JPH05110899A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JPH05110899A
JPH05110899A JP27163191A JP27163191A JPH05110899A JP H05110899 A JPH05110899 A JP H05110899A JP 27163191 A JP27163191 A JP 27163191A JP 27163191 A JP27163191 A JP 27163191A JP H05110899 A JPH05110899 A JP H05110899A
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JP
Japan
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input
voltage
voltages
constant current
gain
Prior art date
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Pending
Application number
JP27163191A
Other languages
English (en)
Inventor
Terukazu Ishibashi
輝一 石橋
Minoru Kudo
穣 工藤
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガンマ補正回路の折れ点を定電流値のみで決定
でき、黒レベル領域の電圧利得による調整と入力折れ点
電圧による調整を共に1個の調整変数で行なえるように
する。 【構成】エミッタ抵抗が同一値で、定電流値が異なるこ
とにより入力最大電圧が異なる差動増幅器A1〜A3
を、入力端側で並列接続し、出力端側で負荷抵抗を縦列
接続する。入力端からの入力信号電圧が各差動増幅器A
1〜A3の入力最大電圧を越えて順次飽和電圧になるこ
とにより、電圧利得を入力折れ点電圧に応じて順次変化
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号処理回路に関
し、特に映像信号の前処理に使用するガンマ補正回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の2点折れ点のガンマ補正回
路の一例の回路図である。入力信号Viを入力して出力
信号V0を出力する増幅器A11と、出力信号V0のレ
ベルによって遮断状態から導通状態となる複数のダイオ
ードD1,D2と、入力折れ点設定電圧により決定され
る電圧V12,V13の定電圧源E2,E3と、ダイオ
ードが導通状態の時に増幅器A11の利得を変化させる
抵抗R11,R12とを備えている。
【0003】次に、この回路の動作について図4の特性
図を用いて説明する。
【0004】今、入力信号Viが0以上V1(Vpp)
未満であるとき、出力信号V0は定電圧源E2,E3の
電圧V12,13より低い電圧であるのでダイオードD
1,D2は共に遮断状態であり、負荷抵抗はR10であ
り、このときの電圧利得G1は次式より決まる。
【0005】G1=R10/(2R1)…(1) 次に、入力信号ViがV2以上V3(Vpp)未満にな
ると、出力信号V0は定電源V12より高く、V13よ
り低い値の領域に達するのでダイオードD1が導通状態
となり、ダイオードD2は遮断状態のままである。従っ
て、負荷抵抗はR10とR11の並列抵抗値(R10//
R11)となるので、この間の電圧利得G2は次の
(2)式より決まる。
【0006】
【0007】次に、入力信号ViがV2以上V3(Vp
p)未満に到ると、出力信号V0はV13より高い値の
領域に達するので、ダイオードD1,D2が共に導通状
態になる。従って、負荷抵抗はR10,R11,R12
の並列抵抗値(R10//R11//R12)となるので、
この間の電圧利得G3は次の(3)式より決まる。
【0008】
【0009】ここで、出力電圧がV01とV02のと
き、それぞれのダイオードD1,D2が導通となり、こ
れらが図4に示す折れ点となるには、定電圧源V12と
V13は次の(4),(5)式の条件を満たす必要があ
る。
【0010】
【0011】この式のVFはダイオードが遮断状態から
導通状態に転移するのに必要な電圧で、通常0.6V程
度である。(4)式より定電圧源E2はV00と抵抗R
1,R10の3つの値で決定され、同じく(5)式より
定電圧源E3は出力動作電圧V00と抵抗R1,R1
0,R11の4つの値で決定される。
【0012】ここで、ガンマ補正特性においては、黒レ
ベル(入力振幅電圧が小さい領域)における特性が映像
再現に於て重要視されるために、図5(a)の様に、電
圧利得G1を可変してG1′とする調整と、図5(b)
の様に入力折れ点電圧V1を可変してV1′とする調整
の2つの方法により、所望のガンマ補正特性を実現して
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この従来のガンマ補正
回路では、出力信号レベルによってダイオードを遮断状
態から導通状態へと転移させることにより電圧利得を変
化させるため、図5(a)のように電圧利得G1だけを
G1′へ変えようとしたとき出力電圧がV01′,V0
2′のときダイオードD1,D2が導通となるようにし
なくてはいけないので、定電圧源E2,E3を変えなく
てはならない。さらに電圧利得の関係式(1)〜(3)
式より抵抗R1,R10〜R12をも変えることにな
る。
【0014】また、図5(b)のように入力折れ点電圧
V1だけをV1′に変えようとしたとき、出力電圧がV
01′,V02′でダイオードD1,D2が導通となる
ようにしなくてはいけないので、定電圧源E2,E3を
変えなくてはならない。つまり、黒レベルでの特性を所
望の特性に設定する調整において、電圧利得G1を調整
する方法では、6つもの値を調整しなければならない。
さらに入力折れ点電圧V1を調整する方法では、2つも
の値を調整しなければいけないという問題点があった。
【0015】本発明の目的は、このような問題を解決
し、レベル調整を容易にできるようにした映像信号処理
回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理回
路の構成は、エミッタ抵抗が同一値で定電流値が異なる
複数N個の差動増幅器を備え、これら各差動増幅器の第
1の入力端子がそれぞれ共通に接続されて信号入力端子
となり、前記各差動増幅器の第2の入力端子がそれざに
共通に基準電圧源に接続され、前記各差動増幅器の同相
出力端が電源により直列接続された複数N個の負荷抵抗
列の各接続点に接続され、前記負荷抵抗列の一端が信号
出力端子となることを特徴とする。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例の2点折れ点をもガ
ンマ補正回路の回路図、図2(a),(b)は図1の各
差動増幅器の利得特性図および回路全体の利得特性図で
ある。エミッタ抵抗が同一値で定電流値の異なる差動増
幅器A1と、差動増幅器A2と、差動増幅器A3とを入
力端子1で並列接続させ、これら差動増幅器の出力は3
分割された抵抗負荷R7〜R9に接続されている。これ
ら差動増幅器A1,A2,Aは、図2(a)のように、
それぞれ利得G11,G12,G13を有している。
【0018】今、入力電圧Viが0以上V1(Vpp)
未満のときにあるとき差動増幅器A1〜A3はともに動
作状態にあり電圧利得G1は、図2(b)のように次の
(6)式で示される。
【0019】
【0020】この場合、利得G1はそれぞれの差動増幅
器A1〜A3の電圧利得の和(G11+G12+G1
3)となって表わせる。
【0021】次に、入力信号がV1≦Vi<V2(Vp
p)になると、差動増幅器A1は入力飽和電圧を越える
ため差動増幅器A2と差動増幅器A3のみが動作状態に
なり、その電圧利得G2は、図2(b)のように差動増
幅器A2,A3の利得の和(G12+G13)として次
の(7)式で表わされる。
【0022】
【0023】次に、入力信号がV1≦Vi<V2(Vp
p)に到ると、差動増幅器A2は入力飽和電圧を越える
ため飽和状態となる。そのためV2≦Vi<V3にある
ときは差動増幅器A3だけが動作状態にあるので電圧利
得G3は、図2(b)のように利得G13と等しくな
り、次の(8)式で表わされる。
【0024】G3=R9/(2R3)…(8) 以上の様に、折れ点は入力信号がそれぞれの差動増幅器
の入力飽和電圧を越えることにより順次飽和状態とな
り、電圧利得を変える動作となる。即ち折れ点は各差動
増幅器の入力飽和電圧で決まるので、次の(9)式のよ
うに表わせる。
【0025】 V1=R1×I1,V2=R2×I2,V3=R3×I3…(9) ここで、各差動増幅器のエミッタ抵抗R1,R2,R3
は等しい値であるので、各差動増幅器の定電流の値のみ
で決定することができる。また黒レベル領域の電圧利得
G1を調整する方法においては、(6)式から抵抗R7
のみ調整すればよいことになり、入力折れ点電圧V1を
調整する方法においては(9)式から定電流I1のみ調
整すればよいことになる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力信号
が差動増幅器の入力飽和電圧を越えることにより順次飽
和状態となり電圧利得を変化させるように動作し、かつ
各差動増幅器のエミッタ抵抗を等しくしているので、入
力折れ点電圧は差動増幅器の定電流値のみで設定するこ
とができ、また入力折れ点電圧を設定する変数と、電圧
利得を決定する変数は互いに独立しているので、黒レベ
ル領域の電圧利得を調整する場合に1個の抵抗のみを調
整すればよく、また入力折れ点電圧を調整するには1個
の定電流のみ調整するだけでよく、この折れ点電圧を設
定する変数を少なくしたので、半導体集積回路化したと
き、折れ点のバラツキを小さくできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の増幅器の回路図。
【図2】図1の回路図のガンマ補正特性を示す特性図。
【図3】従来例の増幅器の回路図。
【図4】図3の回路図のガンマ補正特性を示す特性図。
【図5】(a),(b)は図3で電圧利得により黒レベ
ルを調整した時および入力折れ点電圧により黒レベルを
調整したときのガンマ補正を示す特性図。
【符号の説明】
A1〜A3,A11 増幅器 D1,D2 ダイオード E1〜E3 定電圧源 I1〜I3 定電流源 Q1〜Q6 バイポーラトランジスタ R1〜R12 抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ抵抗が同一値で定電流値が異な
    る複数N個の差動増幅器を備え、これら各差動増幅器の
    第1の入力端子がそれぞれ共通に接続されて信号入力端
    子となり、前記各差動増幅器の第2の入力端子がそれぞ
    れ共通に基準電圧源に接続され、前記各差動増幅器の同
    相出力端が電源により直列接続された複数N個の負荷抵
    抗列の各接続点に接続され、前記負荷抵抗列の一端が信
    号出力端子となることを特徴とする映像信号処理回路。
JP27163191A 1991-10-21 1991-10-21 映像信号処理回路 Pending JPH05110899A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610666A (en) * 1994-12-19 1997-03-11 Nec Corporation Gamma correcting circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60257674A (ja) * 1984-06-04 1985-12-19 Olympus Optical Co Ltd 広帯域ガンマ補正回路
JPS62112479A (ja) * 1985-11-11 1987-05-23 Sony Corp 折線近似型関数発生回路
JPH0391375A (ja) * 1989-09-04 1991-04-16 Fuji Photo Film Co Ltd 非線形増幅器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980526