JPH05113141A - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量制御装置

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JPH05113141A
JPH05113141A JP27409291A JP27409291A JPH05113141A JP H05113141 A JPH05113141 A JP H05113141A JP 27409291 A JP27409291 A JP 27409291A JP 27409291 A JP27409291 A JP 27409291A JP H05113141 A JPH05113141 A JP H05113141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atmospheric pressure
deceleration
intake air
engine
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP27409291A
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English (en)
Inventor
Nobunao Okawa
信尚 大川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の吸入空気量制御装置、特に、オイ
ル消費低減のための吸入空気量制御の改良に関し、オイ
ル消費量を低減すると共に高地運転時のエンジンブレー
キの効きもよくすることを目的とする。 【構成】 アイドルスイッチオン(LL= "1" )かつ
回転速度Ne が1700rpm を超える減速時(ステップ
303,304)に、バイパス吸気通路7をオンにして
吸気管負圧を低減する(ステップ306)。しかし、こ
の吸気管負圧の低減のためのバイパス吸気通路7のオン
は、高地運転時(PA≦650mmHg abs)では禁止され
る(ステップ305,307)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸入空気量制
御装置、特に、オイル消費低減のための吸入空気量制御
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関においては、スロット
ル弁下流の吸気通路の吸気管負圧が大きくなると、吸気
弁とそのバルブガイドスリーブとの間の間隙、及びオイ
ルリング、ピストンリングとシリンダ内壁との間より機
関オイルが燃焼室内に吸入される量が増大し、従って、
図9に示すごとく、たとえば吸気管負圧が550mmHgを
越えると、オイル消費量が増大する。
【0003】このため、従来、吸気管負圧が増大する減
速時にスロットル弁下流の吸気通路に空気を追加供給し
て吸気管負圧を低減し、これにより、オイル消費量を低
減している(参照:実開昭59−150922号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来形においては、大気圧PAが低下して吸気管負圧が
低下する高地運転においても減速時には、不要な追加空
気供給を行っている。つまり、図10に示すように、高
度が上昇するにつれて大気圧は減少するのに対し、スロ
ットル弁下流の吸気通路における減速時の絶対圧(以
下、減速圧)は機関の吸込力及びスロットル弁の絞り度
で決定され、定常状態では高度に係わりなく、ほぼ一定
値たとえば100mmHg absである。従って、高度X以上
で大気圧PAが650mmHg abs以下となったときには、
吸気管負圧は550mmHg以下で追加空気供給の必要性が
ないにもかかわらず、減速時に追加空気供給が行われる
ことになる。たとえば、高度Y(高地)で大気圧PAが
650mmHg absのときに追加空気供給を行うことで吸気
管負圧が440mmHgとなると過補正(過剰空気量)とな
る。この結果、エンジンブレーキの効きが悪くなるとい
う課題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、オイル消費量を
低減すると共に高地運転時のエンジンブレーキの効きも
よくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段は図1に示される。すなわち、減速状態判別手
段は機関が減速状態か否かを判別し、この結果、機関が
減速状態のときに、追加空気供給手段は機関のスロット
ル弁下流の吸気通路に空気を追加供給する。他方、大気
圧判別手段は大気圧PAが所定値PA0 以下か否かを判
別し、この結果、大気圧PAが所定値PA0 以下のとき
に、禁止手段は追加空気供給手段による空気追加を禁止
するものである。
【0007】
【作用】上述の手段によれば、大気圧が高いときには
(平地運転時)、吸気管負圧が大きくなる減速時に追加
空気を供給してオイル消費量を低減し、他方、大気圧が
低いときには(高地運転時)、減速時にも吸気管負圧が
大きくならないので追加空気の供給を停止してエンジン
ブレーキの効きをよくする。
【0008】
【実施例】図2は本発明に係る内燃機関の吸入空気量制
御装置が適用されるいわゆるL−J式機関の全体概要図
である。図2において、機関本体1の吸気通路2にはエ
アフローメータ3が設けられている。エアフローメータ
3は吸入空気量を直接計測するものであって、たとえば
ポテンショメータを内蔵して吸入空気量に比例したアナ
ログ電圧の出力信号を発生する。
【0009】また、吸気通路2のスロットル弁4には、
スロットル弁4が全閉か否かを示す信号LLを発生する
アイドルスイッチ5が設けられている。このアイドル状
態出力信号LLは制御回路10の入出力インターフェイ
ス102に供給される。さらに、吸気通路2とサージタ
ンク6との間にはスロットル弁4をバイパスするバイパ
ス吸気通路7が設けられている。このバイパス吸気通路
7の途中に電気的制御弁(ECV)8が設けられてお
り、この電気的制御弁8は制御回路10の駆動回路10
3によってたとえばオン、オフ駆動もしくはデューティ
比駆動される。
【0010】ディストリビュータ9には、その軸がたと
えばクランク角に換算して720°毎に基準位置検出用
パルス信号を発生するクランク角センサ11およびクラ
ンク角に換算して30°毎に基準位置検出用パルス信号
を発生するクランク角センサ12が設けられている。こ
れらクランク角センサ11,12のパルス信号は制御回
路10の入出力インターフェイス102に供給され、こ
のうちクランク角センサ12の出力はCPU104の割
込み端子に供給される。
【0011】13は大気圧センサであって、その出力P
Aは制御回路10のA/D変換器101に供給されてい
る。制御回路10は、たとえばマイクロコンピュータと
して構成され、A/D変換器101、入出力インターフ
ェイス102、駆動回路103の外に、CPU104,
ROM105,RAM106、クロック発生回路107
等が設けられている。
【0012】なお、CPU104の割込み発生は、A/
D変換器101のA/D変換終了後、入出力インターフ
ェイス102がクランク角センサ12のパルス信号を受
信した時、等である。エアフローセンサ3の吸入空気量
データQおよび大気圧センサ13の大気圧データPAは
所定時間毎に実行されるA/D変換ルーチンによって取
込まれてRAM106の所定領域に格納される。つま
り、RAM106におけるデータQおよびPAは所定時
間毎に更新されている。また、回転速度データNe はク
ランク角センサ11の30°CA毎の割込みによって演
算されてRAM106の所定領域に格納される。
【0013】以下、図2の制御回路の動作を説明する。
図3は電気式制御弁8をオン、オフ制御してバイパス空
気量を制御するバイパス空気量制御ルーチンであって、
所定時間たとえば4ms毎に実行される。すなわち、図3
は電気式制御弁8をオン、オフ制御する場合を想定す
る。ステップ301では、RAM106より冷却水温デ
ータTHWを読出し、THW>80℃か否かを判別し、
ステップ302では、燃料カットフラグXFCにより燃
料カット中(XFC= "1" )か否かを判別する。この
結果、THW>80℃(暖機後)かつ燃料カット中のみ
ステップ303に進み、他の場合にはステップ307に
進み、バイパス吸気通路7をオフつまりバイパス空気量
を0とする。なお、燃料カットフラグXFCについては
後述する。
【0014】ステップ303,304では、減速中か否
かを判別する。つまり、ステップ303ではアイドルス
イッチ5がオン(LL= "1" )か否かを判別し、ステ
ップ304ではRAM106より回転速度Ne を読出し
e >1700rpm か否かを判別する。この結果、減速
中(LL= "1" かつNe >1700rpm )のときのみ
ステップ305に進み、他の場合にはステップ307に
進む。
【0015】ステップ305では、大気圧データPAを
RAM106より読出し、PA>650mmHg absか否か
を判別する。つまり、図10に示すように、PA>65
0mmHg abs(平地運転)のときのみ減速時の吸気管負圧
は550mmHgを超えるのでステップ306にてバイパス
吸気通路7をオンにしてバイパス空気量を増大させる。
これにより、吸気管負圧を低減し、オイル消費量の低減
を図る。他方、PA≦650mmHg abs(高地運転)のと
きには、ステップ307に進み、バイパス吸気通路7を
オフにしてバイパス空気量を0とする。これにより、吸
気管負圧の過補正を防止してエンジンブレーキの効きを
よくする。
【0016】そして、ステップ308にてこのルーチン
は終了する。図4は燃料カット設定ルーチンであって、
所定時間たとえば4ms毎に実行される。このルーチンは
図5に示すような燃料カットフラグXFCを設定するた
めのものである。なお、図5において、NC は燃料カッ
ト回転速度、NR は燃料カット復帰回転速度を示し、い
ずれも機関の冷却水温THWによって更新される。
【0017】ステップ401では、アイドルスイッチ5
の出力信号LLが "1" か否か、すなわち、アイドル状
態か否かを判別する。この結果、スロットル弁全閉(L
L="1" )のときのみステップ402〜405のフロ
ーに進む。ステップ402では、RAM106より回転
速度Neを読み出して燃料カット回転速度NC と比較
し、ステップ403では、燃料カット復帰回転速度NR
と比較する。この結果、Ne<NR のときにはステップ
404にて燃料カットフラグXFCを "0" とし、Ne
>NC のときにはステップ405に進み、燃料カットフ
ラグXFCを "1" とする。他方、NR ≦Ne ≦NC
ときには、フラグXFCは以前の状態に保持されること
になる。
【0018】そして、ステップ406にてこのルーチン
は終了する。図6は電気式制御弁8をデューティ比制御
してバイパス空気量を可変に制御するバイパス空気量制
御ルーチンであって、図3のステップ306,307の
代りにステップ601〜605を設けたものである。つ
まり、減速時に大気圧PA>650mmHg abs(平地運
転)のときのみ、ステップ601〜603にて負荷Q/
Nが所定値αとなるように電気式制御弁8のデューティ
比DTをフィードバック制御するが、減速時にあっても
PA≦650mmHg abs(高地運転)のときにはステップ
604にてデューティ比DTを0とし、デューティ比フ
ィードバック制御を禁止する。そして、ステップ605
にてデューティ比DTを駆動回路103にセットし、ス
テップ308にてこのルーチンは終了する。
【0019】図7は本発明に係る内燃機関の吸入空気量
制御装置が適用されるいわゆるD−J式機関の全体概要
図であって、図2のエアフローセンサ3の代りにサージ
タンク6に圧力センサ3′が設けられている。すなわ
ち、この場合には、吸気管負圧は大気圧センサ13の大
気圧PAと吸気圧センサ3′の圧力PMとの差PA−P
Mによって把握できる。従って、図8に示すルーチンで
電気式制御弁7のデューティ比DTを制御する。
【0020】図8においては、図6のステップ601〜
605の代りにステップ801〜805が設けられてい
る。つまり、減速時に大気圧PA>550mmHg abs(平
地運転)のときには、ステップ801〜803によりP
A−PMが600mmHgとなるように電気式制御弁8のデ
ューティ比DTをフィードバック制御するが、減速時に
あってもPA≦650mmHg abs(高地運転)のときには
ステップ804にてデューティ比DTを0とし、デュー
ティ比制御を禁止する。そして、ステップ805にてデ
ューティ比を駆動回路103にセットする。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
気圧が高い平地運転時の減速時には、追加空気を供給し
て吸気管負圧を低減してオイル消費量の低減を図ること
ができ、他方、大気圧が低い高地運転時の減速時には、
吸気管負圧はもともと小さいので追加空気の供給は必要
ないので追加空気の供給を禁止し、この結果、エンジン
ブレーキの効きをよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置が
適用されるいわゆるL−J式機関の全体概略図である。
【図3】図2の制御回路の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】図2の制御回路の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】図4のフローチャートを補足説明するための図
である。
【図6】図2の制御回路の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】本発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置が
適用されるいわゆるD−J式機関の全体概要図である。
【図8】図2の制御回路の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図9】吸気管負圧とオイル消費量との関係を示すグラ
フである。
【図10】大気圧特性及び減速圧特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
3…エアフローメータ 3′…圧力センサ 4…スロットル弁 5…アイドルスイッチ 6…サージタンク 7…バイパス吸気通路 8…電気的制御弁 9…ディストリビュータ 10…制御回路 11,12…クランクセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関が減速状態か否かを判別する減
    速状態判別手段と、 前記機関が減速状態のときに該機関のスロットル弁下流
    の吸気通路に空気を追加供給する追加空気供給手段と、 大気圧が所定値以下か否かを判別する大気圧判別手段
    と、 前記大気圧が前記所定値以下のときに前記追加空気供給
    手段による空気追加を禁止する禁止手段と、 を具備する内燃機関の吸入空気量制御装置。
JP27409291A 1991-10-22 1991-10-22 内燃機関の吸入空気量制御装置 Pending JPH05113141A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27409291A JPH05113141A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 内燃機関の吸入空気量制御装置

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JP27409291A JPH05113141A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 内燃機関の吸入空気量制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05113141A true JPH05113141A (ja) 1993-05-07

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ID=17536873

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JP27409291A Pending JPH05113141A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 内燃機関の吸入空気量制御装置

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JP (1) JPH05113141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0833045A3 (en) * 1996-09-30 1999-11-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling negative pressure in internal combustion engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0833045A3 (en) * 1996-09-30 1999-11-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling negative pressure in internal combustion engine

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