JP2940772B2 - 非線形変換回路 - Google Patents

非線形変換回路

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JP2940772B2 JP5243162A JP24316293A JP2940772B2 JP 2940772 B2 JP2940772 B2 JP 2940772B2 JP 5243162 A JP5243162 A JP 5243162A JP 24316293 A JP24316293 A JP 24316293A JP 2940772 B2 JP2940772 B2 JP 2940772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのガンマ補正な
どに利用される非線形変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、カメラにおける信号の処理を示
すブロック図で、CCD(1)からの信号は、S/H回
路(サンプルホールド)(2)でサンプルホールドさ
れ、AGC回路(3)で白レベルが一定に調整され、ク
ランプ回路(4)でオプティカルブラックレベルがクラ
ンプされる。クランプされた映像信号は、ガンマ補正回
路(5)でガンマ補正された後、増幅器(6)で増幅さ
れる。
【0003】ガンマ補正回路(5)に用いられる非線形
変換回路は、一般に、入力信号のレベルに応じてゲイン
が変化する増幅回路により構成され、直線的変化を示す
入力信号に対して非直線的に変化する出力特性を示す。
即ち、傾きの異なる複数の直線により所望の特性曲線を
近似するような出力特性となる。このように、ある特性
を示す曲線を複数の直線の組み合わせにより近似する方
法は、例えば、特開昭57−173239号公報に開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガンマ補正
回路(5)のガンマ補正量は、カメラの設計者の要望に
より、さまざまな値が要求される。そこで、従来は、ガ
ンマ補正量が異なる複数のガンマ補正回路を準備し、外
部から切り換えて好みの値を設定していた。ところが、
ガンマ補正回路が複数個あっても、そのガンマ補正量の
値は、固定であるので、やはり好みの値に完全に一致さ
せることは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたもので、制御信号に応じた増幅率で入力信号の
増幅を行なう可変利得増幅回路と、該可変利得増幅回路
の出力信号を増幅する第1の差動増幅回路と、前記入力
信号を増幅する第2の差動増幅回路と、前記第1及び第
2の差動増幅回路の出力電流が共通に供給される負荷抵
抗と、を有し、前記第1及び第2差動増幅回路の入力信
号に対するダイナミックレンジを異ならせて、非線形な
出力信号を前記負荷抵抗の一端から得るようにしたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に依れば、最も早く飽和する第1の差動
増幅器の前段に可変利得増幅回路を設けているので、入
出力特性の最初の立ち上がりカーブが変化し、その影響
が残るので、特性カーブ全体を変化させることができ、
ガンマ補正値を変化できる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図で、
(7)は映像信号を発生する信号源、(8)はガンマ補
正用の制御信号に応じた利得で増幅を行なう可変利得増
幅回路、(9)は、エミッタ間に抵抗(10)及び(1
1)が接続された2つのトランジスタ(12)及び(1
3)を有し、ベース間に入力信号が印加される第1差動
増幅回路、(14)はエミッタ間に抵抗(15)及び
(16)が接続された2つのトランジスタを有し、ベー
ス間に前記入力信号が印加される第2差動増幅回路、
(17)はエミッタ間に抵抗(18)及び(19)が接
続された2つのトランジスタを有し、ベース間に前記入
力信号が印加される第3差動増幅回路、及び(20)は
第1乃至第3差動増幅回路(9),(14)及び(1
7)の共通の負荷抵抗である。
【0008】第1乃至第3差動増幅回路(9),(1
4)及び(17)の各抵抗の値は、望みのダイナミック
レンジに応じて設定されている。第1差動増幅回路
(9)の抵抗(10)及び(11)が最も小さく、次に
第2差動増幅回路(14)の抵抗(15)及び(16)
が中、第3差動増幅回路(17)の抵抗(18)及び
(19)が最も大きく設定されている。第1乃至第3差
動増幅回路(9),(14)及び(17)の共通の負荷
抵抗(20)であるので、エミッタ側の抵抗の値を変え
ることにより、各差動増幅器の交流利得が変化し、各々
の入力信号に対するダイナミックレンジが変わる。
【0009】まず、無信号状態では第1乃至第3差動増
幅回路(9),(14)及び(17)は、バイアス電圧
のみが加わり全てバランス状態となっている。その為、
第1乃至第3定電流源(21)乃至(23)の和の1/
2の電流が負荷抵抗(20)に流れる。又、制御端子
(24)からの制御信号に応じて電流値が変化する電流
源(25)の働きにより、利得が変化する可変利得増幅
回路(8)は、無制御状態で所定の初期値であるとす
る。
【0010】今、信号源(7)からの映像信号のレベル
が図3の入力信号レベルAよりも小さいとすると、第1
乃至第3差動増幅回路(9),(14)及び(17)は
全てリニア領域で動作しており、飽和状態にはいずれも
なっていない。すると、可変利得増幅回路(8)と、第
1乃至第3差動増幅回路(9),(14)及び(17)
で増幅された映像信号が負荷抵抗(20)において加算
されて出力端子(26)に発生する。この時の利得が最
大利得である。
【0011】次に映像信号のレベルが増加し、図3のレ
ベルAを超えたとする。すると、最も入力信号ダイナミ
ックレンジの小さい第1差動増幅回路(9)が飽和状態
となりオフする。その結果、図3のレベルAからレベル
Bの間では、第2及び第3差動増幅回路(14)及び
(17)のみの増幅動作となるので、図示の如く利得は
低下する。そして、入力信号が図3のレベルBを超える
と、前述の場合と同様の動作で第2差動増幅回路(1
4)が飽和するので、更に利得が低下する。その結果、
図1の回路に依れば、図3の実線の如きガンマ補正特性
カーブが得られる。
【0012】この状態から可変利得増幅回路(8)の利
得を変化させて、ガンマ補正量を変化させることについ
て説明する。まず、可変利得増幅回路(8)の利得を低
下させたとすると、その分だけ信号源(7)からの信号
レベルを増加させないと、第1差動増幅回路(9)が飽
和しない。又、その時の出力端子(26)における飽和
レベルの大きさは、利得制御以前のそれと変わらないの
で、図3の実線のカーブはA′で示される一点鎖線の如
きカーブに変化する。
【0013】入力信号レベルが、図3のレベルA′を超
えると、第2及び第3差動増幅回路(14)及び(1
7)のみの動作となるので、利得は、実線のレベルAか
らレベルBまでの間と等しくなり、平行移動させれば良
い。又、この時、入力信号レベルがレベルBまで達する
と、実線の時と同様に、第2差動増幅回路(14)が飽
和する。この為、図3の入力信号レベルB以降のカーブ
も実線の傾きと等しい傾きになる。
【0014】従って、図1の回路に依れば、可変利得増
幅回路(8)の利得を低下させることでガンマ補正値を
変化させることができる。尚、図1において、可変利得
増幅回路(8)の利得を増加させれば、図3の二点鎖線
の如きカーブが得られる。図4は、図1の可変利得増幅
回路(8)の具体回路図を示すもので、差動増幅器(2
7)、分流回路(28)を備えており、分流回路(2
8)がトランジスタ(29)及び(30)のコレクタ電
流の導通量を変化させることにより、利得が変わる。即
ち、制御端子(31)及び(32)間に、利得制御信号
が印加される。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば単一の
ガンマ補正回路で複数のガンマ補正値が得られる非線形
変換回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非線形変換回路を示す回路図である。
【図2】従来の非線形変換回路を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の説明に供する為の特性図である。
【図4】図1の可変利得増幅回路(8)の具体回路図で
ある。
【符号の説明】
(8) 可変利得増幅回路 (9) 第1差動増幅回路 (14) 第2差動増幅回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号に応じた増幅率で入力信号の増
    幅を行なう可変利得増幅回路と、 該可変利得増幅回路の出力信号を増幅する第1の差動増
    幅回路と、 前記入力信号を増幅する第2の差動増幅回路と、 前記第1及び第2の差動増幅回路の出力電流が共通に供
    給される負荷抵抗と、を有し、前記第1及び第2差動増
    幅回路の入力信号に対するダイナミックレンジを異なら
    せて、非線形な出力信号を前記負荷抵抗の一端から得る
    ようにしたことを特徴とする非線形変換回路。
  2. 【請求項2】 前記入力信号は、映像信号であることを
    特徴とする請求項1記載の非線形変換回路。
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