JP3780185B2 - 電気部品、並びに電気部品の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はスイッチや可変抵抗器等の面実装型に適した電気部品、並びに電気部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気部品の構成を図10〜図13に基づいて説明すると、図10,図11はプッシュスイッチからなる電気部品を示し、図10,図11に示すように、絶縁材である合成樹脂の成型品からなる筺体51は、底板である平板状の基体52と、この基体52に結合されて基体52の上面を囲むように、基体52の外周部から上方に突出した側壁53とを有する。
【0003】
金属板からなる第1の端子54は、接点部となる上部導体54aと、この上部導体54aの一端から下方に直角に折り曲げられた折り曲げ部54bと、この折り曲げ部54bの一端から直角に折り曲げられて、上部導体54aと反対方向に延びる下部導体54cと、この下部導体54cの一端から上方に直角に折り曲げられた端子部54dとを有する。
【0004】
そして、上部導体54aと下部導体54cとが段差を持って形成された第1の端子54は、筺体51の基体52に埋設されて取り付けられ、第1の端子54が埋設された際、上部導体54aの下部と下部導体54cの上部には、基体52の一部が位置すると共に、上部導体54aの上部が基体52の上面から露出し、また、下部導体54cの下部が基体52の下面から露出し、且つ、端子部54dが基体52の端部から突出した状態で、側壁53に沿って上方に位置して露出されている。
【0005】
金属板からなる第2の端子55は、接点部となるコ字状の上部導体55aと、この上部導体55aの中央部から下方に直角に折り曲げられた折り曲げ部55bと、この折り曲げ部55bの一端から直角に折り曲げられて、上部導体55aと反対方向に延びる下部導体55cと、この下部導体55cの一端から上方に直角に折り曲げられた端子部55dとを有する。
【0006】
そして、上部導体55aと下部導体55cとが段差を持って形成された第2の端子55は、筺体51の基体52に埋設されて取り付けられ、第2の端子55が埋設された際、上部導体55aの下部と下部導体55cの上部には、基体52の一部が位置すると共に、上部導体55aの上部が基体52の上面から露出し、また、下部導体55cの下部が基体52の下面から露出し、且つ、端子部55dが基体52の端部から突出した状態で、側壁53に沿って上方に位置して露出されている。
【0007】
また、第1,第2の端子54,55が基体52に埋設された際、第1の端子54の上部導体54aは、基体52の中央部の上面から露出すると共に、第2の端子部55の上部導体55aは、基体52の周辺に位置する上面から露出した状態となっている。
【0008】
金属の板バネからなる可動接点56は、円形でドーム状をなし、この可動接点56は、側壁53内に収納された状態で、基体52の上面に配設されて、外周部の下部が第2の端子55の上面導体55cに接触すると共に、中央部が第1の端子54の上部導体54cに対向した状態となって、プッシュスイッチSが形成されている。
【0009】
そして、このプッシュスイッチSは、可動接点56の中央部が押圧されると、可動接点56が反転動作して、可動接点56の中央部が上部導体54cに接触して、第1,第2の端子54,55間がON状態となる。
また、可動接点56の押圧を解除すると、可動接点56が自己復帰して、可動接点56の中央部が上部導体54cから離れて、第1,第2の端子54,55間がOFF状態となる。
このような動作によって、プッシュスイッチSの操作が行われるようになっている。
【0010】
また、このような構成を有するプッシュスイッチSの第1,及び第2の端子54,55は、それぞれ同じ厚さの金属板を打ち抜き、折り曲げすることによって形成されており、そのため、上部導体54a、55aと、折り曲げ部54b、55b、と、下部導体54c、55cと、端子部54d、55dとの厚みが同じ厚さで形成されたものとなっている。
【0011】
更に、第1,第2の端子54,55の折り曲げ部54b、55bは、上部導体54a、55aの下部と下部導体54c、55cの上部との間隔が金属板の厚みの1/2以上の長さを有するように形成されている。
このため、例えば、第1の端子54の上下間の厚さは、上部、下部導体54a,54cの厚さに相当する2倍の金属板の厚さと、折り曲げ部54bの位置における1/2の金属板の厚さとが必要である。
即ち、第1,第2の端子54,及び55の上下間の厚さは、金属板の厚みの2.5倍必要となり、従って、基体52の厚みが厚くなるものであった。
【0012】
このような構成を有するプッシュスイッチSは、図10に示すように、基部52の下面と第1,第2の端子54,55の下部導体54c、55cの下部が、プリント基板57の上面に載置されて、プリント基板57上に面実装されて取り付けられている。
そして、この面実装は、プリント基板57に形成された導電パターン(図示せず)上に塗布されたクリーム半田(図示せず)上に、下部導体54c、55cと端子部54d、55dとを載置し、この状態で、加熱炉に搬送して、クリーム半田を溶かすことによって、プッシュスイッチSがプリント基板57に面実装されている。
【0013】
また、図12,図13は可変抵抗器からな電気部品を示し、図12,図13に示すように、絶縁材である合成樹脂の成型品からなる基体62は、平板状で形成されている。
【0014】
金属板からなる複数の端子63は、接続部となる上部導体63aと、この上部導体63aの一端から下方に直角に折り曲げられた折り曲げ部63bと、この折り曲げ部63bの一端から直角に折り曲げられて、上部導体63aと反対方向に延びる下部導体63cと、この下部導体63cの一端から上方に直角に折り曲げられた端子部63dとを有する。
【0015】
そして、上部導体63aと下部導体63cとが段差を持って形成された複数の端子63は、基体62に埋設されて取り付けられ、端子63が埋設された際、上部導体63aの下部と下部導体63cの上部には、基体62の一部が位置すると共に、上部導体63aの上部が基体62の上面から露出し、また、下部導体63cの下部が基体62の下面から露出し、且つ、端子部63dが基体22の端部から突出した状態で、基体62の端面に沿って上方に位置して露出されている。
【0016】
また、基体62の表面には、基体62から露出した上面導体63aに導通した状態で、抵抗体64が設けられ、ここでは図示しないが、この抵抗体64に摺動子が摺接するように構成されて、可変抵抗器Tが形成されている。
【0017】
そして、この可変抵抗器Tは、摺動子が回転すると、摺動子が抵抗体64上を摺動して、端子63と摺動子から取り出された中間端子(図示せず)との間で、変化した抵抗値を取り出すようになって、可変抵抗器Tの操作が行われるようになっている。
【0018】
また、このような構成を有する可変抵抗器Tの複数の端子63は、それぞれ同じ厚さの金属板を打ち抜き、折り曲げすることによって形成されており、そのため、上部導体63と、折り曲げ部63bと、下部導体63cと、端子部63dとの厚みが同じ厚さで形成されたものとなっている。
【0019】
更に、端子63の折り曲げ部63bは、上部導体63aの下部と下部導体63cの上部との間隔が金属板の厚みの1/2以上の長さを有するように形成されている。
このため、端子63の上下間の厚さは、上部、下部導体63a、63cの厚さに相当する2倍の金属板の厚さと、折り曲げ部63bの位置における1/2の金属板の厚さとが必要である。
即ち、端子63の上下間の厚さは、金属板の厚みの2.5倍必要となり、従って、基体62の厚みが厚くなるものであった。
【0020】
このような構成を有する可変抵抗器Tは、図12に示すように、基部62の下面と端子63の下部導体63cの下部が、プリント基板65の上面に載置されて、プリント基板65上に面実装されて取り付けられている。
そして、この面実装は、プリント基板65に形成された導電パターン(図示せず)上に塗布されたクリーム半田(図示せず)上に、下部導体63cと端子部63dとを載置し、この状態で、加熱炉に搬送して、クリーム半田を溶かすことによって、可変抵抗器Tがプリント基板65に面実装されている。
【0021】
次に、図10,図11に示したプッシュスイッチSの製造方法を図14,図15に基づいて説明すると、所定の厚みを有する金属板からなるフープ材66が搬送され、図14に示すように、第1の工程で、フープ材66が打ち抜き加工される。
この第1の工程によって、フープ材66に連結された第1の端子54用の第1突片67と、フープ材66に連結された第2の端子55用の先端がコ字状をなした第2突片68とを形成する。
【0022】
次に、図14に示すように、第2の工程で、一点鎖線A1の位置で折り曲げ加工を行う。
すると、第1,第2の端子54,55を形成するための第1,第2突片67,68は、図10に示すような状態に、折り曲げられた状態となる。
【0023】
次に、図15に示すように、第3の工程で、絶縁材の成型加工を行って、第1,第2突片67,68を埋設した後、一点鎖線A2の位置で切断する。
すると、図10に示すように、第1,第2の端子54,55の段差を持って形成された上部導体54a、55aと下部導体54c、55cとが基体52に埋設されると共に、基体52から側壁53が突出して形成された構成となる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気部品は、所定の厚みを有する金属板が打ち抜き、折り曲げされて、金属板と同じ厚みを有する上部導体54aと、金属板と同じ厚みを有する下部導体54cとを有して端子54が形成され、この上部、下部導体54a、54cが折り曲げ部54bと共に基体52に埋設されて構成された電気部品、及びその製造方法であるため、基体52の厚さが厚く、薄型の電気部品が得られないという問題がある。
【0025】
そこで、本発明は薄型で、特に、面実装に適した電気部品、並びに電気部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、金属材からなる端子と、この端子を埋設する絶縁材からなる平板状の基体とを備え、前記端子は、端子部と、この端子部に繋がり、前記端子部の厚みより薄い下部導体と、前記端子部の厚みより薄く、前記下部導体に繋がった状態で、前記下部導体と段差を持って形成された上部導体とを有し、前記端子部、前記下部導体の下部、及び前記上部導体の上部が露出した状態で、前記下部導体の上部と前記上部導体の下部とに前記基体の一部を設けて、前記端子が前記基体に埋設され、前記下部導体の下部が前記端子部の下部よりも下方に、前記端子部の1/2以下の厚みの範囲で突出して、前記下部導体の下部と前記端子部の下部との間に隙間を持たせた構成とした。
【0027】
また、第2の解決手段として、前記端子部が前記基体の端部から突出した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みの範囲内に位置した構成とした。
【0028】
また、第4の解決手段として、前記下部導体の下部と前記基体の下面とが面一に形成されると共に、前記上部導体の上部と前記基体の上面とが面一に形成された構成とした。
また、第5の解決手段として、前記端子部、前記下部導体、及び前記上部導体を備えた少なくとも2個以上の前記端子が前記基体に埋設された構成とした。
【0029】
また、第6の解決手段として、少なくとも2個の前記端子間が絶縁された状態で前記基体に埋設された構成とした。
また、第7の解決手段として、前記基体に結合されて前記基体の上面を囲むように、前記基体の外周部から上方に突出した絶縁材からなる側壁を有し、この側壁内には、金属板からなるドーム状の可動接点が配設され、この可動接点は、前記基体の上面に露出した第1の前記端子の上部導体、或いは、第2の前記端子の前記上部導体に接離するようにしてスイッチが構成された。
【0030】
また、第8の解決手段として、金属材からなる端子は、所定の厚みを有する端子部と、この端子部に繋がり、潰し加工によって、前記端子部より厚みが薄く形成された下部導体と、この下部導体と段差を持って繋がり、潰し加工によって、前記端子部より厚みが薄く形成された上部導体とを有し、前記端子は、成型によって形成された絶縁材からなる平板状の基体に埋設されて、前記端子部、前記下部導体の下部、及び前記上部導体が露出した状態で、前記下部導体の上部と前記上部導体の下部とに前記基体の一部を設け、前記下部導体の下部が前記端子部の下部よりも下方に、前記端子の1/2以下の厚みの範囲で突出して、前記下部導体の下部と前記端子部の下部との間に隙間を持たせた状態で、前記端子が前記基体に埋設された製造方法とした。
【0031】
また、第9の解決手段として、前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みの範囲内に位置した状態で、前記端子が前記基体に埋設された製造方法とした。
【0032】
また、第10の解決手段として、前記下部導体の下部と前記基体の下面とが面一に形成されると共に、前記上部導体の上部と前記基体の上面とが面一に形成された状態で、前記端子が前記基体に埋設された製造方法とした。
また、第11の解決手段として、前記端子部、前記下部導体、及び前記上部導体を備えた少なくとも2個以上の前記端子が前記基体に埋設された製造方法とした。
【0033】
また、第12の解決手段として、前記端子は線材で形成されると共に、前記端子部の厚みが前記線材の厚みで構成されて、前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みより薄く形成された製造方法とした。
また、第13の解決手段として、前記端子は板材で形成されると共に、前記端子部の厚みが前記板材の厚みで構成されて、前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みより薄く形成された製造方法とした。
【0034】
また、第14の解決手段として、前記端子は、板材のフープ材を打ち抜き加工する第1の工程と、潰し加工によって、互いに段差を持った前記下部導体と前記上部導体とを形成する第2の工程と、トリミング加工によって、前記下部導体と前記上部導体とを所定の形状にする第3の工程と、形成加工によって、前記端子を前記基体に埋設する第4の工程とを備えた製造方法とした。
また、第15の解決手段として、前記下部導体、又は/及び前記上部導体が形成される突片からなる加工部の幅方向の中央部には孔が設けられ、前記加工部が潰し加工されるようにした製造方法とした。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の電気部品、並びに電気部品の製造方法の図面を説明すると、図1は本発明の電気部品の第1実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合の要部断面図、図2は本発明の電気部品の第1実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合の平面図、図3は本発明の電気部品の第2実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合の要部断面図、図4は本発明の電気部品の第3実施例に係り、可変抵抗器に適用した場合の要部断面図、図5は図4の5−5線における断面図である。
【0036】
また、図6は本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第1の工程を示す説明図、図7は本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第2の工程を示す説明図、図8は本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第3の工程を示す説明図、図9は本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第4の工程を示す説明図である。
【0037】
次に、本発明の電気部品の第1実施例の構成を図1、図2に基づいて説明すると、図1,図2はプッシュスイッチからな電気部品を示し、図1,図2に示すように、絶縁材である合成樹脂の成型品からなる筺体1は、底板である平板状の基体2と、この基体2に結合されて基体2の上面を囲むように、基体2の外周部から上方に突出した側壁3とを有する。
【0038】
金属板からなる第1の端子4は、接点部となる上部導体4aと、この上部導体4aの一端から下方に突き出された連結部4bと、この連結部4bに連結されて、上部導体4aと反対方向に延びる下部導体4cと、この下部導体4cの一端に設けられた端子部4dとを有する。
【0039】
また、上部導体4aと下部導体4cのそれぞれの厚みは、端子部4dの厚みより薄く形成されると共に、上部導体4aと下部導体4cは、互いに段差を持って形成され、更に、上部導体4aと下部導体4cは、端子部4dの厚みの範囲内に位置した状態となっている。
【0040】
そして、上部導体4aと下部導体4cとが段差を持って形成された第1の端子4は、筺体1の基体2に埋設されて取り付けられ、第1の端子4が埋設された際、上部導体4aの下部と下部導体4cの上部には、基体2の一部が位置すると共に、上部導体4aの上部が基体2の上面から露出し、また、下部導体4cの下部が基体2の下面から露出し、且つ、端子部4dが基体2の端部から突出した状態で露出されている。
【0041】
また、第1の端子4が埋設された際、上部導体4aの上部と端子部4dの上部とが基体2の上面と面一に形成されると共に、下部導体4cの下部と端子部4dの下部とが基体2の下面と面一に形成されている。
【0042】
金属板からなる第2の端子5は、接点部となるコ字状の上部導体5aと、この上部導体5aの中央部から下方に突き出された連結部5bと、この連結部5bに連結されて、上部導体5aと反対方向に延びる下部導体5cと、この下部導体5cの一端に設けられた端子部5dとを有する。
【0043】
また、上部導体5aと下部導体5cのそれぞれの厚みは、端子部5dの厚みより薄く形成されると共に、上部導体5aと下部導体5cは、互いに段差を持って形成され、更に、上部導体5aと下部導体5cは、端子部5dの厚みの範囲内に位置した状態となっている。
【0044】
そして、上部導体5aと下部導体5cとが段差を持って形成された第2の端子5は、筺体1の基体2に埋設されて取り付けられ、第2の端子5が埋設された際、上部導体5aの下部と下部導体5cの上部には、基体2の一部が位置すると共に、上部導体5aの上部が基体2の上面から露出し、また、下部導体5cの下部が基体2の下面から露出し、且つ、端子部5dが基体2の端部から突出した状態で露出されている。
【0045】
また、第2の端子5が埋設された際、上部導体5aの上部と端子部5dの上部とが基体2の上面と面一に形成されると共に、下部導体5cの下部と端子部5dの下部とが基体2の下面と面一に形成されている。
【0046】
また、第1,第2の端子4,5が基体2に埋設された際、第1の端子4の上部導体4aは、基体2の中央部の上面から露出すると共に、第2の端子部5の上部導体5aは、基体2の周辺に位置する上面から露出した状態となっている。
【0047】
金属の板バネからなる可動接点6は、円形でドーム状をなし、この可動接点6は、側壁3内に収納された状態で、基体2の上面に配設されて、外周部の下部が第2の端子5の上面導体5cに接触すると共に、中央部が第1の端子4の上部導体4cに対向した状態となって、プッシュスイッチSが形成されている。
【0048】
そして、このプッシュスイッチSは、可動接点6の中央部が押圧されると、可動接点6が反転動作して、可動接点6の中央部が上部導体4cに接触して、第1,第2の端子4,5間がON状態となる。
また、可動接点6の押圧を解除すると、可動接点6が自己復帰して、可動接点6の中央部が上部導体4cから離れて、第1,第2の端子4,5間がOFF状態となる。
このような動作によって、プッシュスイッチSの操作が行われるようになっている。
【0049】
また、このような構成を有するプッシュスイッチSの第1,及び第2の端子4,5は、それぞれ同じ厚さの素材である金属板を打ち抜き、及び潰し加工することによって形成されて、端子部4d、5dは、素材である金属板の厚みと同じ厚さで形成されたものとなっている。
更に、第1,第2の端子4,5は、板厚が0.1〜1.0mm程度の金属板から形成され、上部導体4a、5a、及び下部導体4c、5cのそれぞれの厚みは、金属板の厚みのほぼ1/2程度で形成されたものとなっている。
【0050】
このような構成を有するプッシュスイッチSは、図1に示すように、基部2の下面と第1,第2の端子4,5の下部導体4c、5cの下部が、プリント基板7の上面に載置されて、プリント基板7上に面実装されて取り付けられている。
そして、この面実装は、プリント基板7に形成された導電パターン(図示せず)上に塗布されたクリーム半田(図示せず)上に、下部導体4c、5cと端子部4d、5dとを載置し、この状態で、加熱炉に搬送して、クリーム半田を溶かすことによって、プッシュスイッチSがプリント基板7に面実装されている。
【0051】
また、図3は本発明の電気部品の第2実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合を示し、この第2実施例は、第1,第2の端子4,5の下部導体4c、5cのそれぞれの下部が端子部4d、5dのそれぞれの下部よりも下方に、端子部4a、5a(素材となる金属板)の1/2以下の厚みの範囲で突出して、下部導体4c、5cの下部と端子部4d、5dの下部との間に隙間Gを持たせたものである。
更に、この第2実施例では、上部導体5aの上部が基体2の上面と面一に形成されると共に、下部導体5cの下部が基体2の下面と面一に形成されている。
【0052】
その他の構成は、上記第1実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
そして、この隙間Gが端子部4d、5dの下部と導電パターンとの間の半田溜まりとなって、両者の半田付けが一層確実にできる。
【0053】
また、図4、図5は本発明の電気部品の第3実施例に係り、可変抵抗器に適用した場合を示し、この第3実施例において、絶縁材である合成樹脂の成型品からなる基体12は、平板状で形成されている。
【0054】
金属板からなる複数の端子13は、接続部となる上部導体13aと、この上部導体13aの一端から下方に突き出された連結部13bと、この連結部13bに連結され、上部導体13aと反対方向に延びる下部導体13cと、この下部導体13cの一端に設けられた端子部13dとを有する。
【0055】
また、上部導体13aと下部導体13cのそれぞれの厚みは、端子部13dの厚みより薄く形成されると共に、上部導体13aと下部導体13cは、互いに段差を持って形成され、更に、上部導体13aと下部導体13cは、端子部13dの厚みの範囲内に位置した状態となっている。
【0056】
そして、上部導体13aと下部導体13cとが段差を持って形成された端子13は、基体12に埋設されて取り付けられ、端子13が埋設された際、上部導体13aの下部と下部導体13cの上部には、基体12の一部が位置すると共に、上部導体13aの上部が基体12の上面から露出し、また、下部導体13cの下部が基体12の下面から露出し、且つ、端子部13dが基体12の端部から突出した状態で露出されている。
【0057】
また、端子13が埋設された際、上部導体13aの上部と端子部13dの上部とが基体12の上面と面一に形成されると共に、下部導体13cの下部と端子部13dの下部とが基体12の下面と面一に形成されている。
【0058】
また、端子13は、素材である金属板を打ち抜き、突き出し、及び潰し加工することによって形成されて、端子部13dは、素材である金属板の厚みと同じ厚さで形成されたものとなっている。
更に、端子13は、板厚が0.1〜1.0mm程度の金属板から形成され、上部導体13a、及び下部導体13cのそれぞれの厚みは、金属板の厚みのほぼ1/2程度で形成されたものとなっている。
【0059】
また、基体12の表面には、基体12から露出した上面導体13aに導通した状態で、抵抗体14が設けられ、ここでは図示しないが、この抵抗体14に摺動子が摺接するように構成されて、可変抵抗器Tが形成されている。
【0060】
そして、この可変抵抗器Tは、摺動子が回転すると、摺動子が抵抗体14上を摺動して、端子13と摺動子から取り出された中間端子(図示せず)との間で、変化した抵抗値を取り出すようになって、可変抵抗器Tの操作が行われるようになっている。
【0061】
このような構成を有する可変抵抗器Tは、図4に示すように、基部12の下面と端子13の下部導体13cの下部が、プリント基板15の上面に載置されて、プリント基板15上に面実装されて取り付けられている。
そして、この面実装は、プリント基板15に形成された導電パターン(図示せず)上に塗布されたクリーム半田(図示せず)上に、下部導体13cと端子部13dとを載置し、この状態で、加熱炉に搬送して、クリーム半田を溶かすことによって、可変抵抗器Tがプリント基板15に面実装されている。
【0062】
なお、上記実施例の電気部品では、端子が金属板から形成されたもので説明したが、端子が丸型、矩形等の線材から形成されたものでもよい。
また、電気部品は、スライド型スイッチ、回転型スイッチ、スライド型可変抵抗器等に適用しても良い。
【0063】
次に、本発明の電気部品の製造方法を、図6〜図9に示したプッシュスイッチSに適用した場合について説明すると、所定の厚みを有する金属板からなるフープ材16が搬送され、図6に示すように、第1の工程で、フープ材16が打ち抜き加工される。
【0064】
この第1の工程によって、フープ材6に連結され、第1の端子4用の突片からなる第1の加工部17と、フープ材16に連結され、第2の端子5用の先端がコ字状をなした突片からなる第2の加工部18とを形成する。
また、第1の加工部17の幅方向の中央部には、丸型の孔19が第1の工程の打ち抜き加工と同時に形成される。
【0065】
なお、この孔19は、丸型以外の多角形の孔でも良く、更に、この孔19は、第2の加工部18に形成しても良い。
そして、この孔19を設けることにより、第1,第2加工部17,18の潰し加工が良好となり、亀裂の無い潰し部を形成することができる。
【0066】
次に、図7に示すように、第2の工程で、第1,第2の加工部17,18に潰し加工を行い、厚みの薄い上部導体4a、5a、及び下部導体4c、5cとを形成する。
この時、上部導体4a、5aと下部導体4c、5cとの間は、線Z1の位置で段差が形成されると共に、上部導体4a、5aと下部導体4c、5cの厚みは、素材である金属板の1/2程度の厚みに形成されている。
そして、この潰し加工を行うと、上部導体4a、5a、及び下部導体4c、5cは、所望の幅より広く、所望の長さより長く形成されたものとなる。
【0067】
次に、図8に示すように、第3の工程で、トリミング加工を行って、上部導体4a、5a、及び下部導体4c、5cは、所望の幅、長さに形成する。
そして、このトリミング加工は、ここでは図示しないが、上下に配置された金型により、不要部分が切断されるようになっている。
【0068】
次に、図9に示すように、最後の工程である第4の工程で、絶縁材の成型加工を行って、第1,第2の加工部17,18を埋設した後、一点鎖線Z2の位置で切断する。
すると、図1に示すように、第1,第2の端子4,5の段差を持って形成された上部導体4a、5aと下部導体4c、5cとが基体2に埋設されると共に、基体2から側壁3が突出して形成された構成となる。
更に、基体2の一端から突出した端子部4d、5dは、潰し加工が施されて無いため、素材である金属板と同じ厚みとなっている。
【0069】
また、図4,図5に示す可変抵抗器においても、上記と同様の方法で製造されるものであり、ここではその説明を省略する。
【0070】
なお、上記実施例の電気部品の製造方法では、端子が金属板から形成されたもので説明したが、端子が丸型、矩形等の線材から形成されたものでもよい。
また、電気部品の製造方法は、スライド型スイッチ、回転型スイッチ、スライド型可変抵抗器等に適用しても良い。
また、上部導体と下部導体の厚みは、素材である金属材の1/2以下の厚みに形成しても良い。
【0071】
【発明の効果】
本発明の電気部品において、端子4は、端子部4dと、この端子部4dに繋がり、端子部4dの厚みより薄い下部導体4cと、端子部4dの厚みより薄く、下部導体4cに繋がった状態で、下部導体4cと段差を持って形成された上部導体4aとを有し、端子部4d、下部導体4cの下部、及び上部導体4aの上部が露出した状態で、下部導体4cの上部と上部導体4aの下部とに基体2の一部を設けて、端子4が基部2に埋設されたため、従来に比して、基体2の厚みを薄くできて、薄型の電気部品を提供でき、特に、面実装に使用して好適である。
【0072】
また、端子部4dが基体2の端部から突出したため、面実装時の端子部4dへの半田付けが確実にできる。
【0073】
また、下部導体4cと上部導体4aとが端子部4dの厚みの範囲内に位置したため、基体2の厚みを極めて薄くできて、薄型の電気部品を提供できる。
【0074】
また、下部導体4cの下部が端子部4dの下部よりも下方に、端子部4dの1/2以下の厚みの範囲で突出して、下部導体4cの下部と端子部4dの下部との間に隙間Gを持たせたため、この隙間Gが端子部4dの下部と導電パターンとの間の半田溜まりとなって、端子部4dの半田付けが一層確実にできる。
また、このような構成によって、従来に比して、基体2の厚みを薄くできて、薄型の電気部品を提供でき、特に、面実装に使用して好適である。
【0075】
また、下部導体4cの下部と基体2の下面とが面一に形成されると共に、上部導体4aの上部と基体2の上面とが面一に形成されたため、従来に比して、基体2の厚みを薄くできて、薄型の電気部品を提供でき、特に、面実装に使用して好適である。
【0076】
また、端子部、下部導体、及び上部導体を備えた少なくとも2個以上の端子4,5が基体2に埋設されたため、スイッチや可変抵抗器等の電気部品に適用して好適な薄型のものが得られる。
【0077】
また、少なくとも2個の端子4,5間が絶縁された状態で基体2に埋設されたため、スイッチや可変抵抗器等の電気部品に適用して好適な薄型のものが得られる。
【0078】
また、基体2に結合されて基体2の上面を囲むように、基体2の外周部から上方に突出した絶縁材からなる側壁3を有し、この側壁3内には、金属板からなるドーム状の可動接点6が配設され、この可動接点6は、基体2の上面に露出した第1の端子4の上部導体4a、或いは、第2の端子5の上部導体5aに接離するようにしてスイッチが構成されたため、特に、電気部品がプッシュスイッチSに適用されたものにおいて、薄型で、面実装に好適なものが得られる。
【0079】
また、金属材からなる端子4は、所定の厚みを有する端子部4dと、この端子部4dに繋がり、潰し加工によって、端子部4dより厚みが薄く形成された下部導体4cと、この下部導体4cと段差を持って繋がり、潰し加工によって、端子部4dより厚みが薄く形成された上部導体4aとを有し、端子4は、成型によって形成された絶縁材からなる平板状の基体2に埋設されて、端子部4d、下部導体4cの下部、及び上部導体4aが露出した状態で、下部導体4cの上部と上部導体4aの下部とに基体2の一部を設けたため、従来に比して、基体2の厚みを薄くできて、薄型の電気部品の製造に好適な製造方法を提供できる。
【0080】
また、下部導体4cと上部導体4aとが端子部4dの厚みの範囲内に位置した状態で、端子4が基体2に埋設されたため、基体2の厚みを極めて薄くできて、薄型の電気部品の製造方法を提供できる。
【0081】
また、下部導体4cの下部が端子部4dの下部よりも下方に、端子4の1/2以下の厚みの範囲で突出して、下部導体4cの下部と端子部4dの下部との間に隙間Gを持たせた状態で、端子4が基体4に埋設されたため、従来に比して、基体2の厚みを薄くできて、薄型の電気部品の製造方法を提供できる。
【0082】
また、下部導体4cの下部と基体2の下面とが面一に形成されると共に、上部導体4aの上部と基体2の上面とが面一に形成された状態で、端子4が基体2に埋設されたため、従来に比して、基体2の厚みを薄くできると共に、製造の容易な薄型の電気部品の製造方法を提供できる。
【0083】
また、端子部、下部導体、及び上部導体を備えた少なくとも2個以上の端子4、5が基体2に埋設されたため、スイッチや可変抵抗器等の電気部品に好適な製造方法を提供できる。
【0084】
また、端子4は線材で形成されると共に、端子部4dの厚みが線材の厚みで構成されて、下部導体4cと上部導体4aとが端子部4dの厚みより薄く形成されたため、線材による材料費が安価で、特に、簡易で安価な構成の薄型の電気部品に好適な製造方法を提供できる。
【0085】
また、端子4は板材で形成されると共に、端子部4dの厚みが板材の厚みで構成されて、下部導体4cと上部導体4aとが端子部4dの厚みより薄く形成されたため、自動化に適した薄型の電気部品に好適な製造方法を提供できる。
【0086】
また、端子4は、板材のフープ材を打ち抜き加工する第1の工程と、潰し加工によって、互いに段差を持った下部導体4cと上部導体4aとを形成する第2の工程と、トリミング加工によって、下部導体4cと上部導体4aとを所定の形状にする第3の工程と、形成加工によって、端子4を基体2に埋設する第4の工程とを備えたため、自動化に好適であると共に、トリミングによって、精度の良い薄型の電気部品に好適な製造方法を提供できる。
【0087】
また、下部導体4c、又は/及び上部導体4aが形成される突片からなる加工部17,18の幅方向の中央部には孔19が設けられ、加工部17,18が潰し加工されるようにしたため、孔19を設けることにより、加工部17,18の潰し加工が良好となり、亀裂の無い潰し部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気部品の第1実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合の要部断面図
【図2】本発明の電気部品の第1実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合の平面図。
【図3】本発明の電気部品の第2実施例に係り、プッシュスイッチに適用した場合の要部断面図。
【図4】本発明の電気部品の第3実施例に係り、可変抵抗器に適用した場合の要部断面図。
【図5】図4の5−5線における断面図。
【図6】本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第1の工程を示す説明図。
【図7】本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第2の工程を示す説明図。
【図8】本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第3の工程を示す説明図。
【図9】本発明の電気部品の製造方法を示し、プッシュスイッチに適用した場合の第4の工程を示す説明図。
【図10】従来の電気部品であるプッシュスイッチの要部断面図。
【図11】従来の電気部品であるプッシュスイッチの平面図。
【図12】従来の電気部品である可変抵抗器の要部断面図。
【図13】図12の13−13線における断面図。
【図14】従来の電気部品の製造方法を示す説明図。
【図15】従来の電気部品の製造方法を示す説明図。
【符号の説明】
1 筺体
2 基体
3 側壁
4 第1の端子
4a 上部導体
4b 連結部
4c 下部導体
4d 端子部
5 第2の端子
5a 上部導体
5b 連結部
5c 下部導体
5d 端子部
6 可動接点
7 プリント基板
S プッシュスイッチ
G 隙間
12 基体
13 端子
13a 上部導体
13b 連結部
13c 下部導体
13d 端子部
14 抵抗体
15 プリント基板
T 可変抵抗器
16 フープ材
17 第1の加工部
18 第2の加工部
19 孔
Z1 線
Z2 一点鎖線
Claims (15)
- 金属材からなる端子と、この端子を埋設する絶縁材からなる平板状の基体とを備え、前記端子は、端子部と、この端子部に繋がり、前記端子部の厚みより薄い下部導体と、前記端子部の厚みより薄く、前記下部導体に繋がった状態で、前記下部導体と段差を持って形成された上部導体とを有し、前記端子部、前記下部導体の下部、及び前記上部導体の上部が露出した状態で、前記下部導体の上部と前記上部導体の下部とに前記基体の一部を設けて、前記端子が前記基体に埋設され、前記下部導体の下部が前記端子部の下部よりも下方に、前記端子部の1/2以下の厚みの範囲で突出して、前記下部導体の下部と前記端子部の下部との間に隙間を持たせたことを特徴とする電気部品。
- 前記端子部が前記基体の端部から突出したことを特徴とする請求項1記載の電気部品。
- 前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みの範囲内に位置したことを特徴とする請求項1、又は2記載の電気部品。
- 前記下部導体の下部と前記基体の下面とが面一に形成されると共に、前記上部導体の上部と前記基体の上面とが面一に形成されたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電気部品。
- 前記端子部、前記下部導体、及び前記上部導体を備えた少なくとも2個以上の前記端子が前記基体に埋設されたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電気部品。
- 少なくとも2個の前記端子間が絶縁された状態で前記基体に埋設されたことを特徴とする請求項5記載の電気部品。
- 前記基体に結合されて前記基体の上面を囲むように、前記基体の外周部から上方に突出した絶縁材からなる側壁を有し、この側壁内には、金属板からなるドーム状の可動接点が配設され、この可動接点は、前記基体の上面に露出した第1の前記端子の上部導体、或いは、第2の前記端子の前記上部導体に接離するようにしてスイッチが構成されたことを特徴とする請求項5、又は6記載の電気部品。
- 金属材からなる端子は、所定の厚みを有する端子部と、この端子部に繋がり、潰し加工によって、前記端子部より厚みが薄く形成された下部導体と、この下部導体と段差を持って繋がり、潰し加工によって、前記端子部より厚みが薄く形成された上部導体とを有し、前記端子は、成型によって形成された絶縁材からなる平板状の基体に埋設されて、前記端子部、前記下部導体の下部、及び前記上部導体が露出した状態で、前記下部導体の上部と前記上部導体の下部とに前記基体の一部を設け、前記下部導体の下部が前記端子部の下部よりも下方に、前記端子の1/2以下の厚みの範囲で突出して、前記下部導体の下部と前記端子部の下部との間に隙間を持たせた状態で、前記端子が前記基体に埋設されたことを特徴とする電気部品の製造方法。
- 前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みの範囲内に位置した状態で、前記端子が前記基体に埋設されたことを特徴とする請求項8記載の電気部品の製造方法。
- 前記下部導体の下部と前記基体の下面とが面一に形成されると共に、前記上部導体の上部と前記基体の上面とが面一に形成された状態で、前記端子が前記基体に埋設されたことを特徴とする請求項8、又は9記載の電気部品の製造方法。
- 前記端子部、前記下部導体、及び前記上部導体を備えた少なくとも2個以上の前記端子が前記基体に埋設されたことを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の電気部品の製造方法。
- 前記端子は線材で形成されると共に、前記端子部の厚みが前記線材の厚みで構成されて、前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みより薄く形成されたことを特徴とする請求項8から11の何れかに記載の電気部品の製造方法。
- 前記端子は板材で形成されると共に、前記端子部の厚みが前記板材の厚みで構成されて、前記下部導体と前記上部導体とが前記端子部の厚みより薄く形成されたことを特徴とする請求項8から11の何れかに記載の電気部品の製造方法。
- 前記端子は、板材のフープ材を打ち抜き加工する第1の工程と、潰し加工によって、互いに段差を持った前記下部導体と前記上部導体とを形成する第2の工程と、トリミング加工によって、前記下部導体と前記上部導体とを所定の形状にする第3の工程と、形成加工によって、前記端子を前記基体に埋設する第4の工程とを備えたことを特徴とする請求項13記載の電気部品の製造方法。
- 前記下部導体、又は/及び前記上部導体が形成される突片からなる加工部の幅方向の中央部には孔が設けられ、前記加工部が潰し加工されるようにしたことを特徴とする請求項14記載の電気部品の製造方法。
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