JPH05108394A - 計算機システムの初期化診断方式 - Google Patents

計算機システムの初期化診断方式

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JPH05108394A
JPH05108394A JP3269898A JP26989891A JPH05108394A JP H05108394 A JPH05108394 A JP H05108394A JP 3269898 A JP3269898 A JP 3269898A JP 26989891 A JP26989891 A JP 26989891A JP H05108394 A JPH05108394 A JP H05108394A
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Masayuki Fuji
正幸 藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】システム電源投入時にサービスプロセッサが行
った初期化処理の正常動作を確認する計算機システムの
初期化診断方式に関し、サービスプロセッサが初期化処
理中にあって機能が完全でなくとも、初期化処理中に生
じたエラー等の状態を初期化終了後に確認可能とするこ
とを目的とする。 【構成】サービスプロッサ12に初期化処理部20と解
析処理部22を設け、初期化処理中の状態を示す所定の
処理コードを発生して制御パネル14のセグメント表示
部16に表示すると共に、初期化開始時及び初期化中の
状態変化時に処理コードをタイマカウンタの値と共に記
憶部18に格納し、初期化処理を終了した際に、記憶部
18に格納された処理コード及びタイマカウンタの値を
所定の標準値と比較することにより初期化処理が正常に
行われたか否か解析して解析結果を出力表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システム電源投入時に
サービスプロセッサが行った初期化処理の正常動作を確
認する計算機システムの初期化診断方式に関する。CP
Uを複数備えたような大型計算機システムにあっては、
CPUや主記憶をを含む本体系装置に対し独立にサービ
スプロセッサ(SVP)を設け、本体系装置の操作、保
守及び制御をサービスプロセッサで行うように構成して
いる。
【0002】このためシステム電源投入時には、サービ
スプロセッサが自らのイニシャルプログラム・ロード
(IPL)を実行すると共に、本体各装置のファームウ
ェアをローディングして各種の初期化を行っている。こ
の初期化処理中にあっては、サービスプロセッサ自体の
全機能が有効化されておらず、またディスプレイ装置が
使用可能状態にないため、処理の進行状態を示す処理コ
ードを制御パネルにセグメント表示するようにしてい
る。
【0003】しかし、初期化処理中に異常が起きてリト
ライを行って正常動作に復旧したような場合、最終的に
は初期化処理は正常終了しており、またロギング機能も
起動していないために、初期化処理の途中で発生した異
常が判らず、以後の初期化時に再発する可能性があり、
対応が遅れて大きな問題となる恐れがあり、この点の改
善が望まれる。
【0004】
【従来の技術】図7はサービスプロセッサを備えた計算
機システムの説明図である。図7において、本体系装置
10として、複数のCPU24、主記憶装置(MSU)
26及び主記憶制御装置(MCU)28が設けられ、シ
ステムコンソール・インタフェース(SCI)30を介
して接続される。更に周辺装置を接続するチャネルプロ
セッサ(CHP)32やシステム電源を制御するシステ
ムパワーコントローラ(SPC)34が設けられる。
【0005】このような本体系装置10に対しサービス
プロセッサ(SVP)12はシステムコンソール・イン
タフェース30を介して接続され、システム電源投入時
には、サービスプロセッサ30が自らのイニシャルプロ
グラム・ロード(IPL)を実行すると共に、本体系装
置10のファームウェアをローディングして各種の初期
化を行っている。
【0006】システム電源投入時の初期化処理に関連
し、サービスプロセッサ12にはMPU36の機能とし
て実現される初期化処理部200、エラーロギング処理
部76、メッセージ出力部78、及び内蔵タイマ72が
設けられ、更に初期化処理中の状態を表示するために制
御パネル14にセグメント表示部16を設けている。図
8はシステム電源投入時のサービスプロセッサ12によ
る従来の初期化処理を示したフローチャートである。
【0007】図8において、制御パネル14のスイッチ
操作等によりシステム電源が投入されると、まずステッ
プS1でサービスプロセッサ12の初期化処理部200
が初期化処理を開始する。この初期化処理における異常
発生の有無はステップS2で監視されており、異常がな
ければステップS3に進んで正常を示す処理コードSC
=0を発生し、制御パネル14のセグメント表示器16
に2桁の16進コード「00」で表示して正常動作して
いることをオペレータに示す。
【0008】ステップS5でディスプレイの初期化処理
が済むと、初期化処理の状態を示すメッセージの表示が
可能となり、ステップS6で全ての初期化処理が終了し
たならば、ディスプレイに初期化処理の正常終了をメッ
セージ表示して一連の初期化処理を終了する。一方、初
期化処理中に異常が起きた場合には、ステップS2から
ステップS6に進んで異常状態を示す処理コードSC=
0以外のコードを発生し、制御パネル14のセグメント
表示部16のエラーコード、例えば「01」の表示に切
換える。
【0009】続いてステップS7でリトライを行い、ス
テップS8でリトライの成功により正常終了が判別され
るとステップS9で再び正常を示す処理コードSC=0
に戻し、ステップS5に進む。ステップS8で予め設定
した回数のリトライに失敗した場合には、ステップS1
0に進んで処理コードSC=0以外のエラーコードを維
持したままステップS11に進んで初期化処理は異常終
了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、初期化
処理の状態を制御パネル14に設けたセグメント表示部
16に処理コードで表示させる従来方式にあっては、も
し初期化処理中に何らかのエラーを発生したがリトライ
によって処理が正常に行われた場合、セグメント表示部
16には瞬間的にしか異常を示す処理コードが表示され
ず、セグメント表示からオペレータがエラー発生を知る
ことは困難である。またロギング機能もまだ起動されて
いないためエラーは見落とされてしまい、以後の初期化
時に再発する恐れがある。
【0011】初期化処理中に発生するエラーには、論理
的な要因に基づくソフトエラーと、ある種の故障による
物理的なハードエラーがある。回路の故障といったハー
ドエラーが頻発するのであれば、信頼度の高い部品に変
えるなどの対策か必要であるが、ある種の領域不足とい
った論理的なソフトエラーであれば、ソフトウェア上の
対策が必要である。
【0012】いずれの場合でも、従来方式ではロギング
機能が起動される前の処理においては、リトライの履歴
が何も残っていないため、初期化処理中のエラー発生が
判らず、次の初期化時にもエラーが再発する恐れが高
く、早期に対処しておけば問題とならなかったことが後
日大きな問題点となる恐れがある。またセグメント表示
器による状態表示では、初期化処理上は異常がないにも
かかわらず、ハードウェア・インタフェース信号の異常
により異常発生を示す処理コードを一瞬表示する可能性
があり、信頼性にも問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、サービスプロセッサが初期化処理中
にあって機能が完全でなくとも、初期化処理中に生じた
エラー等の状態を初期化終了後に確認できるようにした
計算機システムの初期化診断方式を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、システム電源投入時に、自己
の初期化処理と同時に本体系装置10のファームウェア
を取込んで初期化処理を行うサービスプロセッサ12を
備えた計算機システムの初期化診断方式を対象とする。
【0015】このような初期化診断方式として本発明に
あっては、サービスプロセッサ12に、初期化処理中の
状態を示す所定の処理コードを発生して制御パネル14
のセグメント表示部16に表示すると共に、初期化開始
時及び初期化中の状態変化時に前記処理コードをタイマ
カウンタの値と共に記憶部18に格納する初期化処理部
20と、初期化処理を終了した際に、記憶部18に格納
された処理コード及びタイマカウンタの値を所定の標準
値と比較することにより初期化処理が正常に行われたか
否か解析して解析結果を出力表示する解析処理部22と
を設けたことを特徴とする。
【0016】ここでサービスプロセッサ12の初期化処
理部20は、初期化処理中に異常が発生した際には、異
常を示す所定の処理コードを発生した後にリトライ動作
を実行し、リトライ成功時には正常コードを発生して次
の処理に進み、リトライ失敗時には異常コードを維持し
たまま初期化処理を異常終了させる。
【0017】
【作用】このような構成を備えた本発明による計算機シ
ステムの初期化診断方式によれば、初期化開始時および
初期化処理中の状態が変化した時に従来のセグメント表
示部16による処理コードの表示に加え、状態発生時刻
を示すタイマカウンタの値と共に発生した処理コードを
RAMに格納する。このため初期化処理において何らか
の異常が発生してリトライを実行した場合は、RAMに
は異常発生時刻と異常コード、及びリトライ成功による
正常処理への復旧時刻と正常コードがRAMに格納され
る。
【0018】従って、初期化処理が正常に終了した後に
RAMの格納データを読出して標準値データと比較して
解析することにより、従来は不明となっていたリトライ
の発生等が時間の処理経過と共に解析でき、適切なエラ
ー防止対策をとることができる。またRAMデータの解
析からは初期化処理中にエラー発生がなかったにもかか
わらず、初期化処理の途中でセグメント表示部にエラー
コードが表示されていた場合には、セグメント表示部の
誤動作であることが判り、セグメント表示機能を検証す
ることもできる。
【0019】
【実施例】図2は本発明の初期化診断方式が適用される
サービスプロセッサを備えた計算機システムの説明図で
ある。図2において、10は本体系装置であり、この例
では4台のCPU24、主記憶装置(MSU)26、主
記憶制御装置(MCU)28および入出力命令の処理や
主記憶装置26との間のデータ転送制御を行うチャネル
プロセッサ(CHP)32を備える。CPU24、主記
憶装置26、主記憶制御装置28およびシステム全体に
対する電源供給制御を行うシステムパワーコントローラ
(SPC)34は、システムコンソールインタフェース
(SCI)30を介してサービスプロセッサ(SVP)
12に接続される。
【0020】サービスプロセッサ12は本体系装置10
の操作、保守及び制御を行うもので、システム電源の投
入時には自らのイニシャルプログラムロード(IPL)
を実行すると共に本体系装置10に属する各装置のファ
ームウェアをローディングして、各種の初期化処理を行
う。このシステム電源投入時におけるサービスプロセッ
サ12による初期化処理の機能に、本発明にあっては新
たに初期化診断機能が加えられている。
【0021】図3は図2に示したサービスプロセッサ1
2の具体的な構成を示した実施例構成図である。図3に
おいて、MPU36はサービスプロセッサ12全体の制
御を行い、メモリ(MEM)38を備えている。MPU
36に対してはシステムバス40を介して各種の外部装
置が接続される。即ち、パネルアダプタ(PNA)を介
して制御パネル(PNL)14が接続される。また、D
Pアダプタ(DPA)46を介してディスプレイ(DP
Y)48及びプリンタ(PR)50が接続される。
【0022】制御パネル14にはシステム電源を投入す
る電源スイッチが設けられており、この電源スイッチの
操作信号をシステムコンソールインタフェースアダプタ
(SCIA)42を介して図2のシステムパワーコント
ローラ34に伝えてシステム電源の投入制御を行うよう
にしている。更に、54,60はファイルアダプタ(F
A)であり、ファイルアダプタ54側には小型磁気ディ
スク装置(MD)56とフロッピディスク装置(FD)
58が接続され、またファイルアダプタ60側には小型
磁気ディスク装置62が接続されている。
【0023】また、電気チャネルアダプタ(ECHA)
52を設け、本体側のバイトマルチプレクサチャネル
(MXC)を経由してオペレータコンソールをサポート
するためのデータおよび各種信号の送受信を行う。この
ようなサービスプロセッサ12の構成において、システ
ム電源投入時の初期化処理のため小型磁気ディスク装置
56,62に本体系装置10のファームウェア及びサー
ビスプロセッサ12自体のファームウェア及びエラーロ
グ情報が格納されている。また、ディスプレイ装置48
はサービスプロセッサ12における主たる表示機能を果
たし、ディスプレイ装置48のファームウェアをローデ
ィングして初期化処理が済んだ後はロギングされたメッ
セージ表示等を正常に行うことができる。
【0024】図4は図3に示したサービスプロセッサ1
2における制御パネル14の構成とMPU36のプログ
ラム制御により実現される初期化処理及び診断のための
機能ブロックを示した説明図である。図4において、制
御パネル14にはセグメント表示部16、記憶部として
のRAM18、及びRAM18のリード/ライトを行う
R/W制御部64が設けられる。
【0025】一方、MPU36側には初期化処理部2
0,RAMデータ解析部22,タイマカウンタ生成部7
0,内蔵タイマ72,RAM比較データ格納部74,エ
ラーロギング処理部76及びメッセージ出力部78が設
けられる。制御パネル14に設けられたセグメント表示
部16は、例えば7セグメントにより2桁の16進数を
表示することができる。また、RAM18にはセグメン
ト表示部16に表示される処理コード、即ち初期化処理
中における状態を示す正常コードSC=0、SC=0以
外のエラーコードを格納するセグメント表示コードデー
タ部66と、タイマカウンタ生成部70で生成したタイ
マカウント値を格納するタイマカウンタデータ部68が
設けられている。
【0026】RAM18のセグメント表示コードデータ
部66及びタイマカウンタデータ部68に対する書込み
は、MPU36の初期化処理部20における初期化開始
時及び初期化処理中に状態が変化したとき行われる。即
ち、初期化処理部20は初期化開始と同時に正常か異常
かを判定して、正常であれば正常コードSC=0を発生
し、R/W制御部64に書込みを指示する。
【0027】一方、タイマカウンタ生成部70は初期化
開始でタイマカウンタをリセットすることにより内蔵タ
イマ72からのクロックの計数により初期化開始時から
の時刻を例えば1秒単位に計数している。従って初期化
処理部20より書込み指示を受けたR/W制御部64は
RAM18のセグメント表示コードデータ部66に、例
えば初期化開始時の正常コードSC=0を格納すると同
時に、この正常コードSC=0と対応付けてタイマカウ
ンタデータ部68にタイマカウンタ生成部70からのタ
イマカウンタデータを格納する。
【0028】また、初期化処理中に初期化処理部20で
異常が判定された場合には、SC=0以外の数字をもつ
エラーコードが発生される。エラーコードの数値はエラ
ーの種類により特定の数値、即ち2桁の16進数を割り
当てることができる。RAMデータ解析部22は初期化
処理部20による初期化処理の終了通知を受けると、そ
のときRAM18のセグメント表示コードデータ部66
及びタイマカウンタデータ部68に格納されているデー
タを読み出し、予めRAM比較データ格納部74に格納
されている標準値データと比較する解析処理を行い、解
析結果をメッセージ出力部78を使用して既に初期化処
理が済んでいるディスプレイ装置48に表示するように
なる。
【0029】次に図5のフローチャートを参照して本発
明によるシステム電源投入時の初期化診断処理を説明す
る。尚、図5のフローチャートはサービスプロセッサに
設けているディスプレイ装置48のファームウェアをロ
ーディングして初期化する場合を例にとっているが、実
際の初期化処理にあっては、本体系装置10の各装置及
びサービスプロセッサに設けている全ての装置について
ファームウェアをローディングして所定の初期化シーケ
ンスに従った初期化処理を行うことになる。
【0030】図5において、サービスプロセッサ12の
制御パネル14に設けている電源スイッチの操作により
システム電源の投入を行うと、まずステップS1でサー
ビスプロセッサ12の初期化処理を開始する。この図5
のフローチャートではディスプレイ48の初期化処理を
例にとっていることから、MPU36の初期化処理部2
0は例えば小型磁気ディスク装置56からディスプレイ
装置48のファームウェアをローディングする。
【0031】ステップS1の初期化処理における異常の
有無はステップS2で監視されており、ディスプレイ装
置48のファームウェアが正常にローディングできれば
ステップS3に進み、正常コードSC=0を発生し、制
御パネル14のセグメント表示部16に2桁の16進で
「00」を表示する。続いてステップS4に進み、セグ
メント表示部16に表示されたセグメント表示コード即
ち正常コード「00」と共にそのときタイマカウンタ生
成部70より生成されているタイマカウンタの値をRA
M18のセグメント表示コードデータ部66及びタイマ
カウンタデータ部68に格納する。
【0032】続いてステップS5でディスプレイ装置の
初期化終了を確認してステップS6に進み、これをもっ
て全ての初期化処理が終了したとするとステップS7に
進む。尚、実際の初期化処理にあっては、ステップS5
でディスプレイ装置48の初期化処理が終了したなら
ば、サービスプロセッサ12の他の装置の初期化処理、
更には本体系装置10の初期化処理に移行することにな
る。
【0033】ステップS7にあっては、RAM18のセ
グメント表示コードデータ部66の及びタイマカウンタ
データ部68に格納されたデータを読み出し、読み出さ
れたコード(リターンコード)とタイマカウンタの値を
RAM比較データ格納部74に格納された標準値と比較
する。この場合、ディスプレイ装置48は正常に初期化
処理を終了していることからステップS8で問題なしと
判定され、ステップ9に進んで初期化処理の正常終了を
示すメッセージをディスプレイ装置48に表示する。
【0034】一方、ステップS1でディスプレイ装置4
8のファームウェアをローディングする際にエラーが発
生するとステップS2で異常有りと判定され、ステップ
S11に進む。ステップS11にあっては、初期化処理
部20で発生したSC=0以外のエラー原因に対応した
2桁で16進数のエラーコード「XX」をセグメント表
示部16に表示する。
【0035】続いてS12でRAM18のセグメント表
示コードデータ部66にセグメント表示コードとしての
エラーコード「XX」を格納すると共に、そのときタイ
マカウンタ生成部70より出力されているタイマカウン
タ値をタイマカウンタ68に対応付けて格納する。続い
てステップS13に進んでエラー発生に対しリトライを
行って再度ディスプレイ装置48のファームウェアをロ
ーディングする。このステップS13におけるリトライ
により正常にファームウェアのローディングが行われた
とするとステップS14で正常終了が判別され、初期化
処理部20は正常コードSC=0を発生してセグメント
表示部16にセグメント表示コード「00」をを表示す
る。
【0036】続いてステップS16に進み、RAM18
のセグメント表示コードデータ部66に正常コード「0
0」を格納すると同時に、そのときタイマカウンタ生成
部70より得られているタイマカウント値をタイマカウ
ンタデータ部68に対応付けて格納する。続いてステッ
プS5に進んでディスプレイ装置の初期化終了を経てス
テップS6で全ての初期化処理の終了を確認し、ステッ
プS7でRAMデータ解析部22がRAM18に格納さ
れたデータを読み出してRAM比較データ格納部74の
標準値と比較する。
【0037】この場合、ディスプレイ装置48のファー
ムウェアのローディングでエラーを発生していることか
ら、標準値との比較により異常が発生してリトライが行
われたことが解析され、ステップS8で問題有りと判定
してステップS10に進み、初期化処理で異常があった
ことを示すメッセージをディスプレイ装置48に表示す
る。
【0038】本発明に関わるロギング処理および診断方
式は、従来のロギング処理がまだ起動されていない状態
で格納されたRAMデータのロギング処理及び診断方式
であり、図6に示すようになる。このステップS10に
おける初期化処理異常のメッセージ表示と同時にRAM
18に対するエラーロギング処理部76が起動され、R
AM18から読み出されたデータを対象にロギング処理
を実行して、作成されたロギング情報をサービスプロセ
ッサの例えば小型磁気ディスク装置56に格納するよう
になる。
【0039】更にステップS13のリトライを行っても
ハードエラー等によりファームウェアのローディングが
できなかった場合には、ステップS14からステップS
17に進み、セグメント表示部16の表示コードをエラ
ーコードを示すSC=0以外の値とし、ステップS18
でエラーコード及びタイマカウンタの値をRAM18に
格納し、ステップS10で初期化処理を異常終了させ
る。
【0040】尚、実際の初期化処理にあっては、可能な
限り早い段階でサービスプロセッサ12の処理全体に対
するロギング処理を起動し、ディスプレイ装置48の初
期化処理を終了して初期化処理中の状態をメッセージ表
示できるように初期化処理の手順を定めることが望まし
い。これによって、制御パネル14に設けるRAM18
のメモリ容量を必要最小限に抑えることができ、また全
ての初期化処理が終了したときのRAMデータ解析部2
2によるRAM18の格納データを対象としたデータ解
析処理も簡潔なものとすることができる。
【0041】
【0042】また、初期化処理中にセグメント表示部に
エラー表示が行われても、RAMにエラーコードが格納
されていなかった場合にはセグメント表示部の誤動作で
あることが分かり、セグメント表示機能自体の検証を行
うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用される計算機システムの説明図
【図3】図2のサービスプロセッサの実施例構成図
【図4】本発明の初期化診断処理を実行するサービスプ
ロセッサ機能を示した機能ブロック図
【図5】本発明の初期化診断処理を示したフローチャー
【図6】本発明と従来のロギング処理及び診断処理の関
係を示した説明図
【図7】従来のサービスプロセッサの機能を計算機シス
テムと共に示した説明図
【図8】従来の初期化処理を示したフローチャート
【符号の説明】
10:本体系装置 12:サービスプロセッサ(SVP) 14:制御パネル(PNL) 16:セグメント表示部 18:記憶部(RAM) 20:初期化処理部 22:解析処理部(RAMデータ解析部) 24:CPU 26:主記憶装置(MSU) 28:主記憶制御装置(MCU) 30:システムコンソール・インタフェース(SCI) 32:チャネルプロセッサ(CHP) 34:システムパワーコントローラ(SPC) 36:MPU 38:メモリ(MEM) 40:システムバス 42:SCIアダフタ(SCIA) 44:パネルアダプタ(PNA) 46:DPアダプタ(DPA) 48:ディスプレイ(DPY) 50:プリンタ(PR) 52:電気チャネルアダプタ(ECHA) 54,60:ファイルアダプタ(FA) 56,58,62:小型磁気ディスク装置 64:R/W制御部 66:セグメント表示コードデータ部 68:タイマカウンタデータ部 70:タイマカウンタ生成部 72:内蔵タイマ 74:RAM比較データ格納部 76:エラーロギング処理部 78:メッセージ出力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システム電源投入時に、自己の初期化処理
    と同時に本体系装置(10)のファームウェアを取込ん
    で初期化処理を行うサービスプロセッサ(12)を備え
    た計算機システムの初期化診断方式に於いて、 前記サービスプロセッサ(12)に、 初期化処理中の状態を示す所定の処理コードを発生して
    制御パネル(14)のセグメント表示部(16)に表示
    すると共に、初期化開始時及び初期化中の状態変化時に
    前記処理コードをタイマカウンタの値と共に記憶部(1
    8)に格納する初期化処理部(20)と、 初期化処理を終了した際に、前記記憶部(18)に格納
    された処理コード及びタイマカウンタの値を所定の標準
    値と比較することにより初期化処理が正常に行われたか
    否か解析して解析結果を出力表示する解析処理部(2
    2)と、を設けたことを特徴とする計算機システムの初
    期化診断方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の計算機システムの初期化診
    断方式に於いて、 前記初期化処理部(20)は、初期化処理中に異常が発
    生した際には該異常を示す所定の処理コードを発生した
    後にリトライ動作を実行し、リトライ成功時には正常コ
    ードを発生して次の処理に進み、リトライ失敗時には異
    常コードを維持したまま初期化処理を異常終了させるこ
    とを特徴とする計算機システムの初期化診断方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100831117B1 (ko) * 1999-08-19 2008-05-20 델 프로덕트 엘 피 컴퓨터에 대한 자동기술지원 방법 및 시스템
US9195529B2 (en) 2012-08-21 2015-11-24 Fujitsu Limited Information processing apparatus and activation method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100831117B1 (ko) * 1999-08-19 2008-05-20 델 프로덕트 엘 피 컴퓨터에 대한 자동기술지원 방법 및 시스템
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