JPH05114253A - 磁気デイスク装置 - Google Patents

磁気デイスク装置

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JPH05114253A
JPH05114253A JP30233091A JP30233091A JPH05114253A JP H05114253 A JPH05114253 A JP H05114253A JP 30233091 A JP30233091 A JP 30233091A JP 30233091 A JP30233091 A JP 30233091A JP H05114253 A JPH05114253 A JP H05114253A
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JP
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signal
servo
magnetic disk
burst
sector
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JP30233091A
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English (en)
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Takayasu Muto
隆保 武藤
Yasuaki Suzuki
泰明 鈴木
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セクタのサーボ制御を行う場合、セクタサー
ボパターン内のいわゆる2つのファインパターンの消去
を確認して欠落による外乱の影響を抑えることを目的と
する。 【構成】 ヘッド位置検出部13においてエンベロープ
検波回路21と積分回路22で構成する検波整流部13
5でファインパターンの第1及び第2のバースト信号を
検波整流してA/D変換器136、位置情報生成回路1
37を介してヘッド位置検出部13からの出力信号をD
SPバスを介してDSP15に供給する。上記DSP1
5で予め定められた規定値レベルと上記出力信号レベル
を比較してエラー検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばセクタサーボ方
式を用いる磁気ディスク装置に適用して好適な磁気ディ
スク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セクタサーボ方式の磁気ディス
クは、各セクタの先頭領域には、セクタサーボパターン
SSPが配されている。磁気ディスクは、セクタサーボ
パターンSSPとデータ領域とが交互に現れることにな
る。図4に示す例えば2.5インチの磁気ディスクは、
241.5 μs 毎に分割することによって全面を71セクタ
に分割している。また、3.5インチの磁気ディスクで
は181.5 μs 毎に分割して90セクタに分割して各セク
タの先頭領域にサーボパターンSSPが書かれている。
このサーボパターンSSPの領域は、18.625μs
に書かれている。
【0003】このセクタサーボパターンの一例を模式的
に示す図5を参照しながら説明する。
【0004】ここで、図5に示すサーボパターンは、本
件出願人が特願平3−32084号の明細書及び図面に
おいて提案しているサーボパターンである。このサーボ
パターンは、所定の基準信号がW/Rセトリング領域を
経てプリバースト信号BS、信号レベル補正用の基準信
号AGC、同期信号SYNC等でなる。上記同期信号S
YNCには、サーボヘッダSH、クロックCLK、パタ
ーンシンクPAT SYNCに分けて各種の信号が記録
されている。
【0005】この記録がされた後、この場合、偶数トラ
ック2、4、6、・・・の記録トラックに対してトラッ
クセンタTCが一致するように記録トラック幅TBWで、
第1のバースト信号Xと、奇数トラック1、3、5、・
・・の記録トラックに対してトラックセンタTCが一致
するように記録トラック幅TBWで、第2のバースト信号
Yを記録すると共に、各2トラック単位で偶数番目のト
ラックセンタTCの略々近傍で値が変化するように第1
のアドレス情報AD0、AD1、AD2、・・・と、奇
数番目のトラックセンタTCの略々近傍で値が変化する
ように第2のアドレス情報D0、D1、D2、・・・と
を記録している。上記第1のレベル検出信号Xと第2の
レベル検出信号Yの比較結果から求めるアドレスADを
検出し、第2のアドレス情報で補正して磁気ヘッドの位
置を検出している。
【0006】さらに、トラッキング制御用のサーボ信号
A及びBがトラックと直交方向に互いに逆向きのオフセ
ットをかけた異なる位置に市松状に記録された後、所定
の基準信号Cの3つのバースト信号がいわゆるファイン
パターンFPとして記録されてこれら全体でサーボパタ
ーンを形成している。
【0007】磁気ディスクのヘッダは、図5に示す幅T
W を有するヘッダでセクタサーボパターンを走査してト
ラッキング制御するための位置情報を読み出してサーボ
制御している。上記ファインパターンFPの上記ファイ
ンパターンA及びBは、各トラックの中心に対してそれ
ぞれトラック上のヘッドの幅TBWをTBW/2だけ偏位
し、交互にオフセットをかけて配している。上記上記フ
ァインパターンA及びBをヘッドが走査した際に走査位
置に応じてエンベロープが変化する。このエンベロープ
信号の変化を検出することによって、ヘッドの位置ずれ
が検出される。上記ファインパターンCは、上記ファイ
ンパターンA及びBと異なり、半径方向に対して連続的
に一定のエンベロープレベルを出力するように記録され
ている。このファインパターンCは、レベルを正規化す
るために用いる。ヘッドの位置信号としては、ヘッドが
走査した際上記ファインパターンA、B及びCのバース
ト信号の各レベルVA 、VB 及びVC を用いて(VA
B )/VC から求めることができる。この後にデータ
領域が配置されている。
【0008】一般に、磁気ディスク装置は、簡単に示す
と、スピンドルモータ、アクチュエアータの一部である
ヘッドアームの先端の磁気ヘッド、リードライト回路、
ヘッド位置検出部、RAM、ディジタル信号プロセッサ
(DSP)、ボイスコイルモータ(VCM)駆動回路及
びボイスコイルモータ等で構成している。磁気ディスク
装置において、トラッキング制御における位置情報とし
ては、磁気ヘッドを介して上記ファインパターンA、B
のバースト信号のレベルVA 、VB を検出している。上
記磁気ディスク装置のヘッド位置は、上記2つの信号レ
ベルの差(VA −VB )に比例することが知られてい
る。この性質を利用して磁気ヘッドの位置を上述した回
路構成によって位置情報の信号を生成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、もし、サー
ボパターン内のこのファインパターン領域に欠落が生じ
ている場合、上記回路による磁気ヘッドの位置制御は、
真の磁気ヘッドの位置に制御する制御電圧値と異なる値
を出力してしまう。このため、磁気ディスク装置にとっ
て上記制御電圧値は、真の位置に制御する電圧値と差を
生じ外乱の原因となってしまい、オフトラックの影響が
現れてしまう。
【0010】ところが、今までこれらサーボ制御用のバ
ースト信号であるいわゆるファインパターンA、Bのパ
ターン部分が欠落しているかどうかチェックする手段が
なかった。
【0011】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、トラ
ッキング制御用のサーボ信号である市松状に配された2
つのいわゆるファインパターンが消えていることがチェ
ックして、欠落の影響を少なく処理できる磁気ディスク
装置の提供を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ディス
ク装置は、トラッキング制御用のサーボ信号であるバー
スト信号をトラック中心に対して対称でありながら、ト
ラック直交方向に互いに逆向きのオフセットをかけた異
なる位置に予め第1及び第2のバースト信号が配された
後、所定の基準信号となる第3のバースト信号が記録さ
れたセクタサーボ方式を用いる磁気ディスク装置におい
て、上記第1のバースト信号と上記第2のバースト信号
を検波して整流する検波整流手段と、該検波整流手段か
らの出力される上記第1及び第2のバースト信号を加算
した出力信号レベルと、この加算信号についての予め定
められた規定値レベルとを比較する比較手段とを備え、
上記比較手段において、上記加算した出力信号レベルが
上記規定値レベル以下の場合にバースト信号の欠落とし
てサーボ信号のエラー検出を行うことにより、上述した
課題を解決する。
【0013】
【作用】本発明に係る磁気ディスク装置は、サーボパタ
ーン内のトラッキング制御用のトラックセンタTCに対
してオフセットをかけて配されている2つのいわゆるフ
ァインパターンのサーボ信号A、Bを検波整流して加算
した信号(A+B)と規定した信号(A+B)値との比
較により、書き込まれている上記サーボ信号A、Bの欠
落を検出してエラー処理を行う。
【0014】
【実施例】本発明に係る磁気ディスク装置における一実
施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】本発明の磁気ディスク装置について図面を
参照しながら説明する。
【0016】本発明における磁気ディスク装置の概略的
なブロック回路とセクタサーボパターン及び磁気ディス
クのサーボセクタについてそれぞれ図1、図4及び図5
を参照しながら説明する。上記磁気ディスク装置は、図
4に示すトラッキング制御用のサーボ信号であるバース
ト信号をトラック中心に対して対称でありながら、トラ
ック直交方向に互いに逆向きのオフセットをかけた異な
る位置に予め第1及び第2のバースト信号が配された
後、所定の基準信号となる第3のバースト信号が記録さ
れたセクタサーボ方式を用いる磁気ディスク装置におい
て、図1に示すように上記第1のバースト信号Aと上記
第2のバースト信号Bを検波して整流する検波整流手段
である検波整流回路部135と、上記検波整流回路部1
35からの出力される上記第1及び第2のバースト信号
を加算した出力信号レベルLadd と、この加算信号につ
いての予め定められた規定値レベルLreg とを比較する
比較手段であるDSP15とを備え、上記DSP15に
おいて、上記加算した出力信号レベルLadd が上記規定
値レベルLreg 以下の場合にバースト信号の欠落として
サーボ信号のエラー検出を行っている。
【0017】ここで、図1に示す磁気ディスク装置の位
置制御を行うブロック図を基に説明する。磁気ディスク
装置は、上記セクタサーボパターンを走査した際のRF
信号に基づいてヘッドの位置制御等を行っている。上記
制御を行うための回路構成は、簡単に示すと、スピンド
ルモータ11、アクチュエアータの一部であるヘッドア
ーム12の先端のヘッド12a、ヘッド位置検出部1
3、RAM14、ディジタル信号プロセッサ(DSP)
15、CPU16、D/A変換器17、LPF18、ボ
イスコイルモータ(VCM)駆動回路19及びボイスコ
イルモータ20で構成している。
【0018】この装置で記録/再生する記録媒体は、例
えば磁気ディスク10を用いている。磁気ディスク10
は、前述したように円周方向のトラックに対し等間隔に
数十のセクタに分割されている。上記各セクタには、そ
れぞれの位置決めのために必要なアドレス情報やファイ
ンパターン等の情報が上記セクタサーボパターン(SS
P)に書き込まれている。位置決め制御は、このセクタ
サーボパターンからの情報に応じて行われる。
【0019】上記ヘッド位置検出部13は、リードライ
ト(R/W)アンプ131、イコライザ回路132、パ
ルス検出回路133、サーボ検出回路134、検波整流
回路部135、A/D変換器136、位置情報生成回路
137で構成している。さらに、上記検波整流回路13
5は、エンベロープ検波回路21、積分回路22で構成
している。
【0020】次に、上記ブロック構成の動作について図
2に示す信号波形を信号の流れに沿って簡単に説明す
る。また、必要に応じて図1のブロック図を参照する。
図1に示したヘッドアーム12の位置検出をする際に記
録媒体である磁気ディスク10上の書き込まれたセクタ
サーボパターン(SSP)を再生し、このセクタサーボ
パターン(SSP)から得られる位置情報を基に位置検
出制御を行っている。セクタサーボパターン(SSP)
からの再生信号は、アクチュエータの一部であるヘッド
アーム12の先端のヘッド12aを介してヘッド位置検
出部13内の上記リードライトアンプ131に供給して
いる。
【0021】このリードライトアンプ131は、上記再
生信号を増幅してイコライザ回路132に送出してい
る。
【0022】上記イコライザ回路132は、上記セクタ
サーボパターンの情報の中からトラックアドレスADに
関する情報やいわゆるファインパターンFPからのバー
スト信号によって磁気ヘッド12aのトラッキングに関
する情報を検出している。図2(a)は、いわゆるファ
インパターンBの部分に一部欠落がある場合を示してい
る。この再生RF信号は上記検波整流回路135内のエ
ンベロープ検波回路21に送出すると共に、上記パルス
検出回路133に供給する。
【0023】パルス検出回路133は、正負のスライス
レベルに対するRF信号のレベルの大小を判別してサー
ボ検出回路134に供給する。サーボ検出回路134
は、入力信号がサーボパターンかどうかをチェックして
領域の特定を行って検出信号をエンベロープ検波回路2
1に制御信号を出力する。上記イコライザ回路132か
らの出力信号は、上記検出信号のタイミングに応じてエ
ンベロープ検波回路21で検波整流がされる。図2
(b)及び(c)に示すそれぞれ全波整流波形とエンベ
ロープ検波波形が得られる。
【0024】このエンベロープ検波回路21からの検波
出力信号を積分回路22に供給している。積分回路22
は、上記サーボ検出回路134から供給される充電、あ
るいは放電のタイミング制御信号(図2(e)、(f)
を参照)に応じて後述するようにエンベロープ検波出力
信号の電圧を充電、あるいは放電した信号波形(図2
(d)を参照)をサンプリングしてA/D変換器136
に供給される。A/D変換器136は、例えば図2
(g)に示すシステムクロックに同期した出力信号D1
〜D5 (図2(h)を参照)を出力する。そして、図2
(i)に示す上記システムクロックに同期したサンプリ
ングパルスS1 〜S5 に応じてサンプリングデータがデ
ィジタル量に変換して位置情報生成回路137に供給さ
れる。
【0025】上記位置情報生成回路137は、ここで生
成した位置情報を例えば16ビットからなるDPSバス
を介してディジタル信号プロセッサ(以下DSPと略
す)15に供給すると共に、RAM14に供給される。
このようにして上記位置情報は、DSP15に取り込ま
れる。
【0026】ここで、上記位置情報は、サーボパターン
内のトラッキング制御用のトラックセンタTCに対して
オフセットをかけて配されている2つのいわゆるファイ
ンパターンを検波整流したサーボ信号A、Bから(A−
B)のレベル差を計算してトラックセンタTCに対する
位置の補正等の処理が行われる。この際に、上記DSP
15は、上記2つのサーボ信号A、Bを加算した信号
(A+B)も計算する。この加算した信号レベルLadd
と予め規定された信号(A+B)値Lreg との比較を行
う。この比較において、上記信号レベルLadd が上記規
定値Lreg 以下の場合サーボセクタのいわゆるファイン
パターンが欠落して壊れているとみなしてエラー処理を
行う。このエラー処理は、欠落のあるファインパターン
の位置情報を使ってサーボ処理を行わないで、次のセク
タの信号を使うように信号の入力を待つ処理を行う。よ
り具体的な手順については後述する図3を参照しながら
説明する。
【0027】上記CPU16は、DSP15との間でデ
ータや制御信号を相互に送受して制御している。この
他、DSP15では、例えば磁気ヘッドに加わる外力等
を補正する計算を行ってサーボの補正した信号と上記C
PU16から供給される位置に関する信号とを加算して
D/A変換器17に出力している。
【0028】このようにヘッド位置検出部13から位置
検出のサーボ量に応じた制御信号がDSP15からロー
パスフィルタ18を介してボイスコイルモータ(VC
M)駆動回路19に供給される。上記ボイスコイルモー
タ駆動回路19は、供給される制御信号に応じた駆動制
御信号をボイスコイルモータ20に送って位置制御を行
う。
【0029】このような構成によって、例えば磁気ディ
スクから上記サーボパターンを検出してヘッドの位置制
御を行う際に、記録されているいわゆるファインパター
ンの欠落を検出してエラー処理を行うことができる。こ
のエラー発生を検出することができることによって、位
置制御サーボに外乱として生じる影響を少なく抑えるこ
とができるようになる。
【0030】上記DSP15において行うエラー検出の
手順について図3に示すフロチャートを参照しながら説
明する。ステップS10で磁気ヘッドの位置制御のため
のサーボセクタの検出及び演算を開始してステップS1
1に進む。ステップS11において、図1に示すヘッド
位置検出部13内の位置情報生成回路137から供給さ
れるトラッキング制御用に図4に示すいわゆる3つのフ
ァインパターンA、B及びCのバースト信号をサンプリ
ングしてDSP15に読み込む。上記サンプリングデー
タD1 〜D5 は、サンプリングポイントS1 〜S5 でサ
ンプリングされたデータである。
【0031】ステップS12では、これらのサンプリン
グデータD1 〜D5 を基にして上記3つのファインパタ
ーンA、B及びCのバースト信号レベルVA 、VB 、V
C A =D2 −D1 (1) VB =D3 −D2 (2) VC =D5 −D4 (3) を計算してステップS13に進む。また、ステップS1
2でファインパターンA、Bのバースト信号のレベルの
加算計算も行って加算した信号レベルをLadd として格
納しておく。
【0032】ステップS13では、上記加算した信号レ
ベルLadd がサーボセクタの欠落がないとする規定信号
レベルLreg より大きいかどうかの比較を行う。信号レ
ベルLadd の方が規定信号レベルLreg より大きい場
合、ステップS15に進む。また、上記信号レベルL
add が上記規定値Lreg 以下の場合サーボセクタのいわ
ゆるファインパターンが欠落して壊れているとしてステ
ップS14に進む。
【0033】ステップS14では、ファインパターン内
に信号の欠落部分が存在して上記サンプリングした信号
レベルVA 、及び/またはVB のレベルが低下したと判
断してこのサーボセクタからサンプリングしたデータを
使用しない。このデータの代わりに前のサーボセクタで
得られた制御信号用データを用いる。このため、D/A
変換器17に出力されている前のセクタの制御信号を保
持してこの信号を出力する。このようにして信号の欠落
に対してエラー処理を行う。また、このエラーが検出さ
れたならば、例えばアドレスエラーフラグを立ててエラ
ーの発生したセクタの使用を避けるさせることもできる
ようになる。
【0034】ステップS13でデータの欠落がないと判
断された場合、ステップS15に進んでバースト信号レ
ベルVA 、VB 、VCを基にして磁気ヘッドの位置信号
を(VA −VB )/VC から求める。ステップS16で
は、位置制御量を計算する。例えばサーボ制御のための
比例・積分・微分(PID)動作の制御量を計算してサ
ーボの補償量を求めている。
【0035】ステップS17では、上記ステップS16
において求めた位置決めにおけるサーボの補償量をD/
A変換器17に出力する。ステップS18において上述
した一連のサーボセクタの検出及び演算を終了する。な
お、このルーチンは、常に行われているものであるか
ら、ステップS14のデータの保持は、次のサーボセク
タが正常に検出されるまで保持することになる。
【0036】このようにアドレスエラーフラグを立て
て、容易に欠落によるサーボアドレスの破壊を検出し
て、この欠落エラーの発生したセクタの位置情報を用い
ることなく、セクタサーボによる位置制御を行うことが
できるようになる。このため、サーボシステムへの影響
が減少してサーボ制御の外乱によるヘッドの位置検出の
遅延を回避することができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ディスク装置によれば、トラッキング制御用の
サーボ信号であるバースト信号をトラック中心に対して
対称でありながら、トラック直交方向に互いに逆向きの
オフセットをかけた異なる位置に予め第1及び第2のバ
ースト信号が配された後、所定の基準信号となる第3の
バースト信号が記録されたセクタサーボ方式を用いる磁
気ディスク装置において、上記第1のバースト信号と上
記第2のバースト信号を検波して整流する検波整流手段
と、該検波整流手段からの出力される上記第1及び第2
のバースト信号を加算した出力信号レベルと、この加算
信号についての予め定められた規定値レベルとを比較す
る比較手段とを備え、上記比較手段において、上記加算
した出力信号レベルが上記規定値レベル以下の場合にバ
ースト信号の欠落としてサーボ信号のエラー検出を行う
ことにより、容易にトラッキング制御用のサーボ信号で
ある2つのバースト信号の欠落をチェックすることがで
きる。
【0038】また、この欠落検出が可能になることによ
って、欠落によるエラーが検出された場合、欠落の生じ
たサーボセクタを除き、次のサーボセクタの信号でトラ
ッキング制御を行うように処理して欠落の影響を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスク装置の位置制御にお
ける一実施例の概略的なブロック回路図である。
【図2】図1に示すブロック回路図の動作に応じて出力
される信号波形を示す図である。
【図3】図1に示すDSPにおいていわゆるファインパ
ターン内の欠落によるエラー検出するための手順を示す
フローチャートである。
【図4】セクタサーボ方式でセクタ毎に分割されること
を示すディスクの模式図である。
【図5】サーボセクタ内のパターンを説明するための図
である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・・・・磁気ディスク 11・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ 12・・・・・・・・・・・・ヘッドアーム 12a・・・・・・・・・・・磁気ヘッド 13・・・・・・・・・・・・ヘッド位置検出部 14・・・・・・・・・・・・RAM 15・・・・・・・・・・・・DSP 16・・・・・・・・・・・・CPU 17・・・・・・・・・・・・D/A変換器 18・・・・・・・・・・・・LPF 19・・・・・・・・・・・・VCM駆動回路 20・・・・・・・・・・・・ボイスコイルモータ 135・・・・・・・・・・・検波整流部 21・・・・・・・・・・・・エンベロープ検波回路 22・・・・・・・・・・・・積分回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラッキング制御用のサーボ信号である
    バースト信号をトラック中心に対して対称でありなが
    ら、トラック直交方向に互いに逆向きのオフセットをか
    けた異なる位置に予め第1及び第2のバースト信号が配
    された後、所定の基準信号となる第3のバースト信号が
    記録されたセクタサーボ方式を用いる磁気ディスク装置
    において、 上記第1のバースト信号と上記第2のバースト信号を検
    波して整流する検波整流手段と、 該検波整流手段からの出力される上記第1及び第2のバ
    ースト信号を加算した出力信号レベルと、この加算信号
    についての予め定められた規定値レベルとを比較する比
    較手段とを備え、 上記比較手段において、上記加算した出力信号レベルが
    上記規定値レベル以下の場合にバースト信号の欠落とし
    てサーボ信号のエラー検出を行うことを特徴とする磁気
    ディスク装置。
JP30233091A 1991-10-22 1991-10-22 磁気デイスク装置 Pending JPH05114253A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010925