JPH05108142A - 電子制御装置 - Google Patents
電子制御装置Info
- Publication number
- JPH05108142A JPH05108142A JP3271353A JP27135391A JPH05108142A JP H05108142 A JPH05108142 A JP H05108142A JP 3271353 A JP3271353 A JP 3271353A JP 27135391 A JP27135391 A JP 27135391A JP H05108142 A JPH05108142 A JP H05108142A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- output
- signal
- microprocessor
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷の駆動及び異常監視を行なうマイクロプ
ロセッサにおいて、駆動信号の出力及び検出信号の入力
を一つの入出力ポートで行えるようにする。 【構成】 マイクロプロセッサ20の入出力ポートPa
〜Pcに、自動変速機のソレノイドSOLa〜SOLc
を駆動する駆動回路22a〜22cを接続すると共に、
抵抗器Ra〜Rcを介してソレノイドSOLa〜SOL
cの動作状態を検出する異常検出回路24a〜24cを
接続する。異常検出回路24a〜24cは、ソレノイド
SOLa〜SOLcの正常時に入出力ポートPa〜Pc
から出力される駆動信号と同レベルの信号を、異常時に
駆動信号と異なるレベルの信号を出力する。マイクロプ
ロセッサ20は、通常、入出力ポートPa〜Pcを出力
に切り換えて駆動信号を出力し、定期的に入力に切り換
えて検出信号を取り込む。
ロセッサにおいて、駆動信号の出力及び検出信号の入力
を一つの入出力ポートで行えるようにする。 【構成】 マイクロプロセッサ20の入出力ポートPa
〜Pcに、自動変速機のソレノイドSOLa〜SOLc
を駆動する駆動回路22a〜22cを接続すると共に、
抵抗器Ra〜Rcを介してソレノイドSOLa〜SOL
cの動作状態を検出する異常検出回路24a〜24cを
接続する。異常検出回路24a〜24cは、ソレノイド
SOLa〜SOLcの正常時に入出力ポートPa〜Pc
から出力される駆動信号と同レベルの信号を、異常時に
駆動信号と異なるレベルの信号を出力する。マイクロプ
ロセッサ20は、通常、入出力ポートPa〜Pcを出力
に切り換えて駆動信号を出力し、定期的に入力に切り換
えて検出信号を取り込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサか
ら出力される駆動信号により負荷を駆動すると共に、負
荷の動作状態を表す検出信号をマイクロプロセッサに入
力して負荷の異常を監視する電子制御装置に関する。
ら出力される駆動信号により負荷を駆動すると共に、負
荷の動作状態を表す検出信号をマイクロプロセッサに入
力して負荷の異常を監視する電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、端子を有効に利用するため、
端子を入力ポートとして使用するか或は出力ポートとし
て使用するかをプログラムにより切り替えることができ
るようにされたマイクロプロセッサが知られている。そ
して、この種のマイクロプロセッサを使用する場合、信
号の入出力を切り替え可能な端子,即ち入出力ポート
を、入力又は出力のいずれに利用するかを決定して他の
装置との接続を行ない、プログラムにより入出力ポート
を入力ポート又は出力ポートのいずれか一方に切り替え
て使用していた。
端子を入力ポートとして使用するか或は出力ポートとし
て使用するかをプログラムにより切り替えることができ
るようにされたマイクロプロセッサが知られている。そ
して、この種のマイクロプロセッサを使用する場合、信
号の入出力を切り替え可能な端子,即ち入出力ポート
を、入力又は出力のいずれに利用するかを決定して他の
装置との接続を行ない、プログラムにより入出力ポート
を入力ポート又は出力ポートのいずれか一方に切り替え
て使用していた。
【0003】一方、例えば特開昭63−25374号公
報に開示されているように、マイクロプロセッサを中心
に構成された電子制御回路と、点火コイル側に設けられ
た点火コイル駆動回路及びそのモニタ回路とを、1本の
信号線で接続するために、点火コイル側にモニタ回路か
らのモニタ信号から点火コイルの故障を検出し、故障検
出時には電子制御回路から点火コイル駆動回路に入力さ
れる点火信号を変調する故障検出回路を設けた内燃機関
用点火装置が知られている。
報に開示されているように、マイクロプロセッサを中心
に構成された電子制御回路と、点火コイル側に設けられ
た点火コイル駆動回路及びそのモニタ回路とを、1本の
信号線で接続するために、点火コイル側にモニタ回路か
らのモニタ信号から点火コイルの故障を検出し、故障検
出時には電子制御回路から点火コイル駆動回路に入力さ
れる点火信号を変調する故障検出回路を設けた内燃機関
用点火装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記特開昭63
−25374号公報に記載の装置では、それまで電子制
御回路と点火コイル駆動回路及びモニタ回路とを個々に
接続しなければならなかったものを1本の信号線で接続
できるようになるものの、上記のようにマイクロプロセ
ッサは、たとえ信号の入出力を切り替え可能な入出力ポ
ートを有するマイクロプロセッサであっても、各端子は
入力ポート又は出力ポートのいずれかに設定されるた
め、その信号線をマイクロプロセッサの端子に直接接続
することはできず、電子制御回路内に、マイクロプロセ
ッサの出力ポートから出力される点火信号を信号線に出
力する出力回路と、マイクロプロセッサの入力ポートに
故障検出信号を入力する入力回路とを夫々設け、その信
号線をこれら各回路に接続しなければならなかった。
−25374号公報に記載の装置では、それまで電子制
御回路と点火コイル駆動回路及びモニタ回路とを個々に
接続しなければならなかったものを1本の信号線で接続
できるようになるものの、上記のようにマイクロプロセ
ッサは、たとえ信号の入出力を切り替え可能な入出力ポ
ートを有するマイクロプロセッサであっても、各端子は
入力ポート又は出力ポートのいずれかに設定されるた
め、その信号線をマイクロプロセッサの端子に直接接続
することはできず、電子制御回路内に、マイクロプロセ
ッサの出力ポートから出力される点火信号を信号線に出
力する出力回路と、マイクロプロセッサの入力ポートに
故障検出信号を入力する入力回路とを夫々設け、その信
号線をこれら各回路に接続しなければならなかった。
【0005】即ち、従来では、信号の入出力を切り替え
可能な入出力ポートを有するマイクロプロセッサであっ
ても、その入出力ポートは、信号入力又は信号出力のい
ずれか一方に設定して使用されるため、入力信号及び出
力信号が流れる一つの信号線を一つの端子に接続するこ
とができず、マイクロプロセッサには、入出力信号の数
に対応して端子を設けなければならなかった。
可能な入出力ポートを有するマイクロプロセッサであっ
ても、その入出力ポートは、信号入力又は信号出力のい
ずれか一方に設定して使用されるため、入力信号及び出
力信号が流れる一つの信号線を一つの端子に接続するこ
とができず、マイクロプロセッサには、入出力信号の数
に対応して端子を設けなければならなかった。
【0006】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、上記点火装置のように、マイクロプロセッサから出
力される駆動信号により負荷を駆動すると共に、負荷の
動作状態を表す検出信号をマイクロプロセッサに入力し
て負荷の異常を監視する電子制御装置において、マイク
ロプロセッサからの駆動信号の出力及びマイクロプロセ
ッサへの検出信号の入力を一つの入出力ポートで行うこ
とができるようにすることを目的としてなされた。
で、上記点火装置のように、マイクロプロセッサから出
力される駆動信号により負荷を駆動すると共に、負荷の
動作状態を表す検出信号をマイクロプロセッサに入力し
て負荷の異常を監視する電子制御装置において、マイク
ロプロセッサからの駆動信号の出力及びマイクロプロセ
ッサへの検出信号の入力を一つの入出力ポートで行うこ
とができるようにすることを目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、信号の入出力を切り替え可
能な入出力ポートを有し、プログラムにより、該入出力
ポートを出力に切り替えて負荷を駆動するための駆動信
号を出力すると共に、該入出力ポートを入力に切り替え
て負荷の動作状態を表す検出信号を入力するマイクロプ
ロセッサと、上記入出力ポートに接続され、上記入出力
ポートから出力される駆動信号に応じて負荷を駆動する
駆動回路と、負荷の動作状態を検出し、負荷の正常時に
は上記駆動信号と同レベルの信号を、負荷の異常時には
上記駆動信号と異なるレベルの信号を、上記検出信号と
して出力する異常検出回路と、該異常検出回路と上記入
出力ポートとを接続する抵抗器と、を備えたことを特徴
とする電子制御装置を要旨としている。
るためになされた本発明は、信号の入出力を切り替え可
能な入出力ポートを有し、プログラムにより、該入出力
ポートを出力に切り替えて負荷を駆動するための駆動信
号を出力すると共に、該入出力ポートを入力に切り替え
て負荷の動作状態を表す検出信号を入力するマイクロプ
ロセッサと、上記入出力ポートに接続され、上記入出力
ポートから出力される駆動信号に応じて負荷を駆動する
駆動回路と、負荷の動作状態を検出し、負荷の正常時に
は上記駆動信号と同レベルの信号を、負荷の異常時には
上記駆動信号と異なるレベルの信号を、上記検出信号と
して出力する異常検出回路と、該異常検出回路と上記入
出力ポートとを接続する抵抗器と、を備えたことを特徴
とする電子制御装置を要旨としている。
【0008】
【作用及び発明の効果】以上のように構成された本発明
の電子制御装置においては、マイクロプロセッサは、プ
ログラムにより、入出力ポートを出力に切り替えて負荷
を駆動するための駆動信号を出力すると共に、入出力ポ
ートを入力に切り替えて負荷の動作状態を表す検出信号
を入力する。またマイクロプロセッサの入出力ポートに
は、マイクロプロセッサからの駆動信号に応じて負荷を
駆動する駆動回路が接続されると共に、抵抗器を介し
て、負荷の動作状態を検出して負荷の正常・異常を表す
検出信号を出力する異常検出回路が接続されている。ま
た異常検出回路は、負荷の正常時には駆動信号と同レベ
ルの信号を検出信号として出力し、負荷の異常時には駆
動信号と異なるレベルの信号を検出信号として出力す
る。
の電子制御装置においては、マイクロプロセッサは、プ
ログラムにより、入出力ポートを出力に切り替えて負荷
を駆動するための駆動信号を出力すると共に、入出力ポ
ートを入力に切り替えて負荷の動作状態を表す検出信号
を入力する。またマイクロプロセッサの入出力ポートに
は、マイクロプロセッサからの駆動信号に応じて負荷を
駆動する駆動回路が接続されると共に、抵抗器を介し
て、負荷の動作状態を検出して負荷の正常・異常を表す
検出信号を出力する異常検出回路が接続されている。ま
た異常検出回路は、負荷の正常時には駆動信号と同レベ
ルの信号を検出信号として出力し、負荷の異常時には駆
動信号と異なるレベルの信号を検出信号として出力す
る。
【0009】このためマイクロプロセッサが入出力ポー
トを出力に切り替えて駆動信号を出力している場合に
は、駆動回路の入力レベルは、抵抗器により異常検出回
路の出力に影響されることなくマイクロプロセッサが出
力した駆動信号に対応した値となり、逆にマイクロプロ
セッサが入出力ポートを入力に切り替えて検出信号を入
力している場合には、負荷が正常であれば、入出力ポー
トのレベルがそれまで出力していた駆動信号と同レベル
となり、負荷が異常であれば入出力ポートのレベルが駆
動信号とは異なるレベルとなる。
トを出力に切り替えて駆動信号を出力している場合に
は、駆動回路の入力レベルは、抵抗器により異常検出回
路の出力に影響されることなくマイクロプロセッサが出
力した駆動信号に対応した値となり、逆にマイクロプロ
セッサが入出力ポートを入力に切り替えて検出信号を入
力している場合には、負荷が正常であれば、入出力ポー
トのレベルがそれまで出力していた駆動信号と同レベル
となり、負荷が異常であれば入出力ポートのレベルが駆
動信号とは異なるレベルとなる。
【0010】従ってマイクロプロセッサ側では、検出信
号入力時の入出力ポートのレベルが、駆動信号と一致し
ているか否かによって負荷の正常・異常を判断すること
ができる。またマイクロプロセッサの検出信号入力時、
即ちマイクロプロセッサが駆動信号の出力を停止してい
る場合、負荷が正常であれば、駆動回路には駆動信号と
同レベルの信号が入力されるので、駆動回路は、入出力
ポートの入出力の切り替え状態に関係なく、マイクロプ
ロセッサが出力した駆動信号に対応して負荷を駆動する
ことが可能となる。
号入力時の入出力ポートのレベルが、駆動信号と一致し
ているか否かによって負荷の正常・異常を判断すること
ができる。またマイクロプロセッサの検出信号入力時、
即ちマイクロプロセッサが駆動信号の出力を停止してい
る場合、負荷が正常であれば、駆動回路には駆動信号と
同レベルの信号が入力されるので、駆動回路は、入出力
ポートの入出力の切り替え状態に関係なく、マイクロプ
ロセッサが出力した駆動信号に対応して負荷を駆動する
ことが可能となる。
【0011】そしてこのように本発明の電子制御装置に
よれば、マイクロプロセッサからの駆動信号の出力及び
マイクロプロセッサへの検出信号の入力を、駆動回路に
よる負荷の駆動に影響を与えることなく、一つの入出力
ポートで行なうことができるため、従来のように入出力
ポートをマイクロプロセッサへの入出力信号の数に対応
して設ける必要がなく、マイクロプロセッサの入出力ポ
ートの数を減らして、入出力ポートの使用効率を向上す
ることが可能となる。
よれば、マイクロプロセッサからの駆動信号の出力及び
マイクロプロセッサへの検出信号の入力を、駆動回路に
よる負荷の駆動に影響を与えることなく、一つの入出力
ポートで行なうことができるため、従来のように入出力
ポートをマイクロプロセッサへの入出力信号の数に対応
して設ける必要がなく、マイクロプロセッサの入出力ポ
ートの数を減らして、入出力ポートの使用効率を向上す
ることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は本発明が適用された自動車に搭載される
自動変速機の変速段及びトルクコンバータのロックアッ
プを制御する変速制御装置1の概略構成図である。
る。まず図1は本発明が適用された自動車に搭載される
自動変速機の変速段及びトルクコンバータのロックアッ
プを制御する変速制御装置1の概略構成図である。
【0013】図1に示す如く、本実施例の変速制御装置
1には、車速センサ2からの検出信号を入力する波形整
形回路12、パターンセレクトスイッチ4,オーバドラ
イブOFFスイッチ5,シフト位置スイッチ6等からの
検出信号を入力するスイッチ入力回路14、及びアクセ
ル開度センサセンサ8からの検出信号をA/D変換して
入力するA/D変換回路18等の各種入力回路が備えら
れている。
1には、車速センサ2からの検出信号を入力する波形整
形回路12、パターンセレクトスイッチ4,オーバドラ
イブOFFスイッチ5,シフト位置スイッチ6等からの
検出信号を入力するスイッチ入力回路14、及びアクセ
ル開度センサセンサ8からの検出信号をA/D変換して
入力するA/D変換回路18等の各種入力回路が備えら
れている。
【0014】そしてこれら各種入力回路からの入力信号
は、入力ポートP1〜P5を介してマイクロプロセッサ
20に取り込まれ、マイクロプロセッサ20は、その入
力信号に対応して自動変速機に設けられた変速制御用ソ
レノイドSOLa,SOLbのON・OFF状態及びロ
ックアップ用ソレノイドSOLcのON・OFF状態を
決定して、入出力ポートPa,Pb,Pcから各ソレノ
イドSOLa,SOLb,SOLcの駆動信号を出力す
ると共に、入出力ポートPa,Pb,Pcから各ソレノ
イドSOLa,SOLb,SOLcの動作状態を表す検
出信号を入力する。
は、入力ポートP1〜P5を介してマイクロプロセッサ
20に取り込まれ、マイクロプロセッサ20は、その入
力信号に対応して自動変速機に設けられた変速制御用ソ
レノイドSOLa,SOLbのON・OFF状態及びロ
ックアップ用ソレノイドSOLcのON・OFF状態を
決定して、入出力ポートPa,Pb,Pcから各ソレノ
イドSOLa,SOLb,SOLcの駆動信号を出力す
ると共に、入出力ポートPa,Pb,Pcから各ソレノ
イドSOLa,SOLb,SOLcの動作状態を表す検
出信号を入力する。
【0015】尚駆動回路22には、図示していない電源
回路からのリセット信号により、マイクロプロセッサ2
0のリセット(非作動)時に、ソレノイドSOLa,S
OLb,SOLcの状態を決定するための入力端子も設
けられている。また自動変速機に設けられた変速制御用
ソレノイドSOLa,SOLbは、そのON・OFF状
態の組合せにより、自動変速機の変速段を1速から4速
のいずれかに制御する周知のものである。
回路からのリセット信号により、マイクロプロセッサ2
0のリセット(非作動)時に、ソレノイドSOLa,S
OLb,SOLcの状態を決定するための入力端子も設
けられている。また自動変速機に設けられた変速制御用
ソレノイドSOLa,SOLbは、そのON・OFF状
態の組合せにより、自動変速機の変速段を1速から4速
のいずれかに制御する周知のものである。
【0016】また次にマイクロプロセッサ20の各入出
力ポートPa,Pb,Pcには、各入出力ポートPa,
Pb,Pcから出力される駆動信号に応じて各ソレノイ
ドSOLa,SOLb,SOLcを通電する駆動回路2
2a,22b,22cが接続されると共に、抵抗器R
a,Rb,Rcを介して、駆動回路22a,22b,2
2cの出力から各ソレノイドSOLa,SOLb,SO
Lcの動作状態を検出して異常検出信号を発生する異常
検出回路24a,24b,24cが接続されている。
力ポートPa,Pb,Pcには、各入出力ポートPa,
Pb,Pcから出力される駆動信号に応じて各ソレノイ
ドSOLa,SOLb,SOLcを通電する駆動回路2
2a,22b,22cが接続されると共に、抵抗器R
a,Rb,Rcを介して、駆動回路22a,22b,2
2cの出力から各ソレノイドSOLa,SOLb,SO
Lcの動作状態を検出して異常検出信号を発生する異常
検出回路24a,24b,24cが接続されている。
【0017】これら各駆動回路22a,22b,22c
及び異常検出回路24a,24b,24cは、図2に示
す如く構成されている。尚駆動回路22a,22b,2
2c及び異常検出回路24a,24b,24cは、夫
々、同一構成となっているので、以下の説明では、ソレ
ノイドSOLaの駆動回路22aとその異常検出回路2
4aとを例にとり説明する。
及び異常検出回路24a,24b,24cは、図2に示
す如く構成されている。尚駆動回路22a,22b,2
2c及び異常検出回路24a,24b,24cは、夫
々、同一構成となっているので、以下の説明では、ソレ
ノイドSOLaの駆動回路22aとその異常検出回路2
4aとを例にとり説明する。
【0018】図2に示す如く、まず駆動回路22aは、
マイクロプロセッサ20の入出力ポートPaから出力さ
れる駆動信号とリセット信号を受け、これら各信号が共
にHighレベルであるとき抵抗器R1を介してトランジス
タTR1をONする論理積回路AND,バッテリからの
電源電圧+Bが供給された電源ラインLBと接地ライン
GNDとの間にトランジスタTR1を介して接続され、
トランジスタTR1のON時にトランジスタTR1を流
れる電流を制限する電流制限用の抵抗器R2,R3,ト
ランジスタTR1のON時にONして、バッテリからの
電源電圧+BによりソレノイドSOLaを通電するトラ
ンジスタTR2、トランジスタTR2のターンOFF時
にソレノイドSOLaで発生する逆起電力から素子を保
護するための保護ダイオードD1等から構成されてお
り、マイクロプロセッサ20のリセット端子がHighレベ
ルであるとき(即ちマイクロプロセッサ20が正常に作
動しているとき)、入出力ポートPaからHighレベルの
駆動信号が出力されると、トランジスタTR1,TR2
がONしてソレノイドSOLaを通電するようにされて
いる。
マイクロプロセッサ20の入出力ポートPaから出力さ
れる駆動信号とリセット信号を受け、これら各信号が共
にHighレベルであるとき抵抗器R1を介してトランジス
タTR1をONする論理積回路AND,バッテリからの
電源電圧+Bが供給された電源ラインLBと接地ライン
GNDとの間にトランジスタTR1を介して接続され、
トランジスタTR1のON時にトランジスタTR1を流
れる電流を制限する電流制限用の抵抗器R2,R3,ト
ランジスタTR1のON時にONして、バッテリからの
電源電圧+BによりソレノイドSOLaを通電するトラ
ンジスタTR2、トランジスタTR2のターンOFF時
にソレノイドSOLaで発生する逆起電力から素子を保
護するための保護ダイオードD1等から構成されてお
り、マイクロプロセッサ20のリセット端子がHighレベ
ルであるとき(即ちマイクロプロセッサ20が正常に作
動しているとき)、入出力ポートPaからHighレベルの
駆動信号が出力されると、トランジスタTR1,TR2
がONしてソレノイドSOLaを通電するようにされて
いる。
【0019】また異常検出回路24aは、駆動回路22
aとソレノイドSOLaとを結ぶ信号線L1に接続さ
れ、この信号線L1を含むソレノイドSOLaの断線及
び短絡を検出するためのもので、電源ラインLBと信号
線L1とを接続してソレノイドSOLaに断線検出用の
微少電流を流す抵抗器R4、コンパレータを構成する演
算増幅器OP1、信号線L1と演算増幅器OP1の反転
入力端子とを接続する抵抗器R5、電源ラインLBと接
地ラインGNDとの間に設けられ、電源電圧+Bを分圧
して演算増幅器OP1の非反転入力端子に入力する基準
電圧を生成する分圧抵抗器R6,R7、分圧抵抗器R
6,R7の接続点と演算増幅器OP1の出力とを接続す
る抵抗器R8、演算増幅器OP1の出力と電源ラインL
Bとを接続する抵抗器R9,エミッタ接地されたNPN
型トランジスタTR3、演算増幅器OP1の出力とトラ
ンジスタTR3のベースとを接続する抵抗器R10、及
びトランジスタTR3のコレクタにマイクロプロセッサ
20の電源電圧+5Vを印加する抵抗器R11から構成
され、このトランジスタTR3のコレクタが抵抗器Ra
を介してマイクロプロセッサ20の入出力ポートPaに
接続されている。
aとソレノイドSOLaとを結ぶ信号線L1に接続さ
れ、この信号線L1を含むソレノイドSOLaの断線及
び短絡を検出するためのもので、電源ラインLBと信号
線L1とを接続してソレノイドSOLaに断線検出用の
微少電流を流す抵抗器R4、コンパレータを構成する演
算増幅器OP1、信号線L1と演算増幅器OP1の反転
入力端子とを接続する抵抗器R5、電源ラインLBと接
地ラインGNDとの間に設けられ、電源電圧+Bを分圧
して演算増幅器OP1の非反転入力端子に入力する基準
電圧を生成する分圧抵抗器R6,R7、分圧抵抗器R
6,R7の接続点と演算増幅器OP1の出力とを接続す
る抵抗器R8、演算増幅器OP1の出力と電源ラインL
Bとを接続する抵抗器R9,エミッタ接地されたNPN
型トランジスタTR3、演算増幅器OP1の出力とトラ
ンジスタTR3のベースとを接続する抵抗器R10、及
びトランジスタTR3のコレクタにマイクロプロセッサ
20の電源電圧+5Vを印加する抵抗器R11から構成
され、このトランジスタTR3のコレクタが抵抗器Ra
を介してマイクロプロセッサ20の入出力ポートPaに
接続されている。
【0020】そしてこのように構成された異常検出回路
24aでは、ソレノイドSOLaを通電するために入出
力ポートPaからHighレベルの駆動信号が出力され、そ
の駆動信号によりソレノイドSOLaが正常に通電され
ているときには、演算増幅器OP1の反転入力端子が電
源電圧+Bレベルとなって、その出力レベルはLow レベ
ルとなり、トランジスタTR3がOFF状態となって、
駆動信号と同じHighレベル(+5V)の信号が出力され
る。また入出力ポートPaからHighレベルの駆動信号が
出力されているにもかかわらず、信号線L1またはソレ
ノイドSOLaに短絡異常が生じて、ソレノイドSOL
aを通電できなくなった場合には、演算増幅器OP1の
反転入力端子がLow レベルとなって、その出力レベルは
Highレベルとなり、トランジスタTR3がON状態とな
って、駆動信号とは異なるLow レベルの信号が出力され
る。
24aでは、ソレノイドSOLaを通電するために入出
力ポートPaからHighレベルの駆動信号が出力され、そ
の駆動信号によりソレノイドSOLaが正常に通電され
ているときには、演算増幅器OP1の反転入力端子が電
源電圧+Bレベルとなって、その出力レベルはLow レベ
ルとなり、トランジスタTR3がOFF状態となって、
駆動信号と同じHighレベル(+5V)の信号が出力され
る。また入出力ポートPaからHighレベルの駆動信号が
出力されているにもかかわらず、信号線L1またはソレ
ノイドSOLaに短絡異常が生じて、ソレノイドSOL
aを通電できなくなった場合には、演算増幅器OP1の
反転入力端子がLow レベルとなって、その出力レベルは
Highレベルとなり、トランジスタTR3がON状態とな
って、駆動信号とは異なるLow レベルの信号が出力され
る。
【0021】一方ソレノイドSOLaの通電を停止する
ために入出力ポートPaからLow レベルの駆動信号が出
力され、その駆動信号によりソレノイドSOLaへの通
電が停止されているときには、抵抗器R4を介してソレ
ノイドSOLaに断線検出用の微少電流が流れるもの
の、ソレノイドSOLaにより演算増幅器OP1の反転
入力端子はLow レベルとなって、その出力レベルはHigh
レベルとなり、トランジスタTR3がON状態となっ
て、駆動信号と同じLow レベルの信号が出力される。ま
た入出力ポートPaからLow レベルの駆動信号が出力さ
れている状態で、信号線L1またはソレノイドSOLa
に断線異常が生じている場合には、抵抗器R4を介して
演算増幅器OP1の反転入力端子に電源電圧+Bが印加
されることから、演算増幅器OP1の出力レベルはLow
レベルとなり、トランジスタTR3がOFF状態となっ
て、駆動信号とは異なるHighレベルの信号が出力され
る。
ために入出力ポートPaからLow レベルの駆動信号が出
力され、その駆動信号によりソレノイドSOLaへの通
電が停止されているときには、抵抗器R4を介してソレ
ノイドSOLaに断線検出用の微少電流が流れるもの
の、ソレノイドSOLaにより演算増幅器OP1の反転
入力端子はLow レベルとなって、その出力レベルはHigh
レベルとなり、トランジスタTR3がON状態となっ
て、駆動信号と同じLow レベルの信号が出力される。ま
た入出力ポートPaからLow レベルの駆動信号が出力さ
れている状態で、信号線L1またはソレノイドSOLa
に断線異常が生じている場合には、抵抗器R4を介して
演算増幅器OP1の反転入力端子に電源電圧+Bが印加
されることから、演算増幅器OP1の出力レベルはLow
レベルとなり、トランジスタTR3がOFF状態となっ
て、駆動信号とは異なるHighレベルの信号が出力され
る。
【0022】ここで異常検出回路24aのトランジスタ
TR3のコレクタ(即ち出力端子)とマイクロプロセッ
サ20の入出力ポートPaとを接続する抵抗器Raに
は、マイクロプロセッサ20が入出力ポートPaから駆
動信号を出力しているときに、異常検出回路24aの出
力が駆動信号に影響を与えることのないよう、抵抗値の
大きな抵抗器が使用されている。
TR3のコレクタ(即ち出力端子)とマイクロプロセッ
サ20の入出力ポートPaとを接続する抵抗器Raに
は、マイクロプロセッサ20が入出力ポートPaから駆
動信号を出力しているときに、異常検出回路24aの出
力が駆動信号に影響を与えることのないよう、抵抗値の
大きな抵抗器が使用されている。
【0023】つまりマイクロプロセッサ20が入出力ポ
ートPaから駆動信号を出力しているときに、ソレノイ
ドSOLaをONするために駆動信号がLowレベルからH
ighレベルに切り替えられると、駆動回路22a、異常
検出回路24aの応答遅れにより、駆動信号がHighレベ
ルにあるにもかかわらず異常検出回路24aの出力がLo
w レベルとなって、抵抗器Raを介して入出力ポートP
aから異常検出回路24aに電流が流れるようになり、
逆にソレノイドSOLaをOFFするために駆動信号が
HighレベルからLow レベルに切り替えられると、上記応
答遅れにより、駆動信号がLow レベルにあるにもかかわ
らず異常検出回路24aの出力がHighレベルとなって、
抵抗器Raを介して異常検出回路24aから入出力ポー
トPaに電流が流れるようになる。このためこうした電
流が流れても駆動回路22aにマイクロプロセッサ20
が出力した駆動信号をそのまま入力できるように、抵抗
器Raには抵抗値の大きな抵抗器が使用されている。例
えばマイクロプロセッサ20の入出力ポートPaがHigh
レベルの時の流出電流が0.5mAで、制御回路の電源
電圧が+5Vであれば、抵抗器Raの抵抗値は10kΩ
(=5V/0.5mA)以上必要であるため、こうした
要求を満足できるように、抵抗器Raには抵抗値の大き
な抵抗器が使用されている。
ートPaから駆動信号を出力しているときに、ソレノイ
ドSOLaをONするために駆動信号がLowレベルからH
ighレベルに切り替えられると、駆動回路22a、異常
検出回路24aの応答遅れにより、駆動信号がHighレベ
ルにあるにもかかわらず異常検出回路24aの出力がLo
w レベルとなって、抵抗器Raを介して入出力ポートP
aから異常検出回路24aに電流が流れるようになり、
逆にソレノイドSOLaをOFFするために駆動信号が
HighレベルからLow レベルに切り替えられると、上記応
答遅れにより、駆動信号がLow レベルにあるにもかかわ
らず異常検出回路24aの出力がHighレベルとなって、
抵抗器Raを介して異常検出回路24aから入出力ポー
トPaに電流が流れるようになる。このためこうした電
流が流れても駆動回路22aにマイクロプロセッサ20
が出力した駆動信号をそのまま入力できるように、抵抗
器Raには抵抗値の大きな抵抗器が使用されている。例
えばマイクロプロセッサ20の入出力ポートPaがHigh
レベルの時の流出電流が0.5mAで、制御回路の電源
電圧が+5Vであれば、抵抗器Raの抵抗値は10kΩ
(=5V/0.5mA)以上必要であるため、こうした
要求を満足できるように、抵抗器Raには抵抗値の大き
な抵抗器が使用されている。
【0024】またソレノイドSOLaの異常判定を行う
ために、マイクロプロセッサ20が入出力ポートPaを
入力に切り替えて、異常検出回路24aの出力を取り込
む場合、異常検出回路24aの出力は抵抗器Raと駆動
回路22aの入力抵抗とで分圧されて、マイクロプロセ
ッサ20の入出力ポートに入力されるため、マイクロプ
ロセッサ20側でその分圧された電位によって異常検出
回路24aの出力レベルを識別するには、駆動回路22
aの入力インピーダンスを抵抗器Raに対して充分大き
くする必要があるが、駆動回路22aの入力には論理積
回路ANDが設けられているため、この要求を充分満足
できることとなる。
ために、マイクロプロセッサ20が入出力ポートPaを
入力に切り替えて、異常検出回路24aの出力を取り込
む場合、異常検出回路24aの出力は抵抗器Raと駆動
回路22aの入力抵抗とで分圧されて、マイクロプロセ
ッサ20の入出力ポートに入力されるため、マイクロプ
ロセッサ20側でその分圧された電位によって異常検出
回路24aの出力レベルを識別するには、駆動回路22
aの入力インピーダンスを抵抗器Raに対して充分大き
くする必要があるが、駆動回路22aの入力には論理積
回路ANDが設けられているため、この要求を充分満足
できることとなる。
【0025】また更に異常検出回路24aは、ソレノイ
ドSOLaが正常であれば、駆動信号と同レベルの信号
を出力するので、ソレノイドSOLaの異常判定を行う
ためにマイクロプロセッサ20が入出力ポートPaを入
力に切り替えたとしても、駆動回路22aは異常検出回
路24aの出力により正常に動作できる。つまりソレノ
イドSOLaの正常時、異常検出回路24aは、駆動回
路22aの自己保持回路としても機能する。
ドSOLaが正常であれば、駆動信号と同レベルの信号
を出力するので、ソレノイドSOLaの異常判定を行う
ためにマイクロプロセッサ20が入出力ポートPaを入
力に切り替えたとしても、駆動回路22aは異常検出回
路24aの出力により正常に動作できる。つまりソレノ
イドSOLaの正常時、異常検出回路24aは、駆動回
路22aの自己保持回路としても機能する。
【0026】またマイクロプロセッサ20の入出力ポー
トPa〜Pcは、通常、出力に切り替えられており、マ
イクロプロセッサ20は、定期的(例えば10msec.
毎)に入出力ポートPa〜Pcを入力に切り替えて、異
常検出回路24a〜24cからの検出信号の取り込みを
行なう。そこで次に検出信号の取り込みのためにマイク
ロプロセッサ20で実行される検出信号入力処理につい
て、図3のフローチャートに沿って説明する。以下の説
明では入出力ポートPaに対して実行される検出信号入
力処理を例にとり説明する。
トPa〜Pcは、通常、出力に切り替えられており、マ
イクロプロセッサ20は、定期的(例えば10msec.
毎)に入出力ポートPa〜Pcを入力に切り替えて、異
常検出回路24a〜24cからの検出信号の取り込みを
行なう。そこで次に検出信号の取り込みのためにマイク
ロプロセッサ20で実行される検出信号入力処理につい
て、図3のフローチャートに沿って説明する。以下の説
明では入出力ポートPaに対して実行される検出信号入
力処理を例にとり説明する。
【0027】図3に示す如く、この検出信号入力処理が
開始されると、まずステップ110にて、現在入出力ポ
ートPaからソレノイドSOLaの制御のために出力し
ている駆動信号の出力レベル状態を記憶し、ステップ1
20にて、入出力ポートPaを入力に切り替える。そし
て続くステップ130では、入出力ポートPaを介し
て、異常検出回路24aから出力されているソレノイド
SOLaの作動状態を表す検出信号のレベルを取り込
み、ステップ140にて、入出力ポートPaを出力に切
り換える。
開始されると、まずステップ110にて、現在入出力ポ
ートPaからソレノイドSOLaの制御のために出力し
ている駆動信号の出力レベル状態を記憶し、ステップ1
20にて、入出力ポートPaを入力に切り替える。そし
て続くステップ130では、入出力ポートPaを介し
て、異常検出回路24aから出力されているソレノイド
SOLaの作動状態を表す検出信号のレベルを取り込
み、ステップ140にて、入出力ポートPaを出力に切
り換える。
【0028】次にステップ150では、上記読み込んだ
ソレノイドSOLaの作動状態を表す検出信号のレベル
と、ステップ110で記憶したソレノイドSOLa駆動
のための出力信号レベルとを比較し、各信号レベルが一
致しているか否かを判断する。そしてこの判断により各
信号レベルが一致していると判断されると、ソレノイド
SOLaは正常動作していることから、ステップ160
に移行して、今度は現在ソレノイドSOLaのON条件
が成立しているか否かを判断し、ソレノイドSOLaの
ON条件が成立していれば、ステップ170にて、入出
力ポートPaからHighレベルの駆動信号を出力すること
により、ソレノイドSOLaをONし、ソレノイドSO
LaのON条件が成立していなければ、ステップ180
にて、入出力ポートPaからLow レベルの駆動信号を出
力することにより、ソレノイドSOLaをOFFする。
ソレノイドSOLaの作動状態を表す検出信号のレベル
と、ステップ110で記憶したソレノイドSOLa駆動
のための出力信号レベルとを比較し、各信号レベルが一
致しているか否かを判断する。そしてこの判断により各
信号レベルが一致していると判断されると、ソレノイド
SOLaは正常動作していることから、ステップ160
に移行して、今度は現在ソレノイドSOLaのON条件
が成立しているか否かを判断し、ソレノイドSOLaの
ON条件が成立していれば、ステップ170にて、入出
力ポートPaからHighレベルの駆動信号を出力すること
により、ソレノイドSOLaをONし、ソレノイドSO
LaのON条件が成立していなければ、ステップ180
にて、入出力ポートPaからLow レベルの駆動信号を出
力することにより、ソレノイドSOLaをOFFする。
【0029】またステップ150にて、駆動信号と検出
信号のレベルが一致していないと判断された場合には、
ステップ190にて、ソレノイドSOLaに何等かの異
常が発生しているため、その旨を表すソレノイドSOL
aの異常フラグをセットし、ステップ180に移行す
る。尚この異常フラグは、図示しない故障診断処理に
て、ソレノイドSOLaの異常を判定して、運転者に報
知するのに使用される。
信号のレベルが一致していないと判断された場合には、
ステップ190にて、ソレノイドSOLaに何等かの異
常が発生しているため、その旨を表すソレノイドSOL
aの異常フラグをセットし、ステップ180に移行す
る。尚この異常フラグは、図示しない故障診断処理に
て、ソレノイドSOLaの異常を判定して、運転者に報
知するのに使用される。
【0030】以上説明したように本実施例では、図4
(a)に示す如く、ソレノイドSOLa〜SOLcが正
常であれば、各異常検出回路24a〜24cが、入出力
ポートPa〜Pcから出力される駆動信号と同レベルの
信号を出力するようにされている。従ってソレノイドS
OLa〜SOLcの正常時には、上記処理により入出力
ポートPa〜Pcの入出力状態が切り換えられても、図
に丸印で示す如く、入出力ポートPa〜Pcのレベルは
駆動信号出力時と同じレベルとなり、マイクロプロセッ
サ20は上記ステップ150の処理により、ソレノイド
SOLa〜SOLcが正常である旨を判定できる。また
上記処理により入出力ポートPaを入力に切り換えて
も、ソレノイドSOLa〜SOLcの正常時には、異常
検出回路24aの出力によって駆動回路22aは自己保
持されるので、ソレノイドSOLa〜SOLcの状態が
変化することはなく、ソレノイドSOLaを正常に動作
させることができる。
(a)に示す如く、ソレノイドSOLa〜SOLcが正
常であれば、各異常検出回路24a〜24cが、入出力
ポートPa〜Pcから出力される駆動信号と同レベルの
信号を出力するようにされている。従ってソレノイドS
OLa〜SOLcの正常時には、上記処理により入出力
ポートPa〜Pcの入出力状態が切り換えられても、図
に丸印で示す如く、入出力ポートPa〜Pcのレベルは
駆動信号出力時と同じレベルとなり、マイクロプロセッ
サ20は上記ステップ150の処理により、ソレノイド
SOLa〜SOLcが正常である旨を判定できる。また
上記処理により入出力ポートPaを入力に切り換えて
も、ソレノイドSOLa〜SOLcの正常時には、異常
検出回路24aの出力によって駆動回路22aは自己保
持されるので、ソレノイドSOLa〜SOLcの状態が
変化することはなく、ソレノイドSOLaを正常に動作
させることができる。
【0031】一方図4(b)に示す如く、ソレノイドS
OLa〜SOLcに短絡異常が生じた場合、異常検出回
路24a〜24cは、ソレノイドSOLa〜SOLcの
駆動信号がHighレベルであるとき、駆動信号と異なるLo
w レベルの信号を出力する。従ってソレノイドSOLa
〜SOLcの短絡異常時には、Highレベルの駆動信号出
力中に、上記処理により入出力ポートPa〜Pcの入出
力状態が切り換えられると、図に丸印で示す如く、入出
力ポートPa〜Pcのレベルが駆動信号出力時と異なる
Low レベルとなり、マイクロプロセッサ20は、上記ス
テップ150の処理により、ソレノイドSOLa〜SO
Lcに短絡異常が発生した旨を判定できる。
OLa〜SOLcに短絡異常が生じた場合、異常検出回
路24a〜24cは、ソレノイドSOLa〜SOLcの
駆動信号がHighレベルであるとき、駆動信号と異なるLo
w レベルの信号を出力する。従ってソレノイドSOLa
〜SOLcの短絡異常時には、Highレベルの駆動信号出
力中に、上記処理により入出力ポートPa〜Pcの入出
力状態が切り換えられると、図に丸印で示す如く、入出
力ポートPa〜Pcのレベルが駆動信号出力時と異なる
Low レベルとなり、マイクロプロセッサ20は、上記ス
テップ150の処理により、ソレノイドSOLa〜SO
Lcに短絡異常が発生した旨を判定できる。
【0032】また図4(c)に示す如く、ソレノイドS
OLa〜SOLcに断線異常が生じた場合、異常検出回
路24a〜24cは、ソレノイドSOLa〜SOLcの
駆動信号がLow レベルであるとき、駆動信号と異なるHi
ghレベルの信号を出力する。従ってソレノイドSOLa
〜SOLcの断線異常時には、Low レベルの駆動信号出
力中に、上記処理により入出力ポートPa〜Pcの入出
力状態が切り換えられると、図に丸印で示す如く、入出
力ポートPa〜Pcのレベルが駆動信号出力時と異なる
Highレベルとなり、マイクロプロセッサ20は、上記ス
テップ150の処理により、ソレノイドSOLa〜SO
Lcに断線異常が発生した旨を判定できる。
OLa〜SOLcに断線異常が生じた場合、異常検出回
路24a〜24cは、ソレノイドSOLa〜SOLcの
駆動信号がLow レベルであるとき、駆動信号と異なるHi
ghレベルの信号を出力する。従ってソレノイドSOLa
〜SOLcの断線異常時には、Low レベルの駆動信号出
力中に、上記処理により入出力ポートPa〜Pcの入出
力状態が切り換えられると、図に丸印で示す如く、入出
力ポートPa〜Pcのレベルが駆動信号出力時と異なる
Highレベルとなり、マイクロプロセッサ20は、上記ス
テップ150の処理により、ソレノイドSOLa〜SO
Lcに断線異常が発生した旨を判定できる。
【0033】そしてこのように本実施例の変速制御装置
1によれば、マイクロプロセッサ20から各駆動回路2
2a〜22cへの駆動信号の出力及び異常検出回路24
a〜24cからの検出信号のマイクロプロセッサ20へ
の入力を、各ソレノイドSOLa〜SOLc毎に、一つ
の入出力ポートPa〜Pcを用いて行なうことができる
ため、従来のように入出力ポートをマイクロプロセッサ
への入出力信号の数に対応して設ける必要がなく、マイ
クロプロセッサ20の入出力ポートの数を減らして、入
出力ポートの使用効率を向上することが可能となる。
1によれば、マイクロプロセッサ20から各駆動回路2
2a〜22cへの駆動信号の出力及び異常検出回路24
a〜24cからの検出信号のマイクロプロセッサ20へ
の入力を、各ソレノイドSOLa〜SOLc毎に、一つ
の入出力ポートPa〜Pcを用いて行なうことができる
ため、従来のように入出力ポートをマイクロプロセッサ
への入出力信号の数に対応して設ける必要がなく、マイ
クロプロセッサ20の入出力ポートの数を減らして、入
出力ポートの使用効率を向上することが可能となる。
【0034】ここで上記実施例では、マイクロプロセッ
サ20の各入出力ポートPa〜Pcを、通常は出力に切
り換え、異常検出回路24a〜24cからの検出信号を
取り込む時にだけ入力に切り替えるようにしたが、逆に
通常は入力として、常時異常検出回路24a〜24cか
らの検出信号を取り込み、ソレノイドSOLa〜SOL
cのON・OFF状態を変更する場合にだけ、あるいは
一定周期で、入出力ポートPa〜Pcを出力に切り替
え、ソレノイドSOLa〜SOLcのON・OFF状態
の変更に必要な一定時間だけ駆動信号を出力するように
してもよい。尚この駆動信号の出力時間は、マイクロプ
ロセッサ20の入出力ポートPa〜Pcから出力した信
号により、駆動回路22a〜22cがソレノイドSOL
a〜SOLcを駆動し、更にその状態を表す検出信号が
異常検出回路24a〜24cから出力されるまでの応答
時間以上であれば良い。
サ20の各入出力ポートPa〜Pcを、通常は出力に切
り換え、異常検出回路24a〜24cからの検出信号を
取り込む時にだけ入力に切り替えるようにしたが、逆に
通常は入力として、常時異常検出回路24a〜24cか
らの検出信号を取り込み、ソレノイドSOLa〜SOL
cのON・OFF状態を変更する場合にだけ、あるいは
一定周期で、入出力ポートPa〜Pcを出力に切り替
え、ソレノイドSOLa〜SOLcのON・OFF状態
の変更に必要な一定時間だけ駆動信号を出力するように
してもよい。尚この駆動信号の出力時間は、マイクロプ
ロセッサ20の入出力ポートPa〜Pcから出力した信
号により、駆動回路22a〜22cがソレノイドSOL
a〜SOLcを駆動し、更にその状態を表す検出信号が
異常検出回路24a〜24cから出力されるまでの応答
時間以上であれば良い。
【0035】そしてこのように構成した場合、駆動信号
の出力後、入出力ポートPa〜Pcは入力となるが、ソ
レノイドSOLa〜SOLcの正常時には、入出力ポー
トPa〜Pcのレベルが、駆動信号出力時と検出信号入
力時とで同じであるので、入出力ポートPa〜Pcを入
力に切り替えた後も、駆動回路22a〜22cの出力を
自己保持させて、ソレノイドSOLa〜SOLcを正常
に動作させることができる。またソレノイドSOLa〜
SOLcがON状態で、ソレノイドSOLa〜SOLc
に短絡異常が発生した場合、異常検出回路24a〜24
cの出力がHighレベルからLow レベルに切り替わるた
め、駆動回路22a〜22cはソレノイドSOLa〜S
OLcをOFFするように動作する。またソレノイドS
OLa〜SOLcがOFF状態で、ソレノイドSOLa
〜SOLcに断線異常が発生した場合、異常検出回路2
4a〜24cの出力がLowレベルからHighレベルに切り
替わり、駆動回路22a〜22cはソレノイドSOLa
〜SOLcをONするように動作するため、この場合に
は必要に応じて入出力ポートPa〜Pcを出力に切り替
えて、駆動回路22a〜22cにLow レベルの駆動信号
を出力するようにすればよい。
の出力後、入出力ポートPa〜Pcは入力となるが、ソ
レノイドSOLa〜SOLcの正常時には、入出力ポー
トPa〜Pcのレベルが、駆動信号出力時と検出信号入
力時とで同じであるので、入出力ポートPa〜Pcを入
力に切り替えた後も、駆動回路22a〜22cの出力を
自己保持させて、ソレノイドSOLa〜SOLcを正常
に動作させることができる。またソレノイドSOLa〜
SOLcがON状態で、ソレノイドSOLa〜SOLc
に短絡異常が発生した場合、異常検出回路24a〜24
cの出力がHighレベルからLow レベルに切り替わるた
め、駆動回路22a〜22cはソレノイドSOLa〜S
OLcをOFFするように動作する。またソレノイドS
OLa〜SOLcがOFF状態で、ソレノイドSOLa
〜SOLcに断線異常が発生した場合、異常検出回路2
4a〜24cの出力がLowレベルからHighレベルに切り
替わり、駆動回路22a〜22cはソレノイドSOLa
〜SOLcをONするように動作するため、この場合に
は必要に応じて入出力ポートPa〜Pcを出力に切り替
えて、駆動回路22a〜22cにLow レベルの駆動信号
を出力するようにすればよい。
【図1】 実施例の変速制御装置1の構成を表す概略構
成図である。
成図である。
【図2】 駆動回路及び異常検出回路の構成を表す電気
回路図である。
回路図である。
【図3】 マイクロプロセッサにて実行される検出信号
入力処理を表すフローチャートである。
入力処理を表すフローチャートである。
【図4】 入出力ポートの入出力切り換え動作を説明す
るタイムチャートである。
るタイムチャートである。
1…変速制御装置 20…マイクロプロセッサ 22a,22b,22c…駆動回路 24a,24b,24c…異常検出回路 Pa,Pb,Pc…入出力ポート Ra,Rb,Rc
…抵抗器 SOLa,SOLb,SOLc…ソレノイド
…抵抗器 SOLa,SOLb,SOLc…ソレノイド
Claims (1)
- 【請求項1】 信号の入出力を切り替え可能な入出力ポ
ートを有し、プログラムにより、該入出力ポートを出力
に切り替えて負荷を駆動するための駆動信号を出力する
と共に、該入出力ポートを入力に切り替えて負荷の動作
状態を表す検出信号を入力するマイクロプロセッサと、 上記入出力ポートに接続され、上記入出力ポートから出
力される駆動信号に応じて負荷を駆動する駆動回路と、 負荷の動作状態を検出し、負荷の正常時には上記駆動信
号と同レベルの信号を、負荷の異常時には上記駆動信号
と異なるレベルの信号を、上記検出信号として出力する
異常検出回路と、 該異常検出回路と上記入出力ポートとを接続する抵抗器
と、 を備えたことを特徴とする電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27135391A JP3189322B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27135391A JP3189322B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電子制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05108142A true JPH05108142A (ja) | 1993-04-30 |
JP3189322B2 JP3189322B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=17498888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27135391A Expired - Fee Related JP3189322B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189322B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27135391A patent/JP3189322B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3189322B2 (ja) | 2001-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5880918A (en) | Method and device for monitoring the serviceability of a load | |
JP2005307851A (ja) | エンジン始動制御装置 | |
US5182755A (en) | Malfunction checking system for controller | |
JP2645548B2 (ja) | 制御装置を検査する方法 | |
JP3189322B2 (ja) | 電子制御装置 | |
EP1535798B1 (en) | A vehicle lamp controlling device and vehicle lamp controlling method | |
JP2007291989A (ja) | 負荷駆動系の異常診断装置 | |
JPH08293414A (ja) | ソレノイドの故障検出装置 | |
JP2003227402A (ja) | 車両用故障診断システム | |
EP0366620A1 (en) | A circuit for controlling a direct-current motor | |
JP3274735B2 (ja) | 電源供給制御回路 | |
JPH0142054Y2 (ja) | ||
KR20060108814A (ko) | Ptc 히터의 자가진단회로 | |
JP3722159B2 (ja) | ディーゼル機関用制御装置 | |
JP3165381B2 (ja) | マグネット保護装置 | |
JP2564356Y2 (ja) | 表示装置 | |
JP3884938B2 (ja) | 車両用故障診断表示方法及び装置 | |
JPH0143650Y2 (ja) | ||
JPH0448359Y2 (ja) | ||
JP2000278857A (ja) | 電圧出力装置 | |
JPH08338296A (ja) | 車両用制御装置 | |
KR970044978A (ko) | 액츄에이터의 고장판단 제어 방법 | |
US20020186126A1 (en) | Control unit for internal combustion engine | |
JP2571758Y2 (ja) | ソレノイド駆動回路の出力モニタ装置 | |
JPH02116556A (ja) | ソレノイド駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |