JPH05109354A - 回路遮断器等のばね保護装置 - Google Patents

回路遮断器等のばね保護装置

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JPH05109354A
JPH05109354A JP26466091A JP26466091A JPH05109354A JP H05109354 A JPH05109354 A JP H05109354A JP 26466091 A JP26466091 A JP 26466091A JP 26466091 A JP26466091 A JP 26466091A JP H05109354 A JPH05109354 A JP H05109354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
frame
circuit breaker
trip bar
latch
Prior art date
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Pending
Application number
JP26466091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Matsumoto
良明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP26466091A priority Critical patent/JPH05109354A/ja
Publication of JPH05109354A publication Critical patent/JPH05109354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路遮断器において、この製造工程で併用ば
ねが永久変形を生じ、これにより回路遮断器が開閉操作
時のミストリップを防止するのを防止する。 【構成】 フレーム2に突部201を設けて、回路遮断
器の製造工程において、トリップバー7の組込時、あら
かじめ併用ばね10のアーム部10bをフレーム2の突
部201に掛けるようにし、トリップバー7の組込後、
併用ばね10のアーム部10bを突部201からはずし
て、トリップバー7を付勢するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ばねが許容応力以上
の力により永久変形するのを防止するばね保護装置に関
し、たとえば、ラッチを係合する方向に付勢すると共に
トリップバーをリセット位置に向けて付勢する併用ばね
を有する回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回路遮断器を図4乃至図
8について説明する。図4は一部縦断側面図、図5は図
4の要部を拡大した図、図6は図5の部分斜視図、図7
はトリップ時を示す図5と同じ図、図8は図5に示すフ
レームの斜視図である。
【0003】図において、1はベース1aとカバー1b
とからなる筐体、2はベース1aに固定されるフレー
ム、2aは後述する併用ばねを支持する支持部(フレー
ムの一部)、3はカバー1bに嵌入された操作ハンド
ル、4はフレーム2に取付けられた開閉機構、5は開閉
機構4により作動される可動子で、可動接点5aを有し
ている。6はベース1aに固定された固定子で、固定接
点6aを有している。7はフレーム2に回転可能に支持
されるトリップバー(可動体)で、駆動部7aを有して
いる。8はフレーム2に回転可能に支持される掛金で、
駆動部7aと係合する作動片8aを有すると共にフレー
ム2の上端に掛止した状態で図示しないばねにより常時
時計方向に付勢されている。9はフレーム2に回転可能
に支持されるラッチで、掛金8に係脱可能に係合してい
る。10はひねりばねからなる併用ばねで、コイル部1
0aがフレーム2の支持部2aに係止される状態で一方
のアーム部10bがトリップバー7の係合溝7bに挿入
されかつ他方のアーム部10cがラッチ9に係止され
る。11はラッチ9に係脱可能に係合されるレバーで、
開閉機構4を開放作動する。12はフレーム2に設けた
ストッパーで、トリップバー7のリセット位置を定め
る。13は電磁引外し機構の電磁石で、そのプランジャ
ー(図示せず)がトリップバー7に係合している。14
は熱動引外し機構のバイメタルで、その調整ねじ14a
がトリップバー7に当接している。図4、図5に示すオ
ン状態では、併用ばね10によりトリップバー7がスト
ッパー12に当接したリセット位置に付勢されると共
に、ラッチ9が掛金8と係合する方向に付勢されてい
る。また、この時ラッチ9にレバー11が係合されてい
る。このような回路遮断器では、操作ハンドル3の操作
により開閉機構4を介して可動子5が作動され、両接点
5a、6aが開閉する。そして、図4、図5に示すオン
状態において過電流が流れると、バイメタル14が加熱
されて湾曲し調整ねじ14aで押圧されてトリップバー
7が併用ばね10に抗して回動するし、あるいは図4、
図5に示すオン状態において大電流が流れると電磁石1
3のプランジャーが吸引付勢されてトリップバー7が併
用ばね10に抗して回動するので、このトリップバー7
の時計方向の回動により、駆動部7aが作動片8あを押
して掛金8がばねに抗して反時計方向に回転すると、図
7に示すようにラッチ9が掛金8から外れて併用ばね1
0により反時計方向に回転し、レバー11がラッチ9か
ら外れて開閉機構4を開放作動し、可動子5が開離す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
路遮断器では、回路遮断器の製造工程において、トリッ
プバー7は併用ばね10のアーム部10bを時計方向に
回転させてからフレーム2に組み込まれるが、この場合
併用ばね10のアーム部10bを必要以上に時計方向に
回転させると併用ばね10に許容応力以上の荷重が加わ
り永久変形をおこし併用ばね10は所定の荷重を生じな
くなり、回路遮断器は開閉操作時にミストリップすると
いう問題点があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、たとえば、トリップバー等の部品の組
込時、ばねのアーム部を必要以上に時計方向に回転させ
ないようにすることによりばねが永久変形を生じること
がなくなるようなばね保護装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るばね保護
装置は、たとえば、併用ばねのアーム部を掛けるための
突部(係止手段の一例)をフレームに設けたものであ
り、以下の要素を有するものである。 (a)弾性体で構成されたばね、(b)上記ばねをばね
の一部を用いて支持するフレーム、(c)上記フレーム
に対して、所定の位置に取りつけられ、上記ばねの弾性
力で付勢されるトリップバー等の可動体、(d)上記可
動体を取りつける際に、ばねが可動体にふれないように
ばねをあらかじめ係止しておく突部等の係止手段。
【0007】
【作用】この発明においては、たとえば回路遮断器の製
造工程においてトリップバー等の可動体を組込む時、ば
ねのアーム部をフレームに設けた突部(係止手段の一
例)に掛けることができ、ばねのアーム部に必要以上に
応力をかけないので、ばねが永久変形を生じることがな
い。
【0008】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1、図2について説
明する。図1は要部を示す図であり、従来例の図5に対
応する図、図2は図1のフレームの斜視図であり、前記
従来のものと同一または相当部分には同一符号を付して
説明を省略する。
【0009】図において、201はフレーム2の側端面
の内側に設けられた突部(係止手段の一例)で、トリッ
プバー7(可動部の一例)、掛金8、併用ばね10(ば
ねの一例)などの動きを妨げない位置にある。
【0010】このようにフレーム2に突部201を設け
たので、回路遮断器の製造工程においてトリップバー7
をフレーム2に組込む時、図1中、一点鎖線で示すよう
に併用ばね10のアーム部10bはフレーム2の突部2
01の位置まで時計方向に回転させて前記フレーム2の
突部201に掛けておき、この状態でトリップバー7を
フレーム2に組込みトリップバー7の組込み完了後、併
用ばね10のアーム部10bをフレーム2の突部201
から外してトリップバー7の係合溝7bに係合させる。
よって、トリップバー7を組込む時併用ばね10のアー
ム部10bを必要以上に時計方向に回転することがない
ので併用ばね10に許容応力以上の力が加わらず、併用
ばね10が永久変形を生じることがなく、また、トリッ
プバー7およびラッチ9がリセット位置に正規の荷重に
併用ばね10により付勢され、回路遮断器は開閉操作時
の衝撃によりトリップバー7およびラッチ9が振動しな
いので、ミストリップをすることがない。
【0011】実施例2.なお、上記実施例ではフレーム
2の側端面の内側に突部201を設けたものを示した
が、図3に示すように、フレーム2の側端面を内側に折
り曲げるようにして折曲部202を設けてもよい。
【0012】以上のように、実施例1、2においては、
フレームに回転可能に支持され引外し機構により回動さ
れるトリップバーと、このトリップバーにより作動され
かつリセット位置に向けて付勢される掛金と、この掛金
に係脱可能に係合するラッチと、コイル部が前記フレー
ムに係止される状態で前記ラッチを前記掛金と係合する
方向に付勢すると共に前記トリップバーをリセット位置
に向けて付勢する併用ばねとを有し、前記トリップバー
に形成した係合溝に前記併用ばねのアーム部を挿入して
前記併用ばねを前記トリップバーに作用させるようにし
た回路遮断器において、前記フレームの側端面の内側に
突起を設けたことを特徴とする回路遮断器を説明した。
【0013】そして、この実施例によればフレームの側
端面の内側に突部を設けるようにしたので、回路遮断器
の製造工程においてトリップバーを組込む時、併用ばね
のフック部をフレームの突部に掛ければよいので併用ば
ねのフックを必要以上に時計方向に回転することがなく
併用ばねが永久変形を生じることがなくなり、回路遮断
器は開閉操作時にミストリップが皆無となり信頼性の高
いものが得られる。また組立が容易になるので安価にで
きるという効果もある。
【0014】実施例3.また、上記実施例では突部20
1あるいは折曲部202がフレーム2の一部に設けられ
ている場合を示したが、突部201あるいは折曲部20
2がフレーム2に設けられている必要はなく、その他の
部品に設けられていてもよい。また、その形状も突起状
である必要はなく、ばねの一部を引っ掛けて係止できる
ような凹部、凸部等のなんらかの係止手段があればよ
い。
【0015】実施例4.また、上記実施例では、回路遮
断器を例にしたが、その他の機械器具装置であってもか
まわない。
【0016】実施例5.また、上記実施例では、ひねり
ばねの両側を利用する併用ばねの場合を示したが、一方
のみを利用するひねりばねであってもかまわない。さら
に、ひねりばねでなくてもよく、板ばね、巻ばね等の他
のばねの場合でもかまわない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ばね
が作用する可動体の取り付け時に、ばねを係止しておく
係止手段を設けたので、ばねに許容応力以上の荷重がか
かることがなく、ばねの変形を防止できるばね保護装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す要部を拡大した図で
ある。
【図2】この発明の一実施例を示すフレームの斜視図で
ある。
【図3】この発明の変形例を示すフレームの斜視図であ
【図4】従来の回路遮断器を示す一部縦断側面図であ
る。
【図5】図4の要部を拡大した図である。
【図6】図5の部分斜視図である。
【図7】図5のトリップ時を示す図である。
【図8】図4に示す従来の回路遮断器のフレーム図であ
る。
【符号の説明】
2 フレーム 2a 支持部 7 トリップバー 7b トリップバーの係合溝 8 掛金 9 ラッチ 10 併用ばね 10b 併用ばねのアーム部 201 フレームの突部(係止手段の一例) 202 フレームの折曲部(係止手段の一例)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する回路遮断器等のばね
    保護装置 (a)弾性体で構成されたばね、 (b)上記ばねをばねの一部を用いて支持するフレー
    ム、 (c)上記フレームに対して、所定の位置に取りつけら
    れ、上記ばねの弾性力で付勢される可動体、 (d)上記可動体を取りつける際に、ばねが可動体にふ
    れないようにばねを係止しておく係止手段。
JP26466091A 1991-10-14 1991-10-14 回路遮断器等のばね保護装置 Pending JPH05109354A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26466091A JPH05109354A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 回路遮断器等のばね保護装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP26466091A JPH05109354A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 回路遮断器等のばね保護装置

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JPH05109354A true JPH05109354A (ja) 1993-04-30

Family

ID=17406440

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26466091A Pending JPH05109354A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 回路遮断器等のばね保護装置

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JP (1) JPH05109354A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5482394A (en) * 1993-03-17 1996-01-09 Yazaki Corporation Connector equipped with fitting lever and method of mounting winding spring in it
CN106783415A (zh) * 2017-02-15 2017-05-31 益和电气集团股份有限公司 一种断路器合闸簧装配工装及其操作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5482394A (en) * 1993-03-17 1996-01-09 Yazaki Corporation Connector equipped with fitting lever and method of mounting winding spring in it
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