JP2575422Y2 - 分割型ローラ装置 - Google Patents

分割型ローラ装置

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JP2575422Y2
JP2575422Y2 JP1989052391U JP5239189U JP2575422Y2 JP 2575422 Y2 JP2575422 Y2 JP 2575422Y2 JP 1989052391 U JP1989052391 U JP 1989052391U JP 5239189 U JP5239189 U JP 5239189U JP 2575422 Y2 JP2575422 Y2 JP 2575422Y2
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勇 藤本
浩 高松
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株式会社 小森コーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は印刷機に用いられるローラ装置に関する。
〈従来の技術〉 第5図には従来の枚葉オフセット印刷機全体の概略構
成を示してある。この図において、1は版胴、2はゴム
胴、3は圧胴、4は版胴用インキ装置、5は給紙装置、
6は排紙装置である。版胴1からゴム胴2に転写された
画線が給紙装置5からゴム胴2と圧胴3の間に供給され
た枚葉紙7上に印刷され、印刷された枚葉紙が排紙装置
6により排出されるようになっている。更に、圧胴3と
排紙装置6との間には番号器8とそのインキ装置9とか
らなる番号印刷ユニット10が配設され、ゴム胴2と圧胴
3から出た枚葉紙7に番号印刷が行われる。
番号印刷ユニット10では、第6図に示すように、イン
キ装置9のインキ壺11内のインキが壺ローラ12から呼び
出しローラ13,振りローラ14,3本の中間ならしローラ15,
ならしローラ16を経由して2個の着けローラ17に移送さ
れる。着けローラ17からは転接する番号器8にインキが
供給され、枚葉紙7の所定の部位に番号印刷が行われ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 番号印刷ユニット10による番号印刷は通常、枚葉紙7
の全面にではなく、第7図に示すように、一部の箇所
(斜線部)に行われる。したがって、インキ装置9から
供給されるインキもその印刷箇所のみが本来必要であ
る。
ところが、従来のインキ装置ではインキ壺11下部のイ
ンキ供給量調整装置たる可動式の壺ブレード18が一体型
であるため、壺ローラ12の全幅にわたりインキが一様に
供給されてしまう。このインキは前述のローラ群13〜16
を経て着けローラ17に至り、そのうち番号器8の版面に
相当するもののみが消費される。したがって、他の部位
のインキは各ローラ13〜17上に溜まり、呼び出しローラ
13が往復動する際の衝撃などによりインキミストとなっ
て飛び散り、周囲を汚してしまうことがあった。また、
このように不要なインキがローラ13〜17上に供給される
ため、インキの消費量も多大なものとなっていた。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための本考案の構成は、印刷機に
用いられるローラ装置であって、印刷機のフレームに揺
動自在に支持された一対の揺動レバーと、該一対の揺動
レバーに着脱自在に取り付けられたシャフトと、軸受を
介して前記シャフトに回転自在に支持されたローラシャ
フトと、該ローラシャフトに軸方向に摺動移動自在に支
承された分割ローラと、該分割ローラを前記ローラシャ
フトに固定する固定手段とを具えたことを特徴とする。
〈作用〉 例えば、番号印刷ユニットにおいて、インキ装置の呼
び出しローラに本考案を適用すれば、壺ローラから必要
部位のみにインキが供給される。
〈実施例〉 本考案の一実施例を図面に基づき具体的に説明する。
尚、実施例の説明にあたっては前述した従来の例におけ
る部材と同一の部材には同一の符合を付し、重複する説
明を省略する。
第1図には本考案に係る分割型ローラ装置を適用した
番号印刷ユニットの呼び出しローラを正面視により示し
てある。
図において、19は揺動レバーであり、インキ装置9の
フレーム20に回動自在に支持された駆動シャフト21に固
定・一体化されている。駆動シャフト21の図中右端には
駆動レバー22や図示しないカム機構などからなる揺動レ
バー駆動機構が設けられ、駆動シャフト21を介して揺動
レバー19を揺動させるようになっている。また、一方側
(第1図中左側)の揺動レバー19の上部にはシャフトと
しての呼び出しローラ支持シャフト23の一端がボルト止
めされており、呼び出しローラ支持シャフト23の他端は
他方側(第1図中右側)の揺動レバー19の溝に嵌合して
いる。この揺動レバー支持シャフト23には軸受(ベアリ
ング)25を介してローラシャフト24が回転自在に支持さ
れている。
ローラシャフト24は中空円筒形状であり、その外周に
複数(図示例では2個)の分割ローラ26がローラシャフ
ト24の軸方向に摺動移動自在に支承されている。分割ロ
ーラ26は金属製のスリーブ26aとローラゴム26bとを一体
化させたもので、ローラシャフト24に止めねじ27により
固定される。
尚、ローラシャフト24には、第2図(第1図中A−A
断面)に示すように、止めねじ27が当接する平坦面24a
が形成されている。
従って、分割ローラ26を交換する際には、揺動レバー
19から呼び出しローラ支持シャフト23を取外し、止めね
じ27を緩めて分割ローラ26をスライドさせれば良い。こ
のため、分割ローラ26の交換作業が極めて簡単になり、
交換時間が短かくなり作業者の労力が軽減する。
また、揺動レバー19に呼び出しローラ支持シャフト23
が直接固定されているので、印刷品質が向上すると共に
装置寿命が長くなる。
本実施例では、印刷作業に掛かる前にまず止めねじ27
を緩めて分割ローラ26を左右方向に移動させ、これを番
号印刷を行う位置に合わせる。そして、止めねじを締付
け、しかる後に印刷を開始する。
前述のように、番号印刷においてはインキ壺11内のイ
ンキが壺ローラ12から呼び出しローラ13に供給される
が、本実施例ではこの供給が分割ローラ26にのみ行われ
る。したがって、呼び出しローラ13に転接する各ローラ
14〜17にも分割ローラ26の部位にのみインキが供給され
る。そして、壺ローラ12上のインキの内で分割ローラ26
に接触しない部分、すなわち消費されなかった分はイン
キ壺11に回収される。
このように本実施例の番号印刷ユニット10では、余分
なインキが壺ローラ12以外のローラ13〜17に供給されな
いため、呼び出しローラ13の往復動などによる衝撃があ
っても、インキミストによる機械や枚葉紙7の汚損がな
くなった。また、各ローラ13〜17にインキが付着するこ
とによるインキ消費の増大も抑えられるようになった。
以上で本実施例の説明を終えるが、本考案はこの実施
例に限るものではない。例えば、分割ローラ26の固定に
ついていえば、第3図に示すように、ローラシャフト24
の外周におねじを形成しておき、分割ローラ26を一対の
リングナット28で左右から締め上げて固定するような方
法を採ってもよい。
この場合、第4図(第3図中B−B断面)に示すよう
に、分割ローラ26とローラシャフト24との連れ回りはキ
ー29などで防止すればよい。また、本実施例では分割ロ
ーラ26の個数を2個としたが、3個以上としてもよい
し、単独で用いてもよい。更に、本考案を番号印刷ユニ
ット10の他のローラ、例えば振りローラ13やならしロー
ラ14,着けローラ17などに適用すれば単色機でありなが
ら左右異なった色の印刷が行えるし、給水装置のローラ
に適用すれば版の左右長が短いものの印刷も行える。
〈考案の効果〉 本考案によれば、印刷機用のローラ装置のローラを分
割型とすることによりインキなどの供給を必要部位のみ
に行えるようにしたため、機械や印刷物の汚損が無くな
る他、インキなどの消費を減少させることができるなど
の効果を奏する。
また、シャフトを揺動レバーに着脱自在に取り付け、
軸受を介してローラシャフトをシャフトに支持し、ロー
ラシャフトに分割ローラを摺動移動自在に支承したの
で、揺動レバーからシャフトを取り外し、ローラシャフ
トから分割ローラを移動させることで、分割ローラの交
換が行える。このため、交換作業が極めて簡単になり、
交換時間及び作業者の負担が減少する。
また、揺動レバーにシャフトが直接固定されるので、
印刷品質が向上すると共に装置寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る分割型のローラ装置を適用した番
号印刷ユニットの呼び出しローラの一実施例を示す正面
図であり、第2図は第1図中A−A断面図である。ま
た、第3図は本考案の他の実施例を示す正面図であり、
第4図は第3図中B−B断面図である。そして、第5図
は従来のオフセット印刷機全体の概略構成図であり、第
6図,第7図はそれぞれ番号印刷ユニットの側面図と枚
葉紙における番号印刷部位を示す概念図である。 図中、 8は番号器、9はインキ装置、10は番号印刷ユニット、
13は呼び出しローラ、19は揺動レバー、23はローラ支持
シャフト、24はローラシャフト、26は分割ローラ、27は
止めねじ、28はリングナット、29はキーである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機に用いられるローラ装置であって、
    印刷機のフレームに揺動自在に支持された一対の揺動レ
    バーと、該一対の揺動レバーに着脱自在に取り付けられ
    たシャフトと、軸受を介して前記シャフトに回転自在に
    支持されたローラシャフトと、該ローラシャフトに軸方
    向に摺動移動自在に支承された分割ローラと、該分割ロ
    ーラを前記ローラシャフトに固定する固定手段とを具え
    たことを特徴とする分割型ローラ装置。
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JPH02144434U JPH02144434U (ja) 1990-12-07
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JP6150338B2 (ja) * 2013-09-13 2017-06-21 株式会社小森コーポレーション 番号印刷機のインキ装置

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JPH02144434U (ja) 1990-12-07

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