JPH051120U - 摺動型接点電子部品 - Google Patents

摺動型接点電子部品

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Publication number
JPH051120U
JPH051120U JP5565091U JP5565091U JPH051120U JP H051120 U JPH051120 U JP H051120U JP 5565091 U JP5565091 U JP 5565091U JP 5565091 U JP5565091 U JP 5565091U JP H051120 U JPH051120 U JP H051120U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating substrate
conductor
slider
conductor portion
sliding contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP5565091U
Other languages
English (en)
Inventor
清仁 中川
進 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5565091U priority Critical patent/JPH051120U/ja
Publication of JPH051120U publication Critical patent/JPH051120U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、導体部と絶縁基板との間を電
気的に確実に区切る。 【構成】 絶縁基板20の表面に摺動子26が摺接する
導体部22を形成する。この導体部22の表面と摺動子
軌跡上の絶縁基板表面とを同一平面上に位置させ、上記
導体部の摺接端部32と絶縁基板20との間に、摺動子
26の接触部より幅の小さい空隙部30を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スイッチやエンコーダ等、摺動子と導体部とが摺接することによ り電気的信号を取り出す摺動型接点電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば従来のロータリースイッチ等の接点は、図3に示すように、絶縁基板1 0上に銅箔等の導体部12が形成され、摺動子14は、この絶縁基板10の表面 から導体部12の表面の間を摺動する。また、図4に示すように、導体部12と 絶縁基板10との間に段差がないように、導体部12を絶縁基板10の表面と面 一に形成したスイッチ部材もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術の図3に示すものの場合、導体部は絶縁基板10の上に形成さ れているため、摺動子14がその段差部に当たり導体部12および摺動子14の 接触部が摩耗しやすいと言う問題があった。しかも、この摩耗により導体粉16 が絶縁基板10上に延びて、摺動子14が導体部から絶縁基板10上に移行する 際に、図5(B)に示すように、信号にチャタリングが生じるという問題があっ た。さらに、摺動子14が導体部12との間でオン、オフする際アーク放電が生 じ、これが繰り返されると、導体部12が僅かながら溶融して、図3(B)に示 すように、導体部12が絶縁基板10の方に延びてしまうという問題もあった。 さらに、これによって図5(C)に示すように、摺動子のオン、オフ位置が導体 部12の境界線からずれてしまい、微妙な位置を検出しているエンコーダ等の接 点部材にとっては大きな問題であった。特にロータリーエンコーダ等の回転型の 接点部材にとっては、上記のような僅かな位置ずれであっても、角度位置の検出 誤差となって現われ、装置を小型化すればするほど上記位置ずれは大きな角度誤 差となって現われるという問題があった。
【0004】 また、上記従来の技術の図4に示すものにおいても、長期間の使用によって、 絶縁基板10の表面に導体粉等が延びたり、アーク放電による導体部の溶融延び が生じてくるため、上述の接点位置とオンオフのタイミング誤差が生じるという 問題があった。
【0005】 この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、簡単な構成で 、導体部と絶縁基板との間を電気的に確実に区切ることができる摺動型接点電子 部品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、絶縁基板表面に摺動子が摺接する導体部を形成し、この導体部の 表面と摺動子軌跡上の絶縁基板表面とを同一平面上に位置させ、上記導体部の摺 接端部と絶縁基板との間の絶縁基板表面に摺動子の接触部より幅の小さい空隙部 を設けた摺動型接点電子部品である。
【0007】
【作用】
この考案の摺動型接点電子部品は、上記導体部と絶縁基板表面との間に空隙部 を設け、摺動子の摺動方向に対して、導体部と絶縁基板表面との間で絶縁が確実 になされるようにしたものである。
【0008】
【実施例】
以下この考案の一実施例について図1、図2に基づいて説明する。この実施例 の摺動接点型電子部品は、絶縁樹脂を成形した絶縁基板20の表面に所定のパタ ーンに導体部22が形成されている。この導体部22は金属板を打ち抜いて形成 され、その表面位置と絶縁基板20の表面とが面一になるように、絶縁基板20 の表面に埋め込まれている。導体部22は、絶縁基板20の中央の透孔24と同 心的な円弧状に形成され、摺動子26が回動して接触するように形成されている 。絶縁基板20の一端縁部には、上記導体部22を形成する金属板と一体に成形 されたターミナル部28が設けられ、各ターミナル部28は各導体部22と絶縁 基板20内で一体的に各々接続している。
【0009】 摺動子26が接触する導体部22には、絶縁基板20の表面と導体部22の各 摺接端部32との間に、摺接端部32に接して絶縁基板20の表面から内側に形 成された空隙部30が設けられている。この空隙部30は、摺動子26の接触部 のRと比べて摺動方向に極めて狭い幅のスリットであり、摺動子26の摺動時に 段差を感じさせない程度のものである。
【0010】 この実施例の摺動型接点電子部品の製造方法は、まず、金属板を導体部22お よびターミナル部28の形状に打ち抜き、所定の形にプレスして折り曲げる。そ して、この導体部22等を形成する金属板のフレームを成形金型内に固定し、絶 縁基板20をインサート成形する。このインサート成形のとき、導体部22の表 面位置は、絶縁基板20の表面と面一になるように位置決めするとともに、導体 部22の両端部に、空隙部30を形成するための金型の一部分を位置させて、成 形を行なう。
【0011】 この実施例の摺動型接点電子部品は、摺動子26が摺動することにより、導体 部22等の導体粉が、絶縁基板20の表面の摺動子26の摺動軌跡上に付着して も、空隙部30により絶縁基板20の表面と導体部22とは完全に絶縁されてお り、導体部22の切れ目で確実にオン、オフがなされるものである。しかも、金 型で絶縁基板20を成形する際に、導体部22等をインサート成形し、空隙部3 0も形成するので、極めて効率良く製造することができる。
【0012】 なお、この考案の摺動型接点電子部品は、摺動子は摺接する絶縁基板表面と導 体部との間に空隙部が形成されていればよく、摺動子の形状や摺動方向は問わな い。また、その用途は、スイッチやエンコーダその他接点が摺動するものすべて に利用できるものである。また、導体部は、銅箔や導電塗料を印刷したものでも よく、絶縁基板も導体部表面と面一になるように摺動子の摺動軌跡上を高く形成 したものでもよい。さらに導体部の形成は、熱可塑性樹脂で絶縁基板を形成し、 絶縁基板の表面が柔らかいうちに銅箔パターンで形成した導体部をはめ込み、硬 化させ、摺接端部の先端をわずかにエッチングして空隙部を形成するものでもよ く、その製造方法は問わない。
【0013】
【考案の効果】
この考案の摺動型接点電子部品は、絶縁基板とその表面の導体部の先端縁に空 隙部を形成したので、摺動子が摺動することにより、導体部等の導体粉が、絶縁 基板の表面の、摺動子摺動軌跡上に付着しても、絶縁基板の表面と導体部とは完 全に絶縁状態が維持され、導体部の切れ目で確実にオン、オフがなされる。また 、摺動子の摺動によるアーク放電により、導体部がわずかに溶けて先端部に延び てきても、空隙部に入り込み、それ以上摺動子の摺動方向に導体部が延びること はなく、従来の技術のように、摺動位置とオン、オフ時とのす゛れは生じない。 従って、小型化された接点部品であっても、精度が高く耐久性も十分なものにす ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の絶縁基板と摺動子の接触
部を示す部分断面図である。
【図2】この実施例の絶縁基板の斜視図である。
【図3】従来の技術の絶縁基板と摺動子の接触部を示す
部分断面図である。
【図4】従来の技術の他の絶縁基板と摺動子の接触部を
示す部分断面図である。
【図5】従来の技術の接点位置とオンオフ波形を示す図
である。
【符号の説明】
10,20 絶縁基板 12,22 導体部 14,26 摺動子 30 空隙部 32 摺接端部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 絶縁基板表面に導体部が形成され、この
    導体部表面を摺動子が摺接する摺動型接点電子部品にお
    いて、上記導体部の表面と上記摺動子の摺動軌跡上の絶
    縁基板表面とを同一平面上に位置させ、上記導体部の摺
    接端部と絶縁基板との間に摺動子の接触部より幅の小さ
    い空隙部を設けたことを特徴とする摺動型接点電子部
    品。
JP5565091U 1991-06-21 1991-06-21 摺動型接点電子部品 Pending JPH051120U (ja)

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JP5565091U JPH051120U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 摺動型接点電子部品

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JP5565091U JPH051120U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 摺動型接点電子部品

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JPH051120U true JPH051120U (ja) 1993-01-08

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ID=13004708

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JP5565091U Pending JPH051120U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 摺動型接点電子部品

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