JPH0510722A - 測長装置 - Google Patents

測長装置

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JPH0510722A
JPH0510722A JP3192424A JP19242491A JPH0510722A JP H0510722 A JPH0510722 A JP H0510722A JP 3192424 A JP3192424 A JP 3192424A JP 19242491 A JP19242491 A JP 19242491A JP H0510722 A JPH0510722 A JP H0510722A
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英一 今村
Hiroshi Yamashita
浩 山下
Katsuaki Suzuki
克明 鈴木
Yasuki Yokoi
康樹 横井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モニタテレビに映し出された被測定物の測定
点の形状が、傾いたり歪んだりしていても、該測定点に
対する標線合わせが容易にできる測長装置を提供する。 【構成】 被測定物Wを載置する測定テーブル1と、該
測定テーブル1の上方に設けられ被測定物Wを撮像する
テレビカメラ4と、測定テーブル1と平行な平面内でテ
レビカメラ4と被測定物Wを相対的に移動させる移動手
段5と、テレビカメラ4によって得られた画像を映し出
すモニタテレビ11と、モニタテレビ11に所定の標線
を表示する標線表示手段12とを備え、テレビカメラ4
を測定テーブル1に対して相対移動することによりモニ
タテレビ11に表示された標線に被測定物Wの測長した
い部分の始点および終点を順次一致せしめ、このときの
テレビカメラ4の相対移動量に基づき被測定物の所定部
分の長さを求める測長装置において、モニタテレビ11
の画面に表示された標線を撮像画像に対して相対的に回
転させる標線制御手段13を設け、さらに、標線制御手
段13は、円形標線の楕円率を変更させる機能を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線基板作成
用の原板や、高い精度を必要とする印刷物等の図形の寸
法や座標の位置などを測定するのに用いられる測長装置
に関する。
【0002】
【従来技術】従来の測長装置としてテーブル型測長装置
の例を図9に示す。
【0003】図においてテーブル型測長装置30は、被
測定物Wを載置するための透光性の測定テーブル31
と、該測定テーブル31上に載置された被測定物Wを下
方より照明する照明装置(図示せず)と、測定テーブル
31に対してX−Y方向へ移動可能であって被測定物W
を上方より撮像するテレビカメラ32とを具備してお
り、該テレビカメラ32によって得られた撮像は、拡大
されてモニタテレビ33に映し出されるようになってい
る。
【0004】また、架台34が、測定テーブル31に対
してY方向に移動可能に架設されており、テレビカメラ
32はこの架台34上をX方向に移動する走行台35に
取り付けられる。なお、架台34及び走行台35はそれ
ぞれ駆動ハンドル36を回転することによって、図示し
ない駆動伝達手段を介してX−Y方向に移動されるよう
になっている。
【0005】モニタテレビ33の画面には、テーブル型
測長装置30に内蔵された標線表示装置により所定の標
線33a(図では、十字標線が示されている。)が表示
されている。
【0006】被測定物Wの所定の部分を測長する場合、
オペレータは、モニタテレビ33を見ながら、手元の駆
動ハンドル36を操作してテレビカメラ32を移動し、
当該測定箇所の始点および終点を順次前記十字標線の交
点33bに一致させる。
【0007】このときのテレビカメラ32の移動量は図
示しない位置読取器により検出され、演算装置37は該
移動量に基づき始点と終点間の距離を算出し、その測長
結果をプリントアウトすると共に、モニタテレビ33の
画面にその数値を表示せしめる。
【0008】また、この標線の形としては、上述の十字
標線の他に単独円や多重の同心円、または井桁マークの
ものが選択できるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなテーブル型測長装置の標線表示においては、それ
ぞれの標線がモニタテレビ34の画面上に固定されてい
るか、できてもせいぜい平行移動か拡大の機能しかない
ないため、例えば、図8Aに示すように、画面に対して
傾いた被測定物Wのプリント配線の線Lの線幅を十字標
線を用いて測長しようとする場合には、十字標線の交点
33bだけで標線合わせをしなければならず、非常に合
わせにくい上、オペレータによる測定誤差も頻繁にあっ
た。
【0010】特に、被測定物Wが、プリント配線基板の
原板フィルムなどである場合は、テレビカメラ32のレ
ンズの倍率を200倍から300倍に拡大して撮像する
場合が多く、μ単位まで正確に読み取る必要があるの
で、少しの誤差が最終的に大きな誤算の原因となる。
【0011】また、配線の端末などは円形状に形成され
ている場合があり、これを始点もしくいは終点として標
線合わせする場合は、通常円形標線を用いるが、上述の
ようにテレビカメラ32のレンズ倍率は200倍から3
00倍にも拡大されるため、わずかなレンズの歪みや、
さらにはモニタテレビ33の画像特性により、該モニタ
テレビ33の画面上には正確な円で表示されず、縦もし
くは横方向に伸縮した楕円形状になって表示される。
【0012】したがって、図8Bに示すように、円形標
線33cを配線端末Cに一致させようとすると、33d
のような隙間が必ずどこかに生じ、完全に一致させるこ
とが困難であり、オペレータによっては大変な誤差の原
因になっていた。
【0013】また、井桁標線や、多重円標線を用いる場
合にも上記と同様な問題が生じていた。
【0014】本発明は、上述のような標線を一致させる
上での不都合を解消した測長装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる測長装置は、被測定物を載置する測
定テーブルと、該測定テーブルの上方に設けられ前記被
測定物を撮像する撮像手段と、前記測定テーブルと平行
な平面内で前記撮像手段と前記被測定物を相対的に移動
させる移動手段と、前記撮像手段によって得られた画像
を映し出すモニタテレビと、前記モニタテレビに所定の
標線を表示する標線表示手段と、を備え、前記撮像手段
を前記測定テーブルに対して相対移動することにより前
記モニタテレビに表示された標線に被測定物の測長した
い部分の始点および終点を順次一致せしめ、このときの
該撮像手段の相対移動量に基づき該被測定物の長さを求
める測長装置において、前記モニタテレビの画面に表示
された前記標線を撮像画像に対して相対的に回転させる
標線制御手段を設けたことを特徴とする。
【0016】また、前記標線は、円形状の標線を含み、
前記標線制御手段は、前記円形状標線の楕円率を変更さ
せる機能をさらに備えることを特徴とする。
【0017】
【作用】測定箇所が標線に対して傾いていても、モニタ
テレビの画面に表示される標線と測定箇所の画面を相対
的に回転させることにより、当該標線が、測定箇所の映
像に最も対応した状態にすることが可能となり、また円
形標線にあっては、その楕円率を変えることにより、モ
ニタテレビの画面に映し出されたどのような円、楕円で
あっても容易に一致させることができる。
【0018】なお、ここで、円形状標線とは、正円のほ
か楕円状の標線をも含むものをいう。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明にかかる測長装
置の一実施例を詳細に説明するが、本発明の技術的範囲
がこれによって限定されるものではないことはもちろん
である。
【0020】図1は、本実施例にかかるテーブル型の測
長装置の全体の構成ブロック図を示す。
【0021】測定テーブル1は透光性物質たとえばガラ
ス板などで形成されており、その上面には、プリント配
線基板の原板フィルムなどの被測定物Wが載置される。
【0022】また、測定テーブル1の下方には、被測定
物Wを下方から照明するための複数の蛍光灯2(図では
断面方向から表示されている。)とこれに電源を供給す
る電源装置3とから構成される照明装置が配設される。
【0023】測定テーブル1の上方には、被測定物Wを
撮像するテレビカメラ4が設けられおり、このテレビカ
メラ4は、公知の駆動手段5に保持され、測定テーブル
1に平行なX−Y平面内で自由に移動することができる
ようになっている。
【0024】該テレビカメラ4には公知の自動焦点機能
を有する拡大レンズ4aが設けられており、これにより
撮像された映像は、画像合成回路10を介して、モニタ
テレビ11の画像に映し出される。
【0025】駆動装置5の駆動は、操作部6のスイッチ
操作により装置制御部7を介して制御される。
【0026】一方駆動装置5によるX方向およびY方向
の移動量は、位置読取器8によって読み取られ、この値
に基づき装置制御部7は、所定部分の長さを算出し、そ
の値をプリンター9からアウトプットすると共に、画面
の合成装置10を介してモニタテレビ11の画面の所定
箇所に表示する。
【0027】上記位置読取器8は、通常、X方向および
Y方向にリニアスケールを設けることによって構成され
るが、場合によっては、駆動装置5のX方向およびY方
向の駆動モータのそれぞれの回転軸にエンコーダを付設
し、このパルス数をカウントするようにしてもよいし、
さらには、駆動モータにステップモータを使用し、この
ステップモータ制御用のパルス数を計数するようにして
もかまわない。
【0028】また、画像合成装置10には、標線表示部
12により、所定標線の画像信号が送られてきており、
前記テレビカメラ4からの映像に重ねて、モニタテレビ
11に当該標線を表示せしめる。
【0029】この標線表示12には、標線制御部13が
接続されており、この標線制御部13に、装置制御部7
を介して操作部6から適宜必要な指示を与えて、画面に
表示される標線の形状、角度、楕円率の変換を変更でき
るようになっている。
【0030】図2に前記装置制御部7と標線制御部13
の構成を示す。装置制御部7はCPU7a、I/Oユニ
ット7b、ROM14、RAM16からなっている。
【0031】標線制御部13は、CRTコントローラ
(CRTC)15、およびビデオRAM(VRAM)1
7からなっている。
【0032】ROM14には、十字標線や井桁標線など
の直線標線および単独円標線や複数の同心円標線などの
円形標線の標準形状並びに、それぞれの標線に応じて、
平行移動、回転、楕円率変更および大きさ変更して表示
するためのプログラムがメモリされている。
【0033】操作部6内には標線操作部6aが設けられ
ており、この標線操作部6aの指示は、I/Oユニット
7bを介してCPU7aにおいて処理されて制御データ
に変換され、CRTコントローラ15に送られる。CR
Tコントローラ15では、この制御データに基づき、R
OM14から所定の標線を選択してRAM16に保存す
る。その後、標線操作部6aにより例えば回転のモジュ
ールの操作があれば、CRTコントローラ15は、RO
M14から回転に関するプログラムを引き出し、RAM
16に保存された前記標線形状に必要な修正を加えて回
転画像を創出し、順次、ビットマップに展開されたビデ
オRAM17に送り込んで保存する。
【0034】ビデオRAM17に保存された上記標線の
画像信号はCRTコントローラ15を介して、標線表示
部12に送り込まれ、画像信号に変換されて図1の画像
合成回路10を介してモニタテレビ11に表示される。
【0035】図3は、上記標線操作部6aのスイッチの
構成を示す図である。
【0036】標線として単独円を選択するときはスイッ
チ18aを1回押し、さらに押せば5重の同心円が表示
されるようになっている。
【0037】スイッチ18bを押すと当該円形標線の直
径が大きくなり、スイッチ18cを押すと反対に小さく
なる。
【0038】また、楕円モードスイッチ18dを押しな
がら、スイッチ18bを押し続けると当該円形標線が上
下方向に伸びて徐々に縦長の楕円が形成されていき、ま
たスイッチ18cを押し続けると反対に徐々に横長の楕
円が形成される。これにより円形標線の楕円率を自在に
変更することができる。
【0039】標線として井桁を選択するときはスイッチ
19aを押す。
【0040】これにより、標準の井桁マークが、モニタ
テレビ11の画面に表示され、この井桁マークの水平部
分の間隔を狭くしたいときは、スイッチ19cを押し、
広くしたいときは、スイッチ19eを押す。垂直部分に
ついても同様に、スイッチ19bを押せば広くなり、ス
イッチ19dを押せば狭くなる。
【0041】標線として十字を選択するときはスイッチ
20aを押す。
【0042】そうすると画面中央に大きな十字マークの
基準形が表示されるので、この水平部を上下移動したと
きは、スイッチ20bもしくはスイッチ20dを押し、
垂直部分を左右に移動したいときは、スイッチ20cも
しくはスイッチ20eを押す。その結果十字標線の交点
も平行移動するので、被測定物上の測定点と標線を一致
させやすくなる。
【0043】なお、円形標線、もしくは井桁標線が選択
されてモニタテレビ11の画面に表示されているとき
に、これらのスイッチ20b,20c,20d,20e
を押すと円形標線、または井桁標線がその矢印の方向に
平行移動するようになっている。
【0044】また、円形標線が表示されているときに、
回転モードスイッチ21aまたは21bを押すことによ
って当該外形標線が、左または右方向に回転するように
なっているので、円形標線が楕円率変更により楕円形状
になっている場合に、被測定点に対して微妙な角度調整
が可能になり、完全に標線を一致させることができる。
【0045】また、井桁標線や十字標線などの直線標線
が表示されいる場合には、スイッチ22aを押しなが
ら、回転モードスイッチ21a,21bを押すことによ
って、当該直線標線の垂直部分のみ左右に回転し、スイ
ッチ22bを押しながら、回転モードスイッチ21a,
21bを押すことによって、当該直線標線の水平部分の
み左右に回転し、さらにスイッチ22cを押しながら、
回転モードスイッチ21a,21bを押すことによっ
て、当該十字標線の垂直部分と水平部分のなす角度が一
定のまま、標線全体として左右に回転されるようになっ
ている。
【0046】次に、図4のフローチャートに基づき、十
字標線を選択したときの標線合わせの手順を説明する。
【0047】まず、スイッチ20aを押して、十字標線
を選択し、モニタテレビ11の画面に表示させる(ステ
ップS1)。被測定物Wの測定線が当該十字標線に対し
て一定の傾きを有していれば、当該標線を回転させたほ
うが一致させやすいので、回転モードスイッチ21a,
21bと回転部分の選択スイッチ22a,22b,22
cを用いて十字標線の必要な部分が、目的測定線に平行
になるように回転操作する(ステップS2,S3)。
【0048】最後に、スイッチ20b,20c,20
d,20eの操作により当該測定線と平行になった部分
が、当該測定線の端に一致するように平行移動操作する
(ステップS4,S5)。これによって、当該測定線の
端に一致すれば、標線合わせの操作は終了するが、一致
しなければ再度ステップS2にもどり、回転操作または
平行移動操作を繰り返す(ステップS6)。
【0049】次に、図5のフローチャートに基づき井桁
標線を選択したときの標線合わせの手順を説明する。
【0050】まず、スイッチ19aを押して、井桁標線
を選択し、モニタテレビ11の画面に表示させる(ステ
ップS11)。被測定物Wの矩形の測定起点もしくは終
点(以下「測定点」という。)の形状が当該井桁標線に
対して一定の傾きを有しておれば、標線を回転させるた
め回転モードスイッチ21a,21bと回転部分の選択
スイッチ22a,22b,22cを用いて井桁標線内部
の矩形が目的の測定点形状と平行になるように回転操作
する(ステップS12,S13)。
【0051】続いて当該測定点形状と井桁標線内部の矩
形が同心になるように、スイッチ20b,20c,20
d,20eにより、平行移動の操作する(ステップS1
4,S15)。
【0052】最後に、井桁標線の幅を拡大・縮小の要否
を判断して、必要ならばスイッチ19b,19c,19
d,19eを操作し(ステップS16,S17)、該測
定点の外形と井桁標線内部の矩形が一致すれば標線合わ
せを終了し、一致しなければ再度ステップS12にもど
り、上述の回転、平行移動、または拡大・縮小操作を繰
り返す(ステップS18)。
【0053】次に、図6のフローチャートに基づき円形
標線を選択したときの標線合わせの手順を説明する。
【0054】まず、スイッチ18aを1回押して単独円
標線を選択し、モニタテレビ11の画面に単独円の標線
を表示させる(ステップS21)。
【0055】当該単独円と被測定物Wの円形状測定点の
中心がずれている場合は、スイッチ20b,20c,2
0d,20eの操作により単独円標線を平行移動して中
心を一致させる(ステップS22,S23)。
【0056】次に、スイッチ18b,18cにより単独
円標線を拡大もしくは縮小し、水平部分が、該円形状測
定点に外接するように調整する(ステップS24,S2
5)。このとき、単独円標線と円形状測定点の上下が一
致していなければ、楕円モードスイッチ18dを押しな
がら、スイッチ18bまたは18cを押して楕円率を変
化させ、単独円標線を上下方向に伸縮させる(ステップ
S25,S27)、それでも標線が完全に一致しない場
合は、回転モードスイッチ21a,21bにより単独円
標線を回転させ(ステップS28,S29)、なお一致
しない場合は再度ステップS22に戻り、上述の操作を
繰り返し、一致すれば次のステップS31に移る(ステ
ップS30)。
【0057】測定点が同心多重円の場合は、もう一度ス
イッチ18aを押すことにより、上記単独円標線を中心
とした同心円状の5重の標線が形成し(ステップS3
1,S32)、これにより、測定点との一致をさらに確
認しやくする。
【0058】図7に、本実施例にかかるテーブル型測長
装置の全体の斜視図を示す。
【0059】測定テーブル本体23の内部には、図1の
装置制御部7、標線制御部13、標線表示部12、画像
合成部10などの電子回路装置が内蔵されており、操作
部6が前面に設けられている。この操作部6のスイッチ
を操作しながら、テレビカメラ4が搭載された観察ヘッ
ド24をX方向駆動架台25に沿ってX方向に移動し、
またこのX方向駆動架台25全体をY方向に駆動するこ
とによって、被測定物Wの観察位置にテレビカメラ4を
移動させる。
【0060】透明な測定テーブル1の下には、蛍光灯2
と電源3からなる照明装置が設けられており(図1)、
テレビカメラ4により被測定物Wを撮像しやすいように
なっている。
【0061】テレビカメラ4による撮像は、拡大されて
モニタテレビ11の画面に映しだされてオペレータが、
観察しやすいようになっている。
【0062】このモニタテレビ11の画面には、標線操
作部6aにより選択された標線が表示されており、オペ
レータが上述のような操作を行って、被測定物W上の目
的の測定物の始点に標線合わせを行い、次にテレビカメ
ラ4を移動させて該測定物の終点がモニタテレビ11の
画面中央に来るようにしてから、再度標線合わせを行
う。
【0063】観察ヘッド24のX方向の移動量および、
X方向駆動架台25のY方向の移動量は、それぞれX方
向およびY方向に配設されたリニアスケール(図示せ
ず。)により検出されており、装置制御部7は、上述の
標線合わせの際の平行移動量を前記リニアスケールの移
動量に換算し、この両者の移動量の和に基づき、被測定
物の長さを正確に演算し、その結果をモニタテレビ11
の画面に表示し、もしくは、プリンター9でプリントア
ウトする。
【0064】なお、本実施例においては、テレビカメラ
4とモニタテレビ11からなる撮像手段を採用したが、
テレビカメラ4のレンズ4aに接眼レンズを併設し、直
接オペレータが覗けるように構成してももよい。
【0065】また、テレビカメラ4は、X方向のみ移動
可能にし、測定テーブル1の方をY方向に移動させるよ
うに構成してもよい。
【0066】さらに、モニタテレビ11の画面に表示さ
れる標線の種類は、本実施例のように円形標線や十字標
線、井桁標線に限られず、被測定物Wの種類に応じて随
時追加変更できるものでる。
【0067】また、本実施例では、標線の方を画面に対
して回転するように構成したが、画面すなわち、非測定
物の撮像画面の方を、当該標線に対し回転させてもよ
い。但しモニタテレビ11上の画像と測定テーブル1上
の被測定物の角度が異なり、オペレータに違和感を与え
るため、標線の方を回転させる方がより好ましい。
【0068】本実施例では、標線を画面上で平行移動で
きるようにして、画面上で微調整できるようにしたが、
もちろん、この平行移動の機能がなくても、標線の位置
を画面中央に固定したままで、テレビカメラ4を微少移
動させて撮像画面の方を画面上移動させて一致させるよ
うにしてもよい。
【0069】また、本実施例では、測定テーブル1を下
方から光照射する照明装置を設けたが、被測定物Wが不
透明な場合や、テレビカメラ4の感度がよい場合は、必
ずしも必要なものではない。
【0070】
【発明の効果】本発明にかかる測長装置は、上述のよう
に標線を撮像画面に対して相対的に回転できるように構
成したので、被測定物が当該標線に対して一定の角度を
成してしても当該回転により容易に標線を被測定物の測
定点に一致させることができ、また、特に、円形標線に
関しては、その楕円率を自在に変化できるように構成し
たので、被測定物の円形状測定点が、テレビカメラのレ
ンズにより拡大されモニタテレビに映し出される過程に
おいて歪みが生じても円形標線の楕円率を変換すること
ができるので、標線合わせが極めて容易になり、オペレ
ータによる測定誤差を皆無にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるテーブル型測長装置
の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における標線制御部の構成ブロック図
である。
【図3】本実施例における標線操作部の構成を示す図で
ある。
【図4】本実施例において十字標線を選択したときの標
線合わせの手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施例において井桁標線を選択したときの標
線合わせの手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施例において円形標線を選択したときの標
線合わせの手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施例にかかるテーブル型測長装置の斜視図
である。
【図8】従来の標線合わせを説明する図である。
【図9】従来のテーブル型測長装置の全体斜視図である
【符号の説明】
1 測定テーブル 2 蛍光灯 3 電源 4 テレビカメラ 5 駆動装置 6 操作部 7 装置制御部 8 位置読取器 9 プリンター 10 画像合成装置 11 モニタテレビ 12 標線表示部 13 標線制御部 14 ROM 15 CRTコントローラ 16 RAM 17 ビデオRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克明 京都市南区久世築山町465番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社久世工場内 (72)発明者 横井 康樹 京都市南区久世築山町465番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社久世工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を載置する測定テーブルと、 該測定テーブルの上方に設けられ前記被測定物を撮像す
    る撮像手段と、 前記測定テーブルと平行な平面内で前記撮像手段と前記
    被測定物を相対的に移動させる移動手段と、 前記撮像手段によって得られた画像を映し出すモニタテ
    レビと、 前記モニタテレビに所定の標線を表示する標線表示手段
    と、を備え、 前記撮像手段を前記測定テーブルに対して相対移動する
    ことにより前記モニタテレビに表示された標線に被測定
    物の測長したい部分の始点および終点を順次一致せし
    め、このときの該撮像手段の相対移動量に基づき該被測
    定物の長さを求める測長装置において、 前記モニタテレビの画面に表示された前記標線を撮像画
    像に対して相対的に回転させる標線制御手段を設けたこ
    とを特徴とする測長装置。
  2. 【請求項2】 前記標線は、円形状の標線を含み、前記
    標線制御手段は、前記円形状の標線の楕円率を変更させ
    る機能をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の
    測長装置。
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