JPH05111821A - ねじ溝の磁気研磨方法と装置 - Google Patents

ねじ溝の磁気研磨方法と装置

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JPH05111821A
JPH05111821A JP3303752A JP30375291A JPH05111821A JP H05111821 A JPH05111821 A JP H05111821A JP 3303752 A JP3303752 A JP 3303752A JP 30375291 A JP30375291 A JP 30375291A JP H05111821 A JPH05111821 A JP H05111821A
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JP
Japan
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magnetic
screw
shaped member
thread groove
magnetic head
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JP3303752A
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English (en)
Inventor
Shinji Wada
信司 和田
Mikio Endo
幹雄 遠藤
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Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速回転,高速送りに十分に耐える耐摩耗性
を有する高精度のねじ溝を仕上げ研磨する。 【構成】 適宜間隔を介してねじ状部材を挾んで配置さ
れる磁気ヘッドにより磁場を形成すると共に、前記間隔
内に磁性体でほぼ球状体からなる固形部材と微細磁性砥
粒とを混合した研磨剤を介在させ、磁力線に沿って前記
研磨剤をねじ溝側に押圧して研磨仕上げを行うもの。 【効果】 高精度で耐久性のあるねじ溝の仕上げ研磨が
出来ると共に、該ねじ溝を有するねじ状部材を用いた機
械の生産性を向上することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁場内に磁性体からな
る固形部材と微細磁性砥粒とを混合した研磨剤を介在さ
せ、ボールスクリュのようなねじ溝を高精度に磁力研磨
するに好適なねじ溝の磁気研磨方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボールスクリュ等のねじ状部材
のねじ溝の形状は、ボール(鋼球)の転動に適したサー
キュラアーク形状またはゴシックアーク形状に形成され
ている。一方、NC工作機械等に用いられるボールスク
リュにおいては、近年、より高精度で、かつ高速度化を
満足し得るものが要求され、その要求度合は次第に高ま
りつつある。そのため、ボールスクリュのねじ溝は、よ
り高精度で、かつ耐久性を有するように仕上げ加工され
ることが要求されている。従来、ボールスクリュのねじ
溝としては、高周波焼入れ又は浸炭焼入れ等により硬度
上げ処理された後、ねじ研削盤によりねじ溝を研削仕上
げする所謂研削ねじが使用されていたが、初期摩耗が多
く、プリロードが減少する所謂予圧抜け現象が生じ、耐
久性において前記要請を満足するものではなかった。ね
じ溝を研削仕上げする事例としては前記したボールスク
リュに限らず、インジェクションマシンのインジェクシ
ョンスクリュにも適用され、インジェクションマシンの
材料押し出し時の摩擦トルクの低減を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来技術で
は、ねじ溝を研削仕上げした後、ねじ溝を磨き仕上げす
る手段が採用され、特に耐久性の向上を図るようにし
た。その手段の1つとして、酸化クローム等のパウダを
磨き剤として紐等に塗布し、ねじ溝を該紐によりこすり
仕上げする研磨方法が採用されていた。しかしながら、
この方法は、極めて多くの作業時間が必要となり、生産
性が低下すると共に、ねじ溝を均一に仕上げることが難
しい問題点が生ずる。また、熟練も必要である。一方、
図5にその概要を表示するように、ねじ状部材9をS極
およびN極で挾み、磁界を形成し、両極とねじ状部材9
間の間隔に粉体状の砥粒28を介在させて磁力による研
磨仕上げをする試みが同一出願人により創案された。し
かし、図示のように、砥粒28は磁力の強いねじ状部材
9の外周部29に集中し、肝心のねじ溝18に入り込ま
ないためねじ溝仕上げがほとんど出来ないことが実験的
に確認された。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するために
創案されたものであり、ねじ状部材のねじ溝を高精度、
かつ超精密に磨き仕上げすることにより高速回転,高速
送りに十分に耐える耐摩耗性を得ると共に、特に熟練を
要することなく、比較的短時間内に研磨加工が出来るね
じ溝の磁気研磨方法と装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、適宜の間隔を介してねじ状部材を挾ん
でS極およびN極の磁気ヘッドを配置し、両極間に形成
される磁場内で前記ねじ状部材を回転すると共に、該ね
じ状部材又は前記磁気ヘッド側をねじ状部材の回転とね
じ溝のリードに同期してその軸線方向に沿って往復動し
てねじ溝を研磨仕上げするねじ溝の磁気研磨方法であっ
て、磁場を形成する前記間隔内に磁性体でほぼ球状の固
形部材と微細磁性砥粒とを適宜割合で混合した研磨剤を
介在させ、該研磨剤を磁力線に沿ってねじ溝側に押圧し
て該ねじ溝を研磨仕上げするねじ溝の磁気研磨方法を特
徴とすると共に、ねじ状部材を回転自在に支持する機械
本体に装着されるねじ溝の磁気研磨装置であって、該磁
気研磨装置は、前記ねじ状部材と適宜間隔を介し相対向
して配置されるS極およびN極からなる磁気ヘッドと、
該磁気ヘッド間に磁場を発生させるための鉄芯,コイル
およびこれ等を支持すると共に前機械本体側に固着され
るベース台と、前記磁場の磁力を調整すべく電源ユニッ
トに連結するスライドレギュレータ等から構成され、磁
場の形成される前記間隔内には、磁性体でほぼ球状の固
形部材と微細磁性砥粒とを適宜割合で混合してなる研磨
剤を浮遊状態に介在させてなるねじ溝の磁気研磨装置を
構成するものである。
【0006】
【作用】適宜の間隔を介してねじ状部材を挾んで配置さ
れる磁気ヘッドの磁場内に研磨剤を介在させた状態でね
じ状部材を回転すると共に、その回転およびねじ溝のリ
ードに同期して軸線方向に移動させる。前記研磨剤は磁
性の固形部材と微細磁性砥粒からなり、微細磁性砥粒が
磁力により固形部材のまわりに付着して固形部材が砥石
状のものとなる。固形部材はある程度の質量があるた
め、ねじ溝内に磁力により圧接される。それにより、ね
じ溝が研磨仕上げされる。ねじ状部材を一定の速度で複
数回往復動することにより、所望の高精度のねじ溝を研
磨仕上げ加工することが出来る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の全体構造を示す正面図であり、
図2は本実施例の磁気研磨装置を普通旋盤に取付けた状
態を示す正面図であり、図3は磁気研磨装置の主要部の
原理構造を示す斜視図であり、図4は本実施例の作用を
説明するための一部上面図である。
【0008】図2に示すように、本実施例の磁気研磨装
置1は普通旋盤21に装着される。勿論、普通旋盤21
でなくてもよいが、ねじ状部材9をセンタ支持して回転
駆動すると共に、ねじ状部材9又は磁気研磨装置1をね
じ状部材9の軸線方向に沿って往復動し得るように構成
される機械であればよい。普通旋盤21の往復台22上
の工具ホルダを取り外し、往復台22上に磁気研磨装置
1を載置する。ベッド23上には主軸台24および心押
台25が載置され、主軸台24に枢支される主軸26は
図略の動力伝達装置により回転駆動される。被加工物で
あるねじ状部材9は主軸センタ19と心押センタ20間
に支持され、主軸26により回転駆動される。一方、往
復台22はベッド23側に設けられる親ねじ27に案内
され、ねじ状部材9の軸線方向に沿って往復動自在に支
持される。なお、主軸26と親ねじ27とは前記動力伝
達装置を介して同期運転し得るように形成される。主軸
26と親ねじ27とを同期駆動することによりねじ加工
が出来ると共に、ねじのリードに見合うねじ送りをする
ことが出来る。
【0009】次に、図1により、磁気研磨装置1の概要
構成を説明する。磁気研磨装置1はS極およびN極から
なる磁気ヘッド2(S極磁気ヘッド2aおよびN極磁気
ヘッド2bと称す)と、磁気ヘッド2を支持する磁性体
からなる支持台3と、支持台3には連結する鉄芯4と、
鉄芯4を磁化するコイル5と、鉄芯4を固持すると共に
往復台22に載置されるベース台6と、コイル5に連結
するスライドレギュレータ7と、スライドレギュレータ
7が連結する電源ユニット8等から構成される。
【0010】S極磁気ヘッド2aおよびN極磁気ヘッド
2bは共にねじ状部材9を挾んで相対向して配置され、
ねじ状部材9の外周と間隔(Cで表わす)を隔てて配置
される。間隔C内には固形部材10と微細磁性砥粒11
とを適宜割合で混合した研磨剤12が介在される。S極
磁気ヘッド2aおよびN極磁気ヘッド2bは支持台3の
摺動本体13に着脱可能に連結される。摺動部材13は
コイル4に連結するベースプレート15に摺動可能に支
持される。移動用ハンドル16を回転することにより摺
動本体13は磁気ヘッド2をねじ状部材9側に近接又は
離隔する方向に移動される。なお、摺動本体13は所定
位置においてロック具17によりベースプレート15上
に固定される。スライドレギュレータ7はコイル5に送
る電流を調整するもので、鉄芯4等の磁力を調整するも
のである。鉄芯4と支持台3および磁気ヘッド2は一体
的に連結するため、コイル4に通電することにより支持
台3および磁気ヘッド2が励磁される。なお、鉄芯4お
よびコイル5はカバ14により保持される。図3は本実
施例の主要部をわかり易く概要表示したもので、ねじ溝
18を形成するねじ状部材9は主軸センタ19および心
押センタ20間に支持され、ベース台6および鉄芯5に
支持された磁気ヘッド2はねじ状部材9を挾んで間隔C
(図1)を介し配置される。なお、本実施例ではねじ状
部材9は主軸26により回転駆動され、磁気研磨装置1
が主軸26の回転とねじ溝18のリード寸法に同期して
ねじ状部材9の軸線方向に沿って、移動するように構成
される。
【0011】固形部材10は本実施例では直径dの鋼球
10aから形成される。また、微細磁性砥粒11は砥石
等を構成する粉体状の砥粒が使用される。鋼球10aと
微細磁性砥粒11との混合比は少なくとも鋼球10aの
表面が微細磁性砥粒11によりほぼ被包される程度に設
定される。
【0012】次に、鋼球10a(直径d)と磁気ヘッド
2とねじ状部材9との間隔(C)と、ねじ状部材9の直
径(D)と、ねじ溝18のアール寸法(R)と、磁気ヘ
ッド2のねじ状部材9の軸線方向に沿う長さ(磁気ヘッ
ドの幅L)と、前記長さを直面する磁気ヘッド2の厚み
寸法(磁気ヘッドの厚みW)との関係について説明す
る。鋼球10aはねじ溝18のアールに接触することが
必要であると共に、間隔C内に多数個介在する必要があ
るためC>d,R≧dの関係式が成立する。また、間隔
Cが余り広いと磁気ヘッド2とねじ状部材9間の磁場形
成が弱くなるため、D>Cが望ましい。一方、磁気ヘッ
ドの厚みWがねじ状部材の直径Dの寸法に近づくと磁力
のリークが生ずる。実験例によるとW=D/2乃至D/
2.5位が望ましいことがわかった。更に、磁気ヘッド
の幅LはL=1.5D乃至2Dが本実施例で望ましいこ
とが実験的に求められた。すなわち、磁気研磨装置1は
ねじ状部材9の軸線方向に沿ってその両端まで移動し、
両端部に到達してから逆方向に移動する。そのため、両
端部では瞬間的に停止する。その結果、ねじ状部材9の
両端部は他の部分よりも研磨度が進み、他の部分より余
分に研磨仕上げされる場合が生ずる。ねじ状部材9の両
端側のねじ溝18はねじの有効軸長から外れる余裕部分
として設定されるため、この部分のねじ溝18の形状が
他の有効軸長のねじ溝18の形状と異なっても特に問題
ない。以上のことからL=1.5D乃至2Dの範囲に設
定される。
【0013】次に、本実施例の作用を説明する。前記し
たように、本実施例ではねじ状部材9を主軸26により
回転し、磁気研磨装置1をねじ状部材9の軸線方向に沿
って移動するようにする。なお、磁気研磨装置1の移動
はねじ状部材9の回転とねじ溝18のリードに同期して
行われる。本実施例では、ねじ状部材9に与える回転速
度を約15m/min乃至18m/min程度とし、ねじ溝18
の仕上げ作業時間として磁気研磨装置1の往復回数を数
10回とした。図4に示すように、ねじ状部材9の外周
とS極磁気ヘッド2aおよびN極磁気ヘッド2bとの間
の間隔C内には多数個の鋼球10aが介在する。電源ユ
ニット8に連結するスライドレギュレータ7で電圧調整
してコイル5の電流値をコントロールすることにより、
鉄芯4,支持台3および磁気ヘッド2が磁化し、S極磁
気ヘッド2aとN極磁気ヘッド2b内に磁場が形成され
る。鋼球10aは磁性体からなるため、磁場形成により
それ自体が磁化し、その外周が微細性砥粒11により被
包される。そのため、多数個の鋼球10aが小径の砥石
状のものとなる。この小径の砥石状のものからなる鋼球
10aが図4に示すようにねじ溝18内に入り、そのア
ール部を押圧する。なお、鋼球10aのアール部への押
圧は磁力線によるもので特別の押圧力を外部から付加す
るものでない。そのため、ねじ状部材9の周りに形成さ
れる磁場内を多数個の鋼球10aが磁場内に浮遊しなが
らねじ溝18に順次押し込まれ、ねじ溝18を仕上げ研
磨する。以上の繰返しによりねじ溝18は均一に、かつ
極めて滑かに仕上げ研磨される。実験例としてRaが
0.2μ以下の面粗度の仕上げ研磨が出来ることが確認
された。なお、従来技術ではRaが0.3μ乃至0.4
μが限度であった。ねじ溝18の面粗度が密になること
により、耐摩耗性が向上し耐久性を向上することが出来
る。
【0014】以上の実施例において、固形部材10とし
て鋼球10aを使用したが、球面に近い多面体を用いて
もよい。また、磁気ヘッド2はねじ状部材9の大きさが
変った場合に適宜の間隔Cを保持すべくねじ状部材9側
に近接又は離隔するように配設すればよく、本実施例で
説明したような構造の支持台3に支持されるものでなく
ても構わない。また、本実施例では、普通旋盤21に磁
気研磨装置1を載置したが、前記したようにそれに限定
するものでない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 (1)研磨剤が固形部材の表面を微細磁性砥石で被包し
た小径の砥石状のものから形成され、それがねじ溝のア
ール部に磁力線に沿って押圧されるため、ねじ溝が均一
に、かつ高精度に研磨仕上げされる。 (2)多数個の研磨剤による繰返し研磨によりねじ溝が
平坦に仕上げられ耐久性が向上する。 (3)従来技術では得られないRaが0.2μの面粗度
の仕上げ面を確保することが出来る。 (4)研磨剤を間隔内に浮遊した状態でねじ状部材を回
転および移動することにより研磨仕上げが行われるた
め、特に熟練を必要とせず、かつ比較的短時間に研磨仕
上げを完了することが出来る。 (5)高精度で耐久性のあるねじ状部材が得られるた
め、該ねじ状部材を使用する機械の生産性を向上するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す正面図であ
る。
【図2】本実施例と普通旋盤に装着した状態を示す正面
図である。
【図3】本実施例の概要原理構造を示す斜視図である。
【図4】本実施例の作用を説明するための一部上面図で
ある。
【図5】従来の研磨方法による問題点を説明するための
一部上面図である。
【符号の説明】
1 磁気研磨装置 2 磁気ヘッド 2a S極磁気ヘッド 2b N極磁気ヘッド 3 支持台 4 鉄芯 5 コイル 6 ベース台 7 スライドレギュレータ 8 電源ユニット 9 ねじ状部材 10 固形部材 10a 鋼球 11 微細磁性砥粒 12 研磨剤 13 摺動本体 14 固定具 15 ベースプレート 16 移動用ハンドル 17 ロック具 18 ねじ溝 19 主軸センタ 20 心押センタ 21 普通旋盤 22 往復台 23 ベッド 24 主軸台 25 心押台 26 主軸 27 親ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜の間隔を介してねじ状部材を挾んで
    S極およびN極の磁気ヘッドを配置し、両極間に形成さ
    れる磁場内で前記ねじ状部材を回転すると共に、該ねじ
    状部材又は前記磁気ヘッド側をねじ状部材の回転とねじ
    溝のリードに同期してその軸線方向に沿って往復動して
    ねじ溝を研磨仕上げするねじ溝の磁気研磨方法であっ
    て、磁場を形成する前記間隔内に、磁性体でほぼ球状の
    固形部材と微細磁性砥粒とを適宜割合で混合した研磨剤
    を介在させ、該研磨剤を磁力線に沿ってねじ溝側に押圧
    して該ねじ溝を研磨仕上げすることを特徴とするねじ溝
    の磁気研磨方法。
  2. 【請求項2】 ねじ状部材を回転自在に支持する機械本
    体に装着されるねじ溝の磁気研磨装置であって、該磁気
    研磨装置は、前記ねじ状部材と適宜間隔を介し相対向し
    て配置されるS極およびN極からなる磁気ヘッドと、該
    磁気ヘッド間に磁場を発生させるための鉄芯,コイルお
    よびこれ等を支持すると共に前機械本体側に固着される
    ベース台と、前記磁場の磁力を調整すべく電源ユニット
    に連結するスライドレギュレータ等から構成され、磁場
    の形成される前記間隔内には、磁性体でほぼ球状の固形
    部材と微細磁性砥粒とを適宜割合で混合してなる研磨剤
    を浮遊状態に介在させることを特徴とするねじ溝の磁気
    研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気ヘッドが、磁気研磨装置の本体
    側に着脱可能に固持されていると共に、前記ねじ状部材
    に近接又はそれから離隔する方向に移動可能に支持され
    てなる請求項2に記載のねじ溝の磁気研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記固形部材は、前記ねじ溝のアール形
    状よりも小径で、かつ前記間隔内に多数個介在可能な大
    きさのものから形成され、前記間隔および磁気ヘッドの
    ねじ状部材の軸直角方向の厚み寸法(磁気ヘッドの厚
    さ)は前記磁場内の磁力のリークを制限すべく前記ねじ
    状部材の直径よりも小さ目に形成され、前記磁気ヘッド
    の前記ねじ状部材の軸線方向の幅寸法(磁気ヘッドの
    幅)は、前記ねじ状部材の両端の過剰研磨長を所定値に
    制限すべく前記ねじ状部材の直径よりもやや大き目に形
    成されてなる請求項2に記載のねじ溝の磁気研磨装置。
JP3303752A 1991-10-24 1991-10-24 ねじ溝の磁気研磨方法と装置 Pending JPH05111821A (ja)

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