JPH05108765A - 三次元形状の板材の曲面を平面に展開する方法及びこの方法を用いた三次元形状の板材の製造方法 - Google Patents

三次元形状の板材の曲面を平面に展開する方法及びこの方法を用いた三次元形状の板材の製造方法

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JPH05108765A
JPH05108765A JP2413696A JP41369690A JPH05108765A JP H05108765 A JPH05108765 A JP H05108765A JP 2413696 A JP2413696 A JP 2413696A JP 41369690 A JP41369690 A JP 41369690A JP H05108765 A JPH05108765 A JP H05108765A
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    • C03B23/00Re-forming shaped glass
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    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending

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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータシステムを用いて三次元形状の板
材の曲面を二次元形状に展開する。 【構成】(a)三次元形状の板材の曲面上に展開中心点
Toを決定すること、(b)上記曲面の形状線上に第n
設定点Tnを決定すること(但し、nは1、2、3、〜
の整数)、(c)上記展開中心点Toと上記第n設定点
Tnとの間における上記曲面に沿った長さをn=1、
2、3、〜について求めて複数の展開点Dnを決定する
ことによって、上記形状線に応じた曲線Aを求めるこ
と、をそれぞれコンピュータシステムを用いて行い、上
記曲線Aに基づいて三次元形状の板材の曲面の二次元展
開形状を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元形状の板材の曲
面を平面に展開する方法及びこの方法を用いた三次元形
状の板材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車業界では、その斬新なデザ
インと共に、運転手からの視野を広く取る必要から、三
次元形状のガラス板をフロントガラス或いはリアガラス
として使用する場合が増加している。
【0003】例えば、車の試作の段階では、まず、新車
のスケッチをデザイナが描き、このスケッチに基づい
て、ある程度正確な図面を作成し、この図面の内容がデ
ィジタイザによってディジタル値に変換されてCAD装
置に取り込まれる。CAD装置は、付属の高精細ブラウ
ン管によって、試作車の三次元形状をモニタしながら、
車体形状に修正を加えて、最適な車体形状を決定する。
この最適な車体形状は、粘土等で試作された後、見た目
の微妙な変化が更に修正されて、最終の量産車の三次元
形状が決定される。勿論、図面は、修正のたびにCAD
装置によって改訂されて、そのディジタル値がCAD装
置内で記憶されると共に、磁気テープにセーブされる。
また、図面は、例えば0.1mmの高分解能を持つXYプ
ロッタによって、正式図面として出力される。
【0004】例えば、三次元形状のフロントガラスの製
造過程においては、粘土等で試作された車体からフロン
トガラスの部分のみを抽出し、更に、経済的理由或は試
作から量産までの立ち上がり期間の短縮の理由から、フ
ロントガラスの周辺領域のみを写し取った立体的な面
(曲面)を有しかつ中央部分が開口しているリング状の
木型が形成される。この木型は、成形型の作成に使用さ
れるとともに、成形後の検査にも使用される。
【0005】量産車のためのフロントガラスを製造する
ためには、まず三次元形状のフロントガラスを展開した
寸法の二次元形状のガラス板を原料として使用すること
が必須である。この二次元形状のガラス板は、成形装置
によって三次元形状のフロントガラスに成形される。
【0006】従来、三次元形状のガラス板の二次元展開
形状を求めるためには、立体的な面を有するリング状の
木型に作業者が紙を当てて、写しとっていた。この木型
は、リング状であるため、ガラス板の中心部に相当する
立体形状が形成されていない。従って、作業者は、中心
部の膨らみを念頭に入れながら、二次元の紙を木型に押
し当てなければならない。
【0007】
【発明が解決しようする課題】作業者にとっては、中心
部の膨らみを念頭に入れながら、二次元の紙を木型に押
し当てることが困難である。また、この人手による紙当
ての二次元展開方法は、三次元の木型に二次元の紙を無
理やり当てて写しとるため、寸法精度が悪い、即ち誤差
が多い等の問題がある。また、この方法で製造された三
次元形状のガラス板は、寸法足らず或は寸法余りの状態
になって、車の所定の枠にピッタリとはまらない恐れが
ある。また、寸法が足らない場合には、車体との接着領
域の幅が狭くなって、所定の強度が得られなくなる恐れ
がある。
【0008】さらに、人手による写しとり作業は時間が
掛かり、せっかく時間を掛けた二次元展開作業も、後の
自動制御工程の入力データとして使用できない。従っ
て、自動制御用のコンピュータシステムには、木型の三
次元形状を求めた入力データを再度入力しなければなら
ない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題に鑑
み、コンピュータシステムを用いて三次元形状のガラス
板などの板材の曲面を二次元に展開する方法(本文にお
いて、「二次元展開方法」という)及びこの方法を用い
た三次元形状の板材の製造方法を提供することを目的と
する。
【0010】従って、請求項1に記載した本発明は、
(a)三次元形状の板材の曲面上に展開中心点Toを決
定すること、(b)上記曲面の形状線上に第n設定点T
nを決定すること(但し、nは1、2、3、〜の整数) (c)上記展開中心点Toと上記第n設定点Tnとの間
における上記曲面に沿った長さをn=1、2、3、〜に
ついて求めて複数の展開点Dnを決定することによっ
て、上記形状線に応じた曲線Aを求めること、をそれぞ
れコンピュータシステムを用いて行い、上記曲線Aに基
づいて三次元形状の板材の曲面の二次元展開形状を決定
するようにしたことを特徴とする、三次元形状の板材の
曲面を平面に展開する方法を提供することにある。
【0011】
【実施例】図1及び図2には、三次元形状の湾曲板を二
次元に展開する方法が概略的に示されている。例えば自
動車メーカーにおいて試作車のクレイモデル(粘土モデ
ル)を作成している時には、このモデルの各部分の三次
元形状データPx,y,zは、順次CAD装置に入力さ
れ、その形状が高精細カラーブラウン管によって表示さ
れると共に、XYプロッタによって三面図或は立体図と
して出力される。また、三次元形状データは、磁気テー
プにセーブされる。従って、湾曲板(この場合、フロン
トガラス)1の製造者は、自動車メーカーで作成された
磁気テープ内の三次元形状データのフロントガラス1に
対応する部分を抽出して、自社のCAD装置に用いるこ
とができ、これはデータを入力する手間を省けるだけで
も便利である。勿論、三面図からフロントガラスに対応
する部分をディジタイザによって読取ってCAD装置に
入力することは可能である。
【0012】まず、CAD装置の高精細カラーブラウン
管に、フロントガラス1に対応する三次元形状の曲面2
が表示される。CAD装置を用いて、三次元形状の曲面
2を二次元形状に展開する段階10〜23を以下に説明
する。
【0013】段階10:図1に示すように、曲面2の1
点を展開中心点Toとして定める。この展開中心点To
は、図3及び図4に示すように曲面2が左右対称である
場合に、線対称となる曲面2上の曲線aを通り、更に、
この曲線aの上下端b,cを結んだ直線dと平行になる
ような接線eを持っている。このように展開中心点To
を設定した場合には、上端bから展開中心点Toまでの
曲面2の接線eに対する傾斜方向が常に同一方向であ
り、また、展開中心点Toから下端cまでの接線eに対
する傾斜方向が常に同一方向であるから、コンピュータ
による二次元展開計算が簡単になる。また、非対称の立
体形状を持つサイドガラス等の場合には、経験則によっ
て上下左右の略中央に展開中心点Toが設定される。
【0014】段階11:展開中心点Toを通り左右方向
に延在するXZ面P1と、展開中心点Toを通り上下方
向に延在するYZ面P2とを求める。これらのXZ面及
びYZ面は基準面として機能する。
【0015】この場合、上記展開中心点ToをPxo,
yo,zoとして定義する。また、上記線対称曲線aを
含み上記展開中心点Toにおいて曲面2と直交する第1
平面を上記YZ面P2と定義する。さらに、この曲面a
の上下端b、cを含みこのYZ面P2と直交する第2平
面をXY面として定義する。この第2平面は、図3及び
図4に示すフロントガラス1の場合、水平面fに対して
略30度傾斜しているので、上記第2平面を曲面2と共
に水平面fに対して略30度回転させて、上記第2平面
を水平面fとほぼ一致させる。なお、この計算は、CA
D装置によって容易に実行することができる。さらに、
展開中心点を通り第1平面(YZ面P2)及び第2平面
と各々直交する第3平面を上記XZ面P1と定義する。
なお、上記回転による水平化は、曲面2が特に左右対称
の場合には、展開中心点Toを設定する前に行ってもよ
い。
【0016】段階12:展開中心点To点を通るXZ面
P1及びYZ面P2が、曲面2と各々交わる交線S1、
S2を作成する。従って、交線S2は、二次元展開され
るべき曲面2が左右対称の場合に、曲面2上の線対称曲
線aと一致する。
【0017】段階13:次に、フロントガラス1に対応
するCADデータには、フロントガラス1の形状線(フ
ロントガラス1の外形線、このフロントガラス1にプリ
ントされるヒータ線、アンテナ線、或は車体との接着部
分の目隠しとして機能する不透明なセラミックカラーを
塗布する領域の境界線)についてのデータが予め記憶さ
れている。従って、曲面2に、例えばセラミックカラー
塗布領域の内縁に対応する曲線Soを表示する。
【0018】段階14:これら曲線So上の第n設定点
Tn即ちPxn,yn,znを指示する。但し、nは1、
2、3、〜の整数であり、図1には、n=1の場合のT
nが示されている。
【0019】段階15:上記段階11と同様に、この第
n設定点Tnを通り左右方向に延在するXZn面と、第
n設定点Tnを通り上下方向に延在するYZn面とを求
める。但し、XZn面及びYZn面は、基準のXZ面P
1及びYZ面P2と各々平行である。図1には、n=1
の場合の第n設定点Tnを通るXZ1面P3及びYZ1
面P4が示されている。
【0020】段階16:上記段階12と同様に、第n設
定点Tn点についてのXZn面及びYZn面が曲面2と
各々交わる交線S(2n+1)及びS(2n+2)を作
成する。第1設定点T1の場合には、図1に示すよう
に、交線S3及びS4を作成する。
【0021】段階17:交線S2と交線S3とが交差す
る交点Tn2を求めて、この交点Tn2と第n設定点T
nとの間の曲面2上の長さLnを求める。この長さLn
の計算は、CAD装置内にあるサブルーチン(プログラ
ム)によって実行される。
【0022】この長さLnを求めるサブルーチンの手順
を以下に説明する。但し、nは1,2,3、〜である。
まず、交線S2と交線S3との交点を求める。これらS
2及びS3を、
【数1】 のように定義すると、
【数2】 となる。2つの未知数t,uを連立方程式に関するニュ
ートン−ラプソン(Newton−Raphson)法
等の方法により数学的に解を求めることによって、交点
が求められる。この求められた交点をT12(一般的に
はTn2)とする。
【0023】次に、交線S2と交線S(2n+1)との
交点Tn2と、第n設定点Tnとの間の曲面2上の曲線
Lnを求める。この曲線Lnは微小長さのコード(ch
ord)で近似でき、パラメータがΔtだけ変化した場
合のコードベクトルは、近似的に、
【数3】 で表されるので、パラメータΔtの値が曲線Lnの一端
toから他端tnに至るときのこの曲線Lnの長さは、
【数4】 によって計算できる。この式の解をGaussの求積法
等の方法により求めることによって、曲線Lnの長さを
求めることができる。
【0024】また、CAD装置においては、フロントガ
ラス1の三次元形状を表示したスクリーン(図1参照)
は、XY座標(直交軸座標)のスクリーン(図2参照)
と入れ換えて表示され得る。なお、展開中心点Toは、
この二次元座標(XY座標)の原点Doに対応してい
る。
【0025】段階18:交線S1と交線S4とが交差す
る交点Tn3を求めて、この交点Tn3と第n設定点T
nとの間の曲面2上の長さMnを求める。この長さMn
の計算も、段階17の場合と同様に、CAD装置内にあ
るサブルーチン(プログラム)によって実行することが
でき、また、XY座標のスクリーンに表示することがで
きる。Mnを求める計算手順は、段階17の計算手順に
おいて、LnをMnに、S3をS4に、S2をS1に、
Tn2をTn3に読み変えることによって、行うことが
できる。
【0026】段階19:Xn=Ln、Yn=Mnで表わ
される展開点DnをXY座標にプロットすると共に、展
開点Dnが記憶される。従って、三次元上の設定点Tn
は、二次元展開された展開点Dnに対応する。
【0027】段階20:n=1について行った上記段階
14〜19をn=2、3、〜について繰り返す。
【0028】段階21:n=1、2、3、〜の二次元展
開点Dnを通る曲線A1を作成する。この曲線A1は、
三次元形状のフロントガラス1上の例えばセラミックカ
ラー塗布領域の境界線のうちの1本の曲線を二次元展開
したものに相当する。
【0029】段階22:段階13〜21を曲線A2、A
3、〜の本数だけ繰り返す。左右対称のフロントガラス
の場合には、例えばセラミックカラーの内縁(フロント
ガラスの外形線から例えば2cm内側においてこの外形
線に沿った境界線)の上辺半分、右辺及び下辺半分の3
本について繰り返される。
【0030】段階23:これらの曲線A1、A2、A
3、〜のデータをXYプロッタでプロットする。
【0031】上記設定点Tnのサンプリング間隔は、曲
面2の曲率半径に依存する。即ち、フロントガラス1の
場合では、通常50mmピッチでサンプリングされるが、
曲率半径が大きい場合には、100mmピッチでサンプリ
ングされる。逆に曲率半径が小さい場合には、50mmピ
ッチよりも小さいピッチでサンプリングすることができ
る。
【0032】図5には、本発明において三次元形状を二
次元形状に展開するCAD装置の構成が示されている。
この図において、フロントガラス1の形状データは、設
計図面7をディジタイザ8でデジタイズすることにより
入力することができる。或は、その設計データを書込ん
だ例えば磁気テープを磁気テープ装置9にかけることに
よって、形状データを入力することができる。また、磁
気テープの代りに、フロッピーディスクも用いることが
できる。
【0033】入力された形状データはコンピュータ10
で処理され、このコンピュータ10においてフロントガ
ラス1の形状データに対応した三次元曲面モデルの二次
元展開計算が順次実施される。この計算途中経過及び結
果は、グラフィックディスプレイ即ち高精細カラーブラ
ウン管11によってモニタされ、数値データがプリンタ
12によって出力され、或はカラーブラウン管11の表
示画面がハードコピー装置13によって出力される。な
お、カラーブラウン管11及びプリンタ12は、上記計
算の確認手段として設けられている。また、最終結果で
ある三次元曲面2の二次元展開形状は、高分解能のXY
プロッタ14によって出力される。そして、この二次元
形状に基づいて、所定の形状(外形線、ヒータ線、アン
テナ線、セラミックカラー塗布領域の内縁などについ
て)を有するガラス板が多数製造され、次いで、このガ
ラス板が成形装置により三次元形状に曲げられることに
よって、フロントガラス1が製造される。このフロント
ガラス1は、木型に当てられて寸法、湾曲度が検査され
る。
【0034】図5において、設計図面7からCADデー
タを得る場合には、図6に示すようなマイラー図と称さ
れる曲面2の正面図及び側面図上の多数の点Q1、Q
2、Q3、〜をディジタイザ8で指示して、三次元の座
標を取り込む。次に、CADシステムとして動作するコ
ンピュータ10において曲面2の幾何学的な三次元形状
モデルを作成する。即ち、まずディジタイザ8で取り込
んだ点列を通る格子状の三次元スプライン曲線を生成
し、次にスプライン曲線を境界として曲面を四辺形パッ
チ(面素)に分割し、パッチの各辺に沿ったパラメータ
u、vによって表現されるクーンズ面のような双3次パ
ラメトリック曲面を作成する。
【0035】同様の方法にて、ガラス板の外形線等の三
次元スプライン曲線も生成する。なお、曲面のパッチは
ベジェ(Bezier)面、Bスプライン曲面などで表現するこ
ともできる。また、曲面2の形状をCADシステムで設
計した場合には、その設計データを書込んだ磁気テープ
等から三次元モデルを得ることもできる。
【0036】図7は、図1及び図2に示した二次元展開
方法の概略フローチャート図である。なお、第7図にお
いて、段階10〜23は各々S10〜23として概略的
に示している。
【0037】本実施例においては、例えばフロントガラ
スの製造に使用される二次元展開方法を示したが、リア
ガラス或はルーフガラスの製造にも応用できる。また、
延性を持たない硬い加工しにくい金属板(例えば鉄
板)、或はプラスチック板等の二次元形状の板材から三
次元形状の湾曲板を製造することにも応用することがで
きる。さらにまた、図2に示すように、設定点Tnを直
交軸座標(XY座標)に展開する場合について説明した
が、極座標に展開するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コンピ
ュータシステムにおける数値計算により三次元形状の板
材の曲面を平面に展開することができるため、精度が良
い、即ち誤差が少ない利点を持っている。しかも、コン
ピュータに計算を行わせることができるので、省力化で
き、また、時間が掛からない。さらに、二次元展開され
た板材の数値データをコンピュータ内に保持することに
なるから、後の工程のデータとして利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次元展開方法を概略的に示す曲面の
概略斜視図である。
【図2】図1の曲面の設定点におけるXY座標展開図で
ある。
【図3】本発明の二次元展開方法を適用するフロントガ
ラスの右半分の平面図である。
【図4】図3のフロントガラスの側面図である。
【図5】本発明の二次元展開方法に用いるCAD装置の
概略ブロックである。
【図6】図5に示すCAD装置において設計図面からC
ADデータを得る場合の曲面2の正面図及び側面図であ
る。
【符号の説明】
2 曲面 To 展開中心点 Tn 第n設定点 Dn 第n展開点 A 曲線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】図1及び図2に示した本発明の二次元展開方法
の概略フローチャート図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)三次元形状の板材の曲面上に展開中
    心点Toを決定すること、 (b)上記曲面の形状線上に第n設定点Tnを決定する
    こと(但し、nは1、2、3、〜の整数) (c)上記展開中心点Toと上記第n設定点Tnとの間
    における上記曲面に沿った長さをn=1、2、3、〜に
    ついて求めて複数の展開点Dnを決定することによっ
    て、上記形状線に応じた曲線Aを求めること、をそれぞ
    れコンピュータシステムを用いて行い、上記曲線Aに基
    づいて三次元形状の板材の曲面の二次元展開形状を決定
    するようにしたことを特徴とする、三次元形状の板材の
    曲面を平面に展開する方法。
  2. 【請求項2】(a)三次元形状の板材の曲面上に展開中
    心点Toを決定すること、 (b)この曲面と展開中心点Toにおいて点接触する平
    面に対して各々直交しかつ互いに直交するXZ面及びY
    Z面を求めること、 (c)上記曲面の形状線上の第n設定点Tnを決定する
    こと(但し、nは1、2、3、〜の整数である)、 (d)上記各第n設定点Tnを通ると共に上記XZ面及
    びYZ面と各々平行なXZn面及びYZn面を求めるこ
    と、 (e)上記XZn面と上記曲面とが交わる交線が上記Y
    Z面と交差する交点を求めて、この交点と上記第n設定
    点Tnとの間における上記曲面上の長さLnを求めるこ
    と、 (f)上記YZn面と上記曲面とが交わる交線が上記X
    Z面と交差する交点を求めて、この交点と上記第n設定
    点Tnとの間における上記曲面上の長さMnを求めるこ
    と、 (g)これらの長さLn及びMnを二次元座標上にプロ
    ットして、第n展開点Dnを決定すこと、 (h)n=1、2、3、〜について上記(c)〜(g)
    段階の操作を繰り返して、複数の展開点Dnをそれぞれ
    決定することによって、上記形状線に応じた曲線Aを求
    めること、をそれぞれコンピュータシステムを用いて行
    い、上記曲線Aに基づいて三次元形状の板材の曲面の二
    次元展開形状を決定するようにしたことを特徴とする、
    三次元形状の板材の曲面を平面に展開する方法。
  3. 【請求項3】上記板材がガラス板であることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の方法で決定された
    板材の曲面の二次元展開形状に基づいて平板材を製造
    し、この平板材を加熱変形することによって、三次元形
    状の板材を製造することを特徴とする、三次元形状の板
    材の製造方法。
  5. 【請求項5】上記平板材がガラス板であることを特徴と
    する、請求項4に記載の方法。
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