JPH0511272Y2 - - Google Patents

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JPH0511272Y2
JPH0511272Y2 JP1986179764U JP17976486U JPH0511272Y2 JP H0511272 Y2 JPH0511272 Y2 JP H0511272Y2 JP 1986179764 U JP1986179764 U JP 1986179764U JP 17976486 U JP17976486 U JP 17976486U JP H0511272 Y2 JPH0511272 Y2 JP H0511272Y2
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JP
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gear case
machining
gear
center
casting
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はエレベータの巻上機等に用いられる鋳
物材の機械加工に関する。
(従来の技術) 従来、エレベータの巻上機は第4図に示すよう
に減速機1,電磁ブレーキ2、電動機3、駆動用
シーブ4で構成され、それらが座5を介してマシ
ンベツド6に取付けられている。また減速機1
は、第6図のようにその内部で噛合するギヤ7
(本図ではウオームギヤ)およびそのギヤ7、電
磁ブレーキ2、モータ3等を取付けるためのギヤ
ケース8とから成り立つており、モータ3の回転
を減速して駆動用シーブ4に伝達する構造となつ
ている。
この巻上機のギヤケース8は、通常鋳物で作ら
れており、ギヤの噛合い(歯当り、バツクラツ
シ)や電磁ブレーキ2およびモータ3の取付時の
芯出し等が振動・騒音や乗心地に大きく関係する
ため、それらの取付部では、機械加工による精密
な寸法精度が要求される。
この機械加工は上下、左右、前後合せて6面あ
り、精度上また工数低減のため現在マシニングセ
ンター(多機能加工機)にて全加工を行つてい
る。
上記工程は、第7図のようにギヤケース8を
90°横にして(寝かせて)数ケ所を治具9で支持
すると共に上記治具に固定具10で固定した後、
加工しているが、段取りの際はまずマシニングセ
ンターの加工の基準高さy0(高さ方向中心)を決
め、そこから加工代を考慮して、厚さW1,W2
るいは直径dの1/2を上、下方向に割り振りして、
その高さ(y0±W1/2,y2±W2/2等)を計算し、そ れに基いてギヤケースの中心と高さ方向の原点y0
を一致させて固定した後、加工していた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記のような段取作業において第5図に示すよ
うに鋳物のバラツキ等で厚さW1,W2や直径dが
基準寸法より大きいあるいは小さい場合、治具に
固定する場所でいちいち、上、下の2点を測定
し、誤差(α1,α2,……)分の補正をして、中心
線を原点y0合わせなければならず非常に面倒で非
能率的であつた。
本考案は上記の欠点を解消し、機械加工の際の
段取りを極めて容易に行うことのできるギヤケー
スの提供を目的とする。
〔考案の構成〕
(問題を解決するための手段) 本考案はギヤケース型を製作するとき、予めギ
ヤケース機械時の段取を考慮して、例えばギヤケ
ースの加工中心に相当する標点となる凹部または
凸部を要所に設けておき、その型により鋳造して
標点を有した鋳物を造り、機械加工台に載置した
とき、加工中心等の段取を容易にする。
(作用) 上記ギヤケースの加工中心を表わす標点を有す
るギヤケース素材をマニシングセンターに加工治
具等を介して取付けるとき、上記標点を基準とし
て加工位置を定めて固定し、しかる後、機械加工
を施す。
(実施例) 本考案は、ギヤケース型(金型、木型)に機械
加工時に取付基準及び加工基準となる凹部又は凸
部の基準点を要所に設けて鋳造する。
例えば、第1図乃至第3図に示す如く、第1図
のギヤケース8の平面図中心A−A線に沿つて要
所に凸状の基準点11,12と、第2図の側面側
にはウオーム軸の中心を指す基準線B−B線に沿
つて要所に凸状の基準点12,13を設ける。
上記基準点13は第3図C−C線に沿つて設け
られると前記A−A線と、C−C線は一致し、基
準点11,12,13は同中心に位置するように
設けられる。
上記は凸状の基準点としたが凹部または凹凸部
を合せて基準点として構成するかは自由である。
上記構成によればギヤケースの鋳物素材を持つ
てきて機械加工するとき、予め設けられた基準点
11,12,13を基準に機械加工治具に取付
け、または機械の加工台に直に取付けて、マシニ
ングセンター等で加工する。
こうすることにより第4図に示す如く、ギヤケ
ース1の各部肉厚にバラツキがあつても突起物1
1を結んだ線が中心線を示すので、治具に取付の
際はこの突起物の高さy1を加工上の基準高さy0
あわせれば良く、いちいち上、下2点を計算測定
しなくてよいので、極めて容易に段取り作業がで
きる。
(他の実施例) 本実施例では、基準の目標物を突起物11とし
たが、ギヤケースの中心線がわかるものであれ
ば、他のどのような形状であろうと本実施例と全
く同様の効果が得られることはいうまでもない。
またウオームギヤ以外のギヤたとえばヘリカルギ
ヤ等の場合のギヤケースに適用しても全く同様の
効果が得られるのは明白である。
〔考案の効果〕
以上、述べたように本考案によれば巻上機のギ
ヤケースを鋳造する際に鋳型に若干の変更を加
え、中心線の位置を示す、突起物等の目標物を設
けることによつてマシニングセンター等による機
械加工の段取り作業を容易かつ能率的に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のギヤケースの平面図、第2図
は第1図の側面図、第3図は第2図の正面図、第
4図は第1図の加工段取の説明図、第5図はエレ
ベータ巻上機の側面図、第6図は第5図のギヤケ
ースとウオーム歯車の取付関係を示す側面図、第
7図は従来のギヤケース加工段取の説明図であ
る。 1……減速機、7……ウオームギヤ、8……ギ
ヤケース、11,12,13……基準点、y0……
基準高さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鋳物のギヤケースに歯車機構を内設すると共に
    上記歯車機構に軸を介しかつギヤケースに取付け
    られた電動機と、上記軸上に設けられたブレーキ
    装置と、上記歯車機構より出力軸に枢着された駆
    動用シーブを備えた巻上機において、 上記ギヤケースの機械加工基準線上に鋳物成型
    によつて成形された凹部または凸部状の加工基準
    の標点を設けたことを特徴とするエレベータ巻上
    機の鋳物構造。
JP1986179764U 1986-11-25 1986-11-25 Expired - Lifetime JPH0511272Y2 (ja)

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JPS6388672U JPS6388672U (ja) 1988-06-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4217008Y1 (ja) * 1966-07-12 1967-09-30

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