出
しローラ上に形成されるインキ膜を区域毎に調量
するために、個々のインキ調量部材がインキ出し
ローラに対する間隔を次のように、つまり所望の
インキ量が流される調量ギヤツプを形成するよう
に調節される。この場合、調量ギヤツプの大きさ
に応じて一部では、インキ調量部材とインキ出し
ローラとの間に流体力学的な極めて高い圧力が生
じる。このような圧力は、少量のインキが流れる
区域では多量のインキが流れる区域より十乗も高
い値になる。それ故に、インキ調量部材の調節が
それぞれ異なると、機械幅全体にわたつてインキ
出しローラを異なつて負荷してインキ出しローラ
をたわませてしまい、その結果、個々のインキ調
量部材を正確に調節するのには時間がかかるし困
難である。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第2723845号明
細書により公知のインキ装置の場合には、印刷機
の全幅にわたつて延びるインキつぼの、インキ調
量部材を支持する保持ブロツクが、該保持ブロツ
クをインキ出しローラに接近させる際にインキ出
しローラに当接するストツパを有している。この
場合ストツパの当接面はインキ出しローラの曲率
に相応する曲率を有している。このような公知の
装置によつて、保持ブロツク及びインキ調量部材
は、インキ出しローラに対して直接調節され、か
つ印刷機フレームにおけるインキ出しローラ及び
インキつぼの支承部による影響が避けられる。し
かしながらインキ出しローラのたわみは、このよ
うな装置によつては受け止められることもかつ補
償されることもできない。

発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、インキ調量部材の調節が、イ
ンキ出しローラのたわみによつて不都合に妨害さ
れることがないようなインキ装置を提供すること
である。

課題を解決するための手段 前述の課題を解決するために講じた本発明の手
段は、容器部分が、並列に位置する複数のインキ
つぼセグメントから成つており、各インキつぼセ
グメントが、インキ調量部材の一部分のための支
持体を形成しており、さらにインキつぼセグメン
トが制限されて旋回可能にインキつぼに固定され
ていて、該インキつぼはインキ出しローラに支承
されており、さらにこのインキ出しローラが、イ
ンキつぼセグメントの側方端部にそれぞれ隣接す
る支承リングを支持しており、この支承リングに
インキつぼがフランジ結合されており、さらにイ
ンキつぼセグメントの側方端部に設けられた、支
承リングに向つて進退調節可能なストツパを介し
て、インキつぼセグメントが、インキつぼとイン
キつぼセグメントとの間にそれぞれ配置された圧
縮ばねによつて前記支承リングに圧着されている
ことにある。

発明の効果 本発明によつて得られる利点は、インキつぼを
インキ出しローラのたわみに追従できる複数のイ
ンキつぼセグメントに区分することによつて、た
わみによる調量ギヤツプへの影響が著しく減少さ
れ、従つてインキ調量部材の後調整がもはや必要
でなくなることである。さらに、インキつぼセグ
メントを本発明のように支承することによつて、
手入れ又は修理のための組立てが簡単になる。さ
らに、インキつぼセグメントの側方端部にそれぞ
れ隣接する支承リングに、インキつぼがフランジ
結合していることにより、インキ出しローラに対
するインキつぼセグメントの正確な調節を可能に
する摩耗のない支承部を得られる。さらに、調節
可能なストツパを有するインキつぼセグメント
が、インキつぼとインキつぼセグメントの間に配
置された圧縮ばねによつて支承リングに圧着され
ていることによつて、強制力及びインキ出しロー
ラに対する間隔を変化させずに、インキつぼセグ
メントがインキ出しローラの運動又は変形に追従
することができる。

本発明の有利な実施態様において、インキつぼ
セグメントの支持部が、運転時にインキ出しロー
ラ及びインキ調量部材に生ぜしめられる流体力学
的な圧力を受容するように形成されていることに
より、インキ出しローラのたわみを著しく減少す
ることができる。これは、インキ出しローラの有
効曲げ長さが、インキつぼセグメントの支承部の
極めてわずかな間隔まで減少されるからである。
たわみの大きさは曲げ長さの４乗によつて規定さ
れるので、インキつぼを４つのインキつぼセグメ
ントに分割する際に、インキ出しローラのたわみ
がインキ調量部材の調整時に無視できるほど著し
く減少される。

インキつぼセグメントをインキ出しローラに対
して平行に正確に整合するために、インキつぼセ
グメントの支承部は旋回軸線に対して直角に揺動
するようになつている。

さらに、支承リングがインキ出しローラのみぞ
内に埋込まれていてかつ支承リングの外径がイン
キ移しローラ及びインキ調量部材の範囲でインキ
出しローラの外径を越えないようになつていると
有利である。このような形式で、連続するインキ
移しローラはインキ出しローラに障害なしに接近
できる。支承リングのこのような構成によつて、
インキ調量部材の範囲で、インキ出しローラに対
するインキつぼセグメントのシールが簡単にな
る。

インキ出しローラが連続する軸と、この軸に差
嵌められかつこれと回動不能に結合された複数の
管セグメントとから成つており、さらにそれぞれ
の管セグメントがインキつぼセグメントのインキ
調量部材と協働しており、かつ管セグメントの両
側にそれぞれ１つの支承リングが軸にルーズに支
承されていることにより、インキ出しローラの構
成が特に簡単になる。さらに、管セグメントと支
承リングとの間の軸方向遊びが、軸の一端部とね
じ結合された締付けナツトによつて調節可能であ
り、該締付けナツトが、軸の他端部における定置
のリングフランジと協働するようになつている。

さらに本発明の有利な実施態様により、軸の中
央に位置する管セグメントが軸方向で移動不能に
軸と結合されており、かつ両方の外側の支承リン
グと、これらの支承リングに隣接していて軸の端
部に固定された締付けナツトとの間に圧縮ばねが
締め込まれていることによつて、軸に管セグメン
トを軸方向で固定することができる。このことに
よつて個々の管セグメントと支承リングとが互い
に軸方向で遊びなしに圧着されることができ、こ
の場合軸への固定が中央に位置する管セグメント
によつて行われる。このような構成は、管セグメ
ントの熱膨張を弾性的に受け止めることができる
という利点を有している。さらにこのような構成
により、管セグメントと、該管セグメントと支承
リングを介して結合されるインキつぼセグメント
との、管セグメントの熱膨張によつて惹起される
軸方向での移動が、最大でも、全ての管セグメン
トによつて形成されたインキ出しローラの熱膨張
全体の半分の大きさであるという利点が得られ
る。

ストツパが調節ねじによつて形成されており、
該調節ねじがインキ調量部材とほぼ同一平面に位
置している。しかも、調節ねじは、２つのインキ
つぼセグメントの隣接する端部において周方向で
互いにずらされて同一の支承リングに当接されて
いる。このことによつて、極めて密接した構成が
得られ、従つて支承リングの範囲においてインキ
出しローラにインキがつかない区域は存在しな
い。

印刷機の側方フレームにインキつぼを固定する
ために、有利な実施態様によれば、インキつぼが
インキ出しローラに対して平行に延びるトラバー
スによつて印刷機の側方フレームに固定されてい
る。さらに有利には、インキ出しローラの管セグ
メント、インキつぼセグメント及びインキつぼの
相応する区分が、互いに調和されたモジユールと
して形成されており、該モジユールが種々異なる
幅のインキ装置を形成するために任意の数で互い
に並べられるようになつている。このような構成
によつて、種々の構成部分が最小の場合に種々の
機械幅に適合させることができる。

実施例 第１図に示されたインキ装置の場合、インキ出
しローラ１は連続する軸２から成つており、該軸
の両端部が印刷機の側方フレーム３に支承されて
いる。軸２上に、支承リング４と管セグメント５
とが交互に列を成して、側方フレーム３にそれぞ
れ支承リング４が隣接するように差嵌められてい
る。管セグメント５は連行ピン６によつて軸２と
結合されている。軸方向で支承リング４と管セグ
メント５とが、軸２に固定されたリングフランジ
７及び軸２とねじ結合された締付けナツト８によ
つて保持されている。締付けナツト８によつて、
支承リング４に必要な軸方向の運動遊びが調節さ
れる。支承リング４の外径と管セグメント５の外
径とがほぼ同じである。

支承リング４に、インキつぼ１０のウエブ９が
ねじによつて結合されている。インキつぼ１０は
さらにトラバース１１によつて保持されており、
このトラバースはインキ出しローラ１に対して平
行に延びていてかつ側方フレーム３に固定されて
いる。２つのウエブ９の間にそれぞれ１つのイン
キつぼセグメント１２が設けられており、このイ
ンキつぼセグメントはトラバース１１の近くでウ
エブ９に旋回可能に支承されている。図示のイン
キつぼ１０は５つのウエブ９を有しており、それ
故に４つのインキつぼセグメント１２を受容して
いる。しかし簡略化の理由から図面においては２
つのインキつぼセグメント１２のみを示してい
る。

それぞれのインキつぼセグメント１２が、ドク
タ１３として形成されたインキ調量部材と調節装
置１４とを支持しており、前記調節装置によつて
個々のドクタ１３のインキ出しローラ１に対する
間隔が互いに無関係に調節される。調節装置１４
は手によつて、あるいは自動的に調節される。ド
クタ１３をインキ出しローラ１に対して所定の間
隔で保持するために、インキつぼセグメント１２
が、ストツパとして形成された調節ねじ１５，１
６によつて直接支持リング４に支持されている。
この場合、支持リング４への調節ねじ１５，１６
の当て付けは、インキつぼ１０とインキつぼセグ
メント１２との間に締め込まれている圧縮ばね１
７によつて保証されている。

調節ねじ１５，１６はインキつぼセグメント１
２の側方端部に設けられていてかつドクタ１３と
ほぼ同一平面に位置している。第３図から判るよ
うに、調節ねじ１５及び１６は支承リング４にお
いて周方向で互いにずらされており、従つて１つ
の支承リング４において２つのインキつぼセグメ
ント１２の隣接する端部を支持することができ
る。

印刷機の運転を開始するさいには、まずインキ
つぼセグメントが調節ねじ１５，１６によつて０
位置にもたらされ、この位置でドクタ１３の端部
がインキ出しローラ１のそれぞれ隣接する管セグ
メント５に平行に接触する。この場合調節ねじ１
５，１６の調節は手によつて、あるいは自動的に
行なわれる。次いで個々のドクタ１３が、所望の
インキ膜に相応してインキ出しローラに対して必
要な間隔で調節される。この場合正しい調節は、
予め計算されたあるいは経験的に検出された調節
値により難なく得られる。なぜならばインキ出し
ローラのたわみは、支承リング４の間の区分で
は、調節に影響を及ぼさない程小さいからであ
る。運動温度の変化によるインキ出しローラ１の
変形及び側方フレームにおける支承部の範囲での
インキ出しローラ１の位置変化も、それぞれ調節
されたインキギヤツプには影響を及ぼさない。こ
れは個々のインキつぼセグメントが圧縮ばね１７
によつて常に支承リング４に圧着されていてかつ
インキ出しローラ１の運動に追従するからであ
る。

インキ出しローラ１上に形成されたインキ膜は
普通の形式でインキ移しローラ１８によつて図示
されない練りローラへ引渡される。インキ装置に
おいてインキを練りかつ分配する場合には、支承
リング４の範囲に存在するインキの着かない区分
が均等にされる。

インキ装置を複数の構成セグメントから構成す
ることによつて、わずかな構造スペースで種々の
幅の印刷機に適合できるモジユール構造が得られ
る。この場合個々のモジユールの幅は、その都度
単数又は複数のモジユールを付け加えることによ
つてその都度所望の印刷機幅が得られるように決
められている。第４図にはこのようなモジユール
の配置が示されている。この場合インキ装置は、
左側の端部モジユール２０と、３つの同一の中間
モジユール２１と右側の端部モジユール２２とか
ら成つている。異なる構成幅が必要とされる場合
には、中間モジユール２１を付け加えるか、ある
いは取除く。

第４図には、軸２における支承リング４，４及
び管セグメント５の軸方向の支承部が示されてお
り、この実施例では、軸の両端部に配置された圧
縮ばね２４が支承リング４，４ａと管セグメント
５とを軸方向で遊びなしに互いに圧着している。
この場合、圧縮ばね２４は外側の支承リング４ａ
と、軸２の端部にねじ込まれた締付けナツト２３
との間に締め込まれている。締付けナツト２３を
調節することによつて圧縮ばね２４のプレロード
を変化させることができる。支承リング４，４ａ
と管セグメント５とを正確に位置固定するため
に、中央の管セグメント５が軸方向で移動不能に
軸２と結合されている。このような構成によつて
得られる利点は、熱膨張が圧縮ばね２４によつて
弾性的に受け止められ、かつ支承リングに対して
管セグメントが締付けられないことである。さら
に、中央固定によつて両側方への熱膨張の均一な
分配が達成され、従つてとりわけ、印刷機スタン
ドに対する外側の支承リング４ａの最大移動は、
加熱によつて惹起される伸びの半分の大きさだけ
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は４つのインキつぼセグメントを有する
インキ装置の平面図、第２図は第１図の−線
に沿つた断面図、第３図は第１図の−線に沿
つた断面図、第４図は５つのモジユールから形成
されたインキ装置の概略図である。 １……インキ出しローラ、２……軸、３……側
方フレーム、４，４ａ……支承リング、５……管
セグメント、６……連行ピン、７……リングフラ
ンジ、８……締付けナツト、９……ウエブ、１０
……インキつぼ、１１……トラバース、１２……
インキつぼセグメント、１３……ドクタ、１４…
…調節装置、１５，１６……調節ねじ、１７……
圧縮ばね、１８……インキ移しローラ、２０……
端部モジユール、２１……中間モジユール、２２
……端部モジユール、２３……締付けナツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 印刷機のインキ装置のためのインキつぼであ
   つて、インキ出しローラと、該インキ出しローラ
   において旋回可能であり複数のインキ調量部材を
   備えた容器部分とを有し、しかもインキつぼが２
   つの部分から成つており、さらにインキ調量部材
   が互いに無関係にインキ出しローラに対して調節
   可能である形式のものにおいて、前記容器部分
   が、並列に位置する複数のインキつぼセグメント
   １２から成つており、各インキつぼセグメント
   が、インキ調量部材１３の一部分のための支持体
   を形成しており、さらにインキつぼセグメント１
   ２が制限されて旋回可能にインキつぼ１０に固定
   されていて、該インキつぼはインキ出しローラ１
   に支承されており、さらにこのインキ出しローラ
   １が、インキつぼセグメント１２の側方端部にそ
   れぞれ隣接する支承リング４を支持しており、こ
   の支承リングにインキつぼ１０がフランジ結合さ
   れており、さらにインキつぼセグメント１２の側
   方端部に設けられた、支承リングに向つて進退調
   節可能なストツパ１５，１６を介して、インキつ
   ぼセグメント１２が、インキつぼ１０とインキつ
   ぼセグメント１２との間にそれぞれ配置された圧
   縮ばね１７によつて前記支承リングに圧着されて
   いることを特徴とする、印刷機のインキ装置のた
   めのインキつぼ。 ２ インキつぼセグメント１２の支持部４，１
   ０，１７が、運転時にインキ出しローラ１及びイ
   ンキ調量部材１３に生ぜしめられる流体力学的な
   圧力を受容する特許請求の範囲第１項記載のイン
   キつぼ。 ３ インキつぼセグメント１２の支承部が、旋回
   軸線に対して直角に揺動するようになつている特
   許請求の範囲第１項記載のインキつぼ。 ４ 支承リング４がインキ出しローラ１のみぞ内
   に埋込まれていてかつ支承リングの外径がインキ
   移しローラ１８及びインキ調量部材１３の範囲で
   インキ出しローラ１の外径を越えないようになつ
   ている特許請求の範囲第１項から第３項までのい
   ずれか１項記載のインキつぼ。 ５ インキ出しローラ１が連続する軸２と、この
   軸２に差嵌められかつこれと回動可能に結合され
   た複数の管セグメント５とから成つており、さら
   にそれぞれの管セグメントがインキつぼセグメン
   ト１２のインキ調量部材１３と協働しており、か
   つ管セグメントの両側にそれぞれ一つの支承リン
   グ４が軸２にルーズに支承されている特許請求の
   範囲第１項から第４項までのいずれか１項記載の
   インキつぼ。 ６ 管セグメント５と支承リング４との間の軸方
   向遊びが、軸２の一端部とねじ結合された締付け
   ナツト８によつて調節可能であり、該締付けナツ
   トが、軸２の他端部における定置のリングフラン
   ジ７と協働するようになつている特許請求の範囲
   第５項記載のインキつぼ。 ７ 軸２の中央に位置する管セグメント５が軸方
   向で移動不能に軸２と結合されており、かつ両方
   の外側の支承リング４ａと、これらの支承リング
   に隣接していて軸２の端部に固定された締付けナ
   ツト２３との間に圧縮ばね２４が締め込まれてい
   る特許請求の範囲第６項記載のインキつぼ。 ８ ストツパが調節ねじ１５，１６によつて形成
   されており、該調節ねじがインキ調量部材１３と
   ほぼ同一平面に位置している特許請求の範囲第１
   項記載のインキつぼ。 ９ 調節ねじ１５，１６が、２つのインキつぼセ
   グメント１２の互いに隣接する端部において周方
   向で互いにずらされて同一の支承リング４に当接
   している特許請求の範囲第８項記載のインキつ
   ぼ。 １０ インキつぼ１０が、インキ出しローラ１に
   対して平行に延びるトラバース１１によつて印刷
   機の側方フレーム３に固定されている特許請求の
   範囲第１項から第９項までのいずれか１項記載の
   インキつぼ。 １１ インキ出しローラ１の管セグメント５、イ
   ンキつぼセグメント１２及びインキつぼ１０の相
   応する区分が、互いに調和されたモジユールとし
   て形成されており、該モジユールが種々異なる幅
   のインキ装置を形成するために任意の数で互いに
   並べられるようになつている特許請求の範囲第１
   項から第１０項までのいずれか１項記載のインキ
   つぼ。