JPH05108561A - シリアル転送受信完了判別方式 - Google Patents

シリアル転送受信完了判別方式

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JPH05108561A
JPH05108561A JP3270642A JP27064291A JPH05108561A JP H05108561 A JPH05108561 A JP H05108561A JP 3270642 A JP3270642 A JP 3270642A JP 27064291 A JP27064291 A JP 27064291A JP H05108561 A JPH05108561 A JP H05108561A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリアルデータ伝送装置における受信完了判別
方式に関し、定型フォーマット以外のデータの受信完了
も判別可能にすることを目的とする。 【構成】受信データ長を計数するカウンタ1の指定デー
タ長の計数終了時割り込みを発生する入力処理部2と、
終了コードの検出時割り込みを発生する終了コード検出
部3と、これらの割り込みによって受信完了の処理を行
なう受信処理部4とを備えたシリアルデータ伝送装置に
おいて、開始コード検出部6を設けて、開始コードの検
出時タイマ監視用割り込みを発生し、タイマ監視処理部
7を設けて、タイマ監視用割り込みの発生から指定時間
長の計数時割り込みを発生し、カウンタ8を設けて、終
了コード検出時から受信データ長を計数して、計数終了
時も終了コード検出部3が割り込みを発生するととも
に、受信処理部4がタイマ監視処理部7の割り込みによ
っても受信完了の処理を行なうことで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルデータ伝送装
置における受信完了判別方式に関し、特に定型フォーマ
ット以外のデータの受信完了も判別可能なシリアル転送
受信完了判別方式に関するものである。
【0002】データをシリアルに転送するシリアルデー
タ伝送装置においては、伝送されるデータのフォーマッ
トは、定型の場合に限らず、データ長が一定でなく、ま
たデータ送信周期も一定でない場合がある。
【0003】このような定型フォーマット以外のデータ
も伝送されることがあるシリアルデータ伝送装置におい
ては、シリアルデータの受信完了の判別を、複数の場合
について行なうことができるようにすることによって、
定型フォーマット以外のデータの受信完了も判別可能な
ことが要望される。
【0004】
【従来の技術】図6は、従来のシリアル転送受信完了判
別方式を示したものである。シリアルデータ受信装置1
0において、11は入力処理部、12は終了コード(E
TX)を検出するETX検出部、13は開始コード(S
TX)を検出した後のデータ長をカウントするカウン
タ、14はソフトウェアの受信処理部、15は入力バッ
ファである。
【0005】図6に示された従来のシリアルデータ伝送
装置における受信処理は、次のような順序で行なわれて
いた。 入力処理部11において、シリアルデータに付され
た開始コードの入力を検出すると、入力バッファ15に
対してデータの書き込みを開始する。 ETX検出部12において、1バイト入力するごと
に、終了コードか否かを調べる。または、カウンタ13
において、受信バイト数をカウントして、指定長と比較
する。 ETX検出部12において終了コードを検出したと
き、またはカウンタ13が指定データ長のデータ受信を
計数したとき、ソフトウェアからなる受信処理部14に
対して、受信完了の割り込みを発生する。
【0006】ところが、データの形式が規定されていな
いため、例えば、開始コードの後にBCCのようなエラ
ーチェック用のデータが付加され、しかもデータ長が一
定でなく、データ送信周期も一定でないような場合に
は、図6の受信完了判別方式では、データ受信完了の判
別ができない場合があった。
【0007】そのため、ソフトウェアの受信処理部14
においてタイマ処理を行なって、受信処理を開始してか
ら、所定時間のタイマ監視を行なって、タイムアウト
時、受信完了の処理を行なうようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6に示された従来の
シリアル転送受信完了判別方式では、定型データ以外の
データの場合、データの受信が終了した時点での完了割
り込みを得ることができない。そのため、タイマ監視に
よって、受信完了を判定しなければならないが、タイマ
監視によって受信完了の判定を行なう場合のタイマ値
は、常に最長データに合わせた値にしなければならない
という問題がある。
【0009】またソフトウェアにおいて受信処理を開始
してから、タイマ監視を行なうため、ハードウェアの動
作時間もタイマ値に含めなければならない。さらに、タ
イマ値が不適切なときは、データの途中で受信完了を判
定する場合もあるという問題があった。
【0010】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであって、開始コードと終了コードの
検出およびそれらの受信タイミングから、受信データ長
による監視と、受信時間長による監視とを組み合わせて
行なうことによって、どのような形式のデータに対して
も、受信完了のタイミング判別を行なうことができる、
シリアル転送受信完了判別方式を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシリアル転送受
信完了判別方式は、入力シリアルデータにおいて開始コ
ードを受信したとき入力処理を行ない、開始コード検出
から受信データ長を計数する第1のカウンタ1の指定デ
ータ長の計数終了によって割り込みを発生する入力処理
部2と、入力シリアルデータにおいて終了コードを検出
したとき割り込みを発生する終了コード検出部3と、入
力処理部2と終了コード検出部3からの割り込みによっ
て受信完了の処理を行なう受信処理部4とを備えたシリ
アルデータ伝送装置において、開始コード検出部6を設
けて、入力シリアルデータにおいて開始コードを検出し
たときタイマ監視用割り込みを発生し、タイマ監視処理
部7を設けて、タイマ監視用割り込みの発生から指定時
間長を計数したとき割り込みを発生し、第2のカウンタ
8を設けて、終了コード検出時から受信データ長を計数
することによって、終了コード検出部3において第2の
カウンタ8が指定データ長を計数したときも割り込みを
発生するとともに、受信処理部4がタイマ監視処理部7
の割り込みによっても受信完了の処理を行なうようにし
たものである。
【0012】またこの場合に、割り込み設定部9を設け
て、開始コード検出時から指定データ長の計数に基づく
入力処理部2からの割り込みと、終了コードの検出に基
づく終了コード検出部3からの割り込みと、終了コード
検出時から指定データ長の計数に基づく終了コード検出
部3からの割り込みと、開始コード検出時から指定時間
長の計数に基づくタイマ監視処理部7からの割り込みと
から、任意に選択して受信処理部4に入力するように設
定することができるようにしたものである。
【0013】さらに本発明のシリアル転送受信完了判別
方式は、入力シリアルデータにおいて開始コードを受信
したとき入力処理を行なうシリアルデータ伝送装置にお
いて、入力シリアルデータにおいて開始コードを受信し
たとき出力を発生する開始コード検出部6と、入力シリ
アルデータにおいて終了コードを受信したとき出力を発
生する終了コード検出部3と、開始コード受信後指定デ
ータ長の計数によって出力を発生する第1のカウンタ1
と、終了コード受信時から指定データ長の計数によって
出力を発生する第2のカウンタ8とを備え、開始コード
受信後指定データ長計数時の出力に基づく割り込みと、
終了コード受信出力発生に基づく割り込みと、開始コー
ド検出出力発生後指定時間長の計数に基づく割り込み
と、終了コード受信後指定データ長計数時の出力に基づ
く割り込みとから任意に選択して受信完了を判別するよ
うにしたものである。
【0014】
【作用】図1は、本発明の原理的構成を示したものであ
る。本発明によれば、入力シリアルデータにおいて開始
コードを受信したとき入力処理を行ない、受信データ長
を計数して指定データ長の計数終了によって割り込みを
発生し、また入力シリアルデータにおいて終了コードを
検出したとき割り込みを発生して、これらの割り込みに
よって受信完了の処理を行なうシリアルデータ伝送装置
において、入力シリアルデータにおいて開始コードを検
出したときタイマ監視用割り込みを発生して、このタイ
マ監視用割り込みの発生から指定時間長を計数したとき
割り込みを発生し、また、終了コード検出時から受信デ
ータ長を計数して指定データ長を計数したときも割り込
みを発生することによって、これらの割り込みによって
も受信完了の処理を行なうことができる。
【0015】またこの場合に、開始コード検出時から指
定データ長の計数に基づく割り込みと、終了コードの検
出に基づく割り込みと、終了コード検出時から指定デー
タ長の計数に基づく割り込みと、開始コード検出時から
指定時間長の計数に基づく割り込みとから、任意に選択
して受信完了の処理を行なうように設定することができ
る。
【0016】さらに本発明によれば、入力シリアルデー
タにおいて開始コードを受信したとき入力処理を行なう
シリアルデータ伝送装置において、入力シリアルデータ
において開始コードを受信したとき出力を発生し、入力
シリアルデータにおいて終了コードを受信したとき出力
を発生し、開始コード受信後指定データ長の計数によっ
て出力を発生し、終了コード受信時から指定データ長の
計数によって出力を発生することによって、開始コード
受信後指定データ長計数時の出力に基づく割り込みと、
終了コード受信出力発生に基づく割り込みと、開始コー
ド受信出力発生後指定時間長の計数に基づく割り込み
と、終了コード受信後指定データ長計数時の出力に基づ
く割り込みとから任意に選択して受信完了を判別するこ
とができる。
【0017】
【実施例】図2は、本発明の一実施例の構成を示したも
のであって、図6におけると同じものを同じ番号で示
し、16は開始コードを検出するSTX検出部、17は
終了コード検出後のデータ長をカウントするカウンタ、
18は開始コード受信後のタイマ監視を行なうソフトウ
ェアのタイマ監視処理部、19は割り込み条件の設定を
行なう割り込み設定部である。図中において、☆印は、
割り込み処理を示している。
【0018】図3は、受信完了判別の処理を示すフロー
チャートである。また図5および図6はデータ入力処理
を示すフローチャート(1) ,(2) である。以下、各図に
基づいて本発明方式の処理を説明する。
【0019】 入力処理部11において、シリアルデ
ータに付された開始コードの入力を検出すると、入力バ
ッファ15に対してデータ書き込みのためのDMA転送
を開始する。 ETX検出部12において、1バイト入力するごと
に、終了コードか否かを調べ、終了コードを検出したと
き、受信処理部14に対して割り込みを発生する。
【0020】 カウンタ13において受信バイト数を
カウントして、指定データ長を計数したとき、入力処理
部11は、受信処理部14に対して割り込みを発生す
る。 STX検出部16は、シリアルデータに付された開
始コードの入力を検出したとき、タイマ監視処理部18
に対して、タイマ監視用割り込みを発生する。
【0021】 タイマ監視処理部18は、STX検出
部16からのタイマ監視用割り込みによってタイマ監視
を開始し、指定時間長を計数したとき、受信処理部14
に対して割り込みを発生する。 カウンタ17において、終了コード検出時からの受
信バイト数をカウントして、指定データ長を計数したと
き、ETX検出部12は、受信処理部14に対して割り
込みを発生する。
【0022】 割り込み設定部19は、割り込み設定
入力に応じて、割り込み条件の設定を行なう。 受信処理部14は、設定された割り込み条件に応じ
て、割り込みに基づいて受信完了の処理を行なう。
【0023】設定されたそれぞれの割り込み条件におけ
る、受信完了の処理は次のようにして行なわれる。な
お、割り込み条件を設定せずに、受信完了の処理を行な
うことも可能である。
【0024】(1) 開始コード検出割り込みの場合は、S
TX検出部16からの割り込みによって、タイマ監視処
理部18においてタイマ監視を行なう。他の割り込み条
件を併用するときは、他の条件が成立したらタイマをリ
セットする。
【0025】(2) 指定データ長割り込みの場合は、1バ
イト入力するごとにカウンタ13のチェックを行ない、
指定データ長になったとき割り込みを上げることによっ
て、入力バッファ15に対するDMA転送を終了する。
【0026】(3) 終了コード検出割り込みの場合は、E
TX検出部12が受信処理部14に割り込みを上げるこ
とによって、入力バッファ15に対するDMA転送を終
了する。
【0027】(4) 終了コード検出後の指定データ長入力
割り込みの場合は、カウンタ17のチェックを行ない、
指定データ長を受信したとき、受信処理部14に割り込
みを上げることによって、入力バッファ15に対するD
MA転送を終了する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リアルデータ伝送装置において、開始コードで始まり、
終了コードで終わる一定長のデータからなる、定型フォ
ーマットデータ以外のデータの場合も、その受信完了を
判別することができるので、このような定型フォーマッ
トデータ以外のデータを送信する対向装置の場合でも、
シリアル転送データの受信を行なうことができる。
【0029】特に本発明によれば、終了コード検出によ
る受信完了判定の場合、他の条件を合わせて指定するこ
とによって、終了コードが破壊されて受信完了を判定す
ることができず、そのため入力バッファを書き潰す等の
障害発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図3】受信完了判別の処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】データ入力処理を示すフローチャート(1) であ
る。
【図5】データ入力処理を示すフローチャート(2) であ
る。
【図6】従来のシリアル転送受信完了判別方式を示す図
である。
【符号の説明】
1 第1のカウンタ 2 入力処理部 3 終了コード検出部 4 受信処理部 6 開始コード検出部 7 タイマ監視処理部 8 第2のカウンタ 9 割り込み設定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力シリアルデータにおいて開始コード
    を受信したとき入力処理を行ない、該開始コード検出か
    ら受信データ長を計数する第1のカウンタ(1)の指定
    データ長の計数終了によって割り込みを発生する入力処
    理部(2)と、入力シリアルデータにおいて終了コード
    を検出したとき割り込みを発生する終了コード検出部
    (3)と、該入力処理部(2)と終了コード検出部
    (3)からの割り込みによって受信完了の処理を行なう
    受信処理部(4)とを備えたシリアルデータ伝送装置に
    おいて、 入力シリアルデータにおいて開始コードを検出したとき
    タイマ監視用割り込みを発生する開始コード検出部
    (6)と、該タイマ監視用割り込みの発生から指定時間
    長を計数したとき割り込みを発生するタイマ監視処理部
    (7)と、前記終了コード検出時から受信データ長を計
    数する第2のカウンタ(8)とを設け、 前記終了コード検出部(3)において該第2のカウンタ
    (8)が指定データ長を計数したときも割り込みを発生
    するとともに、前記受信処理部(4)が前記タイマ監視
    処理部(7)の割り込みによっても受信完了の処理を行
    なうことを特徴とするシリアル転送受信完了判別方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリアル転送受信完了
    判別方式において、前記開始コード検出時から指定デー
    タ長の計数に基づく前記入力処理部(2)からの割り込
    みと、前記終了コードの検出に基づく前記終了コード検
    出部(3)からの割り込みと、前記終了コード検出時か
    ら指定データ長の計数に基づく前記終了コード検出部
    (3)からの割り込みと、前記開始コード検出時から指
    定時間長の計数に基づく前記タイマ監視処理部(7)か
    らの割り込みとから任意に選択して前記受信処理部
    (4)に入力するように設定する割り込み設定部(9)
    を設けたことを特徴とするシリアル転送受信完了判別方
    式。
  3. 【請求項3】 入力シリアルデータにおいて開始コード
    を受信したとき入力処理を行なうシリアルデータ伝送装
    置において、入力シリアルデータにおいて開始コードを
    受信したとき出力を発生する開始コード検出部(6)
    と、入力シリアルデータにおいて終了コードを受信した
    とき出力を発生する終了コード検出部(3)と、開始コ
    ード受信後指定データ長の計数によって出力を発生する
    第1のカウンタ(1)と、終了コード受信時から指定デ
    ータ長の計数によって出力を発生する第2のカウンタ
    (8)とを備え、 前記開始コード受信後指定データ長計数時の出力に基づ
    く割り込みと、前記終了コード受信出力発生に基づく割
    り込みと、前記開始コード検出出力発生後指定時間長の
    計数に基づく割り込みと、前記終了コード受信後指定デ
    ータ長計数時の出力に基づく割り込みとから任意に選択
    して受信完了を判別することを特徴とするシリアル転送
    受信完了判別方式。
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