JPH05110635A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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Publication number
JPH05110635A
JPH05110635A JP27221491A JP27221491A JPH05110635A JP H05110635 A JPH05110635 A JP H05110635A JP 27221491 A JP27221491 A JP 27221491A JP 27221491 A JP27221491 A JP 27221491A JP H05110635 A JPH05110635 A JP H05110635A
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JP
Japan
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voice
unit
caller
telephone
personal information
Prior art date
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Pending
Application number
JP27221491A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Matsushita
貢 松下
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05110635A publication Critical patent/JPH05110635A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被呼者に選択の余地を持たせ得る電話装置を
提供する。 【構成】 電話回線1に接続された回線制御部2を設
け、この回線制御部2に接続され呼出ベルを有する電話
機能部3を設け、発呼者の個人情報を含む音声信号を音
声合成により生成する音声合成部6を設け、この音声合
成部6により合成された音声信号を音声として出力する
呼出音出力部5を設けたので、発呼者の個人情報を含む
音声で被呼者を呼び出すことにより、電話に応対しなく
ても発呼者が分かり、いたずら電話やセールスの勧誘等
の対策として用いるようにした。又は、被呼者が被呼に
応じられないときに発呼者にその旨を音声で知らせる音
声応答部4を設け、被呼者から応答がないときに、発呼
者が応答の無い電話の呼び出しを続ける必要をなくする
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声分析、音声合成の
技術を備えた電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電話装置は、我々の生活に欠か
すことのできないものとなっているが、現在において
も、1人に対して1台とはなっておらず、1台の電話装
置を複数の人が共用していることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
電話装置を複数の人が共用している場合、電話がかかっ
てきたときに、その電話が誰宛にかかってきたのかが分
からないため、本人以外の人であっても電話に応答する
必要がある。
【0004】このような問題点を解決した電話装置とし
て、例えば、特開昭62−222747号公報に開示さ
れた「電話器」がある。これは、1台の電話器に属する
複数の人のうちから特定の個人の呼び出しを音声合成に
より行うようにしたものである。この場合、被呼者の意
志に拘らず、発呼者の一方的な要望により使用されるの
で、被呼者が業務を行っていて手が離せない状態であっ
ても、電話装置の呼び出しにより業務を中断せざるをえ
なくなるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、電話回線に接続された回線制御部を設け、この回線
制御部に接続され呼出ベルを有する電話機能部を設け、
発呼者の個人情報を含む音声信号を音声合成により生成
する音声合成部を設け、この音声合成部により生成され
た前記音声信号を音声として出力する呼出音出力部を設
けた。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、発呼者の個人情報を含む音声による出力
と電話機能部の呼出ベルによる出力とを手動若しくは自
動で切り換える音声/ベル切換部を設けた。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、音声合成部は、発呼者側から送ら
れてくる発呼者の個人情報を含む音声信号を音声合成に
より生成する。
【0008】請求項4記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、音声合成部に接続されこの音声合
成部により音声合成される発呼者の個人情報が予め登録
された音声情報記憶部を設けた。
【0009】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明において、発呼者が発声した音声により話者認識を
行う話者認識部を設けた。
【0010】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
発明において、発呼者が発声した自身の個人情報を音声
認識する音声認識部を設けた。
【0011】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、音声合成部は、
発呼者の個人情報と被呼者の個人情報とを含む音声信号
を音声合成により生成する。
【0012】請求項8記載の発明では、電話回線に接続
された回線制御部を設け、この回線制御部に接続され呼
出ベルを有する電話機能部を設け、発呼者の用件が緊急
を要するか否かの情報を表示出力する緊急連絡表示部を
設けた。
【0013】請求項9記載の発明では、電話回線に接続
された回線制御部を設け、この回線制御部に接続され呼
出ベルを有する電話機能部を設け、発呼者の用件が緊急
を要するか否かの情報を含む音声信号を音声合成により
生成する音声合成部を設け、この音声合成部により生成
された前記音声信号を音声として出力する呼出音出力部
を設けた。
【0014】請求項10記載の発明では、電話回線に接
続された回線制御部を設け、この回線制御部に接続され
呼出ベルを有する電話機能部を設け、発呼者及び被呼者
の個人情報と発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報
とを含む音声信号を音声合成により生成する音声合成部
を設け、この音声合成部により生成された前記音声信号
を音声として出力する呼出音出力部を設けた。
【0015】請求項11記載の発明では、請求項1,
2,3,7,9又は10記載の発明において、電話機能
部に接続されると共に発呼者が被呼者の個人情報を発声
することにより被呼者の個人情報を認識して発呼者側か
ら被呼者側へ自動的に電話をかける音声認識電話用認識
部を設け、この音声認識電話用認識部により認識される
被呼者の個人情報と音声合成部により音声合成されて発
呼者側から被呼者側へ送られる発呼者及び被呼者の個人
情報とが予め登録された音声認識電話用音声情報記憶部
を設けた。
【0016】請求項12記載の発明では、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載の
発明において、回線制御部に接続されると共に被呼者が
被呼に応じられないときに発呼者にその旨を音声で知ら
せる音声応答部を設けた。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明においては、発呼者の個人
情報を含む音声にて被呼者を呼び出すことにより、電話
に応対しなくても発呼者が分かり、応対したくない場合
には応対しなくてもよくなるため、いたずら電話やセー
ルスの勧誘等の対策として用いることが可能となる。
【0018】請求項2記載の発明においては、周囲にい
る人に発呼者を知らせたくなければ、発呼者の個人情報
を含む音声による出力を電話機能部の呼出ベルによる出
力に切り換えることにより、発呼者を周囲にいる人に知
らせないようにすることが可能となる。
【0019】請求項3記載の発明においては、発呼者側
から送られてくる音声情報により発呼者の個人情報が音
声合成されるため、個人情報を記憶しておく必要がなく
なる。
【0020】請求項4記載の発明においては、音声情報
記憶部に登録されている発呼者の個人情報に対してのみ
音声合成を行うため、いたずら電話、間違い電話に応対
する必要がなくなる。
【0021】請求項5記載の発明においては、発呼者が
押釦等の操作をしなくても、発呼者が発声するだけで話
者認識部により発呼者を認識することが可能となる。
【0022】請求項6記載の発明においては、発呼者が
押釦等の操作をしなくても、発呼者が自身の個人情報を
発声するだけで音声認識部により発呼者を認識すること
が可能となる。
【0023】請求項7記載の発明においては、発呼者の
個人情報だけでなく被呼者の個人情報も音声として出力
するため、1台の電話機を複数の人で共用していても、
被呼されている人を知らせることが可能となる。
【0024】請求項8記載の発明においては、発呼者の
用件が緊急を要するか否かを緊急連絡表示部により表示
出力することにより、被呼者が業務中で手が離せないと
きに緊急でない電話には応答する必要がなくなる。
【0025】請求項9記載の発明においては、発呼者の
用件が緊急を要するか否かの情報を音声として出力する
ことにより、請求項8記載の発明に比べて、被呼者が電
話装置を見ていなくても緊急の電話であるか否かを確認
することが可能となる。
【0026】請求項10記載の発明においては、発呼者
及び被呼者の個人情報と発呼者の用件が緊急を要するか
否かの情報とを音声により出力することにより、誰から
誰にかかって緊急を要する電話であるか、緊急を要さな
い電話であるかが分かり、被呼者の意志をより尊重する
ことが可能となる。
【0027】請求項11記載の発明においては、発呼者
が被呼者の個人情報を発声したときに、音声認識電話用
認識部にて発呼者の発声に対応した被呼者の個人情報を
音声認識電話用音声情報記憶部に登録された被呼者の個
人情報と比較して認識すると共に、この認識された被呼
者の個人情報によって発呼者側から被呼者側へ自動的に
電話をかけることにより、発呼者は一々電話番号を入力
する必要がなくなり、また、音声認識電話用音声情報記
憶部に記憶されている発呼者及び被呼者の個人情報を音
声合成部にて音声合成して発呼者側から被呼者側へ送る
ことにより、被呼者側では、請求項4,5,6記載の発
明で音声合成に用いた発呼者の個人情報を記憶しておく
音声情報記憶部を用いる必要がなくなる。
【0028】請求項12記載の発明においては、被呼者
から応答がないときに、被呼者が被呼に応じられない旨
を発呼者に音声応答部にて音声で伝えることにより、発
呼者が応答のない電話の呼び出しを続ける必要がなくな
る。
【0029】
【実施例】請求項1,3記載の発明の一実施例を図1及
び図2に基づいて説明する。まず、本実施例の全体構成
の概略を図1に基づいて述べる。電話回線1に接続され
た回線制御部2が設けられている。この回線制御部2
に、送受話器やダイヤル機能や呼出ベルを有する電話機
能部3と、音声応答部4と、呼出音出力部5に接続され
た音声合成部6とが接続されている。
【0030】このような構成において、発呼者から電話
回線1を通じて電話がかかってくると、回線制御部2に
て電話がかかってきていることを判断する。電話がかか
ってきている判断を受けて被呼者側では、音声応答部4
にて発呼者の名前や電話番号等の個人情報を問いかける
信号を回線制御部2と電話回線1とを通じて発呼者側へ
送信して発呼者に返事を促す。そして、音声応答部4か
らの問いかけに対応した個人情報を電話回線1と回線制
御部2とを通じて発呼者側から受信し、音声合成部6に
て受信した発呼者の個人情報を含む音声信号を生成す
る。さらに、この音声信号を呼出音出力部5にてスピー
カ等の信号/音響変換器を用いて呼び出しの音声に変換
して出力する。
【0031】ここに、具体例として、図2に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「どちら様ですか?」と
問いかけると、発呼者は、「”鈴木”です。」と発声す
る。発呼者の発声を受けて被呼者側では、音声合成部6
にて発呼者の発声した”鈴木”という個人情報を含む音
声信号を生成し、この音声信号を呼出音出力部5か
ら「”鈴木”さんから電話です。」という音声として出
力する。但し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び出し
に答えるまで、或いは、発呼者が呼び出しを止めるま
で、呼び出しの音声を呼出音出力部5から出力し続ける
ものとする。
【0032】上述したように、電話に応対しなくても発
呼者が分かり、発呼者を知ったうえで応対したくなけれ
ば応対しなくてもよくなるため、いたずら電話やセール
スの勧誘などの対策として用いることが可能となる。な
お、音声合成部6には、「ディジタル音声処理」、古井
著、東海大学出版会、p.134〜148 に記載された周知の
録音編集方式、パラメータ編集方式等の音声合成方式を
用いるものとする。また、本実施例は、音声応答部4を
用いて説明したが、音声応答部4が無い場合でも実施可
能となるものである。
【0033】次に、請求項2記載の発明の一実施例を図
3に基づいて説明する。なお、請求項1,3記載の一実
施例(図1及び図2参照)において説明した部分と同一
部分については同一符号を用い、その説明も省略する
(以下の実施例についても同様とする)。電話機能部3
と音声合成部6と呼出音出力部5との間に、前記音声合
成部6により音声合成された発呼者の個人情報を含む音
声による出力Aと電話機能部3の呼出ベルによる出力B
とを手動若しくは自動で切り換える音声/ベル切換部7
が設けられている。
【0034】このような構成において、音声/ベル切換
部7は、スイッチになっており、被呼者側で音声合成に
よる呼び出しが必要な場合のみスイッチをオンAにし、
音声合成部6にて得られる音声信号を呼出音出力部5か
ら音声として出力する。一方、被呼者側で音声合成によ
る呼び出しが不必要な場合にはスイッチをオフBにして
おき、電話機能部3から得られるベル音を呼出音出力部
から出力する。
【0035】上述したように、発呼者から電話がかかっ
てきたときに、周囲にいる人に発呼者が誰であるかを知
らせたくなければ、発呼者の個人情報を含む音声による
出力を音声/ベル切換部7にて電話機能部3の呼出ベル
による出力に切り換えることにより、周囲にいる人に発
呼者を知らせないようにすることが可能となる。なお、
本実施例は音声応答部4を用いて説明したが、音声応答
部4が無い場合でも実施可能となるものである。
【0036】次に、請求項4記載の発明の一実施例を図
4及び図5に基づいて説明する。まず、本実施例の全体
構成の概略を図4に基づいて述べる。音声合成部6に接
続されこの音声合成部6にて音声合成される発呼者の個
人情報が予め登録された音声情報記憶部8が設けられて
いる。
【0037】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、被呼者側では、音声応答部4に
て発呼者の個人情報を発呼者側に問いかける。この音声
応答部4からの問いかけに対して、発呼者は予め自分に
与えられているパスワードを押釦する。そして、このパ
スワードを受けた被呼者側では、音声情報記憶部8に予
め登録されている発呼者の個人情報を用い、音声合成部
6にて発呼者の個人情報を含む音声信号を生成し、この
音声信号を呼出音出力部5から音声として出力する。
【0038】ここに、具体例として、図5に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたとき、音声応答部4
にて被呼者側から発呼者側に「パスワードを押して下さ
い。」と問いかけると、発呼者は、パスワードとし
て「”1234”」と押釦する。パスワードを受けた被
呼者側では、音声情報記憶部8に登録された発呼者の個
人情報の中からパスワードの”1234”に対応した”
鈴木”という個人情報を抽出する。そして、音声合成部
6では、抽出された”鈴木”という個人情報を含む音声
信号を生成し、この音声信号を呼出音出力部5から「”
鈴木”さんから電話です。」という音声として出力す
る。但し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び出しに答
えるまで、或いは、発呼者が呼び出しを止めるまで呼び
出しの音声を呼出音出力部5から出力し続けるものとす
る。
【0039】上述したように、音声情報記憶部8に登録
されている発呼者の個人情報に対してのみ音声合成を行
うため、いたずら電話や間違い電話に応対する必要がな
くなる。なお、本実施例は音声応答部4を用いて説明し
たが、音声応答部4が無い場合でも実施可能となるもの
である。
【0040】次に請求項5記載の発明の一実施例を図6
及び図7に基づいて説明する。なお、請求項4記載の発
明の一実施例(図4及び図5参照)において説明した部
分と同一部分については同一符号を用い、その説明も省
略する(以下の実施例についても同様とする)。まず、
本実施例の全体構成の概略を図6に基づいて述べる。回
線制御部2と音声合成部6との間に、発呼者が発声した
音声により話者認識を行う話者認識部9が設けられてい
る。
【0041】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、音声応答部4からの問いかけに
対して発呼者が発声した音声を用いて話者認識部9にて
話者認識を行う。この話者認識部9にて発呼者が認識さ
れた場合、音声情報記憶部8に登録されている発呼者の
個人情報を用い、音声合成部6にて発呼者の個人情報を
含む音声信号を生成し、この音声信号を呼出音出力部5
から音声として出力する。
【0042】ここに、具体例として、図7に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「”電話”と言って下さ
い。」と問いかけると、問いかけを受けた発呼者
は、「”電話”。」と発声する。発呼者の発声を受けた
被呼者側では、話者認識部9にて”電話”という発声か
ら発呼者を話者認識する。ついで、認識された発呼者に
対応した”鈴木”という個人情報を音声情報記憶部8に
登録された個人情報の中から抽出し、音声合成部6に
て”鈴木”という個人情報を含む音声信号を生成する。
そして、この音声信号を呼出音出力部5から「”鈴木”
さんから電話です。」という音声として出力する。但
し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び出しに答えるま
で、或いは、発呼者が呼び出しを止めるまで呼び出しの
音声を呼出音出力部5から出力し続けるものとする。
【0043】上述したように、請求項4記載の発明の一
実施例(図4及び図5参照)に比べて発呼者が押釦等の
操作をしなくても、発呼者が発声するだけで話者認識部
9により発呼者を認識することが可能となる。なお、話
者認識部9には、「ディジタル音声処理」、古井著、東
海大学出版会、p.193〜206 に記載された周知の話者認
識方式等を用いるものとする。また、本実施例は音声応
答部4を用いて説明したが、音声応答部4が無い場合で
も実施可能となるものである。
【0044】次に、請求項6記載の発明の一実施例を図
8及び図9に基づいて説明する。まず、本実施例の全体
構成の概略を図8に基づいて述べる。回線制御部2と音
声合成部6との間に、発呼者が発声した自身の個人情報
を音声認識する音声認識部10が設けられている。
【0045】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、音声応答部4からの問いかけに
対して、発呼者が発声した自身の個人情報を用いて音声
認識部10にて音声認識を行う。この音声認識部10に
て発呼者の個人情報が認識された場合、音声情報記憶部
8に登録されている発呼者の個人情報を用い、音声合成
部6にて発呼者の個人情報を含む音声信号を生成し、こ
の音声信号を呼出音出力部5から音声として出力する。
【0046】ここに、具体例として、図9に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「お名前を言って下さ
い。」と問いかけると、問いかけを受けた発呼者
は、「”鈴木”。」と発声する。発呼者の発声を受けた
被呼者側では、音声認識部10にて発呼者の発声した個
人情報を認識する。ついで、認識された発呼者の個人情
報に対応した”鈴木”という個人情報を音声情報記憶部
8に登録されている個人情報の中から抽出し、音声合成
部6にて”鈴木”という個人情報を含む音声信号を生成
する。そして、この音声信号を呼出音出力部5から「”
鈴木”さんから電話です。」という音声として出力す
る。但し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び出しに答
えるまで、或いは、発呼者が呼び出しを止めるまで、呼
び出しの音声を呼出音出力部5から出力し続けるものと
する。
【0047】上述したように、発呼者が押釦等の操作を
しなくても、発呼者が自身の個人情報を発声するだけで
音声認識部10により発呼者を認識することが可能とな
る。なお、話者認識部9には、「ディジタル音声処
理」、古井著、東海大学出版会、p.149〜192 に記載さ
れた周知の音声認識方式等を用いるものとする。また、
本実施例は音声応答部4を用いて説明したが、音声応答
部4が無い場合でも実施可能となるものである。
【0048】次に、請求項7記載の発明の一実施例を図
10に基づいて説明する。まず、本実施例の構成は、図
1に示した請求項1,3記載の発明の一実施例の構成と
同様とする。但し、音声応答部4は、発呼者の個人情報
と被呼者の個人情報とを発呼者側に問いかけるように設
定されている。また、音声合成部は、発呼者の個人情報
と被呼者の個人情報とを含む音声信号を音声合成により
生成するように設定されている。
【0049】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、音声応答部4にて発呼者側に発
呼者の個人情報を問いかけると共に、被呼者の個人情報
も問いかけ、この問いかけに対して発呼者が発声した発
呼者及び被呼者の個人情報を含んだ音声信号を音声合成
部6にて生成し、この生成された音声信号を呼出音出力
部5から音声として出力する。
【0050】ここに、具体例として、図10に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「どちら様ですか?」と
問いかけると、発呼者は「”鈴木”です。」と発声す
る。そこで、再び、音声応答部4にて被呼者側から発呼
者側に「誰におかけですか?」と問いかけると、発呼者
は「”佐藤”さん。」と発声する。そして、音声合成部
6にて発呼者の”鈴木”と被呼者の”佐藤”という個人
情報を含む音声信号を生成し、この音声信号を呼出音出
力部5から「”鈴木”さんから”佐藤”さんに電話で
す。」という音声として出力する。但し、被呼者が電話
機能部3を用いて呼び出しに答えるまで、或いは、発呼
者が呼び出しを止めるまで、呼び出しの音声を呼出音出
力部5から出力し続けるものとする。
【0051】上述したように、発呼者の個人情報だけで
なく被呼者の個人情報も音声として出力するため、1台
の電話機を複数の人で共用していても、被呼されている
人を知らせることが可能となる。なお、本実施例は音声
応答部4を用いて説明したが、音声応答部4が無い場合
でも実施可能となるものである。
【0052】次に、請求項8記載の発明の一実施例を図
11及び図12に基づいて説明する。まず、本実施例の
全体構成の概略を図11に基づいて述べる。電話回線1
に接続された回線制御部2が設けられている。この回線
制御部2に、呼出ベルを有する電話機能部3と、音声応
答部4と、発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報を
表示出力する緊急連絡表示部11とが接続されている。
【0053】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、音声応答部4にて発呼者の用件
が緊急を要するか否かを発呼者側に問いかけ、発呼者は
その問いかけに対して、押釦、若しくは、音声で回答
し、この回答にしたがって緊急連絡表示部11にてLE
Dを用いて点滅させたり、LCDを用いて文字で表示す
ることにより緊急を要するか否かを表示する。
【0054】ここに、具体例として、図12に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「緊急の用件ならば、”
#”を押して下さい。」と問いかけると、発呼者
は、「”#”」を押釦する。そこで、被呼者側では、緊
急連絡表示部11にて「”緊急電話”」と表示する。但
し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び出しに答えるま
で、或いは、発呼者が呼び出しを止めるまで、”緊急電
話”という表示を続けるものとする。
【0055】上述したように、発呼者の用件が緊急を要
するか否かを緊急連絡表示部11にて表示することによ
り、被呼者が業務中で手が離せないときに緊急でない電
話には応答する必要がなくなる。なお、本実施例は音声
応答部4を用いて説明したが、音声応答部4が無い場合
でも実施可能となるものである。
【0056】次に、請求項9記載の発明の一実施例を図
13に基づいて説明する。本実施例の構成は、図1に示
した請求項1,3記載の発明の一実施例の構成と同様と
する。但し、音声応答部4は、発呼者の用件が緊急を要
するか否かの情報を発呼者側に問いかけるように設定さ
れている。また、音声合成部6は、発呼者の用件が緊急
を要するか否かの情報を含む音声信号を音声合成により
生成するように設定されている。
【0057】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、音声応答部4にて発呼者側にそ
の用件が緊急を要するか否かを問いかけ、発呼者はその
問いかけに対して音声、若しくは、押釦で回答し、この
回答にしたがって音声合成部6にて緊急を要するか否か
を意味する情報を含む音声信号を生成し、この音声信号
を呼出音出力部5により音声として出力する。
【0058】ここに、具体例として、図13に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「緊急の用件ならば、”
#”を押して下さい。」と問いかけると、発呼者
は、「”#”」を押釦する。発呼者の押釦を受けて被呼
者側では、音声合成部6にて緊急の電話であることを意
味する情報を含む音声信号を生成し、この音声信号を呼
出音出力部5から「緊急の電話です。」という音声とし
て出力する。但し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び
出しに答えるまで、或いは、発呼者が呼び出しを止める
まで呼び出しの音声を呼出音出力部5から出力し続ける
ものとする。
【0059】上述したように、発呼者の用件が緊急を要
するか否かの情報を音声として出力することにより、前
述の請求項8記載の発明の一実施例(図11及び図12
参照)に比べて、被呼者が電話装置を見ていなくても緊
急の電話であるか否かを確認することが可能となる。な
お、本実施例は音声応答部4を用いて説明したが、音声
応答部4が無い場合でも実施可能となるものである。
【0060】次に、請求項10記載の発明の一実施例を
図14に基づいて説明する。本実施例の構成は、図1に
示した請求項1,3記載の発明の一実施例の構成と同様
とする。但し、音声応答部6は、発呼者及び被呼者の個
人情報と発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報とを
発呼者側に問いかけるように設定されている。また、音
声合成部6は、発呼者及び被呼者の個人情報と発呼者の
用件が緊急を要するか否かの情報とを含む音声信号を音
声合成により生成するように設定されている。
【0061】このような構成において、発呼者から電話
がかかってきたときに、音声応答部4により発呼者及び
被呼者の個人情報と共に発呼者の用件が緊急を要するか
否かを発呼者側に問いかけ、発呼者は、その問いかけに
対応した回答をし、この回答にしたがって発呼者及び被
呼者の個人情報と、発呼者の用件が緊急を要するか否か
の情報とを含む音声信号を音声合成部6にて生成し、こ
の音声信号を呼出音出力部5にて音声として出力する。
【0062】ここに、具体例として、図14に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「どちら様ですか?」と
問いかけると、発呼者は、「”鈴木”です。」と発声す
る。また、再び、音声応答部4にて、被呼者側から発呼
者側へ「誰におかけですか?」と問いかけると、発呼者
は「”佐藤”さん。」と発声する。そして、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側へ「緊急の御用件なら
ば、”#”を押して下さい。」と問いかけると、発呼者
は「”#”」を押釦する。そこで、被呼者側では、音声
認識部10にて”鈴木”、”佐藤”、”#”のそれぞれ
に対応した情報を含む音声信号を生成し、この音声信号
を呼出音出力部5から「”鈴木”さんから”佐藤”さん
に緊急の電話です。」という音声として出力する。但
し、被呼者が電話機能部3を用いて呼び出しに答えるま
で、或いは、発呼者が呼び出しを止めるまで呼び出しの
音声を呼出音出力部5から出力し続けるものとする。
【0063】上述したように、発呼者及び被呼者の個人
情報と発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報とを音
声により出力することにより、誰から誰にかかってきた
電話であるか、しかも、緊急を要する電話であるか、緊
急を要さない電話であるかが分かり、被呼者の意志をよ
り尊重することが可能となる。なお、本実施例は音声応
答部4を用いて説明したが、音声応答部4が無い場合で
も実施可能となるものである。
【0064】次に、請求項11記載の発明の一実施例を
図15に基づいて説明する。なお、請求項1,3記載の
発明の一実施例(図1参照)において説明した部分と同
一部分については同一符号を用い、その説明も省略す
る。まず、本実施例の全体構成の概略を図15に基づい
て述べる。電話機能部3に接続されると共に、発呼者が
発声した被呼者の個人情報を前記電話機能部3の送受話
器3aから入力することにより被呼者の個人情報を認識
して発呼者側から被呼者側へ自動的に電話をかける音声
認識電話用認識部12が設けられている。この音声認識
電話用認識部12と音声合成部6との間に、前記音声認
識電話用認識部12にて認識される被呼者の個人情報
と、前記音声合成部6にて音声合成されて発呼者側から
被呼者側へ送られる発呼者及び被呼者の個人情報とが予
め登録された音声認識電話用音声情報記憶部13が設け
られている。
【0065】このような構成において、発呼者が発声し
た被呼者の個人情報を送受話器3aから入力すると、発
呼者の発声に対応した音声認識電話用音声情報記憶部1
3に登録されている被呼者の個人情報が音声認識電話用
認識部12により認識され、認識された被呼者の個人情
報により電話機能部3、回線制御部2、電話回線1を通
じて発呼者側から被呼者側へ自動的に電話がかけられ
る。また、発呼者側と被呼者側とが通話状態になったと
きに、発呼者側の音声認識電話用音声情報記憶部13に
記憶されている発呼者及び被呼者の個人情報を用い、こ
れらの発呼者及び被呼者の個人情報を含む音声信号が音
声合成部6にて生成され、この音声信号が回線制御部
2、電話回線1を通じて発呼者側から被呼者側に送信さ
れる。
【0066】上述したように、発呼者が被呼者の個人情
報を発声すれば、音声認識電話用認識部12にて自動的
に発呼者側から被呼者側へ電話がかけられるため、発呼
者は、一々、電話番号を入力する必要がなくなる。ま
た、発呼者側の音声認識電話用音声情報記憶部13に登
録されている被呼者及び発呼者の個人情報を音声合成部
6にて音声合成して発呼者側から被呼者側に送信するこ
とにより、被呼者側では前述の請求項4,5,6の発明
の各実施例(図4ないし図9参照)で音声合成に用いた
被呼者の個人情報を登録しておく音声情報記憶部8を用
いる必要がなくなる。なお、この音声認識電話用認識部
12には、「ディジタル音声処理」、古井著、東海大学
出版会、p.149〜192 に記載されている音声認識方式等
を用いるものとする。また、本実施例は音声応答部4を
用いて説明したが、音声応答部4が無い場合でも実施可
能となるものである。
【0067】次に、請求項12記載の発明の一実施例を
図16に基づいて説明する。本実施例の構成は、図1に
示した請求項1,3記載の発明の一実施例の構成と同様
とする。但し、音声応答部4は、被呼者が被呼に応じら
れないときに発呼者にその旨を音声で知らせるように設
定されている。
【0068】このような構成において、発呼者からの電
話により呼出音出力部5を通じて被呼者の呼出しを行っ
たときに、被呼者が被呼に応じられない場合には、音声
応答部4により被呼者が被呼に応じられないことを意味
する音声情報を回線制御部2と電話回線1とを介して発
呼者側へ送信する。
【0069】ここに、具体例として、図16に示すよう
に、発呼者から電話がかかってきたときに、音声応答部
4にて被呼者側から発呼者側に「どちら様ですか?」と
問いかけると、発呼者は、「”鈴木”です。」と発声す
る。発呼者の発声を受けて被呼者側では、音声合成部6
にて”鈴木”という個人情報を含む音声信号を生成し、
この音声信号を呼出音出力部5から「”鈴木”さんから
電話です。」という音声として出力する。このとき、被
呼者が被呼に応じられない状態にあるならば、音声応答
部4により被呼者が被呼に応じられないことを意味する
「申し訳ございませんが、しばらくしてからおかけ直し
下さい。」という音声情報を回線制御部2と電話回線1
とを介して発呼者へ送信する。これにより、発呼者は、
一旦、電話を切って、しばらくしてから電話をかけ直
す。
【0070】上述したように、被呼者から応答がないと
きに、被呼者が被呼に応じられない旨を発呼者に音声応
答部4にて音声で伝えることにより、発呼者が応答の無
い電話の呼び出しを続ける必要がなくなる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、電話回線に接続
された回線制御部を設け、この回線制御部に接続され呼
出ベルを有する電話機能部を設け、発呼者の個人情報を
含む音声信号を音声合成により生成する音声合成部を設
け、この音声合成部により生成された前記音声信号を音
声として出力する呼出音出力部を設けたので、発呼者の
個人情報を含む音声にて被呼者を呼び出すことにより、
電話に応対しなくても発呼者が分かり、応対したくない
場合には応対しなくてもよくなるため、いたずら電話や
セールスの勧誘等の対策として用いることができるもの
である。
【0072】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、発呼者の個人情報を含む音声による出力と
電話機能部の呼出ベルによる出力とを手動若しくは自動
で切り換える音声/ベル切換部を設けたので、周囲にい
る人に発呼者を知らせたくなければ、発呼者の個人情報
を含む音声による出力を電話機能部の呼出ベルによる出
力に切り換えることにより、発呼者を周囲にいる人に知
らせないようにすることができるものである。
【0073】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、音声合成部は、発呼者側から送られ
てくる発呼者の個人情報を含む音声信号を音声合成によ
り生成するので、発呼者側から送られてくる音声情報に
より発呼者の個人情報が音声合成されるため、発呼者の
個人情報を記憶しておく必要がなくなるものである。
【0074】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、音声合成部に接続されこの音声合成
部により音声合成される発呼者の個人情報が予め登録さ
れた音声情報記憶部を設けたので、音声情報記憶部に登
録されている発呼者の個人情報に対してのみ音声合成を
行うため、被呼者はいたずら電話や間違い電話に応対す
る必要がなくなるものである。
【0075】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、発呼者が発声した音声により話者認識を行
う話者認識部を設けたので、発呼者が押釦等の操作をし
なくても、発呼者が発声するだけで話者認識部により発
呼者を認識することができるものである。
【0076】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、発呼者が発声した自身の個人情報を音声認
識する音声認識部を設けたので、発呼者が押釦等の操作
をしなくても、発呼者が自身の個人情報を発声するだけ
で音声認識により発呼者を認識することができるもので
ある。
【0077】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、音声合成部は、
発呼者の個人情報と被呼者の個人情報とを含む音声信号
を音声合成により生成するので、発呼者の個人情報だけ
でなく被呼者の個人情報も音声として出力するため、1
台の電話機を複数の人で共用していても、被呼されてい
る人を知らせることができるものである。
【0078】請求項8記載の発明は、電話回線に接続さ
れた回線制御部を設け、この回線制御部に接続され呼出
ベルを有する電話機能部を設け、発呼者の用件が緊急を
要するか否かの情報を表示出力する緊急連絡表示部を設
けたので、発呼者の用件が緊急を要するか否かを表示出
力することにより、被呼者は業務中で手が離せないとき
に緊急でない電話に応答する必要がなくなるものであ
る。
【0079】請求項9記載の発明は、電話回線に接続さ
れた回線制御部を設け、この回線制御部に接続され呼出
ベルを有する電話機能部を設け、発呼者の用件が緊急を
要するか否かの情報を含む音声信号を音声合成により生
成する音声合成部を設け、この音声合成部により生成さ
れた前記音声信号を音声として出力する呼出音出力部を
設けたので、発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報
を音声として出力することにより、請求項8記載の発明
に比べて、被呼者が電話装置を見ていなくても緊急の電
話であるか否かを確認することができるものである。
【0080】請求項10記載の発明は、電話回線に接続
された回線制御部を設け、この回線制御部に接続され呼
出ベルを有する電話機能部を設け、発呼者及び被呼者の
個人情報と発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報と
を含む音声信号を音声合成により生成する音声合成部を
設け、この音声合成部により生成された前記音声信号を
音声として出力する呼出音出力部を設けたので、発呼者
及び被呼者の個人情報と発呼者の用件が緊急を要するか
否かの情報とを音声により出力することにより、誰から
誰にかかって緊急を要する電話であるか、緊急を要さな
い電話であるかが分かり、被呼者の意志をより尊重する
ことができるものである。
【0081】請求項11記載の発明は、請求項1,2,
3,7,9又は10記載の発明において、電話機能部に
接続されると共に発呼者が被呼者の個人情報を発声する
ことにより被呼者の個人情報を認識して発呼者側から被
呼者側へ自動的に電話をかける音声認識電話用認識部を
設け、この音声認識電話用認識部により認識される被呼
者の個人情報と音声合成部により音声合成されて発呼者
側から被呼者側へ送られる発呼者及び被呼者の個人情報
とが予め登録された音声認識電話用音声情報記憶部を設
けたので、発呼者が被呼者の個人情報を発声すると、発
呼者側から被呼者側へ自動的に電話がかけられるため、
発呼者は一々電話番号を入力する必要がなくなり、ま
た、音声認識電話用音声情報記憶部に記憶されている発
呼者及び被呼者の個人情報を音声合成して発呼者側から
被呼者側へ送ることにより、被呼者側では、請求項4,
5,6記載の発明で音声合成に用いた発呼者の個人情報
を登録しておく音声情報記憶部を用いる必要がなくなる
ものである。
【0082】請求項12記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載の発明
において、回線制御部に接続されると共に被呼者が被呼
に応じられないときに発呼者にその旨を音声で知らせる
音声応答部を設けたので、被呼者から応答がないとき
に、発呼者は応答の無い電話の呼び出しを続ける必要が
なくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,3記載の発明の一実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図2】発呼者と被呼者側の電話装置との対話の一例を
示す対話流れ図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例を示すブロック
回路図である。
【図4】請求項4記載の発明の一実施例を示すブロック
回路図である。
【図5】発呼者と被呼者側の電話装置との対話及び動作
の一例を示す対話流れ図である。
【図6】請求項5記載の発明の一実施例を示すブロック
回路図である。
【図7】発呼者と被呼者側の電話装置との対話の一例を
示す対話流れ図である。
【図8】請求項6記載の発明の一実施例を示すブロック
回路図である。
【図9】発呼者と被呼者側の電話装置との対話の一例を
示す対話流れ図である。
【図10】請求項7記載の発明の一実施例を示す対話流
れ図である。
【図11】請求項8記載の発明の一実施例を示すブロッ
ク回路図である。
【図12】発呼者と被呼者側の電話装置との対話及び動
作の一例を示す対話流れ図である。
【図13】請求項9記載の発明の一実施例を示す対話流
れ図である。
【図14】請求項10記載の発明の一実施例を示す対話
流れ図である。
【図15】請求項11記載の発明の一実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図16】請求項12記載の発明の一実施例を示す対話
流れ図である。
【符号の説明】
1 電話回線 2 回線制御部 3 電話機能部 4 音声応答部 5 呼出音出力部 6 音声合成部 7 音声/ベル切換部 8 音声情報記憶部 9 話者認識部 10 音声認識部 11 緊急連絡表示部 12 音声認識電話用認識部 13 音声認識電話用音声情報記憶部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続された回線制御部を設
    け、この回線制御部に接続され呼出ベルを有する電話機
    能部を設け、発呼者の個人情報を含む音声信号を音声合
    成により生成する音声合成部を設け、この音声合成部に
    より生成された前記音声信号を音声として出力する呼出
    音出力部を設けたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 発呼者の個人情報を含む音声による出力
    と電話機能部の呼出ベルによる出力とを手動若しくは自
    動で切り換える音声/ベル切換部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 音声合成部は、発呼者側から送られてく
    る発呼者の個人情報を含む音声信号を音声合成により生
    成することを特徴とする請求項1又は2記載の電話装
    置。
  4. 【請求項4】 音声合成部に接続されこの音声合成部に
    より音声合成される発呼者の個人情報が予め登録された
    音声情報記憶部を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 発呼者が発声した音声により話者認識を
    行う話者認識部を設けたことを特徴とする請求項4記載
    の電話装置。
  6. 【請求項6】 発呼者が発声した自身の個人情報を音声
    認識する音声認識部を設けたことを特徴とする請求項4
    記載の電話装置。
  7. 【請求項7】 音声合成部は、発呼者の個人情報と被呼
    者の個人情報とを含む音声信号を音声合成により生成す
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記
    載の電話装置。
  8. 【請求項8】 電話回線に接続された回線制御部を設
    け、この回線制御部に接続され呼出ベルを有する電話機
    能部を設け、発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報
    を表示出力する緊急連絡表示部を設けたことを特徴とす
    る電話装置。
  9. 【請求項9】 電話回線に接続された回線制御部を設
    け、この回線制御部に接続され呼出ベルを有する電話機
    能部を設け、発呼者の用件が緊急を要するか否かの情報
    を含む音声信号を音声合成により生成する音声合成部を
    設け、この音声合成部により生成された前記音声信号を
    音声として出力する呼出音出力部を設けたことを特徴と
    する電話装置。
  10. 【請求項10】 電話回線に接続された回線制御部を設
    け、この回線制御部に接続され呼出ベルを有する電話機
    能部を設け、発呼者及び被呼者の個人情報と発呼者の用
    件が緊急を要するか否かの情報とを含む音声信号を音声
    合成により生成する音声合成部を設け、この音声合成部
    により生成された前記音声信号を音声として出力する呼
    出音出力部を設けたことを特徴とする電話装置。
  11. 【請求項11】 電話機能部に接続されると共に発呼者
    が被呼者の個人情報を発声することにより被呼者の個人
    情報を認識して発呼者側から被呼者側へ自動的に電話を
    かける音声認識電話用認識部を設け、この音声認識電話
    用認識部により認識される被呼者の個人情報と音声合成
    部により音声合成されて発呼者側から被呼者側へ送られ
    る発呼者及び被呼者の個人情報とが予め登録された音声
    認識電話用音声情報記憶部を設けたことを特徴とする請
    求項1,2,3,7,9又は10記載の電話装置。
  12. 【請求項12】 回線制御部に接続されると共に被呼者
    が被呼に応じられないときに発呼者にその旨を音声で知
    らせる音声応答部を設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載の
    電話装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5649007A (en) * 1993-12-07 1997-07-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Telephone set of distinctive ringing type capable of generating different calling sounds after the telephone set is connected to remote calling party
US5673313A (en) * 1993-12-07 1997-09-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Telephone set of distinctive ringing type wherein pattern of telephone number call signal is registered for determination of telephone number being called
US5748712A (en) * 1993-12-07 1998-05-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Facsimile system of distinctive ringing type capable of automatic facsimile reception even when received call signal calls telephone number for telephone reception
JP2020141162A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 株式会社チカク プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置

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