JPH05111638A - 不斉誘起触媒 - Google Patents

不斉誘起触媒

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JPH05111638A
JPH05111638A JP4048436A JP4843692A JPH05111638A JP H05111638 A JPH05111638 A JP H05111638A JP 4048436 A JP4048436 A JP 4048436A JP 4843692 A JP4843692 A JP 4843692A JP H05111638 A JPH05111638 A JP H05111638A
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敦紀 森
Shohei Inoue
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式、化1 【化1】 (式中、R1 はイソプロピル基等を表わし、R2 はベン
ジル基等を表わし、R3 は低級アルコキシ基等を表わ
し、R4 は水素原子等を表わす。R5 、R6 、R7 およ
びR8 は同一または相異なり、水素原子等を表わす。*
はSまたはRの立体配置を示す。)で表わされる化合物
とチタン(IV) アルコキシドとを含有する触媒、および
該触媒を用いるアルデヒド化合物へのシアン化水素付加
による光学活性シアノヒドリンの製造。 【効果】 本発明の触媒を用いることにより、光学活性
シアノヒドリンが高収率、高純度で得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不斉誘起触媒に関するも
のである。さらに詳しくは、アルデヒド化合物へのシア
ン化水素付加による不斉シアノヒドリンの製造において
有用な触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本発
明者らは先に、シクロ〔(S)−フェニルアラニル−
(S)−ヒスチジル〕を用いることにより、アルデヒド
化合物へのシアン化水素の不斉付加反応が進行し、
(R)−体のシアノヒドリンが得られることを報告して
いる(井上ら、J.Chem. Soc. Chem. Commun.,229(1981)
、Bull. Chem. Soc. Jpn.,59,893(1986)) 。例えば、
シクロ−〔(S)−フェニルアラニル−(S)−ヒスチ
ジル〕の存在下にベンズアルデヒドとシアン化水素を反
応させることにより、(R)−マンデロニトリルが比較
的高純度、高収率で得られる。本発明者らは、ジペプチ
ドによる不斉誘起反応につき引き続き検討していく中
で、さらに優れた不斉誘起触媒を見出し本発明に至っ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は一般式
化3
【化3】 〔式中、R1 はイソプロピル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、メチル基またはベンジル
基を表わし、R2 はベンジル基またはインドール−3−
イルメチル基、イソプロピル基、イソブチル基またはフ
ェニル基を表わし、R3 は低級アルコキシ(例えばメト
キシやエトキシのようなC1-4 アルコキシ)基、ヒドロ
キシ基またはモノもしくはジ低級アルキル(例えば、メ
チル、エチルのようなC1-4 アルキル)アミノ基を表わ
し、R4 は水素原子を表わすか、あるいはR2 とR4
末端で結合してプロピレン基を形成する。R5 、R6
7 およびR8 は同一または相異なり、水素原子、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子)、低級アルキル(例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチルのようなC1-4 アルキル)基または低級アルコ
キシ (例えば、メトキシ、エトキシのようなC1-4 アル
コキシ)基を表わすか、あるいはR5 とR6 、R6 とR
7 、またはR7 とR8 が末端で結合してCH=CH−C
H=CHで示される基またはOCH2 Oで示される基を
表わす。*はSまたはRの立体配置を示す。〕で表わさ
れるジペプチド化合物とチタン(IV) アルコキシドとを
含有する不斉誘起触媒を提供するものであり、また、該
触媒を用いるアルデヒド化合物へのシアン化水素付加に
よるシアノヒドリンの製造方法を提供するものである。
一般式 化2で示されるジペプチド化合物の態様のいく
つかを以下に示す。(化4、化5、化6)
【化4】
【化5】
【化6】 〔一般式 化4、化5および化6において、R1 2
3 、R4 および*は前記と同じ意味を表わす。〕本発
明の触媒用に用いられる一般式 化3で示されるジペプ
チド化合物において、R1 としてはイソプロピル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、メチ
ル基またはベンジル基が好ましく、R2としてはベンジ
ル基、インドール−3−イルメチル基、イソプロピル基
またはイソブチル基が好ましく、R 3 としては低級アル
コキシ基が好ましく、R4 としては水素原子が好まし
く、R 5 、R6 、R7 およびR8 のうち少なくとも2つ
は水素原子であるのが好ましい。
【0004】本発明触媒に用いられる一般式 化3で示
されるジペプチド化合物は、例えば式1
【式1】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8および*は前記と同じ意味を表わす。)に従って、
2−ヒドロキシ−1−ナフトアルデヒドのようなサリチ
ルアルデヒド誘導体とジペプチドとを縮合させることに
より製造することができる。
【0005】尚、上式において2−ヒドロキシ−1−ナ
フトアルデヒドのようなサリチルアルデヒド誘導体と縮
合させるのに用いられるジペプチドは、通常のペプチド
合成の手法に従って製造することができる。
【0006】例えば、N−ベンジルオキシカルボニル−
S−バリン、N−ベンジルオキシカルボニル−S−ロイ
シン、N−ベンジルオキシカルボニル−S−イソロイシ
ン、N−ベンジルオキカルボニル−S−tert−ロイシ
ン、N−ベンジルオキシカルボニル−S−アラニン、N
−ベンジルオキシカルボニル−S−フェニルアラニンま
たはそれらの対応するR異性体とS−フェニルアラニン
アルキルエステルもしくはアミド(例えばメチルエステ
ル、エチルエステル等炭素数1から4の低級アルキルエ
ステル、ブチルアミド、ジエチルアミド等のモノもしく
はジ低級アルキルアミド)またはS−トリプトファンア
ルキルエステルもしくはアミドあるいはそれらのR異性
体とをクロロギ酸イソブチルの存在下に混合酸無水物法
により縮合させ、N−ベンジルオキシカルボニル−S−
バリル−S−フェニルアラニンメチルエステル等それぞ
れの対応するジペプチド誘導体を得、次いでこれをパラ
ジウム−炭素の存在下に加水素分解反応を行なった後、
2−ヒドロキシ−1−ナフトアルデヒドのようなサリチ
ルアルデヒド誘導体と縮合させることにより製造するこ
とができる。
【0007】また、触媒成分として用いられるチタン
(IV) アルコキシドとしては、通常チタン(IV) テトラ
エトキシド、チタン(IV) テトライソプロポキシド、チ
タン (IV) テトラプロポキシド、チタン (IV) テトラブ
トキシド等チタン (IV) の低級アルコキシド (例えば、
エトキシド、イソプロポキシド、プロポキシド、ブトキ
シドのようなC1-4 アルコキシド)が用いられ、一般式
化3で示される化合物とチタン (IV) アルコキシドの
使用量比は一般にモル比で約1:0.5〜1:2、好まし
くは1:1〜1:2の範囲である。尚、本発明の触媒
は、必ずしも定かではないが一般式 化3で示されるジ
ペプチド化合物とチタン(IV) アルコキシドとが錯体を
形成しているものと推察される。
【0008】本発明の触媒として、例えばジペプチド化
合物としてのNap-S-Val-S-Phe-OMe(化4で示される化
合物でR1 がイソプロピル基、R2 がベンジル基、R3
がメトキシ基、R4 が水素原子で立体配置が共にS体の
もの)とチタン(IV) テトラエトキシドとを使用した場
合、ベンズアルデヒドとシアン化水素との反応に存在さ
せることにより (R)−マンデロニトリルが生成し、Na
p-R-Val-R-Phe-OMe(化4で示される化合物でR1 がイソ
プロピル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ基、R
4 が水素原子で立体配置が共にR体のもの)とチタン
(IV) テトラエトキシドを使用した場合には(S)−マ
ンデロニトリルが生成する等、本発明の触媒は医農薬
(例えば、ピレスロイド系殺虫剤)、香料等の製造中間
体として有用な種々の光学活性シアノヒドリンの製造用
触媒として極めて有用である。
【0009】本発明の触媒において、一般式 化3で示
されるジペプチド化合物としては、不斉収率の点から同
一配置のアミノ酸成分、即ち*で示される炭素原子に関
する立体配置が共にSまたは共にRのものを用いること
が好ましい。
【0010】本発明の触媒が作用し得る基質化合物とし
ては、上記のベンズアルデヒドの他、p−メチルベンズ
アルデヒド、1個または2個のハロゲン原子(例えば、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子)で置換されていても
よいm−メトキシベンズアルデヒド、ナフトアルデヒ
ド、m−フェノキシベンズアルデヒド、フルフラール等
の芳香族アルデヒド、ヘプタナール等の脂肪族アルデヒ
ド、シクロヘキサンカルボアルデヒド等の脂環式アルデ
ヒドが挙げられる。
【0011】本発明の触媒を不斉シアノヒドリン合成反
応に使用するに際し、その使用量としてはアルデヒド化
合物に対し1〜15モル%で充分その目的を達し得る。
また該反応は、通常、トルエン、塩化メチレン、エチル
エーテル、イソプロピルエーテル等の不活性溶媒中、ア
ルデヒド化合物に対し1〜5倍モルのシアン化水素を−
80℃〜室温、好ましくは−50℃〜室温で反応させる
ことにより行われる。反応終了後、該反応溶液を希塩酸
−メタノール溶液に注ぎ、次いで過剰のシアン化水素を
減圧下に除去した後、通常の後処理を施すことにより目
的の不斉シアノヒドリンが得られる。
【0012】
【実施例】次に、実施例にて本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例1 アルゴン雰囲気下室温で、Nap-S-Val-S-Trp-OMe(化4で
示される化合物で、R 1 がイソプロピル基、R2 がイン
ドール−3−イルメチル基、R3 がメトキシ基、R4
水素原子で立体配置が共にS体のもの)0.05mmolをトル
エン3mlに懸濁させ、これにチタン(IV) テトラエトキ
シド0.05mmolを加えた。30分間攪拌した後、反応混合
液を−78℃に冷却し、ベンズアルデヒド0.5mmolとシ
アン化水素0.75mmolとを加えた。−40℃で3時間攪拌
を続けた後、反応溶液を希塩酸−メタノール溶液に注
ぎ、次いで過剰のシアン化水素を減圧下に除去した後、
有機層よりマンデロニトリルを85%の収率で得た。R
体とS体との比は94:6であった。
【0013】尚、収率は粗生成物の 1H−NMRスペク
トルの積分強度より計算されたものであり、R体とS体
の比は、生成物を常法に従い対応するメンチル炭酸エス
テルのジアステレオマー対に変換した後、 1H−NMR
スペクトルのメチン水素に相当するシグナルの積分強度
より求められたものである。(田中ら、J.Org.Chem.,5
5,181(1990)、森ら、Chem.Lett.,1989,2119)
【0014】実施例2 実施例1において、チタン(IV) テトラエトキシド0.05
mmolにかえてチタン (IV) テトライソプロポキシド0.05
mmolを用い、−40℃で3時間攪拌を続けるかわりに、
−20℃で2.5時間攪拌を続けた以外は実施例1と同様
の操作を行い、マンデロニトリルを96%の収率で得
た。R体とS体との比は89:11であった。
【0015】実施例3 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-Phe-OMe を用い、−40℃で3時間攪拌を続け
るかわりに、−40℃で4時間攪拌を続けた以外は実施
例1と同様の操作を行い、マンデロニトリルを85%の
収率で得た。R体とS体との比は93:7であった。
【0016】実施例4 実施例3において、Nap-S-Val-S-Phe-OMe にかえてNap-
R-Val-R-Phe-OMe を用いた以外は実施例3と同様の操作
を行い、マンデロニトリルを85%の収率で得た。R体
とS体との比は9:91であった。
【0017】実施例5 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
R-Val-S-Phe-OMe を用い、−20℃で2.5時間攪拌を続
けるかわりに、−20℃で4時間攪拌を続けた以外は実
施例2と同様の操作を行い、マンデロニトリルを84%
の収率で得た。R体とS体との比は31:69であっ
た。
【0018】実施例6 実施例1において、ベンズアルデヒドにかえて2−ナフ
トアルデヒドを用い、−40℃で3時間攪拌を続けるか
わりに、−40℃で7.5時間攪拌を続けた以外は実施例
1と同様の操作を行い、α−ヒドロキシ−(2−ナフチ
ル)アセトニトリルを88%の収率で得た。R体とS体
との比は95:5であった。
【0019】実施例7 実施例6において、2−ナフトアルデヒドにかえてフル
フラールを用いた以外は実施例6と同様の操作を行い、
α−ヒドロキシフルフリルニトリルを74%の収率で得
た。R体とS体との比は7:93であった。
【0020】実施例8 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Leu-S-Phe-OMe(化4で示される化合物で、R1 がイソ
ブチル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ基、R4
が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用い、−4
0℃で3時間攪拌を続けるかわりに、−20℃で4時間
攪拌を続けた以外は実施例1と同様の操作を行い、マン
デロニトリルを93%の収率で得た。R体とS体との比
は87.5:12.5であった。
【0021】実施例9 実施例1において、−40℃で3時間攪拌を続けるかわ
りに、−20℃で2.5時間攪拌を続けた以外は実施例1
と同様の操作を行い、マンデロニトリルを97%の収率
で得た。R体とS体との比は91:9であった。
【0022】実施例10 実施例3において、−40℃で4時間攪拌を続けるかわ
りに、−20℃で4時間攪拌を続けた以外は実施例3と
同様の操作を行い、マンデロニトリルを91%の収率で
得た。R体とS体との比は91:9であった。
【0023】実施例11 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Ile-S-Phe-OMe(化4で示される化合物で、R1 がse
c−ブチル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ基、
4 が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用いた
以外は実施例2と同様の操作を行い、マンデロニトリル
を94%の収率で得た。R体とS体との比は86.5:13.5
であった。
【0024】実施例12 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-t-Leu-S-Phe-OMe(化4で示される化合物でR1 がte
rt−ブチル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ
基、R4 が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用
い、トルエンのかわりに塩化メチレンを溶媒として使用
し、−20℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに−20℃
で4.5時間攪拌を続けた以外は実施例2と同様の操作を
行い、マンデロニトリルを74%の収率で得た。R体と
S体との比は90:10であった。
【0025】実施例13 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Ala-S-Phe-OMe(化4で示される化合物で、R1 がメチ
ル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ基、R4 が水
素原子で立体配置が共にS体のもの)を用い、−20℃
で2.5時間攪拌を続けるかわりに−20℃で4時間攪拌
を続けた以外は実施例2と同様の操作を行い、マンデロ
ニトリルを80%の収率で得た。R体とS体との比は7
9.5:20.5であった。
【0026】実施例14 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Phe-S-Phe-OMe(化4で示される化合物で、R1 がベン
ジル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ基、R4
水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用い、−20
℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに−20℃で7.5時間
攪拌を続けた以外は実施例2と同様の操作を行い、マン
デロニトリルを94%の収率で得た。R体とS体との比
は83.5:16.5であった。
【0027】実施例15 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-Phe-NEt2 (化4で示される化合物で、R1 がイ
ソプロピル基、R2 がベンジル基、R3がジエチルアミ
ノ基、R4 が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を
用い、−20℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに、−4
0℃で3時間さらに−20℃で15時間攪拌を続けた以
外は実施例2と同様の操作を行い、マンデロニトリルを
88%の収率で得た。R体とS体との比は90:10で
あった。
【0028】実施例16 実施例4において、ベンズアルデヒドにかえてm−フェ
ノキシベンズアルデヒドを用い、−40℃で4時間攪拌
を続けるかわりに、−40℃で11時間さらに−20℃
で12時間攪拌を続けた以外は実施例4と同様の操作を
行い、α−ヒドロキシ−m−フェノキシフェニルアセト
ニトリルを85%の収率で得た。R体とS体との比は
7:93であった。
【0029】実施例17 実施例3において、ベンズアルデヒドにかえてシクロヘ
キサンカルボアルデヒドを用い、−40℃で4時間攪拌
を続けるかわりに、−40℃で1.5時間攪拌を続けた以
外は実施例3と同様の操作を行い、α−ヒドロキシ−シ
クロヘキシルアセトニトリルを99%の収率で得た。R
体とS体との比は77:23であった。尚、本実施例に
おいてはR体とS体の比は、対応する(+)−1−メト
キシ−1−フェニル−2,2,2,−トリフルオロープ
ロピオン酸エステルのジアステレオマー対に導いた後、
ガスクロマトグラフィーによる異性体比から求められた
ものである。
【0030】実施例18 実施例2において、ベンズアルデヒドにかえてヘプタナ
ールを用い、−20℃で2.5時間攪拌を続けるかわり
に、−40℃で1時間攪拌を続けた以外は実施例2と同
様の操作を行い、2−ヒドロキシオクタンニトリルを9
9%の収率で得た。R体とS体との比は67:33であ
った。尚、本実施例においてはR体とS体の比は、対応
する(+)−1−メトキシ−1−フェニル−2,2,
2,−トリフルオロープロピオン酸エステルのジアステ
レオマー対に導いた後、ガスクロマトグラフィーによる
異性体比から求められたものである。
【0031】実施例19 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-Phe-OH (化4で示される化合物で、R1 がイソ
プロピル基、R2 がベンジル基、R3 がヒドロキシ基、
4 が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用い、
−20℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに、−20℃で
3時間さらに0℃で16時間攪拌を続けた以外は実施例
2と同様の操作を行い、マンデロニトリルを93%の収
率で得た。R体とS体との比は71:29であった。
【0032】実施例20 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-PhGly-S-Phe-OMe (化4で示される化合物で、R1
フェニル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ基、R
4 が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用い、−
20℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに、−20℃で2
0時間攪拌を続けた以外は実施例2と同様の操作を行
い、マンデロニトリルを62%の収率で得た。R体とS
体との比は62.5:37.5であった。
【0033】実施例21 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-PhGly-OMe (化4で示される化合物で、R1
イソプロピル基、R2 がフェニル基、R3 がメトキシ
基、R4 が水素原子で立体配置が共にS体のもの)を用
い、−20℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに、−20
℃で4時間攪拌を続けた以外は実施例2と同様の操作を
行い、マンデロニトリルを86%の収率で得た。R体と
S体との比は62:38であった。
【0034】実施例22 実施例2において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-Pro-OEt(化4で示される化合物で、R1 がイソ
プロピル基、R2 およびR4 でプロピレン基、R3 がエ
トキシ基で立体配置が共にS体のもの)を用い、−20
℃で2.5時間攪拌を続けるかわりに、−20℃で20時
間攪拌を続けた以外は実施例2と同様の操作を行い、マ
ンデロニトリルを74%の収率で得た。R体とS体との
比は66.5:33.5であった。
【0035】実施例23 実施例1において、−40℃で3時間攪拌を続けるかわ
りに、−60℃で16時間攪拌を続けた以外は実施例1
と同様の操作を行い、マンデロニトリルを83%の収率
で得た。R体とS体の比は95:5であった。
【0036】実施例24 実施例3において、チタン(IV) テトラエトキシド(0.0
5 モル) にかえてチタン (IV) テトラブトキシド(0.05
モル) を用い、−40℃で4時間攪拌を続けるかわり
に、−20℃で4時間攪拌を続けた以外は実施例3と同
様の操作を行い、マンデロニトリルを84%の収率で得
た。R体とS体の比は89:11であった。
【0037】実施例25 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Ile-S-Phe-OMe を用い、−40℃で3時間攪拌を続け
るかわりに−40℃で4時間攪拌を続けた以外は実施例
1と同様の操作を行い、マンデロニトリルを85%の収
率で得た。R体とS体の比は87.5:12.5であった。
【0038】実施例26 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-Val-OMe(化4で示される化合物で、R1 がイソ
プロピル基、R2 がイソプロピル基、R3がメトキシ
基、R4 が水素原子、立体配置が共にSのもの)を用
い、−40℃で3時間攪拌を続けるかわりに、−40℃
で4時間攪拌を続けた以外は実施例1と同様の操作を行
い、マンデロニトリルを64%の収率で得た。R体とS
体の比は93.5:6.5であった。
【0039】実施例27 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap-
S-Val-S-Leu-OMe(化4で示される化合物で、R1 がイソ
プロピル基、R2 がイソブチル基、R3 がメトキシ基、
4 が水素原子、立体配置が共にSのもの)を用い、−
40℃で3時間攪拌を続けるかわりに、−40℃で4時
間攪拌を続けた以外は実施例1と同様の操作を行い、マ
ンデロニトリルを72%の収率で得た。R体とS体の比
は79.5:20.5であった。
【0040】実施例28 実施例1において、ベンズアルデヒドにかえてm−メト
キシベンズアルデヒドを用い、−40℃で3時間攪拌を
続けるかわりに、−40℃で4時間攪拌を続けた以外は
実施例1と同様の操作を行い、α−ヒドロキシ−(m−
メトキシフェニル)−アセトニトリルを80%の収率で
得た。R体とS体の比は92.5:7.5であった。
【0041】実施例29 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてSal-
S-Val-S-Trp-OMe(化5で示される化合物で、R1 がイソ
プロピル基、R2 がインドール−3−イルメチル基、R
3 がメトキシ基、R4 が水素原子、立体配置が共にSの
もの)を用い、−40℃で3時間攪拌を続けるかわり
に、−40℃で4時間攪拌を続けた以外は実施例1と同
様の操作を行い、マンデロニトリルを83%の収率で得
た。R体とS体の比は89.5:10.5であった。
【0042】実施例30 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてNap
1 -S-Val-S-Trp-OMe(化6で示される化合物で、R1
イソプロピル基、R2 がインドール−3−イルメチル
基、R3 がメトキシ基、R4 が水素原子、立体配置が共
にSのもの)を用い、−40℃で2時間攪拌を続けるか
わりに、−40℃で4時間攪拌を続けた以外は実施例1
と同様の操作を行い、マンデロニトリルを57%の収率
で得た。R体とS体の比は87.5:12.5であった。
【0043】実施例31 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてSal
1 -S-Val-S-Phe-OMe(化3で示される化合物で、R1
イソプロピル基、R2 がベンジル基、R3 がメトキシ
基、R4 が水素原子、R5 、R6 およびR7 が水素原
子、R8 がメトキシ基、立体配置が共にSのもの)を用
い、−40℃で3時間攪拌を続けるかわりに、−40℃
で2時間攪拌を続けた以外は実施例1と同様の操作を行
い、マンデロニトリルを68%の収率で得た。R体とS
体の比は74:26であった。
【0044】実施例32 実施例1において、Nap-S-Val-S-Trp-OMe にかえてSal
2 -S-Val-S-Phe-OMe(化4で示される化合物で、R1
イソプロピル基、R2 がインドール−3−イルメチル
基、R3 がメトキシ基、R4 が水素原子、R5 およびR
7 が水素原子、R 6 およびR8 がtert−ブチル基、立体
配置が共にSのもの)を用い、−40℃で3時間攪拌を
続けるかわりに、−20℃で2.5時間攪拌を続けた以外
は実施例1と同様の操作を行い、マンデロニトリルを7
0%の収率で得た。R体とS体の比は70:30であっ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明の不斉誘起触媒は、アルデヒド化
合物へのシアン化水素付加によるシアノヒドリンの製造
において、高収率、高光学純度を与える有用な触媒であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 255/31 6917−4H 255/36 6917−4H 255/37 6917−4H C07D 317/64

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 (式中、R1 はイソプロピル基、イソブチル基、sec
    −ブチル基、tert−ブチル基、メチル基またはベンジル
    基を表わし、R2 はベンジル基またはインドール−3−
    イルメチル基、イソプロピル基、イソブチル基またはフ
    ェニル基を表わし、R3 は低級アルコキシ基、ヒドロキ
    シ基またはモノもしくはジ低級アルキルアミノ基を表わ
    し、R4 は水素原子を表わすか、あるいはR2 とR4
    末端で結合してプロピレン基を形成する。R5 、R6
    7 およびR8 は同一または相異なり、水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表
    わすか、あるいはR5 とR6 、R6 とR7 、またはR7
    とR8 が末端で結合してCH=CH−CH=CHで示さ
    れる基またはOCH2 Oで示される基を表わす。*はS
    またはRの立体配置を示す。)で表わされるジペプチド
    化合物とチタン(IV) アルコキシドとからなることを特
    徴とする不斉誘起触媒
  2. 【請求項2】一般式 化2 【化2】 (式中R1 、R2 、R3 、R4 および*は請求項1と同
    じ意味を表わす。)で示されるジペプロチド化合物とチ
    タン(IV) アルコキシドとからなることを特徴とする不
    斉誘起触媒
  3. 【請求項3】光学活性シアノヒドリン製造用の請求項1
    または2記載の不斉誘起触媒
  4. 【請求項4】アルデヒド化合物へのシアン化水素付加に
    よる光学活性シアノヒドリン製造用の請求項1、2また
    は3記載の不斉誘起触媒
  5. 【請求項5】アルデヒド化合物が芳香族アルデヒドであ
    る請求項4記載の不斉誘起触媒
  6. 【請求項6】アルデヒド化合物がベンズアルデヒドであ
    る請求項4記載の不斉誘起触媒
  7. 【請求項7】アルデヒド化合物が1個または2個のハロ
    ゲン原子で置換されていてもよいm−フェノキシベンズ
    アルデヒドである請求項4記載の不斉誘起触媒
  8. 【請求項8】2つの立体配置が共にSである請求項1、
    2、3、4、5、6または7記載の不斉誘起触媒
  9. 【請求項9】2つの立体配置が共にRである請求項1、
    2、3、4、5、6または7記載の不斉誘起触媒
  10. 【請求項10】アルデヒド化合物へのシアン化水素付加
    によるシアノヒドリンの製造において、請求項1または
    2記載の触媒を用いる方法
  11. 【請求項11】アルデヒド化合物が芳香族アルデヒドで
    ある請求項10記載方法
  12. 【請求項12】アルデヒド化合物がベンズアルデヒドで
    ある請求項10記載の方法
  13. 【請求項13】アルデヒド化合物1個または2個のハロ
    ゲン原子で置換されていてもよいm−フェノキシベンズ
    アルデヒドである請求項10記載の方法
  14. 【請求項14】2つの立体配置が共にSである請求項1
    記載の触媒を用いる請求項10、11、12または13
    記載の方法
  15. 【請求項15】2つの立体配置が共にRである請求項1
    記載の触媒を用いる請求項10、11、12または13
    記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08291137A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Rhone Poulenc Nutrition Animal シアン化水素とアルデヒドとの縮合方法

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