JPH0511010Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0511010Y2 JPH0511010Y2 JP13545887U JP13545887U JPH0511010Y2 JP H0511010 Y2 JPH0511010 Y2 JP H0511010Y2 JP 13545887 U JP13545887 U JP 13545887U JP 13545887 U JP13545887 U JP 13545887U JP H0511010 Y2 JPH0511010 Y2 JP H0511010Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw shaft
- frame
- piston
- slab
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims description 13
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 238000005204 segregation Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、連続鋳造機において、上部ロールユ
ニツトを圧下させる装置に関するものである。
ニツトを圧下させる装置に関するものである。
従来、連続鋳造機における上部ロールユニツト
の圧下装置としては、ネジジヤツキを用いたもの
や油圧シリンダを用いたもの等が知られている。
ネジジヤツキを用いたものに、本出願人が先に提
案したものがある。それは、第4図に示すよう
に、下部ロールユニツトを支持する下部フレーム
21にウオームギヤ機構22を装着し、下部フレ
ーム21にて軸心方向に移動可能にかつ回転不可
能に支持され且つ下端部にネジ部24が形成され
たネジ軸23を設け、そのネジ部24に前記ウオ
ームギヤ機構22にて回転駆動されるナツト部材
25を螺合し、前記ネジ軸23の上部に球面座2
6を介して上部ロールユニツトを支持する上部フ
レーム27を係合させて支持し、さらにネジ軸2
3の上端部と上部フレーム27の間に過負荷を逃
がすように皿バネ28を介装したものである。
の圧下装置としては、ネジジヤツキを用いたもの
や油圧シリンダを用いたもの等が知られている。
ネジジヤツキを用いたものに、本出願人が先に提
案したものがある。それは、第4図に示すよう
に、下部ロールユニツトを支持する下部フレーム
21にウオームギヤ機構22を装着し、下部フレ
ーム21にて軸心方向に移動可能にかつ回転不可
能に支持され且つ下端部にネジ部24が形成され
たネジ軸23を設け、そのネジ部24に前記ウオ
ームギヤ機構22にて回転駆動されるナツト部材
25を螺合し、前記ネジ軸23の上部に球面座2
6を介して上部ロールユニツトを支持する上部フ
レーム27を係合させて支持し、さらにネジ軸2
3の上端部と上部フレーム27の間に過負荷を逃
がすように皿バネ28を介装したものである。
一方、油圧シリンダを用いたものはリンクチエ
ーン式ダミーバを使用するものに適用されてお
り、上部フレームを油圧シリンダにて押し付ける
ように構成され、全ストロークにわたつて油圧シ
リンダにて上下移動させるものである。
ーン式ダミーバを使用するものに適用されてお
り、上部フレームを油圧シリンダにて押し付ける
ように構成され、全ストロークにわたつて油圧シ
リンダにて上下移動させるものである。
ところで、ネジジヤツキを用いたものでは、機
械的にロール間の隙間が拘束され、上部フレーム
を押し付けることができないため、リンクチエー
ン式ダミーバには適用できず、また鋳片に対して
一定圧でロールを押し付けることができない。
械的にロール間の隙間が拘束され、上部フレーム
を押し付けることができないため、リンクチエー
ン式ダミーバには適用できず、また鋳片に対して
一定圧でロールを押し付けることができない。
また、油圧シリンダを用いたものは、上部フレ
ームを中間位置で止めることが通常の制御機器で
は全く不可能であるため、鋳片の圧下量を最初か
ら正しく設定するのが難しく、これを解消するに
は特殊で高価な制御機器を用いる必要がある。
ームを中間位置で止めることが通常の制御機器で
は全く不可能であるため、鋳片の圧下量を最初か
ら正しく設定するのが難しく、これを解消するに
は特殊で高価な制御機器を用いる必要がある。
そこで、例えば特開昭61−216844号公報には、
油圧シリンダとネジジヤツキとの両者を設けて、
上記のような不具合の解消を図る連続鋳造装置が
開示されている。その装置においては、下部フレ
ームに固定された油圧シリンダのピストン軸の上
端側に上部フレームが連結され、そして、このピ
ストン軸の側部に、このピストン軸と平行に延び
ると共に上端側が上部フレームに螺合したネジス
ピンドルがさらに配設されている。このネジスピ
ンドルの下端を下部フレーム上のストツパ部材に
当接させた状態で、上記ネジスピンドルを回転操
作することによつて、上部フレームが昇降し、こ
れにより、ロール間隔が設定される。そして、油
圧シリンダからは、上記ネジスピンドル下端の当
接状態が維持されるように、一定の油圧力が上部
フレームに対して圧下方向に作用するようになつ
ている。
油圧シリンダとネジジヤツキとの両者を設けて、
上記のような不具合の解消を図る連続鋳造装置が
開示されている。その装置においては、下部フレ
ームに固定された油圧シリンダのピストン軸の上
端側に上部フレームが連結され、そして、このピ
ストン軸の側部に、このピストン軸と平行に延び
ると共に上端側が上部フレームに螺合したネジス
ピンドルがさらに配設されている。このネジスピ
ンドルの下端を下部フレーム上のストツパ部材に
当接させた状態で、上記ネジスピンドルを回転操
作することによつて、上部フレームが昇降し、こ
れにより、ロール間隔が設定される。そして、油
圧シリンダからは、上記ネジスピンドル下端の当
接状態が維持されるように、一定の油圧力が上部
フレームに対して圧下方向に作用するようになつ
ている。
上記構造によつて、鋳片に対してのより正確な
圧下量の設定が可能であると共に、一定圧での押
し付けを行わせることができる。
圧下量の設定が可能であると共に、一定圧での押
し付けを行わせることができる。
しかしながら、上記公報記載の装置において
は、ネジジヤツキを構成するネジスピンドルと油
圧シリンダのピストン軸との二つの軸が互いに隣
合う位置に平行に配設された構成であることか
ら、下部フレームや上部フレームへの連結構造も
二つの軸毎に互いに独立に設ける必要があり、こ
のため、構造が複雑になると共に、形状も大形化
する。特に、このような構造は連続鋳造機におい
ては、ロールユニツトの数に応じて多数設けて構
成することが必要となるために、さらに形状の大
形化を伴い、また、価格の高騰を招来するものと
なる。
は、ネジジヤツキを構成するネジスピンドルと油
圧シリンダのピストン軸との二つの軸が互いに隣
合う位置に平行に配設された構成であることか
ら、下部フレームや上部フレームへの連結構造も
二つの軸毎に互いに独立に設ける必要があり、こ
のため、構造が複雑になると共に、形状も大形化
する。特に、このような構造は連続鋳造機におい
ては、ロールユニツトの数に応じて多数設けて構
成することが必要となるために、さらに形状の大
形化を伴い、また、価格の高騰を招来するものと
なる。
さらに、上記従来構造においては、ネジスピン
ドルとピストン軸とは互いに平行に位置すること
から、油圧シリンダからの油圧力は、上記ネジス
ピンドルに対して回転モーメント力として作用す
るものともなつている。このため、ネジスピンド
ルに曲げ変形を生じ易く、この結果、ローラ間隔
が設定値に精度良く維持されず、圧下量の変動を
生じ易いという問題をも生じる。
ドルとピストン軸とは互いに平行に位置すること
から、油圧シリンダからの油圧力は、上記ネジス
ピンドルに対して回転モーメント力として作用す
るものともなつている。このため、ネジスピンド
ルに曲げ変形を生じ易く、この結果、ローラ間隔
が設定値に精度良く維持されず、圧下量の変動を
生じ易いという問題をも生じる。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたも
のであつて、その目的は、鋳片の圧下量を最初か
ら正しく設定できるとともに鋳片を所定の圧力で
圧下し得る構成をより簡素なものとすることが可
能であり、これによつて、形状の小形化や低廉化
を図り得ると共に、さらに、ローラ間隔を精度良
く安定して制御し得る連続鋳造機のロールユニツ
ト圧下装置を提供することにある。
のであつて、その目的は、鋳片の圧下量を最初か
ら正しく設定できるとともに鋳片を所定の圧力で
圧下し得る構成をより簡素なものとすることが可
能であり、これによつて、形状の小形化や低廉化
を図り得ると共に、さらに、ローラ間隔を精度良
く安定して制御し得る連続鋳造機のロールユニツ
ト圧下装置を提供することにある。
本考案の連続鋳造機のロールユニツト圧下装置
は、上記の目的を達成するために、相対向するロ
ールユニツトを各々支持する一対のフレームと、
これらフレーム間に架設されるネジ軸とが設けら
れ、ネジ軸の一端側は、このネジ軸の軸方向位置
を調整するネジジヤツキを介して一方のフレーム
に連結される一方、上記ネジ軸の他端側には、こ
のネジ軸と同軸状にピストンが設けられ、このピ
ストン及びこのピストンを囲うシリンダ本体から
成る小ストロークのシリンダ装置に球面座を介し
て他方のフレームが連結されていることを特徴と
している。
は、上記の目的を達成するために、相対向するロ
ールユニツトを各々支持する一対のフレームと、
これらフレーム間に架設されるネジ軸とが設けら
れ、ネジ軸の一端側は、このネジ軸の軸方向位置
を調整するネジジヤツキを介して一方のフレーム
に連結される一方、上記ネジ軸の他端側には、こ
のネジ軸と同軸状にピストンが設けられ、このピ
ストン及びこのピストンを囲うシリンダ本体から
成る小ストロークのシリンダ装置に球面座を介し
て他方のフレームが連結されていることを特徴と
している。
上記構成においては、シリンダ装置で所定の油
圧力を作用させた状態で、ネジ軸の軸方向位置を
ネジジヤツキで調整することによつて、ロール間
に送り込まれる鋳片の圧下量を正しく最初から設
定でき、また、シリンダ装置にて鋳片を一定圧で
押し付けることができる。
圧力を作用させた状態で、ネジ軸の軸方向位置を
ネジジヤツキで調整することによつて、ロール間
に送り込まれる鋳片の圧下量を正しく最初から設
定でき、また、シリンダ装置にて鋳片を一定圧で
押し付けることができる。
そして、上記においては、ネジジヤツキとシリ
ンダ装置とは、一本のネジ軸を共用する構造とな
つおり、このため、前記した従来公報のように油
圧シリンダのピストン軸とネジジヤツキのネジス
ピンドルとの二本の軸部を設けて構成する場合に
比べ、各フレームとの連結箇所の数が少なくなる
と共に、軸部自体の配設空間もより小さなものと
なるので、構造が簡素となり、また、形状の小形
化を図ることができ、この結果、より安価に製作
することが可能となる。
ンダ装置とは、一本のネジ軸を共用する構造とな
つおり、このため、前記した従来公報のように油
圧シリンダのピストン軸とネジジヤツキのネジス
ピンドルとの二本の軸部を設けて構成する場合に
比べ、各フレームとの連結箇所の数が少なくなる
と共に、軸部自体の配設空間もより小さなものと
なるので、構造が簡素となり、また、形状の小形
化を図ることができ、この結果、より安価に製作
することが可能となる。
また、上記においては、ネジ軸には、シリンダ
装置による力もその軸方向にしか作用せず、不要
なモーメント力が発生しないので、従来生じてい
た軸の撓み変形に伴うロールユニツト間の間隔変
動が抑制される。さらに、球面座を使用している
ので、フレームに傾斜が生じてもネジ軸によつて
無理なく支持させることができ、また、ロールユ
ニツトに作用する外力によりフレームに撓みが生
じた場合にも、上記球面座により撓みを簡単に吸
収することができるので、精度の高い制御を行う
ことができる。
装置による力もその軸方向にしか作用せず、不要
なモーメント力が発生しないので、従来生じてい
た軸の撓み変形に伴うロールユニツト間の間隔変
動が抑制される。さらに、球面座を使用している
ので、フレームに傾斜が生じてもネジ軸によつて
無理なく支持させることができ、また、ロールユ
ニツトに作用する外力によりフレームに撓みが生
じた場合にも、上記球面座により撓みを簡単に吸
収することができるので、精度の高い制御を行う
ことができる。
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第2図及び第3図において、上下に相対向する
下部ロールユニツト1と上部ロールユニツト2
は、それぞれ下部フレーム3と上部フレーム4に
て支持されている。下部フレーム3は、図示しな
い基台上に固定し設置されており、この下部フレ
ーム3の両側には前後に各一対づつ、ウオームギ
ヤ機構を備えたネジジヤツキ5が装着され、上部
フレーム4を上下位置調整可能に支持するように
構成されている。
下部ロールユニツト1と上部ロールユニツト2
は、それぞれ下部フレーム3と上部フレーム4に
て支持されている。下部フレーム3は、図示しな
い基台上に固定し設置されており、この下部フレ
ーム3の両側には前後に各一対づつ、ウオームギ
ヤ機構を備えたネジジヤツキ5が装着され、上部
フレーム4を上下位置調整可能に支持するように
構成されている。
次に、前記ネジジヤツキ5の構成を第1図によ
り説明する。前記ネジジヤツキ5は、図示しない
駆動装置にて駆動可能なウオームギヤ機構6を備
え、そのウオームホイールにてナツト部材7が構
成されている。このナツト部材7には、下部フレ
ーム3に固定されたスリーブ9にて軸心方向に移
動可能にかつ回り止め手段10にて回転不可能に
支持されたネジ軸8の下端部に形成されたネジ部
11が螺合され、ウオームギヤ機構6を駆動する
ことによりネジ軸8が軸方向に上下移動するよう
に構成されている。
り説明する。前記ネジジヤツキ5は、図示しない
駆動装置にて駆動可能なウオームギヤ機構6を備
え、そのウオームホイールにてナツト部材7が構
成されている。このナツト部材7には、下部フレ
ーム3に固定されたスリーブ9にて軸心方向に移
動可能にかつ回り止め手段10にて回転不可能に
支持されたネジ軸8の下端部に形成されたネジ部
11が螺合され、ウオームギヤ機構6を駆動する
ことによりネジ軸8が軸方向に上下移動するよう
に構成されている。
前記ネジ軸8の上部には、小ストロークのシリ
ンダ装置12が外嵌して配設されている。即ち、
ネジ軸8の上部にこのネジ軸18と同軸状にピス
トン13が外嵌され、ネジ軸8の段部14とナツ
ト15にて固定されている。このピストン13に
外嵌されたシリンダ本体16と、ピストン13の
上下両側面との間には圧力室17a,17bが形
成され、図示しない通路を通して圧力流体を供給
できるように構成されている。また、シリンダ本
体16の上下端は球面に形成され、球面座18
a,18bを介して上部フレーム4に装着されて
いる。
ンダ装置12が外嵌して配設されている。即ち、
ネジ軸8の上部にこのネジ軸18と同軸状にピス
トン13が外嵌され、ネジ軸8の段部14とナツ
ト15にて固定されている。このピストン13に
外嵌されたシリンダ本体16と、ピストン13の
上下両側面との間には圧力室17a,17bが形
成され、図示しない通路を通して圧力流体を供給
できるように構成されている。また、シリンダ本
体16の上下端は球面に形成され、球面座18
a,18bを介して上部フレーム4に装着されて
いる。
上記の構成において、下部ロールユニツト1と
上部ロールユニツト2の間の隙間、すなわち間隔
は、ネジジヤツキ5にて任意に制御することがで
きる。また、通常は、第1図に示すように、シリ
ンダ装置12の上方の圧力室17aに圧力流体を
供給して上部フレーム4を押し上げた状態から、
下方の圧力室17bに圧力流体を供給することに
よつて上部フレーム4を押し下げた状態でロール
間の隙間を設定する。このロールユニツト1,2
間の隙間は、鋳片の必要な圧下量を含んだ寸法に
設定する。
上部ロールユニツト2の間の隙間、すなわち間隔
は、ネジジヤツキ5にて任意に制御することがで
きる。また、通常は、第1図に示すように、シリ
ンダ装置12の上方の圧力室17aに圧力流体を
供給して上部フレーム4を押し上げた状態から、
下方の圧力室17bに圧力流体を供給することに
よつて上部フレーム4を押し下げた状態でロール
間の隙間を設定する。このロールユニツト1,2
間の隙間は、鋳片の必要な圧下量を含んだ寸法に
設定する。
この状態で連続鋳造機を作動させると、鋳片を
押し込み過ぎることなく、シリンダ装置12にて
鋳片を一定圧力で圧下することができ、鋳片の凝
固末端近くにおいて、密ピツチのロールで軽圧下
力を負荷することによつて、鋳片内部の濃化溶鋼
の流動を抑え、鋳片内部のV偏析の発生を防止す
ることができる。また、過負荷が鋳片から加わる
と、上部フレーム4はシリンダ装置12にて一定
圧で押し付けられているので上方に逃げることが
できる。
押し込み過ぎることなく、シリンダ装置12にて
鋳片を一定圧力で圧下することができ、鋳片の凝
固末端近くにおいて、密ピツチのロールで軽圧下
力を負荷することによつて、鋳片内部の濃化溶鋼
の流動を抑え、鋳片内部のV偏析の発生を防止す
ることができる。また、過負荷が鋳片から加わる
と、上部フレーム4はシリンダ装置12にて一定
圧で押し付けられているので上方に逃げることが
できる。
また、シリンダ装置12にて上部フレーム4を
介して上部ロールユニツト2を押し下げることに
より、リンクチエーン式ダミーバの押し付けをも
兼ねることができる。
介して上部ロールユニツト2を押し下げることに
より、リンクチエーン式ダミーバの押し付けをも
兼ねることができる。
さらに、連続鋳造機のトラブルで鋳造が停止し
た場合には、鋳片温度が下がつて上部及び下部ロ
ールユニツト1,2間からの搬送が困難となる
が、その場合、シリンダ装置12の上方の圧力室
17aに圧力流体を供給して上部フレーム4を上
昇させることによつてロール間の隙間を容易に広
げて搬出することができる。
た場合には、鋳片温度が下がつて上部及び下部ロ
ールユニツト1,2間からの搬送が困難となる
が、その場合、シリンダ装置12の上方の圧力室
17aに圧力流体を供給して上部フレーム4を上
昇させることによつてロール間の隙間を容易に広
げて搬出することができる。
また、シリンダ装置12は、球面座18a及び
18bを介して上部フレーム4に装着しているの
で、ロールユニツトをテーパ状に設定することも
できる。
18bを介して上部フレーム4に装着しているの
で、ロールユニツトをテーパ状に設定することも
できる。
以上の説明のように、上記実施例においては、
上下のロールユニツト1,2間の隙間をネジジヤ
ツキ5で制御することによつて鋳片の圧下量を正
しく最初から設定でき、鋳片を押し込み過ぎると
いうことがなく、しかもシリンダ装置12にて鋳
片を一定圧で押し付けることができ、鋳片内部の
V偏析の発生を防止することができる。又、リン
クチエーン式ダミーバの押し付けに兼用すること
もでき、さらにトラブルで鋳造が停止した場合に
もシリンダ装置12にてロールユニツト1,2間
の隙間を広げて容易に搬出することができる。
上下のロールユニツト1,2間の隙間をネジジヤ
ツキ5で制御することによつて鋳片の圧下量を正
しく最初から設定でき、鋳片を押し込み過ぎると
いうことがなく、しかもシリンダ装置12にて鋳
片を一定圧で押し付けることができ、鋳片内部の
V偏析の発生を防止することができる。又、リン
クチエーン式ダミーバの押し付けに兼用すること
もでき、さらにトラブルで鋳造が停止した場合に
もシリンダ装置12にてロールユニツト1,2間
の隙間を広げて容易に搬出することができる。
そして、上記構成においては、ネジジヤツキ5
とシリンダ装置12とは、一本のネジ軸8を共用
する構造となつており、このため、前記した従来
公報記載の構成に比べ、各フレーム3,4との連
結箇所の数が少なくなると共に、軸部自体の配設
空間もより小さなものとなるので、構造が簡素と
なり、また、形状の小形化を図ることができ、こ
の結果、より安価に製作することが可能となる。
また、連続鋳造機においては、ロールユニツト圧
下装置が鋳片の流れ方向に多数設けられるが、そ
れぞれに上記のように簡素化された構造の圧下装
置を設けることで、信頼性も向上する。さらに、
上記においては、ネジ軸8にはシリンダ装置12
による力もその軸方向にしか作用せず、不要なモ
ーメントが発生しないので、軸の撓み変形に伴う
ロールユニツト間の間隔変動が抑制され、これに
より、精度の高い制御を安定して行うことができ
る。
とシリンダ装置12とは、一本のネジ軸8を共用
する構造となつており、このため、前記した従来
公報記載の構成に比べ、各フレーム3,4との連
結箇所の数が少なくなると共に、軸部自体の配設
空間もより小さなものとなるので、構造が簡素と
なり、また、形状の小形化を図ることができ、こ
の結果、より安価に製作することが可能となる。
また、連続鋳造機においては、ロールユニツト圧
下装置が鋳片の流れ方向に多数設けられるが、そ
れぞれに上記のように簡素化された構造の圧下装
置を設けることで、信頼性も向上する。さらに、
上記においては、ネジ軸8にはシリンダ装置12
による力もその軸方向にしか作用せず、不要なモ
ーメントが発生しないので、軸の撓み変形に伴う
ロールユニツト間の間隔変動が抑制され、これに
より、精度の高い制御を安定して行うことができ
る。
また、上記実施例においては、上部フレーム4
に傾斜が生じても球面座18a,18bを介して
ネジ軸8により無理なく支持することができ、ま
た、ロールユニツト2に作用する外力により上部
フレーム4に撓みが生じた場合にも、上記球面座
球面座18a,18bによつて撓みを簡単に吸収
することができるので、さらに精度の高い制御を
行うことが可能である。
に傾斜が生じても球面座18a,18bを介して
ネジ軸8により無理なく支持することができ、ま
た、ロールユニツト2に作用する外力により上部
フレーム4に撓みが生じた場合にも、上記球面座
球面座18a,18bによつて撓みを簡単に吸収
することができるので、さらに精度の高い制御を
行うことが可能である。
本考案の連続鋳造機のロールユニツト圧下装置
は、以上のように、相対向するロールユニツトを
各々支持する一対のフレームと、これらフレーム
間に架設されるネジ軸とが設けられ、ネジ軸の一
端側は、このネジ軸の軸方向位置を調整するネジ
ジヤツキを介して一方のフレームに連結される一
方、上記ネジ軸の他端側には、このネジ軸と同軸
状にピストンが設けられ、このピストン及びこの
ピストンを囲うシリンダ本体から成る小ストロー
クのシリンダ装置に球面座を介して他方のフレー
ムが連結されている構成である。
は、以上のように、相対向するロールユニツトを
各々支持する一対のフレームと、これらフレーム
間に架設されるネジ軸とが設けられ、ネジ軸の一
端側は、このネジ軸の軸方向位置を調整するネジ
ジヤツキを介して一方のフレームに連結される一
方、上記ネジ軸の他端側には、このネジ軸と同軸
状にピストンが設けられ、このピストン及びこの
ピストンを囲うシリンダ本体から成る小ストロー
クのシリンダ装置に球面座を介して他方のフレー
ムが連結されている構成である。
このように、一本のネジ軸をネジジヤツキとシ
リンダ装置とで共用化することにより、鋳片の圧
下量を正しく最初から設定でき、また、一定圧で
押し付けることの可能な装置を、簡素な構造で構
成することができ、このため、形状の小形化や低
廉化を図ることができる。また、ネジ軸には、シ
リンダ装置による力もその軸方向にしか作用せ
ず、不要なモーメント力が発生しないので、精度
の高い制御を行うことができる。
リンダ装置とで共用化することにより、鋳片の圧
下量を正しく最初から設定でき、また、一定圧で
押し付けることの可能な装置を、簡素な構造で構
成することができ、このため、形状の小形化や低
廉化を図ることができる。また、ネジ軸には、シ
リンダ装置による力もその軸方向にしか作用せ
ず、不要なモーメント力が発生しないので、精度
の高い制御を行うことができる。
また、球面座を使用しているので、フレームに
傾斜が生じてもネジ軸によつて無理なく支持させ
ることができることに加えて、ロールユニツトに
作用する外力によりフレームに撓みが生じた場合
にも、上記球面座により撓みを簡単に吸収するこ
とができ、これによつてもさらに精度の高い制御
を行うことができるという効果を奏する。
傾斜が生じてもネジ軸によつて無理なく支持させ
ることができることに加えて、ロールユニツトに
作用する外力によりフレームに撓みが生じた場合
にも、上記球面座により撓みを簡単に吸収するこ
とができ、これによつてもさらに精度の高い制御
を行うことができるという効果を奏する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は圧下装置の要部の縦断正面図、第2
図は連続鋳造機におけるロールユニツト装置の正
面図、第3図は同側面図、第4図は従来例の圧下
装置の縦断正面図である。 1は下部ロールユニツト、2は上部ロールユニ
ツト、3は下部フレーム、4は上部フレーム、5
はネジジヤツキ、8はネジ軸、11はネジ部、1
2はシリンダ装置、13はピストン、16はシリ
ンダ本体、18a,18bは球面座である。
し、第1図は圧下装置の要部の縦断正面図、第2
図は連続鋳造機におけるロールユニツト装置の正
面図、第3図は同側面図、第4図は従来例の圧下
装置の縦断正面図である。 1は下部ロールユニツト、2は上部ロールユニ
ツト、3は下部フレーム、4は上部フレーム、5
はネジジヤツキ、8はネジ軸、11はネジ部、1
2はシリンダ装置、13はピストン、16はシリ
ンダ本体、18a,18bは球面座である。
Claims (1)
- 相対向するロールユニツトを各々支持する一対
のフレームと、これらフレーム間に架設されるネ
ジ軸とが設けられ、ネジ軸の一端側は、このネジ
軸の軸方向位置を調整するネジジヤツキを介して
一方のフレームに連結される一方、上記ネジ軸の
他端側には、このネジ軸と同軸状にピストンが設
けられ、このピストン及びこのピストンを囲うシ
リンダ本体から成る小ストロークのシリンダ装置
に球面座を介して他方のフレームが連結されてい
ることを特徴とする連続鋳造機のロールユニツト
圧下装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13545887U JPH0511010Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13545887U JPH0511010Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6442758U JPS6442758U (ja) | 1989-03-14 |
JPH0511010Y2 true JPH0511010Y2 (ja) | 1993-03-17 |
Family
ID=31395102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13545887U Expired - Lifetime JPH0511010Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511010Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021183350A (ja) * | 2020-05-22 | 2021-12-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋳片案内装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2531237Y2 (ja) * | 1989-12-26 | 1997-04-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋳片案内ロールセグメント |
KR101457791B1 (ko) * | 2013-03-14 | 2014-11-04 | 한국원자력연구원 | 극소형 롤 콤팩터 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP13545887U patent/JPH0511010Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021183350A (ja) * | 2020-05-22 | 2021-12-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋳片案内装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6442758U (ja) | 1989-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05337512A (ja) | ユニバーサル型ロールスタンド | |
US5596899A (en) | Mill housings for cluster mills | |
JPH0511010Y2 (ja) | ||
US6895794B2 (en) | Rolling mill and rolling method | |
US6412323B2 (en) | Cross-roll straightener | |
CA2315836A1 (en) | Method to eliminate the play between chocks and relative support blocks in four-high rolling stands and relative device | |
DE2742455A1 (de) | Stuetzfuehrungsgeruest in einer stahlstranggiessanlage | |
US3613428A (en) | Rolling mills | |
JPS60244409A (ja) | 6重式ロ−ルスタンド | |
JP4733629B2 (ja) | ロールスタンドおよびロールスタンドの調整方法 | |
US6035687A (en) | Rolling mill stand for rolling wire | |
JP2000312955A (ja) | 連続鋳造設備におけるロールセグメント装置 | |
US3587278A (en) | Rolling mil assembly | |
JP2993187B2 (ja) | クロスミル | |
US3479854A (en) | Rolling mills | |
US4976304A (en) | Apparatus for manufacturing rollable sheet from metal melts | |
JP2009511274A (ja) | 圧延ラインに対して、ワークロールを合わせるための装置 | |
JP3035134B2 (ja) | 圧延機 | |
CN114669604B (zh) | 一种短应力线轧机的拉杆装置 | |
JP2009511274A5 (ja) | ||
JPS6227289Y2 (ja) | ||
JP3214796B2 (ja) | 鋳片案内ロールセグメント | |
KR20140118473A (ko) | 벤딩장치를 구비하는 압연기 | |
JPH0539810Y2 (ja) | ||
AT390392B (de) | Walzwerk, insbesondere kaltwalzwerk |