JPH05112307A - 輸液用バツグの製造方法及び装置 - Google Patents

輸液用バツグの製造方法及び装置

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JPH05112307A
JPH05112307A JP3299814A JP29981491A JPH05112307A JP H05112307 A JPH05112307 A JP H05112307A JP 3299814 A JP3299814 A JP 3299814A JP 29981491 A JP29981491 A JP 29981491A JP H05112307 A JPH05112307 A JP H05112307A
Authority
JP
Japan
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bag
nozzle
seal
film
filling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3299814A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Asakura
仁 朝倉
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Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に複数の充填部を持つ輸液バッグの製造
と充填とを単一の機械により行うこと。 【構成】 連続したフィルム10を垂直なノズル13を包む
ように二つ折りにして下方へ移動させ、まずバッグの底
と肩の部分をシールする。ノズル13の下端は分岐部17と
されており、フィルムがこの分岐部17を通過する間にバ
ッグの中央部分をシールして複数の充填部7、8を作
る。そしてバッグの各充填部にノズル13の下端から薬液
を充填したうえ上側の辺をシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックフィルムか
らなり、内部に複数の薬液が区画されて充填されている
医療用の輸液バッグの製造方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムからなる医療用の
輸液バッグはガラス壜に比較して取扱いが容易であるこ
とから近年その需要が増加しつつある。そこで本出願人
はこのような輸液バッグの製造と薬液の充填とを同時に
行う方法を開発し、既に特開平3-162210号、特開平3-16
2211号として提案したところである。これらの公報に記
載の方法により製造される輸液バッグは単一の充填部を
持つものであるが、最近では複数種類の薬液を区画され
た充填部に個別に収納しておき、使用時に混合して患者
に輸液できるような輸液バッグが求められている。
【0003】ところがこのような内部に複数の充填部を
持つ輸液バッグは上記公報の方法では製造することがで
きない。このため止むを得ず複数の空洞部を持つバッグ
の製造のみを成形機で行い、次にこれを充填機にセット
して充填を行い、その後シールして完成品とするという
方法が取られていた。しかしこのような各工程を個別の
機械で行う方法はハンドリングの際にバッグのクリーン
度が低下するおそれがあり、衛生面の不安が残されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、内部に複数の充填部を持つ輸液バ
ッグの製造と充填とを単一の機械により行うことができ
るようにした輸液用バッグの製造方法及び装置を提供す
るために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、連続したフィルムを垂直な
ノズルを包むように二つ折りにして下方へ移動させ、フ
ィルムがノズル部分を通過する間にバッグの底と肩の部
分をシールし、フィルムがノズルの下端の分岐部を通過
する間にバッグの中央部分をシールし、更にバッグの下
側の辺をシールし、中央のシールにより区画されたバッ
グの各部分にノズルの下端から薬液を充填したうえ上側
の辺をシールすることを特徴とする輸液用バッグの製造
方法を要旨とするものである。また上記の課題を解決す
るためになされた第2の発明は、内部に複数の充填パイ
プが収納された垂直なノズルの下端を分岐させ、このノ
ズルの上方に連続したフィルムをノズルを包むように二
つ折りにする折り曲げ手段を設けるとともに、ノズルの
側方に底シール装置と肩シール装置を設け、ノズルの分
岐部の内側にセンターシール装置を設け、ノズルの下方
に辺シール装置を設けたことを特徴とする輸液バッグの
製造装置を要旨とするものである。
【0006】
【実施例】以下にこれらの発明を図示の実施例によって
更に詳細に説明する。図1は本発明の方法によって製造
された輸液バッグを示すもので、1は注出口2を備えた
サドル、3は肩シール部、4はフック5を持つ底シール
部、6はセンターシール部である。輸液バッグの本体部
分はこのセンターシール部6によって複数の充填部7、
8に区画されており、使用時に充填部7を強く押すとセ
ンターシール部6の中央部9が破壊されて充填部7、8
が連通し、複数種類の薬液が混合する構造となってい
る。
【0007】図2は本発明の輸液バッグの製造装置の全
体を示す図であり、ロールから引き出された連続したフ
ィルム10はサドル装着部11を通過する間にその中央に注
出口2を備えたサドル1を接着され、ローラ12を通過し
たのち垂直なノズル13の上端から下方へ移動する。なお
フィルム10の移動は間欠的である。
【0008】図2、図3に示されるように、垂直なノズ
ル13の上方には連続したフィルム10をノズル13を包むよ
うに二つ折りにするための折り曲げ手段14が設けられて
おり、またノズル13の側方には底シール装置15と肩シー
ル装置16を設けてある。また本発明ではノズル13はその
下端が分岐させてあり、この分岐部17の内側にセンター
シール装置18を設けてある。更にノズル13の下方には辺
シール装置19と、フィルム引下げ装置20と、カット装置
21とが設けられている。
【0009】図2に示すように、折り曲げ手段14はロー
ラ12とローラ12a とからなり、ローラ12を通過したフィ
ルム10を注出口2を外側としてノズル13を包むようにフ
ィルムの幅方向に二つ折りにする。図4に示すように、
底シール装置15は開閉可能な一対の縦長のヒートシール
ヘッド22、22を備えたもので、二つ折りにされたフィル
ム10がノズル13の部分を通過する間にバッグの底になる
部分をシールし、図1に示す底シール部4を形成する。
図5に示すように、肩シール装置16も開閉可能な一対の
縦長のヒートシールヘッド23、23を備えたもので、バッ
グの肩になる部分をシールして図1に示す肩シール部3
を形成する。
【0010】図6に示されるセンターシール装置18は、
開閉可能な一対の縦長のヒートシールヘッド24、24から
なることは底シール装置15や肩シール装置16と同様であ
るが、図3に示されるようにノズル13の下端の分岐部17
の内側に設置されている点に特徴がある。このため、セ
ンターシール装置18はフィルム10がノズル13の分岐部17
を通過する間にバッグの中央部分をシールし、図1に示
すセンターシール部6を形成することができる。
【0011】ノズル13はその内部に垂直方向に延びる複
数の充填パイプ25、26を収納している。これらの充填パ
イプ25、26は下端の分岐部17を貫通し、その下方に開口
している。
【0012】ノズル13の下方には、図3、図7に示す辺
シール装置19が設けられている。この辺シール装置19は
その他のシール装置が縦長のヒートシールヘッドを備え
ていたのに対して、水平方向に長い一対のヒートシール
ヘッド27、27を備えている。この辺シール装置19はバッ
グの辺(図1では上下の辺)をシールするためのもので
ある。
【0013】図8と図9は辺シール装置19の更に下方に
設けられたフィルム引下げ装置20を示し、図10はカット
装置21とを示している。フィルム引下げ装置20は一対の
保持具28によってバッグの肩側と底側の耳をつかみ、シ
リンダ29によってバッグ1枚の幅(図1では高さ)に相
当する距離だけフィルム10を引き下げるものである。こ
のフィルム引下げ装置20によって、連続したフィルム10
の全体が1ピッチだけ移動することとなる。またカット
装置21は引き下げられたバッグの上方の辺をヒータ30に
より切断するためのものである。
【0014】
【作用】このように構成された本発明の装置の作動をま
とめると、まず連続したフィルム10にサドル1を取り付
けたうえ、注出口2が外側となるようにフィルム10を折
り曲げ手段14によってノズル13を包むように二つ折りに
する。そしてフィルム10を下方へ移動させながら、まず
底シール装置15と肩シール装置16とによってバッグの底
と肩の部分をシールする。次にフィルム10がノズル13の
下端の分岐部17を通過する間に、センターシール装置18
によってバッグの中央部分をシールし、複数の充填部
7、8を形成する。そして辺シール装置19によってバッ
グの下側の辺をシールするとともに、ノズル13の分岐部
17の下端からノズル13の内部に収納されていた充填パイ
プ25、26を通じてセンターシール部6により区画された
バッグの各部分に別々の薬液を充填する。
【0015】このようにして充填部7、8にそれぞれ薬
液が注入されたら、フィルム引下げ装置20がバッグを1
ピッチ分引下げ、辺シール装置19がバッグの上辺をシー
ルする。このときにはバッグは連続したフィルム10から
切り離されていないので、辺シール装置19は引下げられ
たバッグの上辺をシールすると同時に、その直上のバッ
グの下辺を同時にシールすることとなる。その後カット
装置21が充填済みのバッグを切断し、完成品となる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
内部に複数の充填部を持つ輸液バッグを同一の機械で連
続的に製造、充填することができ、バッグの成形、充
填、シールをそれぞれ別個の機械で行っていた従来の方
法に比較して、製造された輸液バッグのクリーン度を極
めて高いレベルに維持することができる。なお実施例で
は2つの充填部を持つ輸液バッグについて説明したが、
3つ以上の充填部を持つ輸液バッグも同様の方法で製造
することができる。そしてこのようにして製造された輸
液バッグは、使用の直前に複数種類の薬液を容易に混合
させることができる利点がある。よって本発明は従来の
問題点を解消した輸液用バッグの製造方法及び装置とし
て、業界に寄与するところは極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により製造された輸液用バッグの
斜視図である。
【図2】本発明の装置の全体を示す正面図である。
【図3】本発明の装置の要部を示す斜視図である。
【図4】底シール装置の平面図である。
【図5】肩シール装置の平面図である。
【図6】センターシール装置の平面図である。
【図7】辺シール装置の平面図である。
【図8】引下げ装置の平面図である。
【図9】引下げ装置とカット装置の正面図である。
【図10】カット装置の平面図である。
【符号の説明】
6 センターシール部 7 充填部 8 充填部 10 連続したフィルム 13 垂直なノズル 14 折り曲げ手段 15 底シール装置 16 肩シール装置 17 分岐部 18 センターシール装置 19 辺シール装置 25 充填パイプ 26 充填パイプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続したフィルムを垂直なノズルを包む
    ように二つ折りにして下方へ移動させ、フィルムがノズ
    ル部分を通過する間にバッグの底と肩の部分をシール
    し、フィルムがノズルの下端の分岐部を通過する間にバ
    ッグの中央部分をシールし、更にバッグの下側の辺をシ
    ールし、中央のシールにより区画されたバッグの各部分
    にノズルの下端から薬液を充填したうえ上側の辺をシー
    ルすることを特徴とする輸液用バッグの製造方法。
  2. 【請求項2】 内部に複数の充填パイプが収納された垂
    直なノズルの下端を分岐させ、このノズルの上方に連続
    したフィルムをノズルを包むように二つ折りにする折り
    曲げ手段を設けるとともに、ノズルの側方に底シール装
    置と肩シール装置を設け、ノズルの分岐部の内側にセン
    ターシール装置を設け、ノズルの下方に辺シール装置を
    設けたことを特徴とする輸液バッグの製造装置。
JP3299814A 1991-10-18 1991-10-18 輸液用バツグの製造方法及び装置 Withdrawn JPH05112307A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100340454C (zh) * 2005-05-13 2007-10-03 湖南千山制药机械股份有限公司 防粘合的液-固类非pvc膜大输液多室袋灌装方法
JP2010105747A (ja) * 2010-02-17 2010-05-13 Ajinomoto Co Inc 医療用薬液封入用の可撓性容器用ロール
CN102642630A (zh) * 2012-05-07 2012-08-22 山东新华医疗器械股份有限公司 袋尾灌装非pvc膜输液软袋全自动制袋灌封机
CN103010500A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 四川科伦药业股份有限公司 一种输液软袋包装药液的加工生产线
CN104443550A (zh) * 2014-11-28 2015-03-25 山东新华医疗器械股份有限公司 非pvc膜制袋灌封生产线及薄膜分离预压组件

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107