JPH05111997A - 印刷機の振りローラ駆動装置 - Google Patents

印刷機の振りローラ駆動装置

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JPH05111997A
JPH05111997A JP3302758A JP30275891A JPH05111997A JP H05111997 A JPH05111997 A JP H05111997A JP 3302758 A JP3302758 A JP 3302758A JP 30275891 A JP30275891 A JP 30275891A JP H05111997 A JPH05111997 A JP H05111997A
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JP
Japan
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worm
swing roller
worm wheel
end shaft
shaft
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JP3302758A
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Kazutaka Obara
和隆 小原
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振りローラの往復動位相を容易に短時間で調
整することを可能にした装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 振りローラ1の端軸1aに、シュパンリング
8を介しウォーム5を固定,非固定自在に嵌装した。保
持器16をフレーム2側の支軸14に端軸1aの軸線方
向へ進退自在に支持させた。ウォーム5と噛合うウォー
ムホイル18を保持器16に回転自在に保持させた。ウ
ォームホイル18の端面偏心位置とフレーム2側とを連
結ロッド23で連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷機のインキ装置や給
水装置に設けられた振りローラの軸方向への往復動を駆
動する振りローラ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフセット輪転印刷機等の印刷ユニット
には、版胴に装着された版の表面にインキを供給するイ
ンキ装置と、湿し水を供給する給水装置とが設けられて
おり、このうちのインキ装置はインキが蓄えられたイン
キ壷と、このインキ壷内のインキに浸漬されて回転する
インキ壷ローラと、版面に着脱自在に対接するインキ着
ローラとを備えており、これらインキ壷ローラとインキ
着ローラとの間には、複数個の振りローラと練りローラ
とが周面を互いに対接させて配設されている。
【0003】また、給水装置には湿し水が蓄えられた水
舟内で回転する元ローラと、版面に対接する水着ローラ
とを備えており、これら元ローラと水着ローラとの間に
は、振りローラと移しローラ等が互いに周面を対接させ
て設けられている。このように構成されていることによ
り、版の表面には、これらの装置で供給されたインキと
湿し水とで画像が形成され、この画像がゴム胴を介して
紙に転写されることにより印刷が施される。
【0004】このように動作するインキ装置と給水装置
とに設けられる上記振りローラは、インキを練って各方
向へ均一に均したり、湿し水を均一に均したりするため
に駆動装置で駆動されて軸線方向へ往復動しており、こ
の振りローラの往復動を駆動する従来の駆動装置は一般
に次のように構成されている。すなわち、フレームの外
側へ突出する振りローラの端軸上には、原動側のギアと
噛合う駆動ギアと、ウォームとが軸着されており、振り
ローラ端軸と直交する従動軸上には、ウォームと噛合う
ウォームホイルが軸着されている。ウォームホイルの端
面偏心箇所には一端をフレーム側に枢着された連結ロッ
ドの他端が枢着されている。
【0005】このように構成されていることにより、原
動側から駆動されて駆動ギアが回転すると、端軸にこの
駆動ギアが軸着されている振りローラが回転し、端軸上
のウォームが回転するので、ウォームと噛合うウォーム
ホイルが回転し、その端面偏心箇所に枢着された連結ロ
ッドの端部が偏心作用により従動軸の回りを周回する
が、連結ロッドの一端がフレーム側に枢着されているの
で、ウォームホイルが従動軸とその軸受を伴ってクラン
ク状に往復動する。したがってウォームと振りローラ等
が一体となって軸線方向へ往復動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数個の振
りローラが同ストローク,同位相で往復動すると、イン
キ装置の場合、充分なインキの練り効果が得られないば
かりでなく、複数個の振りローラが同ストローク,同位
相で往復動すると、往復動による大きな慣性力が発生し
て印刷ユニット全体に悪影響を及ぼし、色むらやショッ
ク目などの印刷障害が発生するという問題がある。そこ
で従来、複数個の振りローラの往復動位相を互いにずら
すことが行われている。
【0007】しかしながら、従来の振りローラ駆動装置
において、振りローラの往復動位相を調整する場合に
は、振りローラの端軸にキーなどで固定されている駆動
ギアの固定を解いたのち、振りローラを所望の角度だけ
回動させ、ウォームを介してウォームホイルを回動させ
て連結ロッドの枢着位置を移動させることによって行っ
ており、駆動ギアの固定解除など面倒な作業が含まれて
いるので、多大の労力を必要とし作業者の負担が増大す
るとともに、作業に長時間を要し機械の稼働率が低下す
るという問題がある。
【0008】本発明は以上のような点に鑑みなされたも
ので、振りローラの往復動位相調整を容易に短時間で行
うことを可能にした印刷機の振りローラ駆動装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、印刷機の振りローラ駆動装置にお
いて、振りローラの端軸にシュパンリングを介しウオー
ムを固定非固定自在に嵌装し、このウォームを回転自在
に支持する保持部材を、フレーム側の支持部材に前記端
軸の軸線方向へ進退自在に支持させるとともに、ウォー
ムと噛合うウォームホイルを、前記保持部材に回転自在
に保持させ、このウォームホイル側であってその中心に
対し偏心する箇所と、フレーム側とを連結部材で連結し
た。
【0010】
【作用】振りローラが回転すると、その端軸に固定され
たウォームが回転してこのウォームと噛合うウォームホ
イルが回転するとともに、ウォームホイル側とフレーム
側とを連結する連結部材のウォームホイル側枢着部が偏
心作用によって円運動するので、ウォームとウォームホ
イルとが噛合ったまゝ、振りローラが、保持部材とウォ
ーム,ウォームホイルを伴なって軸線方向に往復動す
る。
【0011】振りローラの往復動位相を調整する場合に
は、シュパンリングによるウォームと振りローラ端軸と
の固定を解き、振りローラを必要な位置まで軸線方向に
移動させたのち、ウォームホイルを回転させると、保持
部材とウォーム,ウォームホイルが軸線方向に移動する
ので、振りローラとウォームとの相対位置が調整前と同
じになった位置で移動を止め、シュパンリングを固定す
ることにより、位相調整が終了する。
【0012】
【実施例】図1は本発明を印刷機のインキ装置に実施し
た例を示す印刷機の振りローラ駆動装置の一部破断正面
図である。図において振りローラ1はフレーム2から外
部へ突出する端軸1aを備えており、この端軸1a上に
は、原動側と駆動連結された駆動ギア3が固定板4によ
って固定されている。端軸1aの小径部には、円筒状の
ウォーム5が回動自在に嵌装されており、このウォーム
5はシュパンリング式の固定装置6により端軸1aに対
して固定,非固定となるように構成されている。
【0013】すなわち、ウォーム5の一端に形成された
薄肉部の内周と端軸1aの外周との間に形成された環状
空間部には,環状のスペーサ7と、断面三角形の環状に
形成された一対のシュパンリング8とが介装されてお
り、これらスペーサ7とシュパンリング8とは、環状の
押え金9によって軸線方向に押えられている。そして端
軸1aの端面中心部には、断面コ字形環状に形成された
ホルダ10が、端軸1aのねじ孔に螺入されたボルト1
1によって固定さており、前記押え金9はホルダ10の
ねじ孔に螺入されてナット12で固定された複数個のボ
ルト13で押えられている。そして、ボルト13で押え
金9を押すことによりシュパンリング8がその傾斜面の
作用で拡径し、端軸1aとウォーム5とが固定されるよ
うに構成されている。
【0014】14はフレーム2にホルダ15を介し端軸
1aと平行状態で植設された支軸であって、この支軸1
4には、円形孔16aを有する保持部材としての保持器
16が支軸14の軸線方向へ進退自在に支持されてお
り、この保持器16は、ウォーム5の両端ボス部を、こ
ろがり軸受17を介して回転自在に支持しており、その
中心部に形成されたボス部には、前記ウォーム5と噛合
うウォームホイル18が外周部を前記円形孔16aに係
入させて回転自在に軸支されている。19,20はころ
がり軸受17と端軸1a側の軸受押え21,22との間
に介装されたスラスト軸受である。
【0015】23は一端をウォームホイル18の偏心位
置にピン24で枢着されてスナップリング25でピン2
4からの抜けを阻止された連結部材としての連結ロッド
であって、フレーム2側のブラケット26にピン27で
枢着されており、スナップリング28によってピン27
からの抜けを阻止されている。こうすることにより、ウ
ォームホイル18が回転すると、保持器16がウォーム
ホイル18を伴い支軸14に沿って進退し、ウォームホ
イル18と軸線方向に一体のウォーム5を介して振りロ
ーラ1が回転しながら軸線方向へ往復動するように構成
されている。
【0016】以上のように構成された振りローラ駆動装
置の動作を説明する。振りローラ1が回転すると、その
端軸1aに固定されたウォーム5が回転してこのウォー
ム5と噛合うウォームホイル18が回転するとともに、
ウォームホイル18の端面偏心位置に枢着された連結ロ
ッド23の一端が円運動するので、ウォーム5とウォー
ムホイル18とが噛合ったまゝ保持器16が支軸14に
沿って往復動するとともに、ウォーム5とウォームホイ
ル18とを経てこれと一体の振りローラ1が軸線方向に
往復動し、インキ壷から転移してきたインキが練られ
る。
【0017】振りローラ16の往復動位相を他の振りロ
ーラに対し調整する場合には、ボルト11を弛めると、
ホルダ10が端軸1aの端面から離れてボルト13の先
端が押え金9から離れ、シュパンリング8によるウォー
ム5と振りローラ端軸1aとの固定が解かれるので、振
りローラ1を必要な位置まで軸線方向に移動させたの
ち、ウォームホイル18を回転させると、保持器16と
ウォーム5,ウォームホイル18が軸線方向に移動する
ので、振りローラ1とウォーム5との相対位置が調整前
と同じになった位置で移動を止め、シュパンリング8を
固定することにより、位相調整が終了する。
【0018】なお、本実施例では連結ロッド23の一端
をウォームホイル18の偏心箇所に枢着した例を示した
が、ウォームホイル18と同軸上に円板等を固定してそ
の偏心箇所に連結ロッドの一端を枢着してもよい。ま
た、本実施例は本発明を印刷機のインキ装置に実施した
例を示したが、給水装置にも同様に実施することができ
同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば印刷機の振りローラ駆動装置において、振りロ
ーラの端軸にシュパンリングを介しウオームを固定非固
定自在に嵌装し、このウォームを回転自在に支持する保
持部材を、フレーム側の支持部材に前記端軸の軸線方向
へ進退自在に支持させるとともに、ウォームと噛合うウ
ォームホイルを、前記保持部材に回転自在に保持させ、
このウォームホイル側であってその中心に対し偏心する
箇所とフレーム側とを連結部材で連結したことにより、
振りローラの振り位相調整を、従来のような振りローラ
の端軸と駆動ギアとの固定を解くという面倒で多大の労
力を有する作業に代え、作業面が開放された振りローラ
端軸の先端部にあるボルトを弛めてシュパンリングによ
る固定を解くという簡単で容易な作業で振りローラの位
相を調整することができるので、作業者の負担が軽減さ
れるとともに、準備時間が短縮されて機械の稼働率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機の振りローラ駆動装置の一部破断正面図
である。
【符号の説明】
1 振りローラ 1a 端軸 3 駆動ギア 5 ウォーム 6 固定装置 8 シュパンリング 9 押え金 11 ボルト 13 ボルト 14 支軸 16 保持器 18 ウォームホイル 23 連結ロッド 24 ピン 27 ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振りローラの端軸にシュパンリングを介
    し固定非固定自在に嵌装されたウォームと、このウォー
    ムを回転自在に支持しフレーム側の支持部材に前記端軸
    の軸線方向へ進退自在に支持された保持部材と、この保
    持部材に回転自在に保持され前記ウォームと噛合うウォ
    ームホイルと、このウォームホイル側であってこのウォ
    ームホイルの中心に対し偏心する箇所に一端を枢着され
    フレーム側に他端を枢着された連結部材とを設けたこと
    を特徴とする印刷機の振りローラ駆動装置。
JP3302758A 1991-10-23 1991-10-23 印刷機の振りローラ駆動装置 Expired - Lifetime JP2969538B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223317A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Man Roland Druckmas Ag インキ装置、および該インキ装置の構成状態を絵柄別に調整するための方法
CN110497692A (zh) * 2018-05-16 2019-11-26 景德镇市中景印机有限公司 一种应用在胶印墨路上的串辊串动机构

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