JPH05109050A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05109050A JPH05109050A JP26735491A JP26735491A JPH05109050A JP H05109050 A JPH05109050 A JP H05109050A JP 26735491 A JP26735491 A JP 26735491A JP 26735491 A JP26735491 A JP 26735491A JP H05109050 A JPH05109050 A JP H05109050A
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- Japan
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- magnetic
- magnetic layer
- recording medium
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Abstract
(57)【要約】
【目的】非磁性支持体中にアルミナを添加することによ
り、非磁性体の強度を増す。しかも、磁性層に脂肪酸を
添加することにより、磁性層表面に出た脂肪酸を、磁気
テープとして巻回された状態で、非磁性支持体と反対の
面に転写することになり、脂肪酸は潤滑効果が大きいの
で、非磁性支持体の磁性層が走行系で削れにくく、従っ
てドロップアウトを減少させることのできる磁気記録媒
体を提供する。 【構成】非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、
前記磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸
を０．２〜４重量部含有し、かつ、前記非磁性体はポリ
エチレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６−ナ
フタレートであって、粒径０．０１〜０．１μｍのアル
ミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有することを特徴とす
る。
り、非磁性体の強度を増す。しかも、磁性層に脂肪酸を
添加することにより、磁性層表面に出た脂肪酸を、磁気
テープとして巻回された状態で、非磁性支持体と反対の
面に転写することになり、脂肪酸は潤滑効果が大きいの
で、非磁性支持体の磁性層が走行系で削れにくく、従っ
てドロップアウトを減少させることのできる磁気記録媒
体を提供する。 【構成】非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、
前記磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸
を０．２〜４重量部含有し、かつ、前記非磁性体はポリ
エチレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６−ナ
フタレートであって、粒径０．０１〜０．１μｍのアル
ミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有することを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ、磁気ディ
スク等の磁気記録媒体に関する。
スク等の磁気記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、バックコートのない磁気テープ等
の磁気記録媒体は、バックコートのある磁気テープに比
べ、高速巻き取り再生を繰り返すとドロップアウトの増
加が多く問題となっていた。これまではバックコートに
比べ非磁性支持体が弱いため、走行系で非磁性支持体が
削れ、これが磁性層へ転写してドロップアウトとなって
いた。
の磁気記録媒体は、バックコートのある磁気テープに比
べ、高速巻き取り再生を繰り返すとドロップアウトの増
加が多く問題となっていた。これまではバックコートに
比べ非磁性支持体が弱いため、走行系で非磁性支持体が
削れ、これが磁性層へ転写してドロップアウトとなって
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
このような点に鑑みて提案されたもので、非磁性支持体
中に少なくともアルミナを添加し、かつ、磁性層中に少
なくとも脂肪酸を添加する。非磁性支持体中にアルミナ
を添加することにより、非磁性支持体は強度を増す。し
かも、磁性層に脂肪酸を添加することにより、磁性層表
面に出た脂肪酸を、磁気テープとして巻回された状態
で、非磁性支持体の磁性層と反対の面に転写することに
なり、脂肪酸は潤滑効果が大きいので、非磁性支持体が
走行系で削れにくく、従ってドロップアウトを減少させ
ることができるバックコートのない磁気記録媒体を提供
することを課題にしている。
このような点に鑑みて提案されたもので、非磁性支持体
中に少なくともアルミナを添加し、かつ、磁性層中に少
なくとも脂肪酸を添加する。非磁性支持体中にアルミナ
を添加することにより、非磁性支持体は強度を増す。し
かも、磁性層に脂肪酸を添加することにより、磁性層表
面に出た脂肪酸を、磁気テープとして巻回された状態
で、非磁性支持体の磁性層と反対の面に転写することに
なり、脂肪酸は潤滑効果が大きいので、非磁性支持体が
走行系で削れにくく、従ってドロップアウトを減少させ
ることができるバックコートのない磁気記録媒体を提供
することを課題にしている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者は、こ
の課題を解決せんものと鋭意研究を重ねた結果、非磁性
支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が
形成されてなる磁気記録媒体において、前記磁性層中に
強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸を０．２〜４重
量部含有し、かつ、前記非磁性支持体はポリエチレンテ
レフタレート又はポリエチレン−２，６−ナフタレート
であって、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナ
を５００〜５０００ｐｐｍ含有させたことにより、上述
の課題を解決することを見つけた。
の課題を解決せんものと鋭意研究を重ねた結果、非磁性
支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が
形成されてなる磁気記録媒体において、前記磁性層中に
強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸を０．２〜４重
量部含有し、かつ、前記非磁性支持体はポリエチレンテ
レフタレート又はポリエチレン−２，６−ナフタレート
であって、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナ
を５００〜５０００ｐｐｍ含有させたことにより、上述
の課題を解決することを見つけた。
【０００５】なお、脂肪酸は２種以上混合使用してもよ
く、その時も全脂肪酸添加量が０．２〜４重量部になる
ようにする。
く、その時も全脂肪酸添加量が０．２〜４重量部になる
ようにする。
【０００６】
【作用】この発明は、このように、磁性層中に強磁性粉
末１００重量部に対して脂肪酸を０．２〜４重量部含有
し、かつ、非磁性支持体はポリエチレンテレフタレート
又はポリエチレン−２，６−ナフタレートであって、か
つ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナを５００〜５
０００ｐｐｍ含有させたことを特徴とする。
末１００重量部に対して脂肪酸を０．２〜４重量部含有
し、かつ、非磁性支持体はポリエチレンテレフタレート
又はポリエチレン−２，６−ナフタレートであって、か
つ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナを５００〜５
０００ｐｐｍ含有させたことを特徴とする。
【０００７】非磁性支持体中にアルミナを添加すること
により、非磁性支持体は強度を増す。しかも、磁性層に
脂肪酸を添加することにより、磁性層表面に出た脂肪酸
を、磁気テープとして巻回された状態で、非磁性支持体
の磁性層と反対の面に転写することになり、脂肪酸は潤
滑効果が大きいので、非磁性支持体が走行系で削れにく
く、従ってドロップアウトを減少させることができるバ
ックコートのない磁気記録媒体を提供することが出来
る。
により、非磁性支持体は強度を増す。しかも、磁性層に
脂肪酸を添加することにより、磁性層表面に出た脂肪酸
を、磁気テープとして巻回された状態で、非磁性支持体
の磁性層と反対の面に転写することになり、脂肪酸は潤
滑効果が大きいので、非磁性支持体が走行系で削れにく
く、従ってドロップアウトを減少させることができるバ
ックコートのない磁気記録媒体を提供することが出来
る。
【０００８】磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対し
て脂肪酸を０．２〜４重量部含有するようにするのは、
前記脂肪酸の添加量が０．２重量部より少ないと潤滑効
果が小さく、４重量部より多いと磁気ヘッドへの磁気テ
ープの粉落ち劣化を起こす。前記非磁性支持体はポリエ
チレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６−ナフ
タレートであって、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍの
アルミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有するようにする
のは、該アルミナの粒径が０．０１μｍより小さいと強
度を増す効果がなく、０．１μｍより大きいとガイド等
に傷を付ける。該アルミナの添加量が５００ｐｐｍより
少ないと強度を増す効果がなく、５０００ｐｐｍより多
いとガイド等を傷付ける。
て脂肪酸を０．２〜４重量部含有するようにするのは、
前記脂肪酸の添加量が０．２重量部より少ないと潤滑効
果が小さく、４重量部より多いと磁気ヘッドへの磁気テ
ープの粉落ち劣化を起こす。前記非磁性支持体はポリエ
チレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６−ナフ
タレートであって、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍの
アルミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有するようにする
のは、該アルミナの粒径が０．０１μｍより小さいと強
度を増す効果がなく、０．１μｍより大きいとガイド等
に傷を付ける。該アルミナの添加量が５００ｐｐｍより
少ないと強度を増す効果がなく、５０００ｐｐｍより多
いとガイド等を傷付ける。
【０００９】
【実施例】この発明は非磁性支持体上に強磁性粉末と結
合剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒
体に関してであり、以下、具体的な実施例として、磁性
層の組成、非磁性支持体の種類、非磁性支持体上に磁性
層を塗布する方法、及び磁気記録媒体としての性能を評
価する方法を説明する。
合剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒
体に関してであり、以下、具体的な実施例として、磁性
層の組成、非磁性支持体の種類、非磁性支持体上に磁性
層を塗布する方法、及び磁気記録媒体としての性能を評
価する方法を説明する。
【００１０】表１には磁性層に含有する脂肪酸の種類と
添加量、非磁性体支持体の種類と含有したアルミナの粒
径と添加量、及び性能の評価結果を載せる。 「磁性層の組成」 強磁性粉末 比表面積４０ｍ2 ／ｇのＣｏγ酸化鉄 １００重量部 結合剤 ニトロセルロース（旭化成工業株式会社製１／２Ｈ） ６重量部 結合剤 ポリウレタン（日本ポリウレタン工業株式会社製Ｎ３１０９） １４重量部 研磨剤 酸化クロム ５重量部 滑剤 脂肪酸 種類及び重量部を表１に示す 滑剤 ブチルステアレート ２重量部 溶剤 メチルエチルケトン ２３０重量部 溶剤 トルエン １００重量部
添加量、非磁性体支持体の種類と含有したアルミナの粒
径と添加量、及び性能の評価結果を載せる。 「磁性層の組成」 強磁性粉末 比表面積４０ｍ2 ／ｇのＣｏγ酸化鉄 １００重量部 結合剤 ニトロセルロース（旭化成工業株式会社製１／２Ｈ） ６重量部 結合剤 ポリウレタン（日本ポリウレタン工業株式会社製Ｎ３１０９） １４重量部 研磨剤 酸化クロム ５重量部 滑剤 脂肪酸 種類及び重量部を表１に示す 滑剤 ブチルステアレート ２重量部 溶剤 メチルエチルケトン ２３０重量部 溶剤 トルエン １００重量部
【００１１】「非磁性支持体の種類」非磁性支持体はポ
リエチレンテレフタレート（表１にＰＥＴと記して示
す。）又はポリエチレン−２，６−ナフタレート（表１
にＰＥＮと記して示す。）であって、かつ、表１に示す
粒径のアルミナを表１に示す添加量含有する。
リエチレンテレフタレート（表１にＰＥＴと記して示
す。）又はポリエチレン−２，６−ナフタレート（表１
にＰＥＮと記して示す。）であって、かつ、表１に示す
粒径のアルミナを表１に示す添加量含有する。
【００１２】「非磁性支持体上に磁性層の塗布」上記磁
性層の組成の材料をサンドミルで６時間混合後、硬化剤
として、日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートＬ
を４重量部添加したのち、１４μｍ厚の非磁性支持体上
に３．５μｍ厚に塗布し、その後、カレンダー処理、硬
化し、１／２インチ幅にスリット後、ビデオテープカセ
ット（ＶＨＳカセット）に組込んだ。
性層の組成の材料をサンドミルで６時間混合後、硬化剤
として、日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートＬ
を４重量部添加したのち、１４μｍ厚の非磁性支持体上
に３．５μｍ厚に塗布し、その後、カレンダー処理、硬
化し、１／２インチ幅にスリット後、ビデオテープカセ
ット（ＶＨＳカセット）に組込んだ。
【００１３】「評価」ビデオカセットレコーダー（ＶＨ
Ｓデッキ）で記録後、初期ドロップアウト（−２０ｄＢ
落ちをカウント）を測定し、その後、高速巻き戻しと再
生を１０回繰り返し、１０回目の再生時に再度ドロップ
アウトを測定し、初期値からの増加量を調べた。このと
き磁気ヘッドへの磁性層の粉落ち量も目視により調べ
た。カセットガイドをはずし、光学顕微鏡でガイドの傷
の付き具合を観察した。
Ｓデッキ）で記録後、初期ドロップアウト（−２０ｄＢ
落ちをカウント）を測定し、その後、高速巻き戻しと再
生を１０回繰り返し、１０回目の再生時に再度ドロップ
アウトを測定し、初期値からの増加量を調べた。このと
き磁気ヘッドへの磁性層の粉落ち量も目視により調べ
た。カセットガイドをはずし、光学顕微鏡でガイドの傷
の付き具合を観察した。
【００１４】以上の実施例とその比較例の脂肪酸の種類
と添加量、非磁性支持体の種類と含有するアルミナの粒
径と添加量、及び磁気記録媒体としての性能の評価結果
を表１に示す。
と添加量、非磁性支持体の種類と含有するアルミナの粒
径と添加量、及び磁気記録媒体としての性能の評価結果
を表１に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【００１７】このように、この発明は、非磁性支持体上
に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成され
てなる磁気記録媒体において、前記磁性層中に強磁性粉
末１００重量部に対して脂肪酸を０．２〜４重量部含有
し、かつ、前記非磁性支持体はポリエチレンテレフタレ
ート又はポリエチレン−２，６−ナフタレートであっ
て、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナを５０
０〜５０００ｐｐｍ含有させたことを特徴とする。
に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成され
てなる磁気記録媒体において、前記磁性層中に強磁性粉
末１００重量部に対して脂肪酸を０．２〜４重量部含有
し、かつ、前記非磁性支持体はポリエチレンテレフタレ
ート又はポリエチレン−２，６−ナフタレートであっ
て、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナを５０
０〜５０００ｐｐｍ含有させたことを特徴とする。
【００１８】なお、脂肪酸は２種以上混合使用してもよ
く、その時も全脂肪酸添加量が０．２〜４重量部になる
ようにする。このように、非磁性支持体中にアルミナを
添加することにより、非磁性支持体は強度を増す。しか
も、磁性層に脂肪酸を添加することにより、磁性層表面
に出た脂肪酸を、磁気テープとして巻回された状態で、
非磁性支持体の磁性層と反対の面に転写することにな
り、脂肪酸は潤滑効果が大きいので、非磁性支持体が走
行系で削れにくく、従ってドロップアウトを減少させる
ことができるバックコートのない磁気記録媒体を提供す
ることが出来る。
く、その時も全脂肪酸添加量が０．２〜４重量部になる
ようにする。このように、非磁性支持体中にアルミナを
添加することにより、非磁性支持体は強度を増す。しか
も、磁性層に脂肪酸を添加することにより、磁性層表面
に出た脂肪酸を、磁気テープとして巻回された状態で、
非磁性支持体の磁性層と反対の面に転写することにな
り、脂肪酸は潤滑効果が大きいので、非磁性支持体が走
行系で削れにくく、従ってドロップアウトを減少させる
ことができるバックコートのない磁気記録媒体を提供す
ることが出来る。
【００１９】磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対し
て脂肪酸を０．２〜４重量部含有するようにするのは、
前記脂肪酸の添加量が０．２重量部より少ないと潤滑効
果が小さく、４重量部より多いと磁気ヘッドへの磁気テ
ープの粉落ち劣化を起こす。前記非磁性支持体はポリエ
チレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６−ナフ
タレートであって、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍの
アルミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有するようにする
のは、該アルミナの粒径が０．０１μｍより小さいと強
度を増す効果がなく、０．１μｍより大きいとガイド等
に傷を付ける。該アルミナの添加量が５００ｐｐｍより
少ないと強度を増す効果がなく、５０００ｐｐｍより多
いとガイド等を傷付ける。
て脂肪酸を０．２〜４重量部含有するようにするのは、
前記脂肪酸の添加量が０．２重量部より少ないと潤滑効
果が小さく、４重量部より多いと磁気ヘッドへの磁気テ
ープの粉落ち劣化を起こす。前記非磁性支持体はポリエ
チレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６−ナフ
タレートであって、かつ、粒径０．０１〜０．１μｍの
アルミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有するようにする
のは、該アルミナの粒径が０．０１μｍより小さいと強
度を増す効果がなく、０．１μｍより大きいとガイド等
に傷を付ける。該アルミナの添加量が５００ｐｐｍより
少ないと強度を増す効果がなく、５０００ｐｐｍより多
いとガイド等を傷付ける。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、この
発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、
前記磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸
を０．２〜４重量部含有し、かつ、前記非磁性支持体は
ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６
−ナフタレートであって、かつ、粒径０．０１〜０．１
μｍのアルミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有させたこ
とを特徴とする。
発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、
前記磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸
を０．２〜４重量部含有し、かつ、前記非磁性支持体は
ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレン−２，６
−ナフタレートであって、かつ、粒径０．０１〜０．１
μｍのアルミナを５００〜５０００ｐｐｍ含有させたこ
とを特徴とする。
【００２１】このように、非磁性支持体中に少なくとも
アルミナを添加し、かつ、磁性層中に少なくとも脂肪酸
を添加する。非磁性支持体中にアルミナを添加したこと
により、非磁性支持体の強度が増す。しかも、磁性層に
脂肪酸を添加することにより、磁性層表面に出た脂肪酸
を、磁気テープとして巻回された状態で、非磁性支持体
の磁性層と反対の面に転写することになり、脂肪酸は潤
滑効果が大きいので、非磁性支持体が走行系で削れにく
く、従ってドロップアウトを減少させることができるバ
ックコートのない磁気記録媒体を提供することが出来
る。
アルミナを添加し、かつ、磁性層中に少なくとも脂肪酸
を添加する。非磁性支持体中にアルミナを添加したこと
により、非磁性支持体の強度が増す。しかも、磁性層に
脂肪酸を添加することにより、磁性層表面に出た脂肪酸
を、磁気テープとして巻回された状態で、非磁性支持体
の磁性層と反対の面に転写することになり、脂肪酸は潤
滑効果が大きいので、非磁性支持体が走行系で削れにく
く、従ってドロップアウトを減少させることができるバ
ックコートのない磁気記録媒体を提供することが出来
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤と
を主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体にお
いて、 前記磁性層中に強磁性粉末１００重量部に対して脂肪酸
を０．２〜４重量部含有し、 かつ、前記非磁性支持体はポリエチレンテレフタレート
又はポリエチレン−２，６−ナフタレートであって、か
つ、粒径０．０１〜０．１μｍのアルミナを５００〜５
０００ｐｐｍ含有することを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26735491A JPH05109050A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26735491A JPH05109050A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05109050A true JPH05109050A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17443656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26735491A Pending JPH05109050A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05109050A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007140229A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Nippon Zeon Co Ltd | ハードコートフィルム、偏光板、および液晶表示装置 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP26735491A patent/JPH05109050A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007140229A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Nippon Zeon Co Ltd | ハードコートフィルム、偏光板、および液晶表示装置 |
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