JPH0510898U - 建設機械の自動給脂システム - Google Patents
建設機械の自動給脂システムInfo
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- JPH0510898U JPH0510898U JP6488591U JP6488591U JPH0510898U JP H0510898 U JPH0510898 U JP H0510898U JP 6488591 U JP6488591 U JP 6488591U JP 6488591 U JP6488591 U JP 6488591U JP H0510898 U JPH0510898 U JP H0510898U
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- greasing
- automatic
- controller
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Abstract
(57)【要約】
給脂個所が多く、かつインターバルの短い建設機械、殊
に油圧式掘削機のピン結合部の給脂を負担の大きい手作
業から解放して、所定の給脂インターバルごとに自動給
脂を可能にする自動給脂システムを提供する。 【構成】 機械に備えられているサービスメータの稼働
時間を電子コントローラに入力し、該コントローラから
予め設定記憶させてある給脂インターバルごとにグリス
ポンプの回転駆動を指令して、該ポンプから各給脂個所
に配設されている管路を介して自動給脂するようにした
ことを特徴とする。
に油圧式掘削機のピン結合部の給脂を負担の大きい手作
業から解放して、所定の給脂インターバルごとに自動給
脂を可能にする自動給脂システムを提供する。 【構成】 機械に備えられているサービスメータの稼働
時間を電子コントローラに入力し、該コントローラから
予め設定記憶させてある給脂インターバルごとにグリス
ポンプの回転駆動を指令して、該ポンプから各給脂個所
に配設されている管路を介して自動給脂するようにした
ことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は建設機械、特に上部旋回体に装着された作業機を構成する腕部材を関
節連結すると共に、これら腕部材を油圧シリンダで揺動可能にしたうえ、バケッ
ト等の土工ツール及び、これら部材を揺動させる油圧シリンダ等のアクチュエー
タ取付部はピン結合となっており、しかも機械の特質上土砂、泥水の侵入を受け
、作業中摺動が繰返されることから摩耗が著しいことから給脂は機械の保守管理
上重要なものとなっており、給脂インターバルは通常10時間程度となっていて
従来、毎日作業開始前の点検時にオペレータがグリスガンによって各給脂部に手
作業で行っていた。
【0002】
しかし、上記した如く建設機械、特に油圧式掘削機は給脂個所が多く、給脂イ
ンターバルが短かく手作業による給脂は非常に煩雑で毎日行うことはオペレータ
によって負担が大きく、この結果給脂が行われなかったり、或いはインターバル
が延るなどしてピン、ブッシュ等の焼付、異音発生が起り機械の寿命を早める原
因となっていた。
【0003】
本考案は上記従来の不具合を改善する目的でなされたもので、オペレータの煩
雑給脂作業から解放すると共に、確実な給脂を所定のインターバルで行うように
した自動給脂システムを提供しようとするものである。
【0004】
本考案は上記目的を達成するために、機械に備えられている稼働時間を検知、
表示するサービスメータによる稼働時間を電子コントローラに入力するようにし
たうえ、予め設定されている給脂インターバルごとに指令してグリスポンプを回
転駆動させ、該ポンプから各給脂個所に配設されている管路を介して自動給脂す
るようにして手作業のグリスガンによる給脂の煩雑を解消することは勿論、給脂
インターバルの延びによるピン、ブッシュ等の焼付、異音発生から摩耗が促進さ
れるのを防止した建設機械の自動給脂システムを提供するものである。
【0005】
以下、本考案の一実施例を添付図面により詳述する。図1は代表符号Sで示す
油圧式掘削機の自動給脂システムを示したもので、油圧式掘削機Sは下部走行体
1、該下部走行体1の上部にスイングサークルとピニオンギヤの噛合からなる旋
回装置2により旋回自在に架装された上部旋回体3、そして該上部旋回体3の前
部に作業機4が装着されており、該作業機4はレボフレーム5の山形頂部に基部
をピン結合6により取付けられたブーム7、該ブーム7の先端部に基部をピン結
合8されたアーム9そして該アーム9の先端部にピン結合10されたバケット1
1が、それぞれ関節連結されたうえ、これらブーム7、アーム9、バケット11
は各油圧シリンダ12〜14によって揺動可能となっており、かかる油圧式掘削
機Sは前後進走行と共に、旋回しながら土砂の掘削、積込み等の作業を行うよう
になっている。なお16は運転室、17はエンジン等を備えたマシンキャブ、そ
して18はカウンタウエイトである。
【0006】
そして給脂個所として旋回装置2のピニオンギヤ部、ブーム7、アーム9及び
バケット11の関節連結部のピン結合部6,8,10そして2本のブームシリン
ダ12a,12b両端ピン結合部19a,20a,19b,20b、アームシリ
ンダ13の両端ピン結合部、そしてバケットシリンダ14の両端ピン結合部23
,24のほかバケット支持リンク25,26の取付ピン結合部27,28の多数
の給脂個所があり、なお本実施例においては前記量支持リンク25,26とバケ
ットシリンダ14の先端部とのピン結合部24及びバケット11とのピン結合部
28は自動給脂が困難なことから従来と同様手作業による給脂を行うようにして
いる。
【0007】
かかる多数の給脂個所に対する自動給脂システムは、サービスメータ29、手
動スイッチ30、電子コントローラ31、駆動モータ32、グリスポンプ33、
グリスタンク34、給脂管路35及び該管路35に介設された複数連の分配弁3
6〜38から構成されている。
【0008】
サービスメータ29は稼働時間を検知、表示して稼働状況、保守管理に役立て
るために通常、この種の建設機械に備えられており、該サービスメータ29はエ
ンジン回転している時間を検出するようになっていることから、エンジンをかけ
た状態で作業を一時中断する場合も稼働時間として算出されるが大きな差異は生
じることもなく、また給脂インターバルの設定も、こうした実稼働を考慮したも
のとなっている。そして、該サービスメータ29とコントローラ31は信号回路
39を介して連動され、稼働時間は刻々とコントローラ31に入力され、予め設
定記憶させてある給脂インターバルを検知すると、電動モータ、或いは油圧モー
タからなる駆動モータ32に信号回路40を介して指令してグリスポンプ33を
回転駆動させてグリスポンプ34のグリス41を管路35、分配弁グループ36
,37,38を経て各給脂個所に供給するようになっている。この給脂時間も予
め設定されており、所定時間が経過するとコントローラ31からの指令により停
止される。
【0009】
上記給脂管路35に介設されている各多連弁からなる分配弁グループとして、
先ず分岐管路35aには3連の第1分配弁グループ36が介設されており、旋回
装置2のピニオンギヤ部への給脂としての分配弁36aと左右に並設された2本
のブームシリンダ基部ピン結合部19a,19bへの各分配弁36b,36cが
、また、分岐管路35bには4連の第2分配弁グループ37が介設され、ブーム
基部ピン結合部6への分配弁37a、前記2本の並設ブームシリンダ先端ピン結
合部20a,20bへの各分配弁37b,37c及びアームシリンダ基部ピン結
合部21への分配弁37dが、更に管路35の最下流に5連の第3分配弁グルー
プ38が介設され、アームシリンダ先端ピン結合部22への分配弁38a、ブー
ム先端とアーム基部とが関連連結されるピン結合部8への分配弁38b、バケッ
トシリンダ基部ピン結合部23への分配弁38c、一方の支持リンク25のアー
ム9への取付ピン結合部27への分配弁38d及びアーム先端におけるバケット
11取付部におけるピン結合部10への分配弁38eが配設されている。
【0010】
かようにコントローラ31によってサービスメータ29から検知した稼働時間
から給脂インターバルごとに指令によりグリスポンプ33を回転駆動させて給脂
したうえ停止するが、この停止により各分配弁に残存するグリスによる圧力附加
を除去して給脂前のセット状態に戻すためにコントローラ31はグリスポンプ3
3に逆回転指令を出してグリスを分配弁から抜取るようにしてある。
【0011】
また、上記したサービスメータ29による自動給脂とは別に適宣必要に応じて
給脂を可能にするために、手動スイッチ30による給脂システムも添設されてお
り、該スイッチ30をON作動すると、信号回路42を介して指令を受けたコン
トローラ31は、グリスポンプ33を回転駆動させて給脂する点は既述したサー
ビスメータ29による自動給脂と同様である。
【0012】
なお、本実施例で示した給脂回路、分配弁の配設は一例であって、これに限定
されるものでなく適宣変更実施されるものである。
【0013】
図2は上記した自動給脂における給脂配管の概要を示したものであって上部旋
回体3に備えられているサービスメータ29、手動スイッチ30、電子コントロ
ーラ31、駆動モータ32及びグリスポンプ33からの配管は管路35からの分
岐管路35aに介設された第1分配弁グループ36はレボフレーム5上に取付け
られて旋回装置2のピニオンギヤ部、2本の並設ブームシリンダ端部のピン結合
部19a,19bへ配管され、また分岐管路35bの第2分配弁グループ37は
ブーム7の基部上面に取付けられて、ここから各ピン結合部6,20a,20b
及び21にブーム7の上面及び下面に沿って配管され、更に第3分配弁グループ
38はアーム9の基部上面に取付けられたうえ、ここから各ピン結合部22,8
,23,27及び10に配管されており、このアーム9での配管は図4に示すよ
うにアーム9の上面を凹溝43を形成したうえ、この凹溝43内に沿って配管し
たうえ、この上部をカバー44で被覆して内蔵配管構成して岩石等から保護する
ようにしてある。なおバケット取付ピン結合部10にはニップル45を介して配
管されている。
【0014】
本考案は以上の通り構成したので、煩雑で負担の大きい手作業による給脂が解
消されて保守管理の省力化によるメンテナンスコストが低減できる。また、給脂
忘れ、給脂インターバルの延びによる焼付、異音発生に伴う摩耗促進も防止され
て機械寿命を大幅に延すことができる。
【図1】本考案に係る自動給脂システムの回路図であ
る。
る。
【図2】同給脂配管の概略説明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
S 油圧式掘削機
1 下部走行体
2 旋回装置
3 上部旋回体
4 作業機
5 レボフレーム
7 ブーム
9 アーム
11 バケット
12,13,14 油圧シリンダ
6,8,10,19a,19b,20a,20b ピン
結合部 21,22,23,24,27,28 ピン
結合部 29 サービスメータ 30 手動スイッチ 31 電子コントローラ 32 駆動モータ 33 グリスポンプ 34 グリスタンク 35 給脂管路 36 第1分配弁グループ 37 第2分配弁グループ 38 第3分配弁グループ 43 凹部 44 カバー 45 ニップル
結合部 21,22,23,24,27,28 ピン
結合部 29 サービスメータ 30 手動スイッチ 31 電子コントローラ 32 駆動モータ 33 グリスポンプ 34 グリスタンク 35 給脂管路 36 第1分配弁グループ 37 第2分配弁グループ 38 第3分配弁グループ 43 凹部 44 カバー 45 ニップル
Claims (3)
- 【請求項1】 機械に備えられている稼働時間を検知、
表示するサービスメータの検知稼働時間を電子コントロ
ーラに入力するようにしたうえ、該コントローラが予め
設定記憶させてある給脂インターバルになると、グリス
ポンプに回転駆動を指令して、該ポンプから各給脂個所
に配設されている管路を介して自動給脂するようにした
ことを特徴とする建設機械の自動給脂システム。 - 【請求項2】 上記自動給脂システムに手動スイッチを
添設して、該スイッチのON作動によりコントローラか
らグリスポンプに回転駆動を指令して給脂するようにし
たことを特徴とする請求項1の建設機械の自動給脂シス
テム。 - 【請求項3】 上記給脂管路に分配弁を介設して短縮す
ると共に、給脂完了に合せてグリスポンプを所定時間逆
回転駆動させて、前記分配弁の残存圧力を抜いて給脂作
動前のセット状態に戻すようにしたことを特徴とする請
求項1の建設機械の自動給脂システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6488591U JPH0510898U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 建設機械の自動給脂システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6488591U JPH0510898U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 建設機械の自動給脂システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510898U true JPH0510898U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13271005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6488591U Pending JPH0510898U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 建設機械の自動給脂システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510898U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110307465A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-10-08 | 王定根 | 一种顺序供油装置及挖掘机全自动润滑剂注入装置 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP6488591U patent/JPH0510898U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110307465A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-10-08 | 王定根 | 一种顺序供油装置及挖掘机全自动润滑剂注入装置 |
CN110307465B (zh) * | 2019-07-30 | 2024-01-26 | 王定根 | 一种顺序供油装置及挖掘机全自动润滑剂注入装置 |
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