JPH05109283A - 低消費電力半導体記憶装置 - Google Patents

低消費電力半導体記憶装置

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JPH05109283A
JPH05109283A JP3265937A JP26593791A JPH05109283A JP H05109283 A JPH05109283 A JP H05109283A JP 3265937 A JP3265937 A JP 3265937A JP 26593791 A JP26593791 A JP 26593791A JP H05109283 A JPH05109283 A JP H05109283A
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memory
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data line
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JP3265937A
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English (en)
Inventor
Osamu Nishii
修 西井
Makoto Hanawa
誠 花輪
Motonobu Tonomura
元伸 外村
Masabumi Miyamoto
正文 宮本
Koichi Seki
浩一 関
Moritoshi Yasunaga
守利 安永
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体SRAMのデータ線充放電に要する電力
消費を低減する。 【構成】メモリセル記憶部とデータ線間のトランスファ
MOSを2トランジスタ直列接続し、その一方のトラン
ジスタをワード選択線113によって、もう一方のトラ
ンジスタを列選択線116によって制御されるように
し、一部分の列でのみメモリセルと読み出し用データ線
の間で電流が流れうるようにする。 【効果】選択した列以外ではデータ線の充放電が行われ
ないので、消費電力の低減に役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置、特にS
RAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ,
記憶保持動作を必要としない、随時読み書き可能なメモ
リ)に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリの構成方法については「C
MOS超LSIの設計,培風館,1989」内の「第5章
CMOSメモリの設計」に記載されている。
【0003】従来のSRAMの標準的メモリセルを図2
に記す。
【0004】図2で200がメモリセルの1個分であ
り、1ビットの情報を記憶する機能をもつ。メモリセル
200は4個のNチャネルMOSトランジスタ(以下、
NMOSトランジスタと称す)201,202,205,2
06と2個の抵抗器203,204からなる。NMOS
トランジスタはゲート,ドレイン,ソースの3端子をも
ち、トランジスタ201でゲートをG,ドレインをD,
ソースをSの記号で表している。NMOSトランジスタ
の機能をごく端的にのべるならば、ゲートは、ドレイ
ン,ソースと常に絶縁状態にあり、またゲートの電位が
HならばドレインとソースはON状態(導通状態)とな
り、またゲートの電位がLならばドレインとソースはO
FF状態(絶縁状態)となる。ここで電位H,電位Lと
は、二値動作する場合のそれぞれ高電位状態,低電位状
態のことをいう。また抵抗器203,204の抵抗値は
約100MΩである。
【0005】このメモリセルはワード線213をもつ。
【0006】まずワード線213が電位Lである場合の
メモリセル200の動作について説明する。ワード線2
13が電位Lである場合にはこのメモリセルはアクセス
されず、もっぱらメモリ値の保持状態となっている。ワ
ード線213が電位Lであるときにはトランジスタ20
5,206はOFF状態となっており、メモリ値の保持
はトランジスタ201,202、抵抗器203,204
に注目して考えればよい。
【0007】今、仮りに配線212が電位Hであるとす
ると、トランジスタ201はゲート端子に電位Hを入力
するので、トランジスタ201のドレインとソースはO
N状態となり、その結果抵抗203とトランジスタ20
1の抵抗分割によって、配線211は電位Lになる。続
いてトランジスタ202はゲート端子に電位Lを入力す
るので、トランジスタ202のドレインとソースはOF
F状態となり、その結果抵抗204とトランジスタ20
2の抵抗分割によって、配線212は電位Hになる。結
果として配線212の電位Hは正のフィードバック機構
により保存される。同様に配線212が電位Lであると
仮定すると、先と同様の考察を繰り返すことにより、配
線212の電位Lもやはり正のフィードバック機構によ
り保存されることがわかる。
【0008】配線211,212の電位によってメモリ
セルの値を保持しているので、配線211,212をメ
モリセルのメモリ値とよぶ。なお211と212の値は
常に逆となっている。
【0009】続いて、ワード線213が電位Hである場
合のメモリセル200の動作について説明する。ワード
線213が電位Hである場合にはこのメモリセルはアク
セス状態となっている。ワード線213が電位Hである
ときにはトランジスタ205,206はON状態とな
る。メモリ値の読み出し時には、211,212の電
位、すなわちメモリ値はトランジスタ205,206を
経由して、それぞれデータ線214,215に伝達され
る。なおデータ線が2本ある理由は、2本のデータ線の
信号線の電位差によって高速に読み出し結果を決定する
差動動作を行うためであり、2本のデータ線は両方とも
データ処理回路によって使用される。
【0010】メモリ値の書き込み時には、トランジスタ
201,202の電流駆動能力よりも大きい電流駆動能
力をもつ素子によってデータ線214,215の一方を
電位Hに、もう一方を電位Lに設定して、ワード線21
3を電位Hにするとデータ線214,215の電位がト
ランジスタ205,206を経由して、配線211,2
12に伝達され、結果として、メモリセルの値に書き込
みが行われる。
【0011】図2で説明したSRAMメモリセルを使用
したメモリの図を図3に示す。
【0012】このメモリはメモリセル200をmn個も
つ、そのメモリはnワード×mビット構成となってい
る。1ワードとは図3で横1列に並べられたメモリセル
の並びをいい、また1ワードを1行とよぶ。また行方向
に直交する方向を列とよぶ。メモリセルが並べられた領
域をメモリマットとよぶ。このメモリはn本のワード選
択線311:XSEL(0)−XSEL(n−1)を有す
る。1行のメモリセルは同一のワード選択線を共有して
いる。またこのメモリはm対のデータ線312:D(0)
−D(m−1),313:DN(0)−DN(m−1)を有す
る。1列のメモリセルは同一のデータ線対を共有してい
る。
【0013】301は行アドレスデコーダである。行ア
ドレスデコーダ301は活性化指示信号317と行アド
レス314を入力する。行アドレスデコーダ301は信
号317によって非活性化を指示されたときにはいずれ
のワード選択線も電位Lとし、信号317によって活性
化を指示されたときには、行アドレス314によって決
定されるワード選択線1本を電位Hとする。
【0014】302はデータ処理回路である。データ処
理回路の機能はデータ線のプリチャージ(pre-charge,
事前充電),データセレクト,増幅,書き込み値設定で
ある。図3のメモリはデータ端子316を通じて、外部
と1ビット単位のデータアクセスをする。メモリの読み
出し動作について以下に説明する。読み出し動作の開始
以前にはメモリは非アクセス状態となっている。そのと
き、信号317のはたらきにより行アドレスデコーダ3
01は非活性化状態であり、そのためワード線選択線3
01:XSEL(0)−XSEL(n−1)はすべて電位L
となっている。データ線処理回路302はプリチャージ
機能を機能させ、データ線312:D(0)−D(m−
1),313:DN(0)−DN(m−1)をすべてある中
間電位Vcに設定する。
【0015】ついでアクセス時になると信号317から
活性化指示が行アドレスデコーダ301に入り、入力行
アドレス314を行アドレスデコーダ301がデコード
し、ワード選択線311:XSEL(0)−XSEL(n
−1)のうちの1本をL→Hに変化させる。すると選択
した行のm個のメモリ値がデータ線312:D(0)−D
(m−1),313:DN(0)−DN(m−1)に伝えられ
る。m個のデータのうち最終的に使用するデータは1個
であるからデータ処理回路では列アドレス315に従いm
対のデータ線のうち一対のデータ線を選択し、選択した
データ線を差動型アンプに入力し、増幅して得られた信
号値をデータ端子316に出力する。
【0016】図3のメモリの書き込み動作について以下
に説明する。書き込み処理はmn個のメモリセルのうち
1個のセルにのみ、外部からデータ端子316に与えら
れた値を書き込む処理である。書き込むべきセルの位置
をi行j列であるとする(0≦i≦n−1,0≦j≦m
−1)。
【0017】書き込み動作の開始以前にはメモリは非ア
クセス状態となっている。そのとき、読み出し動作の説
明時と同様にワード線301:XSEL(0)−XSEL
(n−1)はすべて電位Lである。データ線処理回路3
02はデータ線312:D(0)−D(m−1),313:
DN(0)−DN(m−1)のうちD(j)をデータ端子31
6の値に、DN(j)をデータ端子316の論理否定の値
に設定する。その2本以外のデータ線にはプリチャージ
機能を機能させ、ある中間電位Vcに設定する。
【0018】ついでアクセス時になると信号317から
活性化指示が行アドレスデコーダ301に入り、入力行
アドレス314を行方向アドレスデコーダ301がデコ
ードし、ワード選択線301:XSEL(0)−XSEL
(n−1)のうちの1本XSEL(i)をL→Hに変化させ
る。すると選択した行のm個のメモリ値のうち第j列の
値はデータ端子316の値で書き込まれる。また、選択
された行の第j列以外のメモリセルについては、データ
線の状態が読み出し動作時と同様なので、書き込みは行
われないが、読み出し動作が行われる。
【0019】さらに、別の従来技術が1983年アイ・
イー・イー・イー・インターナショナル・ソリッドステ
ート・コンファレンス論文集第58頁−第59頁(1983
IEEEInternational Solid-State Circuits Conference,
Digest of TechnicalPapers, pp.58−59)に記載
されている。上記文献には半導体SRAMの1メモリマ
ットの1行を複数のブロックに分割し、ブロック単位で
ワード線を分割する方法が述べられている。1行のメモ
リセルは任意の個数のブロックに分けることができる
が、2ブロックに分けた例を図4に示す。
【0020】図4でデータ線とデータ処理回路は図3と
同様であるので省略する。メモリセル400はワード線
端子のみが図に記入されている。メモリセル400は本
議論の目的からは図1のメモリセル100と同一のもの
であると考えてよい。行アドレスデコーダ401は図3
の行アドレスデコーダと同一のものであるが、その出力
信号411:XSEL(0)−XSEL(n−1)はメモリ
セルのワード線にはなっていない。411を行選択線と
よぶ。
【0021】列アドレスのうちの一部をブロックアドレ
スデコーダ402に入力することによりブロックアドレ
スデコーダ402はYSEL(0)−YSEL(1)のうち
のいずれかを選択し、電位Hにする。403は2入力A
NDゲートであり、入力値の論理積を出力する機能をも
つ。物理的には両方の入力信号ともHのときのみ、出力
端にHを出力する。1ブロックのメモリセルはワード線
413を共有するが、ワード線413は2入力ANDゲ
ート403によって制御される。この部分が図3のメモ
リと異なる。ワード線413が電位Hとなるのは関連す
る行選択線411とブロック選択線412の両方が電位H
のときだけである。
【0022】以上から、1回のアクセスで1行の1ブロ
ックのメモリセルだけがアクセスされることになる。こ
のブロックの分割は、ワード線の遅延を減少させ、デー
タ線に関する消費電力を低減する効果があると述べられ
ている。
【0023】また、別の従来技術が「電子情報通信学会
技術研究報告」ICD90−116,1990年9月,
第23頁−第29頁に記載されている。上記文献には、
通常のシングルエンドタイプのSRAMの場合、書き込
み時に同一ワード線に接続された1行のメモリセルにす
べて書き込みが行われ、1行のメモリセルのうち一部の
メモリセルにのみ書き込むことができないという問題を
新しいメモリセルを採用することによって解決している
と述べられている。上記文献には3種類のメモリセルが
記載されているが、その中の基本形になるメモリセルを
図9に示す。
【0024】図9で901,902,903はCMOS
インバータであり、入力値の論理反転を出力する機能を
もつ。901,902はインバータ2個でループを形成
しているので、メモリ値を正のフィードバック機構によ
って保つ。そのとき配線911,912の電位がメモリ値と
対応する。904,905,906はNMOSトランジ
スタである。
【0025】図9のメモリでは、読み出し動作と書き込
み動作で別のワード線,別のデータ線を使用している。
まず、書き込み動作について説明する。913は書き込
み用ワード線であり、915は書き込み用データ線であ
る。配線911と書き込み用データ線915と間には、
直列接続された2個のNMOSトランジスタ904,9
05が存在している。NMOSトランジスタ904は書
き込み用ワード線913によって制御され、NMOSトラ
ンジスタ905は列選択線917によって制御される。
書き込み用ワード線913と列選択線917の両方が電
位Hのときに、NMOSトランジスタ904とNMOS
トランジスタ905は両方ともON状態となり、その結
果書き込み用データ線915の値が配線911に伝えら
れメモリ値の書き込みが行われる。
【0026】続いて図9のメモリの読み出し動作につい
て説明する。914は読み出し用ワード線であり、91
6は読み出し用データ線である。読み出しデータは配線
912から1個のインバータ903と、NMOSトランジ
スタ906を経由して読み出し用データ線916に伝達
される。よって読み出し用ワード線914が電位Hのと
きに、NMOSトランジスタ906は両方ともON状態
となり、その結果メモリ値が読み出し用データ線916
に伝えられメモリ値の読み出しが行われる。
【0027】しかしながら、上記文献にはSRAMのデ
ータ線の充放電に関する消費電力を削減することについ
ては記載はなされていない。事実、図9のセルにおいて
はデータ線の充放電に関する消費電力が、通常のシング
ルエンドタイプのSRAMと比較して特に低減されな
い。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ワード線とデータ線を備える半導体メモリ
における消費電力を低減し、なおかつ従来の消費電力の
低減方法を用いた場合の問題を解決することにある。
【0029】補足すると、例示した図3では1ビット単
位のアクセスの例で説明したが、本発明が解決しようと
する課題は一般化すると、メモリの列のうち、外部との
データ授受に関わるものが一部分の列でしかないとき
の、メモリセルの読み出し動作に起因するデータ線の充
放電に関する電力消費を低減するということにある。
【0030】図3のメモリで読み出しアクセス時の動作
を考える。行アドレスi(0≦i≦n),列アドレスj
(0≦j≦m)をアクセスしたとする。
【0031】そのときのワード線311:XSEL(0)
−XSEL(n−1)については、1本のワード線XSE
L(i)がL→Hと変化する。
【0032】一方、データ線312:D(0)−D(m−
1),313:DN(0)−DN(m−1)に関しては、ア
クセス開始の寸前にはプリチャージ動作により、計2m
本のデータ線はすべて中間電位Vcに設定されている。
そしてアクセス時には、m対のデータ線のそれぞれ一方
が、よって計m本のデータ線がVcからVc−aに電位
変化する。ここでaはメモリの素子と動作時間によって
決まる定数である。なお、他方のm本のデータ線は理論
上は上方に電位が変化するべきだが、抵抗器203,2
04の抵抗値は十分大きいため、実際にはこの電位変化
は無視できるほど小さい。
【0033】このデータ線の動作は電荷を中心にして考
えるとm本のデータ線で電荷がトランジスタ205,2
01経由、ないしはトランジスタ206,202経由で
負電源に流れていることになる。
【0034】また、アクセス終了後にプリチャージ動作
を行うから、そのときにはワード線311,データ線3
12,313はアクセス時の動作と逆の動作をすること
になる。すなわち、1本のワード線XSEL(i)を電位
H→Lに変化する。またm本のデータ線を電位Vc−a
から電位Vcに回復する。このデータ線の動作は電荷を
中心にして考えるとm本のデータ線で、電荷が正電源か
らデータ処理回路302内のプリチャージ回路を経由して
データ線に充電されていることになる。
【0035】このデータ線の電位変化はm本のデータ線
で起こるので、その消費電力は大きい。図3の例で、こ
のメモリから読み出すべき情報は1ビットのみであるの
で、残りのm−1本のデータ線の電位変化はデータアク
セスの目的とは無関係である。
【0036】また、書き込み時の動作でも、図3で例示
したようにアクセスする列以外の列に関しては読み出し
動作を行うので、m−1本のデータ線の電位変化のため
の消費電力を要する事情は同じである。
【0037】従来の技術で述べたようにワード線をブロ
ック単位に分割するとこの電力消費は削減できる。すな
わちブロック数をBとすると1回のアクセスで(m/
B)列のメモリセルのみがアクセスされるので、(m/
B)本のデータ線でしか電位変化が起こらない。
【0038】しかし、ワード線の分割に関しては次の3
点で問題がある。第一にメモリマット内のトランジスタ
に着目すると、メモリセル200はNMOSトランジス
タのみで構成されるが、ANDゲートは現在の標準的論
理素子であるCMOSゲートで作った場合NMOSトラ
ンジスタのみならずPチャネルMOSトランジスタ(以
下PMOSトランジスタと称す)をも必要であり、PM
OSトランジスタとNMOSトランジスタの間はNMO
Sトランジスタ相互の間よりも大きな間隔をおいて配置
する必要があり、高集積化の点から不利であることであ
る。
【0039】第二にブロック単位の分割では、ブロック
内のメモリセルはすべてデータ線の充放電が行われる。
もしブロック数Bが少ないならば、消費電力低減の効果
は少なく、その反対にブロック数Bを多くすると、AN
Dゲートの個数が多くなり、第一点目と関連するが高集
積化の点から不利である。つまり、消費電力低減と高集
積の2つの目的を同時に満たせない場合がある。
【0040】第三にブロック単位の分割をすると数列お
きにANDゲートを配置するためにメモリマット部の均
一性が損なわれ、メモリのレイアウト設計が複雑化す
る。
【0041】すなわち本発明の目的は、半導体メモリの
読み出し時,書き込み時に、メモリセルの読み出し動作
に起因するデータ線の充放電を抑え、結果として小さな
消費電力で動作するという特性を有し、なおかつブロッ
ク単位の分割を行った場合の問題を回避できる半導体記
憶装置を提供することである。
【0042】
【課題を解決するための手段】以上に述べた半導体記憶
装置の電力消費を低減するために、本発明では従来の行
方向のワード選択線に加え、列方向の選択線を設け、ま
た個々のメモリセルには、メモリセルのメモリ値記憶部
と読み出し用データ線の間に行方向のワード選択線によ
って制御されるスイッチ素子Aと、列方向の選択線によ
って制御されるスイッチ素子Bを設け、AとBを直列に
接続し、AとBの両方がON状態のときにのみメモリセ
ルとデータ線の間で電流が流れるようにする。そして、
メモリアクセスの際に列方向の選択線の一部を選択し、
アクセスを必要としないデータ線についてはメモリセル
と読み出し用データ線の間の電荷の流入/流出を抑止す
る。
【0043】なお、現在の半導体技術では上記スイッチ
素子は、MOSトランジスタによって構成するのが、集
積度とスイッチ動作するための消費電力の点から好適で
ある。
【0044】
【作用】上記手段を用いることによって、従来例で述べ
たところの、1回のアクセスでm本の読み出し用データ
線が電位変化する動作は、m本中の一部が電位変化する
ことになる。よってアクセスを必要としない読み出し用
データ線についてはメモリセルとデータ線の間の電荷の
流入/流出を抑止でき、消費電力の低減に役立つ。
【0045】同時に、本発明の方法では従来の技術であ
るワード線の分割法をとったときの欠点を回避できる。
すなわちANDゲートをメモリマット内に形成する必要
がなく、その結果NMOSトランジスタのみでメモリマ
ット部を好適に構成できる。またANDゲートによるメ
モリマット部の面積の増大もない。さらにANDゲート
をメモリマットの数列おきに配置するためのメモリマッ
トの均一性が損なわれることがない。
【0046】
【実施例】図1に本発明による半導体メモリのメモリセ
ル1個分の回路図を示す。100がメモリセルである。
101−106はそれぞれ図2の201−206と同じ
もので構成されている。107,108は図2に比べ新
たに追加されたNMOSトランジスタである。107,
108は共通の信号線116:YSELをゲート端子に
入力している。
【0047】メモリセルの値は信号線111,112で
ある。信号線111はトランジスタ107,105を経
由してデータ線D:114に、信号線112はトランジ
スタ108,106を経由してデータ線DN:115に
接続されている。
【0048】このメモリセル100の値の保存は、トラ
ンジスタ101,102、抵抗器103,104によっ
て行われる。その動作は図2のメモリセルのメモリ値保
持動作と同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0049】このメモリセル100は、ワード線113
が電位Hであり、かつ列方向選択線116がHであると
きにアクセスされる。その理由はワード線113が電位
Hであり、かつ列方向選択線116がHであるときに、
トランジスタ105,107の両方がON状態となり、
信号線111とデータ線114の間で電流が通過可能に
なり、さらに、トランジスタ106,108の両方がO
N状態となり、信号線112とデータ線115の間で電
流が通過可能になるからである。
【0050】メモリセル100を用いたメモリを図5に
示す。
【0051】図5のメモリはメモリセル100をmn個
もち、そのメモリマットはnワード×mビット構成とな
っている。図5におけるワード選択線511:XSEL
(0)−XSEL(n−1)の結合方法、データ線513:
D(0)−D(m−1),514:DN(0)−DN(m−1)
の結合方法は図3と同様である。501は行アドレスデ
コーダである。行アドレスデコーダ501は活性化指示
信号518をもつ。
【0052】図5ではm本の列方向選択線512:YS
EL(0)−YSEL(m−1)が存在することが特徴であ
る。列方向選択線512は1列のメモリセルにより共有
され、列方向アドレスデコーダ502のデコード結果に
より制御される。尚、この列方向選択線512は図1の
1列のメモリセル100の共通の信号線116:YSELに
接続される。列方向アドレスデコーダ502は活性化指
示信号519をもつ。503はデータ処理回路である。
データ処理回路503の機能はデータ線のプリチャー
ジ,データセレクト,増幅,書き込み値設定である。
【0053】このメモリはデータ端子517を通じて、
外部と1ビット単位のデータアクセスをする。
【0054】図5のメモリの読み出し動作について以下
に説明する。読み出すセルの位置をi行j列であるとす
る(0≦i≦n−1,0≦j≦m−1)。読み出し動作の
開始以前にはメモリは非アクセス状態となっているの
で、行アドレスデコーダ501は活性化されず、ワード
線511:XSEL(0)−XSEL(n−1)はみな電位
Lである。列アドレスデコーダ502も活性化されず、
列選択線512:YSEL(0)−YSEL(m−1)はみな電
位Lである。データ線処理回路503はプリチャージ機
能を機能させ、データ線513:D(0)−D(m−1),
514:DN(0)−DN(m−1)をすべてある中間電位
Vcに設定する。
【0055】ついでアクセス時になると、信号518か
ら活性化指示が行アドレスデコーダ501に入り、入力
行アドレス515を行方向アドレスデコーダ501がデ
コードし、ワード選択線511:XSEL(0)−XSE
L(n−1)のうちの1本XSEL(i)をL→Hに変化
させる。それと前後して活性化信号519が列アドレス
デコーダ402に入り、入力列アドレス516を列方向
アドレスデコーダ402がデコードし、列方向選択線5
12:YSEL(0)−YSEL(m−1)のうちの1本Y
SEL(j)をL→Hに変化させる。すると第j列におい
てはi行j列に存在するメモリのメモリ値がデータ線5
13:D(j),514:DN(j)に伝えられる。一方、
第j列以外の列においては、列方向選択線がLであるた
め、メモリ値はデータ線513,514に伝えられず、
データ線513,514の電位変化は発生しない。
【0056】データ処理回路503では列選択線512
および、列アドレス516に従いm対のデータ線のうち
1対のデータ線を選択し、選択したデータ線を差動型ア
ンプに入力し、増幅して得られたデータをデータ端子5
17に出力する。
【0057】図5のメモリの書き込み動作について以下
に説明する。書き込み処理はmn個のメモリセルのうち
1個のセルにのみ、外部からデータ端子517に与えた
値を書き込む処理である。この1個のセルの位置をi行
j列であるとする(0≦i≦n−1,0≦j≦m−
1)。
【0058】書き込み動作の開始以前にはメモリは非ア
クセス状態になっている。そのとき行アドレスコーダ5
01は活性化されず、ワード線511:XSEL(0)−
XSEL(n−1)はみな電位Lである。列アドレスデコーダ
502も活性化されず、列選択線512:YSEL(0)
−YSEL(m−1)はみな電位Lである。データ線処理
回路503はプリチャージ機能を機能させ、データ線5
13:D(0)−D(m−1),514:DN(0)−DN
(m−1)をすべてある中間電位Vcに設定している。
【0059】ついでアクセス時には活性化信号519が
列アドレスデコーダ402に入り、入力列アドレス51
6を列方向アドレスデコーダ402がデコードし、列方
向選択線512:YSEL(0)−YSEL(m−1)のう
ちの1本YSEL(j)をL→Hに変化させる。それに伴
いデータ線処理回路503はデータ線513:D(0)−
D(m−1),514:DN(0)−DN(m−1)のうち
D(j)をデータ端子517の値に、DN(j)をデータ
端子517の論理否定の値に設定する。またその2本以
外のデータ線に対してはプリチャージ時に設定された中
間電位Vcが電荷保存の性質により保たれている。
【0060】活性化信号519の入力より少し遅れて、
信号518から活性化指示が行アドレスデコーダ501
に入り、入力行アドレス515を行方向アドレスデコー
ダ501がデコードし、ワード選択線511:XSEL
(0)−XSEL(n−1)のうちの1本XSEL(i)をL
→Hに変化させる。すると選択した行のm個のメモリ値
のうち第j列の値はデータ線D(j),DN(j)の値で書
き込まれる。つまりデータ端子517の値で書き込まれ
る。また、第j列以外のメモリセルについては、列方向
選択線がLであるため、書き込みは行われず、かつデー
タ線への読み出し動作も行われないのでデータ線の電位
は変化しない。
【0061】以上の説明からわかるが、アクセスに関係
しない列のデータ線514,515は常にVcに保たれ
たままであり、電位変化しない。よって、データ線の充
放電のための電力消費は行われずにすむ。
【0062】データ処理回路503の内部の実現方法に
ついて以下に説明する。データ処理回路503の内部で
はメモリマットからデータは2段階の処理を経てデータ
端子517に至る。その2段階のうちメモリマットに近
い方を1次データ処理部とよび、データ端子517に近
い方を2次データ処理部とよぶ。
【0063】1次データ処理部はm列のデータをブロッ
ク単位にわけて処理している。ブロック数をBとし、1
ブロックあたりの列数をp(=m/B)とする。1ブロ
ック分の1次データ処理部の回路を図6,図7に示す。
第kブロックはメモリの第(kp)列から第(kp+p
−1)列を処理する。
【0064】図6で601,602,604,605は
NMOSトランジスタである。また603,606,6
07はPMOSトランジスタである。PMOSトランジ
スタの機能をごく端的にのべるならば、ゲートは、ドレ
イン,ソースと常に絶縁状態にあり、またゲートの電位
がHならばドレインとソースはOFF状態(絶縁状態)と
なり、またゲートの電位がLならばドレインとソースは
ON状態(導通状態)となる。608はインバータであ
り、入力信号の論理否定を出力する機能をもつ。
【0065】トランジスタ601,602はプリチャー
ジ回路であり、プリチャージコントロール信号611:
PCが電位Hのとき機能し、正電源から電荷をデータ線
513,514に運び、中間電位Vcに設定する機能をも
つ。トランジスタ603はプリチャージ等化回路でプリ
チャージ等化制御信号612:PCEQNがLのとき機
能し、プリチャージ時のデータ線513とデータ線51
4の間の電位の差を消去する機能をもつ。
【0066】トランジスタ604,606はデータ線5
13と2次データ線613:D2(k)の間のスイッチと
して機能する。同様にトランジスタ605,607はデ
ータ線514と2次データ線614:D2N(k)の間の
スイッチとして機能する。上記の2個のスイッチはとも
に列選択信号512、およびその論理否定によって制御
され、列信号512が電位Hのときに該列のデータ線5
13,514と2次データ線613,614は導通状態
となる。
【0067】図7は1次データ処理部のうち図6に記載
しなかった残りの部分を示している。回路701は差動
型アンプである。702,708はPMOSトランジス
タである。703,706,707はNMOSトランジ
スタである。704はインバータ、705は2入力AN
Dゲートである。
【0068】2次データ線613,614はp対のデー
タ線対513,514をまとめる役割をもつ。
【0069】差動型アンプ701は2入力ANDゲート
705の出力信号715が電位Lのときにはトランジス
タ702,703がOFF状態となり機能しない。信号
715が電位Hのときにはトランジスタ702,703が
ON状態となり、回路701は機能する。そのとき回路
701は正のフィードバック効果をもち、2次データ線
対613,614の電位差を増幅する機能をもつ。
【0070】2入力ANDゲート705は信号711,
714を入力としている。714の説明については図8
の説明時に述べる。信号711:AMP_ENは差動型
アンプが確実に差動動作するのに必要な分、2次データ
線613,615の電位差が開いた後に動作開始するた
めのタイミングをとるための信号である。
【0071】トランジスタ706,707は2次データ
線のプリチャージ回路であり、2次データ線のプリチャ
ージ制御信号712:PC2が電位Hのとき機能し、正
電源から電荷をデータ線613,614に運び、電位V
cに設定する機能をもつ。トランジスタ708は2次デ
ータ線プリチャージ等化回路で2次データ線のプリチャ
ージ等化制御信号713:PC2EQNがLのとき機能
し、プリチャージ時のデータ線613とデータ線614
の間の電位の差を消去する機能をもつ。
【0072】続いて2次データ処理部を図8に示す。8
01,802,803はスイッチである。804,80
5,806,807はインバータである。808はブロ
ックアドレスデコーダであり、列アドレス516の一部
を入力する。2B個のスイッチ801はブロックアドレ
スデコーダ808の結果で制御され、B個のブロックの
うち1ブロックの2次データ線613,614と3次デ
ータ線811,812を接続する機能をもつ。
【0073】スイッチ802は3次データ線811の値
をデータ端子517に伝達する経路のスイッチであり、
メモリの読み出し時に導通する。スイッチ803はデー
タ端子517の値を3次データ線811に伝達する経路
のスイッチであり、メモリの書き込み時に導通する。ま
た3次データ線812は書き込み専用であり、常にデー
タ端子517の論理否定の値が設定されている。
【0074】差動型アンプ701はm個存在するが、ブ
ロックアドレスデコーダ808の出力で制御されるため
に一回のアクセスで1個しか機能せず他の差動型アンプ
は電力を消費しない。
【0075】データ処理回路503内でのデータの伝達
経路について説明する。ただしアクセスされるメモリセ
ルは第j列に存在するとする。
【0076】読み出しアクセス時にはアクセスされたメ
モリセルのメモリ値は第j列のデータ線対513:D
(j),514:DN(j)から第j列が属する第kブロッ
クの2次データ線613:D2(k),614:D2N
(k)にいたる。そして、2次データ線で差動型アンプ7
01により信号は増幅される。その後3次データ線81
1,インバータ804,805を経由して、読み出しデ
ータはデータ端子517に達する。
【0077】書き込みアクセス時はデータ端子517か
らインバータ806,807を経由して3次データ線対
811,812に至る。なお、データ端子517からデ
ータ線812に至る経路はインバータを1回通過してい
るためデータ線812はデータ端子517の論理の反転
値となっている。その後第kブロックの2次データ線6
13,614、そして第j列のデータ線対513,51
4に至る。
【0078】本発明の技術的思想から導かれるいくつか
の変形について示す。まず、本実施例ではメモリマット
は外部と1ビット単位のデータ入出力をすると仮定した
が、本発明を用いてメモリマットが複数ビットの入出力
を行うことは支障はない。
【0079】別の変形例として、この実施例の行アドレ
スデコーダと、列アドレスデコーダの一方は活性化指示
信号を省いても支障はない。
【0080】別の変形例として、メモリセル100のメ
モリ値の保持部分の構成に本特許は依存していないか
ら、メモリセル100で示した高抵抗負荷型メモリセル
以外の、CMOS型メモリセル、NMOS負荷型メモリ
セルなどにも本特許は適用可能である。
【0081】別の変形例として、本発明における2個の
直列接続したトランジスタはNMOSトランジスタに限定さ
れず、PMOSトランジスタ、あるいはPNP,NPN
のバイポーラトランジスタであってもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明を用いることによって、ワード線
とデータ線を備えた半導体記憶装置で、1回のアクセス
で、マットのすべての読み出し用データ線が電位変化す
る動作は、その一部のデータ線で電位変化するように改
善できる。よってアクセスを必要としない読み出し用デ
ータ線についてはメモリセルのメモリ値保持部とデータ
線の間の電荷の流入/流出を抑止でき、低消費電力の半
導体SRAMを実現できる。
【0083】同時に、本発明を用いることによってワー
ド線分割法をとったときの欠点を回避できる。すなわち
ANDゲートをメモリマット内に形成する必要がなく、
その結果NMOSトランジスタのみでメモリマット部を
好適に構成できる。またANDゲートによる面積の増大
もない。さらにANDゲートをメモリマットの数列おき
に配置するためにメモリマットの均一性が損なわれ、メ
モリのレイアウト設計が複雑化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による半導体記憶装置の内部の
メモリセルを示す回路図である。
【図2】従来の半導体メモリ装置の内部のメモリセルを
示す回路図である。
【図3】従来の半導体メモリ装置を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の半導体メモリを示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例による半導体記憶装置を示すブ
ロック図である。
【図6】図5のデータ処理回路503の一部を構成する
1次データ処理部の一部を示す回路図である。
【図7】図5のデータ処理回路503の一部を構成する
1次データ処理部の他の一部を示す回路図である。
【図8】図5のデータ処理回路503の一部を構成する
2次データ処理部を示す回路図である。
【図9】従来のシングルエンドタイプの半導体メモリセ
ルを示す回路図である。
【符号の説明】
100…メモリセル、101,102,105,10
6,107,108…NMOSトランジスタ、103,
104…抵抗器、111,112…配線、113…ワー
ド線、114,115…データ線、116…列選択線、
200…メモリセル、201,202,205,206
…NMOSトランジスタ、203,204…抵抗器、2
11,212…配線、213…ワード線、214、21
5…データ線、301…行アドレスデコーダ、302…
データ処理回路、311…ワード選択線、312,31
3…データ線、314…行アドレス、315…列アドレ
ス、316…データ端子、317…活性化信号、400
…メモリセル、401…行アドレスデコーダ、402…
ブロックアドレスデコーダ、403…2入力ANDゲー
ト、411…行選択線、412…ブロック選択線、41
3…ワード線、501…行アドレスデコーダ、502…
列アドレスデコーダ、503…データ処理回路、511
…ワード選択線、512…列選択線、513,514…
データ線、515…行アドレス、516…列アドレス、
517…データ端子、518,519…活性化信号、6
01,602,604,605…NMOSトランジス
タ、603,606,607…PMOSトランジスタ、
608…インバータ、611…プリチャージ制御線、6
12…プリチャージ等化制御線、613,614…2次
データ線、701…差動型アンプ、702,708…P
MOSトランジスタ、703,706,707…NMO
Sトランジスタ、704…インバータ、705…2入力
AND,711…アンプ制御線、712…2次データプ
リチャージ制御線、713…2次データプリチャージ等化
制御線、714…ブロック選択線、801,802,803
…スイッチ、804,805,806,807…インバ
ータ、808…ブロックアドレスデコーダ、811,8
12…3次データ線、901,902,903…インバ
ータ、904,905,906…NMOSトランジス
タ、911,912…配線、913…書き込み用ワード
線、914…読み出し用ワード線、915…書き込み用
データ線、916…読み出し用データ線、917…列制
御線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 正文 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 関 浩一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 安永 守利 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列状に並べられ、メモリ値の読み出しの
    ときに用いられるデータ線,該データ線の各々について
    配列状に並べられたメモリセルを有し、メモリセルのメ
    モリ値の保持部と該データ線の間の配線路中に存在する
    直列に接続された2つのスイッチ素子を有し、該スイッ
    チ素子の第一のスイッチ動作は該データ線の方向におか
    れた第一の選択線によって制御され、該スイッチ素子の
    第二のスイッチ動作は該データ線と直交する方向におか
    れた第二の選択線によって制御され、 該第一の選択線の集合は、そのうちの一部の選択線のみ
    選択状態となる動作を行うことにより、メモリの読み出
    し時、または書き込み時に該データ線の一部にのみメモ
    リセルの読み出し動作に起因する電流の流入,流出が起
    こらないことを特徴とする半導体記憶装置。
JP3265937A 1991-10-15 1991-10-15 低消費電力半導体記憶装置 Pending JPH05109283A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111088A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Nec Corp 半導体メモリ集積回路装置
US5623450A (en) * 1995-09-08 1997-04-22 International Business Machines Corporation Conditional recharge for dynamic logic
JP2007234073A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
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JP2010287287A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Renesas Electronics Corp 半導体装置

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